What's Old


02/07/31  (更新情報へ)

 チャカのことを、今後はすがわらくにゆきチックに「ちんこ銃」と呼んでもいいですか?(挨拶)

 というか、お久しぶりです(・ω・)ノ
 こちらは椎名高志ファンサイト C-WWW の更新ページです。

 ここのところ忙しかったのですが、ようやく短い夏休みが取れました。久しぶりにちょっと暇ができたので、ビデオからパソコンに映像を取り込めるキャプチャボードを購入し、「ナジカ電撃作戦」の録画ビデオとか、友人から借りた「おねがいティーチャー」の録画ビデオとかをパソコンにキャプチャする日々を送っています。

 他にやることはないのですか?(すみません)


セイリュート=眼鏡っ娘説

 それでここ最近の「一番湯のカナタ」ですが(いきなり)、新レギュラーキャラとして自称宇宙海賊のブラッドとチャカ、そして過去にリョウと何かあったらしいドイルといった新キャラが登場し、そろそろレギュラーキャラクター陣が出揃ってストーリーが本格的に動き始めたかなー? と思えるくらいまでお話が進展してきました。
 「犬夜叉」における鋼牙のような敵とも味方とも言えない微妙なポジションに位置しそうなブラッド、「おっぱい大好き」という判りやすい性格設定で、ユウリと絡んだコメディリリーフ役として定着しそうなチャカ、そしてこのマンガのストーリー面の大きな軸の一つである「リョウの過去」に関係する謎多き人物ドイルなど、どれも今後のお話を面白くしてくれそうなキャラ達であり、期待が持てます。

 しかし、ここ数週間で最も(読者に対して)ポイントを稼いだキャラと言えば、文句なしでセイリュートで決まりでしょう。何がアレかって言えば、そりゃもう自らゴーグル(仮称:機能的にはヘッドマウントディスプレイっぽいですが)を外して積極的にロリっぽい素顔を露出するようになったこと。これに尽きます。
 そこで、今回は今後ブラッド達よりも出番が増えそうな、ゴーグルを外したセイリュートについて考えて行きたい。

(・д・)ノ

 ――まず、セイリュートが自分から素顔を晒すということは、即ち「普段着用していたゴーグルを、自らの意志で外している」ということです。
 では、このゴーグルには、一体彼女にとってどのような意味があるものなのでしょうか? まずはそこから考えてみましょう。

 マンガの中の描写から推測するに、このゴーグルには以下のような二つの能力があると考えられます:

  • 現在位置から見えない場所の情報を、衛星軌道上から直接サーチする(サンデー34号 P.259)
  • 表情を隠して無気質感を演出、相手に威圧感を与える(サンデー27号 P.24)

 つまり、彼女のゴーグルを着用する主な目的は、「視覚の拡張」「素顔を隠す」の二点に要約されます。では、これらの機能から連想されるものは何でしょうか。
 ――それは「眼鏡」です。「メガネ」。眼鏡は、裸眼では得られない視覚を拡張(というか矯正)するという機能面の他に、眼鏡を着用している者のルックスに変化を与え、素顔の時とはまったく異なった印象を他人に与える力を持っています。つまり彼女のゴーグルは、機能としては眼鏡と基本的に同質であると考えられます。

 これにより、セイリュートは、広義的にはいわゆる「眼鏡っ娘」のアーキタイプに属するキャラである、と定義することが可能になります。というか、彼女は眼鏡っ娘です(決めつけ)。

 そして、現代のフィクション世界における眼鏡っ娘が掛けている「眼鏡」には、実に様々なメタファー――奥深い知性、冷静な洞察力、内向的、勉強や趣味に没頭する性格のシンボル、異なる人格へ変遷するためのスイッチ、「本当の自分」を隠すペルソナ、他者との接触への拒絶を暗に示すシグナル、没個性化の為のアイテム、etc――を持たせることが可能であり、そこがいわゆる眼鏡っ娘キャラの奥深さに通じているのですが、セイリュートの場合は初登場時におけるリョウに対する無機質的な話し方からして、「他者との接触の拒絶」の意味合いが一番大きいでしょう。
 基本的に彼女はカナタとユウリとじい以外の人物と接触する必要がないキャラなので、あのゴーグルを外してかわいい素顔を晒し、周囲に愛嬌を振りまく必要はないのです。というか、ないはずでした。

 初登場時には控えめにゴーグルを着けて硬い口調でリョウと接し、まるで眼鏡を光らせながら淡々と冷静かつ非感情的な意見を述べる社長秘書のような「堅い女」を演出していた彼女でしたが、しかしそんな自分に対して「トモダチ」であるカナタを救い出そうと躊躇無く頭突きを繰り出す熱血漢・リョウと出会うことにより、彼女の内面は変化し出しました。
 そしてその変化は、リョウがブラッドと戦って地球を守った時、「カナタ様の合格、予想よりも早くなりそうだな……」とか曰くありげなことをモノローグで呟きながら、突然ゴーグルを外した時に決定づけられました。それ以来、彼女は顔見知りの人間と話す時は、基本的にゴーグルを外すようになります。それに心なしか、ゴーグルを外している時の彼女のしゃべり方は、普段よりも口調が柔らかいような気がします。
 おそらく、彼女はリョウと出会うことにより、これまで隠していた素顔を彼に対して見せたくなるような、何らかの感情的な変化が起こったと見て良いでしょう。自分のご主人様であるカナタのために献身的に行動するリョウの姿が、彼女の何かを変化させたのです。

 更にサンデー34号では、ブラッド相手に「私はカナタ様の宇宙船、セイリュート…」と自己紹介をしながらゴーグルを外して素顔を晒し、そのプリティフェイスでブラッドを自分に萌えさせることに成功する(やや語弊)という、初登場時のかたくなな態度からは考えられなかった行動も起こすようになっています。まるで、ここぞと言う時に眼鏡を外して決め台詞をズバッと言う美人秘書みたいでカッコイイですよね(←その例えはどうか)。
 性格的に眼鏡っ娘である彼女が眼鏡を自発的に外したのですから、彼女はここに来てまったく新しいキャラクター性を手に入れた、ということになります。眼鏡っ娘だった彼女は、眼鏡を外すことによって新しい自分を表に出すことを選んだのです。

 また、マンガや映画などに登場する眼鏡を掛けた女性は、「眼鏡を外すと美人」という60〜70年代から続く古典的なお約束の特徴を備えていることが、一般的に期待されています。そしてセイリュートも、この定義に当てはまるのは納得して頂けるでしょう。
 まぁ、彼女の場合は「美人」というよりはむしろ「ブリブリのロリ顔」なのですが、それはそれでまったく問題ないので不問とします。みんなもそっちの方がいいよね?(いいのか)

 ただし、だからと言って安心はできません。
 セイリュートが広義の「眼鏡っ娘」であるならば、ゴーグルを外して脱・眼鏡っ娘となった彼女には、もはや自分の素顔を隠すゴーグルは必要ないものになってしまいます。「眼鏡を外すと美人」という古典的パターンがに有効であるためには、「普段は眼鏡を外せない制約があり、その素顔を晒すことができない」という制約が有効である必要があり、もし眼鏡っ娘がメガネを外すだけで周囲からモテモテになるんだったら、全ての眼鏡女子はさっさと眼鏡を外してしまえばいい訳です。
 今のセイリュートは、どちらかと言えばこの状態に近いと言えます。

 しかし、眼鏡っ娘とは「眼鏡を外せない理由があるからこその眼鏡っ娘」である訳であり、眼鏡を外した状態の眼鏡っ娘は、もはや「眼鏡っ娘」ではありません。何故なら、前述したように、フィクション世界における「眼鏡」はその人物が抱えている内面的なメタファーとして機能することが求められているのであり、そのメタファーから切り離された人格は、即ち自分自身のアイデンティティを喪失している状態にあると言えるからなのです。
 つまり、あまねく全ての眼鏡っ娘は、いくら眼鏡を外した状態でモテモテになったからとしても、最終的には「眼鏡のままの君が好き!」と言われない限り、彼女自身の「眼鏡をかけている普段のワタシ」というアイデンティティを認めてもらえない、というジレンマが生じます。

 前述したように、眼鏡っ娘が「眼鏡を外すと美人」という性質を持っているのは昔からのお約束ですが、眼鏡を外して男子にモテてハッピーエンド! という物語が許された昔とは違い、現代においては「眼鏡を外している今の自分は、本当の自分の姿なのか?」というテーマを内包していることが要求されます。このテーマに挑み、そして「眼鏡」に対して何らかの解決策を提示しない限り、眼鏡っ娘を作品に登場させる必要はないのだ! と言っても過言ではありません。
 セイリュートに関しても、ゴーグルを外した状態がデフォルト(標準)になってしまうと、初登場時の勿体ぶったゴーグル姿は何だったのよ? ということになってしまいかねません。これは、彼女の本質はゴーグルを被った状態の表情が見えない「宇宙船の頭脳」に徹した姿なのか、それともゴーグルを外したかわいいロリ顔の方なのか? という、彼女のアイデンティティに関わる問題であるのです。

 また、椎名氏のサイト速報ページによれば、なんかブラッド×セイリュートが作者公認カップルになりそうな勢い(らしいの)ですが、果たしてこの二人――というか一人と一つの宇宙船――はこれからどんな関係になって行くのでしょうか。

 ブラッドは彼女のロリロリな顔よりも「彼女が宇宙船である」という、ある意味彼女の本質的な部分に対して萌えている様子なのですが、果たして彼はセイリュートを単なる「宇宙船」としてだけではなく感情を持った一人の個人として認識し、かつ口説き落とすことができるか否か。そしてセイリュートは、彼と関わり合うことで、眼鏡っ娘が持つ命題である「眼鏡と共にある自分に意味を見い出し、自らのアイデンティティを確立する」ことができるのか否か?
 更に、自分の主であり守護する対象でもあるカナタ、そしてそのカナタの「トモダチ」であり自分が変わるきっかけを与えてくれたリョウとの関係はどうなるのか?

 そういう視点でこのマンガを読み解いてみるのも、結構面白いのではないのでしょうか。

 ……なにかちょっと長くなってしまいましたが、つまり私が何を言いたかったといえば

 「あんまりゴーグルを外してロリ顔を見せるとありがたみが薄れるから、できればほどほどにして欲しいなぁ

 ということだったのですが、なんか結論が全然違ってしまったような。
 まぁセイリュートたんがカワイイからいいや(おわり)。


 

更新情報:

  • 煩悩の部屋」の創作文集のページに、久しぶりに投稿して下さったロックンロールさんの作品「GSM MTH5 〜Jumpingoff point〜」を追加しました。シリーズの第5作目となります。
     今回のお話のテーマは「卒業」。ついに横島が美神除霊事務所を(以下略)!? というお話です。
     こういう話を、原作でも一度は見てみたかったですね。
  • 同じく「煩悩の部屋」の創作文集のページに、狐の尾さんの作品「GS美神 ひかり」の第3話を掲載しました。
     以下、狐の尾さんの作品解説です;

     仕事とはシビアな面もあります。 やりたくないことも、がんばってやらなければならなくもなります。 怖くても、つらくても。 
     しかしそこから逃げることは、悪いことでも恥じることでもありません。 あなたの人生は、他人の評価に左右されて決められるものではありませんから。 もちろん、家族や仲間、恋人を見捨ててもいいとは思いませんが。 ですがこの私の言葉も、あなたにとっては他人の言葉。 どう採るかはあなたしだい。 
     GSとはどんな仕事でしょう。 もし自分にそんな才能があったとしたら、あなたはどうしますか。 人のために、自分の命をかけますか。 例えむごたらしい死が、あなたを待ってるとしても。 そして誰も、あなたの苦労を知らなくても。    
     そんな仕事をやりながらも、ヒカリ達には笑っていて欲しいと思っています。  

  • 煩悩の部屋」のイラストのページに、初投稿となる村雨 刃さんの作品・「変わる時代のなかで変わらない夢を掴もう」を掲載しました。「フィギィア17」のつばさ&ヒカルのイラストではなく、「GS美神」のおキヌちゃんのイラストです(判る人だけ笑)。
     大きい瞳と、小さいけどちょっと色気を感じる唇が印象的だと思いました。デスクトップの壁紙として利用できるサイズなのも素敵。
  • なお、投稿して頂いたロックンロールさん、狐の尾さん、村雨刃さんには、こちらの都合で掲載が遅くなってしまったことをお詫びします。

お知らせ

 次回の更新予定ですが、8/5〜8/8の間のどこかになると思います。
 相変わらずの不定期更新で大変に申し訳ない。


02/07/19  (更新情報へ)

 カナ坊!(挨拶)

 いやその、「一番湯のカナタ」の連載が始まった頃、このキャラは「カナタの喋り方が被ってる」と一部で話題になっていたのは知っていたのですが、基本的に私はいわゆるギャルゲーをプレイしない人なので(強調)、今までこの娘がどんなキャラなのか知らなかったんですよ。
 この前ふと思い立って Googleで検索してみたところ、ついに発見できた次第。

 改めて思いますが、ロリっぽいキャラが語尾に「カナ?」を付けて喋る姿は、そのキャラ(の頭)が幼いという記号として極めて効果的であり、また萌え要素としてもとても有効なものなのだなと認識。
 また一つ(別にしなくてもいい)勉強になりました。


円盤皇女ワるきゅーレ

 そして、「カナタ」の連載開始第一話の時に「銭湯に宇宙人が落下し、銭湯の跡取り息子がそれに巻き込まれていきなり死亡。その宇宙人は、オーバーテクノロジーでその跡取り息子を蘇生させた」というシークエンスがまるっきり被ってる、とこちらもまた一部で評判になっていた「円盤皇女ワるきゅーレ」(介錯原作、コミックガンガン連載)のアニメ版がこの前テレビ神奈川で放送されていたので、実際どのくらいネタが被っているものなのか、汚れなき眼で見てみたんですよ。

 ……その結果、コレは「カナタ」と類似しているとかそういう議論をするべきレベルの作品ではなく、むしろ

 このアニメは何かが明らかに「おかしい」のではないか

 の方を優先的に考えざるを得ないものである、と判断致しました。
 いやもう、何というかこう


 いきなりロリ!

 ロリ! 裸! 猫耳! メイド! 乳揺れ!
 ロリ! 着ぐるみ! わがまま! 失踪!
 ロリのわがままに付き合ったばっかりに、ロリを庇った風呂屋の息子が唐突に死にそうに!
 するとロリが突然風呂屋にチュー! アダルトタッチに大・変・身!
 乳が! 尻が! 太股が! そして乳首が!
 膨らんでる! 膨らんでるよ! 服の上から乳首が立ってるのが見えるよ!

 こんなの見せられて、オレはいったいどうすればいいんだよ!
 オレはまだ独身なんだゼ!(←関係あるのか)


 ――と、頭の悪い形容でしか表現のしようがない、あんまりな内容っぷりに完敗。
 「円盤皇女ワるきゅーレ」は、ソレ系の記号的表現を大量投入して視聴者をロリロリなヒロインに萌え狂わせようという明確で強い意志に溢れたあざとさ大爆発なアニメである、と断言したい気持ちで一杯であります。

 ここまで来てしまうと、「カナタ」との類似性がどうとかいうことはもはや問題にもなりません。双方の間に個々のパーツに似ている部分がいくつかあるからと言っても、作品としての方向性が全く異なっているのは明らかであるため、それを以てこの2つの作品が被っているか否かを論ずるのは明らかに無意味です。例えて言うなら、同じ「マンガ」だからという理由だけで、「エイケン」と「ナニワ金融道」を比べるのと同じくらい無意味だと思います(´Д`;)。
 せめて、「カナタ」でリョウを蘇生させたのが(爺ではなく)カナタかユウリで、その影響で二人は精神寄生状態に! という流れになっていたら、もっと「被ってる」談義で盛り上がれたのでしょうけどね!(←盛り上がりたかったの?)


 でも、その「ワるきゅーレ」でちょっとうまいと思ったのは、空から落ちてきた美少女と地球人の男の子を結びつけるロジックとして、「ウルトラマン」の時代からの宇宙人の伝統芸である「生命エネルギーを地球人に分け与える」能力をアレンジし、「宇宙人の女性が地球人にエネルギーを与えたため、宇宙人がその分小さくなって幼児退行してしまった」という設定を作り上げたことです。
 こうすることによって、二人の間には「一つの命を二人で分かち合っている」というかけがえのない絆ができますし、その副作用で宇宙人が一人では何もできないロリロリな子供になっちゃったので落ちた銭湯に仕方なく居候する、という同居のための口実もでき、更にこの作品の肝である「キスすると一時的にエネルギーを取り戻して元の姿に戻る」という著しく都合の良い設定も、まったくの自然な形で盛り込むことができます(ドクロ)。

 この手のいわゆる「落ちモノ系」の物語では、主人公とヒロインを一つ屋根の下に合法的に放り込むシチュエーションをどうやって構築し、またその展開を視聴者や読者にどうやって納得させるのか? という点が最大の肝になるのですけど(これについては「カナタ」も例外ではなく、特に第一話は物語に説得力を持たせる為に相当練り込まれたストーリーを展開していたと思います)、この辺「ワるきゅーレ」は上手いこと『萌え』路線と絡ませて処理してるなぁ〜と思いました。
 でも、これってなんか既に他のゲームかマンガか何かで使われているアイデアなのではないの? という気もするのですが、でも基本的に私はいわゆるギャルゲーをプレイしない人なので(強調)、その辺は私にはよく判りません。

 にしても、このアニメのエロ要素と萌え要素の過剰投入っぷりは、どう考えてもヤリスギとしか言いようがないですね。そこまでは私もフォローする気にはなれません。
 CS局での放送を前提とした番組って、地上波みたいな気を使わないで済む分、色々と無茶できてスゲエな! と本気で思いましたよ。

 こんな番組を(地域限定とは言え)平気で放送できてしまう多チャンネル時代バンザイ!


 ……いやでも、7月に始まったアニメの中でもっとも頭がおかしい作品は、「ワるきゅ〜レ」ではなく「陸上防衛隊まおちゃん」で決まりですけどね!(断言)

 赤松健(ご結婚おめでとうございます)デザインのかわいらしい8歳の女の子達が鼓笛隊みたいな軍服を装着し、日本を侵略するかわいいエイリアン達を相手に戦ってボロボロになりながらも、「防衛しよう、防衛しようよ!」「防衛するでありますぅ〜」と国防意識(専門用語)を丸出しにした台詞をグズグズ泣きながら言う姿が、よりによってライブで全国放送! 日本国民はみんな、TVに写る8歳児達の姿に萌え狂って涙を流す! 8歳児を出撃させた内閣の支持率も急上昇! これで日本も安心だ!
 ――という内容の第一話が本当に放送された時は、その負の方向に傾いたインパクトの巨大さに圧倒されてしまいました。

 「国防」というナショナリズムっぽさを想起させる概念をねじ曲げてギャグになるレベルにまで落とし込み、それを赤松健原画の今風の萌えキャラと合わせるという企画を考えついた時点で、もうこの作品は「勝ち」でしょう。
 このアニメは、作品そのものの中身が面白いというよりは、むしろ「こんなアレでナニな番組が(テレ東ローカルとは言え)地上波として普通に放送されている」現象そのものの方が面白いという、メタレベルで鑑賞するべき作品であると思いました。

 こんな番組を(地域限定とは言え)平気で放送できてしまう多チャンネル時代バンザイ!(結論)


 ――それはそうと、なんか最近はファンサイトであるにも関わらずここで「カナタ」の話をちゃんと書いてないような気がしますが、これもみんな仕事が忙しく、タイムリーな話題を提供できないからであります(言い訳)。
 自分の運営しているサイトの掲示板にすら書き込む余裕がないなんて!(でもチャットはやってますが←ダメ)

 特に、今週はセンターカラーということもあり、「サンデーにおける新連載マンガのセンターカラー設置は、そのマンガが人気度確認チェックのフェーズに入ったことを意味するッ! 今後も今までのように掲載位置が優遇されるかどうかは、ひとえに今週の読者アンケートで人気を得られるかどうかに掛かっているのは間違いないね! なので、ここで読者アンケートに『カナタ』に丸をつけて提出し、このマンガは安定した人気があることをサンデー編集部に見せつけてやろうぜ!」と、少年漫画誌読者によくある真実なのか妄想なのかよく判っていない読者アンケート神話をネタにして煽ろうと思っていたのですが、今週もちょっと煽る暇がないまま終わってしまいそうです。
 次回の更新日記辺りでは、何とかカナタの話題を振っていきたい。そんな感じ。

 早く夏休みにならないかなぁ……(←いい歳した社会人がそんなことでいいのか)


 

更新情報:

  • 煩悩の部屋」の創作文集のページに、狐の尾さんの作品「GS美神 ひかり」の第2話を掲載しました。
     以下、狐の尾さんの作品解説です;

     自分の主義、ポリシーとも言いましょうか、そのようなものは常に守れるものとは限りません。
     生きていくため、時にはどうしてもそれを曲げなければならなくなったりもします。
     そんな選択を迫られた時、あなたはどうしますか?
     どちらが正しいかなんて、誰にもわかりません。
     でも必死に考え、そして決めたら、それをやるしかないのです。
     そういう人は、強いですよ?
     ヒカリはそういう人に憧れているのかもしれません。


おまけ:「プレイヤー」小特集

 もう先週の話になりますが、サンデー32号に、普段はサンデー超増刊で連載されている「プレイヤー〜禁断のゲーム〜」(原作:若桑一人/作画:田中保左奈)が、読み切りマンガとして掲載されました。
 個人的にはこのマンガは割と好きな方で、コレと「ガールズザウルス楠桂氏作の歪んだ美少女わんさか系コメディー。おもしろいよー)の為に超増刊を買っている、と言っても良いくらいです。なので、今回の週刊進出は素直に嬉しいですな。

 特に、超増刊で連載されている方の「プレイヤー」は、半ズボン担当のゲームデザイナーの生意気な男の子が出てきた辺りから、途端にマンガとして面白くなって来ているような気がします。
 読み切りの方を読んでちょっと気になった方は、とりあえず今発売されている超増刊7月号をゲットして読んでみることをお勧め致します。でも8月号は休載なので注意。

「プレイヤー」作者の田中保左奈/若桑一人両氏に関する基礎知識:

  • 作画担当の田中保左奈氏は、椎名高志氏の元アシスタント(このサイト的には重要情報)。
     これまでも、何回か椎名氏のサイトの速報ページのコメントにも名前が登場している。
  • 原作担当の若桑一人氏は、サンデーでは「風の伝承者」「ダイキチの天下一商店」を手掛けた経験がある人。
     現在は「プレイヤー」の他に、ビッグコミックで「ダンデライオン」の脚本も担当していたりする。
  • 最後通牒」等のマンガ系ニュースサイトで時々話題になるWebコミック「ポカちゃんと僕」は、田中保左奈氏のアシスタントである辻恭平氏の作品(マンガと絵は田中氏、アニメーションは辻氏の分担)。
     辻恭平氏は、最近話題のインディーズアニメーション作品「ほしのこえ」の制作アシスタントも勤めた実績を持つ。

 何はともあれ、まずは「プレイヤー」のコミックスがちゃんと発売されることをお祈り致します。このマンガなら多分大丈夫だとは思いますが、超増刊だと連載マンガのコミックスが必ず出るとは限りませんからね。いやマジで。

 そして、もしその作者が他の出版社に移った途端、その出版社から未収録の作品を集めたコミックスが発売されてしまう罠。何とかしてよ小学館!
 例の4巻も、何とかなっちゃう前に何とかしてくれよな!


02/07/10  (更新情報へ)

 ユウリの胸に挟まれたチャカの絵を見ても何のエロ妄想も浮かばない奴は人としてダメなので、一から出直して来るべきだよね!(挨拶)

 という訳で、皆さんこんにちは。
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンサイトを自称するサイト C-WWW です。

 現在リハビリ中(人として)。


ボツ原稿再利用企画:『カナタ』のネット評判

 6月下旬は、サークル文珠さんが夏コミで発行予定の椎名高志作品評論同人誌「紙の砦!」に寄稿する原稿を書いてました。
 今回もらったお題は、タイムリーなネタということで「一番湯のカナタ」について。

 最初のうちは自称サンデーウオッチャーらしく「ネットにおけるカナタの評判」をネタにして書く予定でしたが、見知らぬ人のサイトのことを勝手に紙媒体の原稿ネタにするのは少々気が引ける、最後にまとまった結論をつけて締めるのが難しそう、などの理由から、結局途中で書くのを断念してしまいました。
 でも、せっかく時間をかけてリサーチしたんだしー(=Google で「一番湯のカナタ」と入れて検索しました、と同意)ということで、ここで書きかけの文章を再利用することにします。

第一話のネットでの評価

 ――「カナタ」第一話を最も詳しくレビューしていたのは、私の知る範囲では「駒木博士の社会学講座」というサイトだった。
 「駒木博士の社会学講座」は、マンガから競馬、サッカーに至るまで、広いジャンルに渡って「講義」を行っているテキスト系サイト。コミックバンチの「世界漫画愛読者大賞」に対する考察が評判となり、大手ニュースサイトで取り上げられたことがあるので、知ってる方も多いかと思う。
 ここでは週に一度、ジャンプ・サンデーなどの雑誌で始まった新連載のレビューを定期的に行っており、その中で「一番湯のカナタ」も取り上げられている。

 その評価だが、『エイリアンご迷惑コメディー』の売り文句で作品の雰囲気が想像できる椎名氏の作風の豊かさ、どのページにも見せ場を用意して読者の興味を惹く構成力の高さ、内容を専門的な知識を必要とするSFジャンルに属するマンガであるにも関わらず、一度読めば作品世界を理解できるように作られている判りやすさ――などを高く評価。「これくらい高い完成度の作品が描けるのであれば、椎名さんは一流マンガ家のポジションを維持していけるでしょう」と、連載マンガの第一話としてはほぼ最高級クラスの賛辞を送っている。
 ここまで高評価を受けていると、ファンとしては素直に嬉しくなること請け合い。「カナタ」ってマンガはやっぱり凄いんだ! と思いたい方は、ぜひ読んでおくことをオススメする。

GS美神を知らない世代

 とあるサンデー掲載マンガの感想を載せているサイトで、『第4話の冒頭の戦隊モノに出てきた、髪型がキツネの尻尾みたいになっている女の子に激萌えです〜』という主旨の感想が書かれているのを偶然見かけた。
 あの戦隊モノ特撮番組が「GS美神」のセルフパロディであるということは、コミックスを全部読んでいる人にとっては当たり前の事実なのだが、逆に言えばコミックスを読んでいなければあそこに登場したキャラが何なのかを理解することはできない訳であり、あのシーンをセルフパロディと認識できない=「GS美神」を読んでいない読者も確実に増えて来ている、という(当たり前と言えば当たり前の)事実を再認識させられた次第。

 「GS美神」を椎名マンガ作品の絶対評価軸にすることは、そろそろ無意味になりつつあるのかも知れない。
 あの頃とは、もう作者も読者も色々な意味で違って来ているのだ。

カナタにおける同人の可能性

 MISTERジパング時代に「きんらんどんす」を立ち上げていた桐川さん+染谷さんコンビの手による、おそらく史上初(?)の「カナタ」のやおいっぽいイラスト&テキストが、桐川さんのサイト「FREE JAM CHANNEL」で公開されている(注意:そういうのがダメな人にはお薦めしません)

 いくつかのイベントで美神/ジパング同人を手がけている方にそれとなく聞いたところでは、「カナタ」に対しては「キャラも出そろっていないし、コミックスが出るまでは様子見」という意見が聞かれた。「MISTERジパング」では、「GS美神」系のサークルが食指をあまり動かさなかった一方、「美神」とはあまり関連がない活動をしていたサークルが参入してくるケースが多くて個人的には驚かされたが、果たして「カナタ」ではこれからどうなるのだろうか。
 というか、誰か早く「カナタ」専門のファンサイトとか作ってくれませんか? 私寂しいです(わがまま)

不完全燃焼の2ちゃんねる

 みんな大好き『2ちゃんねる』の少年漫画板にも「一番湯のカナタ」スレッドが立ち上がっているが、今のところは熱心な擁護者も、強烈なアンチファンもそれほど登場せず、ネガティブ気味な意見が多数を占めながらも、全体的にはまだまだまったりと推移しているといった感じ。
 2ちゃんねるという場所は、いきなり衝撃的な展開を見せたマンガ(例:「焼きたて!ジャぱん」における月乃の指舐め)や、毎週突っ込みどころに事欠かないようなマンガ(例:「旋風の橘」)のスレッドはお祭り騒ぎ的に爆発的に伸びる一方、そういう騒ぎを起こす "燃料" に欠けるマンガ(=つまりは普通のマンガ)のスレッドは伸びない傾向がある。それ故に、マンガとしては比較的平穏な滑り出しを見せている「カナタ」も、2ちゃんねる的には逆に「つまらない」と写ってしまっているのかも知れない。
 なので、当分は「あー、ルシオラの時みたいに、オレ達を燃えさせてくれるようなことがまた起こらねぇかなぁー」とみんな内心で思いつつも、不完全燃焼なムードを孕んだまま進行していくのではないかと思われる。

 現在、椎名センセのサイトで公開されたセイリュートの素顔に反応しているコメントも出始めているが、果たしてセイリュートたんは我々にとっての "燃料" となりえるか?

失意のYahoo! 掲示板

 その「2ちゃんねる」に続くコミュニティが形成しそうな場所として、Yahoo!掲示板に存在する椎名高志作品の話題を扱う掲示板もウォッチングポイントとしてサイドバーのリンク集に登録してあるのだが、こちらの方はもう残念ながら連載開始時の勢いを失ってしまっている雰囲気。
 この掲示板のアクティブメンバーはGS美神時代の椎名ファンが多いと推測されるが、「カナタには失望した。これは私たちが読みたかった椎名ギャグマンガではない」という論調が支配的なように思える。

 ただ、これは決して極端な意見ではなく、「カナタ」に対してこういう考えを持つオールド椎名ファンは、実は少なからず存在するのではないか? と何となく推測しているのだが、その辺どうなのだろうか。こういうネガティブな意見は表に出にくいので、ネットでは案外掴みにくいけどね。

 ……なお、結局今回の寄稿作品は、『「一番湯のカナタ」の今とこれから』と題し、物語序盤における「カナタ」のストーリーの進め方を「極楽大作戦」「MISTERジパング」と比較して検証してみましたー! という論旨の、私にしてはかつてない程普通の内容のものになってしまいました。
 たったの9話(原稿執筆当時)までしか連載されていない作品に対して、理屈好きなオタクらしく頑張って理屈を捏ねてみましたので(´Д`;)、そういうのが大好きな方は夏コミのサークル文珠さんのところでチェックして下さい。

 今考えてみると、素直に「ネットにおけるカナタの評判」にした方が面白かったかなぁ……(おわり)


 

更新情報:


お知らせ

 次回更新は 7/15〜7/20のうちのどれかの日になる予定です(こんなお知らせでいいのか?)


02/07/07  (更新情報へ)

 書きたいことも言いたいことも沢山あるのに、それをコトバに変換する力が今の僕にはないんだ…
 (↑挫折を語るサブカル系クリエイター志望の若者っぽく挨拶)

 というか、お久しぶりです(・ω・)ノ
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。

 とりあえず、帰宅時間が毎日夜11時を越える今の生活を何とかしていきたい。
 そんな感じ。


藤宮ケイと行く名古屋味噌コンボツアー

 そんな私ですが、先週末に名古屋で開かれた「MISTERジパング」のオンリーイベント・「尾張維新」には行くことができました。

 今回の名古屋遠征の参加メンバーは、Cna-Chatの入口に「尾張維新」のバナーを張り付けるなど、当初から行く気マンマンな態度を示していた藤宮ケイさん、その藤宮さんから「どうせ名古屋に来るのなら味噌煮込み料理を食いに行きませんか?」との誘いを前日にIRCで受けてその気になった(推定)がるるさん、そして本来なら色々と溜まった用事を土曜日に済ませた上で日曜日の朝にゆっくり名古屋に行く予定だったけど、味噌煮込み料理を早く食べたいがために無理矢理予定を切り詰めて土曜日の夜に名古屋に降り立った私、の3名。

 そんな男3人で「尾張維新」に出向いた訳なのですが、博識な方ならご存知の通り「MISTERジパング」同人は基本的に女性向けの本しかない世界である、といっても過言ではありません。ですので、このイベントに参加するのも女性ばかり。実際、「尾張維新」で私が見かけた男性は、我々三人以外は皆無でした。女性参加者がメインのイベントに行くのは「GS美神」の時代から慣れてるはずの我々と言えども、会場に入って場内を廻るのはとっても恥ずかしかったです(告白)。
 「美神のイベント(95年に東京で開かれた椎名高志作品オンリーイベント「合縁奇縁」のこと)の時は結構性別のバランスが取れてたし、今回も少しは他の男が来ると思っていたんですけどねー」とは藤宮さんの弁。

 イベントそのものは、参加サークル数が約30程度とさすがにマイナージャンルっぽさを感じる(失礼)小規模なものでしたが、全体的にはまったりした良い雰囲気のイベントだったと思います。あと個人的には、コスプレをしていた人が結構いたのが意外。特に、姫っぽい格好(帰蝶)をした着物女子を見たときはビビリました。気合い入ってるなぁ(頭の悪いコメント)。
 また、このイベント独自の企画として、書き下ろしの「ジパング」キャライラストが描かれているオリジナルのメンコを配って参加者同士で勝負をして遊ぶ、というのをやってましたが、メンコが重すぎて全然ひっくり返らなかったのはご愛敬。

 何にしろ、名古屋という土地はこのマンガのファンにとってはある意味「聖地」なので、この地でジパングのイベントをやることに最大の意義があったのではないか、と思います。
 主催者および関係者の皆様、お疲れさまでした。

 なお、名古屋では土曜日の夜に味噌煮込みおでんを、日曜日のイベント帰りには味噌煮込みうどんを食べたのですが、どちらもとても美味しかったです。特に味噌煮込みおでんのおいしさはハッキリ言って異常。赤味噌でグデグデになるまで煮込んだモツや大根、あと味噌タレを付けた串カツの旨さに震えましたね。
 ですので、オレにはもはや「名古屋人はコンビニのおでんにも味噌をかけて食べるんだって?」とかいう名古屋ネタで名古屋を責める資格がありません。いやだって美味いんだもんよ(味噌が)

 味噌煮込みの街名古屋さいこうー(*´Д`*)

個人的メモ:
男でも読めるジパング同人誌のさがしかたガイド(ドラフト版)

  • 男同士のカップリングを男が理解するのは難しいので無理しない
  • 加江、ヒカゲが主役のものは比較的判りやすくて読みやすいものが多い
  • やおいばかりではなく、実はギャグ系の比率も高いのでチェックしてみては
  • 女性向け18禁描写があるものは避ける

 なお、尾張維新で手に入れた本の中では、「うまくいかない恋」(小六×ヒカゲ本、播磨屋本舗/EN)、「それから。」(秀吉メイン本、人参少年)、「ベィビィラブ」(お市×権六本、モダンタイムス)が特に良かったです


 

更新情報:

  • 煩悩の部屋」の創作文集のページに、こちらには初投稿になるA.Sさんの作品「18年目の手紙」を掲載しました。
     「アシュタロス戦の18年後、パピリオがべスパに宛てて書いた手紙」という設定の短い話です。
  • 煩悩の部屋」の創作文集のページに、同じく初投稿になる狐の尾さんの作品「GS美神 ひかり」を掲載しました。
     こちらはアシュタロス戦の25年後、横島の子供『ヒカリ』が主人公の物語です。まだ第一話ということなので、今後の展開に期待、ということで。
     
     なお、A.Sさんと狐の尾さんには、こちらの都合で更新間隔が長くなってしまった為、掲載するのが遅くなってしまったことをお詫びします。
  • 個人的趣味で行っている「逆リンク集」の2002年6月集計版を公開しました。

お知らせ

 前述した通り、現在仕事が死ぬ程忙しくなってしまったので、少なくとも8月中旬までは更新期間が不定期になると思われます。近いうちにまた更新したいとは思っているのですが(´Д`;)。
 死なない程度に頑張ります(←笑うところではないのがポイント)ので、ご理解ご協力の程をよろしくお願いします。


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