ワシがあと15歳若かったらのう…(「ケンイチ」のふんどしレイチェルを見ながら)サンデー47号感想

結界師

 どんどんクセのあるメンバーが減って行って寂しくなっていく十二人会の姿を、退職者やリストラでどんどん社員が減っていく自分の会社に見立ててしょんぼりしている皆さんこんにちは(対象限定挨拶)。扇一郎と奥久尼という良くも悪くも強烈なキャラが不在になってしまったので、どうも残りのメンバーに小物感が拭えないのは致し方ないところです。夢路さんがいなくなってもあまり幹部会の雰囲気は変わってないっぽいのが可哀想。
 ここで夢路に変わって幹部会筆頭役に立候補したのが、「冥安」を名乗るおっさん。見るからに悪役そうというか、悪役と言えどもちょっと小物っぽい雰囲気が陰謀劇的にいい感じですが、状況が状況なのでそのうち死んじゃいそうなのが可哀想ですね(ひどい)。裏会幹部で最終的に生き残れそうなのは、まず正守と、今回ちょっとだけ姿が出て来て引っ込み思案な性格が己のチャームポイントであることをさりげなくアピールした鬼童院どのだけになりそうが気がします。

 本編の方は、相変わらずの良守の蒼士好き好きっぷりが微笑ましかったのが良かったです。

神のみぞ知るセカイ

 スミレ編終了。今回は通常の攻略に加えてスミレのオヤジさんのフラグも立てなければいけないという制約がありましたが、さすがというか桂馬はその辺を見通しており、スミレとオヤジの間でフラグさえ立てばスミレの心のスキマは埋まるという点に着目し、双方が既に相思相愛状態になっていることを自覚させて問題を解決してしまいました。
 店員モードの桂馬の目が最初から最後まで死んでいたことを除けば、人情系のイイお話だったのではないのでしょうか。

 甘いラーメンというのは実在しているそうなのですが、今回のマンガで出て来たラーメンはそれらとは違ったスィーツ系の甘さっぽいので、それは割と新機軸なのかも知れませんね。味が想像できないけど。

ハヤテのごとく!

 「全部、ナギお嬢様のおかげだよ♥
 昔の女の前で嬉しそうに今の女の自慢をすれば、そりゃ普通はブチ切れますよね(感想)。

 そして伊澄の登場するタイミングが絶妙すぎます。自分がハヤテだったら伊澄に惚れてしまいかねません。

はじめてのあく

 キョーコ乙型が登場してからの「はじめてのあく」の面白さは神懸かっているものがありますが、今回もまたキョーコ乙型が大暴れ。オチで学校が壊れちゃう展開は、少年誌に載ってるコメディーの基本ですよ(「結界師」除く)。キョーコ乙型はジローとは主従関係ということになっていますが、ジローと一緒にキョーコに怒られている姿はどっちかと言うとバカな兄妹といった方がしっくり来ます。
 今回はキョーコの自分探し的な側面もあった訳ですが、結局ジローの躾係が一番しっくり来るという結論に。早くジローと結婚してしまえばいいと思います。

アーティストアクロ

 まさかのクラブサンデー生き決定にビックリ。クラサンでは今週「★★★のスペシャリテ」が最終回を迎えましたが、その枠と入れ替えみたいな形なのでしょうか。本来は無限にスペースがあるWeb連載で「枠」という概念があるのもちょっと変だけど。
 話の方は、アクロがついに最愛の師匠であるヴルーに再会、ついに二人の宿命の戦いの幕が開ける! というところで終了。ヴルーは素直にクラウンに従っているとは思えないそぶりをこれまでも見せていたので、多分アクロがクラウンを倒すために何らかの助力をするのではないかと予想しているのですが、今後どうなるだろう。今後に期待しております。

お坊サンバ

 こちらはまさかの最終回にビックリ。「お坊サンバ」はマンガのセオリーを超えて永遠に続きそうな雰囲気のある変なマンガ(褒め言葉)だったのですが、今週の作者のコメントが「限界でした。有り難うございました。」というせつないものだったことを考えると、やっぱり色々と大変だったんでしょう。
 「お坊サンバ」は、大坊主様がレギュラーになってから劇的に面白くなったという印象です。連載が進むにつれて作品と作者がモリモリ成長した作品という感じ。飯島先生の次回作に期待します。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


スポンサーリンク