近況報告とサンデー10号絶チル感想日記

 お久しぶりです。

 今週は少ない時間を趣味のプログラミングとプログラム言語のお勉強に使うことに優先したため、漫画の感想はお休みしてました(マンガ感想サイトの人間とは思えない発言)。
 プログラミングの趣味はマンガを読む趣味よりも前に始めたので、職業プログラマとなった今でも、たまに仕事以外のソフトを組みたくて仕方なくなる時があるんですよね。そもそも最初に買ってもらったパソコンは、今では「昭和のボーカロイド」と呼ばれているPC-6001mkIIという機種でな(略)。

 サンデー10号の感想ですが、「絶チル」は基本的に「帰ってきた超能力少年」編のおさらい、および現時点での超能力者を巡る社会情勢(=かなりまずい雰囲気)といった感じでした。
 ただ、皆本がフェザーと兵部が融合した姿を見て「あれは、生まれない未来から来たエスパーの影に過ぎない」と思っているところには引っかかりを覚えました。彼は未来の薫に対して、彼女を愛さずまた彼女からも愛されない状態で未来を迎える、個人的にセカンド童貞ルートと呼んでいる人生を貫くことで、未来で薫と殺しあうことを避けられると確信しているが故にこのように思ったんでしょうけど、彼の薫に対する感情が既に大きく揺らいでいることはこれまでの描写で明らかであり、彼のセカンド童貞への決意はいつか打ち砕かれることは必至でしょう。
 「未来はまだ、あそことつながっている」と判っているからこそ、彼には薫との未来を忌避するだけでなく、それ以外にもやることがあるはずなのです。多分。

 あとは、人知れずユーリ=悠理を守るハンゾウがかっこ良くて困りました。悠理がユーリになっちゃったらバッドエンド確実なこともこれまでの描写で明らかになってしまったので、ハンゾウには頑張って欲しいものですね。悠理を守ることの重大さに比べれば、パティさんの妄想の標的になるくらいはどうということはないはずです。

 そして「BE BLUES!」では優希がパンチラしてたことにさっき気付いて、自分のパンチラセンサーが弱まったことを実感しています(おわり)。


つぼみ VOL.16 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
鳴子ハナハル 他
芳文社 (2012-02-13)

写真はバレンタインデーに買った「つぼみ」最新刊。ハナハル先生さすがに上手いです。個人的に注目作だった「花と星」は急展開で一気に面白くなってきた感

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ひめはじめ黒髪眼帯女子高生日記

 サンデー10号読みました。

 今週の注目はもちろん、かつて我々を色々な意味で震撼させた「オニデレ」の作者・クリスタルな洋介先生の新連載「ひめはじけ」。「オニデレ」でポップかつキュートな美少女キャラ(ただし内面はポップというよりはカタストロフなので注意)が活躍するマンガが描ける作家としてのアイデンティティを確立した洋介先生が多分満を持して始めた連載というだけあって、期待通りの面白さでした。
 ひめさまは「オニデレ」のミズキを更にどうしようもなくした感じで素敵ですし、お供のノエルさんは第一話にして早くも「ひめさまをダメにする女」としてのキャラを立たせることに成功しています。あとノエルさんは必要以上にムチムチな身体をしていらっしゃるにも関わらず、お色気要員として全く使えなさそうなのも地味にすごい(褒めてます)。
 近いうちに扉絵に描かれていた(見た目は)可愛らしい女の子達も登場することでしょうし、これからのお話がどう転ぶか楽しみです。

 そしてそれとは別に今週のサンデーで驚いたのは、「ハヤテ」休載中の読み切り枠第三弾として登場した、葛城一先生の「セーラー服を纏った教祖様」。端的に言って、完膚なきまでに百合マンガでした。
 一応野球部の男子生徒が登場するとか、「自分はもうダメだ」と諦めずに自分が本当に欲しているものを見つけるというテーマとか、そういう少年マンガ的な要素は提示されていたりするものの、あくまで物語の主軸は、人相が悪いあまり一匹狼の暗い青春を送っている主人公の女子高生と、そんな彼女に終始付き纏う眼帯を装備したクラスメートの不思議女子の二人が出会ったことによる主人公の心境の変化を追うことであり、結果として彼女たちの突然の出会いから関係が深まるまでの出来事を描いた一遍の百合マンガとして読むことが可能な内容になっています。
 何より、ちゃんと女子同士がキャッキャウフフなイチャイチャをしてるのも素敵(一方的に主人公がされちゃう側だけど)。この前の「はじめてのあく」のような、キャッキャウフフと書いてさば折りと読ますタイプのイチャイチャとは違います。本物です。素敵です。

 先週号の予告カットを見た感じではもっとサイコホラー寄りなマンガを想像していただけに、この内容はちょっと意表を突かれました。
 まさかサンデーで百合マンガが読めるとは思ってもいなかったので、何というかこう今もちょっとドキドキしていす。いやーマジでびっくりしたよー

 作者の葛城一先生は、クラブサンデーで時折作品を発表していますが、現在のメインフィールドは(くずしろ名義の)ガンガンONLINEコミック百合姫ということなので、今回のような百合色の強いマンガを描けることについては納得せざるを得ません。
 コミック百合姫は最初期の「百合姉妹」の時代は読んでいたのですが、お小遣い的な事情により現在は読んでいないのが悔やまれる結果となりました。今は百合マンガの摂取は「つぼみ」一本に絞っている状況ですが、百合姫も頑張って読んでみたいと思いました(感想)。


げきぶの。(1) (ヤングガンガンコミックス)
くずしろ
スクウェア・エニックス (2011-03-25)


くずしろ先生がガンガンONLINEで連載している作品。
ガンガンONLINEも面白いマンガ多いのは知ってるんだけど時間的制約でなかなか手を出せない情けない状況にいます(´・ω・`)

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そしてサンデー9号感想短縮版

マギ

 モルジアナの大活躍で海賊の砦を攻略したの巻。
 何というか、「マギ」の少年マンガ的な面白さは、いろいろな意味でモルさんの活躍にかかっているんじゃないかと思いました。

銀の匙

 「あの頃は純粋に勉強が面白かったんだよな…
 自分も小学生まではそうでした!(キリッ)

ムシブギョー

 蟲奉行様の正体は、あまりの毒の強さでただそこに居るだけであらゆる攻撃を無効にし、羽を伸ばすだけで触れるもの全てを破壊する、毒虫・黒揚羽であったというエピソード。その佇まいや毒をメインにした攻撃力、「お主達は今まで無駄なことをしてきたのだ!」「最早、さっさと朽ちるが良い!」といった台詞に至るまで、あらゆる意味でラスボスの貫禄充分です。
 こんな黒揚羽に対してチームワークで対抗して一瞬のチャンスを引き出した蟲狩軍団のほうが、むしろ主人公っぽい行動のように見えます。やっぱりこのマンガすごい。

はじめてのあく

 リアルバウト正義の味方である黒澤さんがいい人すぎるので、いつか彼女も幸せになれればいいなと思いました。
 多分連載中は無理だけど(ひどい)。

おすもじっ!

 迫るヤンデレ妹! 怯える兄! そんな兄妹の愛憎劇に、純粋な心を持っているが故に巻き込まれてしまった司!
 「おすもじっ!」第二部は寿のための物語と言えますが、いよいよその核心に迫ってきたと言えましょう。寿は司に自分の本当の姿を教えることができるのか否か。物語的には盛り上がって来ましたが、掲載位置だけが心配です(余計)。

読み切り:HERO SP

 諸般の事情でクリスマスのプレゼント配りに選ばれたショタっ子なサンタクロースを守るため、「危険を回避するより安全を作る」を是とする先制攻撃論を実践する孫悟空がやんちゃしまくる話──といえばそれまでなのですが、緻密な絵とそれを活かした圧倒的な表現力でキャラクターの行動に説得力を持たせていると感じました。極めて正統派な少年マンガですねこれ。少年マンガ誌にはこういう作品がやはり必要ですよ。
 でもサラリーマン的には、むしろやんちゃな行動に頭を痛めるトナカイの方に感情移入してしまいましたが(大人の感想)。


ゆめかんとく

ゆめかんとく

岡啓介
(C)Keisuke Oka/shogakukan 2010

人は夢を見る。…しかしそれは“見ている”のではなく、“見せられていた”――!! 新米夢監督のメーセは、憧れのバーグ監督のように人々を幸せにする映像を撮ろうとするが… 主人公の懸命な姿がきめ細やかに描かれた秀作。

posted with EmbedSunday on 2012-02-08

HERO SPの作者・岡啓介先生のまんカレ受賞作。その画力はサンデー編集部をビビらせたといいます(マジで)

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