サンデー一覧

【世界の】サンデー27号感想【ミサイルカタログ】

BE BLUES!

 龍の復活劇開始。投入直後に早速「優人を一番上手く使えるのはオレだ!」と言わんばかりの采配を見せて「ピッチの上の司令塔」スタイルを志向、このまま大活躍できればサッカー部のレギュラー入りは勿論のこと、車椅子のツンデレ少女から一方的に惚れられて優希と本妻争いをし始めることまで視野に入って来ること必至の様相です(必至なの?)。
 そして今回の最終ページは優人のセンタリングを龍がヘディングでゴールに押し込めるか否か、という緊張感のあるシーンで終わっていてとても格好いいんですけど、でもその隣のページでは「史上最強の弟子ケンイチ」の未羽が決めポーズを取りながらボディスーツ越しでも立っているのが判る鋼鉄の乳首を披露している関係上、どうしても視線がそちらの方に映ってしまうのが龍にとっては残念だと思いました。

銀の匙

 「その子に名前付けちゃダメだよ?」というアキの台詞が地味に効く今回。彼らが育てているのはペットではなくあくまで食物の原材料としての畜産物なので、理性的なスタンスを保ち続けなければならないということなのでしょう。
 あとサディスティックな女教官が「陰嚢を切開しタマを取り出し…」と言いながら手術用のゴム手袋を嵌めるシーンで、マゾヒスティックな興奮に目覚めちゃった読者がいそう。陰茎切開プレイとはなんて高度な(まちがい)。

神のみぞ知るセカイ

 ああハクアは素敵だなの回。前回もそうだったけど、今回は特にそうです。桂馬を心から信頼しているエルシィに対して素直に「私もお前みたいになりたいわ!」と言えたり、寝ている桂馬に向かって素直に「私もすごいと思ってるよ…」と呟いてキスしそうになったりと、強気で強情ないつもの姿勢を緩めて素直に自分の感情を吐露する彼女は本当に可愛いです。
 でもこんなに可愛くて桂馬のことが好きであっても、決して報われないからこそハクアなんですけどね。誰かこの子を幸せにしてあげてください。いやマジで。

ポケットモンスターReBURST

 新幼女キャロラ登場の巻。明らかな腹黒キャラですが、ものすごいカワイイです。さすがは幼女が主役の「イエロードラゴンがあらわれた!」で頭角を表した田村先生、やんちゃで腹黒な幼女の描写は素晴らしいですね。今後の再登場に期待です。

ムシブギョー

 仁兵衛による春菊殿攻略完了回。女子との間にはフラグを立てようともしない仁兵衛殿も、男相手にはフラグをばんばん立てまくりますね。最後から2つ目のコマなんてもう、ラブラブ過ぎて見ているこっちが困るほどでした(バカ)。
 その一方で今回はパンツ履いてない系の蟲使いのお姉さまが出てきて無涯殿をからかってましたが(性的な意味で)、無涯は全く反応せず。彼もまた仁兵衛と同様、女子との間にフラグを立てるつもりは全くない様です。

犬部!

 雨のそぼ降る中、捨てられている犬を拾う男子! こんなシーンを目撃してしまったら、女子の方はもう好きになるしかないじゃないですか! 「サルまん」にもそう書いてありましたよ!
 犬が主役なマンガだと、こんなコテコテな演出も極めて自然かつ効果的に使えるんだなあと感心しました。ホントです。


遅くなりました(´・ω・`)サンデー25号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 椎名先生の突発的Ustを最後まで観てしまった日以降、なかなか睡眠のリズムが戻りません(挨拶)。

 そして「絶チル」ですが、サンデー24号からは紫穂を語り部にして「かつてはかわいいオチビちゃんに過ぎなかったチルドレン達が、如何に気に入らない大人なんかどうにでもできるひねたクソガキとして逞しく成長するに至ったのか」を明かすエピソードが始まりました。かつてコミックス13~14巻にはチルドレンが皆本に初めて出会った頃のエピソードが掲載されましたが、今回は更にその前の時代の話になりますね。

 物語的には、過去を振り返ることで如何に紫穂や葵にとって薫が大切な存在であるのかを再認識し、彼女たちが(次回から登場するであろう須磨女史を象徴とする)周囲の大人達の過干渉にも決して挫けない深い絆を得るに至ったのかを知ることが主眼になると思われますが、我々にとっては久しぶりに幼女時代のかわいいチルドレンの姿が見られて純粋に嬉しいです。純粋にです(大切な事なので連呼)。
 特に葵の気弱そうな垂れ目眼鏡っぷりなんか、ンもうもはや至高の域ですよ。この話をコミックスで読んだら、きっと一つ前のエピソードでのバレットに気丈に命令を下していた彼女の凛々しい姿とのギャップで萌え萌えになるのは必至の有様ですよ。いやもうホント幼女時代の彼女が見られて純粋に嬉しいですよ。

 サンデー25号では、そんな葵を「何こいつムカつく」と締めにかかった紫穂の小悪魔っぷりが印象的でしたけど、彼女が葵に対して抱いた「ふっつーの子供じゃん! 家族が恋しくてさびしいだけじゃん!」という反感は、「自分も同じ寂しさを抱えているけど両親のために我慢しているってのに、こいつはそれをストレートに表に出してるのが気に入らない」的な、自分には絶対できない素直さを持ってることへの悔しさみたいなものもあったんじゃないんだろうか、と思いました。

 あとこの回では、新人時代の頃のヤングな朧さんも登場。仕事に対する野心を抱く、若く挑戦的な表情が素敵です。
 でも、扉を飾っている彼女の姿を最初に見た時の私の感想は、「朧さんが若作りしてる!」でした。すみません(おわり)。


美しい犬! 愛らしい犬! りこうでかしこく忠実な人間の友! サンデー26号感想

犬部!

 新連載。殺処分されかねない迷い犬を保護して新しい飼い主を探すことを目的とした「犬部」を舞台とした骨太なヒューマニズムドラマといった風格ですが、主人公のキャラクターが好感や共感を持ちやすい犬好きな好青年であることもあってか、特に気負わずに読むことができました。「僕らが思っている以上に世の中捨てたもんじゃないよ」って台詞は、このご時世だからこそグッと来ますね。
 私にとって犬は、かつて郵便局のバイトをしていた時に配達先で飼っていた犬に脚を噛まれてからの永遠のライバルですが(どうでもいい)、それでも老後は犬飼って暮らしたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします(何)。

犬部!-ボクらのしっぽ戦記‐

犬部!-ボクらのしっぽ戦記‐ – エピソード1

原作 片野ゆか
漫画 高倉陽樹
シナリオ協力 はまなかあき
(C)Yuka Katano (C)Haruki Takakura/Shougakukan 2011

話題の原作本を完全漫画化!

posted with EmbedSunday on 2011-05-31

BE BLUES!

 ツンデレ少女のアンナが見つめる中、ケガから復帰した龍がついに新人戦に登板! という感じで、この試合が終わった頃にはツンデレ少女のツンがデレに転じていること必至な様相を呈していますが、個人的にはアンナのおじいちゃんこと元ユーゴスラビア代表監督オシムミルコさんの動向が気になります。彼が再び龍のプレイを目の当たりにした時、彼のプレイが世界に通じるものかどうか、きっとこのじいさんは饒舌に語ってくれるに違いありません。
 埼玉の中学校の新人戦の試合だって、世界に繋がっているんだ! みたいな、かつての「リベロ革命!」のママさんバレー大会編みたいな展開になったら熱いなと思ってます。

境界のRINNE

 前回は「犯した罪に対するペナルティが厳しすぎると、人は罪を隠すようになる」という教訓めいたエピソード、そして今回は新人サラリーマンの宴会芸に対するウンチクエピソードと、何か妙に社会派というか世知辛いお話が続いているような気がするのですが、個人的にこういう話が好きなので、一向に問題ありません。
 でも、個人的には新人に宴会芸を強要するような会社は避けた方が賢明と思うのですが(台なし)。

神のみぞ知るセカイ

 結の中に潜んでいた女神マルスが復活し、対結再攻略編がついに決着! のはずなのですが、ハクアの全裸が全てを持って行ってしまった感があります。桂馬の計略に乗せられて服を剥がされた挙げ句、「お前は特に覚えとけ!」と言いながら桂馬に自分の裸体をアピールした(に違いない)けどやっぱり全然反応されなかったハクアのいじらしさは異常。
 そしてちっぱい呼ばわりされがちなハクアの胸ですが、個人的にはおっぱいのサイズはこれくらいあれば十分だと思います。彼女はもっと自分の体に自信を持つべきです(感想?)。

ちいさいひと

 自分が前の父親の暴力から子どもを救ったのに子どもからなつかれないことを理由に、自分も暴力をふるってしまうようになった、という話でした。ずいぶん自分勝手な理屈に見えますが、今回のエピソードのシナリオは新聞記事を参考にして作られたことからして、こういう事例が実際に存在したのでしょうね。
 最初はその気がなくても、人は誰だって子どもに対して暴力をふるえるようになってしまう可能性があることは、人の親となる人間は常に自覚しておく必要があるのではないかと思いました。

はじめてのあく

 自分の卒業式で自分の性癖を高らかに宣言して答辞とする赤城の変態紳士っぷりが見事なエピソードでした。こういう高校生活を皆さんも謳歌したかったですよね(よね?)。
 あとアキは今回で完全に赤城にメロメロになってることが判明したので、今後も折りを見てメロメロな彼女の姿を堪能させてくれるとありがたいです。

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小学6年生女子にボディブローを喰らって悶絶したい人の数→ サンデー24号感想

マギ

 今週のサンデーの表紙を飾るのみならず、オールキャラクターピンナップまで付いてくるなんて、ホントに「マギ」は人気高いんだなと実感しました。個人的には、特にこのピンナップにおける夏黄文の「卒業アルバムに載せる集合写真を撮影するときに欠席した」的な扱いに胸が熱くなります。彼もう出てこなさそう(ひどい)。

 物語の方は、個人的には「武装錬金」の躁状態のパピヨンを連想させるジン・サガンが本格的に登場。彼は明らかにアッパー系の変態です。
 最終的には彼も誰かの金属器に宿ることになるのでしょうが、こんな変態を使役することになる人は大変だなあと同情せざるを得ません。クソ真面目な白龍と組ませて、白龍を変態色に染める展開?
 あと幼女かわいい(お約束)。

BE BLUES!

 「はっきりわかったろ! テメーは持ってねえ!
 あれから長い月日が経ったにも関わらず桜庭君の龍に対するツンデレっぷりに拍車がかかっており、何だか胸が熱くなります。龍が大怪我から復帰しようと頑張っているのを知っていながら、同情の素振りも見せずにツンを貫き通すその姿勢は、ツンデレとして見事。実際には彼の方が「持ってない」ことは明らかなので、いずれ彼は再び「持っている」龍君にしてやられることになるのは必至でしょう。
 もしそうなるのであれば、彼はいずれ「アラタカンガタリ」における門脇のようにひねくれたツンデレ男子に育つことは間違いありません。将来が楽しみです。

 その桜庭のツンデレに拍車がかかる一方、登場当時はツンデレ化すると思われていたアンナは相変わらず態度が陰鬱な上にリハビリで龍に置いて行かれてしまったストレスも溜まっているので、このままではヤンデレ化してしまう可能性があるのではないか? と懸念しているところです。
 龍君もツンデレとかヤンデレとかやっかいなのに惚れられてしまって大変ですね。続く。

ちいさいひと

 リアルバウト児童虐待ドラマシリーズ「ちいさいひと」の第二弾が開始。前回はネグレイトでしたが、今回は身体的虐待、いわゆるDVがテーマな模様。
 前回同様に読むのがしんどい展開になること必至ですが、せめてこのマンガがサンデーに掲載されることで、このマンガと同じような境遇に置かれている子どもが、このマンガを通じて自分が虐待されている状況にあることを自覚してそこから逃げ出すような行動を起こしたり、周囲から救いの手が差し伸べられたりするようなことが起こることを祈っております。
 さすがの私もこのマンガのみはマジレス。

神のみぞ知るセカイ

 桂馬が結に「落とされる」気満々で女装を開始、そのあまりの可愛らしさに結もメロメロになってしまい、ついには結の中の女神まで飛び出してしまったでござるの巻。桂馬の女装については、かつてコミックス4巻(今まさにアニメで放映中の対ちひろ編)の巻末のおまけで、ちひろから「女装してドラムをやれ」みたいなアプローチをかけてくるネタがありましたが、まさかこんな形で実現してしまうとは想定外でした。

 今回は絵的にやたらかわいく描かれている桂馬の美少女っぷりに思わず目が行ってしまいますが、桂馬は「女装した自分はカワイイ」ことを十分自覚した上で今回の結に対する篭絡作戦を実行しているに間違いなく、そのあまりの女子力の高さに感心してしまいます。己がカワイイことを自覚し、甘えるところは甘え、隙を見せつつターゲットの男性(結は女だけど)を意図した通りに操るその高度な女子力は、もはや肉食系どころか猛禽の域にまで達していると言えるのではないのでしょうか。
 何にしろ、本気になった桂馬の恐ろしさはやはり半端ないです。世の男性は、彼が男性であったことに感謝するべき。でも桂馬なら、必要とあれば同性をも攻略しにかかるに違いありませんが(決めつけ)。

はじめてのあく

 対真世界編決着。ジローの心の強さを信じて待つキョーコの姿に、妻としての貫禄を感じました。
 何故この二人まだ結婚してないんでしょう(真顔で)。

おすもじっ!

 第一部完。今回寿司勝負をした星鮨の板前は、間違いなく司に惚れましたよね。同じ板前として。
 この作品はこうやって徐々に皆を司に惚れさせて行き、それがやがて性別を超えた純粋な恋に変わるようになり、その上で何時「司は実は女だった!」という最大最後最強の伏線が持ち出されて日本の寿司業界を巻き込んだドッキドキな性倒錯寿司ラブコメに移行するのかを読者もハラハラしながら楽しむタイプのマンガになったらどうしよう(と言われても)。

読み切り:全員留年!2年森組

 読み切りギャグマンガ攻勢の最期を飾ることになった「全員留年!2年森組」は、粗筋を追うことそのものに全く意味を持たない本気でアナーキーなマンガであり、読んででクラクラ来ました(本気で)。まさか読み切りギャグ枠でこんなおかしいマンガが掲載されるとは驚きです。
 まあアナーキーであることとマンガとして面白いことは全く別問題であることは確かですが、読んだ時のインパクトはとにかく凄かったことを、ここに記録しておきます。

 なお、おたみ先生の読み切り作品は現在クラブサンデーでも読めます。クラサンのマンガの方がもっとひどいと思います。

おさむらい

おさむらい

おたみ
(C)Otami/Shogakukan 2010

ギャグの超新星現る! 大胆な見せ方で笑いのツボを刺激する手法に編集部は大いに沸いた! 2010年3・4月期まんがカレッジ入選作!

posted with EmbedSunday on 2011-05-17


大人の階段を登り始めたバレット×それを優しく見守る賢木ですね、判ります。サンデー22+23号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「闇を覗き込む時、闇もまたお前を見ている
 かのニーチェが『善悪の彼岸』で提示したこの一節は、かのウルトラマンネクサスでも引用されたくらい有名な言葉ですが(ファンサイト要素)、こう言われたのがこれまで絶チル界で最も腹黒い(断定)紫穂であるところが興味深いです。
 既にこれまでの人生で散々心の闇を覗いて来たはずの紫穂に対し、「闇もまたお前を見ている」と堂々と宣戦を布告して来たギリアムはこれまでのエピソードでも伺えるように相当の腹黒キャラであることは間違いなく、この二人の関係は早くも新旧腹黒キャラ対決とも言える様相を呈してきました。
 今回はギリアムの奇襲を受けてあわやというところまで追い込まれたものの、かつて自分達がティムに放ったブーストの力によって辛うじて救われた彼女でしたが、しかし紫穂はやられっぱなしで黙るような女ではないので(断定)、ギリアムの尻尾を掴んだら必ず仕返しをしてくれるものと信じています。「将来世界を支配する女」の鱗片をギリアムに対しても見せつけることができるよう、紫穂にはがんばって欲しいですね(ひどい)。

 そしてその紫穂を守った力を「薫ちゃんの意志」と表現した時、フェザーが意味深な表情で微笑んでいたところも印象的でした。あのフェザーの表情は、多分あれは単に薫の力だけではなく、紫穂をも含めた、未来を変えることを望むエスパー達の意志の力なんだよ的なことを言いたかったのではないかと、妄想してるところです。

 次回からは「紫穂ちゃんの視点でチルドレンの出会いを振り返るエピソードとなります」とのことなので、しばらくは紫穂の腹黒さを堪能できそうな予感。彼女は薫や葵よりも「腹黒」という我々のようにひねくれた読者にとって共感しやすい属性を持っているので、彼女の視点からの方がより楽しく読めそうな気がします。
 三人が寝泊まりするところは、彼女たちが幼年時代を過ごしたあの部屋でしょうか。続く。

善悪の彼岸 (岩波文庫)
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ニーチェ
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ケンイチが乳離れしたら連載が終わってしまいます久米田先生!サンデー22+23号感想

銀の匙

 「マクロス一機分くらいだ
 こんなおっさんホイホイな台詞が出て来るマンガだとは思っていなかったので、うっかり笑ってしまいました。今後は注意します(注意?)。

 あと今回校長先生が登場しましたが、このデザインの簡素さというか他の主要キャラとのデザインの整合性のなさっぷりはちょっと凄くね? と最初は思ったんですけど、でも改めてこのマンガ読んで見ると、馬術部の顧問の先生とか多摩子さん(敬語)とか今週号で勇吾の隣で飯を食べてる奴とかもみんなベクトルは違っているけど総じてちょっと違うので、校長先生がアレでも全く問題ないんじゃないかと思い直しました。このマンガ懐が深いです。

マギ

 キャラのデザインといえば、むしろ「マギ」のハチミツモンスター(仮称)の方がやばさでは断然上ですね。凶暴化した時の表情も勿論やばいですが、その前の通常モードの無表情っぷりの方がサイコホラーっぽくてヤバい。今回の迷宮は歪んだメルヘンなテーマっぽいのですが、最初の中ボスがコレだとすると、これから更にもっとヤバいのが出てくるということになりかねません。大丈夫か(読んでるオレの理性が)。

 今回は迷宮攻略者であるアリババ達と初挑戦の白龍の対比を見せることでアリババ達の成長っぷりを示唆するのが目的とのことですが、その中でも生身でハチミツモンスターと互角以上に渡り合ったモルジアナのパワーアップっぷりは目を見張るものがあります。確か彼女はまだ金属器にジンを宿していない状態であるので、彼女はまだまだ強くなることは確実でしょう。並の少年マンガなら確実に主役を張れるレベルですね。
 そして彼女に護られているアリババは、むしろヒロイン格ということになりますね。だんだんこのマンガがどんなものか判ってきましたよ(間違った意味で)。

ポケットモンスターReBURST

 「どうしてもこの世に二つとないスクープが欲しかったんです!
  世界一のジャーナリストになる! それがオレの夢だから!

 ヤッピーさん! それはジャーナリストの中でもイエロージャーナリストって呼ばれるタイプというか、俗にいうところのトップ屋ですよ! 芸能ニュースの見過ぎじゃないですか! 権力チェックやアジェンダセッティングができてこそ、真のジャーナリズムって奴じゃないんですか!(ネタにマジレス)
 ジャーナリズムの危機が叫ばれる現代日本で、仮にもメジャーな少年誌にまがりなりにも「ジャーナリスト」を名乗るキャラクターが出てきたのは社会的な意味で面白いと思うので、ぜひヤッピーさんにはこの世界におけるバーストハートを巡る陰謀を暴き、ジャーナリズムとは何であるかをポケモンファンの少年達に知らしめて欲しいですね(無理そう)。

キングゴルフ

 キャディの野方さんがヤバいです。歯の隙間からスースー息が漏れてるところとか、そこを強調してデフォルメしなくてもと思ってしまうくらいのなオバサンっぷりでキャラ立てしてるところが特にヤバい。明らかに只者ではありません。キャディとしての修羅場を何度も潜っている顔ですよ。
 彼女は、少年向けゴルフマンガのキャディさんキャラ界に革命を巻き起こすこと間違いなしの存在感を放っているなと思いました。このマンガは相変わらず侮れません。

神のみぞ知るセカイ

 結に引き回されることで、桂馬は強引な押しに弱いことが明かになったの回。桂馬は最後に「落とされ神」になることを決意しますが、具体的にどんな行動を起こすのかに期待です。「絶チル」の皆本みたいなヒロインポジションに収まって誘い受けをかますとかそんな感じ?(どんなだ)
 あとは「これからいっぱい仕返ししてやる!」といいつつ紅潮していたハクアが可愛かったです。桂馬を困らせるためと称して強引なセクハラ行為に及んだ挙句、ドジって逆に自分がエロスな目にあって困ってしまう展開が手に取るように見えて来ますね。ご期待下さい

ハヤテのごとく!

 畑先生の次回作にご期待下さい!(挨拶)
 久米田先生にサンデー本誌でいじってもらった畑先生は、きっと大喜びしているに違いない! と決めつけてます。

 本編の方は、ワタル編第一部完といった感じでした。起業家を目指すこと以上に、自分の(生涯の)パートナーとしてサキを選んだことの方が遥かに重要でしょう。ハヤテの連載が本当に終わって「畑先生の次回作にご期待下さい!」と言われる頃までには、この二人が幸せになってくれるといいなと思いました(気長)。

はじめてのあく

 コミックス9巻で意味深に凛々しく初登場した頃がピークでその後はどんどんヘタレ化する一方、対真世界編になってからは相手の噛ませ犬的なポジションに収まってしまうのかと思われていた黒澤さんが、今回ついにその真の実力を発揮するの巻でした。
 密着した状態からカウンターで鉄山靠を放って一発KOするだなんて、まるで初代バーチャファイターのアキラみたいでカッコイイなと思います(変な褒め方)。

新連載:オーバーフェンス

 「もしドラ」の影響で野球部の女子マネージャーが盛り上がりを見せている現在、野球部女子マネの真祖はワシじゃあ! ワシが「タッチ」で浅倉南を登場させなければ、「もしドラ」の主人公の川島みなみも生まれなかったんじゃあ! 全ての創作物の女子マネキャラはワシが育てた! と言わんばかりの勢いで、あだち充先生が週刊少年サンデーに復帰。こういう時代なので、勿論舞台は野球部で、ヒロインは女子マネージャーです。
 「もしドラ」によって女子マネの時代があだち充先生に追いついた今、その時代を追いかけるように新たな女子マネマンガをあえて描くところに、あだち充先生のこのジャンルに対する心意気を感じます。ホントです

 ストーリーの方は、同じ出生の秘密を背負い宿命に導かれて高校の野球部にやって来たメンバー達の数奇な運命を語る、といったものでしたけど(大げさ)、女子マネの瀬里沢みのりとキャプテン桜井章夫の間のロマンスや、部員の八島の父親の突然の死など、細かく書こうと思えばいくらでも書き込めるエピソードを独特のドライなノリでさらりと流しつつも読後に余韻を残させるいつものあだち充先生の手法がこの作品でも冴え渡っており、楽しく読むことができました。
 不定期連載ということですけど、今後も時々登場して誌面を盛り上げてくださることを期待します。

読み切り:さよなら絶望先生番外編

 マガジンに移籍して連載を開始した「さよなら絶望先生」が大ヒットでアニメ版も大当たり、その勢いで「かってに改蔵」もOVA化と、名実ともにヒットメーカーの仲間入りを果たした久米田先生が、マガジンとのスワップ企画で「絶望先生」を引っさげてサンデーに帰って来ました。
 諸般の事情で「改蔵」OVAは結局発売延期となり、スワップ企画だけが先行して載ってしまうという「ハシゴを外された状態」(マガジン掲載「かってに改蔵」より引用)になってしまった様ですが、まあ斯様な不足の事態となっても「久米田先生の作品なので仕方がない。というか、むしろネタになるので面白いんじゃね?」と思われてしまうところが先生の人徳です(決めつけ)。

 マンガの方はさすがの面白さで、最初から最後までニヤニヤしながら読ませて頂きました。特に怪談の定番である皿屋敷を「いちまーいくろしーべると」と放射線被曝ネタにアレンジしたところが、最高に黒くて面白かったです。時事ネタマンガの本領発揮ですね。
 あと小森霧はやっぱり可愛い(結論)。

かってに改蔵 上巻(期間限定版) [Blu-ray]
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俗・さよなら絶望先生 Blu-ray BOX
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読み切り:岳

 あだち充先生と久米田康治先生の登場だけでも凄いのに、今週のサンデーは更に映画化記念で普段はビッグコミックオリジナルで連載されている「」までもがまさかのサンデー登場。
 ビッグコミックオリジナルというと「弁護士のくず」とか「三丁目の夕日」とか「ヒゲとボイン」とか、青年誌というよりもはむしろ壮年誌というかオッサン向けという印象が強く、日本中のちびっこが読んでるタテマエの少年サンデーとは今ひとつ咬み合わない印象があるのですが、でも何としても今週号はお祭り状態にして行きたい! というサンデー編集部の気概を感じます。と好意的に評価しておきます(偉そう)。

 内容の方は今回の主人公の15歳の哲也少年が山の洗礼を受けながらも、最後まで諦めないことで人間として成長するという物語で、これが「岳」ってマンガなのかーと感心しながら面白く読むことができました。
 個人的に、哲也君は15歳という設定にしては少々見た目が年齢以上に見えるところにちょっと違和感を感じましたが、これは青年誌と少年誌の絵柄の違いから来るものだと理解しました。というか、自分はもういい加減いい歳ですので、サンデーとかばかりではなくもう少し壮年誌的な作品も読むべきだと、「岳」を読んで改めて自戒させられた次第です。


【心の強さも】サンデー21号絶チル感想【超度7です】

絶対可憐チルドレン

 「武器を持ってないと私眠れないー!!
 紫穂の歪みっぷりが素晴らし過ぎて感動しました。この事を口外しないように薫をさりげなく脅迫するところも素敵。さすがは将来世界を支配する女(確定事項)、歪み方に揺ぎがありません。
 以下、今週号の感想。

スタンド・バイ・ミー(6) あらすじ:
 「黒い幽霊」によって再度操られてしまったティムと一人で戦おうとしていたバレットに対し、「うちが上官や! 言うことを聞け!」と叱咤した葵。彼女はあくまで皆で協力して戦うことの大切さを(自分の幼少の頃の可愛らしさいじらしさをアピールしつつ)アピール、結果的にバレットは葵の協力でティム操るゴッドロボを倒すことに成功。なおも抵抗を続けるティムだったが、単身ロボに乗り込んで捨て身で抱きついたりしてティムの身柄を確保することに成功。
 事件を解決した後に安心して泣き出す葵の姿を見たバレットは彼女の心の強さを悟り、自分ももっと強くならなければと決意するのであった。気の強い女の子は泣くとかわいいのであった。おわり。

 葵は基本的に「おっぱいが小さい」ことを強調されがちな、女子キャラとしては割と残念な扱いを受けがちなキャラなのですが、しかし今回はそんな彼女もちゃんと性的な意味で健全に育ってるというか、同じ年頃の男の子であるティムを籠絡できるくらいにはおんなのいろけが備わってきていることを認めざるを得ないエピソードである、と解釈しました。
 つまり、葵の尻と太股の感触は、サディストで美少年なギリアムの仕掛けた洗脳を打ち破るくらい気持ちよかったということですよね。葵は胸はまだまだだけど、尻と太股はちゃんと発達していると。これからどんどん黒タイツ脚が映える方向に進化していると。了解です。脚フェチ的には、むしろそっちの方がアリだと思います。

 あと今回は、やはりバレットの「心の強さもレベル7です」が素晴らしいですね。
 葵のレベル7超能力は元々持って生まれたもので、良くも悪くも彼女はその能力があることに対しては宿命として受け入れる以外のことはできないのですが、「心の強さ」は彼女がこれまでの人生の経験の積み重ねによって自ら育んで来たものであり、彼女が(人並み外れた超能力を餅ながらも)斯様な強い心を築けたことは、彼女自身の努力の成果であることは間違いありません。つまり彼女に取って「心」を褒められるというのは、彼女の超能力だけではなく、彼女の家族や仲間をも含めた彼女自身の存在そのものが肯定されるということを意味していると思います。葵が照れて嬉しがるのも無理はないというものですね。
 なので「心の強さもレベル7です」は、もしこれがギャルゲーだったら葵の好感度が上がる音がすること間違いなしなくらいの名台詞ですよ。よく君はこの局面でこの台詞を選択した! と、バレットを個人的に褒めてあげたくなります。

 まあ、最後は葵が自走するキモいレアメタル結晶を虫と見間違えてキモがってバレットに抱きついちゃうドジっ子要素を披露したおかげでレアメタル結晶を逃してしまう失態を演じてしまったんですが、これは頑張ったバレットに対する葵からのご褒美ということで許してあげたい。
 今度のエピソードでバレットと葵の間にフラグが立ったかどうかは正直まだ微妙なところですが、この事件がバレットの心に楔を打ち込んだことは確実で、この経験はきっと彼を成長させてくれるでしょう。また例えフラグが立たずとも、今後彼は葵の信奉者として尽くすに違いありません。葵は信仰の対象(結論)。


「月光条例」のエンゲキブが何週間全裸でいるのか気になるサンデー21号感想

ムシブギョー

 先週のサンデーでは宣伝に「新キャラ登場! 新展開巻頭カラー!」と書かれていたため、てっきり福田先生デザインの萌え萌えな新女性キャラが出てくるものだと思い込んでたのですが、実際に今週号に登場したのはまさかの徳川家重(男)。
 歴史上の徳川家重は脳性麻痺を患っていて言語が不明瞭であり、それ故に(ホントは美形らしいんだけど)肖像画では常にひょっとこのような顔で描かれてしまったりしたことで知られていますが、このマンガではそれを「家重は物凄い豆知識オタクで、常に何かしらオタク臭いことをブツブツ言ってる」「ホントは美形なんだけど何か色々現実に不満があるのでオカメの仮面を被っている」という形で表現しています。何にしろ、想定の斜め上から凄いキャラが降ってきたという印象です。

 今回の感想ですが、そんなウザいオタクに対しても別け隔てなく接することができる仁兵衛どのは偉いと思いました。オタクのあしらい方を判っていらっしゃいますね(まちがい)。
 家重のような権力者が出てきたということは、このマンガもそろそろ権謀術数が渦巻く権力闘争が裏で行われるフェイズに入ってきたということでしょうか。

銀の匙

 主人公の勇吾君がヒロイン・御影アキの色香に惑わされて馬術部に入ってしまったでござるの巻。「馬に乗ってて自分の足を使わないのって楽でいいかも」と考えている時点で、彼の認識が甘いのは明らかです。掲載誌がサンデーなだけに、彼はせめて「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」を読んで馬を世話する大変さを知っておくべきでした(無理です)。

 このマンガに出てくる馬は「じゃじゃ馬」と比較してもえらいガタイが良くて妙にブサイクなのが特徴的なのですが、そんな馬を見ながら「臆病で繊細で仲間思い」とウットリしながら言うアキは、なかなか侮りがたい存在なのかも知れません。いや馬は臆病で繊細な性格なのは事実なんでしょうけど、でもなんか彼女はちょっと違う。そんな予感がします。

神のみぞ知るセカイ

 コミックス12巻を買いました。女神探し編が本格的に始まる巻ですが、個人的にはやはり対倉川灯編のラストの「話し合いによる合意」エピソードにおける、『第一部完』的な異様な雰囲気が印象的です。妙に観念的な台詞がひたすら続くこの回をサンデーで読んだ時は、このマンガはここで終わるんじゃないかと不安になったことを思い出しました。

 本編の方は、天理のためにツンの仮面をかなぐり捨てたディアナが桂馬に少しは心を許すようになり、その結果天使の羽を取り戻すことに成功。女神探し編は、女神が隠れている女子を探すのと同時に、女神そのものにも好かれる必要がある模様です。桂馬は攻略においてやらなければいけないことはキチンとやる男なので、今後も淡々と女神に対する好感度上げ作業をやり遂げるでしょう。ハクアに踏まれながら
 それにしてもこのマンガは、何気に桂馬が女性から踏まれる描写が多い気がします。桂馬が巨乳好きであることはもはや確定事項ですが、この調子なら彼が踏まれフェチにも目覚める日も近いのかも知れません。

おすもじっ!

 寿がちんこ見せながら寝てるコマで、布団の前に転がってるエロ本とティッシュの丸まり方が妙に生活感あり過ぎで気になります。あの調子だと彼はオナニーした直後に寝てしまったっぽいのですが、手を常に清潔にしていなければならない寿司職人を目指す身としては、せめてオナニーしたら手を洗うようにするべきです(感想?)。
 ストーリーの方は何か江戸前と関西の寿司対決という料理マンガの王道路線を行くものになりそうな雰囲気ですが、今回のトラブルは全て寿が酔った勢いでが引き起こしたものであり、今後も彼はおとなしい司を事件に巻き込むトラブルメーカーとして活躍することになるんだろうなと思いました。迷惑であることが存在価値なキャラなんて、「GS美神」の横島君みたいで微笑ましいですね(過剰評価)。

BE BLUES!

 そんな縞パンでこの俺様が釣られクマー!(感想)

 新展開開始。優希が縞パンが似合うくらい可愛らしく成長するのは当然として、個人的に双子の兄の優人がどのくらい可愛くなったかに期待していたのですが、何か普通にサッカー部でサッカーやってるくらいの男の子になってましたね。あの事故以来、もう男の娘は卒業したんでしょうか(期待していたのか)。
 でも彼も双子らしく地顔は優希に似てカワイイですし、サッカー部の中でもちゃんと可愛がられているみたいなので、これからきっとモテると思いますよ。男女ともに。

 ストーリーの方は、新展開らしく如何にもツンデレ属性っぽい女子が出て来ました。優希が龍の正妻の座を守るための戦いも始まりそうな予感。

アラタカンガタリ

 今回はカンナギ様が己の劍神「火焔」を取り戻すため、身を傷つけながらも自分の劍神とかつての恋人エミスへの想いを貫くというカンナギ様マジかっこいい回でしたが、個人的にはやはり幼女を盾にカンナギの動揺を誘おうとしたアカチの執念が印象に残りました。エミスと容姿と名前が似てる幼女を「火焔」と一体化させて育てるには相当の手間がかかったと思いますが、そんな彼女をもカンナギを困らせるために利用してしまうところが凄い。君はどれだけカンナギのことが好きなんだ、と思わずにいられません。

 そして、もしこの戦いが終わってカンナギが幼女エミスを連れだしたりしたら、カンナギからロリコン呼ばわりされているヤタカからロリコン呼ばわりされたりするんでしょうか。結局、みんな幼女が大好きなんですね。それでいいじゃないですか。ようじょ ようじょ ようじょ ああ ようじょはかかせない(百合星式おゆうぎうたより)。

読み切り:週刊少年プリン

 少年サンデーの目指す低年齢路線!(挨拶)
 読み切りギャグマンガ第二弾の「週刊少年プリン」は、往年のサンデーの編集方針を彷彿とさせるコロコロコミック的なノリだなという感想を持ちましたが、規律に厳しい生徒会長がプリン食べて腹壊して赤面しながらトイレ→トイレからプリン再生、のプロセスははからずも興奮しました。下痢女子萌え
 このマンガのオチのシークエンスは、子どもが好きな排泄行為と現代萌えシーンにおいて重要な赤面要素が見事なマッチングを果たしており、これは一考する価値があるなと思いました(最低)。


【そんな装備で】サンデー20号絶チル感想短縮版【大丈夫か?】

絶対可憐チルドレン

 「ヤブ医者って言って、わ、わ、悪かったな!!
 兵部が賢木にデレる台詞を実際に言うシーンを、ぜひ見てみたいものです。

 本編の方は、美少年でサディストという大槻ケンヂの歌のような「黒い幽霊」の新キャラ・ギリアムが登場。椎名先生の作品でここまでサドサドしいというか、受けか攻めかで例えると鬼畜攻めとしか言いようがない系統の男性キャラが出るのは、ちょっと珍しいなと思いました。
 実際、今回は早速ギリアム×ティムとかヤってましたしね。バレットとの友情を操に必死で抵抗するティムに対し、容赦なく冷酷に彼を締め付けて責め立てるギリアム。エロいです。

 一方のバレットは、葵の的確なアドバイスでティムの妄想ロボを打ち破ることに成功。果たしてバレットは、美少年でサディストなギリアムにどこまで対抗できるのでしょうか。何かバレットは受けか攻めかで例えると明らかに受けっぽいタイプなので心配です。そういう意味でもがんばれ葵。続く。

 こういうマンガの読み方は大概にしたいです。


サンデー20号感想短縮版

BUYUDEN

 「たかだか2つ3つ年下ってだけだしな。もう十分味見できるコースだろ
 YesロリータNoタッチ!(感想)

 小学生女子が年上の男達を喧嘩で成敗していく、というこれまでの展開は現実ではまず起こりそうにないマンガ的なお話なのである意味安心して読めますが、小学生女子を言葉巧みに誘惑して性犯罪を犯そうとするってのは何か現実にありそうで不安になります。
 かかる状況下ではもはや武君しか頼りになる人がいないので、何とか彼の頭脳と愛と勇気で何とかして彼女の窮地を救い、ついでにボクシングに開眼して欲しいところです。

銀の匙

 養鶏農家はすごく楽しそうだけどやりたくないッス(感想)。
 マンガとしては、さすが非の打ち所のない面白さ。これが毎週読めるかと思うとホント嬉しくなります。マジで。

神のみぞ知るセカイ

 桂馬に必要だと思われたくて必死なハクアもカワイイですが、意を決してツンの仮面をかなぐり捨てようとするディアナもカワイイです(感想)。
 メインストーリーの方は、一つシナリオをクリアしたと思ったら、そこからまた新たなシナリオが発生してしまったという形ですね。ゲームやってるとこういうことはよくあるので、桂馬には同情します。

ムシブギョー

 普通のマンガだとここで火鉢と仁兵衛の間にフラグが立ったりするのですが、このマンガのラスボス(ギャルゲー的な意味で)はあくまで無涯殿であり、仁兵衛は火鉢が恋愛対象の可能性となることすら全く考慮しないのが「ムシブギョー」の面白いところ。おまけに仁兵衛は無類の巨乳好きなので、仮に火鉢にフラグがたっても彼女が報われる可能性は全くないと思われます。
 今後の火鉢の報われない女性キャラ属性の充実ぶりに期待です。

はじめてのあく

 「真のヒーローは遅れてやってくる」の法則に従い、ついにジローが登場。あまりにカッコ良すぎて、キョーコならずとも惚れそうです。
 そろそろイチロー兄さんとかジロー父とかが出てくる頃かなとも思ったのですが、まだそういう時じゃないという事みたい。「真世界」を倒しても、このマンガはまだまだ続きそうな雰囲気。良かったですね(偉そう)。

ARAGO

 平野耕太先生の「ヘルシング」でもそうでしたが、世界の命運がかかったオカルト絡みの話になるとロンドンは大量虐殺の舞台になって大変だなあと思いました。

読み切り:なぞの転校生ダモン

 サンデー春の新連載攻勢の次は、ギャグマンガの攻勢が始まりました。あくまで新展開連打の姿勢は崩さない模様。
 マンガの感想としては、まあクラスメートが人間かどうかなんて些細なことは気にすることはないッスよねということだと思いました。実際、サンデー読者の8割は、ロボと人間の恋愛なんて余裕で受け入れられるリテラシーの持ち主ですよ(決めつけ)。

最終回:ランウェイをプロデュース!

 「嵐のような男だったな…」と常套句を述べたくなるような物語でした。
 いかな短期連載とはいえ現代少年マンガとして読むには色々な意味で辛い内容だったことは否めませんが、自分の人生的にこれまで読む機会がなかったあらいきよこ先生の作品を読むことができたのは良かったです。