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01/ 8/28  (更新情報へ)

「パスポートブルー」連載終了記念日記

タイトル:私とパスブルと眼鏡っ娘

 この前の夏のコミケ(2日目)での出来事。

 西館4階の企業ブースの一角に設けられていた小学館のコーナーでは、サンデーに連載されているマンガをデザインしたテレホンカード(以下テレカ)が、一枚1000円で売られていました。
 既に当日分の手持ちの予算をほぼ消費しつくしていた私は、小学館ブースの周辺をウロウロしながら、『ここでトレカを購入するべきか? 購入するなら、どの絵柄のトレカを選ぶべきか?』という問題について、真剣に検討を始めました。


 「……今夜のオフ会や明日の同人誌購入、明後日の映画鑑賞の予算を考えると、ここで買えるトレカの数はどう考えても1枚だけだ。私としては、何を買うのがベストな選択なのか? 順当に『MISTERジパング』にするべきか、それとも今が旬の『かってに改蔵』を選ぶべきか。

 ネット上の立場的には勿論『MISTERジパング』を選ぶべきなのだろうが、しかしテレカの柄は以前サンデーのサイトで公開されていた壁紙のソレと一緒で、やや面白味に欠けるのが残念だ。かといって、ここで安易に『かってに改蔵』に走るのもどうかと思うし、更にここでのテレカの売り上げ数が『コミケに来る程マンガが好きなディープなマニア層の注目度』としてリサーチの対象になっている可能性を考えると(←考え過ぎです)、『リベロ革命』『ファンタジスタ』『トガリ』等の個人的な注目株の作品も考えに入れなければならない。
 ……ああ、それに、よく見れば『タケル道』や『いるか!』なんていう、どう考えてもここで手に入れないともう絶対に入手できないようなレアアイテムもあるじゃないか。むしろソッチを入手してウケを狙う選択もアリか? いやでも、そこまで身を削る覚悟が自分にあるのか? ここでトレカを買わなければ、明日同人誌を余計に購入できるという選択肢が常にあることを忘れるな!

 いや、いっそのこと、小学館ブースの隣の講談社Kショップブースで売っている、『ラブひな』のトレカを買ったほうがいいのではないか。グッス市場では小学館よりも講談社のグッズの方が人気が高そうだし、何よりも普遍的な人気がある『ラブひな』グッズは市場価値の面で有利なのは間違いない。絵柄もシンプルながらもどれも悪くはないし。
 ただ、トレカの価格が小学館のソレに比べて200円程高いのがちょっと気になる。パッケージに余計な金をかけているのか? それとも、人気があると思って高めに設定して利益を得ようという考えか? 『ちょびっツ』『甲殻機動隊2』『フルカラー版ラブひな』など、大して欲しくもないオマケをコミックと一緒に売る最近の講談社グッズ商法には、純然たるマンガ好きの立場としては異議を唱えなければ! とかカッコイイことを思っているのに、その一方で『ラブひな』トレカを喜んで購入するというのは、行動に矛盾を来すのではないか? 己の心に嘘を付いていないか?
 っていうか、どうしてたかがトレカ1枚買うのにこんなに悩まなければいけないのか?

 ……(視線を移して)って、何コレ? この壁に掛かっている猫耳と猫の尻尾のコスプレ用アイテムは? 『東京ミュウミュウ変身セット・3,980円』! ギャース!(鼻息) 『ちょびっツ』のちぃの耳に飽きたらずにこんなモノまで作った上で3,980円というご奉仕価格(ダブルミーニング)で売っているとは、講談社侮り難し!
 つうか、どう考えてもヤリスギですよヤリスギ! 天下の『なかよし』も今じゃ最盛期と比べて大きく発行部数を減らしているらしいし、いよいよなりふり構っていられなくなったということなのかねコレは! うわー、どうしようどうしよう!(←動揺)」


 と悩んでいたその時、私のすぐ隣に、ショートカットで黒縁の眼鏡を掛けた、コミケ会場ではよく見かけるタイプの、如何にもマンガが大好きそうな中学生〜高校生くらいのちょっとカワイイ女の子が立っているのに気付きました。彼女もどうやら私と同じく、トレカを物色しに来た様子。

 ……コミケ最果ての地・企業ブースにわざわざ足を運ぶ程の強者ならば、彼女もまたグッズ道に生きんとするグッズ忍者であるであるに違いない! 果たして彼女は何を買うつもりなのか? これっくらいの年頃の女の子が大好きマンガっつったら、やっぱり『犬夜叉』? それとも『DAN DOH! Xi』? その選択や如何に! お手並み拝見!
 と馬鹿なこと(まったくだ)を考えていたその矢先、彼女は「ためらいは死よりも罪深い」(@忍者COPサイゾウ)という言葉を体現するかのように、何のためらいも見せず、瞬く間に『パスポートブルー』のトレカを選択! 即座に『これお願いします!』とハキハキした口調で店員を呼んで臆することなくトレカを購入し、そして二度と後ろを振り向くことなく、疾風のように小学館ブースから去って行ったのでありました。

 「スゲエ! パスブルだよパスブル!
  あの娘の見事な選択っぷりを君は見たか! これぞ真のグッズ忍道!
  しかし、あんな感じの女の子も、ちゃんと『パスポートブルー』を読んでいるのな!
  むしろ、あのマンガのファンって、ああいう女の子が主力層なのかも知れないよね! いいもの見させてもらったよ!」

 主人公の真直(まっすぐ)が描かれたトレカを見ながら、私はロケットや宇宙という理系なネタが本来のテーマである「パスポートブルー」が女の子にも読まれているという事実を認識し、そしてその直後に浮かんだ「でも、もしかしたら、彼女は今日はパスブルのやおい同人誌を探しに来たのだろうか…何しろ今日は二日目(専門用語)だしな……あの世界って、やっぱり真直×空知が基本なのかしら……」という妄想の間で苛まれはしたものの、既にその頃には、もう私の中から迷いは消えていました。
 結局、私は最初の予定通り、『MISTERジパング』のトレカを購入することを選んだのです。

 パスブルのトレカを躊躇無く購入した眼鏡っ娘は、私に「グッズは如何に無駄に金を使うかがポイント! グッズを買う時はためらうな! ためらいは死よりも罪深い!」ということを、私に教えてくれたに違いありません。パスブルの主人公である真直君が常に己の人生に迷いやためらいを見せなかったように、そのマンガのファンであろう彼女もまた、何毎にも迷わない強い意志を身に付けていたのだ――そう思えるのです。

 そして、冬コミでは決してためらうことなく、『かってに改蔵』と『ラブひな』のグッズを買えるだけの資金を最初から用意しようと思ったのでした。
 おわり。

 ……と、どうでもいいこと(まったくだ)を書いてきましたが、私にとって『パスポートブルー』とは、何でもできる万能主人公の真直君よりも、むしろ

 など、色々な意味でツッコミ所が多くて愛することができるサブキャラ達の方に意識が集中していた結果、本編の方のストーリーをほとんど把握できないまま終わってしまいました。
 なんか、気が付いたら主人公が「宇宙飛行士採用試験」という名のイヤーな選別試験を受けるところまで話が進んでいたって感じ?(ちゃんと読んでないのミエミエです)

 まぁ、ホントの話をすると、パスブルについては第一話のまっすぐ少年の台詞「オシッコちびっちゃったぜ!」、および第二話の日本の町工場の技術力の高さに対する礼賛っぷり(実際に技術が高いことは確かなんですけど、表現が度を超えていた気がしてなりません)で「ああ、このマンガは、オレとは宗教的に合わないんだな…」とマジメに読むことを断念したので、連載終了に際してもあんまり感慨とか沸かないのです。パスブルが大好きな眼鏡っ娘ファンの方には大変に申し訳ない。

 そんなマンガである「パスブル」の作者である石渡氏ですが、以前H−2ロケットが打ち上げ事故を起こしてマスコミから「税金の無駄使いだ」と叩かれていた頃、「例え事故が起こっても、ここで宇宙開発の芽を摘んではいけない!」と宇宙作家クラブが発表した緊急アピールの署名の中に石渡治氏がその名を連ねていたことからも判るように、氏の宇宙開発に対する意気込みは並々ならぬものがあることを感じさせてくれます。

 ただ、「パスブル」は、そんな作者の意気込みと、受け手である読者のマンガに対する意識がイマイチかみ合っていないんじゃないのかなー、という印象を受けました。
 パスブル連載中、同時期に読んだ他の宇宙もののマンガ――少年達が持てる知識と技術を駆使して本物(=現実的に作成が可能と思わせる程にリアリティがある設計)のロケットを作り上げる「なつのロケット」や、人類が徐々に宇宙へ進出しつつある時代においても尚宇宙への憧れを忘れない主人公達の宇宙での日常を描く「プラネテス」など――に比べると、宇宙に対するロマンの表現の仕方がどうもイヤな方に流れてしまっているような気がしてなりません。自称宇宙人幽霊とか(ドクロ)。
 勿論、物語の進め方は石渡氏独自のセンスを感じさせる少年マンガチックなダイナミズムに満ちており、このマンガが評価されたのもその点が際だっていたからであると思いますが、でもその一方で「ここまで大げさにやらないと、宇宙開発マンガって少年誌じゃやってはダメなものなのだろうか?」とも思えてきてしまいます。

 私個人としては「人類が宇宙へ進出する」系の、現在の科学技術に裏打ちされた近未来SFチックなお話しは激ラブなのですが、こういうのって週刊少年誌じゃネタとして扱いづらいのかも知れませんなぁ。これまでの事を考えても、SF的な要素を全面に打ち出したマンガが成功したのは少ないような気がします。「本の題名に『SF』が付いていると売れない」なんて伝説が伝えられるようになってから久しいのですが、まだそういう雰囲気は変わっていないのでしょうか。21世紀なのに。

 もしかして、ここ数年内で少年誌で一番成功したSFマンガって、富樫義博氏の「レベルE」なのですか?(ホントか)


 あと、此処は例によって椎名高志ファンホームページですので、本来ならば先週の「MISTERジパング」における怒濤の展開――特についに破局を向かえたヒカゲと信玄の関係――について取り上げてみたかったんですけど、流石に今週は時間その他の余裕がないので、またの機会に考えてみたい所存です。
 まぁ、残された時間は、少なくともあと8週(コミックス8巻分のエピソードが埋まるまで)くらいはありますしね(←またこの煽りネタかよ)。


 

更新情報:

お知らせ:

 既にご存じだとは思いますが、黎明期から今までに渡って当サイトをサポートしてくださっていたFROMさん作成の掲示板サイト Cna-BBS が、今月末を持って閉鎖されることになりました。FROMさんの長い間のご尽力に感謝致します。
 供養と思って、今週中は何か書き込んであげて下さい(´д`;)。

 なお、Cna-BBS の「今週のMISTERジパング!」ボードが担当していたサンデー連載の感想書き込みスペースについては、再来週の水曜日までに新しい掲示板を一つ設置し、そちらの方に移行する予定です。


01/ 8/20  (更新情報へ)

 高橋留美子キャラデザの幽霊が出てくる心霊スポットを知りませんか?(晩夏の挨拶)

近況

 お盆休暇も終わり、朝夕は涼しい風が感じられるようになり、夏も終わりに近付いていると感じる今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
 私の場合、お盆の間はサンデーとかジャンプとかの週刊誌がまったく発売されないので、お盆期間中に出社する時には仕方なく日本経済新聞を電車の中での暇潰し用にキヨスクで買って読んだりする、なんか普通のサラリーマンみたいな通勤スタイルを強制される毎日を送っていました。

 とは言うものの、日経新聞は140円で買える割には読むところが多くて1時間くらいは十分に暇を潰せるので、少なくともスポーツ新聞を暇潰しで買うよりは価格対効果が高くてオススメです。
 勿論、暇潰しにおける価格対効果だけを追求して買った新聞ですので、電車から降りて新聞を駅のゴミ箱に捨てる頃には既に何が書いてあったかなんてことは全て忘れているんですけど、でもまぁ新聞なんて暇潰しで読むのが丁度良い程度のモノですよね? 所詮人生なんて死ぬまでの暇潰しッスよ(達観し過ぎ)。

 あと体調面では、コミケ疲れ+休暇疲れの相乗効果からか、東京から帰った途端に胃の調子が悪くなったり、肩凝りがぶり返したり、背筋が痛くなったり、それなのに何故か体重が増えたりと散々です。体調が最悪だった昨年秋の状況に戻ってしまった感じ。正直、サイト更新なんてやってないで早く寝たいです。辛れぇ。
 と、ネット日記みたいなことを書いてみたり。


2ちゃんねる時代のファンサイトのあり方とは?(大げさ)

 ここは一応椎名高志ファンサイトなので、椎名高志作品関連の話題を。

 少年週刊マンガ誌が軒並みお休みしていたお盆休暇の間、最も椎名マンガの話題が盛り上がっていたと思われるのが、みんな大好き(?)2ちゃんねるの少年マンガ板に存在する「椎名高志・MISTERジパングスレッド」でした。
 スレッド名こそ「MISTERジパングスレッド」なのですが、今ここで話題の中心になっているのは「GS美神」。アシュ編におけるルシオラの扱いや、復活した後のおキヌの扱いについてなど、かつてここの「ルシオラオンライン」やCna-BBS の美神ボード(資料として貴重だと思われますので、Readonly 状態でいいので復活してくれませんか?>FROMさん)などで繰り広げられた話題の延長線上にある話題が多い様に思えます。かつて、コアな「美神」読者がその是非を争点にしてきた話題が再びぶり返してきたなー、というのが、今のところの感想です。

 これに関する議論は、椎名高志氏のマンガにファンが存在し続ける限り、おそらく未来永劫行われ続けるでしょう。

 この手の「既に作品の中では解決して過ぎ去っているテーマ」に拘って蒸し返して議論をしたがるタイプのファンは、かつて椎名氏が「『死んでるおキヌちゃんが好き』という一部病んたファン」と表現したタイプのファンと同じく、作者の側にとってはちょっと頭が痛い存在かも知れません。
 が、でもこんなアレゲな感じのファン達は、これまで生み出してきた作品の結果としてできたモノであるというのも、また事実なのです。かつて深くハマっていたファンほど、「美神」の結末その他に対する反動は大きいと言えます。

 それに、ルシオラの喪失の影響がその後のマンガの中で全く反映されていなかったり、連載が終了する時に(普通の長期連載マンガなら大抵行われている)主要キャラ達の「連載終了後に彼らが歩むべき人生の示唆」を行うなどのフォローがなかったのが、「作品内での物語の完結」を求めるファンにとっての不満に繋がったのも事実ではあります。
 これを解決できなかったことが、現在も一部の読者の間で言われている、ストーリーテラーとしての椎名氏の才能への疑問(アイデア勝負の短編なら傑作が作れるけど、ストーリー性が高い長編には向いていないのでは? という意見は時折見かけます)に繋がっているのではないのでしょうか。

 願わくば、そんな彼らの願いを、作者がほんの少しでも省みて頂けるように。
 まぁ、でも多分椎名センセはそんなことは絶対しないと思いますが。キャラ的に。(キャラ?)


 あと個人的(というかファンサイトの管理者という立場的)には、こういうコアな会話が「2ちゃんねる」という匿名掲示板でなされている現状そのものも興味深いです。

 「GS美神」がサンデーの方で盛り上がっていたインターネットの黎明期(と言っても、まだほんの4〜5年前の話ですが)には、まだ今のような巨大匿名掲示板サイトが存在していなかったため、「美神」の話を語りたくて仕方がない人達は Nifty-Serve 等の(今になって考えれば)クローズドなBBS、あるいはこのサイトや Cna-BBS や Magazine Streetなどのマンガ専門の掲示板サイトに行っていたものでしたが、2ちゃんねるを代表とする「匿名掲示板」というスペースがネットワーカーの間で認知された現在では、そういった人達の主な活躍の場所はそちらの方に移ったのではないか、と見ています。

 2ちゃんねるに人が集まる要因は、(今更言うまでもないですが)匿名で何を書き込んでも良いという心理的な敷居の低さ、および沢山の人が常に掲示板に対してアクセスして新しい発言を生み出しているので情報の機動性が高くなる→反復して何度もアクセスするようになる常習性、という点に集約されると思われます。特に「情報」が高速で次々と書き込まれる様は圧巻であり、この高速性・機動性こそが、現在マンガに限らずあらゆるジャンルの話題が匿名掲示板上で行われている原動力になっているのは間違いないでしょう。

 ほんの5年程前までは、普通のネットワーカー達は「寝る前に掲示板にカキコ☆彡して、次の日の朝に『レスが帰ってきてるかな〜』と期待しながらパソコン通信に繋ぐ」ライフスタイルをしていたなんてことは、もう思い出されもしない遠い遠い過去のことになってしまいました。

 また、2ちゃんねるのようなサイトを有効に使うためには、膨大な量の情報から自分にとって必要なものだけを取捨選択して取得できるだけの情報処理能力(メディア・リテラシーって言うんですかコレ?)を持つ必要があるのですが、これが結果的に「掲示板全体の質を保っている」結果に繋がっているのではないか? と思ったりもしています。

 2ちゃんねるという巨大な匿名掲示板システムの中でアクティブに活動するには、情報処理能力に加えて、それ相応のクオリティを持った情報を提供できる能力=「資質」が求められますが(それができないと「荒らし」とか「厨房」とか周囲から揶揄されて淘汰されます)、その「資質」を持つ人達がある程度一つの場所に集まれば、その場所に提供される情報のクオリティは上昇することになり、更に質が高い情報を提供できる人がその場所に参加してくる――という正のフィードバックが行われることによって、スレッドなり掲示板なりの質が保たれているのではないか? とか思っています(いわゆる「良スレ」と呼ばれるスレッドは特に)。
 実際、現在の椎名スレッドは、中にはどうしようもなくアレな書き込みもありますが、概ねファンが読むに耐えうる質を保った議論ができているんじゃないかなー、と判断しています。

 まぁ、その一方で、既存の掲示板型サイト――具体的には Cna-BBS とか Nifty-Serve とか――はもはや寂れる一方であるのも事実なのですが(笑えません)。
 2ちゃんねるのような色々な意味で面白い存在が登場したことにより、「テーマを提示してただ掲示板を置いておけば誰かが書き込んでくれる」平和な時代は終わってしまった以上、ウチのような「ファン同士のコミュニケーション」を標榜している(つもりの)ファンサイト系のページは、今後のサイト運営の方針というか、「匿名掲示板に対するスタンス」みたいなものを考えなければいけない時期に来ていると言えるのかも知れませんね。

 個人的には、他の椎名高志作品を中心としたファン・同人サイトや掲示板で出てきた面白そうな感想や話題などをピックアップして紹介する、ネタを限定したニュース/アンテナページみたいなものを作ったら結構面白そうだし、何より便利なのではないか? とか思っているのですが、例によって時間と根性がないのでまだ実現できていません。
 より具体的には、「エイケンリンク」みたいなサイトなのですが(´д`;)。

 誰かやって下さい(こんなのばっかり)。


 

更新情報:

お知らせ:

 最近、私宛にコンピュータウィルスであるSircamHybrisに感染したパソコンから送信されたものと思われる不振なメールが頻繁に届いています。
 当サイトをご覧の方は、念のために一度これらに対するウィルス感染チェックを行うことを強く推奨致します。


01/ 8/15 

 で、カップリングはどうなってるの?(同人少女風挨拶)

コミケ報告

 夏コミに行って来ました。

 当サイト的に一番重要であるところの椎名高志作品系サークルさんですが、今回は新刊を見かけないところがあったり(会場に行ったのが遅かったからかも?)、今回を最後に美神創作を辞めると告知しているところがあったり、「病欠します」という紙が貼ってあるだけの机があったりと、全体的にはやや低調だったかな? という感じがしました。
 勿論、その一方で相変わらず頑張っている常連サークルさんの姿は心強い限りでしたけどね。

 あと「ひよのぶにっき」+「DaisyChainSaw」の合同サークル本を手に取ろうとした時、ハツミさんから「男性にはちょっとお見せできない内容なので…」と大変に申し訳なさそうに断られたのが印象的でした。そのお心遣いに感謝。
 そして、今度生まれてくる時には、絶対同人女子に! という心境をより強くしましたよ(するな)。

 コミケ全般の感想としては、「ガンパレードマーチ」関連が一番元気があったような気がします。ゲームそのものの人気も、発売後1年近く経っている現在でも冷めるどころかまだ高まっている感じがするので、冬以降も十分隆盛が期待できるジャンルではないかと。
 というか、まだやっていない人はとりあえずプレーイしてお気に入りのキャラを見つけ、そのキャラが出てくる同人誌を買ったり作ったりするべきだと思いました。それくらい面白い(かつ、同人活動にも適した)ゲームですよコレ。

 ちなみに、個人的には原さんメイン本がご所望です。
 原×とか速水×原とかもっと読みてぇ(わがまま)。


 そして、その日の夜は、藤宮さん主催のオフ会が秋葉原のカラオケ屋で行われました。
 集まったのは、藤宮ケイ裏町片菜、しんちゃん、がんてつ、Nakamura、がるる、鋼鉄紳士、NOZAASK-YOU、桐野螢人、私(以上敬語略)の11名ほど。

 前半は自己紹介をメインとしたトーク、後半はカラオケ(参考:参加者の大半は、「AIR」の主題歌とアニメ版「こみっくパーティー」の主題歌とアニメ版「GS美神」の主題歌を全て余裕で歌えるドメインに所属しています)と、これまでのオフ会と比べても割と和やかかつ平和に進行していたオフ会だったのですが、しかしカラオケを歌っている最中に何故か隣の部屋で歌っていたグループの「カードキャプターさくら」のさくらちゃんのコスプレをしている男性がこちらの部屋に入って来たのを契機に一気にボルテージアップ! それに負けじと裏町さんが翌日の自スペース内での売り子用の衣装であるメイド服を着用し、二人のコスの相乗効果で場内は一気にコスプレゲイバー的な雰囲気に! って感じで、大変面白かったです。いやホントに。
 人って、女装コスプレだけでここまで分かり合えるものなんですね! 大神さん!(←誰?)

 なお、その時の様子を撮ったデジカメ写真を後日 ASK-YOU さんやがるるさんから頂きましたが、私が女装メイドさんと女装さくらちゃんを囲って笑っている写真とかを見ていると、なんつうかこう私がまるで「ゲイバーで遊んでいる中小企業経営の若社長」としか見えない程アレでナニな感じに写っていて色々とヤバいので(主にオレのネット上でのアイデンティティが)、ここでの写真の公開は見合わさせて頂きます。

お知らせ:

※お休み中に頂いた投稿作品は、次回更新時に公開する予定です。
 しばらくお待ちを。


01/ 8/ 6  (更新情報へ)

 この夏(はぁと)体験したい女のコの必読書!(挨拶)

 というか、最近の趣味は「少女コミック」を近所のスーパーで日用雑貨の買い物ついでに立ち読みすることだったりする、まるですてきな奥様(語弊)みたいな日常を過ごしている私なのですが、皆様方は如何? この夏こそは(はぁと)体験できそうですか?

 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW ですコンニチハ。
 相変わらず夏風邪が完治せず、耳鼻咽喉の調子がイマイチなのですが、オタク達にとってのひと夏の(はぁと)体験の場である(ウソ)コミケまでには何とか回復して行きたい。そんな感じ。


せっかくなので少女コミックの話題

 それでこの「少女コミック」なんですけど、「じっくり仕込んで…俺の思い通りの女に…お前を調教してやる…」とかいうアレな台詞がバンバン出て来る上、本当に主人公が監禁調教されちゃうマンガ(悪魔なエロス/新條まゆ)が載っていたり、毎回毎回エッチしたい盛りの恋人同士が明るく楽しくエッチするためだけに頑張るマンガ(ガ・マ・ンできない/しがの夷織)が載っていたり、出会った男女がすったもんだの挙げ句に一発ヤッてオチが付く読み切りマンガが毎号のように載っていたりすることでその筋では有名な雑誌(らしい)ので、そういうのが大好きな虚構の中に現実を見い出したい夢見がちな女の子なら読んで損なしだと思われます。
 勿論、そんな夢見がちな女の子の虚構をあざ笑える程に現実を見据えることができるお姉さまが、マンガの中の恋愛をあざ笑う目的で買っても楽しめると思いますが(ドクロ)。

 また、こういうアレゲなマンガの掲載を推進する一方で、「天は赤い河のほとり」(篠原千絵)という「王家の紋章」タイプのクラシカルな大河歴史ドラマの連載を再開したり、付録に「♂と♀のうらないBOOK」なんていう如何にも乙女チックなタイトルの小冊子を付けたりするなど、あくまでメインターゲットである少女読者層に対して少女らしさをアピールする姿勢も忘れない、何というか独特のバランス感覚には脱帽モノであります。
 この辺、芸能人のプライバシーを暴露したえげつないスキャンダル記事と「夏バテに負けないお肉料理特集!」みたいな記事が同列に並んでいる、女性向け週刊雑誌のセンスに通じるモノがありますよね。よね(連呼)。

 まぁでも、その占いブックに「28日は略奪愛に恵みあり!」とか書いてあるのはご愛敬といったところなのですが(ドクロ)。

 ――しかし、こういうマンガを読んでいると、3年近くも主人公カップルがヤれそうでヤれない展開を繰り返している「ラブひな」や、9年間も主人公が年上のヒロインにおあずけを食らった格好のまま話を進め、結局最後までおあずけされっぱなしのままで話が終わってしまった「GS美神」など、物語を終わらせないために延々と寸止め恋愛ダンス(リンク先:しろはた。キャラ萌えマンガに関する考察記事「ITAGAKISM」は一読の価値あり)を繰り返すことが話作りの基本になっている少年向けラブコメマンガの世界と、どういう経緯であれ究極的には「肉体関係」を意識した形で物語を作っていくのが話作りの前提となっている(らしい)少女向け恋愛マンガの世界とでは、ンもう物語の基本構造からして全く異なるものである、というのがよく判ります。

 これは、異性と過ごす一夜が「いつか経験するであろう甘い夢」な認識である男の子と、異性と過ごす一夜が「いつか経験するであろう現実」な認識である女の子の性的な立場の差である――と大ざっぱに分析することもできるのでしょうが、でも実際は「本命の子だけじゃなく、色々なタイプの女の子達と都合良くラブラブしてぇー」という欲求を持つ男の子と、「自分の欲望を全て満たしてくれる都合の良い男の子と出会ってラブラブしてぇー」という欲求を持つ女の子の好みの差である、という気もしますがどうか。いや、別にそんなことはどうでもいいのですが。

 まぁ、「少女コミック」だけを取り上げて少女マンガを語るのは、「月刊チャンピオン」だけを取り上げて少年マンガを語るようなものだと思うので(深い意味はないです。念のため)この辺にしたいと思いますが、とりあえず「少コミ」に載っているようなマンガが大好きな女子は、同じ年頃の男子が喜んで読んでいる「ラブひな」とか「サラダデイズ」とかも同時に読んで同年代の男子の現実を知っておいた方が良いと思いました。
 この年代の男子って、ホント昆虫くらいの知能と理性しか持ち合わせていないからな! 頭の中は女の子とゲームとアニメとマンガのことだけで一杯だもんな!(←オレはそうでしたが君たちはどうか)


コミックマーケット60 椎名高志作品関連サークル

 そういう訳で(どういう訳?)、いよいよ今週末の10日から12日にかけて、世界最大規模の同人誌即売会であるところのコミックマーケット60が開催されます。
 椎名作品関連のサークルは、全て2日目の11日の参加となります。
 今のところ、こちらが把握しているのは以下の通り:

「GS美神」関係
「MISTERジパング」関係

 「美神」の方は、女性向(やおい含む)からパロディ・創作・評論に至るまで比較的色々なタイプのサークルが集まってきている印象がありますが、それと比較すると「MISTER ジパング」のやおいっぷりが如何にスゴイか、という事がお判り頂けると思います。
 コミケにおけるサークル分布は、ある意味そのマンガの読者の数や傾向を表す指標になると捉えることも可能ですが、「GS美神」と「ジパング」とでは作品が対象としている読者層が全く異なっている――というのが、これを見ただけでも何となく判るような気がしますよね? ね?(連呼)
 しかし、こんな事では、私の野望である男性向けのヒカゲ×ヒナタ本を作ってくれるサークルが登場するのは永遠の夢で終わりそうです。もはや自分で話を作るしかないのかしらこのカップリング(笑)。

 当日は例によって午後1〜2時頃にサンデー関連のサークルスペースの辺りをウロウロしていると思いますので、その時はよろしくお願い致します。身長180センチくらいで「少年チンプ」の同人誌とかを抱えてフラフラ歩いている男がいたら、それは多分私ですので。
 できれば、「いつもサイト見てますぅ〜」とかソレっぽいことを(ウソでもいいので←重要)言いながらチヤホヤしてくださると、大変に嬉しいです(オレが)。

 それでは、コミケに行かれる方は、有明でお会い致しましょう。


 

更新情報:

お知らせ:

 来週の更新は、コミケ参加+お盆休暇満喫のためにお休みさせて頂きます。
 次回更新予定は、20日頃の予定です。


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'01
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1
'00
12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1
'99
12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2
'98
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 6, 7 | 4, 5 | 2, 3
'97
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 5, 6, 7 | 1, 2, 3, 4
- '96
96/10 - 96/12 | 95/ 9 - 96/ 9

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