What's Old


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00/ 6/26(更新情報へ)

 結局、「犬夜叉」のアニメはどこが製作してどの放送局で放送されるって言うのよ?
 (挨拶)


 と、そんな事言ってる間に総選挙が終わりましたが、民主党を中心にした野党は軒並み議席を伸ばした一方で、自民党を中心にした与党は議席を減少させつつも過半数の議席を確保した結果、結局与党も野党も勝ったのか負けたのかハッキリしないという、極めて日本的なオチがついたような気が致します。

 あと、選挙絡みでマンガサイトっぽい話題と言えば、『自民・公明が選挙で勝つと、例の「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」(いわゆる「児ポルノ法」)の対象として、マンガなどの絵画を含める規制強化が実施される可能性がある』という論旨から、この法案の規制強化に反対している政策を打ち出している民主党を応援しようという運動が、匿名掲示板の2ちゃんねるなどで起こっていたのが興味深かったです。
 去年の秋にこの法案が成立した直後、紀伊国屋書店の本店で成人向けコミックのみならず「バカボンド」や「ベルセルク」といった作品まで(未成年に有害と思われるシーンがある、という理由で)店頭から一時期消えてしまったという「紀伊国屋ショック」が起こって以来、マンガファンの間でもこの問題に対して色々と意識を持つ人が増えて来ているような気がします。
 ある意味、我々にとってはとても身近な政治問題ですからね。

 何はともあれ、「GS美神は乳首が露出したシーンがあるからダメ」とか「ラブひなは乳首が露出したシーンがないけど、やっぱりダメ」とか「『ナニワ金融道』はロリな美少女が出てこないから健全なマンガだ」とかいう、よく判らない基準でマンガを規制するようなおかしい世の中しろはた)にはなって欲しくないと、つくづく思う今日この頃です。
 つうか、「ラブひな」のないマガジンなんて!(結局)


更新情報:

*煩悩の部屋」の創作作品コーナーに、まきしゃさんの新作・「GS美神2003・氷室キヌ・戻ってきます。」を掲載しました。
 以下、まきしゃさんから送られた作品解説をご紹介します:

 今回掲載分は、その7部作の第一話となります。
 まきしゃさんが、「GS美神」の作品世界の近未来をどう描写して決着を付けて下さるのか、期待しております。


メモ:同人誌原稿アップ後の作業予定
・「ベストカップルコンテスト」で、攻め受けの順序が逆のカップルは「違うカップル」とみなす修正
 要するに、「のぶ×ひよ」と「ひよ×のぶ」を区別する(やおい女子対策)

・「ザ・グレート・展開予想ショー」で、発言数順・最新更新日順・タイトル順などのソート条件を指定できるようにする
 あと、連作をアップする場合の機能サポート(自動でリンク張るとか)もやりたい

・「GS美神Library」の復旧は、夏休み以降になりそうですトホホ


00/ 6/19(更新情報へ)

 選挙でGO!(季節柄の挨拶)

 というか、現在の出張先の地域に張ってある選挙ポスターの豪華な対戦カード河野洋平ツルネンマンテイ両氏の事実上の一騎打ち)を見て、「キャラが立ってる政治家がいる地域は選挙がオモロくなっていいよなぁ! 私の地元にも羽柴誠三秀吉氏並みのオモロイ在野人材がいないものか!」とか思う選挙戦まっただ中の今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。

 こちらは、毎度お馴染みの椎名高志ファンホームページ C-WWW なのですが。
 いや、別に、私の住んでいる地域の候補者がアレでナニだ、という意味じゃありませんけどね!


 とりあえず事前報告しておきますが、今回は更新報告はありません。いわゆる空更新です。ゴメンネ。
 あと、今週からしばらくサークル文珠さんが夏コミで発行する評論系同人誌「紙の砦!」の新刊向けの原稿を書くことになったので(今回も誘って頂いてTNX>アイベックスさん)、その間はサイトのメンテナンスその他が大幅に遅れると思います。ご了承下さい。

 ああ、また原稿を書かなければと思いながらゲームに集中する、苦しくも楽しい毎日が始まるかと思うと! 今はちょうど「トゥルーラブ・ストーリー」(ギャルゲー)を借りてプレイしている最中なので、丹下桜ヴォイスでショートカットのはにゃーんな後輩と毎夜毎夜、あいたーいな! あえなーいな! せつなーいな! このきーもちー! な関係になることを目指しますよ!(結局)


不定期ヒナタ考察企画第三弾(いきなり)
ラブヒナタ(←タイトル)

第3回 女日照り

 アニメ版「ラブひな」は、本編よりもむしろライコスメールのCMの方が面白いと思いませんか!(挨拶)

 それはさておき「MISTER ジパング」なのですが、ついに先週のサンデーにおいて、信長生涯のビッグイベントの一つ・帰蝶姫の輿入れ編が始まりました。
 特に今回は、道三と帰蝶姫の逸話として絶対に触れなければならないエピソードである、「道三が娘に刀を渡して『信長ブッコロ!』『父上ブッコロ!』と言い合った」話(←要約しすぎ)もちゃんと泣かせる話としてサポートされており、例によって歴史マニアな方は大満足されたに違いありません。
 毎度のことですが、歴史マンガとしてやるべき事を丁寧にサポートしているこのマンガの真摯な姿勢には感心させられます。

 また、帰蝶姫が正式にサブレギュラー陣に加わった事により、このマンガにもようやく色気が出てくる事を期待する読者も多いかと思われます。
 まぁ、基本的にこのマンガのテーマはあくまで「日吉と信長の関わり合いの描写」にある訳であり、主役が男二人なんだから女っ気が全然ないのは致し方ないというか、むしろ男×男の関係望むところ! と気炎を上げるのが正しい歴史マンガへの接し方だとは思いますが、それでも魅力的な女性キャラが増えるのは大歓迎したい所存です。

 とは言うものの、女子キャラが一人増えるからと言っても、素直に喜んでばかりはいられません。
 このマンガに今まで出てきたサブレギュラークラスの女性キャラは(帰蝶姫を含めて)事実上二人しかいませんが、そのうちの一人である帰蝶姫はその性格上、いわゆる典型的な「ヒロイン」ではなく、むしろ信長と対等に渡り合えるだけの器量を持った、かなり攻撃的な性格の人物として描かれるのではないかと思われます。
 即ち、カップリングの記述方法では、間違いなく「帰蝶×信長」になるに違いないと睨んでいます。早い話が姫様攻め。ああ、ここでも信長が受けだよ!(専門用語)

 また、もう一人の女性キャラであり、萌え方面的に我らが男性読者の希望の星であったヒナタっちは、今じゃヒロインどころか蜂須賀家の長屋の飯場で働く文字通りの「飯場の花」となってしまい、最近はマンガの方に顔を出すチャンスすら与えられません。
 いかな戦国時代の武将達が主人公のマンガとは言え、ここまで萌え女子キャラが出てこないと辛いよ! と思う方も多いのではないのでしょうか。

 そこで今回は、今後このマンガに登場することが予想される女性キャラを(勝手に)取り上げ、(勝手に)そのキャラ像を想像し、萌えるのポイントを(勝手に)想定してみることにしました。
 まぁ、元々このマンガにそういう要素を期待する方が間違っているような気もするけどな!(結論)


お市
設定:織田信長・信行の妹
登場時期:1548年頃
登場時年齢:2歳(推定)

 お市の方と言えば、キャラの立ち方では帰蝶姫を遙かに凌ぐ逸材として歴史マニアな方から愛されていることで有名です。「絶世の美女」と讃えられるわ、後に秀吉の側室となる淀君を産むわ、政略結婚で浅井長政に嫁いだのはいいけど浅井と織田が骨肉の争いを始めて困っちゃっうわ、最期は二人目のダンナの勝家とヒロイックに運命を共にするわと、戦国時代を女性の視点から語るには欠くことが出来ない人物です。
 彼女が如何に信長関係者の間の羨望の的だったかってのは、後に彼女を巡って豊臣秀吉と柴田勝家が賤ヶ岳で争ったことからも判りますね(←歴史の捏造)。

 しかし、このマンガの舞台となっている 1548年頃は、まだ彼女は生まれていないか、あるいは生まれていてもほんの幼児に過ぎません。きっとこの頃は、面倒見の悪そうな性格の信行に煙たがられたり、信長相手に「お兄たまぁ〜 そんなにしちゃらめれすぅ〜」とかすみ遊戯(エロゲー)もかくやと言わんばかりの甘えた声を発していたり、後のダンナとなる勝家がそんな彼女を見て幼児萌え感覚に目覚めたりしているに違いありません。

 確かに2歳というのは立派な子供であり、この段階で彼女をマンガに登場させても物語の質にどこまで貢献できるのかは難しいところなのですが、しかし「ラブひな」においても、ヒロインの成瀬川なるが「いっしょにトーダイいこうね」と景太郎と迂闊な約束を交わしたのも、わずか2歳の時だったことを忘れてはいけません。
 わずか2歳にして、その後の人生が決まってしまうこともあるんですよ! 2歳の幼児を侮るなかれ!(←いちいち「ラブひな」を引き合いに出すのは如何なモノか)

結論:椎名氏が描く幼女キャラは、子供美神にしろパピリオにしろ人気が高いので、出して下さい。


吉乃(きつの)/生駒の方
設定:織田信長の側室
登場時期:1550-55年頃
登場時年齢:10代中盤以降(信長よりも年上という説もあるらしい)

 吉乃の方と言えば、歴史では信長に見初められて、帰蝶姫に内緒で信長が彼女の元に通う程の寵愛を受け、3人の子供(信忠、信雄、徳姫)を産んだにも関わらず、病弱な体質が災いして1569年に29歳の若さで病死してしまったことで有名な女性です。
 「信長の子を残して若くして死ぬ」という辺りが、人が死ぬのを見るのが何よりも好きな鬼のような歴史マニア諸氏のツボを突く設定だと思いませんか?(思いません)

 で、何故信長が彼女に惹かれたのか? ということなのですが、どうも彼女は面倒見が良くて母性愛に溢れるタイプの女性だったらしく、(「MISTER ジパング」でも触れられていましたが)幼少の頃から母親の愛情を受けることなく育った信長のツボに見事にハマった、という事のようです。また、心が優しくて控えめな性格だったという辺りも、信長にはクるモノがあったのでしょう。
 そして、母性溢れる年上の女性と来れば、少年マンガの世界ではが大きく描かれるのは必然と言えます。

 「年上・母性的・控えめな性格・乳がデカい・病弱」ってのは、いわゆるお姉さん系の女性キャラ(声:井上喜久子)の構成要素として必須なものばかりであり、これに更に「天然ボケ」要素が入れば、立派な「ラブひな」の乙姫むつみのできあがりです。
 結局、信長さまもそういうのが好きだったのな! オレらと一緒じゃん!

結論:「乳がデカい椎名ボケ女子キャラ」はおそらく本邦初公開となるので、出して下さい。


おね/北政所
登場時期:1560年頃
登場時年齢:14歳前後

 おね(ねね)と言えば、秀吉の奥さんとして有名な人です。陽気で頭が良い女性として知られ、その人柄は秀吉配下の加藤清正、福島正則、小早川秀秋といった名高い武将達から「母」と慕われる程であったと伝えられます。

 秀吉(結婚当時の名前は籐吉郎)とは、同じ足軽長屋に住んでいた縁で知り合ったそうですが、きっと、二人が出会って結婚するまでには、「めぞん一刻」ライクなドタバタラブコメディがあったに違いありません。長屋暮らしとは言え元々武士の娘として生まれて足軽組頭の養父の下で育った彼女と、元々あんまりルックスが良くないし身分も役職も低いし暮らしも貧しかった籐吉郎との間に如何なるロマンスがあったのかは、歴史創作作家の腕の見せ所と言えましょう。
 ああ、これで舞台が長屋じゃなくて温泉宿であり、そこの住人が足軽じゃなくて女子ばっかりだったら、立派な戦国版「ラブひな」になっていたのに!(いないよ)

結論:彼女が登場できる時代まで連載が続くといいですね。


 えーと、「ラブヒナタ」というタイトルの割には、「ラブひな」の話ばかりで全然ヒナタっちの話してないのですが、でもここしばらくは彼女が話に絡むチャンスは希薄っぽいので致し方ないですな。今頃はきっと、ヒナタの雇い主となった蜂須賀小六が、ヒナタのエプロン姿を飯場で眺めながらときめきゲージを急上昇させているに違いない! と思われますがどうか。
 歴史によると、小六は宮後八幡社の神官の家系の女性と結婚した(らしい)のですが、こっちのヒナタも、もしかしたら実はどっか凄い神社の神主の娘だったりとか、そういう設定が今後出てこないとも限りません。まさかこの二人、最後にはくっついちゃうのかしらん?

 ダチの彼女を奪うとは、なかなかやるな小六!
 もしそうなったら、蜂須賀長屋をヒナタ荘と改名して、「ラブひな」みたいに勝手に二人で幸せになってくれや!(決めつけ)


更新情報:

* 空更新


00/ 6/12(更新情報へ)

 Web サンデー!(挨拶)


 先週に発売されたサンデー28号は、表紙に登場した水着アイドル・酒井若菜特徴:「ラブひな」の成瀬川なる並にオッパイがデカい)のまるで中にメロンが半分づつ仕込まれているんじゃないかと思うようなっぷり、および巻末に載っていた「投稿コミックショー番外特別クイズ・フェロモンクエスチョン」(特徴:サンデー掲載マンガからパンチラやパイチラやシャワーシーンのカットを集め、そのカットのキャラ名称を当てるという、『誰もが考えつくが、誰も実行しない』典型的なアイデアを本当にやっちまった企画)のアレっぷりばかりが話題になった感がありますが、その裏でようやくサンデーの公式 Web サイトが正式公開された模様です。
 サンデーの表紙に書かれていた「Web サンデー」の文字の大きさと、酒井若菜にゃんの右乳の大きさがほとんど同じである辺りから、サンデー編集部が「Web サンデー」に賭ける意気込みの度合いが計り知れますね。


 で、その巨乳アイドルのオッパイの半分程度の意気込みで作られた(言いがかり)「Web サンデー」サイトですけど、実はデザイン的にはかなり高い評価を(個人的には)しています。

 「円」を基調にして斜め上から見下ろした形になっているトップページはパッと目に見た時にかなり良い印象を与えられますし、個々のコンテンツへのアクセス性も悪くなく、イメージを多用している割には表示も意外と早いですし、更には週一回確実に発生するメンテナンスも、イメージを8枚差し替えれば済むという省エネ設計っぷり(細かい)。週刊少年マンガ誌の中では最後発になってしまったサンデーサイトですけど、とりあえずデザインセンスは競合他誌よりも優れていると思いますね。
 後は、如何に読者にとって有益な情報を定期的に提供できるか? という点ですが、とりあえず個人的にはマンガ家諸氏のコメントが読める「マンガ家バックステージ」を定期的に更新してくれれば、後は比較的どうなっても良いです(わがまま)。

 今回の「マンガ家バックステージ」の更新では、青山・あだち・高橋留美子・椎名・藤田といった、極めて安定した人気が得られそうな作家陣が登場していましたが、その中でも椎名氏のコメントは他の方に比べると圧倒的に面白いです。
 元々マンガ家というのはメディアに露出する機会が圧倒的に少ない商売であり、それ故にファンは常に作者の情報(趣味とか趣向とか日常生活の様子とか)を得たいという欲求を持っているものなのですが、今回の椎名氏のコメント(というか、イラスト)は、その欲求を満たしてあまりあるものだったと思います。
 こういう公の場所で、わざわざ「七人の侍」のアクションフィギィアを買ったとか、「スターウォーズEP1」がつまんねぇとか(笑)いう事を絵日記風に公表してくれる椎名センセのサービス精神は、もはや感服する他ない訳であり、我々読者としてはもう涙が止まりませんよ! アナタのファンをやってる自分は正しかったよ! という感じです。
 今後もぜひこの調子で頑張って頂きたい所存。


 あと、椎名氏とは反対方向に興味深いコメントを出していたのが、藤田 "からくりサーカス" 和日郎氏ですかね。
 このコメントによれば、「どこかの藤田作品ファンサイトに書かれていた、心ない感想を読んでショックを受けた」(要約)つう事らしいのですけど、私が思うに藤田氏はおそらくサンデー作家陣の中でもネット上で最も愛されているマンガ家の一人であり、今回登場した他の4人のマンガ家に比べれば、いわゆる「アンチファン」な人は格段に少ないのではないかと思われます。
 私がネット上で藤田氏の作品に対して批判的な意見を見かけたのは、「うしおととら」の女性キャラに関する事(とは言っても、「オレはこのキャラが虫好かん」レベルだけど)、および「からくりサーカス」で死んだはずの鳴海が生き返った時に起こった『死んだ人間を生き返らせるなんて!』という趣旨の議論くらいですね(これも、ストーリーの中で説得力を持った事情説明が行われたことによって収束)。
 屈託のない意見(善意の表現)がポンポン飛び出る匿名掲示板・2ちゃんねるの漫画板でさえ、藤田作品に対する批判的な意見はほとんど見かけたことはありません。
 一体藤田先生は、どこのサイトを見たんでしょうかね?

 とは言え、仮にもメジャー誌であるサンデーでブイブイ言わせて大人気な藤田氏が、一読者が作ったサイトを見てショックを受けている様をこういう場所でわざわざ公開するのも、ちょっとどうかとは思ったのも正直なところです。
 マンガ家というのはメディアに露出する機会が圧倒的に少ない商売であることは既に述べましたが、逆に言えばこのようなサイトで自分のコメントを公開するという事は、立派な営業活動の一環として捉えることができます。しかし、今回の藤田氏のコメントは、早い話が「Web 上のマンガファンコミュニティに対する嫌悪感の表明」と捉えられてもおかしくない類のものであり、特にネット上で活動している藤田氏のファンに対しては「作者が嫌がりそうな意見を公表する」事に心理的な負荷をかけてしまう可能性さえあると思います。
 こういう心理的な圧迫感は、ネット上に存在するファンに対してはあまり良い影響を及ぼしません。

 それに、元々、掲示板やファンサイトに書かれているような内容は、「作者」にではなく、あくまで同好の士同士のファンに対して書かれているものがほとんどです。普通のファンサイトは、作者が直接そのサイトを覗いているなんてことは、全くと言って良い程意識していないと思います。私もそうだしな!(←自分で言うなよ)
 ですので、「ファン同士の交流の場」で少しくらい失礼な事が書かれていても、あんまり気にする必要はないと思いますが、その辺どうなんでしょうか。

 まぁ、勿論、ネット上で自分の意見を公開する我々も、「作品を批評する」ころから逸脱して、「作品を通して作者そのものの人格を攻撃する」ような事をしないように、十分留意する必要はありますけどね。
 特に、現代の週刊連載マンガは作者一人だけで作っているものではなく、多数のアシスタントや編集者などが介在する共同作業で作られるものであり、それ故に作られた作品に対する責任を作者にのみに被せようとするのは、あまり実りのある行為だとは思えません。
 「マンガ家バックステージ」のようなコンテンツの理想型は、作者の側が「どういう状況でこの作品を作っているのか?」という情報を読者に発信し、読者はそこで得られた情報をヒントにしながら作品を読み解くことができるような形態である、と思います。せっかくこういうコンテンツが作られたのですから、できれば今連載されている作品を読む上でプラスになるような情報を発信して頂けると、こちらとしてはとても有り難いですね。


 また、ファンの無粋な意見に対するマンガ家の正しい態度の例としては、過去にここで紹介した、『「別冊少女コミック」サイトで渡辺多恵子先生が、作品の細かいアラに突っ込んできた読者に対して「『風光る』への感想も楽しみにしているんで、本名と住所明記の上でガンガン送ってね!(笑)」と言い返した』事例が参考になります。
 やはり、真のクリエイターなら、これくらいのアグレッシブで尊大な態度は取ってしかるべきでしょう。「奴らは所詮、安全な位置からじゃないと正論を吐くこともできない存在に過ぎないのだ!」(ドクロ)と読者を見くびるくらいの態度で望むべき!

 マンガ家たるもの、ファン如きの言うことは素直に聞いちゃいけませんよ!
 (ファンサイトとしては圧倒的に間違った結論)


更新情報:

* 「煩悩の部屋」のイラストコーナーに、以前美しいイラストを寄稿して下さった nag さんの新着イラスト「ジュース買ってきま・・・」を掲載しました。美神事務所の面々による海水浴のワンシーンを描いた、夏らしい爽やかな作品です。
 あと、マンガの中で横島が泳いでいるシーンとしては、確かコミックス1巻「幽霊潜水艦を追え!」にありますね。あれを泳いでいると定義すればだけど(笑)。

* 創作作品コーナーに、西表炬燵山猫さんの新作・「getaway」を掲載しました。
 今回の主役は、オトナになった伊達雪之丞です。
 彼のオトナっぷりと、それに対する今回の依頼主のアレっぷりの対比が楽しいかと。

* あと、毎度お馴染みとなったまきしゃさんからも創作作品が届きましたが、「今回はおまけ扱いでお願いします」との事なので、こちらの方で紹介します。

美神事務所の1日
作者解説 1日の予定表に事務所の5人のセリフをはめ込んだだけの作品です。空欄が気になる人は、各自、適当に埋め込んじゃってください。
あと、これを読むと首が痛くなりますので、ムチウチの方は要注意。


00/ 6/ 5(更新情報へ)

近況:
 通勤の時に「最終兵器彼女」1巻を電車の中で読んでいたら、ウッカリ降りる駅を乗り過ごしてしまいました。
 テヘ(挨拶)。


 「最終兵器彼女」(高橋しん)は、『かわいいけどドジでマヌケな少女が、何の因果か成長する兵器になっちゃった』というギャルゲー並に無茶な設定を、圧倒的な情報量を持った「絵の力」を使って読者を(強引に)納得させ、キャラに対する共感を呼び起こしているマンガである、と思いました。
 荒唐無稽なお話を絵のチカラで魅せるっつうのは、正に真の意味での「マンガ」である訳であり、久しぶりに「マンガって凄いよなぁ!」とか感じた次第です。

 私の場合、高橋しん作品は「いいひと。」の時は身体が受け付けなかったんですけど、「最終兵器彼女」は何故か全然大丈夫でした。やっぱ、メカ+美少女のコンボは、私のようなタイプの読者の「引き」としては極めて有効だと思いましたよ。椎名氏の初期の名作「家電製品に乾杯!」でメカ+美少女コンボで自分の嗜好に覚醒してしまった赤子の魂百までも! って感じですか!(用法間違い)
 ああ、いっそのこと、世の中の女子高校生がみんなメカであり、ブレザーの下から誘導ミサイルを発射可能な世の中だったら、どんなに(オレが)住み易くなることか!

 という訳で、こちらは椎名高志ファンホームページ C-WWW です。
 いらっしゃいませコンニチハ〜(マニュアル通りの挨拶をするコンビニの女子アルバイト店員風に)


 それで、先週ここでネタにさせて頂いた「デビデビ」の事後報告なのですが、どうやら先週発売されたサンデー27号において話を元の「対天界編」に戻す伏線を張り始めた様子であり、制服コンテスト以来混迷を極めていたストーリー展開にも、ついに一条の光が射し込んだ模様です。
 これに関しては、「むしろストーリーが混乱している方が面白いのに! 『デビデビ』にストーリーに整合性を求めちゃイカン!」という非常にもっともな意見も出ていますけど、でも現実問題として、今のまま武闘大会やっていても話が盛り上がるとは到底思えません。このまま格闘路線を続けて「秘拳伝キラ(作者の三好雄巳氏の連載作品。月刊サンデーで順調に連載を続けていたが、週刊に移行した途端に調子を崩し、なし崩し的に武闘大会モード突入→打ち切りという末路を辿る)みたいになっちゃって打ち切られてしまうよりは、早いところ話を本筋に戻す方が得策かと思います。
 でも、きっと来週になったら、なんかまた伏線を無視して話が迷走するかも知れないのが、このマンガのいいところなんだけどな!

 あと、我らが椎名高志氏の連載マンガ「MISTER ジパング」の方は、いよいよ信長の弟・織田信行が登場し、この時期の織田家のメインイベント・家督争いがストーリーに徐々に絡んで来つつあります。
 特に今週の話では、最後のシーンで「信長が信行を病を装っておびき寄せて謀殺する」イメージ(歴史では、父親の死後、信長に謀反を企てた信行は、これとまったく同じ方法で信長に呼び出されて殺害されることになります)が挿入されるという「戦国時代の厳しい渡世」の演出が施されていました。こういうのが大好きな歴史マニアな諸兄は大喜びだったに違いありません。
 これまでは日吉とかヒナタとかが話の中心にいたためか、戦国時代を扱っているにしては割と呑気な雰囲気で続いてきたこのマンガなのですが、信長主観で物語が展開された途端、話が急に引き締まって来た感があります。ついに戦国時代を題材にした真の強みが発揮される時がやって来たのでしょうか?

 それにしても、人が殺されるの見て喜ぶなんて、歴史ファンってのは因果な趣味ですなぁ。
 アンタ達、じゃろ?(決めつけ)


更新情報:

* 創作作品コーナーに、先週に引き続いて作品を投稿して下さった桜華さんの作品・「Lie」を掲載しました。今回の話の舞台は、コミックス34巻の「ジャッジメント・デイ!!」(その7)における、ルシオラの最後の瞬間の直前の心理がテーマになっています。
 いわゆる「泣かせ」の基本パターンに忠実なお話なので、とりあえず泣いて頂きたい。


以下オマケ:

 実は現在、「このサイトにリンクして下さってありがとう特集」をリニューアルするため、ここのサイトのインデックスページへのリクエストに対する HTTP_REFERER(どのページからココに飛んできたのかの情報が格納されている)の統計を取っているのですが、せっかくなので今回はその統計に引っかかった検索キーワードの数々を、面白おかしく紹介してみることにしました。

検索キーワード上位五傑
椎名高志34.2%
GS美神25.5%
美神7.6%
C-WWW6.3%
MISTERジパング2.4%

 「GS美神」が「MISTERジパング」よりも圧倒的に多い辺り、マンガファン界での両マンガの知名度の違いが現れていますね。まだ世間では、椎名高志と言えば「GS美神」なのだな、と改めて感じた次第です。
 当サイトでは、「MISTERジパング」の連載開始を機会にして、コンテンツやここの更新日記の内容などをジパング寄りにシフトして来た(つもり)のですけど、「美神」に対するリクエストが思いの外多いのが判ったので、ちょっと考え直した方がいいかもな、とか思いました。

 あと、検索サイトに「美神」で検索をかけると、「GS美神」のみならず、芸術系のサイトやエロサイトなどにも不用意にヒットしてしまいがちなので要注意です。ちゃんと「GS」というプレフィックスを付けるとか、「極楽大作戦」というサフィックスを付けるとかして、検索対象を事前に絞り込むようにしましょう。
 更に、「極楽」ってキーワードで検索をかけたりすると、いきなり仏教用語の解説サイトとかに飛んでしまい、「極楽」どころか「煩悩」とか「西方浄土」とかいう専門用語までみるみるうちにマスターしちゃって大変な事に! 終いには必要以上に仏教用語に詳しくなってしまい、「『極楽』とは元々は煩悩に満ちた現世に対する『あの世』の事であるのだ!」とかいう仏教トークもお手の物になってしまいますよ! 親戚の法事の時には、ぜひ寺の坊さんと仏教談義に花が咲かせて頂きたい!(だからどうした)


その他の検索キーワード

GS美神の小説
 「小説」キーワードでの検索は、結構多いです。
 当サイトの小説ページは、とりあえずこちらへどうぞ。

MISTERジパング ひよのぶ
 明らかに「ひよのぶ日記」狙いの検索キーワードと思われます。
 個人的な感想なのですが、染谷さんの「ひよのぶ日記」は、今最も面白い「MISTER ジパング」感想サイトである! と断言しても良いくらい面白いです。いやホント、少年マンガを題材にした女性向け同人誌を沢山作ってこられた方々の視点は、私ら凡庸な男性マンガオタクとはまったく違うモノがあるのだな、とつくづく思いますね。毎週勉強させて頂いております。
 今度生まれ変わるなら、絶対掛け算が大好きな同人少女だね!

高河ゆん 高橋留美子 マリオネット ラブひな サンデー
 Serfer's paradice などの検索ページでは、自分が好きなジャンルを選んで一気に検索できるようになっているのですが、コレはその検索条件だと思われます。
 しかし、高河ゆんから高橋留美子を経由して赤松健に至るってのは、いくら何でもちょっと趣味が多様過ぎるような気もしますけど、でもこのサイトも「椎名高志ファンサイト」と銘打っている割にはサンデーの他のマンガとか「ラブひな」とかのマンガの話ばっかりしているので、あまり人のことは言えません。
 テヘ(←往年の丹下桜ヴォイスで)。

hekilu shiina
 90年代初頭は、國府田マリ子と共に「ツインビーパラダイス」の声優/パーソナリティとして、「合い言葉はBee!」な青少年相手にブイブイ言わせていた椎名へきる(初期設定:へきる星から来た宇宙人)も、今ではすっかりアーティストに。
 私が最後に椎名へきるを見かけたのは、「hm3」という声優グラビア雑誌のインタビュー記事の中でした。その中で彼女は、「アタシはアーティストなのヨ!」っぽい雰囲気をブリブリ感じさせるコジャレでアーティスティックなコメントを喋っていました。
 今となっては、「ザガードなんかに負けないぞ!」と叫んでいたあの頃が懐かしい限りです。

椎名 林檎 写真
 つうか、「椎名林檎」で検索したにも関わらず、どうしてこのサイトに検索かかりますか! 椎名つながり?
 椎名林檎は、世のオヤジ達にとっては「若い女の子との数少ない共通の話題」として極めて重要であり、若い女の子に対してウケが取れないと生きて行けない現代社会においては、もはや宇田多ヒカルと共に必須科目の一つと化していると聞きますが、個人的には椎名や宇田多よりは小柳ゆきの方が好みです。特に「Can't hold me back」は、『幸せだったあの頃を懐かしむ』っぷりの歌詞が私の泣かせるツボにヒットする名曲であり、毎日寝る前に聞きながらマクラを涙で濡らしている今日この頃です(どうでも良い)。

椎名舞 LINK
 その筋では童顔巨乳AV女優として、その筋では有名な人らしいですね。私はあんまり詳しくありませんが!(強調)
 エロな欲求のお役に立てず、大変に申し訳ない。

C言語
 「C」しか合ってないじゃん! 「C」しか!
 探して Lycos!

2チャンネルBBS
 「Cna-BBS」の「BBS」の部分に合致した模様。
 2チャンネル(正式には「2ちゃんねる」)は、ゴールデンウィークに発生した17歳バスジャック事件で犯人が「犯行予告」を書き込んでいたことで一躍有名になった匿名掲示板(本名やメールアドレスを公開することなく書き込める)ですな。この手の掲示板としては、国内最大規模でしょう。
 例の事件の影響で、如何にも「アングラな掲示板である」という報道がなされている感もありますが、ネットにタムロしている人々の生の意見(いわゆる「ネット世論」)が読めるという意味においては、此処ほどネットの現実を映しているサイトはないでしょう。「ARMS」に出てくるティリングハースト博士は、「人生の真実とは、猥雑と喧噪と混沌の中にこそあるんじゃ!」と申しておりましたが、2ちゃんねるはまさにそれです。これぞ現実。

 ここには漫画の話題を扱う掲示板もあり、色々な意味で「正直」な意見が日夜飛び交っております。最近は椎名高志氏関連の話題も出てきていますが、概ね好評を得ている様子で何より。ここで好評を得られるマンガ家はホンモノですよ。

男性向 サンデー
 ネットっつったら、やっぱりエロッスよねエロ! エロの宝庫! エロの宝庫!(←騒ぐな)
 当サイトでは諸般の事情により「GS美神」の18禁創作サイトへの大っぴらなリンクは自粛中なのですが、でも今ネット上で「GS美神」の二次創作作品を一番活発に産み出しているのは、いわゆるアダルトネタを扱う18禁サイトであることも事実です。エロなネタでも構わないから創作を読みたい! という18歳以上の分別ある方は、ぜひ検索して探して頂きたい所存。

美神令子セクシー
 シェクシー! シェクシー!(←騒ぐな)
 連載末期ではイヤという程のシェクシーっぷりを発揮した美神令子さんのセクシーなアレっぷりを見たいってのは、ファンとしては当然の行動であると思います。でも、このキーワードを打ち込み、期待に胸を膨らませてこのサイトに飛んできた方のその後の落胆っぷりは、既に私の想像の範疇を越えています。涙も風になったに違いありません。
 エロな欲求のお役に立てず、大変に申し訳ない。

煩悩リンク
 なんて直球勝負な検索キーワードなのでしょうか!
 しかし、ホントにみんなエロ好きなのな!

男性向 CAPCOM
 なんでこんなキーワードが!?
 つうか、個人的には、悪の秘密結社シャドルーの女子戦闘員の皆さん同士のアレとか! キャミーのケツ攻撃とかがもう!
 ホントにみんなエロ好きなのな!(オレも)



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12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 6, 7 | 4, 5 | 2, 3
'97
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 5, 6, 7 | 1, 2, 3, 4
- '96
96/10 - 96/12 | 95/ 9 - 96/ 9


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