絶対可憐チルドレン一覧

どうしてもスパッツは止められないと仰りたいんですね先生と思ったサンデー35号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 擬音で薫の乳首を隠す紫穂の高級テクニックに惚れました!(さぷいめんと感想)

 「To LOVEる」のララネタをやらかした薫を紫穂が遠慮無く引っぱたいたのは、ララと紫穂の声優が一緒であるという中の人繋がりネタだと気付いた人は、おそらく立派なアニオタだと思いました。
 アニオタの皆さんこんにちは。アニオタです(挨拶)。

 それで今週のサンデー本編ですが、今回から本格的に中学生編に突入。チルドレン全員が同じクラスに編入され、ちさと達ともクラスが一緒になったことで、基本的なノリは小学生編とそれほど変わらないっぽそうです。

 気になるのは、今回から登場した新キャラクターの雲居悠理。彼女もまた源氏物語が名前の出典になっているキャラクターなので、今後の物語の中でも重要な位置を占めることは確実であると思われます。
 初登場時に天性の魔性の誘い受けっぷりを披露して薫を襲い攻め属性に目覚めさせたり、走る時の効果音に「てうてうてう」という新機軸の効果音を発生させつつ転ぶことで男子生徒達を萌え殺したりと、とりあえずソッチ方面の実力は十分ありそうなのですが、紫穂が睨んでいるように彼女はただそれだけの存在ではないはず。

 「悠理の正体は、ブラックファントムのボスの横でエスパーに指令を出していた謎の少女ではないか?」なんて説を早くもネットで見かけましたが、言われてみればちょっと髪型が似ている様な気もします。ただ、ブラックファントム少女は少なくとも悠理程には致命的なドジっ子ではないと思われる(理由:ドジ踏むと死んじゃう組織なので)ので、ブラックファントム絡みであるとしても彼女とは別人か、あるいは同一人物だとしても人格を書き換えられているといった可能性はあるかも知れません。
 何にしろ今回のエピソードの鍵を握る人物であることは間違いないので、今後の展開に期待しておきます。個人的には、出てくる度に薫をアブない方向に目覚めされてくれるとより嬉しいです(バカ)。

 にしても、中学生編になってからは薫が格段に可愛くなりましたよね。勿論非ロリ的な意味で。スポーツウェアに身を包んで髪を結んで疾走し、自分の身体能力の可能性に目覚めて嬉しそうな表情をしている彼女の姿を見ていると、そりゃもうオレが女子でも彼女に惚れちゃうよな! とか思いました。
 そして同時に、「神のみぞ知るセカイ」の桂馬が第一話で叫んでいた「陸上部女は髪をくくってるんだよ!」という彼のこだわりが正しいものだったことを悟りました。髪をポニテにして疾走する薫には、確かに神性が宿っていましたですよ。

 神(=若木先生)の仰ることはやはり正しかった! 頑張れ若木先生!(おわり)


朧さんが若返りへのアップを始めましたサンデー34号絶チル感想

 「ウチはもう泣いて怒るだけの子供とちゃうでぇ!
 でも結局まだまだオトナにはほど遠かったという話でした。

 今回の話は葵が拗ねることでチルドレン達が条件闘争を仕掛けるのが目的だったみたいですが、葵が超能力の暴走を起こしたことで「まだ保護者としての皆本は必要」ということに気付いてしまい、結局は元の木阿弥に。
 その一方の皆本の方は、普段はチルドレン達の挑発を真に受けて大人げない対応をしてしまうんですけど、いざ彼女たちがピンチな状況になると、ちゃんと保護者らしい大人の対応ができる男なのが、何かこうズルいですよね。これじゃ惚れるしかないじゃん! 実際もう葵はメロメロだったし! この葵泣かせ!(何この感想)

 今回のような「ちょっと背伸びをしようとして失敗する」物語の構造は、中学生編における物語の基本パターンになるんじゃないかと思いました。
 あと、最後の方で薫が皆本に抱きついてる葵を見てどっきーん♥と少女マンガチックな絵柄になってしまうシーンがありましたけど、この辺の恋愛感情の芽生えみたいなのもテーマの一つとなるはず。「まさか痴情のもつれが最終戦争の引き金になったとは…」みたいなことにならないと良いんですけどね。

 あと今回は葵がミニスカ姿でランダムテレポートしまくるという話であったにも関わらず、パンチラがたったの二回しか無かった(葵で1回、紫穂で1回のみ)のがちょっと気にかかりました。サンデー随一のパンツマンガとは思えない慎重さ。中学生編になったのでパンツもいささか自重し始めたということなのでしょうか。
 個人的には、パンツに関しては量より質で迫って欲しい所存です。特に今回の葵の宙返りパンチラは、アングルといい葵の恥ずかしげにスカートを押さえる仕草といい、実に素晴らしい仕事でした。なんか椎名先生も大変そうですが、今後もぜひこの感じでお願いします。


強面だった紫穂パパがすっかりフランクに! サンデー33号絶チル感想

 「あのクソガキどもは、もういなくなっちゃったんだな…

 小学生のクソガキどもはいなくなりましたが、今度は中学生のクソガキどもが誕生したという話でした。
 今回は葵がトラブルを起こす話っぽいのですが、サブタイトルが「反攻作戦第一号」になっているので、今後第二・第三の反攻作戦が行われることは必至。葵や薫はともかく、なまじ成熟度が高い紫穂が本格的に反抗期に入ったらさぞや凄いことが起こりそうな気がしてなりません。楽しみです。

 そんなアレでチルドレン達は第二次性徴を迎えて変な色気が出て来たりして色々な意味で成長している様ですが、皆本の方は「小学校の卒業式の時に意地張って泣かないようがんばる」とか、チルドレンの性的な挑発に過剰反応するとか、相変わらずやることが微妙に大人げないので、チルドレンと皆本の間の関係は結局それほど変わっていないようです。
 並の男性だったら、葵に「ウチまだちょっと怖いけど…」とか赤面しながら言われた日には、思わずルパンダイブしそうになるくらいの衝動が発生するのが普通だと思うのですが、皆本は並の男じゃないですからね。いい意味で(いい意味なのか)。

 あとはちさとちゃんがすごい美少女になっててビビりました。
 チルドレン達と中学校は一緒なんでしょうか。チルドレンが公立中学に行くなら一緒かも知れませんが、基本的に彼女たちは家柄的には「お嬢さま」なので、そろそろ私立行ってもおかしくなさそう。その辺どうなんだろう。


まだ僕には帰れるところがあるんだサンデー32号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 WHFの椎名先生サイン会に参加された皆様、おつかれさまでした。
 っていうか、生原稿にサインしたとかマジっスか! なんという太っ腹な! さすが最終回を迎えたマンガは貫禄が違いますね!(まちがい)

 そんなアレで自称暫定最終回を迎えた「絶チル」。「薫達が大人の皆本と一緒にいることを望み、兵部の試みが失敗する」ところまでは概ね予想通りだったのですが、個人的にちょっと意外だったのは、パンドラの中心メンバーが兵部を心配する描写がきちんと描かれていたことでした。

 先週、兵部が自分の生命と引き替えに皆本を子供にしようとする自らの計画を明かした時でも、真木を初めとした彼らパンドラのメンバーは「少佐の命令」があるためにで全く動かなかった(動けなかった)姿は、必死で皆本を探して取り戻そうと自ら行動したチルドレン達とは、ある意味対極的だったと思います。が、今回はそのパンドラのメンバー達もやっぱり兵部のことをもの凄く大切に思っていて、如何に彼のことを心配していたかが描かれています。
 特に葉のツンデレっぷりは非常に可愛らしく、自分の中で彼が更に株を上げました。口ではなんだかんだ言ってても、彼は本当に兵部のことが大好きであることが伝わって来る良いシーンだと思います。

 そして兵部も、そんな葉や真木を見て、自分の存在が彼らにとっては(チルドレンにおける皆本と同様に)必要な存在であることに気付いた様子。かつて信頼されていた仲間に銃で撃たれてから、兵部は「仲間」というものを心から信用できなくなっていたのではないかと思うのですが、今の彼は既に自分が「仲間」から信頼されるかけがえのない存在になっていたことを自覚したのです。これは兵部にとって、かなり大きい意識の変化なのではないのでしょうか。
 「次の機会が来るまで、せいぜい長生きするとしよう」と軽いことは言ってますけど、おそらくこのような形で兵部が無茶をすることは、もう無いような気がします。

 その一方で幼少期のトラウマ故に子供に戻りたがっていた皆本は、チルドレン達に「あたしたちが大人になって追いつくから」と諭され、大人に戻ることを選択します。
 皆本にとって「幼少期の孤独」は連載第一話の一番最初に描かれたことからも判る様に彼にとって最も大きな心の傷であったのですが、それを『幼少期に経験した孤独があったからこそ、今ではチルドレン達に必要な存在であることができる』という形で肯定されたことで、皆本は心の中に抱えていたこの問題に決着をつけ、乗り越えることに成功したのではないのでしょうか。

 兵部がかつて失った「仲間への信頼」を取り戻して再び生きる決意をし、そして皆本もまた自分の過去を肯定してチルドレンと新しい未来を作り出す希望を得ることができた。「絶対可憐チルドレン」における最重要人物二人が共に最も大きな心の問題をクリアすることができたんだったら、そりゃもう確かにこのマンガもう終わらせてもいいよね、という気にもなると言うことですね。わかります。

 後は比較的どうでもいいことなのですが、最後の小学校を卒業したシーンにおける葵の胸のなさには、何というかこう如何ともし難いものを感じました。破滅の未来における大人の葵はやっぱりおっぱいが小さいので、これはつまり結局未来はそれほど変わっていないということを意味している訳であり、破滅に向かっている未来はいまだ回避できていない――と解釈できます。
 つまり、葵の胸の大きさはハルマゲドンへのカウントダウンになっているのです。チルドレンが人類にとっての天使となるためには、葵の胸を大きくして未来を変えなければなりません。葵の胸が小さいままだと人類滅亡。たいへんだ。

 もし現代にフランスの哲学者ブレーズ・パスカルが生きていたら、「葵の胸がもう少し大きければ、歴史が変わっていた」と評するに違いないと思いました。嘘です。


[妄想]絶チル暫定最終回終了記念・読んでみたかった小学生ネタを列挙する

 久しぶりに妄想ネタです。

 椎名先生のサイトでも既に公表されていますが、サンデー32号の「絶対可憐チルドレン」において、ついにチルドレン達が小学校を卒業することになった模様です。
 作者としてはもう小学生時代に描くべきテーマは全て描いたという意味での卒業であり、読者の立場である我々としても感無量です。最初の頃は「将来の夢は世界征服!」って言ってた荒んだ子達が「皆本のために大人になる!」なんて健気なことを言えるまでに成長した意味でも、そして「よくここまで連載が続いた! 打ち切られないで本当に良かった!」という意味でも。

 でも、小学生でなければ描けないような日常エピソードはまだ沢山あったと思うので、「もうちょっと小学生時代を楽しみたかった」と名残惜しくなる気分があるのも事実です。来週からは中学生の彼女たちが見られますが、でも生意気で可愛かった小学生の彼女たちは、もう見られなくなるのです。それがちょっと残念で。
 いや別にロリとかそういう意味じゃない(ここだけ遊佐ヴォイスで)。

 以下、ちょっと読んでみたかったエピソード。

・絶チル版ないしょのつぼみ

 小学五年生の少女といったら、マンガ業界的にはアレだろう! 「ないしょのつぼみ」だろう! おしべとめしべがフーラフラ的なアレだよな! 「絶チル」がリアル少女読者人気獲得を狙っているんだったらやりかねない! 真のターゲットである30代男性は間違いなく大喜びするしな! と内心思っていたのですが、やりませんでした。やはり少年誌では色々と生臭すぎたのだろうか(たのだろうかどころではない気がする)。

 ここら辺のネタは薫が繰り出すエロネタが補完しているレベルでしたけど、中学生になった薫はいくらか自重する様になるのでしょうか。それとも懲りずに中学生男子的な欲望を剥き出しにしてくるのか。気になるところです。薫ならやってくれる…!(何を)

・六年生生徒会編

 チルドレン達は他の生徒よりも明らかに成長度合いが早いというか貫禄っぷりが段違いなので、六年生になったらまず間違いなく彼女たちの誰かが生徒会長になるに違いないと思ってました。というか全員何らかの役職を振られるはず。よって彼女たちが六年生になったら、生徒会編は絶対アリだろうと思ってました。

 そして女だらけの生徒会と来れば勿論「おにいさまへ…」で決まりであり(椎名先生の世代的に)、かつて「かってに改蔵」でもやってた「おにいさまへ」のパロディネタをきっとやってくれるはず! この学園には誰もが憧れる3人の美しい方がいらっしゃるの! って言われちゃうんですよ!
 薫はそのまんま「薫の君」だし! 紫穂は名字に「宮」が付いてるから「宮様」呼ばわりされる資格は十分だし、ソロリティの支配者として君臨するに相応しい性格だし! ただそうなると、葵が明らかにおかしい(あたまが)サンジュストさまの役割になっちゃうのがちょっと困るかな! でも葵ならやってくれる! 薔薇を口にくわえてギター弾いたり、自分を慕う後輩をペペちゃん呼ばわりしたり、クスリを飲み過ぎて校内をフラフラしたりとかしてくれる!

 とか妄想してましたが、結局小学六年生時代は完全にスルーされてしまったので、私の脳細胞が妄想に費やされて減るだけの結果に終わってしまいました。葵ごめん
 生徒会ネタは中学三年生編になるまで我慢しようと思います…。


兵部の読んでた『超能力が世界を破壊する』はタケシ君父の著書だということに気付いて嬉しいサンデー31号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今回は先週までのコメディ色が強い絶チル学園モードとは打って変わり、極めてシリアス度が高い話でした。「さぷりめんと」無し、ギャグシーンはわずか2カ所4コマのみという徹底っぷりが、今回のエピソードにおける緊迫度の高さを物語っていると言えます。
 というかむしろ、そんなエピソードにすらギャグ入れないと気が済まないのも凄いとも言えますが。兵部が命を賭けている状況下でも天然ボケができる澪はホントにバカでいい子です。

 その辺はともかく今回読んだ後にまず思ったのは、兵部は実はもう自分の寿命が永くないと思っていて、それであえてあのような行動に出たのではないか? ということでした。そしてもう一つは、兵部は皆本のことをそれなりに評価しているのではないか、ということです。

 今回のエピソードにおける兵部の目的は、皆本を(超能力を持った)子供に戻して薫と一緒にさせることで「薫が皆本に撃たれて死ぬ運命」を回避し、薫が皆本と一緒に生きていける未来を作ることにあると本人が説明していますが、兵部は皆本を若返らせる代償として全ての生命エネルギーを費やす必要があります。即ち
 つまり兵部は、今回の行動に対して文字通り命を賭けていると言えます。

 彼の性格からすれば、例え薫の将来を変えるためとはいえ身を賭した行動に出るのは異例な訳で(真木が「少佐のことだ、またすぐ気が変わる」と言ったのが、今回の兵部の行動が普段とは違うことを裏付けています)、それだけに兵部が今回の行動を起こすに至った理由として考えられるのは、「兵部は自らの死期を悟っていて、もう残された時間が少ないことを自覚している」からなのではないか、と思いました。兵部の体調が万全ではないことや、いずれ自らが去って薫がパンドラのリーダーとなるのを知っていることは、これまでのエピソードの中でも触れられて来てますしね。
 でも、もし本当にこのエピソードで「絶対可憐チルドレン」というマンガをこれまで牽引してきた立役者である兵部がいなくなるのであれば、今後の作品の方向性は間違いなく大きく変わってしまうのは確実。というか、個人的にはもはや兵部がいない「絶チル」なんて考えられません。兵部がいないなら終わった方がいいくらいです(言い過ぎ)。

 そしてもう一点、兵部が自分の能力の全てを使ってまで皆本の体と記憶を作り替えようとしているのは、逆に言えばそれだけ皆本のことを(薫の保護者として)評価していることを意味するのではないか? とも思いました。例え子供に戻ろうとも、薫が成長するまでの間「守る」ことができるのは皆本だけだという形で、兵部は皆本のことを認めているのかも知れません。

 ただ兵部の思惑が何にしろ、薫達チルドレンは(子供の皆本ではなく)大人の皆本と一緒にいることを自ら選択したので、今回の彼の目論見そのものは失敗に終わるでしょう。
 今回のエピソードは次号で完結すると思われますが、作者の椎名先生が今回のエピソードを「暫定最終回」と宣言した理由は何だったのか、次回ではいったい何か「終わる」のか、それが次の話で明らかになるものと思われます。
 ちょっとドキドキしながら、次のサンデーを待ちたいと思います。


Over The Future聞いたメモ

可憐Girl’s、スーパー現役小学生ユニットが放つキュートなシングル「Over The Future」大特集 / BARKS 特集

 Over The FutureのCD買いました。ムリムリ聴いてます。
 以下、今更ながら聴いた時に思ったことメモ。

  • 現役小学生女子でユニットを組んで歌わせるという行為に対しては、前にも書いたけど『「定められた未来へ挑戦する」という究極的なテーマを持つ「絶対可憐チルドレン」の主題歌は、その「未来」の当事者となるチルドレンと同世代の子どもが歌ってこそ意味がある』と自分の中で結論付けて既に覚悟完了済みなので、購入に対して全く躊躇はなかった。
     でも、家族に「何そのCD? ジャケット見せて?」と言われた時は、ちょっと恥ずかしかったです(ナイーブ)。
  • 絶対可憐! だから負けない!」という歌詞は、『覚悟のススメ』で散さまが言うところの「正しいから死なない」に用法がかなり近いと思った。
     可憐であることや正しいことが「負けない」ことや「死なない」ことの理由にならないことは自明なんだけど、しかし可憐であることや正しいことは当人達のアイデンティティであり、それが己の自信の根拠になっている以上、負けない根拠もまた己のアイデンティティに求めるのは当然の帰結であると言える。
     なので、「絶対可憐! だから負けない!」に対するリアクションとしては、「無茶言ってるなあ」と苦笑するのではなく、「何だか知らんが、とにかく良し!」と感心するのが正しい。多分。
  • そんなアレで1番は割と楽観的なんだけど、2番になると「1番ではああ歌ったけど、でもまあ人生には苦労がつきものだよねー」ということを彼女たちが自覚している様が歌われており、何というかこう「今時の子は若いうちから色々と大変ですね」という気分になって来る。おつかれさまです。
  • 二番のクライマックス前の歌詞「悲しみ抱え込むなら 私も泣こう」は、コミックス11巻でキャリーが皆本の深層心理に入り、泣き続ける皆本を抱きしめた時のシーンを彷彿とさせる。チルドレン達も、いずれ誰かの悲しみを共に抱えられるようになる日が来るのだろうか。それまで放送が続くのだろうか。第二期はあるのだろうか(気が早い)。
  • 三種類あるRemixでは、やはり「昨今のテクノポップにトドメを刺す!」と評された Untouchable Mix が一番リミックスっぽくていいかもと思った。まあちょっとPerfumeっぽいとも言えますが。

ドッジボールやる時は眼鏡外そうぜと思ったサンデー30号絶チル感想

 今更ですが、サンデー30号の絶チル読みました。
 面白い! 何この盛り上がり方! さすが自称最終回エピソードは違いますね! この勢いならこのまま終わってもいいくらいです!(いくないです)

 今回ここまで読んでて気分が盛り上がった原因は、間違いなく兵部が出てきて今回の行動の狙いを語り始めたこと、およびその語り方が妙にムーディーだったこと。
 「学校から拒絶された過去を持つ皆本に『理想の学校空間』を与えることで過去の記憶を消去し、皆本を完全な子どもにする」ことが今回の彼の目的にあることを皆本自身に語りながら、いちいち子どもの皆本の顎に手をやったり、物憂げな瞳で皆本を見つめたりする兵部の色っぽさは異常。そんなに皆本が欲しいのか兵部。欲しいんだろうなあ。色々な意味で(性的な意味でとはあえて書きません)。
 兵部がこんなエロい態度を観るだけでも、彼が「皆本を子どもにする」ことに対して何らかの意図を隠し持っていることが明らかになる訳であり、そういう面でも演出の仕方が上手いよなあと思いました。

 その一方、薫が皆本に対してここぞとばかりにいちゃついているとこなんかは大変に微笑ましく、何かこう読んでてたいへんにニヤニヤさせて頂きました。何このクラス
 今の皆本はこのまま子どもに戻る気マンマンっぽいんですが、その皆本を止めることができるのは、おそらく現状では薫(というかチルドレン)しかいないと思われます。大人の皆本の存在が誰よりも必要なのは、まかり間違いなく薫自身ですからね。
 ただ、薫は今の子どもの皆本のままでもいいと思っているフシもあるので(冒頭の「これが京介の作った幻でも、何か裏があるとしても、私は――」参照)、来るべき土壇場で彼女がどう行動するかはまだ判りません。
 皆本はかつてお互いの将来のためにキャリーと一緒になることを諦めましたが、今の薫に当時の皆本と同じ選択ができるかどうか。そういう方向に話が持って行く可能性はあり得ると思っています。

 そしてちさとちゃんは澪に嫉妬するよりも、東野が妙にいちゃいちゃしたがっている皆本に嫉妬するべきだと思います。


絶対可憐チルドレン13巻買いました日記

 絶対可憐チルドレンのコミックス13巻を買いました。
 買ったのは発売日から2日経った金曜日だったんですが、運良く初回限定版が残っている店を見つけることができたので、限定版を入手。これがアニメ放送前に次世代ワールドホビーフェアで流れて話題になってたプロモーションビデオなのか! とか、皆本役の中村悠一さんカッコイイなあ! とか思いながら見ました。これで+200円ならお得感ありますね。

 コミックスに収録されている内容は、今後の展開に対して極めて重要なことを示唆しているにも関わらず読んだ後には「ウン○が食べたいしか記憶に残らない驚愕エピソード「蠅の王」、登場する度に動物度が高くなってる初音対ジブリアニメオタク女子という異種格闘エピソード「もののけ姫によろしく」、アニメ版第一話とネタは同じなれど全く異なった展開を見せるエピソード「そのエスパー、凶暴につき」の三編、および当時の作者の疲れ具合が伺える全部四コマ「増補版さぷりめんとスペシャル」が掲載されています。
 おまけのDVDで声優の中村さんが「これらは全て映画のタイトルが元ネタ」であることを指摘してましたが、自分は言われるまで気付きませんでした。中村悠一さんカッコイイなあ(リピート)。

 巻末のオマケは、谷崎主任が実はナオミのために影ながら尽力している有能な指揮官であることをアピールする内容になっていて、ウッカリ谷崎を見直しそうになってしまう(罠?)。
 でも彼はこの頃からナオミに対して「あとは収穫(ケッコン)あるのみ!」と考えていた訳で、その欲望こそが結果的に彼を有能な指揮官とする原動力となっていたことを考えると、やっぱり人間が何かを成し遂げるためには欲望を持つことが大切なんだよなあ、と思いました。
 最後のコマでナオミに痛めつけられてる谷崎主任は、心底幸せそうです。これこそ、何かを成し遂げて己の欲望を満たすことができた男の顔ですよ。谷崎主任カッコイイなあ(リピート)。


踊る大可憐Girl’s(別名:可憐Girl’s記事まとめ)

(タイトルはホッテントリメーカーで作りました)

 昨日「絶対可憐チルドレン」コミックス13巻のDVD付き限定版を購入したのですが、そのDVDを観ているうちに何かこうそろそろここらで「Over the Future」を買わないといけない気分になって来てしまったので、「Over the Future」の限定版CDを本日Amazonで予約しました。
 今回はその記念として、「Over the Future」を歌っている小学生三人組ユニット・可憐Girl’sに関するネット上の情報をまとめてみます。

「Over The Future」 可憐Girl’s

オーディションを勝ち抜いたAYAMI / YUIKA / SUZUKAの3人による現役小学生ユニット。各メンバー、歌とダンスのレッスンを積み重ね、小学生とは思えない実力を持つ本格派ユニットとして遂にデビュー!

 CDを発売するジェネオンの公式プロフィール。まだ幼いながらも相当の練習を積んだ実力派ユニットであることをアピール。PVも見れます。
 このページに書かれている「爽快感溢れる楽曲に幼いながらも芯のある真直ぐな歌声」は、音楽ニュースで可憐Girl’sが報じられる時によく使われる基本タームなので、覚えておいて損はなさそうです。

可憐Girl’s : 2008年のJ-POPを牽引するのは、可憐な小学生? / BARKS ニュース

まさに彼女たち、強豪ひしめくJ-POPシーンにおいても、“イェイ! 最大! 大胆!” “だから負けない!” なのだ。

 音楽情報ポータルサイト「BARKS」に掲載された可憐Girl’sの紹介。
 このユニットの魅力が端的に言い表されている、面白い記事だなと思いました。

 レーベルの紙資料には<2008年最大の問題作にして、後世に残る大名曲><聞き手をスリリングにさせる最高ポップ!><可憐Girl’sの歌声に、涙と震えを禁じえない>など、なかなか香ばしい言葉が並んでいるが

 ジェネオン必死

可憐Girl’s:小学生ユニットがアニメ主題歌でデビューへ 25日にシングル発売(まんたんウェブ) – 毎日jp(毎日新聞)
”アニメロサマーライブ2008”の追加アーティストに、可憐Girl’s、May’n、米倉千尋 – ファミ通.com

テレビアニメ「絶対可憐チルドレン」(テレビ東京系)のオープニング曲「Over The Future」を歌う小学生3人組のユニット「可憐Girl’s」が同曲で6月25日、デビューする。また、8月30日にさいたまスーパーアリーナで行われるアニメソングのイベント「アニメロサマーライブ2008」に出演することも決まった。

 アニメロサマーライブ2008に「可憐Girl’s」が参戦することを報じる記事。
 万単位で押し寄せるお兄ちゃん達の迫力に可憐Girl’sが耐えられるかどうか、今から心配する声も聞かれます。

プレセペ – 「見逃しちゃ、ダメ!」可憐Girl's「Over The Future」プロモーションビデオがフルサイズで配信中![アニメニュース:06月17日]

合いの手を入れないわけにはいかない、可愛らしい掛け声とサビメロの中毒性、120%やられてしまう楽曲内容。その実力は6月10日発売の「アニソンマガジン」で音楽ライターたちがこぞって賞賛するほどだ。

 アニメファン向けポータル「プレセベ」に掲載されたレビュー記事。
 音楽ライター達がみんな「だいたーん♪」にヤられてしまったらしいです。

人気声優陣 VS 小学生ユニット!? 「絶対可憐チルドレン」テーマソングは凄い…凄すぎる!! 音楽ニュース : リッスンジャパン

かなりキテる、マジでいい感じの1曲を可愛く、そしてかっこよく歌い・踊る、あまりにキュートな期待の3人組です。

 音楽配信サイト「リッスンジャパン」に掲載された記事。「Over the Future」のCDにカップリングされているリミックスがチルドレン達をイメージした曲であることに触れています。
 あと上の紹介文は割と歌詞そのまんまなのですが、それでも意図はそれなりに通じているので、音楽レビューの世界は割とフリーダムなのかも知れないと思いました。

可憐Girl’s : 「絶対可憐チルドレン」OPテーマ~Over The Future [Single] [限定盤] / BARKS CDレヴュー

M4のUntouchable mixは、昨今のテクノポップにトドメを刺す!

エキサイトアニメニュース : 「絶対可憐チルドレンオープニング歌は、小学生ユニット可憐Girl’sの唄う『Over The Future』

M4:Over The Future(Untouchable mix)
昨今、あまたあるテクノポップの楽曲群にトドメを刺し、金字塔になり得る超名作!

 「Over the Future」に収録されている紫穂をイメージしたリミックス “Untouchable mix” は、何か現代テクノポップシーンにトドメを刺しに来るらしいですよ! やっぱり紫穂はすげえな!(まちがい)

可憐にアニソン!アニソンステーション≫エンタ!371 【グラビアアイドル・レースクイーン専門チャンネル・ スカパー!371ch】

そして、今回インタビューに登場してくれたのは
アニメ「絶対可憐チルドレン」(週刊少年サンデー連載)の
オープニングテーマ曲を歌う小学生ユニット「可憐Girl’s」の皆さんです。

 スカパー! 371chで放送されている「アニソンSTATION」では、現在可憐Girl’sへのインタビューが放送されているそうです。

 最後に、この曲に対して個人的に想うことをちょっと。

 「Over The Future」とは、「定められた未来へ挑戦する」という究極的なテーマを持つ「絶対可憐チルドレン」の主題歌となるべくして作られた、「あたしらが新しい未来を作ってやるぜ!」という希望を胸に抱いた子ども達の純粋な気持ちを高らかに謳った歌です。
 ですので、この曲はその「未来」の当事者となるチルドレンと同世代の子どもが歌ってこそ、本当の意味で「絶チル」のテーマ曲として相応しい価値が出るに違いないのだ! と、私なんかは思ってます。「Over The Future」を(大人の声優陣ではなく)あえて現役の小学生である可憐Girl’sが歌っているのは、この曲が「絶チル」を象徴する曲であるが故なのです。

 それに何より、可憐Girl’sはみんなカワイイですしね! 「おーばーざーふゅーちゃーわー」だって? それがいいんじゃないか! みたいな心境ですよ。
 みんなも大人になれば判るよ!(ダメ)