サンデー一覧

ここまで朴念仁だと皆本はやっぱり童貞なんじゃないかと疑ってしまうサンデー40号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

幻影の肖像 #2 あらすじ:

 青年「赤いバラの花さえあれば、あの娘を口説いてイチャイチャできるのに! だけど僕にはバラがないんだ!」
 ナイチンゲール「その設定萌え! 自己を犠牲にしないと赤いバラが咲かないという泣かす状況も萌え! スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡ったよ! アタシは彼の愛のために死ぬぜ!」→死んだ
 娘「バラ? イラネ」(ポイ)

 三行で説明すると大体こうなる「ナイチンゲールとバラ」の原作をより萌える設定に設定にしようと、パティさんが猛烈な勢いで燃え腐り始めた。
 一方、ナイチンゲール役として劇の練習に励むようになった悠理は、何かだんだんユーリと人格の区別が付かなくなって来てナイ困惑。
 続く。

 概ねそんな感じの今回の「絶チル」でしたが(そんな?)、個人的にはやはり悠理モードの表情のままでナイに話しかけてるユーリがやたらとカワイイところに心惹かれます。「悠理」はユーリの元々の人格そのものであるという設定が前回のエピソードで明らかにされましたけど、これはそれを裏付ける描写ですね。

 このシーンのユーリは、彼女がもし「黒い幽霊の娘」としてではなく、普通に学校へ通う普通の子どもとして育てられていれば、学校で友達を作って「友達と一緒に学校の演劇をやる」という何気ないことに対しても幸せを感じることができる、普通に幸せな人生を歩むことができることを示唆しているという点においてとても素敵なんですけど、しかし冒頭のサプリメントで真木が毛深くなっていることからも判るように今回はパンドラが彼女を「敵」として標的にしており、また「黒い幽霊」もユーリを見限って「処分」する意向を表明している以上、彼女がこのまま平穏に暮らせるはずがありません。
 彼女の幸せな時間が終わりに近づいていることは我々読者にも判っているので、尚更このシーンがグッと来るんですよ。儚すぎて既に泣けます。「月光条例」のチルチルは、「マッチ売りの少女」を助ける前にユーリを助けるべき。

 そして今回、もうひとつ気になったのが皆本。チルドレン達を家に送ったカガリを嫉妬のあまり憤怒の表情で威圧した直後、紫穂から「今ちょっとだけヤキモチ入ってた?」と軽く突っ込まれた時に「え? どこに? んなわけないだろ?」と本気できょとんとした表情をしたシーンにおける皆本のアレっぷりに引っ掛かりを覚えました。
 いやまあ皆本のアレっぷりは今に始まった訳ではありませんが、今回のこれはこれまでの「チルドレンにからかわれて照れ隠しで怒る」パターンとは明らかに皆本の挙動が異なっているような気がします。「んなわけないだろ?」と言ってる時の皆本は、自分がほんの数瞬前にカガリを冷たい目で見下ろしていたことを、明らかに自覚できていません

 今の彼は、「自分はチルドレン達の保護者であり、それ以上では決して無い」というタテマエをあくまで守ろうとする意識が強すぎるあまり、実はそうではないホンネの部分を隠すために人格が分離して来てしまっているんじゃないのか? と心配になって来てしまいました。「薫ちゃんが大好き」という本心を明らかにしたことで人格が融合を始めたユーリとは対照的に、今度は皆本がおかしくなって来ているのかも。

 もしかしたら、兵部は皆本に嫉妬させておかしくなる(頭が)ことを見越してカガリを送らせたのかも知れませんね。だとしたらきたないさすが兵部きたない。


真木の目が「今回の少佐はマジだ」と訴えているように見えるサンデー39号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「中学生はもっと見ちゃダメなもの見なきゃダメッ!
 でも、大人が本当にそれを言ってはもっとダメだと思います(挨拶)。

 というかお久しぶりです。中学生の頃は、アダルトビデオはアニメしか見たくなかった私ですがこんにちは。
 みんなそうだよね?

 以下、時間がないのでサンデー39号「絶チル」の簡単な感想です。

幻影の肖像 #1 あらすじ:

 「なんかこうもっと、私の腐った心に突き刺さるよーな原作が欲しいのです
 文化祭を迎え、クラス劇の脚本を担当することとなったパティさんは輝いていました。

 続く。

幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)

 本来であれば、今回のエピソードに出てきた「ナイチンゲールとバラ」と(サブタイトルである「幻影の肖像」の元ネタである)「ドリアングレイの肖像」が共にオスカー・ワイルド原作であるところから、文学的にストーリー展開を考察して行くのがカッコいいような気がするのですが、しかし今回はパティさんがあまりに輝いており(腐方面に)、そのあまりに幸せそうな彼女を見ているだけでこちらも楽しくなって他のことはどうでもよくなったので、まあ今回はそれでいいじゃないかと思いました。
 (クラス委員らしい)東野は「なんであいつが仕切ってるんだ?」と疑問を呈していましたが、他のクラスメートが彼女のアレっぷりに対して声に出してツッコミを入れなかったところを見ると、もう既に彼女はそういうキャラとしてすっかり認知されていると解釈して良いのではないかと思われます。
 腐女子であることを堂々とアピールしてクラス内に確固たるポジションを確保するというのも凄いというか、俺もこういう女子がいる学校に通いたかったと思わざるを得ません。

 「ナイチンゲールとバラ」そのものは登場人物の誰もが幸せになれないまま終わる、「恋」の虚しさを感じさせる悲劇の物語なのですが、そのままではやおいにも百合にもなりそうにないこの物語をパティさんがキャスティングの妙でどのように腐らせてくれるのか、そのアレンジの手腕に期待させて頂きます。

 でも、クラスメートでナマモノ掛け算を堂々とやるのは大概なので控えたほうがいいと思った。


「ついにきた?」サンデー39号はじあく感想

はじめてのあく

 先週から今週にかけての「はじめてのあく」を読んでいるうち、この作品世界における「正義の味方」と「悪の組織」って、警察権力を国家からアウトソーシングされた民間軍事会社と、地域に根ざした昔からの暴力団の関係に近いのかなあとか、余計なことを考えてしまいました。
 この作品世界は警察の手に負えないほど「悪の組織」が蔓延しているのか、あるいは「悪の組織」はある種の必要悪であると社会が認識しており、国としてはとりあえず対策してます的なポーズを取るために「正義の味方」をパフォーマーとして雇っているのか、その辺はまだよく判りませんし、多分作者は何も考えていないと思います(決めつけ)。

 まあ、今回のエピソードの主眼はキョーコがジローに心を許していく描写にあるのは明らかなので、まさに余計なことですよね。すみません。

 そうそう、そうなんですよ奥さん(いきなり)。今回の最後の方でキョーコが「なんか民間人って言うのは…イヤだったのよね。私とこことは関係ないって言ってるみたいで…」と言ってましたが、これはもう「自分はジローと一緒にキルゼムオール=阿久野家の一員になる」と言っているに等しいですよね奥さん。遠まわしなプロポーズみたいなものですよ奥さん。
 そして今回のラストシーンにおける、(ボンクラなのでまだキスのちゃんとした意味を理解していない)ジローがキョーコのほっぺにチューした時の、キョーコの表情と反応を見ましたか奥さん。なんという可愛らしさでしょうか。これはもう完璧にキましたね。「キョーコはジローの嫁」なのは読者は既にみんな納得していることと思いますが、本人もついにそうなる覚悟を決めた! と解釈してよさそうです。

 あとジローに必要なのは、キスの持つ意味を本人が理解した上で、今回のような「ごほうびのキス」ではない「本当のキス」をすることに他なりません。いやまあ、正直なところボンクラなジローには「本当のキスの意味」とか理解できるとはまだ思えないのですが、それでもキョーコにここまでの表情をさせてしまった以上、ジローは男としてやるしかないのです! がんばれジロー! 全国のボンクラな男性サンデー読者が応援しているよ!(多分)

 あと今回は、戦部どのがジローの長姉のアヤに惚れてるシーンが出てきましたが、まだ高校生のジローとは違っておっさんはもう30過ぎてるんだから、モジモジしてないでもっと頑張れと思いました。


お久しぶりです(´・ω・`)遅くなりました(´・ω・`)サンデー38号感想

結界師

 「封印場所については、まだだ…これから教える。
  さすがに…裏会総本部の真下だと言ったら驚くだろうね

 良守の向かう最終目的地と、彼にとって最大の障壁となるであろう日永が破壊しようとしている「裏会」の中心地が同じ場所であるという皮肉。「指輪物語」におけるモルドール的というか、「宇宙戦艦ヤマト」におけるイスカンダル的というか、そういう「最終目的地が敵の本拠地」的なドラマと同様の盛り上がりを予感させてくれる展開になってきました。
 今良守が連れている宙心丸は、まさにこの作品世界における「力」の権化なのですが、日永にしろ良守の兄の正守にしろその「力」を心から欲しており、更に今回の時守の台詞によって、彼らが最終的に全て同じ裏会総本部に集結することが決定的となりました。そこで如何なるドラマが展開されるのか、期待せざるを得ません。

 そして「結界師」はこの前コミックス30巻が発売になりましたが、この30巻って数字は「魔法先生ネギま!」の31巻に匹敵する長さなんですよね(いきなり変な比較)。
 どちらも連載開始は2003年。もう8年近く前ですよ。思えば遠くに来たものだなあ、としみじみ思ってしまいます。お互い歳取りましたよねー(誰ともなく)

ハヤテのごとく!

 さすがに今回ばかりはヒナギクさんが可哀想だなあと思いました。カワイイけど(ダメ感想)。

 主人公のボンクラ男子を中心に女の子たちがつかず離れずの距離感を保ち続けなければならないという、美少女わんさかコメディー世界を長期にわたって維持する独特の難しさのようなものを、今回のエピソードから感じてしまった次第です。あの「ラブひな」「ネギま」の赤松先生ですら「男1人女複数のハーレム系は衰退した。」とか言ってしまう時代ですけど頑張れ畑先生。続く。

戦国八咫烏

 ちょっと前の話になりますが、金髪の明智光秀がポルトガル語で挨拶しながら初登場した時には、さすがに少し驚きました。
 このマンガ、最初のうちは雑賀孫一が戦国の世を巡りながら戦国時代の英雄たちと邂逅していくタイプのマンガなのかな? と思っていたのですが、光秀がポルトガル語を喋った辺りからは「日本の支配を狙う南蛮人対日本を統一して南蛮人の日本支配を阻止する英傑を探す雑賀孫一」という、ヒストリカルというよりはファンタジー寄りな路線が明確になって来た感じがします。

 我々の世代で「南蛮」といえば、もちろん安永航一郎先生の名作「陸軍中野予備校」に登場した「南蛮帝国」に決まってますが、この21世紀に再び南蛮帝国という単語を使うことになろうとはビックリですよ(色々と認識が間違ってる気がしますが気にしない)。

神のみぞ知るセカイ

 作者自ら「今回のヒロイン(倉川灯)は某ブプラスのキャラとも何の関係もない」と言ってしまってるところがお茶目だなと思いました(感想)。

 今回は、ロボットにかわいい顔と「がんばる!」というマンガチックな吹き出しをつけたら、とたんに周囲の人間がロボットの「意志」を尊重して応援する態度になったところが面白かったです。
 恋愛マンガでロボットを題材にする以上は「人間は如何にロボットを愛するようになるのか」というテーマに触れざるを得ないことは椎名高志先生の初期の名作『家電製品に乾杯!』の時代からのお約束となっていますが(ファンサイト要素)、今回のこのエピソードはこの点についてかなり重要な示唆を含んでいるような気がしてなりません。

アラタカンガタリ

 ただでさえ面白い「アラタカンガタリ」ですが、「この世界を統べる『大王』となる革には、既に彼の伴侶となるよう定められた『運命の娘』がいる」という設定が増えてからというもの、このマンガに対して感じる面白さの質が自分の中で変わってきたような気がします。要するに、この設定ができたおかげで「アラタカンガタリ」はボンクラ男子の革を主人公とした美少女わんさかコメディーとしても読めるようになったんですよ。
 実際、革はこの設定が明らかになった直後から、本命であるはずのコトハに対して「友達でいようね」的な態度を取って意図的に遠ざける一方、ミクサに対しては無意識のうちにアプローチをかけて自ら好感度を上げてしまうなどといった「ボンクラ」の冠をつけるに相応しい行動を取り始めており、先行きは予断を許しません。

 この辺の人間関係の微妙な匙加減の上手さは、さすが少女マンガの世界を生き抜いた渡瀬悠宇先生だと感心させられます。先生がこの「美少女わんさかコメディー」的な路線をこれからどう描くのかを含め、今後の展開が更に楽しみになってきました。


紫穂と葵が非モテキャラ路線に走っているような気がしてならないサンデー38号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです(´・ω・`)

 ようやく一山超えました。色々と。
 まあ来月からはまた新しい山が来るんですけどね。色々と。

 以下、サンデー38号の「絶チル」の感想です。

乙女のポリシー #5 あらすじ:

 「フェザー」が皆本を単独で呼び出した理由は、自分の「本体」を探して欲しいとお願いするためであった。彼女はノーマルとエスパーが戦う「あの未来」の記憶を持っており、現在のどこかにいる自分の本体を見つけ、完全な自分を取り戻したいと願っていたのだ。
 その一方、チルドレンはフェザーと皆本の密会を盗聴していたが、フェザーの皆本に対するアプローチがやたらエロいことに怒りを覚えた紫穂と葵が踏み込んで台無しにしようとする一方、薫は皆本が自分たちには決して見せない「大人の顔」をフェザーには見せていたことに気付く。薫は、その顔をいずれ自分にも向けてくれるよう、自ら「大人」になることを密かに決意するのであった。

 さらに彼らをストーキングしていた兵部は、ついに悠理(というかユーリ)が「黒い幽霊」でエスパーを洗脳していた人物であることを突き止め、「ゴゴゴ」の効果音と共に黒い怒りを貯めこむのであった。どうなる悠理。続く。

 「未来の記憶を持った精神寄生体が、時空を超えて現代にやって来た」というのは、おそらく超能力が実際に存在するこの作品世界の中でもかなりレアな事態なのではないかと思うのですが、当の皆本が「超能力は物理法則を超える力なので、何があっても不思議じゃない」という理由で割と軽くスルーしているのが、なんかちょっと面白かったです。まあ、実際に超能力が様々な物事を覆す現場に立ち会っており、普段からその「物理法則を超える」超能力を持つ子供たちのお守りをしている皆本だからこそ、物理法則を超越しているフェザーの存在にも納得出来るということなのでしょう。多分。
 そういう点を含めて、「フェザー」のお守りをするのはやっぱり現段階では皆本が適任だということになります。モテる男は辛いですね。

 現段階での問題点はフェザーが「誰」の記憶を持っているかなのですが、未来の皆本と薫の会話の記憶を持っているということは、現段階では「あの未来の薫」と考えるのが妥当な線なのでしょう。多分。
 ただ今の薫が順調に成長したとして、今のフェザーのように男心を微妙にくすぐる振る舞いができるか? と申さば、これは言いにくいことだが(「覚悟のススメ」の影成風に)という点もありますし、純粋に同一な人格であるかどうかについてはやや疑問符が。コアな部分には薫がいるとしても、他に色々な人格や意志が混ざってる可能性も高そうです。

 あとは、前回(36+37号)で賢木が呟いていた「あいつ、あの手のフワフワした女に弱いからなー」という点ですが、多分このままだと皆本はフェザーに惚れちゃうんじゃないか? という気がしてます。
 フェザーはかつてのキャリーと同じように存在自体がミステリアスですし、キャリー同様に「俺が何とかしないと」という皆本持ち前の庇護欲をそそる存在であり、そして二人は「破滅の未来を回避したい」という共通の目的を持つ同志でもあり、それに何だかんだで肉体的にも精神的にもハードな接触を経験しているので、もう既に二人の関係はちょっとエロス込みであると言えなくもありません。
 更に現在のフェザーの肉体はシリコンで形成された非人間的な造形物であり、判りやすく表現すれば「空から降ってきた人間じゃない女の子」ということになります。空から降ってきた人間じゃない女の子さいこう!(←テーゼ)
 なので、いかな薫がこれから努力していい女になったとしても、空から降ってきた人間じゃない女の子には生身の女性じゃなかなか勝てないですよね。薫の恋路は前途多難と言えましょう。そんな理由で

 そして次回以降は、ついに兵部が「黒い幽霊」との決着を付けるべくユーリに接触する展開が近づいて来そうな雰囲気になって来ました。
 ユーリにとっては、ユーリとして「お父様」への愛を貫くか、それともフェザーの言葉に従って「本当の自分」である悠理となって生きるのか、最終的な人生の選択を迫られる局面がやって来そうです。

 ユーリといえば自分的にはもはやユーリ×ナイの刹那的な関係の行く末が気になるところですが、今回のエピソードではちさと×悠理の友情百合路線の目も出て来て来た点を考えると、やっぱりユーリは悠理となって、薫にセクハラされたりちさとと友情を育んだりしながら、平和に生きるのがいいのかなあとか思いました。おわり。


このサイト的には、全てのメイドロボはミソッカスのバッタモンであると主張せざるを得ない サンデー36+37号「神のみ」感想

 お久しぶりです(挨拶)。
 例によってまとまった時間が取れないので、今週号は1エントリに1作品の形で感想書きます。

神のみぞ知るセカイ

 Twitterにも書きましたが、この前の体育祭編では、歩美とちひろが桂馬を取り合うような未来がやって来ることを妄想してしまって一人でドキドキしてました。二人とも、明らかに桂馬を過剰に意識してますからね。桂馬がボンクラなおかげで今の状態で留まってますが、この状態がいつまでも続くとは限りません。
 特に、リレーの後で桂馬に見せた歩美の思わせぶりな態度は特筆もので、あんなの見ちゃったら我々読者は「歩美の中にはやっぱり『女神』がいるんじゃないか?」「というか、女神とか関係なしで桂馬に気があるんじゃないか?」と色々考えさせられること必至です。さすがの桂馬もあの時の歩美の真意を見抜けず、動揺を隠せなかった模様。歩美と桂馬については、今後の展開に含みを持たせることに成功したと言えましょう。
 まあ、そこまで深く考えなくても、素直に「かわいいなさすが歩美かわいい」と言っていればいいような気もしますが。というか自分はそうした。

 そして今週は、新攻略対象キャラクターとしてマッドサイエンティスト女子が登場。いきなり自走メカに生肉を乗せた上で「これは人間だ」とハキハキ言い放つインパクトは十分強烈であり、今後の展開に期待させてくれます。
 我々の世代だと、マッドサイエンティスト女子高生と言えば初代「ときメモ」の紐緒結奈一択であり、かつて北海道で彼女と一緒にグレイ型地球外生命体と戦ったり、夕闇迫る海岸で彼女が操る世界征服ロボと戦ったりした記憶が今も我が青春のメモリアルとして深く脳裏に刻まれていたりするのですが、そういえば「神のみ」の彼女の顔半分が隠れる髪型は紐緒さんリスペクトだったりするんでしょうかね?(日本語が変な上に感想になってない)


MAJOR終了記念・サンデー32号感想

MAJOR

 最終回。長い間本当にお疲れ様でした。「『MAJOR』が終わるのは吾郎が童貞を捨てた時だ!」とたかすぃさん山田さんと酒飲んで笑いながら語っていたあの頃は、まさかこのマンガが本当に終わるとは思ってませんでしたよ。
 童貞を捨てて終わるどころか、ちゃんと健康で可愛い子供さんを二人もこさえ、投手生命が終わっても野手として再び野球の世界に帰って来て大活躍、子供達はそんな父の姿を見て野球への純粋な憧れを抱くなど、吾郎は文字通りの一家の精神的な大黒柱となっていました。その上、「夢はメジャーで4番!」と短冊に書いちゃうやんちゃさも失っていません。
 「MAJOR」はここで終わりますが、でも彼はまだ全然終わってません。愛する家族や野球がある限り、吾郎はこれからも戦い続けるでしょう。茂野吾郎はまだ戦っている…(ぶわっ)

結界師

 貴族的な顔立ちと下がった眉毛と広いデコが魅力的な月影姫を見ていると、やっぱり死ぬまでに一度田辺イエロウ先生の描く美少女わんさかコメディーを読んでみたいものだと、つくづく思います(感想)。

ハヤテのごとく!

 アーたんとの決着を付け、ギリシャから帰って来てからの「ハヤテ」はやや停滞しているように感じていましたが、ようやくこのマンガのやりたいことが見えてきた様に思えます。
 つまり、美少女わんさかコメディーですよね?(それは最初からですよ?)

神のみぞ知るセカイ

 「エルシィはいない。いや、お前の方がいい
 何だかんだで桂馬はハクアの悪魔としての能力を高く買っているんだなあと思いました。

 あとは、ディアナが桂馬のことを好きになってしまうようなイベントがいつ起こるか期待してます。絶対フラグ立つよね(決めつけ)。

マギ

 マンガの中でまで国家が借金過多の放漫経営で財政破綻だ! とか言われちゃうと、なんかどんよりしますよねー(´・ω・`)。まあ、現代日本はまだ選挙で国民が意思表示する手段があるだけ、「マギ」のファンタジー世界よりはマシですが。多分。
 あと、モルジアナの回想シーンに出て来たアリババがえらい美形に、かつ彼に手を取られる彼女がえらい美少女風な絵柄になってるのが面白かったです。モルジアナはもうすっかり恋する乙女なのねウフ☆

ARAGO

 「何に使うんですか!? 私、頑張ってはきますから!!
 ココの破壊力は異常(感想)。

 思えば、ない胸を強調するように胸の間に鞄のベルトを挟んだ姿で初登場した時から、私はココに惹かれていたのかも知れません。おっさんや妖怪がタムロするこのマンガにおいては、彼女は得難い貴重な存在です。もっともっとボケて下さいお願いします。

Tomorrows

 最終回。連載おつかれさまでした。絶望から脱して未来を掴む形で最後はキレイにまとまりましたね。
 ミンミが最期キスするところは、読んでてちょっとビックリしました。このマンガにはそういう性的な表現は出てこないと思っていたので。ちょっと赤面しちゃった(//)


列挙版サンデー31号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 もう来週にはOVAが発売ですか! 時の過ぎるのが早すぎます! 助けて!
 あとブルーレイの再生環境を下さい!(わがまま)

 以下、サンデー31号の感想です。

マイ・ウィングス #6 あらすじ:
 回避不可能な未来予知に対してゆらぎを与える力を持つ存在「フェザー」は、皆本と同居することになりました。鳥の格好で。

  • 見た! この絵をペン入れするところをライブで見たよ!(チルドレンがベッドで寝てるページを指さしながら)
  • ちくしょう! なんで主任ばっか…!!
     まったくですね。
  • 機密保持のためにナオミや雪乃の顔はマスクされるのに谷崎主任や(高レベルエスパーである)幸生の顔はマスクされない理由は、多分この世界では「男にはプライバシーはいらねえ」という作者の意向が働いているものと思われます。
     幸生が顔バレして(表層的に)カッコイイこと言ったせいで彼が妙にモテ初めて雪乃が不機嫌になる展開になったら面白いかもとか思いましたが、生幸生を見られた上で彼がモテ続けるのは不可能という結論に達したのでこの展開は消滅。
  • あと谷崎主任はモテるべき。サンデーを買い支えている30~40代独身男性読者のために。
  • もしかして、フェザーは鳥形態になったら知能も鳥並みになってしまうのではないかと、「ミナモトー♥」と叫びながら飛びかかるフェザーを見て思いました。鳥頭フェザー。
  • 兵部自重(無理)。
     彼はまだ薫が「女王」となって世界を統治するエスパーの未来を探しているようですが、もうそれは無理だと悟り始めており、それ故に不二子と協力することにしたのかもとか思いました。しかし彼は自重できないひねくれ者故に、素直に不二子や皆本と手を結ぶことはないでしょうけど。
  • 少なくともそいつが、未来の『ゆらぎ』を生んでいる証拠よ」のシーンは、(意図的に薫が振り向いたシーンを隠しているため?)どの辺がコミックス1巻時点の未来と違うのか、判断ができませんでした。
     そういえば、絵柄は当時とは結構違ってますよね?(そういう問題ではない)
  • 最後のページ。今回のエピソードでは彼女も随分オトナになったと感じさせてくれましたが、「強くていい女になった自分」のイメージが大概だったので、まだまだコドモなのなと思い直しました。

フェザー。それはそれは受け継がれていく魂の絆。サンデー29号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです(´・ω・`)。
 諸般の事情で公私ともに忙しく、なかなか疲れが抜けません。時間的な余裕もあまりない状態で、もはや週二回の更新ペースは維持できない的な感じ(物理的に)。今後のサイト運営手段について、色々考えてる最中です。

 以下、サンデー29号の絶チル感想です。

マイ・ウィングス #5 あらすじ

 フェザーさんの能力マジ半端ないっス!
 あと、フェザーが本気出したら皆本は本当にヤられちゃうと思うので、紫穂の妄想もマジ半端ないっス。

 「マイ・ウィングス」編は、基本的にフェザーが如何にずば抜けた超能力を持っているのか、そして「彼女」がその能力を使うのは皆本や薫達を救うためであるということをアピールするためのエピソードであったと言えます。
 結局今回も彼女の正体そのものには触れられませんでしたが、(賢木が言う様に)彼女は一人の人間というよりはむしろ大勢のエスパーが一つの体に入っているようなものであること、および彼女自身には自分が何者であるかという記憶が無く、ただ「皆本や薫達を救いたい」という意志で動いてることが提示されたことで、より彼女の存在が興味深くなったことは間違いありません。
 やっぱり彼女はフェザーという一人の人間ではなく、意識の集合体みたいなものなのでしょうか。その意識が何かに憑依して人の形となり、超人的な能力を持って戦い、自らの意志を行使する、エネルギー生命体。要するにウルトラマンみたいなものなのでしょうか。そのうち「皆本! 光は絆だ!」とか言い出したりしないでしょうか(多分しない)。

 そしてフェザーは何かこのまま鳥の形でレギュラー化しそうな勢いなんですけど、そうなるとまずは初音に食われないかどうかが心配です。彼女はヤるぜ?

 あと今回は、「あんな命令、もう絶対にしないで」と叫びながらしがみつく薫がやたら可愛かったです。そんな彼女を優しく抱き留める皆本もえらいステキ。破滅の時を迎える前までに、こうやってお互い素直になれるといいんですけどねえ。


私が今居る所は私自身が選んだ所だ サンデー28号感想

神のみぞ知るセカイ

 先週の話になりますが、檜と楠の姉妹対決は、楠が姉の檜を「お姉ちゃん大好き!」と叫びつつマウントポジションでボコ殴りにしてKOさせて檜を正気に戻すという衝撃的な結末を迎えました。格闘一家だからこそ成り立つハードなコミュニケーション。全力で楠にボコられることで妹の本当の「愛」を感じることができた檜の表情の清々しさは、本当にステキでしたよ。これもまた愛の形なのね! 愛の形は人それぞれだよね><!(「みつどもえ」の吉岡さんっぽく)

 そして今回は、何よりも二階堂先生のアレにビックリ。何で高レベルの旧悪魔を余裕でブチ倒して拘留してるんですか先生。先生はちょっと凶暴だけど普通の人間じゃなかったんですか先生。
 先生が地獄界の人間だったということは、つまり桂馬とエルシィのないしょの関係(誇張)もみんな知ってるってことになるのでしょうか。今回檜を巨大化させた謎の眼鏡っ娘(性格はおそらくヘタレ攻め系)と併せ、更に物語が大きく動き出してきた感じがしますね。

 あと檜のキスですが、あれは絶対に舌が入ってると思います。このキスは檜が自分の意志でやらかしたことなので、他の女の子とは違って彼女の記憶にはちゃんと残ることになるんですよね。桂馬は今回「檜を恋にも落とせなかった」とぼやいてましたが、ちゃんと籠絡に成功していたじゃないですか。それも、駆け引きの結果ではない、リアルな意味での恋に。

MAJOR

 「神のみぞ知るセカイ」も色々とビックリさせられましたが、今週のサンデーで最もビックリさせられたのは間違いなく「MAJOR」。あの吾郎ちゃんにあんな可愛い娘さんができちゃったた上、いきなり小学生に成長した状態で次回から新展開開始とは、心底びっくりさせられました。小学生編以来しばらく忘れてましたけど、満田先生の描く小さな女の子ってカワイイんですよねー(そういう視点?)。
 今となっては、なんかもう「『MAJOR』が終わるのは吾郎が童貞を失う時だ」とか言ってた頃が懐かしいです。このマンガはどこまで続くのでしょうか。いやマジで。

 個人的には、あれだけ頭に強い衝撃を受けた吾郎ちゃんに本当に後遺症がないのかだけが気がかりなのですが、吾郎ちゃんはパルコ=フォルゴレ以上に鉄の男なので多分大丈夫。大丈夫。「目眩とかの後遺症が少し出ただけで別に問題はないってよ」と語るコマと、その次のコマに吾郎の表情が描かれないのが微妙に不安を煽りますが、でも多分大丈夫。大丈夫。

境界のRINNE

 「三人そろってカツアゲされました。
 このシーンが具体的に描写されていないのは、ディズニー映画で人を殴るシーンが出てこないのと似た様な政治的なアレが絡んでいるのかなあ、とか思った自分がイヤになりました(感想ですらない)。

 そして、そういう時代を生きた私が今回何よりも戦慄したのは、こういうタイプの「不良」がマンガ的なステレオタイプとして存在していた時代に高校生だった人は、今ではもう高校生の子どもがいるのが当たり前であるという現実に直面したことです。
 だよなーだよなーもうあれから25年くらい経過してるんだよなー俺も歳とる訳だよなー(自分の歳を考えながらフェードアウト)

電脳遊戯クラブ

 「本当に、本当に、怖いので、ビビリの方は絶対に、絶対に、読まないでください
 読んでみたら本当に怖くてビビリました。すみませんでした。

 そして部長はこれからどうなっちゃうの? とか思いましたが、でもこのマンガは「電脳遊戯クラブ」なので次回にまた何事もなかったかの様に部長が出て来ても全くおかしくないと思い直しました。
 プログラミングネタを放棄してからのこのマンガは、何か違う意味で面白くなってきているような気がしています。このまま未知の世界に突っ走って欲しいものです。

はじめてのあく

 乙型が主役の回のこのマンガは、本当に面白さが冴え渡ってます。初めて入るプールの中で水の美しさに感嘆し、恋敵のシズカには可愛らしく嫉妬し、創造主のジローから優しくされて感涙の涙を流す健気な彼女の姿は、ボンクラ男子読者が「やっぱり女の子はロボに限る」と確信に至らせるに十分な魅力があります。
 そして「やっぱり女の子はロボに限る!」と悟った男性科学者達によって日本のテクノロジーが発達して来たのは紛れもない事実であるので(偏見)、このマンガには今後もこの調子で全世界のボンクラ男子達に夢と希望を与えて欲しいものですね! と思いました。

T.R.A.P.

 ドロップアウトした三年生三人組の復帰を喜ぶ女子マネージャーの遙が地味に可愛いです。彼女はサッカー経験者で、チームの練習メニューを自分で立案するなど、ちゃんと「チームをマネージメントしている」という意味でのマネージャーっぽい位置にいるキャラですし、今回も彼女が「チームの勝利のために」三年生を取り戻そうと画策したことがきっかけなった訳で(最終的には海音の熱意がモノを言ったのですが)、今後もこのような形で地味に重要な働きをするキャラになるんじゃないんでしょうか。
 まあでも、このマンガのヒロイン格はどう考えても海音君で決まりなんですけどね。今回の三年生をテクニックで翻弄して籠絡したことといい、彼はこれからどこまでモテるんでしょうか。