眼鏡男子主人公早くも一人脱落記念・サンデー34号感想
競女!
かつて「揉み払い師」で「こんな堂々とおっぱいを揉めるマンガを描いてもいいのか
」と我々の度肝を抜いた空詠大智先生が、ついにサンデー本誌に初上陸。
今回の新連載「競女!」は、そんな空詠先生の期待に違わない、乳と尻が激しく交錯する女尻相撲大会(身も蓋もない書き方)を舞台にした物語です。でかした。
ただ、作品のテーマは女尻相撲大会という、エロとしては古典的な(というよりはむしろおっさん臭い)ジャンルなんですけど、「競女」として描かれている世界は競艇や競輪の世界にも通じる極めてストイックなものであり、それ故にあまりおっさん臭い系統のエロは感じませんでした。作品としてはむしろ爽やかなスポーツもののノリに近いように思えます。
結論としては、根底に流れるテーマはあくまでエロでありながら、清涼さも感じられるという意味において、極めて一般大衆がイメージする少年サンデー的なマンガなのではないかと思いました。
すみません(何となく)。
BIRDMEN
前回のサンデーではコナン・八軒と共に表紙を飾り、「これからのサンデーは眼鏡男子がシメる!
」的な雰囲気を醸し出していた「BIRDMEN」の主人公・烏丸君ですが、その次の回では悪魔の力身に付けた
的なアレっぽい理由により、いきなり眼鏡男子主人公戦線から脱落。眼鏡男子主人公の時代は早くも終焉を迎えてしまいました。これだから田辺先生のマンガは侮れません(理由になってない)。
物語的には、一旦死にかけた烏丸達4人の身に何か大変なことが起こりつつあることが提示されており、それがこの作品のタイトルである「BIRDMEN」に繋がっていくことが予想されます。
が、それはそれとして、つばめの事を過剰に気にして悶々とする烏丸の姿が、歳相応の中学生男子っぽくてグッと来ました。彼はいずれ超人への道を歩まざるを得なくなる運命を辿りそうなのですが、もしそうなってもこの中学生男子的な心持ちはいつまでも忘れないで頂きたいと思います。割と本気で。
NOBERU
「NOBERU」という作品は、「『子焼く』と描いて子役と読ます!
」的なサイコホラーな雰囲気を漂わせつつ子役同士の役者としての生き残りを賭けた過酷なバトルを描くマンガなのですが、「演技バトル」編に入ってからは、何かノベルがキララタレント事務所のゴールドメンバー達をその人柄と優しさで性別問わず次々に籠絡していくマンガになっている傾向が顕著になって来ているような気がします。
いいと思います(感想)。
BE BLUES!
龍とガチンコで競り合う宮崎が本当に楽しそうで、観ているこちらも何だか幸せな気分になって来ますよねー。
あとミルコじいちゃんが出てくる度、おじいちゃん無理しないで! という敬老精神も沸き上がってきます。
絶対可憐チルドレン
33号に出てきたギリアムの支配を逃れた三人のクローン少年兵の名前「アレクス・デュマ・ペール
」の元ネタが、「三銃士」を描いたアレクサンドル・デュマ・ペールであることに気付いた時は、椎名先生センスいいなあと思いました(失礼)。
本編の方は、皆本達が「黒い幽霊」の拠点に乗り込んだはいいけど、復活したユーリにあっけなく催眠で掌握されて大ピンチな展開に。局面としては大ピンチなのですが、みんな催眠状態になっているので絵面的にはみんなユーリの前で突っ立っているだけというのが、催眠の中で戦ってる絵と正反対で面白いです。
ただ、ユーリはユーリでギリアムに催眠を仕込まれており、まだ彼女の中でも色々と葛藤はある模様なので、ユーリの催眠が溶けるのが先か、催眠に勝てずユーリが薫たちを撃ち殺すのが先か、それとも「兵部」がアニメ虚数の世界から帰還して状況を打開するのが先か、という感じになって来ました。今のところは、何か兵部が美味しいところを持って行ってしまうような気がします。
あとユーリ絡みなので、できればハンゾーとナイにも助っ人になって欲しいところではあるのですが。個人的にはユーリ×ナイのカップリングが大好きなので、ナイの無償の愛でユーリが自己を取り戻す的な、そういう百合百合な展開が見たいです。本編では無理そうなので、そういう薄い本でもいいです(いいのか)。
正しいコドモの作り方
ここ2週間の「正しいコドモの作り方」は、アスカの正体が実は「操り屋」であったことの整合性を取ることに力点が置かれているように思えました。
頑張れアスカ(何となく)。
アラタカンガタリ
性別逆転ネタというコメディな展開を、本当に二週間以上引っ張るとは思ってなかったので驚きました。
あとコトハさんは本当に男前でカッコイイので、女アラタは漢コトハさんと結婚するといいと思う。
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