ダレン・シャン
巻頭カラー。カラーページに「これを読めば一目でわかる!
」と書かれたガイド記事が載ってましたが、ダレンシャンは元々が大長編小説であるため、このタイミングで「今北産業」とか言われても説明するの大変だよなあと思いました。
今からだったら、おそらくは小説を最初から読んだ方が、現時点までの話をより理解できると思います(まちがい)。
個人的に最近「ダレン」読んでて楽しみなのは、ダレンとハーキャットの間のラブラブ描写ですね。ハーキャットがこのマンガにおける最萌えキャラであることはもはや言うまでもありませんが、実際ハーたんは描写においてかなり優遇されていると思われます。例えば今回の場合、ダレンを見舞いに来て抱きつくハーたんのコマの大きさは、本編最大の見せ場であるデビーがダレンに「大人の男性になるんでしょ?
」と語りかけるコマと、ほとんど一緒です。
他にも今回のハーたんは再会したダレンに対してツンデレっぽい態度をとったり、毛むくじゃらになったダレンが「純化」したことをデビーに説明し、彼女に対してダレンとのつきあいの長さを暗にアピールしたりと大活躍で、ハーたんはホントこの作品の原作者に愛されてるよなあと思うことしきりです。
私の場合、「ダレン」のように長期連載されているマンガに興味を持つ方法としては、今北産業的に概要を手っ取り早く把握しようとするのもいいですけど、それ以上に「作品の中に何か一つ自分なりに拘れるポイントを作り、そこに注目しながら徐々に作品全体に興味を広げるようにする」ことが大事なんじゃないかと思っています。
なのでとりあえず「ダレン」については、ハーたんに萌えるところから初めてみるのがいいんじゃないかと思いました。
神のみぞ知るセカイ
「Searching…
」のコマのイラストを携帯電話のWebやメールの受信待ち時の画像として使いたいです(感想)。
今回も基本的に基本設定の解説回でした。現在の地獄はかつての地獄の様な地獄ではなく、構造改革された秩序ある地獄になっているという設定は、ちょっと斬新で面白いですね。「人間の心にある邪悪を育てない悪魔」は我々の常識ではもはや悪魔じゃない気もしますが、当の現代悪魔達からすれば「日本人だから忍術ができるに違いない」と現代の日本人に対して思い込まれても困るのと同じレベルの問題なのかも知れません。そういう意味においては、まったく「悪魔」っぽくないエルシィは、「新しい悪魔」の象徴として相応しいのではないのでしょうか。
後は、今回も桂馬がハクアに対して順調にフラグを立ててることが確認できたので良かったです。なんかもうハクアは桂馬にベタ惚れしてね? みたいなレベルです。これが「ときメモ」なら、そろそろ名字じゃなくて名前で呼び出すレベル?(古い)
ハヤテのごとく!
やっぱりヒナギクは西沢さんと結婚すればいいと思いました(感想)。
アラタカンガタリ
今週号を読むまで、漢字で書かれた副題である「革神話」の「革」は「革命」の革ではなく、「皮革」の革のことばかりだと思っており、革神話は「かわしんわ
」と読むとばかり思い込んでました。なんかシルクロードの革版みたいなスケールを出すためのフレーバーなのかなと(バカ)。
それはともかく、今回はいきなり現代世界に舞台が移ったことで「このマンガは二つの世界が交錯する異世界冒険アドベンチャーだったのか」と驚かされ、そして現代での話が『主人公がただひたすらいじめられて異世界に逃避して来て終わり』という容赦のなさに更に驚かされました。
今回の現代編の主要キャラクター三人の関係(主人公、妬みが原因で主人公を虐める子、友達のフリしてるけど実は主人公のことが嫌いな子)は「パンドラキューブ」でも見られた構図なので、その頃から「アラタカンガタリ」の現代編を作者は構想していたのかも知れませんね。
にしてもいじめ描写に対する執拗さは「パンドラキューブ」の比ではありません。これだけやられれば、そりゃまあ異世界に逃避したくなる主人公の気持ちも理解できるというもの。今回の話で、「アラタカンガタリ」に対する作者の本気っぷりをうかがい知ることができました。渡瀬先生マジパネェっす! 次回からは気合い入れて読ませてもらうっス!
ギャンブルッ!
「対戦相手の家族や恋人を人質にして勝負に勝とうとする悪役
」はこの手の勝負モノの定番なので、今回の対戦相手である王偉の行動自体は理解できるのですが、何故人質として(客観的に見ればマサルのガールフレンドな)一葉ではなく、あえてジャンを選んだのでしょうか。王偉は、ジャンはマサルにとって参謀役という以上の存在であると確信したからこそ、今回の行動に出たのではないのでしょうか。
つまり私の言いたいことは、王偉はマサルとの対戦が決まってから、マサルに絡むジャンを監視しつつ名前の順番を入れ換える妙な遊びをしていたりしていたのではないのか、ということです。まあ、ジャンがマサルのことを色々な意味で好きなのはみんな知ってることなので仕方ないですね(何)。
アーティストアクロ
内心ではアクロのことが心配で仕方がなくて、彼を助けるために館を出たに決まってる(決めつけ)スバルが、無事救出に成功したアクロに対してどんなツンデレ台詞を吐くのか期待していたのですが、「ゴミ」とか「バカ面」とか散々アクロを罵倒した挙げ句に蹴りを入れてアクロを眠らせるという、期待に違わないツンデレっぷりを発揮してくれたので満足です。
どの辺がツンデレだったのかというと、口で罵倒するところがツンで、蹴りで眠らせるところがデレです。怪我しているアクロを安静にさせるための愛情の籠もった蹴りなのでデレ。ツンデレ比率が9:1を超える、少年誌ではなかなかお目にかかれない歯ごたえあるナイスツンデレっぷりでしたよ坊ちゃん。
そしてそんなスバルのアクロに対するツンデレっぷりに感銘を受けた(まちがい)デコが、アクロの役に立つために何らかの決意をした模様。今回のバトルでは場を和ませる以外の点では基本的に何の役にも立っていなかった彼ですが、果たして何をしようとしているのか。期待したいです。
個人的には、デコにはいつまでも役立たずのままの君でいて欲しいんですけどね(ダメ)。
オニデレ
「アア…アタシは可憐じゃないのォ!
」って言ってるユナが異様に可愛いのですけど、いったいどうしたらいいんでしょうか(と言われても)。