C-WWW一覧

初音は高校でモテモテなんだろうなと日々妄想してますサンデー42号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 日曜日に放映されたアニメ版絶チル第25話に出てきたゲストキャラクターの夫婦の名前が「ミツオ」「スミレ」だったのに、これの元ネタが「パーマン」であることに気付けなかった自分が悔しいです(挨拶)。

参考:

 そして今週のサンデーの感想。
 前回はメカ薫にツンデレ演技をさせてしまう天然っぷりで我々を沸かせてくれたティムですが、今回もまた「同級生と一緒に着替えをするのが恥ずかしいお年頃の女子」の演技を天然でやってしまうことで、我々をときめかせることに成功。こういう演技は生身のチルドレン達は絶対にやらない(特に紫穂は)ので、読んでるこちらも妙にドキドキしてしまいましたよ。
 そして、ティム製造のメカチルドレンのボディが乳首とか全然ついてない少年誌仕様になってるところも、彼の健全なというか、むしろ健全が行きすぎて不健全な発想に行き着いちゃってるような性格が垣間見えて良かったです。個人的には、ティムがマンガとかでよく出てくる下着の上からでも隆起しているのが見える「鋼鉄の乳首」を真に受けてたのが萌えポイント。少年にとっておっぱいは存在自体がファンタジーなのです。

 物語の方は、チルドレン達がいらない悪戯心を出してしまったばかりに急展開、前回のエピソードにも出てきた謎の仮面のお姉さんによってあっけなくチルドレン達が倒されてしまってピンチ! という展開に。彼女の言動からすると、仮面の女性はブラックファントムの構成員であることは間違いなさそうですね。
 更に今回は、彼女の正体が如何にも悠理であるかのように仄めかす演出があったので、とりあえず現段階ではその演出に乗せられる形で「やっぱり仮面の女の正体は悠理だったのか!?」とビックリしておくことにします。普段は鈍くさい女の子だけど、裏ではスゴいんです! ってのは、お約束だけどやっぱりグッと来ます。
 しかし彼女が悠理だったとして、別に人体標本を遠隔操作するだけだったら仮面を被ったり服を着替えたりする必要はないじゃん? とも思うのですが、これは彼女なりの悪のポリシーであると好意的に解釈するべきなのでしょうか。それとも別に深遠な理由があったりするのか。

 あと今回では、ティムが操るロボ葵がキックで人体標本を蹴り倒すシーンが良かったです。生身の葵はこういう華麗なアクションは滅多にしてくれませんからね。やればおっぱいが大きくなるのに(なりません)。
 普段とは全く違うチルドレン達の姿を鑑賞することができるという意味でも、やっぱり影チルはレギュラー化して欲しいなと思いました。


バカとテストと香辛料・サンデー42号感想

MIXIM☆11

 最初は「安西先生が『ロケットプリンセス』以来久しぶりに美少女コメディーを描くのかな」くらいの認識だった「MiXiM♀12」ですが、ラブコメ展開や少女同士の友情展開、少女を巡るバトル展開、マンガのタイトルそのものを「MIXIM☆11」に変更するなどの様々な紆余曲折を経た結果、いつの間にか銀河規模の覇権を賭けたバトルマンガの様相を呈する形になって来ました。
 しかも今回は、前回まで戦っていた相手よりももっと凄い(けど明らかに雑魚っぽい)組織が出てきたよ! その名も「ビッグバン0」! というアレっぷりで、格闘マンガにありがちな敵対勢力のインフレーションが早くも凄いレベルに達しつつある模様。

 もはや今のこのマンガの形状は、連載当初の構想とは大きく違って来ているんじゃないかとは思うのですが、まあでもこのマンガは基本的に安西先生がやりたいようにやって頂くのが一番だと思っていますので、言うなれば「シグルイ」でいうところの「ごゆるりと…」みたいな心境で今後もこのマンガを読んでいきたいです。以上、決意表明でした。

アーティストアクロ

 これまでずっとレギュラー格に生身の女性キャラが存在しなかった「アーティストアクロ」に、ついに「メメンサ」を名乗る女性キャラが出てきたよ! たいへんだ! 瞼を封印してて前が見えないはずなのにごく普通に歩行しているところで既に怪しさが爆発してますが、それより何よりなんか服装が明らかに水着ですよ! パンツ履いてるようには見えませんよ! エッチですよ! っつうか、あの水着のようなものは実はボディペインティングだと言われても驚かないくらいエッチですよ! さすがアーティスト!(関係ない)

 物語的には、「世界を変える」という志を持ったアクロのピンチに直面したスバルが、自分の「世界は変えられない」という悲観的な見方を捨て、アクロを助ける道を選ぶかどうか? という、極めて熱血的な展開になって来ました。勿論少年マンガ的にはスバルはアクロを助けるのが正解なのですけど、もしそうなった時にはスバルが助けたアクロに対して行うであろう「べ、別にアンタのために助けたんじゃないんだからね! か、勘違いしないでよ!」的なツンデレ態度を、今から楽しみに待ちたいです。

金剛番長

 金剛番長、マシン番長のドリルに死すの巻。これにはビックリです。前回のアオリで「次回衝撃の展開が!」と書かれてはいたのですが、まさかここまで衝撃だとは思ってませんでした。すみません。ごめんなさい(何故か謝る)。

 「金剛番長」は、基本的に80年代の週刊少年ジャンプに掲載されていた格闘マンガをリスペクトしていることを隠そうともしない大変に漢らしいマンガなので、そう簡単にキャラが死ぬとは思えません。例えば、もしここで王大人が出てきて「死亡確認!」とでも言ってくれれば、金剛は無事に生き返るに違いありません。
 果たしてマシンお兄ちゃんの「死亡ヲ確認」は、王大人の「死亡確認!」と比べてどのくらい信頼性があるのか。その辺が金剛の生死の分かれ目になるのではないかと思われます。

オニデレ

 コミックス1巻買いました!(事後報告)
 回を追う毎にモリモリ態度がかわいくなっていくサヤと、たまにもの凄く格好良くなる正少年がたいそうステキでした。 結構ネットでも話題になってるみたいなので、もしかしたら今後本格的にブレイクするかも知れません。今最も人気が出て来て欲しいマンガです。

 そして今回の話は、その「モリモリ態度がかわいくなっていくサヤと、たまにもの凄く格好良くなる正少年」を突き詰めちゃったような展開でした。サヤの正に対するデレっぷりはどんどんピーキーになる傾向がありましたが、ついに正を見るだけで心臓が停止するレベルにまで至ってしまったのは凄いです。恋人を見るだけで死んじゃう! でもチューされると生き返っちゃう! なんという純愛!(まちがい)
 あと何気にユナが八重歯っ子として急激に可愛くなりつつある気がしてならないのですが、全国の八重歯フェチの皆さまは彼女をどう捉えているのでしょうか。

魔王

 第一部最終回。安藤死すの回。「金剛番長」の金剛とは違い、こちらは例え王大人が出てきて「死亡確認!」とでも言ってもダメなくらい、完全に死んでしまいました。
 己の持った能力と己の宿命に目覚めてからの彼は犬養の野望を阻止するために全力で戦い続けましたが、結局犬養の野望は阻止できず、志半ばで倒れる結果に。唯一の救いは、安藤自身が自分の人生に納得して死んでいったところでしょうか。

 そして、とりあえず第二部が掲載されることが発表されて良かったです。今の時代、こういうマンガが少年誌に載っていることには相応の意義があると思うので。

闇夜の絵師

 読み切り。作者の福田宏先生は藤田和日郎先生のアシスタントの経歴の持ち主ということもあって、一目で藤田一門と判る絵柄が印象的です。
 マンガとしては、「情念」をキーワードに統一されたゴシックホラー調の世界観が非常に魅力的で、悪霊をそのまま絵画にしてしまうバトル方法も極めてユニーク、そして子供が読んだらトラウマになること間違いなしな残酷シーンもてんこ盛りと、とても読んでいて楽しい作品でした。
 これだけのマンガを描けるのであれば、福田氏が再び誌面に登場する日も近いのではないのではないかと思いました。将来が楽しみです(エラそう)。


黒巻さんも腐女子とかギアスとかSEEDとか普通に知ってるんかと思ったサンデー41号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 この前発売されたDS版絶チルに出てくる「第四のチルドレン」ことドリーですが、コナミのサイトに掲載されているラフ画をよーく見ると「インド」っぽい文字列が書かれているので、彼女の出身はインドとかその辺なのかも知れません。 『「ドリー」は、名前からお察しの通り、遺伝子操作がどうとかそういう境遇の子』『<先進国の超度7、ただし旧植民地支配地域の出身>という設定』という彼女のバックグラウンドは非常に意味深長なものを感じさせますが、その辺はともかくとりあえず褐色美少女ってステキですよね(色々とだいなし)。
 チルドレンと同世代の褐色少女キャラが出て来るのは、西エイジアで兵部がテロ組織相手にやんちゃをしでかした「荒野のエスパー」編に出てきた薫のそっくりさん以来じゃないかと思います。ドリーそのものが本編に出てくることはないでしょうけど、今後もたまには褐色美少女が登場するエピソードも見てみたいところです。
 というか、そんなに椎名褐色美少女が見たければそもそもドリーが出てくるゲーム版をやれという話なのであり、自分もプレイしてみたいんですけど、今はお小遣いがちょっと…(子どもか?)。

 そして今週のサンデーの話なのですが、もう今回は「エンディングが見えたー!!」に尽きます。女子との間にフラグが立ったと思ったら即エンディングに直行する妄想を抱いてしまいがちな男子的な発想のバカバカしさを、「神知る」の決め台詞とシンクロさせてパロディとして表現したのは流石です。こうやってみると「エンディングが見えた」って応用が利く言葉ですね。自分も、今後の人生の重要な局面で使っていきたいと思います。
 そしてクラスメート男子にそういう勘違いを誘発したメカ薫(というかティム)のツンデレ演技も見事です。本人は無関心への表明をしただけだったのに、その台詞が現代日本ではあまりに「ツンデレ」カテゴリに類型化されてしまうものだったばかりに誤解を生んでしまう挙動をごく自然に実行することができてしまう、ティムの天然のトラブルメーカーっぷりはあなどれないものがあります。
 もし今後彼の操る影チルがレギュラー化することがあったら、薫達のクラスはさぞかしチルドレンを中心に典型的な学園ラブコメディが繰り広げられる楽しいクラスになること間違いなし。通いたいです。

 彼らがレギュラー化することになる唯一の弊害は、絶対可憐チルドレンの「ソリッドな秋葉系でない、背骨の通った美少女SFコメディー」という本来の方針が揺らいでしまうことくらいでしょうか。というか既に若干揺らいでいる気もしないでもないですが、肝心の「背骨の通った美少女SFコメディー」の要素は今週の話でもバレットやティムが今回の任務に対して意気込む理由が提示されるシーンや、それを知った薫の反応にちゃんと現れていますので、このマンガはまだ大丈夫だと信じてます。

 あと今週は、悠理が如何にも影チルの正体を見透かしているかのような台詞を言ってるコマの、何とも小悪魔っぽい挑戦的な笑顔が良かったです。早く彼女の化けの皮が剥がれたところを見てみたい(歪)。


今週のトラウマイスタのスジャータさんは使える!サンデー41号感想

神のみぞ知るセカイ

 春日主将攻略編終了。「何かをギセイにして手に入れたものは、結局何かが欠けている。もっと大きな強さを追うべきだ」という極めて求道的な理論によって導かれた結論が、「強い」と「カワイイ」を兼ね備えた武道家路線を追い求めることだったというのが、何かこうこのマンガらしいです。彼女ならきっと、「カッコイイよりもカワイイの方が強い」という「あずまんが大王」における榊さん理論を超えられる日が来ると信じてます。
 そして次回はついにエルシィの姉が登場する模様。エルシィの話によれば確か相当悪魔として優秀だということらしいのですが、でもやっぱりエルシィの姉なので油断できないと思われます。

 あと今回主将が来てた服はエルシィの羽衣から生成されたとのことなので、駆け魂が抜けた後の主将ってもしかして全裸なのでしょうか? シーツを羽織っただけの全裸の女性を夜の公園に放置? 脱げば脱ぐ程強くなる裸神活殺拳的には、今の主将は最強の状態?

お茶にごす。

 「『優しさ』とは何か」を追求している現在のエピソードは、この作品のテーマ的には極めて重要なものなのではないかと思いながら読んでます。
 今回の話はつまり、単に場の空気を読んでそれに従うのではなく、己の成したいことを率先して成し、己の成すべきことができる空気を自ら作り上げることが肝要であると理解しました。昔読んだ「お嬢さまことば速修講座」にも『自分が自信を持ってお嬢様然として振る舞うことで、相手も自分を「お嬢様」に相応しい態度で接するようになる』という心構えが説かれていましたが、それに通じるものを感じます。

 それはそうと姉崎部長はホント優しくて美しくて素晴らしい女性だと思いますし、もし自分にがいたら「奈緒美さん、ぜひウチの孫の嫁に」と推薦したくなるくらいなのですが、いまだGoogleで「姉崎奈緒美は俺の嫁」と検索してもマイナーな二次元嫁を挙げるスレのログにしか引っかからないのは正直どうかと思うので、みんなもっと理想の二次元嫁を探すセンスを磨くべきだと思います。

ハヤテのごとく!

 マリアさんがハヤテに対してお姉さんぶろうとして空回りする回。ハヤテに対して威厳を示すことには失敗したというか歯牙にもかからなかったものの、結果的に氷の微笑みでストーカー神父を撃破できたので、ストーリー的には辻褄が合った形になってます。さすがですマリアさん。

 個人的には、最後のページの「いつか私にもそんな人ができて…こんな風に一緒に…」の部分がちょっと気になりました。「いつか私にもそんな人が」ということは、今隣で歩いているハヤテはそんな人じゃないと認識していることになります。
 あとついでに言えば、ハヤテはマリアさんに対して憧憬の念を抱いているという設定があったと思っていたのですが、今回あんまりそういう方向のハヤテのモノローグが出てこなかったことを考えると、ハヤテ×マリアのカップリングが成立する線は現段階ではほとんどないと思った方がいいんでしょうか。ヒナギクの妄想を除いて。

金剛番長

 渋谷・大田・世田谷の番長を壊滅させたマシン番長も、「金剛番長」の真のヒロイン・月美ちゃん(幼女)には勝てなかったの回。
 マンガの中では、マシン番長が月美のことを「Dr.月奈」と認識して呼称していたので、月美と月奈の間には何らかの血縁的な繋がりがあり、それ故にマシン番長は月美の言葉を自分を作った人間の命令と見なして従っているのではないか? という推測は容易に成り立つ訳なのですが、しかしそれよりは「純真無垢な月美ちゃんは、機械の心をも揺り動かしてしまうパワーを秘めているのだ!」と解釈した方が面白いので、マシン番長は月美ちゃんと出会ってロリに目覚めたことにして行きたいです。
 「感情を持たない冷徹なロボットが純粋な少女に出会って愛を知る」系のシチュエーションは、個人的な萌えシチュエーションでは相当な上位に属します。「金剛番長」で一番強いのは間違いなく月美ちゃんです。

月光条例

 エンゲキブの致命的な勘違いに頑張って話を合わせようとする「シンデレラ」の中の人達は大変だなあという話でした。
 このマンガ、月光が現実世界に介入してきたおとぎばなしを排除する役目である一方、一方のエンゲキブはおとぎばなしに介入してドタバタを引き起こす役目になっているのね。

ハイド&クローサー

 「ルサンチマン」という呪具の名前が既に猛烈に怖いですが、「何万年もの間、世界中の人間の怨恨を増幅し続けて大きくなった」という設定も怖いです。あと、「窓辺の男」は何かこう存在自体が怖いです。なんであの人、あんなに湯気が立ってて熱そうな紅茶をいとも簡単にクィッと飲めるの?(←突っ込むところはそこじゃない)

魔王

 安藤、犬養の前についに倒れるの回。犬養に「女子高生最高ー! 巨乳大好きー!」と叫ばせることで犬養の威信を削ぐ計画だったようなのですが、しかし犬養はイケメンであり、イケメンは何を言ってもいい方に取られるという世界の法則を考えると、逆に「犬養さんステキー! もいでー! 私のチチをもいでー!」みたいな感じでモテてしまう、パルコ=フォルゴレ化現象を引き起こしかねないと思います。ここはむしろ「アンダーソングループ最高ー! お金大好きー!」と叫ばせ、彼の政治信条を揺るがす攻撃をするべきだったのではないのでしょうか。
 あるいは、あくまで犬養キモメン化の方向を突き詰めるのであれば、「空から降ってきた人間じゃない女の子最高ー! ラムちゃん大好きー!」くらい突き抜けた方が良かったかも知れません。空から降ってきた人間じゃない女の子さいこう! それがオレ達の理想!

 結果的に一歩及ばなかったとはいえ、何にしろ安藤はよく戦いました。ホントこのマンガは面白いです。次回で第一章は終わるそうなのですが、第二章はあるのでしょうか。

トウテツの番人

 読み切り。「ハルノクニ」の作画を担当した中道裕大氏がサンデー本誌に帰ってきました。
 読み切りアクションマンガとしての完成度は極めて高く、一気に読んで「ああ面白かったー」と言うことができる、エンターテイメントとしてよくできたお話だったと思います。次回作も期待。


アニメ版「ぜったい!チルチル」の出来の良さは異常だと思ったサンデー40号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 先週行われたアニメロサマーライブに登場した可憐Girl’sですが、参加した知人の話によれば大好評だったみたいです。いやもう何か、会場にいた1万人以上のお兄ちゃんやお姉ちゃん達がロリに目覚めてしまうくらいの勢いだったとか。
 可憐Girl’sがアニサマに出ると聞いてからというもの、自分の脳内では「大勢のお兄ちゃん達の迫力に怯えながらも泣くのをこらえて一生懸命頑張る可憐Girl’s」の姿を想像していたのですが(バカ)、現実の彼女たちはそれを遙かに超えるパフォーマンスを披露してくれたようですね。良かったです。

 以下は今週のサンデーの話。
 今回、久しぶりにバレットとテイムが登場。かつては「黒い幽霊」の手先として登場、「黒い幽霊」のエスパーに対する憎悪の象徴となってザ・チルドレンと敵対し、文字通り命がけの死闘を繰り広げた彼らでしたが、洗脳を解かれてバベルに保護されてからは「オタクやってられるのは社会が平和だから。よってオタクは平和の象徴」という不二子ちゃん(というか作者)の思想に基づいた形でアニメに目覚めてしまい、今では作品世界で毎週深夜28時に放送されている「魔法メイド少女 ぜったい!チルチル」に夢中なアニオタにクラスチェンジしてしまいました。
 この二人は今や「黒い幽霊」のバレットとティムではなく、「チルチルは俺の嫁」と「『チルチルは俺の嫁』は俺の嫁」になのです。いやティムの方は本当かどうか知らないですが、何か頭の中に乙女回路ならぬ腐女子回路が形成されている今の椎名先生なら、この二人の関係をそういう方向に振ってもおかしくないと思います(おかしいです)。

 今回はそんな背景を持つ少年コンビの復帰戦であり、「未来も過去も人とのつながりと愛が救う」という極めて深遠なテーマが内包されているエピソードなはずなのですが、やってることが「チルドレンのコピーロボットにメイド服着せてメイド喫茶ごっこをやる」だったり、「歪んだ女学生像から生み出されたために明らかに脳がおかしな人にしか見えないチルドレン」だったりするところが、何というか椎名高志先生のマンガはやっぱりこれだから面白いんだよなあと思いました。彼らが背負っている重い十字架の重さと、お花畑全開な影チルの挙動のギャップがたまりません。

 椎名先生のブログによれば次回の話は作るのに相当苦労したみたいですけど、「古いオモチャの画像が復活のきっかけだった」と述べているので、オモチャ絡みのエピソードになったりするのでしょうか。ティムは椎名先生の年代の男性における「オモチャが好き子供時代の精神」を具現化したようなところがあるキャラだと思っているので、次回はどんな話になっているのか期待しておきます。

 あと今回では、自分のおっぱいの大きさという現実を影チルロボによって突きつけられた葵と、それに対して冷静に突っ込みを入れる紫穂+紫穂ロボが可愛くて良かったです。
 葵はいつまでもおっぱいの大きさを気にする、おっぱいの小さな子のままでいて!(ひどい)


[Clip]椎名先生がアニスパ出演声優にサイン入り色紙を送った件

『アニスパ!』関係者とリスナーのみなさまにおわび<(_ _)>: 完成原稿速報・ブログ版

まーなんだ、少しでも話題を提供して、恥かいても反則でもなんでもいいから『チルドレン』の知名度がアップしてくれればと・・・・・・・・

ハルカレンダー:生ラジオ全日程終了っ

ラジオではお話させていただいたのですが、原作者の椎名高志先生がこの日の為にチルドレンと浅野さんと鷲崎さんにイラストを描いてきてくださったんです! しかもカラーで! しかもララとの他では絶対見られないレアコラボで!

涼風 -りょうふぅ- | いやー、わかんなかった!

そして椎名先生! 葵とハヤテの生イラスト入りの色紙、大事にしますぅ(^-^)

綾魂日記 – 椎名先生バンザイ

アニスパに行ったら、なんと椎名先生からのサイン色紙が! みんな宛てに担当キャラと代表作のキャラを描いてくださいました!

 推論:男性漫画家は女性声優に甘い


今週の最萌は虫を我慢する姉崎部長で決定ですサンデー40号感想

ハヤテのごとく!

 マリアさんにミニスカを履かせられたハヤテが、ごく自然にお尻を突き上げて足を開くポーズを取ってるのを見て、ハヤテは相当女装を仕込まれてるなと思いました。もはや反射のレベルです。口では嫌がっていても身体は正直です。
 あとハヤテが女装したりマリアさんが水着着たりしているところを西沢さんやヒナギクに観られたシーンの効果音が、よりによって「イチャイチャ」だったのが斬新でした。イチャイチャってマンガのオノマトペとして使えるんだ。日本語すごい(まちがい)。

結界師

 「俺が、あいつの裏暴いてやりますよ!

 前回氷浦に迫力負けしてしまった閃ちゃんがリベンジを決意したの巻。
 確かにこのままだと、良守のハートを氷浦に奪われちゃいますからね。今回なんか、寝ている氷浦に良守がデコピンやろうとしてましたからね。デコピン。しかも「俺だって好き好んでいがみ合いたい訳じゃない」とか、なんかいよいよ良守が氷浦に心を開き始めたかのようなモノローグまで付いてましたからね。「無防備に寝ている彼にデコピン♥」とか、もうどんなラブラブシチュエーションかって感じですからね。

 しかし良守はここであえてデコピンではなく印を結んで殺気を放ち、寝てる氷浦を起こしにかかった! これはつまり、ラブラブよりも殺意! それがオレ達の流儀! みたいなことを直感的に把握した訳であり、やぱり良守は氷浦と馬が合うというか、心が通じ合う関係であることを臭わせた演出であったと言えましょう。この二人の関係がこれ以上に深まることを、閃は阻止できるのか! 閃ちゃんあやうし!(何だこれ)

月光条例

 エンゲキブってまだ正式名称が作品内に出てきていないことを知りました(Wikipediaで)。
 ここまで引っ張ってきているということは、何かの伏線に使われる可能性がありそうです。

 それはともかく、今回はそのエンゲキブさんのが大変残念であったことが判る回。彼女くらいの歳で「シンデレラ」を知らないのはもはや公教育の敗北なんじゃないかとも思うのですが、まあこれは逆に本人の才能というか個性であると積極的に解釈して行きたい。
 今回のシンデレラ編になってからというもの、何かこう色々とはっちゃけて来た気がします。複合的な意味で。藤田先生が更なる覚醒を遂げようとしているのではないかと恐々としてます。

神のみぞ知るセカイ

 「このソフトクリームは武への道! なめろ、なめろ、なめろォォォォ!

 意を決してソフトクリームを舐める春日主将と桂馬が、どちらもエロ過ぎてドキドキしました。最高です。

オニデレ

 咲→正少年という方向のフラグが立つことで普通のラブコメにまた一歩近づくのではないかと危惧していた(オレだけが)今回の「オニデレ」でしたが、実際に立ったフラグは咲×サキでした。良かった(の?)。

 そして高校生カップルが「クラスメートから誰にも見つからない場所にあるお花畑で二人きり」なシチュエーションであるにも関わらず、全くエッチな雰囲気にならないこのマンガはどこまでも健全です。二人をストーキングしてるモモは明らかに不健全ですが。いったい彼女は何者なんだろうか。ラスボス?(何で)

イフリート

 最終回。最後の方はやや駆け足気味な怒濤の展開となったのが残念でしたが、話としてはキレイにまとまっていたと思います。このサイト的には、神貫が女の体になっちゃったことが判った辺りで女体化フェチ的な視点から突っ込むことができなかったのが心残りです。
 今回では、自分が助けた時に情でも移ってしまったのか、唯をストーキングしたり自分の車に乗せたりしている真嶋がいじらしくて良かったです。「絶チル」の皆本のおかげで、サンデーではメガネのエリート男性が幼女趣味に走っても問題ない流れができているのかも知れません。

解体真書0

 せっかくのファンタジー世界なんだから、ナースの呼び方は「看護師」ではなく「看護婦」で良くなくね?(挨拶)

 読み切り。いわゆる異能バトルものジャンルに属するお話なのですが、主人公を「超常的な病魔と戦う医師と看護師」としたところがわかりやすさと面白さ、「人助け」という少年マンガ的なカタルシスの生成、あとお姫様を合法的に脱がせても良いシチュエーション作りに貢献していると思いました。
 設定がこのまま連載化できるようになっているので、いずれは短期集中連載→正式連載化というパターンを歩む可能性もあるかも。頑張って欲しいですね。


今週のMVPは男性の股間を踏んで興奮してる「魔王」の蜂に決定ですサンデー39号感想

結界師

 先週に続いて氷浦君大暴れの巻。一見すると暴走しているようにしか見えない彼ですが、実は彼の中では理論整然とした意志決定ロジックが存在しており、それに従って動いていることを伺わせてくれました。不審者を追跡して捕獲した際、ちゃんと良守の言いつけを思い出して殺さないで持ち帰ったところなんか、何というかこう「飼い主に忠実な猟犬」みたいな感じで萌えです。忠犬萌え(専門用語)。
 時音さんは一度タッグを組んだだけで彼の忠犬属性に気付いた模様であり、彼女なら氷浦のいい飼い主になりそうな感じなんですけど、でも今の氷浦に必要なのは飼い主ではなく、彼と心を通じ合って魂を救うことができる存在であり、それができるのは間違いなく良守しかいないと思います。今回のシリーズの究極の目的はその辺にありそうな予感。というか妄想

 あとは閃が氷浦の迫力に圧されてへたり込んじゃったところも良かったです。あの閃ちゃんですらたじろがせる氷浦恐るべし。でも、このままだと良守は氷浦に寝取られちゃうよ! がんばれ閃ちゃん!(何)

金剛番長

 金剛番長のパパは文字通り「日本を裏から支配する影の大物」なのですが、その大物っぷりを表現するためだけに国会議事堂を破壊してしまうのが、「金剛番長」の「金剛番長」たる所以なんだよなと思いました。物理的に大物なんだから、国会議事堂を壊しちゃうのも仕方ないよね。みたいな。
 というかこの人、あんな巨体なのにそもそもどこからどうやって国会議事堂の議場に入ったんだろう? と普通の読者なら疑問を持ってしまうところですが、この問いに対してはおそらく「小せえことは気にするな。」としか答えが返ってこないであろうところが、「金剛番長」という作品なのです。読者に対しても漢の器を要求するマンガなのです。

 そんな今回の「金剛番長」に対してあえて物言いを入れるとすれば、首相が若手議員に対して言った「いずれは内閣官房長官にもなれる漢だ」という台詞です。個人的には、権謀術数に長けるタイプの国会議員に対しては、心情的に「漢」という漢字を使って欲しくないです。
 ちなみに私の考える「真の漢」は、そもそも権謀術数という言葉が読めません。

オニデレ

 正少年が無意識のうちに咲に対してフラグを立てる行動をしているよ! たいへんだ!
 これで咲にフラグが立ってしまったら、このマンガは『優しい以外に何の取り柄もない少年を巡って美少女同士が争う』という、普通の美少女わんさかコメディーみたいなマンガになってしまうじゃないですか! 「オニデレ」はあくまで異常なラブコメでないといけないのに!(ひどい)

 あとはユナが今回は体操着+カットジーンズ+おまけに巨乳という本来であれば激しくエロいコスチュームをしているにも関わらず、何か全くエロスを感じないのが素晴らしいと思いました。健康的ですね(まちがい)。

神のみぞ知るセカイ

 「絶対可憐チルドレン」が休載しているタイミングを狙って作品内四コママンガを描く若木先生に萌え!(挨拶)

 話としては、春日先輩がカワイイもの(桂馬の顔を含む)が大好きな感情と「武道を極める」という自分の目標が相剋するものと認識し、その板挟みになって悩んでいるというもの。あまりに悩みすぎた結果なのか、猫を抱っこしているところを桂馬に見られてしまったことをきっかけに、本格的に精神が二分されてしまった模様です。前回出てきた分身描写って、やっぱり彼女独特の奇妙な歩行術じゃなかったんだ。
 西原かのん編以来、「駆け魂にとりつかれた人間には、心のスキマに関連する極端な現象が発生する」という設定が追加されたため、マンガ的に判りやすくてかつ面白い描写ができるようになって来たなと思いました。

 なお「羅新活殺拳」はおっさんホイホイなネタなのは明らかなので、そう簡単には釣られませんよ!
 裸神活殺拳は脱げば脱ぐ程強くなるのですが、羅新活殺拳はどうやらカワイイものに萌えれば萌える程強くなるっぽいですよ!(釣られてます)

野村AD野球

 読み切り。最初から最後までスケッチブックだけでキャッチャーが意志を表現するというネタだけで押し通したのは潔いというか、「同じ事を繰り返すと面白くなる」というギャグの基本に忠実なマンガだなあと思いました。描いてるウチに絵が上手くなってくるところが面白かったです。
 でもこの話ってアニメ化されたらキャッチャーの声優の人は困るだろうなと思った(思うな)。

アグリのマジカル日記

 読み切り第二弾。かわいいんだけど現代萌え系から微妙に外れている絵柄のせいか、独特の妙にまったりしたリズム感のせいか、読んでるうちにだんだん脳の判断力がとろけて来て、なんか妙に面白くなってくる感を味わえるマンガだなと思いました。アグリのお姉さんの「ドMになる魔法」は斬新で好きです。


まもなく閉鎖されるmF247でまだ聴くことができる、個人的に好きな10曲

 珍しくマンガ無関係の音楽エントリです。Over The Future以来?

 mF247というインディーズ系音楽配信サイトが8月末で閉鎖されるというニュースをご存じの方もおられるかも知れませんが、mF247は個人的には結構お世話になっていたサイトでした。RSSで配信されている新曲リリース情報を週に一度くらいの割合でチェック、「ダウンロード数が100を超えている曲は人気があるだろうから多分良い曲だろう」みたいな曖昧な判断基準で曲をダウンロードし、楽しんで聴かせていただいてました。
 インディーズ系の音楽配信プラットフォームとしては既に MySpace などがメジャーになっている現在、mF247的には「もはや音楽サイトとしての使命は終えた」という判断で閉鎖ということになったのではないかと思われます。関係者の皆様には、心から「お疲れ様でした」と申し上げたい次第です。

 しかし実際にサイトが閉鎖されるのは8月末であり、現在でもまだ様々な曲を無料でダウンロードすることができることは変わりありません。ですので、せっかくだからまだダウンロード可能な曲のうち、個人的に気に入っているものを紹介してみたい! と突発的に思った挙げ句、このエントリを書いてみました。
 なお、自分は音楽方面は極めてオンチというかトレンドに全く乗れないタイプであり、最も音楽的に多感だったはずの10~20代のほとんどをゲームミュージックばかりを聴いて過ごし、現在もマンガとか読むと勝手に脳内でゲーム音楽が再生されるという相当なボンクラなので、その辺はご了承願います。紹介文も自分の脳内イメージそのまんまなゲーム脳的です。

 ちなみに「絶対可憐チルドレン」の脳内テーマ曲は、「怒首領蜂大往生」の1面BGMです(どうでもいい)。

ハウス/テクノ/エレクトロニカ
1. Transmigration (STEIEL)
重厚な物語のオープニング、あるいはこれから佳境に入る的な場面で流れそうな曲。ドラマを感じさせる
2. Allegro (transquillo)
ベルトアクション格闘ゲームのBGMのイメージ。聴いているうちにたぎって来ます
映画/ゲーム/アニメ
3. うみの唄 (Psalm)
海の向こうから聞こえてくる美しい声と旋律のイメージ
4. 夏物語 (きーな)
遠い異邦の地で見上げる青空
5. 万環 (ヤチカ)
太古に栄えた王国の記憶
ポップス/ボーカル
6. 空のダンス (ORIGA)
来るべき嵐を待ち受ける覚悟。「攻殻機動隊SAC」で知られるORIGAさんの曲。
7. She (you & me together)
失恋の曲だと思うんだけど、可愛らしくもしっかりした歌声が魅力的
8. くらいもりのおはなし (小林未郁)
不思議な曲。歌われている寓話の世界に引き込まれるような感覚
ニューエイジ/現代音楽
9. Redemption (ヴィタ アクティヴァ)
大草原で見る夕焼け。聴いてると家に帰りたくなる
10. hal melo~春旋律~ (ハジメ(ミドリ))
ピアノソロ。卒業式が終わった後のイメージ
+α:mf247では公開終了となったけど好きな曲
Heavenly Star (元気ロケッツ)
MySpaceで試聴可能。真夏の陽光を浴びているイメージがする
SHINE (Jazzin’park)
サイトを開くと最初に聞こえてくる曲。純粋に歌声がステキだと思う
キングダム・オブ・ウィンド (天地雅楽)
雅楽と現代音楽をミックスした、非常に不思議かつ美しいメロディが印象的な天地雅楽の曲。アルバム「天地乃響」に収録されている模様。
天地雅楽の他の曲はMySpaceでも試聴できます

兵部の戦後は彼が戦っている限り終わることはないと思ったサンデー38号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 中学生になったからトリプルブースト時のエロい表情も成長したのですね!(感想)

 今回は特にブースト時の紫穂がたいへんに素晴らしいと思ったのですが、何がどう素晴らしいのか具体的に表現するとフィルタリングの対象になりそうなので遠慮しておきます。また葵も薫への抱きつき方がエロいのは相変わらずであり、これはつまり今後もトリプルブーストの時はそういう方面の描写の冴えっぷりを楽しんでね! という作者側のメッセージであると解釈しました。
 事後に薫が「キモチいいなあ」と言ってるとことか見ると、もうコレはそういう暗喩なんだよな! と納得せざるを得ません。やっぱり「絶チル」は、そういう方向には勘が働くおっさん読者が多いサンデーにぴったりなマンガですね。困ったモノです(おっさん読者が)。

 話の方は、前回の「あたし達は望んでこの仕事をしているわけじゃ…」という引きからして薫の部活問題が事件の解決に対して何らかの影響を及ぼすのかなと思っていたのですが、実際今回の序盤の薫は相当不調でした。マンガの中に描写はないですが、この辺の影響があったと考えるのが妥当でしょうか。
 ただ現場に出て三人一緒に力を合わせて事件を解決した結果、チルドレンとして働くことに再び意義を見いだし、部活に対する未練はなくなった模様。薫もエスパーがアスリートとして通常の競技に参加することができないことは知っていたみたいで、結果的には今回の話は皆本の取り越し苦労だったというオチになります。
 ただ、薫の部活動に本気で悩んだ皆本にしろ、自分に「バベルのエスパー」になる以外の可能性があることを知った薫にしろ、この作品世界に存在するエスパーとノーマルの壁の存在を意識したことは確かでしょう。将来の薫の「反逆」も、こういう些細な要素が積もり積もった結果だったのかも知れないな、とか思いました。

 そして今回の騒動の黒幕である謎のマスク女ですが、月見さんが指摘するように、そのマスクはあまりにも「吼えろペン」に出てきた仮面編集の星紅女史のソレっぽいです。星紅さん何やってるんですか!(まちがい)
 髪型的にはクラスメートの雲居悠理に似てなくもないのですが、今のところ正体は不明。そのコスチュームといい犯行動機といい、従来のノリとはかなり異なるキャラクターと見て間違いはないようです。とりあえず変態であることは間違いなさそう。椎名先生は変態を描かせたら昔から随一の才能を発揮する人なので、彼女の変態っぷりについても期待しておきます。