【まっ裸で】これが少年誌最先端!サンデー46号BIRDMEN感想【キャッキャ】

BIRDMEN

 「何で廃工場で野郎とまっ裸でキャッキャ言わなきゃいけないの!?

 キマシタワー!(まちがい)

 めでたく連載再開された「BIRDMEN」ですが、再開第一話は主人公達を「鳥人」にした鷹山の孤独な生き方に焦点を当てるのかと思わせておいて、そこから「変身する時パンツ履いてない?」→「履いてない」→「パンツ早く脱げばいいんじゃね?」→「女子にパンツ脱ぎかけのところ見られてショック」→「いいから脱ごうぜ」→「だから脱がすなって」→脱衣所的なキャッキャウフフ開始! という感じで、シリアスからコメディにシームレスに展開するところが素晴らしかったです。いやマジで。

 この号のサンデーの表紙には、「BIRDMEN」を『これが、少年誌…最先端!』と宣伝していたことを考慮すると、サンデー編集部が考えている少年誌の最先端とは、つまり半裸の少年同士がキャッキャウフフしながら脱衣するということであると解釈するのが自然でしょう。
 私は、少年誌上であえて少女同士がキャッキャウフフする百合百合な展開をすることこそが少年誌の最先端だと思っていたのですが、時代はいつの間にか少年同士のキャッキャウフフが最先端に移行していた模様です。それもただ単にキャッキャウフフするのではなく、思春期特有の気恥ずかしさとか子供じみたプライドは勿論、「死をも超越する力」なる厨二的な要素をも内包した、極めて高度なレベルのキャッキャウフフなのです。これが、少年誌の最先端ということなのです。なのです。

 感想としては、私は「BIRDMEN」を読むことで、新しい少年誌の世界を垣間見たような気がしました。
 気のせいでしょうか?(はい)


BIRDMEN 1 (少年サンデーコミックス)
田辺 イエロウ
小学館 (2013-10-18)

でも何だかんだ言っても、この作品は正統派のジュヴナイルですよ?(フォロー)

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マンガとアニメは心に火をつける名言の宝庫!(キリッ)・サンデー45号感想

ハヤテのごとく!

 「たとえ話が全部アニメとか、ホントダメな奴だな
 すみません(何となく)。

 ナギお嬢様ついに開眼そして覚悟完了の回。
 今回の同人誌対決編は、ナギもルカも自分に与えられた運命によって与えられたものではなく、それに抗って自らの手で掴める何かを求めて戦うことがメインテーマとなっているように思えます。そしてルカは己の持って生まれた運命によって与えられたアイドルとしての道を進むことを選び、ナギは己の運命を投げ捨ててまでマンガを描く道を選びました。

 同人誌対決がどうなるかはともかく、己の決意によって道を決められたことは、もともと過酷な運命の元に生まれてきた彼女たちにとってとても幸せなことなのではないのでしょうか。可能性のある若さっていいなあ(今後の可能性が狭いオッサンの感想)。

BE BLUES!

 「真のヒーローは、仲間が絶体絶命のピンチの時に、絶妙に遅れたタイミングで、高いところから颯爽と現れる」という、「ダイの大冒険」におけるヒュンケル様メソッドを実践したかのように桜庭が登場。ついに再び龍とコンビを組んでのプレイが実現することになりました。
 桜庭本人は相変わらずの狂犬っぷりを発揮しており、藍子などは既に彼の態度にドン引きしてますけど、「ああ見えて実は犬が大好き」「おじいちゃんが飼っていた犬を大切に育てているくらいのおじいちゃん子」という要素を提示していることを考えれば、桜庭に対して「犬が好きな人に悪い人はいない」という伝承を適用させようとしていることは明らかです。
 サッカーの試合の方はまだもう一悶着ありそうな予感ですが、最終的に桜庭がただのやんちゃな駄々っ子ではないことが明らかになる感じの話になるんじゃないんでしょうか。桜庭が龍にデレる過程で。

競女!

 難関の試験に合格するために集まった個性豊かなキャラクター達が密室に閉じ込められ、降って湧いたトラブルを皆で解決しようとする展開というと、個人的に「11人いる!」を連想してしまいます(古い)。

 そして、今週も乳首券は発行されなかったんですね…。

マギ

 アリババ君はやっぱり童貞僕達の大好きなアリババ君のままだったんだ! と安心しました。

 この号の「マギ」は、ンもう心底面白かったです。大高先生がたまに描く、こういうどうしようもない話(褒めてます)を本当はもっと読んでみたいんですが、もはや壮大な大河ドラマになった「マギ」にそれを求めるのは、ある意味贅沢なんでしょうね。
 あとモルさんももう少し何とかするべきだと思いました。色々と。

神のみぞ知るセカイ

 天理はありのままの(=ゲームばっかりやっている)桂馬を愛する人物であり、自らは彼に対して干渉をしないタイプだと思っていたのですが、それだけに「悲しいこと、私が半ぶんこするよ!」って台詞には、普段は引っ込み思案な彼女のありったけの勇気と愛を感じてグッと来てしまいました。
 天理はやっぱりいい子ですねえ。息子の嫁にはこういう娘さんが欲しいですねえ(息子?)。

絶対可憐チルドレン

 40号でユーリに封じられたトリプルブーストのトリガーを、実は眼鏡のつるに隠し持っていたという皆本のせこい頭脳的な作戦により形勢逆転、チルドレンのパワーに「フェザー」の力も加わった最初で最後の新必殺技・インフィニティブーストが炸裂。ユーリに施された洗脳を解除すると共に、ギリアムのクローン兵士達のネットワークをも寸断、たじろぐギリアムの前にはついに兵部が! という感じで、ターンオーバーに相応しい逆転劇を演じたエピソードでした。
 唯一気になるのは、兵部の「あの未来がなければ、今これは起きていない。ひょっとしたら、この現在は全て──」という独り言の真意でしょうか。未来を覆すためにこれだけやっても、まだ専門用語で言うところの世界線は変わっていないとか、そういう感じなのでしょうか?

 あとは、自分で「漆黒の堕天使」って言っちゃう兵部は、アニメ世界と変わらずにお茶目だと思いました。果たして兵部とギリアムの決着や如何に。闇でしか裁けない原罪がある(キャッチコピー)。


THE UNLIMITED 兵部京介 06(初回限定版) [Blu-ray]
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THE UNLIMITED 兵部京介のBDも完結。11話「嵐の中のふたり」の戦闘シーンで妙に通じあってキラキラしてる兵部とアンディが好きです

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アナグルモール連載再開記念・サンデー44号感想

マギ

 あのアリババにすら彼女ができたというのにお前たちと来たら(挨拶)。

 モルジアナの思惑はともかく、あのアリババ君が童貞を脱出したということに衝撃を隠せません。いや何かアリババもトトもウブっぽいのでまだヤッてないかも知れないけど。

境界のRINNE

 何度か言ってる気がしますが、私は四魔れんげが大好きです。
 特に、どう頑張っても不幸にしかならなそうなところと、それに対して全く挫けないところが(褒めてます)。

NOBERU

 物語序盤の敵役であったヒバリをノベルが完膚なきまでに叩きのめした上にフラグまで立てる勢いの話でしたが、今回の見所はやはり清五郎との涙の抱擁でしょう。ノベルとゴールドの枠を交代した時の彼の「演技」は、色々な意味で素晴らしい上に何より面白かったですからね。
 清五郎は大人になったら大成して大役者になるんじゃないかと未だに思ってますが、多分マンガではそこまでは描かれないと思うので妄想で補います。

アナグルモール

 祝連載再開。これで田辺イエロウ先生の「BIRDMEN」が戻ってくれば(個人的に)サンデーは完璧ですよ!

 今回の主役はアルルでしたが、彼女のぽっこりしたお腹はとても柔らかそうで素晴らしいと思います。あの腹から繰り出されるキックは格別でしょうね。ご褒美的な意味で(勿論褒めてます)。

ファンタジスタステラ

 塁のような、実力はあるはずなのにやたらとネガティブで周囲を気にして自分を卑下しているタイプのキャラクターが事実上の主役を張っているのは、サッカーマンガというジャンルではなかなか見られないと思うのですが、そういう性格の割には何か読んでいてもイライラしないのが不思議です。
 ネガティブな発想をベースに常に周囲を気にして慎重に行動しているからこそ、徹平とテレパシーで通じ合うことができるのかも知れません。

競女!

 せっかくのお風呂回だったのにも関わらず、乳首券は発行されなかったんですね…(そこか)

絶対可憐チルドレン

 この回でギリアムがNATOに無理言ってB-2らしき爆撃機を発進させていましたが、個人的にはああいうスタイルの全翼機を見ると無条件に「バトルガレッガ」に登場する銀河一後方に強い戦闘機ブラックハートを連想してしまうので困りました。
 さすがの兵部も、初見でブラックハートのワインダー攻撃を見切るのは至難なのではないかと思われますがどうか(と言われても)。

 それはともかくサンデー44号における「絶チル」は、ようやく帰ってきた兵部を迎えるパンドラ三幹部のそれぞれの態度が見所であったことは間違いありません。
 色々あってツンツンしている態度の兵部に対して真っ直ぐ静かに「自分は少佐が帰ってくることを信じていた」と言って兵部をなだめた真木、逢えて嬉しいのにいまだに素直に態度に出せない葉、逢えた嬉しさを素直に抱擁で表現するけど小言を言うのも(あとついでに賢木を酷い目にあわせるのも)忘れない紅葉と、それぞれの性格が垣間見えていて良かったです。

 危機に陥った兵部を助けて再会する、というシチュエーションは「THE UNLIMITED」にもありましたけど、今回は原作のマンガの方にそれをフィードバックし、原作らしいやり方で表現していると思いました。何だかんだ言っても、今の兵部は彼らなしではもうやっていけないんですよねえ。いいに恵まれて良かったねえおじいちゃん。


マギ 19 (少年サンデーコミックス)

「マギ」のアニメ2期はどこまでやるんでしょうか。各国の英傑が揃うクライマックスバトルは映画で!とかになったりしたらどうしよう(妄想)

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