ハヤテの映画が評判良さそうで何より記念・サンデー39号感想

ハヤテのごとく!

 「自分で選んで手に入れた力で、特別な何かになりたいの
 「私は…! 特別な何かに…! なりたいのだ!

 「きっと何者にもなれないお前達に告げる」という言葉がいちいち心に突き刺さる系の人生を歩む我々からすれば、そもそもルカもナギももう十分「特別な何か」を持っている人間なんじゃないの? と思ってしまうのですが、まあ何はともあれ彼女たちのような年頃の若者が自分の可能性を限界まで突き詰めて「特別な何か」を目指すのはいい意味での中二病の症状なので、更にこの世に一つだけの存在である私を特別な何かにするための努力を惜しまないこの二人に対しては、素直に「がんばれ」と言うべきなのでしょう。
 まあナギの方は明らかに頑張る方向性が間違っているのですが、仮にここで挫折してもへこたれるようなタマではないはずなので、お嬢様らしく華麗に復活して欲しいです(既に負けること前提)。

ムシブギョー

 「ウザかわいい」なる新概念もすっかり定着した感がありますが、今回の話を読んで仁兵衛殿は間違いなくウザかわキャラであると確信しました。仁兵衛がウザいのは今回のエピソードを読めばよく判りますが、それ以上に仁兵衛がカワイイのです。特に「私は知っていますよ。蜜月殿が、どんなにお優しい方なのか…」と目をキラキラさせながら著しい勘違いを語りだす辺りは、ンもう仁兵衛が可愛くて仕方ありません。ちなみにここで言う可愛いは、「馬鹿な子ほど可愛い」という意味での可愛いです。
 こんなのにうっかり絡んでしまった蜜月が仁兵衛をウザがるのは致し方ないところですが、その一方でお春はそんな仁兵衛を見て目をキラキラ輝かしているところからして、彼女は仁兵衛と同じ感性の持ち主であることは間違いないと思われます。今回の話を要約すると、この二人がお似合いのカップルであることを蜜月がはからずも証明してしまったエピソードであると言えるのではないのでしょうか。

 とりあえず蜜月はこれ以上このバカップルに関わるのを止め、さっさと次の悪巧みを画策する方がいいんじゃないかと思うのですが、でもきっと腹の虫が収まらない彼女はこれからも仁兵衛を執拗に追い掛け回してしまう(そしてまた仁兵衛のウザさにやられて酷い目に遭う)んでしょうね。お気の毒です。

はじめてのあく

 エーコさんと清里先生はこのまま結婚してしまうがいいと思いました。いやマジで。
 でも、「職がない」とか「彼氏がいない」とか、お年頃の現代女性にとってクリティカルなネタを肴に酒を呑んでケンカしてしまうのはこの二人の悪い癖だと思うので、お互いその点は直すべきでしょう。犬も食わない夫婦喧嘩と言えども、持ちだしてはいけない話題というのはあるものなのですよ(エラそう)。

神のみぞ知るセカイ

 『このダブルお見舞いイベント…ボクなら…うまくやれるぞ!
 どう見ても修羅場寸前の状況です。本当にありがとうございました。

 歩美が初回ヒロインの貫禄とも言える可愛らしさと健全なエロスを披露し、その上おっぱいまで大きくなった(via ヤマカム)、という意味でとても盛り上がった今回のエピソードでしたが、歩美程には舞い上がっていなさそうなちひろがこの状況に気づいてしまえば、好感度を上げるどころか爆弾が爆発してしまう(=初代ときメモ的表現)のは必至の有様。果たして桂馬の運命や如何に。
 個人的には、こんなにイイ目に遭ったんだから、今度はちょっとくらい痛い目に遭ってもいいんじゃないかと思います(狭い)。

ARAGO

 「一緒にやるぞセス!
 全てをアラゴに託してその身を犠牲にしたセスの想いは、アラゴのこの台詞によって報われたと思います。この台詞を読んだ時は、本当に背筋がゾクゾク来ましたよ。
 ジョーのおっさんとオズウェルもセスの犠牲を目の当たりにして文字通り燃え上がってますし、あのベガーですらその身を犠牲にして皆を助けるというらしくない形で活躍したりと、まさにクライマックスに相応しい盛り上がり。
 このマンガはもはや、アラゴ総受けとかそういう認識を超えた盛り上がりを見せていると思いました(←思ってたのか)。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


スポンサーリンク