当サイトは「あおい坂」の新エロス担当・小池さんを応援します サンデー7号感想
金剛番長
「今はプリンが優先だ!
」
今週、また新しい番長語録が生まれました。金剛番長の言葉は、どうしてこんなに我々の心を揺さぶるのか。
そして金剛がプリンを食べる時の表情は、あまりに美しいです。それはきっと、彼はプリンを作った幼女の真心を素直に受け止めることができるからに違いありません。例え横から喧嘩を売られても、「プリンを食べる」という筋を全力で通す金剛の心意気。心が洗われました。
そんなアレで金剛がこのマンガの真のヒロインである月美ちゃんとキャッキャウフフしている一方、今回の金剛の対戦相手である港区代表剛腕番長・白雪宮拳が登場。なんか腕力自慢で正義感の強い、かつ頭がちょっとおかしいお嬢様みたいです。
金剛番長も腕力で相手をねじ伏せる剛腕の持ち主ですが、ついに腕力において金剛と真っ向勝負ができそうなタイプのキャラが登場した感じがします。金剛はプリンを食する時も拳を交える時も相手の真心を汲むことができる真の漢なので、きっと彼女の狭量ながらも真摯な正義感をも真正面から受け止めることでしょう。好勝負を期待。
なお、今回の最後のページのアオリが「マリみて」のパロディになっててコレ書いた編集担当の人はスゲエなあとか、そもそも白雪の細腕ではあの巨大な鉄球を支えるのは物理的に無理なのではないかとかについては、既に突っ込むことすら無粋であるのはよく判っているので、もう何も言いません。「金剛番長」はそういうマンガなのは重々承知なので、ごゆるりとやって頂きたい所存です。
LOST+BRAIN
メガネ君こと設楽君はすっかり氷山君の仲間みたいな顔して「九遠寺を消すっていうのが、こういう事だったとは…
」とか言いながら眼鏡を光らせつつ腕組んでエラそうなこと言ってますが、氷山は目的(というか自分の保身)の為なら簡単に手下を殺す人物であることが今回の一件で判ったはずなので、早いところ設楽君は氷山から逃げられるよう準備をしておいた方が良いのではないかと思いました。多分もう手遅れだけど。
「デスノート」で言うところの月の側に突っ込み役のメガネ君を置き、主人公側の行動を判りやすく表現するというコンセプトは良いと思います(フォロー)。
魔王
これは意図的な演出だとは思うのですが、顔を紅潮させて「窒息プレイのお時間でしてよ
」とあられもない事を言いながら襲いかかるスズメバチに対し、「君はもう少し羞恥心を学ぶべきだ
」とニヤけて呟きつつコートのジッパーを下ろす犬養さんのエロさは、大概にして欲しいくらいのレベルだと思われます。犬養さんのエロスはねちっこそうでヤバいです。
そしてそんな犬養さんの大衆煽動スキルのヤバさに危機感を覚えた安藤が、ついに自ら主人公らしい行動を起こしました。ついに態度を決めた彼の決断力は大したモノだと思いますが、でも何かあんまり活躍しちゃうと安藤君が死んじゃいそうでドキドキしてしまいます。弟の愛は彼を救うことができるのか!
ハヤテのごとく
畑先生もインド人少女萌え属性を持っていたとは!(そこか)
日比野さんは、このマンガのキャラクターとしては何というかこうあまりに面白すぎるので、彼女を主人公にしてヒナギクを初めとした生徒会メンバーと絡ませたスピンアウト作品を作るべきだと思いました。
あと前回と今回のエピソードは密かにこのマンガの学園編の主要キャラクターを紹介するフォーマットになっているので、アニメ版「ハヤテ」第二期の第一話はきっとこの話をアニメ化したものになるに違いありません。っていうか、4月以降もハヤテのアニメは放送されるんでしょうか? 前番組の「メルヘブン」も確か2年くらい放送していたので、「ハヤテ」も最低2年は続くモノと勝手に思っていたのですが。その辺どうなんだろう。
クナイ伝
語尾に「だぞ
」が付けるのがよく似合う、生意気な性格だけどお兄ちゃんのことは大好きなつり目でカワイイ女の子を登場させたにも関わらず、わずか1話でいきなり惨殺にかかるとは、「クナイ伝」もいよいよ本格的にあなどれないマンガになって来たなあと思いました。
結局、良い幼女は死んだ幼女だけである、ということなのでしょうか。幼女は放ったらかしておくと、「ダレン・シャン」のデビーのように勝手に大人の女性に成長しちゃうからなあ(ダメ発想)。
読み切り:悪魔弁護士クガバラ
「新暗行御史」コンビがサンデーに再び登場。前回同様、今回も「無茶な設定やストーリーを圧倒的な画力で説得力を持たせて押し切る」手法は健在で、「ペンは剣よりも強し
」って物理的にペンが剣よりも強いって意味じゃないんじゃね? とか細かいところを突っ込む暇もないまま、あれよあれよといううちに読み進めることができました。やっぱ梁慶一先生の描く大人の女性はエッチだよなあ(バカ感想)。
もしかしたら、このマンガは正式連載化を狙っているのかも? と思ったのですが、このマンガはテーマ的にはかなり重いものを内包しているので、この設定で連載化したらかなりの異色作となりそう。両先生の再登場に期待しておきます。
メテオド
ついに最終回。連載が始まった時には、今後のサンデーを背負って立って欲しい! サンデーの「NARUTO」みたいなマンガに成長して頂きたい! という期待作扱いをされていた感があったのですが、結局そこまでには至らなかった印象です。素材的には非常に良い作品なだけに、ここで終わってしまうのは個人的にちょっと残念な気がします。撫子さんのお姿をもっと拝みたかったです。
四位先生の次回作に期待します。