椎名先生Twitterに降臨記念・サンデー16/17号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです(´・ω・`)

 ここ最近では、「絶チル」OVAの情報が発表されたり、4/16に発売されるコミックス21巻にOVAの予告編が同梱されることが発表されたり、OVAの宣伝を兼ねて椎名先生がTwitterを始めたり、薫役の平野綾さんが長期休業?みたいな噂が流れたかと思ったら本人から「明日から復帰」宣言が出たりと、何か様々なことが起こりました。
 特に、椎名先生がTwitterを始めてくれたのは望外の喜びです。サブアカウントを作成してファンと交流するなど、かなり積極的に活用して下さっている様子。「OVAの宣伝のため」といいながら先生が声優さん達と絡んだり、同僚の畑先生や若木先生と絡んだりする様をこっそり眺めて、一人でニヤニヤしていたいです(←心底ダメ)。

 そしてその間、こちらは諸般の事情で疲れが溜まってしまい、夜遅くまでなかなか起きていられない体質になってしまいました。なので、サイト更新のための記事を書くまとまった時間を捻出できない状況になってます。
 そして多分、やはり諸般の事情でこの状況は当分解消できそうにありません(´・ω・`)。すみません。むふー

 以下、サンデー16~17号の「絶チル」感想です。
 今回は作者公認のお馬鹿エピソードなので、その意を汲んだコメントを書きたいと思います。

ロスト・ガイズ #3 あらすじ

 「窮地に陥っている不二子を捜索して合流する」という共通の目的を達成するために結成された可憐GUY’Sだったが、兵部のあまりのやんちゃっぷりに皆本と賢木が反発、早くもコンビ解散の危機に直面。しかし、日々兵部のやんちゃに晒されている真木は、兵部のやんちゃの裏に隠れた真意を汲み取り、バベルの面々を救助するために行動を開始したのであった。何て出来る部下なんだ。真木×兵部に人気があるのも頷ける。

 一方、不二子ちゃんは未だおしっこを我慢しており、おしっこ我慢萌え属性というニッチなフェチの人気を獲得することに成功した。続く。

 この回を読んで連想したのが、「エスパー魔美」で寝ている時にトイレに行きたくなったけどトイレに行くのが怖い魔美が、膀胱の中身だけを高畑さんに部分テレポートしたエピソードでした。みんなもそうだよね?
 不二子もテレポートが使えるんだから、こういうえげつない技で相手を陥れることができるんじゃないか? というか、普通に膀胱(および直腸)の中身だけ外にテレポートするとか、膀胱(および直腸)の中身以外をテレポートして結果的に排泄と同じことをしたりとかできないものなのか? とか思ったのですが、次回のエピソードでは彼女が「テレポートしたら出ちゃう!」と言ってたので、この世界におけるテレポートという能力は便意に負けてしまうくらいに繊細かつ集中力を要するものであり、「エスパー魔美」のような大胆なことはできない、という解釈をすることにしていきたい所存です。
 というか、「エスパー魔美」の場合も、わざわざ高畑さんの手を煩わせなくても、素直に膀胱の中身を直接トイレにテレポートすれば良かったんじゃないかと常々思っているのですが。どうでしょう(常々?)。

 あとは、何だかんだ言っても兵部の体面を保ちつつ、不二子や皆本を救出したいという兵部の真意(たぶん)を汲み取った行動を起こした真木のよくできた部下っぷりに感心しました。このエピソードの最萌えキャラは真木ですよパティさん。

ロスト・ガイズ #4 あらすじ

 アフリカの大自然を愛するあまり、雄ライオンに乗り移って雌ライオンを娶ったレオンさんが登場。ライオンをにとかマジ凄い。獣好き垂涎。こんなのを見ちゃうと、「獣っぽい女の子」程度の初音に迫られて困ってる明は、まだ獣フェチ的な意味で成長しなければならないと思う。

 そして解散の危機に直面していた可憐GUY’Sだったが、「皆本や賢木をからかいつつ水牛の群れを不二子と『黒い幽霊』の刺客の戦いに突っ込ませて混乱させる」という兵部の狙い通りの展開となり、結果的に不二子の救出に成功、彼女は漏らさずに済んだ。更に、賢木のピンチをさりげなく助ける芸当も披露したり、皆本と賢木の間に見にくいロリコン対女たらし論争を引き起こしたりと、ここぞとばかりに大活躍。今回はバカ話と思わせておいて、実は兵部大活躍イベント回だった模様。
 しかし最後は彼も皆本と賢木の見にくい争いに引きずり込まれ、飯食いつつ仲良くケンカしてオチ。可憐GUY’Sの解散はナシの方向になりそう。可憐GUY’Sの次回の漫談に期待します。おわり。

 レオンさんのアレっぷりは、下手に突っ込みを入れると、おしっこ我慢萌え属性よりも遙かに危険な属性に触れざるを得なくなるので回避します。レオンさんマジでレベル高杉。

 あと今回面白かったのは、ロスト・ガイズの第二話ではエスパーとノーマルの垣根を越えてお互いを信頼し合っていた皆本と賢木が、こと女の嗜好のことになると俄然対立しだして収拾が付かなくなったこと。人種の垣根は越えられても、フェチ属性の垣根はそうやすやすとは超えられないということなのでしょうか。「罪を憎んでフェチを憎まず」の境地に達するには、まだ二人は若すぎる様です。
 これは単に今回限りのギャグとして流されるのか、それとも今後の両者の禍根に発展していくのか。ここはある意味注目するべき点だと思いました。おわり。

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可憐GUY’S結成記念・サンデー15号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 来月発売されるコミックス21巻には、初回限定でDVD付きのバージョンが発売されますが、Amazonの商品説明によればどうやらDVDの中身は中学生編OVAの予告で決定の様です。更に来週発売のサンデー17号ではOVA情報が開示されるとのことで、そちらの方も楽しみに待ちたい所存です。
 以上、ファンサイトとしての義務は果たしたので、以下はサンデー15号の「絶チル」感想を書きます。

ロスト・ガイズ(2) あらすじ:
 アフリカのど真ん中の大地で、皆本・賢木・兵部による「可憐GUY’S」が結成され、漫才を披露した。
 続く。

 前回の感想では「皆本が上半身裸+ネクタイ姿の姿態を晒してくれるとイイナ!」みたいなことを書きましたが、現実の「絶チル」ではそれどころではない露出っぷりを披露。皆本どころか賢木までもがパンツ一丁の姿になり、襲いかかってきた雌ライオン相手に死闘を繰り広げたり、ノーマルとエスパーの垣根を超えた二人の深い友情を確かめ合った上でイチャイチャしたりするという、こちらの期待を超えた展開を繰り広げて下さいました。
 今回のページ数はサプリメントや扉を除いて全16ページあるのですが、そのうち皆本と賢木がパンツ一丁な状態なのが12ページ(75%)、そうでないのが4ページ(25%)。七割五分が裸です。更に、裸ではないページも「上半身はYシャツを羽織っているだけで胸筋や腹筋は丸見え」という状態なので、事実上最初から最後まで全編で通したと行っても過言ではないでしょう。

 かの安永航一郎先生は、ギャグの描き方として「とりあえず脱ぐ。後はそれから考える」と述べたそうですが、今回のエピソードの面白さの源泉もその「とりあえず脱ぐ」にあるのではないかと思いました。
 今回、中盤で皆本と賢木が「不二子が兵部と通じて『黒い幽霊』の情報を得ていた」ことについての是非をシリアスに論じているシーンがあるのですが、そんな話をしている彼らの格好はです。そのギャップが、この何とも言えない独特の雰囲気を醸し出していると思います。
 また序盤のライオンとの格闘シーンでも、本来であれば殺伐とした絵になりそうなところを、で奇声を発する賢木のアレっぷりが中和しているのは間違いないでしょう。少年マンガにおける男性キャラの裸には、やはり侮れない表現力があると感じました。性的な意味では決してなく。

 更に、後半になると兵部まで登場、半裸で必死にサバイバルしている二人をからかって遊ぶという、実に彼らしい性格の悪さを発揮してます。
 パンドラの子ども達を普通の学校に通わせたり、フェザー絡みでは不二子と協力して事を進めようとするなど、ここのところちょっと性格が丸くなったんじゃないのおじいちゃん? みたいな一面を見せていた彼ですけど、皆本が相手になると、何か心底楽しそうにイタズラしてますよね。やはり兵部はこうでなければいけません。兵部には皆本が必要なんですよやっぱり。こっちはンもう色々な意味で。

 そしてそんな可憐GUY’S祭りのアオリを食らって今回は1ページしか登場できなかった不二子ちゃんですけど、さすがに次回は彼女にもフォーカスが当たるんじゃないかと思います。ピンチの不二子に助けが来るのが先か、それともトイレを我慢しすぎて(以下略)。おばあちゃん頑張れ。

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最近のサンデーまとめて感想日記(~2010年15号)

このエントリの要旨:

 ここのところ「絶チル」以外のサンデー掲載作品の感想とか書けなくてストレスが溜まっていたので、それを発散するためのエントリです。
 勢いで書いたので、内容の質はいつも以上に保証できません。

國崎出雲の事情

 私のリサーチによれば人妻に大人気な「國崎出雲の事情」(人妻サンプル数:1)。このマンガは、「女形」と「女装」を意図的に同一視し、「女形なんだから普段から女装しても大丈夫」みたいな流れでとにかくカワイイ主人公にモリモリ女装させてみんなにハァハァ言わせてやる! という意志に満ちあふれており、個人的にたいへんに好感を持っているのですが、今回の対玄衛編では「カワイイ主人公が女装して年下のもっとカワイイ男の子を籠絡する」というますます歯止めが効かなくなってるストーリーが展開されており、とても微笑ましいです。

 もっとも、ストーリー的には玄衛が「成熟を拒否して子どものままで居たい」気持ちと「役者として舞台に立ち、大人へ成長したい」気持ちの間で葛藤するという割と少年マンガらしい展開になっているのもポイントで、少年誌に掲載される作品として押さえるべきところはキチンと押さえている感じはします。でも結局、最後は玄衛も出雲(の女装姿)に惚れちゃってますますたいへんなことになるオチが待っている様な気がしてなりませんが。
 主人公の少女の周りに主人公のことが大好きな男性キャラがわんさか集まってくる系のコメディーは少女マンガ界では珍しくありませんが、主人公の少年の周りに主人公のことが大好きな男性キャラがわんさか集まってくる系のコメディーが少年誌に掲載されるのは、比較的珍しいことなのではないかと思われます。「國崎出雲の事情」は、そういった意味においてますます油断できないマンガに進化しつつあるのかも知れません。

境界のRINNE

 先週と今週のサンデーに載っていた、ドコモの携帯と「境界のRINNE」のコラボ広告を読んだ時の「何で貧乏な主人公がハイコストなドコモの最新携帯の宣伝をやってるの?」と不安になってしまう感覚に、適切な名前を付けて下さい(挨拶)。

 最近のこの作品は、鳳(あげは)を当て馬にして桜を嫉妬させ、りんねとのラブコメ機運を盛り上げようという、実に高橋留美子先生作品らしいストーリー展開を志向しているように思えます。今週の最後で、りんねと鳳がいちゃついているように見えるシーンでわざわざ桜を登場させる間の悪さは往年の「めぞん一刻」などでもよく見られたパターンであり、「今、まさに自分は、高橋留美子のマンガを読んでいるのだ!」との思いを改めて自覚させられます。
 そのせいか、最近は「RINNE」を読んでると「めぞん一刻」をリアルタイムで読んでいたあの頃の記憶がフラッシュバックしてしまい、当時の自分のアレっぷりを思い出して七転八倒した挙げ句に死にたくなって来るので大変です。あの頃の自分はもういないはずなのに! もう過去は振り返らないと決めたのに! いやもう本当に勘弁して下さい!(←何があった)

怪体真書0

 フルヘッヘンド!(挨拶) 先週から始まった「怪体真書0」は、「怪体真書」なるバイブルを武器に、人に取り付く虫のような姿形の「病魔」を退治していくという、サンデー的な意味において極めて清く正しい格闘モノ作品であると認識してます。
 個人的には、雷句誠先生の初期の傑作「玄米ブレード」を彷彿とさせます。あとは虫繋がりでクラブサンデーの「ムシブギョー」も。今、サンデーは虫がキているのかも。

 内容は極めて真っ当なので基本的には素直に「すごーい」と思いながら楽しく読める作品なのですが、強いて言えば主人公たちが自分自身の職業を「闇医者」と言ってるところがちょっと気になりました。闇医者
 自分から「闇」とか名乗っちゃうところからすると、彼らのやってることは「病魔」が渦巻くこの作品世界においても正規の医療行為ではなく、医療免許を持てない非合法な存在であることを自覚しているということなのでしょうか。それとも、普通じゃない魔法めいた力で病魔を退治するなんて格好いいから「闇医者」って名乗っちゃおうZE!的な、中二病的な何かの力が作用しているのでしょうか。あるいは、無免許医師の先達である「ブラックジャック」をリスペクトしているのか。闇医者だけに真相は闇の中です(上手いこと言ったつもり)。

 あとは、オペ時には毎回「怪体真書」から病魔の情報を得たり退治するための道具を出したりしていますが、連載が続くに連れてページ番号が同じなのに書いてあることが違う! みたいなことが起きないか心配です(まさに余計な心配)。

神のみぞ知るセカイ

 既に先週以前のエピソードの話になってしまいますが、対五位堂結編は本当に面白かったです。体が女になって精神が肉体に引きずられて絶望する序盤、その絶望は「駆け魂」の存在によってもたらされていることを自覚して反撃を決意する中盤、そして「乙女ゲー」のロジックで『万事を尽くして、後は信じて待つ』ヒロインに徹し、それが結果的に結を突き動かしてハッピーエンドに至った終盤と、どれも見応えがありました。改めてコミックスでじっくり鑑賞したいエピソードです。

 そして今週から始まったエピソードは、芸術家肌っぽくて明らかに存在自体がエキセントリックそうな春日檜。人気キャラの春日楠の姉ということもあり、今後の展開がかなり楽しくなりそうな予感がします。ここだけの話、「クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡」の佐久間絵美以来、ああいう頭にサングラス載せてるお姉さんキャラが好きなんですよ。

 今の「神知る」の面白さはかなり神懸かってますね。いやマジで。大丈夫でしょうか?(何が)

ハヤテのごとく!

 基本的に私はナギ派だと自負していたのですが、ここのところの展開を読んでるとアーたん派に転びそうです。助けて!(誰に)
 この世界は、アーたんが幸せになれるような場所になるべき。

ARAGO

 連載が始まってから今まで触れる余裕がなかったのですが、「ARAGO」は毎回楽しく読んでます。特にアラゴ(とユアン)の幼なじみであるリオが登場してからは、アラゴとリオの双方が相手に対してツンツンした態度を取りつつも徐々に信頼関係を築いていく様子がとても初々しく、何か妙に微笑ましいです。ツンデレ同士の恋愛ってのもいいものですね。
 個人的には、この二人の掛け合いを明らかに楽しんでるサリバン刑事に感情移入しつつ、ニヤニヤして読んでる次第です。若者同士のカップルの上に、人生の先輩に当たるおっさんを比較的重要なキャラとして配しているのが功を奏している感じ。さすがは「ダレン・シャン」でステキおっさんキャラを連発した新井先生。判ってますね(決めつけた)。

金剛番長

 最終回。金剛番長と日本番長による兄弟喧嘩で地球が破壊されそうになるものの、最後は兄弟が和解、地球の崩壊を食い止めてハッピーエンドという、このマンガらしく無駄にスケールの大きいクライマックスでした。
 「金剛番長」が連載開始時に狙っていたところとはちょっと違ったところに来ちゃったかな? という感はありますが、この作品本来のテーマである「ビックリ人間が大集合してすごいバトルを繰り広げるマンガ」については終始筋が通っていたので良しとしたい所存です。鈴木先生の次回作に期待。

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