2008年11月一覧

2年経っても全く外見が成長していない小鹿さんが侮りがたいサンデー48号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 朧さんの前でメカ皆本ハーマイオニーのエプロンの肩紐を故意にズラすだなんて、ティムはわきまえてますよね!(挨拶)

 最近、なんだか朧さんも実は寂しい女なんじゃないかと思うようになって来ました。どっかに朧さんにあてがういい男はいないんでしょうか(あてがう言うな)。

 そして今週のサンデーの感想ですが、まずファントムの狙いが(先週不二子ちゃんが言っていた通り)事前に「ツツいて」みて事故を予知よりも早めに起こし、日曜日に開かれるちさとちゃんの誕生日パーティーにみんなで参加できる様にする点にあったのは間違いなさそう。チルドレン達が飛行機を止めたのを見た時のファントムが頬を赤らめて「よかった」と言ったことからも、彼女の狙いがその辺にあることは推測できます。

 以前に悠理にはちさとちゃんとチルドレン以外に親しい友達が全くいない描写がなされていたことを考えると、彼女にとってちさとちゃんの誕生日パーティーは例え何があろうとも絶対に死守しなければならないイベントであり、その為であれば如何なる犠牲をも顧みないものだったのではないかと思われます。
 つまり彼女にとっては「日曜日に事件が起こってチルドレンが不在になること」さえ阻止できればいい訳で、仮にバベルが飛行機事故を防ぐことに失敗して大惨事になっても一向に構わなかったのかも知れません。この年頃の女子はホント思い込みが激しくておっかないッスよね(そういう問題なのか)。

 あと、今回直接的に事件を引き起こした謎の電撃怪人(仮称)ですが、これはどうやらファントムが現場の(仕事に不満を持つ)作業員を徴用してエスパーに仕立て上げた急造超能力怪人である可能性が濃厚です。前回のエピソードに出てきた痴漢のおっさんも、おそらくは同様にファントムが怪人として造り上げたものだったのでしょう。
 彼女のやり方はエスパーを洗脳して自分の手先として使う「黒い幽霊」のそれと手法が一致するので、ファントムが「黒い幽霊」であることはこれで確実となりました。あとは、悠理とファントム=ミラージュがどのような繋がりを持っているのか? という謎が、今後どのように描写されていくのかが楽しみです。

 そして今回のエピソードは、バベル側のメンバーにもそれぞれ見せ場が与えられてましたが(例:ナオミちゃん=電撃を食らってストッキングが破れるところ)、その中でも最大の見せ場を与えられたのは、やはり皆本の肩を借りて電撃怪人の武器を遠距離射撃で撃ち抜き、葵の窮地を救った賢木で決まりでしょう。思わずあの紫穂が頬を赤らめて「賢木センセイ…」と呟きつつ好感度ゲージを上昇させてしまうのも納得なくらい格好良かったです。
 薫が葵や紫穂と力を合わせると合体技が出せるのと同様に、賢木は皆本と力を合わせて合体することでパワーが上昇するのかも知れません。賢木と皆本が合体(以下略)。

 このシーンから二人の息のあったコンビネーションと信頼関係を読み取るのも良いですし、それともそれ以上のパティ的な何かを読み取ることも自由。こんなことを公然とやってるアニメ版のおかげで、そういう方向にもどんどん懐が広がってますよねこのマンガ。良いことです。


まさか生きているうちに再び正月仮面の姿を拝めるとは思っていなかったサンデー48号感想

最強!都立あおい坂高校野球部

 監督がちゃんと采配してる!(感想)

 鈴ねえ監督は、基本的にその存在自体が選手のモチベーションとなってチームをまとめているカリスマ型の監督なので、このマンガにおいて鈴ねえが今回(や、前の試合のダブルスチール)のような監督らしい働きをするシーンは、実はとても貴重だと思います。ありがたく拝まさせて頂きました。
 いや、ホントは彼女もコーチとしての実力は非常に高い人だとは思うんですけど。でもこのマンガは「おお振り」ではなく「あおい坂」なのでこれでいいのです(ひどい)。

 あと「あおい坂」も今度DSで出るサンデー×マガジンの野球ゲームに参戦するそうなのですが、チームの半分が超人ではないただの人間で構成されたチームが、60~70年代の化け物揃いのスポ根野球マンガ勢に太刀打ちできるのか、今から心配です。

ハヤテのごとく!

 なんか最近のマリアさんはハヤテを意識しすぎてどんどんダメになっているというか、連載初期の頃のハヤテに対する超然とした余裕のようなものがなくなってしまっているような気がしてなりません。更になんかハヤテはマリアさんが相手だと、何時にも増してマリアさんの発する空気が読めなくなるボンクラになるので、一方的にマリアさんが空回りしてドタバタする展開になりがちなのが見ていて切ないです。

 かつては作品世界におけるヒエラルキー最上位に位置していた彼女も、いよいよかつて西沢さんが占めていた「報われない女性キャラナンバーワン」の座を狙えるくらいにまで落ちぶれて来たのかも知れません。私の心の中の落ちぶれキャラ萌えセンサーがマリアさんに反応する日も近そうです。

神のみぞ知るセカイ

 「なんだ、この90年代ギャルゲーレベルの会話は!!」が全ての回。前回のエピソードで完全にフラグが立っちゃって桂馬のことが気になって仕方がないハクアの、「頭が良くてプライドが高くて主人公をからかったりするけど、主人公のことが好きなのが周囲にはモロバレな女の子」のアーキタイプそのまんまな態度が好印象でした。ハクアは「新時代の悪魔の優等生」という位置づけなので、即ち新時代の悪魔は色々な意味でギャルゲーレベルな存在であり、そんな悪魔達が住まう地獄はギャルゲーの舞台そのまんまということになるのでしょうか。二次元はあるよ! 地獄にあるよ!(妄想)

 今回は他にも「逃げ出した駆け魂の数は六万匹以上」「恋愛で心のスキマを埋める以外にも駆け魂を捉える方法がある」という重要な情報が提示されました。しばらくは終わらない駆け魂探しに、捕獲方法のバリエーションの提示。これはつまり、ハクアのフラグ立て化と併せた長期連載化への布石ですね。わかります(妄想)。

アーティストアクロ

 スバル、アーティスト協会との戦いを決意し、館から旅立つの巻。ニコの視点からスバルが館に引きこもっていた理由を解説する手法が新鮮で良かったです。ニコの手に大穴が空いていたのは今回への伏線だったんですね。
 特に最後、ニコがスバルの旅立ちを喜んで泣いてしまうところとか最高。人間とロボとのコミュニケーションネタがツボな私としては、「心がない」自動人形が泣く演出に弱いんです。サンデー読んでる独身男性はみんなニコを嫁にもらうべき。

 あと今回は最後に「きっとそこには、あなたにきっかけをくれた人もいるだろうから」という表現が出てきましたが、これはニコがアクロをスバルの連れ合いとして認めたと解釈しました。保護者公認カップルの誕生です。

金剛番長

 「だったら僕が…二代目金剛番長になってやる!!

 今回は悪矢七がまさかの大覚醒で著しく盛り上がりましたが、この路線だと金剛番長は本当に死んでしまいかねません。いや死んでるんだけど。この調子で初代金剛番長が死んだままマンガが最後まで行ってしまい、「金剛番長はオレ達の心の中にいるんだ」みたいなオチになったらどうなるんだろう。楽しみになってきました。

オニデレ

 モモの担当回(ギャルゲーのアニメ化作品の批評サイトっぽい表現)。サヤと正の関係を知っていたり、その一方で生徒会の咲の親衛隊に入っていたりと、このマンガにおいて唯一謎の存在であったモモですが、結局全ては「モモはサヤのことが大好きで、サヤの幸せを守るために全力を尽くしている」ということだったみたいです。サヤは鬼頭衆のみんなから愛されてますね。全て歪んだ形で。

 あと、先週はなんか妙にいい人だった生徒会長は、今週はただの不死身の変態に戻っていたので安心しました。