美しい犬! 愛らしい犬! りこうでかしこく忠実な人間の友! サンデー26号感想

犬部!

 新連載。殺処分されかねない迷い犬を保護して新しい飼い主を探すことを目的とした「犬部」を舞台とした骨太なヒューマニズムドラマといった風格ですが、主人公のキャラクターが好感や共感を持ちやすい犬好きな好青年であることもあってか、特に気負わずに読むことができました。「僕らが思っている以上に世の中捨てたもんじゃないよ」って台詞は、このご時世だからこそグッと来ますね。
 私にとって犬は、かつて郵便局のバイトをしていた時に配達先で飼っていた犬に脚を噛まれてからの永遠のライバルですが(どうでもいい)、それでも老後は犬飼って暮らしたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします(何)。

犬部!-ボクらのしっぽ戦記‐

犬部!-ボクらのしっぽ戦記‐ – エピソード1

原作 片野ゆか
漫画 高倉陽樹
シナリオ協力 はまなかあき
(C)Yuka Katano (C)Haruki Takakura/Shougakukan 2011

話題の原作本を完全漫画化!

posted with EmbedSunday on 2011-05-31

BE BLUES!

 ツンデレ少女のアンナが見つめる中、ケガから復帰した龍がついに新人戦に登板! という感じで、この試合が終わった頃にはツンデレ少女のツンがデレに転じていること必至な様相を呈していますが、個人的にはアンナのおじいちゃんこと元ユーゴスラビア代表監督オシムミルコさんの動向が気になります。彼が再び龍のプレイを目の当たりにした時、彼のプレイが世界に通じるものかどうか、きっとこのじいさんは饒舌に語ってくれるに違いありません。
 埼玉の中学校の新人戦の試合だって、世界に繋がっているんだ! みたいな、かつての「リベロ革命!」のママさんバレー大会編みたいな展開になったら熱いなと思ってます。

境界のRINNE

 前回は「犯した罪に対するペナルティが厳しすぎると、人は罪を隠すようになる」という教訓めいたエピソード、そして今回は新人サラリーマンの宴会芸に対するウンチクエピソードと、何か妙に社会派というか世知辛いお話が続いているような気がするのですが、個人的にこういう話が好きなので、一向に問題ありません。
 でも、個人的には新人に宴会芸を強要するような会社は避けた方が賢明と思うのですが(台なし)。

神のみぞ知るセカイ

 結の中に潜んでいた女神マルスが復活し、対結再攻略編がついに決着! のはずなのですが、ハクアの全裸が全てを持って行ってしまった感があります。桂馬の計略に乗せられて服を剥がされた挙げ句、「お前は特に覚えとけ!」と言いながら桂馬に自分の裸体をアピールした(に違いない)けどやっぱり全然反応されなかったハクアのいじらしさは異常。
 そしてちっぱい呼ばわりされがちなハクアの胸ですが、個人的にはおっぱいのサイズはこれくらいあれば十分だと思います。彼女はもっと自分の体に自信を持つべきです(感想?)。

ちいさいひと

 自分が前の父親の暴力から子どもを救ったのに子どもからなつかれないことを理由に、自分も暴力をふるってしまうようになった、という話でした。ずいぶん自分勝手な理屈に見えますが、今回のエピソードのシナリオは新聞記事を参考にして作られたことからして、こういう事例が実際に存在したのでしょうね。
 最初はその気がなくても、人は誰だって子どもに対して暴力をふるえるようになってしまう可能性があることは、人の親となる人間は常に自覚しておく必要があるのではないかと思いました。

はじめてのあく

 自分の卒業式で自分の性癖を高らかに宣言して答辞とする赤城の変態紳士っぷりが見事なエピソードでした。こういう高校生活を皆さんも謳歌したかったですよね(よね?)。
 あとアキは今回で完全に赤城にメロメロになってることが判明したので、今後も折りを見てメロメロな彼女の姿を堪能させてくれるとありがたいです。

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