ハヤテのごとく!
「たとえ話が全部アニメとか、ホントダメな奴だな
」
すみません(何となく)。
ナギお嬢様ついに開眼そして覚悟完了の回。
今回の同人誌対決編は、ナギもルカも自分に与えられた運命によって与えられたものではなく、それに抗って自らの手で掴める何かを求めて戦うことがメインテーマとなっているように思えます。そしてルカは己の持って生まれた運命によって与えられたアイドルとしての道を進むことを選び、ナギは己の運命を投げ捨ててまでマンガを描く道を選びました。
同人誌対決がどうなるかはともかく、己の決意によって道を決められたことは、もともと過酷な運命の元に生まれてきた彼女たちにとってとても幸せなことなのではないのでしょうか。可能性のある若さっていいなあ(今後の可能性が狭いオッサンの感想)。
BE BLUES!
「真のヒーローは、仲間が絶体絶命のピンチの時に、絶妙に遅れたタイミングで、高いところから颯爽と現れる
」という、「ダイの大冒険」におけるヒュンケル様メソッドを実践したかのように桜庭が登場。ついに再び龍とコンビを組んでのプレイが実現することになりました。
桜庭本人は相変わらずの狂犬っぷりを発揮しており、藍子などは既に彼の態度にドン引きしてますけど、「ああ見えて実は犬が大好き
」「おじいちゃんが飼っていた犬を大切に育てているくらいのおじいちゃん子
」という要素を提示していることを考えれば、桜庭に対して「犬が好きな人に悪い人はいない」という伝承を適用させようとしていることは明らかです。
サッカーの試合の方はまだもう一悶着ありそうな予感ですが、最終的に桜庭がただのやんちゃな駄々っ子ではないことが明らかになる感じの話になるんじゃないんでしょうか。桜庭が龍にデレる過程で。
競女!
難関の試験に合格するために集まった個性豊かなキャラクター達が密室に閉じ込められ、降って湧いたトラブルを皆で解決しようとする展開というと、個人的に「11人いる!」を連想してしまいます(古い)。
そして、今週も乳首券は発行されなかったんですね…。
マギ
アリババ君はやっぱり童貞僕達の大好きなアリババ君のままだったんだ! と安心しました。
この号の「マギ」は、ンもう心底面白かったです。大高先生がたまに描く、こういうどうしようもない話(褒めてます)を本当はもっと読んでみたいんですが、もはや壮大な大河ドラマになった「マギ」にそれを求めるのは、ある意味贅沢なんでしょうね。
あとモルさんももう少し何とかするべきだと思いました。色々と。
神のみぞ知るセカイ
天理はありのままの(=ゲームばっかりやっている)桂馬を愛する人物であり、自らは彼に対して干渉をしないタイプだと思っていたのですが、それだけに「悲しいこと、私が半ぶんこするよ!
」って台詞には、普段は引っ込み思案な彼女のありったけの勇気と愛を感じてグッと来てしまいました。
天理はやっぱりいい子ですねえ。息子の嫁にはこういう娘さんが欲しいですねえ(息子?)。
絶対可憐チルドレン
40号でユーリに封じられたトリプルブーストのトリガーを、実は眼鏡のつるに隠し持っていたという皆本のせこい頭脳的な作戦により形勢逆転、チルドレンのパワーに「フェザー」の力も加わった最初で最後の新必殺技・インフィニティブーストが炸裂。ユーリに施された洗脳を解除すると共に、ギリアムのクローン兵士達のネットワークをも寸断、たじろぐギリアムの前にはついに兵部が! という感じで、ターンオーバーに相応しい逆転劇を演じたエピソードでした。
唯一気になるのは、兵部の「あの未来がなければ、今これは起きていない。ひょっとしたら、この現在は全て──
」という独り言の真意でしょうか。未来を覆すためにこれだけやっても、まだ専門用語で言うところの世界線は変わっていないとか、そういう感じなのでしょうか?
あとは、自分で「漆黒の堕天使
」って言っちゃう兵部は、アニメ世界と変わらずにお茶目だと思いました。果たして兵部とギリアムの決着や如何に。闇でしか裁けない原罪がある(キャッチコピー)。
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THE UNLIMITED 兵部京介のBDも完結。11話「嵐の中のふたり」の戦闘シーンで妙に通じあってキラキラしてる兵部とアンディが好きです