■脳天直撃(セガサターン)
私の月曜日は、少年ジャンプの「武装錬金」の掲載位置を確認するところから始まります(挨拶)。
自分が今のジャンプを読む上での最大のモチベーションの源となってる「武装錬金」は、主人公のカズキ君が厳しい戦いを生き残って著しい成長を遂げ、斗貴子さんも無事一命を取り留めてカズキを共に戦う戦士と認め、更に次の展開に繋がる新キャラクターも登場と、本来なら「これでこのマンガの連載も安泰だろう」と一安心するところなんですけど、でも相変わらず微妙な掲載位置が妙な不安をかき立てます。表紙になったりセンターカラーになったりする一方で掲載位置が下位になることも多いため、この作品は人気があるのかないのかちょっと推測が難しいです。
土俵際で踏みとどまったように見えるけど全然安心できない「ごっちゃんです!!」共々、先行きがとても心配。
もしかして、この「好きなマンガがいつ打ち切られるのか判らない」ハラハラ具合こそがジャンプの魅力なのか。
あとジャンプでは、「風天組」の代原(専門用語)として掲載された「超便利ロボ・スピンちゃん」が妙にオモロかったです。特に、「どんなに社交性のないダメ人間でも、ロボットと小さな女の子は大好きですからね」って台詞は、これからの人生における座右の銘にしたいくらい、オレの心に大ヒットしました。
まったくその通りだよ!(オレが)
以上、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンサイトの更新情報でした。
すみません(おわり)。
■コナン1億冊突破記念(ウソ):サンデー47号の感想列伝
- 墨村良守14歳(結界師)
- クエスチョンマークの付いた椅子に座る過去のナゾナゾ博士(金色のガッシュ!)
- 「メゾ・ピアノ!(やや弱く)」(ケンイチ)
- かってに改蔵ファンブック化決定
- 1942年の陵刀父(ワイルドライフ)
- 番外:ドドドドドドドドドド(うえきの法則)
1. 墨村良守14歳(結界師)
最初に主人公の墨村良守君が登場した時は「9歳」になっていたので、「また主人公の年齢を引き下げて子供にする(そして失敗する)パターンなのか!?
」とビビったのですが(失礼)、最後でちゃんと読み切り版の時と同じ中学生に戻っていて一安心。
小学生もいいけど、やっぱりドラマの主役にするなら中学生が一番だよな! 微妙なお年頃の中学生ばんざい!
中学生はともかくとして、この作品の作者である田辺イエロウ氏はサンデーマニアな方々の間ではかなり前評判が高いようで、その期待度は週刊デビュー前の雷句誠先生に匹敵する程である、と認識しております。
前回の読み切り、そして今回の第一回を見る限りにおいては、さすがに技術的にはまったく問題なさそうです。主人公とそのライバル(ヒロイン)、そして彼らの家族といったキャラクター達はどれも魅力的な面々ばかりですし、彼らが繰り広げる今後の話の展開にはかなり期待できそうです。後は、(かつての「GS美神」がそうであったように)作品世界の魅力を広げるオモロい化け物やライバルを、どれだけ創造できるかがポイントになりそう。人気出るといいなぁ。
あと、このマンガに出てくる「結界」の表現の仕方は、なんか「サイキックフォース」の戦闘フィールドみたいだなぁと思った(まちがい)。
2. クエスチョンマークの付いた椅子に座る過去のナゾナゾ博士(金色のガッシュ!)
行動はおかしいけど魔物としての力は遙かに強いベルギムEOとの対戦を「これが私の最期の戦いだ!」と覚悟を決めたナゾナゾ博士がやたら格好良かった今回でしたが、そんな博士を描いたカットの中で私が最も格好良かったと思ったのが、初めてキッドと出会った時の、椅子に座ったナゾナゾ博士の姿でした。
「クエスチョンマークの付いた椅子」という存在そのものが既にオシャレ度高いですが、その椅子をごく自然に座りこなしている博士は更にオシャレです。
悲しい過去を抱え、悔恨の渦中にその身を埋めながらも、『ナゾナゾ博士』としてのアイデンティティだけは失っていないことを、座っている椅子でナチュラルに表現! これぞ真の紳士のあるべき姿! 魔力じゃ勝てないかも知れないけど、椅子に座らせたらベルギムEOにも負けないぜ! 椅子にかわっておしおきするのはこのオレだ! という気概を感じさせてくれますよね!
我ながら何を言っているのか判らなくなったので次。
3. 「メゾ・ピアノ!(やや弱く)」(史上最強の弟子ケンイチ)
強烈なパンチをダブルで繰り出しながら「やや弱く」って何なんだろう。不思議でいっぱいです。今回のライバルキャラであるジークフリート様は、何かもの凄く奇妙な感覚に囚われるキャラです。
また、あれだけ戦いに美しさを求めているにも関わらず、彼の格闘スタイルが「いくら殴られてもへこたれない、ゾンビのような打たれ強さが特徴」であるところも、ちょっとミスマッチでたいへんよろしいと思います。美形とも三枚目とも言い切れない微妙なルックスと併せ、ここまで独特な雰囲気というか、おもしろおかしい格闘家の存在は貴重なのではないのでしょうか。
格闘マンガの面白さの一つに「これ以上やったらギャグになってしまうギリギリのラインまで誇張させた肉体美や格闘表現」というものがあると考えられますけど(これを突き詰めてるのが「バキ」。最近は明らかにやりすぎていますが)、「ケンイチ」のジーク様もかなりエッジなキャラだと思いました。
4. かってに改蔵ファンブック化決定
ファンブック化! おめでとうございます! これで、永遠のライバルの一人である「ラブひな」の赤松健先生にまた一歩近付きましたね! この調子で、今度はアニメ化を目指しましょう!(つらそう)
それで「ラブひな」ファンブックで最も感心したのは、掲載されている情報量が尋常じゃなかった(あんなの全部読めません)ことも勿論ですが、何より本を執筆したライター陣の名前を全て公表するなど、ちゃんと「マガジン編集部が責任を持って編集した」という気概を読者に見せてくれたところだったりします。
往年の謎本ブームの頃に出たファンブック系統の本は、著者の名前が匿名だったりする上に「これ作った人は、本当に元になった作品を好きで読んでるの?」と疑ってしまうようなものを結構見かけたので(例:GS美神の謎本)、執筆者に対する信頼感を読者に持たせることは、ファンブックにとってかなり重要なことだと思うんですよ。この手の情報を掲載した同人誌やファンサイトを見つけやすくなっている現在は特に。
週刊少年サンデー編集部の名前で出す以上、「かってに改蔵」のファンブックは、その辺を含めて相当ディープなものになっていると期待してよろしいんですよね? 全国に多数存在する「改蔵」マニアを敵に回すような、ウスウスな本は作りませんですよね? ですよね? ですよね?(連呼)
5. 1942年の陵刀父(ワイルドライフ)
かわいそうなゾウ!(挨拶)
今回の「ワイルドライフ」は、かの「ドラえもん」にも元ネタとして使われた、有名な第二次大戦中における上野動物園のかわいそうなゾウさんのお話でした。この作品の教育的な趣旨が「動物愛護の精神を養うこと」にある以上、時々こういう話が出てくること事態は別に構わないと思うのですが、しかし前回の内容が実質的に宝生さん全裸祭りだったので、今回とのギャップにちょっとクラクラ。
「ワイルドライフ」を読んでるお子さんは、瀬能さんのナース姿や妊婦姿にクラクラしたり、自ら主人公の前で服を脱いではじらう宝生さんの姿にドキドキしたりしながら、動物愛護について考えさせられることになるので大変だなぁと思いました(そういう問題?)。
戦争によって貴重な動物達が失われていくのはとても悲しいことですが、今回のゾウの話はまだ人間の情を揺さぶって保護意識を訴えて行けるだけ意義がある方である、とも言えます。戦争絡みの動物の犠牲としては、「紛争で生じた難民が生活のために森を切り開いた結果、野生生物の住める環境が減ってしまい、動物達が種を維持するだけの個体数を維持できずに人知れず失われていく」みたいな出来事が各地で発生しているのが現実の様です。
紛争にしろ何にしろこれらの問題の根はあまりに深く、簡単に解決できることではありません。問題があまりに深刻なので、真剣に考えれば考えるほど鬱になって絶望して回線切ってケーブルで首吊って死にたくなる(やりすぎ)くらいなのですけど、まぁ我々としては現在の地球にはそういった問題があるという事を認識し、それらの問題に果敢に立ち向かっている陵刀父のような人達を支援していくことが大事なのではないかと思います(優等生的発言)。
しかし、戦時中にあのくらいの年齢ということは陵刀父は現在70歳近いはずなのですが、彼のあの若々しさはどうしたものか。1950年代に人魚の肉を食べて不老不死にでもなっちゃったのか。「ワイルドライフ」がアニメ化されたら、陵刀父の声は山寺宏一が担当するのか。
今回のお話の主眼はあくまで「かわいそうなゾウ」なのですが、しかし私としてはどうしてもそこに突っ込んで行きたい。
番外:ドドドドドドドドドド(うえきの法則)
「ドラゴンボール」で育った世代の漫画家さんなら、みんな一度はこういうのやりたいと思うんだろうなー、と思いました。
福地先生楽しそう……
更新情報:
- (空更新。今週以降は仕事が鬼のように忙しくなる関係上、次回更新は早くても来週水曜日以降になると思います)