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01/ 5/29  (更新情報へ)

今頃、椎名高志先生やサンデー編集部のメールボックスに掃いて捨てる程来ているであろう指摘:


 イエー!(景気付け)
 もし今の展開をやって連載が終了するとしたら、コミックス収録時のことを考えるとあと残り9話くらいですかね! 今から9週間後はちょうど8月上旬のお盆休み近くで、毎年サンデー誌上で「夏の新連載攻勢第一弾!」とかやってる連載作品の入れ替わり時期に当たりますしね! なんか時期的に丁度良い、って感じがしますよね! ギャー!(悲鳴)

 という訳で、普段読んでるマンガが終わりそうになると俄然気分が高揚してやる気が出てくる(最低)私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW へようこそ。
 なお、先週ここで紹介した「エイケンリンク集」において、このページが紹介されていました。ありがとうございます>Yukky さん。
 これで私も立派なエイケニストですネ!(台無し)

 そして、サンデー25号において、天回(以下、「天回殿(変態)」と記す)の正体がついに明らかになりました。
 私としては、勿論彼の正体そのものにも驚いたのですが(てっきり「信長に焼き討ちにあった比叡山延暦寺の生き残りが、歴史を書き換えて信長に復讐するために蘇った!」とか、その手の歴史モノの枠に収まるモノを想定していたので)、それ以上に彼が異能な能力を身に付ける前から耳たぶが伸びっぱなしであったことの方が驚きでした。

 天回殿(変態)が持つその変態的な能力の源は、皆様ご存じの通り彼の額にある「第三の目」(主な能力:目からビーム)なのですが、しかし彼を必要以上に変態的に見せているのは、やはり戦国時代において流行の最先端をも突き抜けているナウでワイルドでアバンギャルドなモヒカン刈りでバッチリ決めた独特のヘアスタイル、および人として大切な何かをも超越して神の座に近づこうとしている彼の意志を体現するが如く長く伸びた耳たぶという、色々な意味でおかしい外見的な特徴があってこそなのです。
 彼の部下も色々な意味でおかしい連中が多そうなんですけど、その中でも群を抜いておかしい天回殿の姿には、そのあまりのおかしさ故に貫禄すら宿っているように見えます。あれくらいルックスがおかしいからこそ、クセが強くて変態揃いのアナーキストの集まり(言い過ぎ)である比叡山の僧兵達も「さすが我らのリーダー! 相変わらずトサカ頭で耳たぶ長くてスゲエよな!」と彼を信頼して崇めているに違いないのです。

 だからこそ、今回ついに明らかになった彼の若い頃の姿――まだ「普通の人」であった頃から、既に耳たぶが長かった――という新事実は、この私を驚愕させるに十分な新事実でした。
 ああもう、あの耳たぶには、絶対何か大きな秘密が隠されていると思っていたのに! 実はあの耳たぶにピアス用の穴を開けるとそこから白い糸が出てきて、その糸を引っ張ると天回の額の目が失明して異能の力を失う! あの耳たぶこそが、天回の最大の弱点なのヨ! とか、そういう設定があると絶対思っていたのに!(←都市伝説)

 それはともかく(ごまかす)、天回の正体と目的が明らかになった以上、今後の物語の方向性はこれまで以上に明確になったと言えます。
 私なんかの場合は、いわゆる「主人公の敵役」の最終的な目的が明らかになっている方が、敵役の行動に感情移入できてお話を楽しめるタイプなので、今回のネタバラシ的な天回の発言は望むところなのです。「GS美神」のアシュタロス編の個人的な不満の一つに、彼の行動理由が最後の最後まで明らかにされなかったために「何故アシュ様はこんな事やっているのか」が理解できず、最後まで彼に感情移入できなかった、という辛い過去があるので尚更。

 ただ、ここで彼が今回行動目的をバラしてしまったことにより、彼がネタバラシ前に行ってきた様々な行動(日吉暗殺して信長の勢力半減作戦とか)と彼の今後「真の目的」に沿った行動との間に矛盾が生じる可能性があったり、それ以前にこれまでの行動と彼の目的は矛盾していたんじゃないのか? と突っ込まれたりする、長編連載マンガではよくあるストーリー面での整合性維持の問題が発生する可能性はありそうです。
 でもまぁ、せっかくここでお話に勢いが出てきているので、とりあえずは細かい整合性を取るとか何とか気にするよりは、読者に細かいことを考えさせないくらいに突っ走ったノリで、ンもうガスガス攻めていってもらいたいです。

 そして、次回以降からいよいよ物語が対天回編のクライマックスに突入する以上、我々読者としても、物語における細かい欠陥(500年前じゃなくて400年前の間違いじゃないか、とか)に突っ込んでる場合じゃない! 今大事なのは、細かい部分での破綻の発見とその自己補填ではなく、「このマンガは何を描きたいのか」という本質を見極められる眼目を持つことなのだ! 考えるな! 感じろ! 指先に囚われるな、さもなくば全体を見失ってしまう! という、ブルースリーが言うところの Don't think, Feel! な心構えでつかまつって頂きたいです。

 それに、ストーリー上の不備の指摘なんかは、今の展開が終わった後でもゆっくりできますしね!
 それは後のお楽しみに取っておきましょうぜ!(ドクロ)


 あと、リニューアル前の椎名先生のサイトの速報ページで烈火の如く怒った為にあちこちで話題になった「BSマンガ夜話」のうしおととらの回の件ですが、Web サンデーの「まんが家BACKSTAGE」ページで藤田和日郎先生がネタにしています。
 藤田氏と椎名氏の間の盟友関係というか信頼関係がよく判る、双方の作家のファンにとっては興味深い談話が載っていますので、まだ未見の方はどうぞ。

 なお、例の椎名先生の怒りのコメントですが、先生のサイトからは既に削除されているものの、泣く子も黙る鬼のようなキャッシュ機能を搭載している検索サイト Google のキャッシュ上には、実はまだ残っているらしいです。なので、上記の藤田先生のコメントを読んでも事情がイマイチ把握できない方は、Google のキャッシュを死ぬ気で探せ!(どうやって?)


 

更新情報:

メモ:今週以降の修正箇所予定


01/ 5/23  (更新情報へ)

週刊少年サンデー24号 読者アンケートより
質問:週刊少年チャンピオンの連載作品の中で好きな作品を順に3つあげてください。

典型的男性サンデー読者が答えるべき模範回答:


 イエー!(景気付け)
 それにしても、同じサンデー24号ではあのあだち充先生の連載『いつも美空』が最終回を迎えていたはずなのに、最終回のマンガが載った号の読者アンケートのお約束の設問である「あなたは『いつも美空』を毎週読んでいましたか?」や「あだち充先生の次回作には、どんなマンガを描いて欲しいですか?」などの項目すら設定せず、普段から定期的に行っている競合他誌の調査アンケートの実施を優先するとは、ちょっと意外でした。

 確かに、「いつも美空」は連載期間が約1年とあだち氏の作品にしては短い作品でしたし、物語中盤に行われた急激な路線変更に象徴されるストーリーの迷走――むしろ、最初からストーリーというものを考えていたのがどうかすら疑問ですが――もあったためか、正直に申し上げてそれほど人気があるようには見えなかった(特に、上記のような模範回答をするような真のサンデー読者に対しては)とは言うものの、読者アンケートに「美空」に関する設問が掲載されなかったってのは、なんかこう「もしかして、このマンガってそこまで不人気だったのか?」と思わざるを得ません。
 あだち充氏のサンデー連載作品が、かつて短期連載で終わってしまったためか同様に読者アンケートにお約束な設問が載らなかった「タケル道」や「ブリット」と同様の扱いをされてしまうとは、こちらとしてもビックリであります。

 かつて(特に80年代)のサンデーは、あだち充と高橋留美子の二大巨匠によって支えられている雑誌として知られていましたが、でも「今」のサンデーの二大巨匠は、もう既に「犬夜叉」の高橋留美子先生と「名探偵コナン」の青山剛昌先生の二人になっているんだよなー、と、そんなことを「いつも美空」の最終回を見て感じた今日この頃。
 時代って、こちらがその変化に気が付いた時には、とっくに変わっているものなのですね。

 ――あと、もしかして今回のアンケートって、次期のあだち氏の連載作品制作の参考になったりするんでしょうか。
 という事は、もし「バキ」がアンケートのトップだったらあだち漫画特有のまったりしたノリの格闘マンガが作られたり、更に万が一「エイケン」がトップだったりしたら、あだち漫画特有の微妙なエロさを感じさせる絵柄で、胸囲111センチの爆乳小学六年生女子クリーチャーがブルマ姿でうどんを足でコネて乳を揺らすようなキャラ萌えマンガを作ったりする事になるのでしょうか?
 うわ、それ面白そう! 見てぇ!(ヘボ)


 という訳で、皆様こんにちは。
 こちらは、模範的なサンデー読者であるところの私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。
 ななかさいこう! しゅーまっはさいこう! エイケンも早くコミックスでないかな!(←模範回答←ウソ

 なお、今ごく一部で話題になっているチャンピオン連載の「エイケン」ですが、私としては現在のところ、『90年代におけるラブコメ漫画やギャルゲーのダメなエッセンスを取り込むことによってスマッシュヒットした「ラブひな」から、更にダメな要素だけを摘出してミュータント化(主に乳を)させることによって誕生した、混迷する新世紀の幕開けに相応しいダメハーレムマンガ』と定義しております。
 例えて言うなれば、ダイオキシンで汚染された土地に住む生き物の間で繰り広げられる食物連鎖によって、次第に生物の体内に蓄積されているダイオキシン濃度が高くなって行き、最終的に人間がその生物を摂取する頃には、既にダイオキシンが人体に有害なレベルにまで濃縮されてしまっているかのようなマンガなのです(ヒデエ比喩)。

 そう――「エイケン」とは、即ち環境問題に他ならないのであります!
 環境破壊によって汚染された河川で奇形化したカエルや魚の姿を見た時、地球に対して犯して来た罪の深さを我々人類が再認識しなければならないのと同様、乳が極限まで肥大して奇形化した「エイケン」の姿を我々は例えどんなに辛くても直視し、「ああ、我々が『ラブひな』みたいなアレなマンガを萌え?萌え?言いながら摂取して講談社漫画賞を受賞させてしまうほどの大人気な存在にしてしまったことが、結果としてそれを更に上回るこんなにアレでナニな作品が世に出回る環境を作ってしまっていたのか! 俺たちはなんて愚かなことを!」と、自らの行いに恐怖しなければならないのです!

 ああでも、「エイケン」って、一度あの異常なノリにさえ耐性を付けることができれば、「肥大化した乳」に象徴される少年マンガ特有の荒唐無稽な面白さを存分に楽しめる、ハチャメチャにおかしいマンガなんですよね……。
 ゴメン、みんな……。もうボク、汚染された大地でしか生きられない身体になっちゃったみたいだよ……
ヽ(*´д`*)ノ


 そして(いきなり)、最近ここで椎名高志作品にほとんど触れていない気がするので、ちょっとだけ「MISTERジパング」の話を。

 現在このマンガは、比叡山に信長ご一行が侵入してからは俗に言うところの「格闘大会モード」(専門用語:特定の場所=闘技場を舞台に、毎回毎回カッコイイ台詞回しや必殺技を駆使して戦闘ばっかりやってる展開のことをこう呼ぶ。比較的楽にページ数と人気を稼げるメリットがあるが、中毒性が高く、一度始めてしまうとなかなか止められなくなる欠点を持つ)に入っています。
 今回の格闘路線に入ってからというもの、ヒナタがいきなり「ヒヨシが助けに来てくれたの!?」と熱暴走してパンツも履かずに牢屋を飛び出した挙げ句に天回殿(変態)にとっ捕まったり、そんなヒナタを助ける為に潜入したはずの藤吉郎が信長と信玄の間で LIPS 出して優柔不断に悩んでいたりと、一時はどうなるのか心配されていたのですが、その後は

 など、単調になりがちな格闘大会モードにおいても毎回キッチリ見せ場を作って話を上手いこと盛り上げることに成功していると思います。
 また、物語の進行と平行する形で、信長を中心とした人間関係の変化も進行している点も、また興味深いと言えます。ここ数週間で特に顕著なのが信長と権六の関係で、史実によればこの二人が主従の関係になるのは確か信長が伸行と跡目争いを行っていた頃(マンガの時代だとまだ何年も先です)なんですけど、先週〜今週にかけての話はこの部分の歴史を先取りするような内容でした。
 今回の比叡山編は単なる「優勝総額:ヒカゲとヒナタ」な格闘大会ではなく、むしろ「史実」を踏まえた上で信長を巡る人間関係の進展の描写をメインにしているのではないか、という気もしますね。
 勿論、ただ単に「戦国武将で格闘大会やる」展開よりはこのようにアレンジして頂いた方が圧倒的に面白いので、このような描写は大歓迎したい所存です。

 更に、サンデー24号においては、初登場以来その動向が期待されていた「本当の秀吉」こと日野秀吉まで登場し、藤吉郎と再度何らかの形で関わりを持つのではないか、と期待されています。彼は存在からしてこのマンガにおける作品世界の設定面での大きな鍵を握るキャラであることは間違いなく、彼がこのような形で物語に再度関与して来たということは、今後かなりこのマンガのストーリーが「動く」ことが考えられます。
 秀吉と藤吉郎、および秀吉と同じく設定面での重要キャラであるヒナタ・ヒカゲ、物語世界の設定面の秘密を知っているであろう天回、そして天回の知る「史実」などおかまいなく、この世界の覇者たらんとする意志に溢れた信長。彼らがが一堂に会した時、必ず何らかの大きな動きがあるのは間違いありません。今後の展開が楽しみです。

 ――と、それはそれで結構なのですけど、でも信長の尾張統一の最大最後の障害である信行・勝家との和解の道が開け、「今川義元打倒」「長篠の合戦」「勝家滅亡」等の今後の歴史的なメインイベントをダイジェストで紹介、更に秀吉や天回の持つ伏線が開かされるとなれば、なんつうかこう物語が収束の方向にまとまって来ているというか、早い話がこのマンガってもうすぐ終わるんじゃないの? という気がしないでもないような気がしてきましたがどうか。
 いや、「なんかまとめに入ってないかこのマンガ」という指摘は、実際にはここのチャットで一度そういう話が出た他は余所の掲示板で似たような話題を一度見かけただけであり、この意見が読者間のコンセンサスとなっている訳では全くないとは思うんですけど、でもここ最近のサンデーの連載マンガの終わらせ方はかなり容赦がなくなって来ている気がしますし(あくまで2〜3年前と比較してのレベルですが)、更にこの前「来週で MISTER ジパングの連載が終了するってぇ〜?」って夢を見てしまったのでつい(ヘボ)。

 まぁ、実際問題としても「GS美神」程の長期連載にはならないとは思いますが、でもいきなりコロッと終わってしまうのは寂しいような気がします。せっかくサンデー掲載マンガのアニメ化が盛んになって来ているのですから、メディアミックスっぽい展開の一つ二つは欲しいところ。
 せめて、関智一や井上和彦や置鮎龍太郎といった豪華男性声優陣が出演し、息を荒げてハァハァ言ってるようなアレな感じのドラマCDとかが出るまでは、頑張って連載を続けて頂きたい所存です。

 いや、できます! このマンガでもやればできますって! 出れば売れますって!
 (無責任な煽りをしながら終わり)


 

更新情報:

お知らせ:

まだ更新途中の箇所があるので、今週一杯かけて作業したい所存です。
色々と要望は来ているのですが、相変わらず処理できなくて申し訳ない。


01/ 5/15  (更新情報へ)

秩序が崩壊した近未来社会が舞台のカタストロフ作品「ライジングサン」正式連載開始記念
カタストロフ後の世界を描いた近未来SF名作アニメ「未来少年コナン」トークショー(無理矢理)


:俺。最近のお気に入りアニメは勿論「パワーパフガールズ」ですヨ! バターカップさいこう! とカトゥーンアニメ好きを気取りつつ、その影で国産キャラ萌えアニメのデファクト・スタンダードの地位を確立した「デ・ジ・キャラット」のDVDを収集中。寝る前に「ほかほかご飯」の回を観て癒される毎日。

:友人。かつては相当のアニメマニアとして鳴らしていたが、今はテレ東もBSも見られない環境に生息しているため、仕方無く「だぁ!だぁ!だぁ!」を観てアニメ視聴欲を発散しようとするも、「ワンニャーには萌えられねぇ!」と音をあげる毎日。頑張れ!

「それでな(いきなり)。今、NHK-BS2 の衛星アニメ劇場の枠で、未来少年コナンの再放送やってるのよ」
「へえ、またやっているのか再放送。なつかしい」
「しかも、民放の再放送だとカットされていたオープニングソングも、今回はちゃんと放送されるんだわ」
「おお、あの『生まれ変わった地球が〜目覚めの朝を〜迎える〜』って歌な。民放の再放送だと、CMを流す時間を確保するために必ず削られるんだよなアレ。いい歌なのに。さすがNHK」
「で、そのオープニングなんだけどさ。その曲が流れる前に、コナンの世界の舞台設定っつうか、一度地球が核戦争だか何か(←正確には超磁力兵器です)で滅亡する、なんか生理的にイヤな映像が毎回毎回流れるじゃん?」
「ああ、流れるよね。地球を脱出するロケットが落っこちたり、空が真っ暗になって核の冬っぽくなったりする奴。あの戦争で人類の半分が死ぬんだっけな」
「そうそう。で、そういう映像でさんざん恐がらせた後、妙に爽やかな歌声で、核戦争から蘇った清純な地球を讃える歌が流れるんだわ。恐がらせた後に安心させるってのは、今見ても上手い演出だと思うよ。……でもな」
「でも?」
「でも、あの映像を毎週観ていると、なんかこう『地球を汚し続ける愚かな科学文明は、自らが生み出した核兵器によって滅びるべきだ! 文明によって汚された地球は、核の炎で浄化されることによってのみ、本来あるべき豊かな自然を取り戻すことができるのだ! 現代文明滅ぶべし! 早く来い来いハルマゲドン! グフハハハハハハ、ハーッハッハッハッ!』って気になって来ない?」
「何だお前その笑い声は」
「いや、何となく雰囲気作りで。地球滅亡を願う悪の帝王としては」
「(返答をシカトして)いやでも、あのアニメだと、一度滅んで浄化された美しいはずの地球の上で、生き残った人間はやっぱり戦争前と同じ様な愚かな過ちを繰り返しているじゃん? インダストリアはその象徴だし」
「インダストリア……確かに、あそこは極端なパラノイア社会だからなぁ。『お前、ドジっ娘だから10点減点! 二級市民からメイドに降格!』『はわわ〜!』とか毎回やってたもんなぁ」
「そんなシーンはねぇよ! つまり、例え地球が核戦争になって文明が滅亡しようとも、人類が生き残っている限り、結局人間のやることは今とそんなに変わらない、ってことなんじゃないの?」
「むう、やはりそういう事だったのか、愚かな人間共め(声:清川幻夢)。となれば、やっぱ人類は一度滅んでおいた方がよさそうだな!」
「うむ。物言わぬ自然に残虐を尽くすおぞましき二本足! 人類無用!」
「ゆるすまじ人類! 人類完殺! フハハハハハ!」
「(素に戻って)あー、それで話は変わるけど、今『コナン』の再放送って、どの辺の話をやってるの?」
「えーと、確かインダストリアからラナを救出して、コナン達がハイハーバーで生活し始めた辺りかな」
「まだその辺なのか。じゃあ、モンスリーさんが活躍するのは、まだもうちょっと先になりそうだな」
「いきなり『モンスリーさん』と来たか。ああ、貴様は確か生粋のモンスリーさん派だったな。ラナじゃなくて」
「おうよ。やっぱコナン最高の女性キャラは、断然モンスりーさんだよ! ラナなんて小娘、ウゼエだけじゃん!」
「確かに、昔観ていた時はそんなに気にならなかったんだけど、今観てみるとラナって何か鬱陶しい感じがするよな。二言目には『コナーン』ってすぐにコナンに頼るし、そのクセ妙におせっかいだし。今時の自立指向なヒロイン像とは対極的だ」
「だよなぁ。それに所詮コナンなんて、声がのび太なキャラに過ぎませんよ?」
「ガハハ! 言われてみればその通りだよな! のび太のクセに!」
「のび太のクセに!(スネ夫イズム) それに比べれば、モンスリーさんのなんと魅力的なことか! オレも『バカね!』って言われてぇ!」
「じゃあ、今日の議論の結論は『モンスリーさんが一番』ということでよろしいか?」
「モンスリーさーん!」
「モンスリーさーん!」
(以下、飽きるまで連呼)

※以上の対談は、実際の会話よりも必要以上に脚色しています。
 もしココ読んでたら許せ>友よ(ヒデエ)


解説:

 「未来少年コナン」が作られた1978年は、大阪万国博覧会を頂点とした70年代初頭の楽観的な未来への期待感が薄れ、米ソ冷戦による核戦争勃発への日常的な恐怖、公害による自然環境汚染の深刻化、オイルショックによって顕著化した石油資源の枯渇によるエネルギー危機への懸念など、様々な不安要素を現実的な問題として誰もが抱えていた時代した。世紀末の破滅を予言したとされる五島勉氏の著作「ノストラダムスの大予言」(1973年)の大ブームは、未来に対して希望が持てない当時の暗い日本の世相を反映したものだ、と言われています。
 この頃に未来少年コナンと同様に「世界規模の核戦争によって破壊された地球」を舞台にした作品としては、79年に公開された映画「マッドマックス」や83年からジャンプで連載が始まった「北斗の拳」などが上げられますが、この手のディストピアな世界観を持った作品が受け入れられた背景には、やはり「未来」に対する漠然とした不安感が社会的なものとして存在していたことは間違いないでしょう。「未来少年コナン」の冒頭で流れる、世界規模の戦争によって崩壊した地球の姿は、当時の人々にとっては「決してありえない未来ではない」ものだったのです。

 逆に言えば、カタストロフな世界を描いた物語が手広く受け入れられる為には、その作品の描く「カタストロフな世界」が、その作品が発表された時代における現実の延長線上にある「起こりえる未来」として共感できるものでなければならない、とも言えます。


 その点を踏まえた上でようやくサンデー系ファンサイトらしく「ライジングサン」に話が移る訳なのですが、以前サンデー17〜18号に載った読み切りによれば、この作品は「21世紀初頭に経済政策の失敗+大震災によって恐慌状態に陥った結果最貧国に落ちぶれ、国連(というかアメリカ)に実質的に支配されている、2025年の日本」を舞台にしています。

 この設定だけなら、バブルが崩壊してから経済的にさっぱりアレでナニな状況に陥ってしまった現在の日本の延長線上にある将来像を漫画的に表現したものとしてはまぁ許容範囲かなー、と思える程度のレベルなものではあるのですが、しかし実際にこのマンガのストーリーを追ってみると

 という、てっとり早く言えば「鬼畜米英」「散華・玉砕・特攻」「産めよ増やせよ」って感じの第二次大戦時における日本のメンタリティを(意図的に?)なぞったものになっているのが、本作の最大の特徴だと思われます。
 舞台設定こそ「金融政策に失敗した近未来の日本」となってはいますが、この作品が描くところの「未来社会」は、実際には対戦末期〜終戦時における過去の日本のソレを暗示していると思わせるに十分です。戦後80年(マンガの中で)経ったにもかかわらず、わざわざ主人公に特攻やらせて自爆させたのは、その象徴なんじゃないかと。

 近未来のカタストロフな世界を描いた物語は、その世界観が「起こりえる未来」として共感できるものでなければならない――と最初に書きましたが、このマンガは読者が共感するためのポイントを未来ではなくあえて「過去」に求めたというのが、一つの特徴ではないかと思います。
 このような設定にした理由は、おそらくは「かつて日本は、敗戦でボロボロにされたプライドを、戦後の復興と共に回復していった! 国家が危機的状況である今こそ、あの時の心意気を思い出すべきだ!」という、言うなればプロジェクトX的なノリの意味合いが強いんじゃないかと思うんですけど、でもやっぱりどうしても戦前の日本への回顧的な思想がどっかしらにあるんじゃないの? とか勘ぐってしまいますね。

 この読み切りで個人的に一番印象的だった(というか、猛烈にイヤだった)のは、何と言っても最新鋭戦闘機を手にした主人公が、わざわざホワイトハウスに突っ込むという特攻精神溢れる行動を選択したシーンです。確かに、作品内ではアメリカ政府が日本人を弾圧している様が描かれてはいるのですが、だからと言ってもこの行動はどう考えても最悪の選択でしょう。
 ホワイトハウスいきなりを襲撃するというのは「テロリズム」に分類される行動なのですけど、現実社会で起こっている数々の民族紛争を見れば判る通り、テロ行為はお互いの対立感情を更に煽ったり、自爆したテロリストを「英雄」として讃えて士気を鼓舞したりする効果はあるものの、肝心の紛争問題を解決する効果はまったくありません。
 実際、読み切りの更に後の世界を舞台にした連載開始第一話も、国内状況はまったく好転していません。これでは、何のために読み切りの主人公が死んだのかよく判りません。

 もしこれが普通のマンガだったら、最新鋭戦闘機という支配勢力に対する強力な対抗手段を手に入れた主人公が「子供達の未来のために、『自由学園』(主人公の恩師が開いていた学校)を率いてこの国で戦う道を選ぶぜ!」と決意するのが常道だと思うのですが、でもこういう展開は極端に話を振ると究極的には『米帝国主義の番犬たる国家権力打倒を目指して国民的闘争に勝利を!』的なノリのクラシカルな左翼っぽい話になっちゃうから、やっぱダメなんでしょうか。

 ……なんか、今となっては、左右どっちの方向もマジメに突き詰めれば突き詰めるほどギャグっぽくなってしまうのは、もはや不可避なような気がしてきました。これも「イデオロギーで政治を語る時代は終わった」と言われるようになった現代社会の風潮なんでしょうか?(エラそう)

 と、なんか長々と「ライジングサン」について書いてしまいましたが、この作品の現段階での問題は、「読んでいても作品世界に対する説得力が感じられない」という点にあるんじゃないかと思っています。
 この作品の作者の松浦氏は、前作である「ブレイブ猿's」でも世紀末バイオレンス系のマンガにチャレンジしたものの結果的には早々に連載が終了してしまった、という経歴がありますが、今回の「ライジングサン」を読んでいても、どうも「松浦氏の絵柄はバイオレンスには向かないんじゃないのか」という懸念が払拭できていません。「日本が最貧国になり、国連(アメリカ)に再占領されて人権弾圧が行われている」という荒唐無稽な設定を納得させるだけの迫力が、絵柄からイマイチ伝わってこないんじゃないか? と思うのです。
 あの「阿弖流為II世」があれだけウケたのは、無茶な展開+絵のド迫力のコラボレーションが上手く行っていたからこそなのですが、「ライジングサン」はまだその域まで達することができていないと思います。

 今のところ、ネット上での下馬評では「松浦氏ではバイオレンスは無理」という意見が多く、また「ライジングサン」というマンガそのものに対する拒否感も根強い様なのですが、果たして「ライジングサン」は今後どんな運命を辿るのでしょうか。
 モラルを失った世界で繰り広げられるサバイバルを描いた「北斗の拳」ばりの正統派バイオレンス路線を歩むのか、反乱軍対政府軍の戦いの中で成長していく主人公の姿を描いた革命物語路線になるのか、それとも毎回毎回ヒロインと初エッチしようとした時に必ず邪魔が入り、「俺の親父は、16で俺を作ったのにー!」と嘆きながら自由とエッチの為に戦う「新世紀救世主伝説・タケシ君の童貞物語」的なコメディ路線に変更したりする道を歩むことになるのか? 新世紀を迎えた日本同様、このマンガの行く末はまだ判りません。

 と、無理矢理まとめてみたがどうか。


 ――それにしても、もしこの作品を「魁! 男塾」の宮下あきら氏がスーパージャンプで描いていたら、ホワイトハウスに到着した主人公が『わしが自由学園塾長・江田島平八であるーっ!!(←いきなり間違い) 日本を再占領するなど、このワシが許さんーっ!! アメリカ大統領、勝負じゃーっ!!』と絶叫しながら戦闘機からパラシュートを使わずに落下して根性で着地、そこに筋骨隆々で分厚い胸板と異様に太い首を持ったアメリカ大統領が上半身裸の姿で颯爽と現れ、「日本にもまだ貴様のような魂を持った男がいたとはな……! よかろう! 国家の威信を賭け、その勝負受けて立とう!」と言いつつ江田島平八と壮絶なグラップルを展開! その様子を生中継するアメリカのTV局の映像を衛星放送で受信して見ていた「自由学園」の子供達は『平八お兄ちゃん、ガンバレー!』『お兄ちゃんは、ボク達に日本人の誇りを見せてくれているんだ…』と涙を流しながら太平洋を越えて声援を送り、その声に答えた平八お兄ちゃんは「これが大和魂じゃあ!」と渾身の一撃でアメリカ大統領をノックアウト! アメリカ大統領は勝負の後で「これが、あの国の怖さ、ということか……あのような男がいる限り、日本はまだ変われるかも知れん……」と笑みを浮かべて日本に向かってに敬礼、「わしが江田島平八であるーっ!!」と叫びながら再び戦闘機に飛び乗って帰還する平八を見送ってジ・エンド! って感じの、少年マンガならではのデタラメ感で演出された感動巨編に仕立て上げてくれるに違いないのに! と、スーパージャンプで連載が始まった「暁! 男塾」を読みながら思いましたよ。

 こんな熱いマンガを今後も描いてくれるに違いない宮下あきら先生を擁する「スーパージャンプ」と、バイオレンスを描かせたら天下一品の冴えを持つ原哲夫先生を擁する「コミックバンチ」が繰り広げるであろう、これからの両誌の対決が今から楽しみですネ! と、なんか全然違う結論になってしまって終わり。

 本当にここはサンデー系ファンサイトなのでしょうか。

上記の妄想ストーリーの参考資料:
バーチャルネットアイドル ちゆ12歳
ちゆニュース4月27日より


 

更新情報:

お知らせ

 GW中にやる予定だったサイトのメンテナンスですが、結局現在に至るまでほとんど何にもやってません(ドクロ)。
 当サイトの改善要望も何件かメールで頂いているのですが、相変わらずまとまった時間が取れないので対応できない状況が続いております。今月中には何とかしたいので、もうしばらくお待ち下さい。


01/ 5/ 7  (更新情報へ)

今週は更新する予定はなかったけど、投稿を頂いたので更新します記念
ゴールデンウィーク日記


5/3 椎名高志センセのサイトリニューアル

 椎名高志氏のサイトがリニューアルされました。

 今回のリニューアルの目玉は、やっぱりサクラ大戦3」にハマってます報告マンガ2本でしょう。特に、2本目のエリカ・フォンティーヌ(声:日高のり子←超重要)に対する歪んだ愛情を発露している「エリQ」は起承転結もバッチリ決まった立派なレポマン(専門用語)であり、サクラ大戦フリークならずとも必見に値すると思われます。
 あまりにコレが面白かったためか、「MISTER ジパング」のドジ担当キャラであるヒナタのことをヒナQ」と呼称し始める動きまで出ている模様。私としても、面白いのでそれイタダキ! とか言いながら、人生の重要な局面で使わせて頂きます。

 しかし、なんかこう椎名氏が凄い嬉しそうにプレイしている様を見ていると、やれば面白いと判っていながら「サクラ大戦3」に対する費用と時間を捻出できない自分自身に対する悔しさを感じてしまって、ちょっと鬱な気分になったり。連休中に「やり込んだ」と言える程プレイしたゲームって、結局数ヶ月前に購入したけど今までほったらかしだった「ソウルキャリバー」(今更)だけでした。GW中にやってみようと思っていた「ガンパレードマーチ」などは、購入したけど未だ開封さえしてない有様です。
 ああ、この世で最も忙しい職業の一つである週刊連載マンガ家よりもゲームやってないなんて! 元ゲーマーとしては負けてらんねぇ!(間違った憤り)

 あと、イラストギャラリーにあった「OVA企画の没イラスト」は、そういう企画があった事すら知らなかったので、ちょっと驚き。メディアミックス絡みの没企画って、椎名百貨店のドラマCDだけじゃなかったのね。


5/4 コミティア

 5/4 に有明ビッグサイトで開かれていた創作系同人誌即売会「コミティア」に行って来ました。

 普段は同人誌即売会はコミケにしか行ってない私なのですが、興味はあるけどなかなか見て回る機会が少ない(理由:エロ同人の探索を優先させるため)創作系の同人誌の世界をゆっくり堪能してみたい、という欲求が急遽わき上がったので行ってみることに。
 場所は有明ビッグサイトコミケと一緒なのですけど、コミケの時のようにどこもかしこも人ばっかりということもなく、人も(コミケに比べれば)少な目で、比較的落ち着いた雰囲気だったのでひと安心。
 普段は精神的な余裕がないので見られない会場内を見回す余裕もあり、「東館と西館を繋ぐ連絡通路って、人がいないとこんなに広いのか!」と感心したり、「うわ、西館の4階にコスプレイヤーがいねぇ!」と感心したりしてました(コミケ以外のイベントでビッグサイトに行かない人が持つ歪んだビッグサイト感を露呈)。

 そういう雰囲気だったので、勢いに任せてちょっとでも琴線に触れる本を購入購入で成敗成敗また成敗(@魔術っ子!海堂くん!!すがわらくにゆき)を繰り返している間に我を忘れたらしく、イベント終了時に総額1万円を越える金額を同人誌購入のみに費やして大量の本を抱えている自分に気付きました(注:コミティアで売っている本は単価が200〜500円と、コミケに比べると安いものが多い)。いくら何でも買い過ぎです。

 で、後で自分の買った本の傾向を分析した結果、どうやら私は「少年と少女が不思議な事件をきっかけに出会って恋人同士になるまでの話」や「友達だと思っていた男女がある日お互いを意識し出してドッキドキな話」といった、いわゆるボーイズビーでサラダデイズで少女革命NUDEな話にグッと来る傾向がある事が判明。なーんだ、オレって結構普通のセンスしてるじゃん!(自己弁護)
 また、普段は滅多に買ったことがなかったガールズラブ(いわゆる百合モノ)系統の本も、意図的に何冊か買ってみました。「MISTER ジパング」におけるオレ的ドリームである、ヒカゲ×ヒナタ妄想の足しにできたらいいなと思います。

 あと、小田扉中村哲也・影崎夕那氏といった現役マンガ家の方々と実際に逢えたのが嬉しかったです(ミーハー)。


5/5 週刊コミックバンチ

 コミティアの翌日、仕事で使うソフトウェア関係の技術書を探すためにフラフラしていた神保町にあるゲーセンに、何故か「週刊コミックバンチ」の創刊準備号が配布されていたのでもらって来ました。

 このコミックバンチという雑誌、ご存じの方はご存じの通り、元週刊少年ジャンプ編集長の堀江信彦氏を代表取締役に、マンガ家の原哲夫・北条司・次原隆二氏、および元月刊少年ジャンプの編集長・根岸忠氏が取締役を勤める株式会社コアミックスが編集を担当、更に執筆陣として今泉伸二・こせきこうじ・にわのまこと等の元ジャンプ作家陣を集める等、極めてジャンプ色の強い性格を持っています。というか、往年のジャンプそのまんまです。
 また、創刊準備号によれば、「連載するときの原稿料はページ2万円以下にならない」「アシスタントもコアミックスが総力をあげて集めて漫画家に提供する」等のマンガ家にとって好条件な環境を提供するなど、編集部が面白いマンガ作りをサポートする姿勢をアピールしています。更に創刊準備号では編集者もプロ意識を持つべきだと力説、その中には「(編集者に)ネームを見せても何も言われない。編集者がただの原稿取りになってしまっている」「いい加減なこと言う前に、いい作品を作るためにも、もっと協力してくれよって感じだよね」なんていう、まるでどこかの雑誌編集部に対する当てつけとしか読めない言葉すら出る始末。殺る気マンマンですよこの雑誌編集部。

 とにかく、コミックバンチは、「往年のジャンプ作品のリメイク」を売りにしている「スーパージャンプ」や「ヤングジャンプ」は勿論、既存の週刊青年向けマンガ誌に対する新たな脅威となることは間違いないでしょう。
 かつてジャンプカルチャーを浴びて育って来た20〜30代の青年読者層が、ジャンプ色が強い「コミックバンチ」を受け入れるかどうか? 「マンガ家が出資して作ったマンガ雑誌編集会社」=マンガ株式会社・コアミックスは、その野望を達成することができるのか?
 創刊号が発売される 5/15 が、今から楽しみです。色々な意味で。


5/5 クレヨンしんちゃん

 「“懐かしい”ってそんなにイイモノなのかなあ?」(挨拶)

 という訳で、そこかしこで話題の「映画版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲」を、こどもの日に有楽町で観て来ました。

 この映画の視聴者(特にオトナからの)絶賛っぷりは既に皆さんご存じだとは思うので、内容とかについては特に書きませんけど、21世紀の始まりに相応しい、「過去への郷愁」と「未来への希望」を高らかに謳い上げた名作として語り継がれる価値はある作品だと思います。
 「クレしん」映画の特徴として「子供を喜ばせるのと同時に、子供と一緒に観ている親が観ても十分に楽しめる」エンターテイメント性の高さが挙げられますが、今回の「オトナ帝国」はその路線の『究極』と言っても良い程、オトナの鑑賞に十分に耐えうる(というか、むしろオトナじゃないとこの映画の本当の価値は理解できないんじゃないかと思われる)映画に仕上がっています。

 惜しむべきは、私がこの映画の直接的なターゲット――しんちゃんと同世代の幼稚園児、および幼稚園児を子に持つ30代後半〜40代の大人――から外れた世代に位置することでしょうか。あの映画に登場する数々の60〜70年代的なガジェットを「記号化された知識」ではなく「実体験」として知っており、かつ「オトナになること」の重さを実感している世代に属する人なら、この映画を存分に堪能できること間違いなしでしょう。
 ネット上で観られるその世代に該当する人の感想(リンク先:映画生活)を読むたび、その世代の人達を羨ましく思いますよ。

 あと個人的に印象的だったのが、映画を観ている子供達が、みさえ(しんちゃん母)のヒップの大映しが連続して出てくるシーンで大笑いしていたところ。その前でしんちゃんが屁をするシーンでも笑いが起こってましたけど、君たちの笑いのツボは結局「ケツ」なのか! ケツなんだな!
 子供ってやっぱり単純なのな!(こういう終わり方で良いのか)


 

更新情報:


01/ 5/ 2  (更新情報へ)

 ゆうきまさみ先生公式サイト「ゆうきまさみのにげちゃだめかな?」は、現在絶賛プレ公開中!(挨拶)


 と、このサイトのデザインを行った TINAMI ウェブデザイナーであるヒライワさんから教えて頂きました。
 情報ありがとうございます。

 そしてゆうきまさみと言えば、年季の入ったファンの間からは「鉄腕バーディーの続きはどうした!」という声が今もなお聞かれたりするんですけど、ヒライワさんによれば『ゆうき先生も「バーディー」は描きたいらしいのだが、なかなか描くタイミングがない』という事のようです。
 ですので、鉄腕バーディーファンの方は、再開の要望をゆうき先生に送るよりも、まずはドラえもんを探した上で時間を操作するひみつ道具(貼った人だけ三倍早く時間が進むので、理論上通常の三倍のスピードで動くことが可能な「三倍時計ペタンコ」がオススメ)を強奪し、「これでバーディーを描く時間を作って下さい」と先生にプレゼントした方が有効だと思いました。
 いや、むしろドラえもんから「まんが製造箱」を強奪し、「鉄腕バーディー」が載っていた頃の増刊少年サンデーを突っ込んで「バーディー」そっくりの漫画を自分でデッチ上げてみた方が(以下略)

 という訳で、ゆうきまさみ作品のファンの皆様こんにちは。
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW の更新情報ページです。

 世間的にはゴールデンウィーク真っ最中なのですが、私は一昨日も昨日も今日もお仕事 with 残業モードであり、サイト更新の方に割ける時間がほぼまったく取れてません。どのくらい時間がないのかと言えば、このテキストも職場でコッソリ書いてるくらい自由な時間がないという(ダメ)。
 相変わらずの不定期更新サイトで申し訳ないです>特に当サイトに投稿してくださっている皆様


 それはともかく(開き直り)、ゆうきまさみと来れば「鉄腕バーディー」、「鉄腕バーディー」と来れば増刊サンデーという訳で、今回は「MISTER ジパング」のミニ外伝が掲載された繋がりで、これまであまり取り上げてこなかった気がする「増刊少年サンデー超(スーパー)」という雑誌について、ちょっとだけそれらしく語ってみたい所存です。
 増刊少年サンデー超と言えば、普通に週刊サンデーを読んでいる人にとっては「存在は知っているが、中身まではよく知らない」という、例えるなら「毎日挨拶くらいはするんだけど、普段何をやっているのかとか、趣味は何かとか、彼氏がいるのかどうかといったプライベートなことまではよく知らない、隣の家の年上だけどちょっと冴えない風のお姉さん」みたいなポジショニングに位置する雑誌であると言えます。

 今回は、そのお姉さんの秘密に迫ってみる意気込みで、増刊少年サンデー超の秘密に迫って行きたい。
 あのお姉さんって、昔は結構凄かったらしいよ? とかいう噂を聞いてドキドキしたりして。

 もう何がなにやら。


「月刊」ではなく「増刊」

 まずは、増刊サンデーを語る上で必要となる心得を伝授しましょう(エラそう)。

 増刊サンデー超(以下、超増刊)を語る上でまず忘れてはいけないのが、超増刊は「週刊サンデーの月刊版」ではなく、あくまで「週刊サンデーの増刊誌」である、という点です。まぁ、実際には「増刊」と言えども毎月25日に定期的に発行されているため、その実体は「月刊誌」と読んでも一向に差し支えないとは思うのですが、でもあくまで増刊は増刊。「月刊」と「増刊」の区別ができ、そして『増刊』という言葉が持つ繊細なニュアンスをも認識できなければ、サンデー半可通を名乗ることすら許されません。
 特に、少年サンデー直系の月刊誌である「月刊サンデーGX」が刊行されるようになった今では、「増刊サンデー」と「月刊サンデー」は明らかに違う雑誌であることに留意するべきです。

 私がネット上で見かけた増刊読者は、皆概ね「月刊サンデー」と呼ばれることに対して否定的な反応を示すことが多い(ような気がする)ので、私の中では既に「真の増刊サンデー愛読者=月刊ではなく『増刊』という雑誌のスタイルにこだわる人」という図式が形成されています。
 もし、ホンモノの増刊読者の前でうかつに超増刊のことを「月刊サンデー」と呼ぼうものなら、途端に「月刊って言うな! ちゃんと増刊と言え!」と目の色変えて怒鳴られること必至! 増刊サンデーを愛読するからには、「増刊」という言葉に誇りを持てなければならないのです!

 で、何故「月刊」じゃなくて「増刊」なのかなのですが、おそらくは単にずっと昔からサンデーの増刊号に「増刊サンデー」っていう名称を使って来たから、という理由なんじゃないのでしょうか? よく知りませんけど(無責任)。

発行部数

 各雑誌の発行部数を公開しているこのサイトによれば、超増刊の発行部数は約20万部程度(データが2年前とかなり古いので、今となっては数値の信憑性はかなり疑問ですが、まぁ参考数値として)。
 月刊誌としては平均的な部数だとは思いますが、それでも週刊サンデーの発行部数とは文字通り「一桁違う」ため、書店での取扱量は週刊に比べれば圧倒的に少ないのが実情です。前々から「入手し辛い」と言われてきた超増刊ですが、書店等でのレアリティ(=入手難易度)の高さは今も相変わらずの様子です。

 とりあえず、コンビニならローソンサンクスが取り扱っているのを確認している(というか、単にそのコンビニで超増刊を立ち読みした経験があるだけなのですが)ので、まずはこちらから探してみるのがいいかも知れません。
 また、本屋さんの場合は店によって取り扱いしているところとしていないところがあるので、確実に毎月チェックする場合は、事前に近所の書店での超増刊の取り扱いの有無を確認しておいた方が良いでしょう。自分が住んでいる街の本屋さんを調べてみると、割と大きめの本屋でも取り扱っていなかったりする一方で、本棚の半分がエロマンガとエロ本で埋まっているようなエロ専門書店の店頭に何冊も積んであったりするとかいった、ちょっとした発見ができること請け合いですYO!(煽り)

 つうか、エロ本屋に超増刊が積んであるのを見付けた時には、ホントにビックリしましたですよ。
 これって、やっはり今年に入ってから表紙+巻頭にアイドルの水着グラビアを入れるようになった成果が、こんなところで現れていると見るべきなのでしょうか。こんな売れ方でいいのか超増刊。

新人育成

 今から20年以上も昔、まだコロコロコミックが創刊されていなかった頃は、「ドラえもん」の名作中の名作・のび太の恐竜注:ドラ映画第一作の原作にして、「無茶なお願いをする」の代名詞であるのび太の名台詞『ドラえも〜ん、鼻からスパゲティを食べる機械を出してくれよぅ〜』が登場したことで有名)とかが載っていたりした増刊サンデーですが、現代における増刊サンデーの最大の存在意義は、将来週刊サンデーを代表とする小学館のマンガ雑誌で活躍する期待の新人作家を育成することである、と言ってしまって構わないでしょう。

 デビュー当時の椎名高志氏の作品(いわゆる「椎名百貨店」と言われる作品群)が掲載されたのが増刊サンデーであったことは、既にここに来るようなアレなマンガファンの方々ならご承知のことだと思いますが、同様に「増刊でデビュー→週刊で連載」の経路を通ってサンデー誌上に登場した新人作家は、現在掲載されている作品の作者を例に上げるだけでも

 等、数多くの名前を挙げることができます。
 つまり、週刊にデビューする新人作家は必ずといって良い程増刊の方で数回作品が掲載される訳であり、ここから「超増刊=将来週刊サンデーで活躍しそうな作家を事前にチェックできる雑誌」という公式が成り立ちます。超増刊が「サンデーマニア必読」と言われる所以がここにあります。

 更に、増刊に掲載されている新人の読み切り作品が気に入った場合、読者アンケートの「面白かったマンガ」の欄に丸をくれて投票→投票の甲斐あって人気が出たのでまた掲載→また投票、というプロセスを繰り返し、ついにその作家が週刊デビューに! ということになれば、なんかちょっとこう「オレがこの作家を育てたんだ!」っていうマニア的な幻想を胸に抱くことができてちょっと嬉しいですし、更にその作品が人気になった暁には、ネットの掲示板等でその作品を批評するファンに対して

「何エラそうなこと言ってやがる! お前なんか、先生が週刊誌で連載始めてから読み始めた、にわかファンじゃないか! オレなんか、先生が増刊で読み切りやってた頃からのファンなんだゼ! そんな貴様なんかに、この先生の作品を語って欲しくないネ!
 っていうか、これ以上この先生の作品にケチつけたりしたら、貴様を墓場に放り込んで穴掘って埋めて要石で封印して、更にその石に『石渡治先生の大ファン、ここに眠る』って言葉を刻んでやるからな! 覚悟しておけ!」

 と、まるで地方巡業時代から追っかけやってたアイドルマニアが、メジャーデビューしてからファンになったミーハーファンを罵倒する時みたいな事を堂々と言うことができることが可能になります。
 君も今から超増刊をチェックして、トモダチに差を付けろ!

 ――でも、こんな「オレがこの漫画家を育てたんだ!」とか「この先生の作品の価値を理解できるオレってエラいよな!」気取りなファンって、端から見るとなんかちょっとイヤですよね〜(←給湯室に籠もり、自分の事を棚に上げながら男性社員を値踏みする話題が大好きな、よくサスペンスドラマに出て来る端役OLみたいな口調で

 また、この図式はサンデーのみならず、他の週刊誌(例:ジャンプ赤丸ジャンプマガジンマガジSPECIALマガジンFRESH等)も成り立ちます。
 ですので、代わり映えしない作家陣が延々と似たような路線の連載を続ける少年週刊マンガ誌を見て「この雑誌は新人作家を育てる気はないのかッ!」と苛立ちを憶えた人は、「もうこの雑誌しばらく買わねぇ! 『ラブひな』も載ってないし!」とか叫びながらその雑誌を電車の網棚の上に放置プレイの刑に処する前に(←例が具体的過ぎます)、たまには新人育成系のマンガ誌をコンビニで立ち読みしながら、貴方のお眼鏡に叶いそうな期待の新人作家を探してみることをお奨めする次第です。こういうのも、メジャー少年マンガ誌の楽しみ方の一つだと思いますよ。

 でも、結局「ラブひな」関係の販促記事しか読まないんだよなぁ(←例が具体的過ぎます)。

コミックスが出ない?

 週刊サンデーに掲載されている作品は、例えどんなに不人気な作品でも、よほどのことがない限りは全て「少年サンデーコミックス」ブランドで単行本化されますが、この常識が通用しないのが超増刊の世界。如何なる判断基準に寄るのかは諸説ありますけど、なんかどうも「増刊の中で人気が上位(4〜6位以上)の作品のみ、少年サンデーコミックスブランドで単行本化される」システムになっているらしいのです。
 上述の通り、増刊サンデーを毎月欠かさず読んでいる人は基本的に筋金入りのサンデーマニアと言って差し支えないと思いますが(決めつけ)、仮にその手の筋金入りのファンの一部で人気が出たとしても、その人気がそのままコミックス化に繋がるとは限らないようです。

 「人気はあるはずなのにコミックスが出ない」作品の代表例としては、雷句誠氏の前作「ニュータウンヒーローズ」、今月の増刊号で最終話となった高橋功一郎氏の「カンタが大将!」等が上げられますし、「ふわ子呪っちゃう」(片山ユキオ氏)「刑事パイ」(相田祐司氏)等のショートギャグ系のマンガに至ってはコミックス化はかなり厳しいと思わざるを得ません。
 個人的には、上記の作品や「アンタだりお!?」(福原だりお氏)や「チルチルみちる」(丸山洋氏)など、色々な意味で危ういセンスを武器に、読者に対して一本勝負を挑んでいるマンガが大好きなのですが、これらが日の目を来る日は来るのでしょうか。

 また、単行本化されたとしても、これも如何なる判断基準に寄るのかはよく判りませんが、「1巻は出ても2巻以降がなかなか出ない」ケースもあり得るので、ファンとしては要注意です。
 これに関しては、サンデー21号の「かってに改蔵」において、久米田氏自ら「(「育ってダーリン!」の)1巻出たきり2巻出ず〜 む〜せきにん〜む〜せきにん〜♪」とネタにしており、ギャグのオブラートで包みながらも「コミックス出せ!」と訴える久米田氏の切実な姿は、好きなマンガが同様の仕打ちを受けている増刊読者の涙を誘ったに違いありません。私には視えるのです。
 そういえば、一冊出せるだけのエピソードは溜まっているはずなのに、一向に出る気配を見せない「椎名百貨店」4巻なんてのもありましたね……(遠い目)。

 まぁ、逆に考えれば、増刊で連載されていて単行本化もコンスタントに行われている作品は、人気や質の面で一定以上の水準に達していると言うこともできるので、それらの作品は週刊サンデーを読んでいる人なら割と安心してお奨めできます。
 いわゆる貞本義行系スレンダー女子が大好きな人なら必読の「ウィンドミル」(橋口たかし氏)は勿論、コアな大阪近鉄バッファローズファンなら必読の「キャットルーキー」(丹羽啓介氏)、おっぱいスパッツエプロン星からやって来たおっぱいスパッツエプロン星人なら必読の「戦え梁山泊 史上最強の弟子!」(松江名俊氏)等はチェックしておいて損はないと思います。
 つうか、増刊サンデー読者って、もしかしてそういう特殊な趣味な人ばっかりなの?

栄光の80年代

 と、なんか週刊と比べるとちょっとアレでナニな感じが漂う超増刊なのですが(むしろ私の書き方の方がアレでナニな様な気がしますが)、しかしその超増刊こと増刊サンデーにも、かつて凄まじいまでの才能を持った若手漫画家が集い、他の少年マンガ誌を質的に圧倒していた、まさに「増刊サンデー黄金時代」と呼べる時期がありました。
 それが、80年代の「増刊サンデー」なのです。

 例えば、絶頂期であった80年代中頃にこの雑誌で描いていた人の名前を挙げるだけでも、そのスゴサを伺い知ることができると思います:

 等、今思えば「よくこんなメンツが集まったものだ」と何だか怖くなって来る程の豪華メンバーが、「増刊サンデー」という舞台でその才能を磨いていたのです。
 また、80年代の後期になると、後に90年代のサンデーを支えることになる人材(西森博之、満田拓也、皆川亮二、青山剛昌、藤田和日郎、村枝賢一、椎名高志等)も誌面に登場して来るのですが、これも掲載誌である「増刊サンデー」に良作が集まり、雑誌全体が活況を呈していたという土壌があったからこそ、その才能を伸ばすことができたのだ、とも考えられます。そういう意味においても、当時の増刊サンデーは他のマンガ雑誌と比べて正に頭一つ以上抜け出した存在だったのです。

 この当時の増刊サンデーのネームバリューは今になっても衰えておらず、今現在サンデーを読んでいる30代以上の読者は、まず間違いなく当時の増刊サンデーを読んでこの道にハマっちゃったに違いない! と断言してしまって良いと思う程です。
 黄金時代だった頃の看板マンガである「鉄腕バーディー」の続編を望む声が高いのも、「鉄腕バーディー」はあの頃の増刊サンデーの持つ独特の雰囲気やテンションの高さを象徴していた作品であり、あの頃の面白さをもう一度味わいたい! という想いがあるからなのかも知れませんね。

 ――ただ、それだけに、増刊生まれの新人作家達が週刊へ移行した後の90年代の増刊サンデーの凋落っぷりがスゴかったことも確かです。そのあまりのパワーダウンっぷりに対し、せめて名前だけでもスゴくしなければ! という意志があったかどうかは定かではありませんが、いつしか増刊サンデーは「増刊少年サンデー超(スーパー)」と名前を変え、再起を図ることとなりました。そして、過去の栄光を知る読者から「どこがスーパーやねん」と裏手でツッコミを受けながらも、どうにか現在に至ります。
 果たして超増刊が再び黄金時代を迎える日は来るのでしょうか?


 なお、今月の超増刊に掲載された「MISTER ジパング」のミニ外伝は、お市がブラコン入ったかなりおかしい(頭が)妹として描かれており、とてもオモロかったです。たまには、椎名氏のこういうノリのマンガを読みたいと思いましたね。
 しかし、その次のページに載っていた万乗大智先生作の「ダンドーXi」の外伝は、読んで行くうちに「もしかして、このマンガの作者って、かなりおかしい(頭が)のではないか?」とこちらが心配になってくる程のアレっぷりな内容だったので、個人的には今回の勝負は「ダンドーXi」外伝の勝ちとしたい所存です(勝負?)。

 さすが、かつてダンドーにバニーガールのコスプレをさせたマンガ家!
 やる事違い過ぎますネ!(ヤバい方に)


 

更新情報:


今後のスケジュール:

 5/4 は、見聞を広めるためにコミティアに行って来ます。
 5/5 は、そのついでに都心(というか神田−秋葉原近辺)をフラフラする予定。
 スーパーコミックシティの少年マンガジャンルの日(5/6)は、残念ながら行けないっぽいです。

 また、5/7 の定期更新はお休みして、久しぶりにサイト全体のメンテナンス等を行います(多分)。
 次回更新は 5/14 〜 5/16 頃になると思います。


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'01
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'00
12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1
'99
12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2
'98
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 6, 7 | 4, 5 | 2, 3
'97
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 5, 6, 7 | 1, 2, 3, 4
- '96
96/10 - 96/12 | 95/ 9 - 96/ 9

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