絶対可憐チルドレン一覧

「絶対可憐チルドレン」コミックス15巻購入日記

絶対可憐チルドレン15巻購入特典+皆本ハーマイオニー

 「絶対可憐チルドレン」コミックス15巻が出ました。

 自分は男の子なので今回も特典が男の子向けな「とらのあな」で買いましたが、この巻は基本的に皆本少年の可愛らしさが大爆発しているのが最大の特徴なので、特典が女の子向けな「アニメイト」で買っても良かったかも。
 にしてもカバー裏のイラストに皆本ハーマイオニーを持ってくるとは、あざといにも程があります。素晴らしい。「教育的指導!」の時代からこつこつと変態女装キャラを描いて来た経験の蓄積が、ここに来てついに活かされましたね!(ファンサイト要素)

 内容は、パティとの戦いの中で薫が「全てのエスパーを護る女王」としての資質を垣間見させる「ファントムメナス」編の後半、およびアニメ版でも最終話となるであろうチルドレン小学生時代最期のエピソード「オーバーザフューチャー」編が掲載されています。
 特に「オーバー・ザ・フューチャー」編は、これまで明るい未来を信じてチルドレン達を育てて来た皆本に対して、チルドレン達が「大人になって追いつくから」という表現で彼の期待に応えることを約束するという、小学生編の総まとめ的な意味合いを持っています。連載当時は「このマンガはここで終わってもいいよね!」と思ってしまったくらい美しいエピソードです(褒めてます)。

 あと、表紙折り返しの賢木が皆本に慰められてる四コママンガは「大きく振りかぶって」の声優繋がりネタだという情報をネットで見たのですが、「おお振り」アニメちゃんと観てなかったために理解できなかったのが悔やまれます。
 椎名先生をここまでメロメロにしてしまうとは、中村悠一ヴォイスおそるべしです。


何気に表紙がユートピアなサンデー2+3号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 12/14放送分のアニメ観ました。普段の「絶チル」っぽくない、明らかに誇張された動きっぷりが素晴らしく、観ててゾクゾク来てしまいました。動画の枚数が単純に凄かったということもあるんでしょうけど、それ以上に今回関わった原画マン達のパワーが質・量共に凄かったのが真相らしいですね。
 作画マニア的な視点があればもっと楽しめたんでしょうけど、とりあえず「うわーすげー」とか言いながら純粋に動きを楽しむだけで十分面白かったです。あと、何気に「テレ東規制でパンツを描写できないが故のギリギリの下半身描写」もあったりしたのが、流石「パンツじゃないから(ry」のGONZOというべきか(何)。

 そしてサンデー連載の方の感想ですが、こちらも色々と突っ込み甲斐がある面白いエピソードでした。
 以下、箇条書き感想。

  • 谷崎主任の絶対領域! 「MISTERジパング」以降の椎名先生お得意の、男性キャラの太股チラリのサービスシーンがこんなところで出たよ! しかも谷崎主任は毛深いはずなのに、絶対領域の箇所のお肌は妙に綺麗だ! 最初から出し惜しみしてねえ!(惜しむ必要あるのかどうかはともかく)
  • 金剛番長」とのコラボは担当編集つながりですね。おつかれさまです。
  • コーちゃんはいじめたくなるタイプだしね~」「ヘタに頭がいいもんだから、いい子を演じているうちに時々自分の本音が分からなくなっちゃうのよね
     母親が見合いの席でそういうこと言うのはどうかとは思いますが、でも事実なので仕方がないのかなとも思います。
  • 槍手さんが変なスタンドを発動させてる!
     この変なスタンドのパワーで、ぜひキャラ紹介にすら「人のお見合いを監視してる場合なのか…!?」と書かれる始末な朧さんにも縁談を用意してあげて下さい。谷崎主任は多分この人のスタンドでも縁談は無理だと思いますが。
  • 槍手さんのスタンドですら把握できなかった場の流れを全て掌握し、皆本の本心を見抜いて薫を呼ぶ決心をさせるように仕向けた皆本母。やはり「絶チル」においても、椎名高志マンガにおける「主人公の母親が最強」パターンは踏襲されていました。
  • 気のせいか…?
     基本的に女性に対してはボンクラな皆本も、兵部に対してだけは母親譲りの勘が働く模様。何だこれ
  • 薫は、今回の皆本が「自分が何を望んでいるか」を察して家まで来てくれたことが本当に嬉しかったんじゃないかなー、と145ページ2コマ目の笑顔を観て思いました。
     当の皆本はそこまでは感づいていないみたいですが。
  • そして舞台は、何か知らないうちにパンドラとバベルの主要メンバーが勢揃いして見合い会場を包囲するという、皆本争奪戦の様相を呈してきました。次のエピソードはお祭り騒ぎになるんでしょうか。サンデーの発売日がクリスマスイブなので、パッと盛り上がって欲しいですね。

 結論としては、「全員ヒマすぎ」というよりは「全員皆本のことが好きすぎ」の方が相応しいんじゃないかと思います。少なくとも兵部は皆本のことが大好きですよね。大好きだから、逆に好きな子のこといじめるんですよね。コーちゃんいじめたくなるタイプですしね。多分。


サンデー1号絶チル感想短縮版

絶対可憐チルドレン

 来週のアニメ版「絶対可憐チルドレン」がバレット編ということで、久しぶりにバレット編が掲載されているコミックス11巻を読み出したら、その前に載ってるキャリー編で超泣けてしまってバレット編まで読み進められませんでした。バレットごめん(近況)。
 そんなアレですが、今週緒例によってまた感想をまとめる時間がなくなってしまったので、箇条書きで感想書き下します。オレ、今やってる仕事が全部片付いたら、「My Wings」のCDを買ってキャリー編を読みながら聴くんだ…

  • 葵が「生命球」に詳しい理由が判明。まだ黒木君と関係が続いていたのね。葵のことだから、「生命球」の中に魚をテレポートで放り込むバイトをしてると思った(ひどい)。
  • 黒いところが最高!
    紫穂が黒いことを見抜いているのに紫穂にアプローチをかけようとする松村くんは病気だと思います。あるいはM。
  • あてつけに死んでやる! 絶望した…!!
    今回はこのコマだけネットでやたらと話題になってた感。ホントみんな「絶望先生」好きな!(椎名先生含めて)
    ただ、今回の話の肝は皆本の想像する(見合いする皆本に対してギャグマンガ的なノリで嫉妬する)薫と、実際の(少女マンガ的なノリで自分の中にわき上がった皆本に対する感情に悩む)薫のギャップにあるんじゃないかと思われるので、ここだけ取り上げられるのは作品的にはやや不本意かも。
    このエピソードがコミックスに収録された暁には、みんなその隣のページの「風呂場で『あたしってこんな女の子だっけ?』と悩む薫」の可愛らしさにキュンキュン来るがいいです。
  • 皆本に変身した時の兵部の色気っぷりは異常。本物の皆本に斯様な色気があったら最終戦争は起こらなかったのにネ!
    兵部は「相手の顎に手を添えて口説く」のが王道パターンなのでしょうか。皆本に対して何度もやってますよねコレ。
  • 釘宮キャラっておっぱいが大きくてもいいんでしたっけ?(何)
  • あんたいつも最後のひと言が余計なのよ! めっちゃ来て欲しそう…」ってカズラの澪に対するツッコミが、そのまま最終ページの薫の「み、皆本が悪いんだからね!」にも適応できるところが面白いです。薫のツンデレは良いツンデレ。
  • カナカナって…なんだか不吉だよね!(いろんな意味で)
    ひぐらしのなく頃に」を連想した人は普通のオタク、「一番湯のカナタ」を連想した人はよく訓練されたオタク。全くコミックス3巻で打ち切られたマンガは地獄だぜ!

 それで「トリプルブースト大作戦」って、要するにDVD3枚CD2枚コミックス1冊買って全部の賞に応募すればええのん?(やるの?)


サンデー52号絶チル感想圧縮版

絶対可憐チルドレン

 サプリメントのメカ皆本ハーマイオニー編は、兵部の登場とまさかの爆発オチで、文字通り衝撃のクライマックスを迎える結果になりました。
 兵部はかつて自分がエスパーであるが故に受けた仕打ちを他のエスパーが負わないために戦っているというところがあるので、「無理矢理女装させられた」という点で同じ境遇である皆本ハーマイオニーを救出するのは彼にとって必然の行動だったのでしょう。それこそ薫をかつての自分と重ね合わせて見ているのと同じレベルで、兵部は皆本ハーマイオニーに感情移入していたはずです。
 何かこう、これってもの凄く妄想のしがいがあるエピソードなんじゃないかと思えてきました。皆本ハーマイオニーが爆発しないで兵部とパンドラで生活する展開になったらどうなっていたのかとか想像し始めると何かちょっと楽しいです。冬コミでこのネタの本を作って下さるサークルさんはないでしょうか(何)。

 本編の方は、最後のページの「薫が不在」を知った時の皆本の唖然とした表情と、そのときの皆本の心中を見透かしているかのような皆本母の態度が、今後の展開を暗示しているかのように思えました。ママは何でもお見通し
 ママキャラがヒエラルキー的に最強の部類に属しているのは「GS美神」時代からの椎名マンガのお約束ですが、皆本母もまた例外ではないようです。

 結論:扉ページの皆本少年の可愛らしさは罪


局長と一緒にお見合い監視にはしゃいでる朧さんを見てると切なくなるサンデー51号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 自分がトラウマを持つ幼少期をモデルにした愛玩ロボットの存在に気付き、その創造主達を殴り倒した皆本。そして、自分の存在自体が彼の怒りの源であることを理解しつつも、ただ泣いて許しを請うことしかできないメカ皆本ハーマイオニー。存在自体が相克している、オリジナルとコピーの対峙。何ですかこのSF的に燃えるシチュエーションは。
 かつて朧さんは自分のコピーロボットを秒で破壊しましたが、皆本は果たして自らのコピーを自らの手で破壊できるのか。続きがもの凄く気になります。外伝化希望。あるいは第二期でのアニメ化独立エピソード化を希望(第二期?)。

 そして本編の方ですが、ついにお見合いエピソードが「絶対可憐チルドレン」にも登場。この手の「子どもパーティー+大人のリーダー」型の構成になっているマンガとかだと、「お見合いエピソード」はもはや必須レベルの定番ネタと言えます。「陸上防衛隊まおちゃん」のアニメ版にもこういう話ありましたよね(微妙に古い例え)。
 この「お見合いエピソード」には、『子ども達がお見合いを壊そうと行動した挙げ句にドジ踏んでヒドい目に遭う』、『見合いの相手には実は好きな人がいて、すったもんだした挙げ句に相手がその好きな人と結ばれ、主人公は骨折り損で終わる』などといったお約束をこなさなければならない不文律が存在しており、今回の「絶チル」エピソードも基本的にはそのお約束を踏襲する形になることが予想されます。特に葵と紫穂はお見合いを破壊しようとする気がマンマンであり、今からこの二人がどんなヒドい目に遭うのか楽しみです(ひどい)。
 また、皆本がこの見合い話を承諾した裏には、彼が何らかの理由で相手の女性である若山菜々子の「事情」を知っており、彼女の力になろうとしている可能性はありそうです。これもまたお約束の範疇でしょう。

 このエピソードで唯一お約束に沿っていないのは、薫が葵や紫穂とは違って「お見合い壊し」に消極的である点。もしこのエピソードがチルドレン達が小学生の頃に展開されていたら、薫もお見合い壊しに率先して参加していたんでしょうけど、今の彼女は既に「皆本が結婚することを阻止する」という単純なレベルではなく、「自分が知らない皆本を知ってる人がいるのが嫌だ」という独占欲絡みの悩みを抱えるようになって来ているため、単にお見合い壊しが成功したからといっても自分の欲求は満たされないことが判っているはずです。それ故に、今の彼女は消極的になっているのかも知れません。
 基本的には「お約束」で構成されるお見合いエピソードにおいて、薫の気持ちがイレギュラー要素としてどう影響を及ぼすのか、その辺に期待したいして読みたいと思います。

 そして今回のお見合い相手の若山菜々子さんですが、名前の元ネタは源氏物語の「若菜」から来ていると思われます(感想掲示板の上田洋一さんの書き込みより)。このマンガにおいて源氏物語の巻名から引用された名前を持つキャラは基本的に重要キャラと認識可能なので、葵の思惑に関わらず彼女が今後レギュラー化する可能性は十分あると思います。がんばれ葵。ドジして失敗することが宿命付けられてますけど。

 あと個人的には、今バベルで結婚相手を真剣に探さないといけない人物はおそらく谷崎主任だと思うので、見合いセッティングマニアの槍手さんに面倒も見て欲しいと思いました。難易度高いのでマニアとしては燃えるはず!
 ついでに、できれば朧さんにもそろそろ適当な男性を見繕ってあげて下さい。局長と一緒にお見合い監視にはしゃいでる朧さんを見てると、何だか切なくなってきます。


若き日の格好良すぎなグリシャムさんに惚れたサンデー50号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです。
 諸般の事情でサンデー50号の「絶対可憐チルドレン」感想を書く時間が週末に取れなかったので、読んで思ったことを箇条書きにて列挙しておきます。

  • 不二子ちゃんは絶対昔兵部に女装させてたよね!(挨拶)
  • イベントの日は休む」というのは即ち「日曜日は休む」と同義だと思います。腐女子はフルタイムで働く革命戦士には向かない。
  • 東野がちさとにプレゼントするシーンをバベルのメンバーが総出で覗いて騒いでるシーンを見た時、「こういう場面に対する作者のメンタリティは、『Dr.椎名の教育的指導!!』で官憲がアベック狩りをしている話を作ってた頃から基本的には進歩してないんだなあ」と思いました。いい意味で
  • 予定より早い事故の発生と予知の消滅。そこに絡むエスパー。あなたのカンはなんて言ってる?
    今回のエピソードが持つ意味を総括した言葉。今回のエピソードで「超能力は予定された未来を書き換える力を持つ」と明確に定義されたことを再認識させる意味を持つ台詞であると解釈しました。しかし、それと「『破滅の未来』の前にチルドレンと皆本がデキちゃえば未来は書き換わる」とは、何かちょっと理屈が違う様な気がしないでもないような。愛もまた超能力と一緒で時空を超える力を持つのでしょうか。
  • ファントムの能力は「潜在的エスパーを覚醒させて洗脳し、意のままに操る」でほぼ決定でしょう。これは「黒い幽霊」がこれまで超能力者に対して行ってきた行動と全く一緒であり、ファントムが実際に洗脳を行ってきた催眠能力者である可能性も高そうです。
    あと、完成原稿速報の画像のtitleタグには、悠理の正体が「黒い幽霊」のボス(自分内コードネーム:バビッチ佐野)の側近の少女であると仄めかすような記述が。やはり彼女は、ただの心が歪んでいるちょっとおかしなクラスメートだけではなかったということなのか。
  • 不二子ちゃんと局長が、揃って(部下なので本来なら呼び捨てか階級で呼称するべき)末摘を「末摘さん」呼ばわりしてるのが、妙に面白かったです。ちょっと前まではメイドの衣装を着て不二子相手に「奥方に虐げられる健気なメイド」プレイを楽しんでいた末摘さんが出世した!
  • 生命球」について説明して薫に突っ込まれた際の葵の態度がちょっと気になります。何かの伏線? テレポーテーション能力を活かして生命球を作るバイトをしてるとか? 超能力持った関西人がその能力を活かして商売するのは「パーマン」のパーやんからの伝統なので、別にいいんじゃないんでしょうか?(決めつけた)
  • 生命球の中のメダカを見て『狭いところじゃかわいそう』とちさとに言われた時の悠理が何を考えていたのか、想像するのが怖いです。こわいこわい。ヤンデレこわい。

 あとこの前の日曜日のアニメの内容ですが、「ハヤテ」第二期で遠足エピソードを放送する時にはチルドレンや澪達がゲスト出演することを期待していいんでしょうか。来年が楽しみですね!(気が早い)


2年経っても全く外見が成長していない小鹿さんが侮りがたいサンデー48号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 朧さんの前でメカ皆本ハーマイオニーのエプロンの肩紐を故意にズラすだなんて、ティムはわきまえてますよね!(挨拶)

 最近、なんだか朧さんも実は寂しい女なんじゃないかと思うようになって来ました。どっかに朧さんにあてがういい男はいないんでしょうか(あてがう言うな)。

 そして今週のサンデーの感想ですが、まずファントムの狙いが(先週不二子ちゃんが言っていた通り)事前に「ツツいて」みて事故を予知よりも早めに起こし、日曜日に開かれるちさとちゃんの誕生日パーティーにみんなで参加できる様にする点にあったのは間違いなさそう。チルドレン達が飛行機を止めたのを見た時のファントムが頬を赤らめて「よかった」と言ったことからも、彼女の狙いがその辺にあることは推測できます。

 以前に悠理にはちさとちゃんとチルドレン以外に親しい友達が全くいない描写がなされていたことを考えると、彼女にとってちさとちゃんの誕生日パーティーは例え何があろうとも絶対に死守しなければならないイベントであり、その為であれば如何なる犠牲をも顧みないものだったのではないかと思われます。
 つまり彼女にとっては「日曜日に事件が起こってチルドレンが不在になること」さえ阻止できればいい訳で、仮にバベルが飛行機事故を防ぐことに失敗して大惨事になっても一向に構わなかったのかも知れません。この年頃の女子はホント思い込みが激しくておっかないッスよね(そういう問題なのか)。

 あと、今回直接的に事件を引き起こした謎の電撃怪人(仮称)ですが、これはどうやらファントムが現場の(仕事に不満を持つ)作業員を徴用してエスパーに仕立て上げた急造超能力怪人である可能性が濃厚です。前回のエピソードに出てきた痴漢のおっさんも、おそらくは同様にファントムが怪人として造り上げたものだったのでしょう。
 彼女のやり方はエスパーを洗脳して自分の手先として使う「黒い幽霊」のそれと手法が一致するので、ファントムが「黒い幽霊」であることはこれで確実となりました。あとは、悠理とファントム=ミラージュがどのような繋がりを持っているのか? という謎が、今後どのように描写されていくのかが楽しみです。

 そして今回のエピソードは、バベル側のメンバーにもそれぞれ見せ場が与えられてましたが(例:ナオミちゃん=電撃を食らってストッキングが破れるところ)、その中でも最大の見せ場を与えられたのは、やはり皆本の肩を借りて電撃怪人の武器を遠距離射撃で撃ち抜き、葵の窮地を救った賢木で決まりでしょう。思わずあの紫穂が頬を赤らめて「賢木センセイ…」と呟きつつ好感度ゲージを上昇させてしまうのも納得なくらい格好良かったです。
 薫が葵や紫穂と力を合わせると合体技が出せるのと同様に、賢木は皆本と力を合わせて合体することでパワーが上昇するのかも知れません。賢木と皆本が合体(以下略)。

 このシーンから二人の息のあったコンビネーションと信頼関係を読み取るのも良いですし、それともそれ以上のパティ的な何かを読み取ることも自由。こんなことを公然とやってるアニメ版のおかげで、そういう方向にもどんどん懐が広がってますよねこのマンガ。良いことです。


「美神」の頃は椎名先生に自作の同人誌を送った勇者の話を時々聞きましたサンデー47号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今年の冬コミでは、パティのコスプレして絶チルの兵部総受け本を頒布するサークルがキますね!(来るの?)

 というか、パティがここまで腐ってしまった以上、冬コミの頃には「同人誌即売会でパティとティム+バレットのコンビがばったり出会う」系のネタがサプリメントに掲載されるんじゃないかとドキドキしてます。それにこの世界ではパンドラがメディアに露出している関係上、既にパンドラのナマモノ同人がジャンルとして存在していることが予想されますが(推定ジャンルコード730:1日目)、パティがそのジャンルでサークル参加した場合、「ぜったい!チルチル」本(推定ジャンルコード500:1日目)目当てにやってくるに違いないティム+バレットと遭遇する可能性は捨てきれません。
 双方お互いに過去の記憶はほとんどないはずなので仮に遭遇しても何も起こらないはずなのですが、しかしジャンルは違えどお互い重度のオタク同士なので、ニュータイプみたいにわかり合える何かが発生しないとも限りません。楽しみです

 そして本編の方ですが、今回の話は要約すると、この作品世界においては「予知された未来は、その重さを超える超度の超能力であれば覆すことが可能である」ことを明確に定義したものであったと言えるでしょう。超能力とはあらゆる物理法則を無視できる力を持つが故に、絶対不変であるはずの時間の流れをも超越して新しい未来を創ることが可能となるという理屈です。この理屈で行けば、「超能力者は未来を変えるためにこの世に生まれた者」であると定義することもできるでしょう。
 これは即ち Yes! Change the world! であり、We can try over the future world!! であり、まさにアニメ版の初代オープニングテーマ「Over The Future」の世界観に合致します。未来をも書き換えることが可能であるなら、それは正にかなりキてる無敵のパワーマジでいいカンジそのものです。
 アニメ化されたことが正のフィードバックを引き起こし、このマンガがSFとしてより奥深いモノになって来ているなと思いました。

 今回はあともう一つ、不二子が「コトが起こるの待ってないでツツいてみればいい」みたいなことを言ってましたけど、今回の最後のページでファントムがやろうとしていることが、まさにその「ツツく」行動そのものなのではないかと思いました。ファントムが悠理と何らかの繋がりがあるのであれば、悠理としてもちさとの誕生パーティーの日にトラブルが起こることは不都合な訳で、ここでさっさとコトを起こして事件を始末してしまおうと(短絡的に)考えたのかも知れません。ただ何か彼女の行動は想定外の事態を引き起こしかねないような気もしますが。
 あと今回のファントムのお供である謎の電気男は、コスチュームからして明らかに変態です。「黒い幽霊」はやはり変態の巣窟なのか。

 今回の結論:薫のすらりとした脚が魅力的だなあと思いました


ファントムが履いてるのはかぼちゃパンツですか?(いいえ)サンデー46号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 というかお久しぶりです。
 サンデー46号の絶チル感想ですが、今週は時間+体力がないので概要だけ箇条書きにします。

  • なぜ私を選んでくださったんですか?」「一番可愛かったからだ!
     同じ実力の女性声優が二人いたら可愛い方を選ぶ、という話をどっかで読んだことがあることを思い出しました。理屈は一緒ですよね?
  • 空港で破壊活動が予知された、というシチュエーションは小説版の序盤のイベントを彷彿とさせます。小説版のパロディとかこれから出て来たら嬉しいな、とか思いました。
     ちなみに小説版はチルドレン達がガチで「一度ミスったら絶対に死ぬ」状況に何度も叩き込まれるという弾幕シューティング並のスリルが味わえるナイスエンターテイメント小説です(→感想)。もし小説版がそのままゲーム化されて自分がプレイしたら、絶対四回くらいは死ぬ。多分最初の列車で死ぬ。
  • ハッピーバースディ」ってJASRACに申請しないといかんのかと思った(本筋ではない話題)。
  • 悠理ちゃんはちさとちゃん以外に親しい友達が本当にいないのか! 萌え!(歪)
  • 影チル(というかティム)は「女同士の友達」の間に張り巡らされている特有の空気が全く読めないので、女子まみれのパーティーに参加するのはキツいんじゃないかと思った。自分がティムならパーティーに参加する時点でプレッシャーで吐くよ!(ダメ)
  • 悠理とファントム/ミラージュの間に直接的な繋がりはないのかな?
    悠理の負の感情が生み出す産物とか、そういう路線?
  • これまでの登場人物が総出演するパターンを見ると「最終回間際みたい」と反射的にネガティブな反応をしてしまうのを何とかしたい。
     絶チルはアニメ化もされてる人気作品! 絶チルはアニメ化もされてる人気作品! 椎名先生は押しも押されぬ大人気作家!(暗示)

 今週の結論
 高校生になってよりワイルドになった初音が素晴らしい


たまには「一番湯のカナタ」のことも思い出して下さい(´・ω・`)サンデー45号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「パティの秘密アンケート」に回答して下さった皆さま、ご協力誠にありがとうございました。
 兵部と真木の関係(乙女の秘密的な意味で)については何となく想像できるんですけど、葉と真木についてはまだ想像できるレベルまで腐っていないので、とても参考になります。

 パティにはぜひ澪と一緒にバベルの面々をストーキングして頂き、脳内における名前の順番を入れ換える妙な遊びの仲間に皆本や賢木を加えてあげて欲しいです。皆本のバベルメンバーからの愛されっぷりを見たら、パティは絶対皆本に萌え萌えになると思います。

 本編の方は、とりあえず今回は悠理と薫のあきらかに釣りっぽいいちゃつきシーンがあったんですけど、ここは素直に釣られておきます。悠理は現段階で既にかなりキテる無敵の誘い受けキャラであり、彼女が相手ではさすがの薫もタジタジになってしまう模様。P.214の1コマ目で「もうどうにでもして♥」状態になってる薫の姿は、特に新鮮です。これって、初めて悠理が出てきた時に薫に攻められて「もうどうにでもして♥」状態になっちゃった時のパロディになってますよね。
 悠理は前回までのエピソードで既に「黒い幽霊」からの刺客なのではないかと読者に疑わせる演出がなされている以上、悠理×薫はおそらく中学生編において物語の中核になることは間違いありません。ということは、今後も今回の様な性的な絡みが期待できると言うことですね。楽しみです(性的言うな)。

 あとは、バレット+ティムのアニオタユニットが正式に採用されたのも嬉しい限り。個人的には、未だに現実世界の女子中学生の生態について著しく誤解しているっぽいティムの操る影チル達が原因でドタバタコメディが起こってしまう系のエピソードが読みたいです。ロボット娘しか愛せない歪んだ性癖を持つクラスメートの男子に一方的に惚れられてしまう話とかどうだろう(イヤだなあ)。

 そしてちさとちゃんですが、チルドレンと一緒のクラスにいる限りずっとこういう目に遭うことは必至の有様なので、もはやそういう運命の下に生まれてきたと諦めた方がいいんじゃないかと思いました。
 今回、誕生日会を開くと決まった直後にその日に事件が起こる可能性が発生したってことは、おそらくは悠理と何らかの繋がりがある「ファントム」が裏で動き出して事件予知を操作し始めていることを意味しているので、「悠理ともチルドレンともお友達」という彼女の立場は、今後も起こるであろうファントムとチルドレンの攻防に巻き込まれること間違いなしでしょう。ご愁傷様です

 あまりにちさとが可哀想なので、彼女のキャラソンが収録されたドラマCDを買って供養するべきなのではないかと思ってしまいます(供養?)。