サンデー一覧

サンデー12号絶チル感想短縮版

絶対可憐チルドレン

 ャールズが妙にカッコいい問題が解決。ああ、前回の「ヤブ医者」がヒントだったのか。チャールズが皆本を妙に評価していたのも納得。そこまで気が付かなかったよー

 兵部は何らかのタイミングで本物のチャールズと入れ替わったものと思われますが(前回の話でアダムがチャールズを振り切った辺り?)、そうなると本物のチャールズは今どこで何をやっているんでしょう。もしかしたら、今兵部が着ている服はチャールズから剥ぎ取ったものだったりするんでしょうか。
 そうなると今彼は裸? それとも、兵部の学生服を葵の交換テレポートで無理やり着せられてコスプレしてるとかそんなの? とか、そんなことばかり考えてました(ダメ)。

 なので、本編についての感想は、次のサンデー読んでから書きます(´・ω・`)。
 アダムの過去についてはおおむね想像は付きますけど、皆本がそんな過去を抱えたアダムに対して、それでも君は「何処にでも行けるし、何にでもなれる」存在であると肯定させることができるのでしょうか。かつて皆本はキャリーのサイコダイブで心を救われた経験があるので、その辺をフラッシュバックさせてくれたら個人的に嬉しかったりするのですが。


コトハかわいいしモルジアナかわいいですよね記念 サンデー12号感想

常駐戦陣!ムシブギョー

 無涯さんとのデートイベントが早くも発動の巻。
 「ムシブギョー」というマンガは、基本的に仁兵衛を主人公にした美少女わんさかコメディーとでも言うべき作品構造になっているのは前に述べた通りですが(ただし仁兵衛が攻略しないといけない対象は人斬フェチ・発破フェチ・式神フェチなので注意)、その中でも無涯さんは仁兵衛の本命中の本命。「ときめきメモリアル」における藤崎詩織に相当する(←古すぎる例え)、いわばボスキャラです。
 「ときメモ」であればまだ「友達に噂とかされると恥ずかしいし」と言われてしまう序盤において、いきなりデートするイベントが発生したとなれば、そりゃ仁兵衛が浮かれるのも致し方ないというもの。

 しかし無涯さんはボスキャラだけあってそう容易く攻略できるものではなく、超増刊連載版の該当エピソードではこのイベントで無涯とのフラグを立てるために仁兵衛は文字通りの死ぬ思いをしなければならなかったんですが(コミックス2巻参照)、今回の週刊連載版においてもやはり相当ハードなことをやらされることは間違いありません。「神のみぞ知るセカイ」の桂馬もそうですけど、美少女わんさかコメディーの主人公やるのも大変なんですね(結論)。

神のみぞ知るセカイ

 ルナは東方系の弾幕をばらまいて攻撃してくるタイプかと思っていたんですけど、実際は本の弾で相手の移動を誘導してから本棚で潰して仕留めるという、パズル要素が入った攻撃を仕掛けてくるのが面白かったです。シューティングゲームで例えると「グラディウス3」の9面みたいな感じ?(違う)
 そしてハクアは、口では「バ桂木!」とか言いながら、ちゃんと言いつけ通りにノーラを桂馬の計画に巻き込もうとしてますね。いじらしてカワイイです。嫁にするならやっぱりハクアがいいと思います。

ハヤテのごとく!

 文字通りの委員長ワンマンショー。畑先生は「表情を変えずに読めたら君の勝ち」と堂々と読者に勝負を挑んでいましたけど、これは確かに心の中でファイティングポーズを取りながら挑まなければ勝てない相手です。普段は態度がちょっと幼いというか色々と残念気味な(頭が)彼女ですが、こういう姿を見せられてしまうと、何かこう侮れないなという気分にさせられます。何となく。
 あとは、雪路がちゃんと先生っぽいことしてたのが意外でした。

はじめてのあく

 そしてこちらはアキワンマンショー。こちらは捻らずにストレートに「これまで恋愛とか興味なかった子が初めて好きになった人にチョコをあげるドキドキ感」で真っ向勝負を仕掛けるストロングスタイルで攻めて来ているので、こちらとしても「その意気やよし!」と思いながら存分にニヤニヤさせて頂きました。今回はあのボンクラ元生徒会長の赤城もちゃんと「相手の女の子の好意にいまいち気付いていない優しい先輩」としての態度で接しており、バレンタインイベントのラブコメマンガとして極めてよく出来ているエピソードであると言えるのではないのでしょうか。
 黄村の非モテ行動っぷりも、マンガ的に見事。君がモテない間はこのマンガ面白いと思った(ひどい)。

ARAGO

 「ご安心を公爵夫人! 我々警察が威信をかけて家宝をお守りいたします!
 先週から既に地方警察のヤラレ役オーラが半端なかったこのマンガですが、案の定今週は「赤騎士」を名乗る女子高生一人に壊滅。大抵の探偵モノでは上のような台詞を言う警察は怪盗にやられることになっているんですが、「ARAGO」においてもそのパターンは健在だったようです。せっかく「名探偵コナン」と同じ雑誌に載ってるマンガなんだから、せめて「コナン」くらいは読んでおこうぜ! と思いました(無理です)。

 「赤騎士」スカーレットはデコが広くて好みです。

オニデレ

 ついに最終回。正直なところストーリーの面では中盤以降は迷走していたと言っても過言ではない感じではありましたが、それを補って余りあるキャラクターの魅力(主に太もも)で楽しく読ませて頂きました。
 個人的には、特にアンジーが好きでしたね。あのアンジーに化けざるを得なかったサヤの混乱っぷりも含めて素敵なキャラクターでした。最期はキレイに納まって本当によかったです。

 次回作も太ももムチムチでお願いします。

ノゾミとキミオ

 2011年サンデー大攻勢はまだまだ続くよ! と言わんばかりに短期連載が始まった「ノゾミとキミオ」。携帯コミック出身の作家・本名ワコウ先生が週刊少年サンデーに登場です。

 お話の内容は極めてストレートなエロコメと言って差し支えないくらいエロいマンガで、読み終わった後で「言われて見れば、何でサンデーにはこういう直球なマンガが載ってなかったんだろう?」と思ってしまう程でした。
 サンデーのエロ寄りなマンガと言えば「史上最強の弟子ケンイチ」や「神のみぞ知るセカイ」「絶対可憐チルドレン」などが上げられると思いますが、これらの作品はあくまで別のテーマがある上でエロスな要素も含んでいる系統の作品であり、最初から「エロを見せてやるぜ!」という気概にあふれた「ノゾミとキミオ」とはスタイルが異なります。個人的にはこういうマンガは勿論大好きですので、次回以降も楽しみに読ませていただくことにします。

 しかし、第一話からいきなりノゾミが下着を見せるとかやってる以上、彼女が主人公のキミオに「ちんこ見せろ。いいから見せろ」と迫ってくることは、もはや必然の有様です。この二人の壮絶見せ合いバトルはどこまで加熱してしまうのでしょうか。
 このままだと、人から見られないと興奮しないようになってしまい、その後の男女交際の時に支障が出てしまうのではないかと心配です。

ノゾミとキミオ

ノゾミとキミオ

本名ワコウ
(C)Wakoh Honna/Shogakukan 2011

ケータイ発のメガヒット作[ノ・ゾ・キ・ア・ナ]の作者が、少年サンデーにてシリーズ新連載!! 女子更衣室のロッカーに閉じ込められた高校生・キミオ。同級生・ノゾミに見つかり、タイヘンなことに…!!

posted with EmbedSunday on 2011-02-22


【朧さん】サンデー11号絶チル感想【マジ小姑】

絶対可憐チルドレン

 マジで寝る10分前なので簡潔な感想を。

 アダムがかわいいです。樹に掴まってる皆本に抱き抱えられながらピンポイントで戦闘機の主電源を狙っているシーンなんか、特にかわいい。全身を皆本に預けている、あの無防備さか心底かわいい。あのシーンは、彼がもうすっかり皆本を信頼していることを端的に表現していたと感じました。
 アダムはこのまま皆本に身も心も委ねて懐いてしまい、遅れてやって来たチルドレンに嫉妬されるがいいと思います。

 そしてアダムの兄のチャールズですが、何故彼はテレポートから帰還する時のポーズがいちいちカッコイイんでしょうか。アダムの追跡を一旦断念して父親の前に戻ってくるところのシーンなんか、わざわざポケットに手を突っ込みながら、反対側の手で髪を掻き上げる仕草(あるいは、仮面ライダー響鬼における「鍛えてますから!シュッ」的なポーズ)をしていますが、これは誰に対して何をアピールしているんでしょうか。
 あとチャールズでは、最後のページで目線を反らせながら賢木の肩を叩いて「ミナモトのお手並み拝見といきましょう。な、ヤブ医者」と言うシーンも、妙にカッコイイです。賢木といえば皆本にメロメロであることは皆さんご存知の通りですが、そんな賢木の肩を叩いたということは、「お前が奴を信頼している気持ちも少し判るぜ」という、チャールズなりの控えめな意思表示なのかも知れません。
 と、私の中のパティが囁いたような気がしました。

 おやすみなさい(おわり)。


「富嶽割り」は刀の柄で殴りかかる大技さ!当たった敵を転ばせることが可能だ!サンデー11号感想

ハヤテのごとく

 「日本のザッカーバーグにオレはなる!!

 映画「ソーシャル・ネットワーク」によれば、ザッカーバーグは大学生の頃にガールフレンドにフラれ、「リア充爆発しろ!」的な勢いで女子大生のデータをハッキングして画像データベースサイトを構築したのがfacebook快進撃の始まりであるということなので、現時点で既にサキにモテモテになってるワタルはザッカーバーグの真似はできないのではないかと思いました(感想?)。

キングゴルフ

 小学館漫画賞受賞記念で蒼甫が新人戦全国大会優勝の巻(まちがい)。自分の器がまだ未完成であることを悟った上で完璧なゴルフをして勝つという、この上なくカタルシス極まりない形で見事に大会を制しました。やはり主人公がモリモリ成長していく姿を見るのは楽しいですね。
 あと、今回コテンパンにのされた戸川や澤が懲りずにまた戦う姿勢を示したのも、ちょっと嬉しかったりしました。特に戸川。彼が蒼甫と再び対戦して再びヘタレる姿は観られるのか(観たいの?)。

神のみぞ知るセカイ

 「ヴィンテージ」のフィオーレを確保した桂馬が、ノーラに突然協力を依頼したの巻。というか、かなりノリは命令に近かった感じがします。目的のためなら手段を選ばず相手の感情も考慮しない、「ゲームの鬼」モードと化している今の桂馬の面目躍如といったところ。
 さすがの(主におっぱいが)ノーラも、乳を触られそうになった上にいきなり桂馬に言い寄られて動揺を隠せない模様であり、もしかして彼女って強引に迫られると弱いタイプ? これはもしかしたらフラグ立っちゃうかも? とか思いました。とりあえず大きなおっぱいは触っておくに越したことはないということでしょうか(違います)。

 そして次回は、ついにルナが覚醒する勢い。超怖そう。自分の認識だと、何かルナは東方系の弾幕を撃てそうな気がしてなりません。

はじめてのあく

 我らがボンクラの女神・エーコ姉さんがついに本気出してしまったの巻。オレは普段はダメ人間だけど、それはまだオレが本気を出していないだけだ! 本気を出せば凄いんだ! というのはダメ人間における常道の言い訳ですが、エーコさんは本当に「本気出せば凄い」人だったことが今回証明された訳であり、正に我らボンクラ共の女神に相応しい、理想の人物であると言えるでしょう。
 「はじあく」における決戦の日がエーコさんの意志によって一ヶ月後に設定されてしまった今、我々もそろそろ本気を出すべき時に来ているのではないのでしょうか。私も来年からは本気出したいものです(手遅れ)。

 あと今回は、黒澤さんの病衣姿(入院してる時に患者が着てるアレ)にグッと来ました。この前のセーラー服+スパッツも良かったですが、今回のシンプルな病衣もいいです。素体がいいと何着ても似合いますよね。おかげで病衣萌えという新たな萌えに目覚められそうです。

結界師

 世界を巻き込んだ壮大な兄弟喧嘩がついに決着。自分の妻にして済まないと謝る日永に対して「あなたを選んだのは私です!」と目を反らせながらも赤面する水月が可愛らしかったです。いかなセカイ系レベルの超常的な力を持とうとも、結局はやっぱり好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしらー的なキャッキャウフフなものを人間は欲しているんですよねー、という結論に至ったという解釈でよろしいのでしょうか。
 日永も月久も、水月を巡って派手な兄弟喧嘩する前に、まずはオーソドックスなギャルゲーとかをプレイして人間の恋愛とは何たるかを知るべきだったのかも知れません(ないです)。

闘獣士

 「RAINBOW 二舎六房の七人」で知られる柿崎正澄先生が、まさかの少年サンデーに登場。今年に入ってサンデーは積極的な動きを見せている印象がありますが(「揉み払い師」の猛烈プッシュとか)、柿崎先生の登用もその一環なのではないかと思いました。頑張れサンデー。いやマジで。

 この作品の題材は「古代ローマの剣闘士」というよく知られたものであり、過去に因縁を持ちながらも友情を育んできた者同士がコロシアムで戦うという物語もまさに王道といって良いものであると思うのですが、その一方が人間ではなくワイバーン(翼竜族)であるという一点が、このマンガを独特のものにしていると感じました。
 「人間と非人間の友情」というテーマは個人的にもの凄く弱いので、この「闘獣士」にもグッと来ざるを得ません。古代ローマの剣闘士という王道のテーマを「翼竜族」という独特のギミックを用いて如何に描くのか、後半を楽しみに待ちたいと思います。


絶チル男祭り2011開始記念・サンデー10号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 悠理の中からユーリが抜けちゃったら、ただの可愛くてどん臭いドジッ娘になっちゃうじゃないですか!
 強すぎる!(挨拶)

 というかお久しぶりです。
 サンデー10号の絶チル感想です。

600万ドルの男(1)~(3) あらすじ:
 コメリカ大統領から直々に「皆本貸してくれ」と依頼があったので行ってみたら、レベル7級エスパーの少年のお守りを頼まれた。
 小生意気なエスパーが大好物の皆本の眼が、今怪しく光りだした!(続く)

 皆本はエスパーをあやさせたら、相手が子供だろうが大人だろうが男だろうが女だろうがとにかくメロメロにしてしまう特性を持っていることは、既にコメリカチームの面々がみんな皆本大好き状態になっていることからも明らかであり、もはや我々読者にとって共通認識です。よって、今回の主役であるアダム君が皆本にメロメロになってしまう結末が訪れるのは当然と考えられます。
 それを踏まえた上で、このエピソードにおける個人的な見どころを列挙したいと思います。

・アダムの実兄のチャールズの存在。これまでの彼の行動を見る限り、彼は弟のアダムを溺愛しているように思えます。弟に近付く者を極端に警戒したり(前号の初登場時における皆本や賢木への態度)、弟へのコンタクトを自分が仕切ろうとしたり(「いつものように俺がテレポートで連れて行く」の台詞)、弟が皆本と一緒に脱走したことを知ったときの狼狽っぷりからして、彼はおそらく「俺がいないと弟はダメになる」と思っているのではないかと感じました。
 要するに彼は(父と同様に)過保護であり、それが弟の性格の形成にも影響を与えている可能性は高いと思われます。アダムの歪んだ性格を何とかするのが今回の皆本のミッションであれば、皆本はチャールズに対しても何らかのケアを行う必要があるのかも知れません。

・アダムが皆本にメロメロになるであろうことは既に述べたように既定路線ですが、今回の皆本のミッションはアダムを篭絡することではなく、あくまでレベル7エスパーとしての心得を教えることにあります。皆本がエスパー育成の分野におけるスペシャリストとして世界的に高く評価されるに至ったのは、当然あのザ・チルドレンを育成・指揮した実績があるからであり、そういう意味において皆本は薫たちを育てることで彼自身も指揮官として成長したと言えるでしょう。
 今回のエピソードは、皆本にとっては彼自身が如何にチルドレンから色々な事を教わって来たのかを再確認するプロセスとなるかも知れませんね。

 薫と兵部がどのタイミングで介入してくるのかというのも気にはなりますが、作者自身が「チルドレンから離れて仕事する皆本にスポットを当ててみてます」と仰っているので、今回はそれほど関わってはこないと思います(しかし兵部は時折作者を操るので注意)。
 2010年の絶チルは薫と皆本の関係が大きく進展し、このままウブでネンネな皆本が、実はウブでネンネな薫とラブでコメるような、百万乙女のバイブル的な展開になってしまうのか? と危惧されていましたが(危惧?)、「今年は出来る限りがんばって男性キャラも登場するようにいたします」と男祭り路線を目指す発言をしていることからすると、その路線に突っ走ることはまだなさそう。
 むしろ、アダムが何故か日本へやってきて皆本やティムバレの部屋に下宿して、みたいな路線に突っ走ってしまう可能性も比定できません。でも、もしそうなったらパティが死んじゃう。鼻血の出過ぎと変な笑いの出過ぎで。

 あとは朧さんが、このまま猫を飼い始めてしまい、「独身の寂しさをペットで紛らわせる女性」というステレオタイプな悲しい女路線に走ってしまうのかどうかも気になります。
 現役女子中学生の悠理が猫を飼う姿はあんなに可愛くて微笑ましいのに、どうして朧さんだとこんなに(以下略)。


お久しぶりです(´・ω・`) サンデー9号感想

BE BLUES!

 田中モトユキ先生新連載。「本格サッカー大河ロマンキックオフ!」というキャッチコピーからして、主人公達が子供から大人に成長するまでの過程を描いていく「MAJOR」的な大河路線を志向しているのは明らかです。雑誌から期待されてる感が半端ない感じ。頑張ってほしいですね。

 第一話の感想としては、田中先生の描く男の娘が拝めてたいへんにありがたかったです。双子の女の子の優希を試合に出させるために優希のフリをしている(つもりの)優人君が、恥ずかしそうにスカートを押さえて赤面しながらモジモジしてるところとか、もう最高ですよ! さすが田中モトユキ先生、判っていらっしゃる!(全力で褒めてます)
 「後の埼玉替玉事件として後々まで語り継がれることとなる」とわざわざキャプションが入るところからして、今週のお話は彼らにとってまさに人生の転機となるものだったことを示唆していますが、今回の一件が優人や優希、そして主人公の龍たちのサッカー人生にどう影響していくのかは、これからじっくりと大河ドラマっぽく描かれていくことになるのでしょう。楽しみです。
 まさかこれが優人君の女装癖の目覚めだった…! とか言われたらどうしよう(ないよ)

ムシブギョー

 超増刊版「ムシブギョー」の序盤は、最初はツンツンしていた蟲奉行所のメンバー達が、仁兵衛とのイベントを経ることによって仁兵衛に対する好感度を上げていくという「ラブひな」みたいな展開を経てましたが、週刊版でもその路線を踏襲する模様ですね。
 こういうところからも、このマンガの正統派っぷりを感じさせます。仁兵衛がモテモテになるハーレムマンガとして(間違い)。

神のみぞ知るセカイ

 結の超然とした態度に桂馬がタジタジなエピソード。桂馬は「恋愛」を成就するために与えられた己のジェンダーの役割に徹しようとしているのに対し、そんなジェンダーの壁を乗り越えて桂馬との恋愛を成就しようとしている結の方が圧倒的に情熱的でかつ発言に説得力があるので、桂馬が劣勢に立たされるのも致し方ないと思いました。男の娘マンガを見慣れてる我々からすれば、桂馬が女の子の格好をして結に口説かれてる方がはるかに自然に感じますよね。ますよね(連呼)。
 何にしろ、このままでは桂馬が(女神復活のために結との「恋愛」を成就させるという目的の達成のためには)女装せざるを得なくなるのは必至の有様。どうする桂馬。いやまあ、それはそれで見てみたいのですが。

最後は?ストレート!!

 正統派の実力チームをあの手この手の奇策でかわして攻略して行くという展開は、リアリティを重視する今時の現代少年マンガでは割と珍しいんじゃないかなと思いました。主人公が本格的に野球の才能に目覚めるまでは、こういう面白路線で行きそうですね。ずっと目覚めないような気もするけど。

はじめてのあく

 黒澤さんのスパッツ!(挨拶)

 生徒会長選モードになってからは、黒澤さんが毎回(いろいろな意味で)大活躍していて嬉しいです。そしてジローと黒澤さんは共にキョーコが大好きという共通点があるので、もし今回の戦いにキョーコが巻き込まれでもしたら、更にジロー黒澤コンビは無敵の有様になること必至。
 このマンガにおける世界新秩序は、来栖のような恐怖と陰謀によってではなく、やはりによってなされるべきですよ。愛の対象は勿論キョーコ。結論としてはキョーコ萌え最高。

 でも、生徒会長は黄村がなった方が面白いんじゃないかと思うので、個人的には黄村に投票したいです。

結界師

 裏会を巻き込んで人的にも神的にも多大な犠牲を出した今回の騒動の原因が、結局は一人の女性を巡る兄弟の諍いだったことが明らかになったり、ミチルの存在が全てだったカケルが清々しい表情で「世界を終わらせるまじない」を発動させてしまったりと、これだから自意識が世界の全てであるセカイ系の連中はやっかいなんだよな! 思ってしまうお話でした。
 こんな連中を真正面から相手にしないといけない正守兄さんは、ホントに大変ですね。おつかれさまです(まだ終わってないけど)。


今年も年末までちゃんとサンデーが読めますように サンデー6号感想

常住戦陣!!ムシブギョー

 増刊から本誌に栄転。バカが付くほど実直で誠実な(というか割と単にバカな)主人公の姿がとても清々しい、宣伝文句通りの非常に真っ当な「王道少年マンガ」としてとても面白いマンガなので、週刊連載化を機会に更にブレイクして欲しいと願ってます。マジで。

 生第一話の感想としては父ちゃん無双。この父にしてこの息子ありというのが、超増刊の時よりも更にパワーアップしている印象でした。ある意味「覚悟のススメ」の覚悟父に匹敵する無茶苦茶さが素敵。
 次回は茶屋の娘さん(特徴:おっぱい)が登場すると思うので今から楽しみです。

神のみぞ知るセカイ

 そして男が愚かであること!男はあくまで許してもらう立場だ!
 ギャルゲー世界の男子って大変なのなと思いました。あるいはこれが先生の恋愛観?(失礼)

 あと、ハクアが徹夜してまで密かにギターの練習してたところにはグッと来ました。なんて桂馬想いのいい子なんだ。
 決して報われないけど。

境界のRINNE

 イコ先生の生霊の造形が何かものすごくノスタルジーを誘うのですが、これは一体何なんでしょうか。
 思春期を高橋留美子マンガを延々と読んで過ごした過去の自分の中にあった高橋留美子先生像にソックリだからなのか。何か不思議な郷愁が止まらなくてヤバい。

キングゴルフ

 山が葛藤を乗り越えて難しいショットを決めてバーディー、蒼甫と並んで最終ホールへ!という、物語的に最も美しい形でクライマックスへ。これはもう、蒼甫×畠山を想像せざるを得ないです。最終ホールでリバースカップリングなるか?(何)

 あとこの回では、戸川や澤が畠山のショットの時に「ちょっと触るだけで十分だぞ!」「ちょっと!!」「ちょっとだけだ…!」と内心で畠山を応援していたところも良かったです。試合が始まった頃は大概だったこの二人も、今回の試合を経て精神的に成長したことが表現されていると思いました。ちょっとだけかも知れないけど。

はじめてのあく

 澤さん回かと思ったら、最後で新キャラ二人組が現れて成敗されてしまう展開に。
 ただ、彼女に限らず、このマンガの「謎の人物」はみんな「初登場では強そうだが、次第にヘタレて来る」という徹を踏んでいるので、今回登場した二人組もいずれは(略)。

 しても、黒澤さんはジローマント覚醒の時といい今回の不意打ちといい、見事なまでにかませ犬的な扱いを受けていて不憫ですね。それがいいんだけど。
 何にしろ彼女のキョーコ大好きっぷりはホンモノなので、もしキョーコが副会長になったら、その時は彼女の片腕として大活躍してくれそう。そういう光景を見てみたいものです。

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アラタカンガタリ

 装の麗人が入浴中にうっかり主人公男子に裸を視られて正体がバレてしまうのは「とんち番長」でネタにされるくらいにお約束な展開ですが、それを堂々とやってしまう渡瀬先生の潔さを評価したいです(えらそう)。

 してお風呂でキャーはギャルゲーイベントとしても有効ですが、今回ミクサが革と同郷であることが判明したこと、および秘密にしていた裸を見られたことで、革とイクサのフラグがまた一つ立ったと解釈できます。
 イクサルートへ物語が流れる可能性あることを読者にアピールしつつ、密かに伏線を張ってる印象。負けるなコトハ。


結論としては少年時代の真木がカッコいいサンデー4+5号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 葉は「誰かがついていてあげなくちゃ、この人はダメになる」というタイプの女性だったことが判明したエピソード。演歌地獄!(モテモテ王国ネタ)
 兵部と皆本の性格の類似性を指摘する鋭い感性と、よりによって賢木に惚れちゃうダメさが同居。深い女性です(好意的解釈)。

 葉が賢木にストレートに惚れてたというのは個人的には意外でしたが、彼女に対して賢木がどう対応するのかというのはちょっと興味あります。もしかしたら、今回のエピソードは賢木がバベル(というか皆本)を離れてパンドラに付く可能性の一端に成り得るのかも? と思いました。

 の一方の皆本ですが、彼のキスが凄いエロく描写されてビビりました。あれ絶対自分から舌入れてますよ!(断言)
 乙女のような潔癖性の裏にこんなディープなエロスを秘めているだなんて、本当に皆本はエロくてたまらんと思いました(何)。

 の時の皆本は大人の薫をフェザーに投影してキスしていたと思うのですが、それを生身の(まだ子供の)薫が受けてしまったというのが今回のキモですね。薫と皆本がどんなリアクションするのか凄く気になるのですが、続き読めるのは1/12なんですよね。遠いなー


「月光条例」の月光の最後のコマの奇妙なポーズにグッと来たサンデー2011年4+5号感想

神のみぞ知るセカイ

 男同士の絡み合いを物影から覗いて赤面する文学少女、というシチュエーションがもう最高です。もし自分が女子に生まれていたら、男子同士の睦み合いを人知れず観察して記録したいって絶対思ってますからね!(歪)

 語は概ね桂馬の狙い通りに動いているようですが、結は彼の計算を狂わせる存在と成り得るのかも知れません。
 その一方で、桂馬の思惑通りに転がってるちひろの可愛いこと可愛いこと。もし彼女の中に女神がいなかったらどうなっちゃうんだろう、と逆にハラハラして来ましたよ。

ハヤテのごとく!!

 アリスの「ハヤテ。」という台詞に対して反射的に反応してしまうハヤテの姿に、彼のアーたんへの愛(あるいは服従)がホンモノであるという事実を見てしまいました。
 そんなハヤテを好きになっちゃったヒナギクはつくづく報われなさそう。同棲モードで挽回なるか?(ならなさそう)

キングゴルフ

 ショットを打つ時に迷った畠山と、既に迷いをぶっちぎった優木の描写が上手いなと思いました。マンガ的には、ここで畠山がバーディーショットを決めて一皮剥けて最終ホールへ、という展開が美しいのですがどうなるか。
 このマンガ、今年一年でかなり面白くなったなと感じてます。今年のサンデーで一番面白くなったマンガかも。

はじめてのあく

 生徒会長が今回はアキにちょっといいとこ見せた回。アキはもう完全に惚れちゃってるみたい。
 でもまだお父さんは二人の仲を許したわけじゃありませんよ!(誰?)

アラタカンガタリ

 さり気なくおっぱいを出して下さってありがとうございました(感想)。
 もし織部がコトハと入れ替わりでこの世界に来た存在であったりしたら、コトハは最終的にどうなっちゃうのかしら。

DCD

 デビュー作から一貫して姉萌え路線を貫いてきた田口ケンジ先生が、ついにサンデー本誌に登場。いいおっぱいでした(感想)。
 個人的には、「ムシブギョー」の福田宏先生、「銀塩少年」の後藤隼平先生と共に、これからのサンデーを牽引する存在に成長して欲しいと思っている作家さんです。期待してます!

DCD

DCD – EXTRA EPISODE 前編

田口ケンジ
(C)Kenji Taguchi/Shogakukan 2009

下校中の黒須と夕闇が巻き込まれた事件。これはアンチの仕業? サンデー本誌掲載の特別編前編!

posted with EmbedSunday on 2010-12-28


サンデー2011年2+3号(=先週の)感想

ハヤテのごとく!!(先週の)

人気投票でヒナギクにダブルスコアをつけられたアテネが逆襲に転じた、という解釈でよろしいのでしょうか(多分大間違いです)。
隙をみてハヤテに抱きつくアーたん可愛いなあ。

マギ(先週の)

神話レベルのバトルの果てに辿り着いた結論は「人は皆違う」という極めて当たり前の事実でしたが、人にとってその事実を受け入れて生きていくのはそれだけ難しいということの表れでもあったと思いました。
そして泣いてるアリババかわいい。超かわいい。

鋼鉄の鼻っ柱(先週の)

詐欺を働いていた会社を乗っ取り、主人公達が貧困ビジネスの真っ只中に身を置くことになるという展開が凄い。こういうテーマを少年マンガにしちゃう西森先生と現代社会すごい。
あとは、朝涼が案外ボンクラで使えなさそうなところにグッと来ました(ダメ)。

アラタカンガタリ(先週の)

先週の このシーンが「パンチラ」に該当するのか否か、どこかで話題になったりしたのでしょうか?(どうでもいいです)

神のみぞ知るセカイ(先週の)

1人は女神がいないのに怒っていることになる…つまり…
そこ! そこ大事よ桂馬! 今回の事件が治まっても、残りの一人をガチで口説いた事実は消えないのよ! 責任取ってよ!(誰よ)

そして結に口説かれてる桂馬を顔を真っ赤にしながら観察している栞は、やはり素質があるんじゃないかと思いました。勿論、「絶チル」のパティさん的な意味での才能です。.

國崎出雲の事情(先週の)

かわいくて積極的だけどちょっと迷惑な子に付き纏われてドタバタする展開を見てると、何か「今俺はサンデーのマンガを読んでるなあ」という気になってきます。
付きまとうのも付き纏われるのも男の子だというところを含めて

月光条例(先週の)

非実在少女であるマッチ売りが、己の非実在としての存在価値を認識して己の存在を肯定するという、哲学的な結末に。
どんな悲劇の物語でも、それが悲劇であるが故に、読み手である我々に力を与えてくれるのです。「マッチ売りの少女」はそのような物語の代表格ですよね。

はじめてのあく(先週の)

ジローのマントが更にパワーアップの巻。ジローとキョーコのエピソードになる度に、こいつらもう早く結婚しちゃえYO!って気分になります。
あと黒沢さんは出る度にどんどんヘタレキャラになって行くので萌えです。スレンダーな体型(彎曲表現)も萌え。

オニデレ(先週の)

この号のサンデーは、ユナのマニアック過ぎる体型が一番エロかったと思います!(感想)