絶対可憐チルドレン一覧

深夜28時放送のアニメってどれだけ低予算な番組なんだろうかと思ったサンデー52号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 朧さんも上手く立ち回れば「ハヤテのごとく」のマリアさんのようなポジションのキャラになれたような気もするんですけど、でももう手遅れですね。お疲れさまでした
 そして原理主義に染まったテロリスト達に真の平和とは何かを教える意味でも、ゲーマーズやとらのあなはバグダッドに支店を作り、アキバ系文化を世界に広めるべきだと思います。

 今回のエピソードの感想ですが、まず「ザ・ハウンド」の新指揮官である小鹿圭子は、新手の変態キャラだろうとは思っていたものの、先週までの段階で想定していたのとは違う方向のすごい変態だったので驚きました。実際読んでみると納得のダメさ。アホ毛を装備した宮崎どうぶつアニメフェチで、典型的な気弱でいじめられっ子的な性格、指揮官であるにも関わらず部下である明にあまりに不憫に思われてしまい面倒を見てもらっているという、確かにこれでは初音とは全く相性が合わないのも仕方がないと読者に思わせるだけの説得力のある、たいへんにダメな子でした。椎名マンガで、ここまで狙ったキャラが出てくるのって、ちょっと珍しいような気がします。
 というか、何で彼女がそもそも旧日本軍の流れを汲むバベルという軍隊組織に所属し、「一曹」なんていう軍曹相当の階級まで持っていられるのか不思議です。やはりバベルは相当な人手不足なのではないかと思われます。

 あともう一方の主役である初音は、もはや誰からも人間扱いされていないのがある意味凄いなと思いました。彼女の最初の設定は「動物の擬態をし続けていると本能を動物に支配されてしまう」というものであり、別に彼女自身の意識は人間の領域に留まっているものだったような気がするんですけど、今では「初音ちゃんは限りなく動物に近い」とサイコメトラーの紫穂から言われる始末です。
 なんかもう、喋り方といい行動といい、生物学的な意味で人間ではない「メテオド」の十威と良い勝負なレベルにまで来ているような感じです。というか、十威は徐々に社会的な意味では人間に近付いて来ているので、むしろ初音の方が退化しているのではないかと思われます。十威は大丈夫だと思いますが、初音は多分もう手遅れです。

 そして明は、親切な上に面倒見が良いので、年上の女性からモテるタイプですね。アザラシに乗り移って無自覚に愛嬌を振りまくセンスの良さといい、将来はモテモテになること必至。こっちの方でも初音は手遅れになってしまうのか。

 今週の結論:朧さんはアザラシに萌えてる場合じゃないと思います。


エリートと便器マニアは両立できることを皆本は我々に示してくれたサンデー51号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

今週のエロス:

  1. 楽になる方法を教えてやろう。流れに身を任せるんだ。僕が協力してやるよ」と言いながら皆本の顎をクイッと引き上げる兵部
  2. 皆本と明の連れション

 薫や初音の裸は健康的でいいですよね(エロス対象外)。
 というかお久しぶりです。やっと「絶チル」の感想書けます。

 とりあえず前回は、ハエ男に意識を乗っ取られてしまってただの無力な便器マニアでスカトロマニアになってしまったかと思われていた皆本でしたが、ハエを操ることができる能力を逆に利用してチルドレン達の窮地を察知、ハエで文字を作ってチルドレン達を指揮することで見事にピンチを救ってハエ男をやっつけたよ! というお話でした。
 ハエ男に意識を乗っ取られてスカトロ人間になった代わりに、自分が「ハエを操る」という能力を得たことに皆本自身が気付いたのが勝利への鍵だったと思うんですけど、これは即ちこの時の皆本はハエを操る超能力を持ったエスパーだったということを意味します。スカトロエスパー皆本の誕生です。皆本がついにエスパーに! スカトロだけど!(しつこい)
 この一件が、今後の彼に「超能力」を持つということがどのようなことなのか? ということを自覚させるきっかけになったら面白いんですけど、でも流石にそれはないなあ。スカトロエスパーは便器舐めたがるもんなあ。

 後、「蠅の王」のエピソードは皆本と兵部の対決という意味もあったと思うのですが、今回はコミックス8巻「逃亡者」の時とは逆に、兵部でも解決できなかった問題を皆本が解決したという結果になりました。また、兵部の皆本に対する行動も、以前のような「催眠で皆本を操ってチルドレン達を手に入れる」ではなく、「皆本に『予言』のことを忘れさせて彼を未来を変える努力をさせないようにする」に変わっているところも、地味に注目するべき点ではないかと思われます。
 彼自身が語っていたように『チルドレン達を悲しませたくない』というのが今の彼の最大の行動理由なのは間違いないのでしょうが、彼の皆本に対する考え方も次第に変化しているのかも知れませんね。兵部はエスパーとノーマルの戦いは不可避であると信じているが故に、チルドレン達と同様に皆本を苦しませたくないのかも知れません。
 やはり「絶チル」の肝は兵部×皆本ですよね、ということなのでしょうか(表記法間違い)。

 そして今回の「もののけ姫によろしく」編ですが、やはり初音ともめた「ザ・ハウンド」の新指揮官が如何なる人物なのかが気になります。お約束なパターンとしては「新しい指揮官は若くてキレイなお姉さんで、初音は明に熱血指導する彼女に嫉妬して」みたいな形なんでしょうけど、でもこれは椎名先生のマンガなので、きっともの凄い変態キャラに違いありません。変態。変態の巣窟であるバベルに、更に新しい変態が。楽しみですね

 あと個人的には、皆本と連れションした後、ハンカチで手を拭く皆本の隣で洗った手を拭かずに手のひらをブラブラさせてる明がツボです。この年頃の男子は絶対にハンカチ持ってないですからねー。こういうところでキャラに人間味を持たせるところが上手いなあと思いました。


私もタッちゃんのように死にたいサンデー49号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 便器に萌える皆本に萌えました(改めて近況)。

 にしても、ここのところの四コママンガの面白さは半端ないです。ツンデレ末摘の話なんか、往年の「教育的指導!」の頃のパロディセンスと現在の椎名先生のギャグセンスが高いレベルで融合した、奇跡的なまでの面白さを発揮してます。こんなマンガを、本来であれば箸休め的なポジションに過ぎないはずの扉絵四コマで毎週ひねり出し続けていれば、そりゃまあ進行が困難になるのも致し方ないと言えます。はたして年末の合併号の頃までこのペースを保てるのかどうか、読者の立場ながら心配になって来ます。
 ここまで頑張って四コマを続け、掲載位置も割と良い位置まで持ち直してきているんですから、多分一回くらいは四コマだけ掲載して本編は休んでも、誰からも文句は言われないと思います。四コマだけは描き続けて下さいね♥(ドクロ)。

 そして本編の方ですが、今回のエピソードである「蠅の王」の位置付けというか、この作品全体から見た話の重みのようなものが、いまいち量れずにいます。先週の冒頭では、貧乳女子や小学生女子に萌え萌えなメンバーを多数擁するパンドラ一味が出て来て、チルドレン達が「エスパーの救世主」となる未来について触れたり、彼女たちに介入する兵部の意図を推測したりするといった重そうなシーンが出てくる一方、我らが皆本がハエにやられて便器マニアスカトロフェチになってしまう完璧なギャグシーンが出てきたりしてます。
 我々善良な読者としては、この先の展開をシリアスに推し量ればいいのか、それとも単にギャグとしてうんこうんこ言う皆本を見てゲラゲラ笑えばいいのか、悩んでしまうところです。
 勿論私は何も考えず、単に皆本を見てゲラゲラ笑ってましたけど(ダメ)。

 あと今回の話の中で、このままスカトロ化が進行した皆本と、それを甲斐甲斐しく介護する薫の未来の姿が出てきました。この中での二人は、エスパーとノーマルの間の戦争が起こることをまるで他人事のように語っていましたけど、つまりこのシーンは「仮に薫と皆本がくっついても、ただそれだけでは破滅の未来は回避できない」ことを意味していると解釈しました。病的なスカトロマニアになった皆本とそれを介護する薫は幸せなんでしょうけど、この二人が戦争に介入して未来を変えない限り、結局破滅は訪れてしまうということなのです。
 ただまあ、この調子で世界の全ての人間がハエに感染してスカトロマニアになって支配されてしまえば、少なくとも人種間戦争という最大の悲劇は回避されるかも知れませんけどね。人類がスカトロとなり、高度に進化した蠅達と意識を共有しつつ共存する世界。それはそれで一つのユートピアなのではないのでしょうか。嫌なユートピアですが。

 次回はいよいよチルドレンとハエ人間の対決! という流れになりそうですが、皆本が指揮不能状態に陥っているので最終必殺技であるトリプルブーストが使えない点が気掛かりです。あと、意味ありげな瞳で皆本を見つめる兵部の動向も気掛かり。今の皆本は正気を失っている上に身体を縛られていて行動不能状態であり、兵部は彼に対して好きなことをやりたい放題な状態です。今の皆本に対してなら、容易に催眠で操ることができるんじゃないかという気がします。兵部の動きが次回の鍵になるのかも知れません。

 あと、このエピソードにおける紫穂の輝きっぷりは特筆に値します。
 紫穂になら股間に銃を突きつけられてもいい。