絶対可憐チルドレン一覧

次の本は葉×皆本ですかパティさん?(サンデー1号絶チル感想)

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 前回のパティがファントムの支配を退けたのは、薫の力が守ったというよりも、むしろパティの「銀魂」に対するハマリっぷりによる集中力がファントムの力を上回ったからではないかと思いました。「銀魂」面白いもんなあ(挨拶)。

 そういうアレでお久しぶりです(絶チルの感想では)。
 以下、サンデー1号の感想です。

 今回のエピソードのストーリー的な主眼は、薫が澪たちに「エスパーがノーマルの学校で一緒に学ぶための心構え」を解きながら、今自分がやっていることがかつての皆本と同じ『エスパーの育成』であることに気付く──という点にあると思われます。薫は今回のエピソードで、育成される側だった自分が今は自分が育成する立場になったことを自覚した訳ですね。
 前回は澪たちが何をやらかすのか心配で鬼のように手から汗を流していたりしてましたが、彼女は皆本にかつて(というか今もだけど)そのような気苦労をかけていた訳であり、そのうち薫も澪たちと付き合っていく中で皆本の「保護者」としての心境が判ってくるのではないのでしょうか。
 あと、今の薫にとっては澪の社会的な意味でのダメっぷりが、ちょうどいい塩梅で庇護欲をそそっているのかも知れません。そういう意味では、薫と澪はやっぱりいいコンビです。

 あと今週の突っ込みどころとしては、葉が皆本に対して聖水プレイ(専門用語)を仕掛ようとしたことですが、これについては「さすが葉はモノが違う」という感じです(チンコの大きさ的な意味ではなく)。
 この前の露天風呂エピソードでは、バベルの男どもは皆チンコを晒すことを著しく躊躇していましたが、それに比べると今回の葉のチンコ晒していきたいっぷりは惚れ惚れするくらいの見事なものであり、極めて原初的な意味で男らしいとさえ言えます。サプリメントで女を口説いて『男らしさ』をアピールしている賢木も露天風呂編では結局パンツを脱げなかったことを考えると、葉は「絶チル」界において筆頭の男らしい男であると言えるのかも知れません。まあ葉の場合は、単に何も考えていないだけだと思いますが。

 次回はカガリがファントムのターゲットになるっぽい展開になるとのことですが、気になるのはファントムが「あの年頃の男の子に約束を破らせるなんて簡単♥」と甘く見てるところ。確かに中学生男子は基本的に葉と同じレベルでバカなのですが、今回の最後のページを見る限りカガリは葉よりはバカじゃなさそうなので、ゆめゆめ油断はできなさそうです。
 あとカガリにはカズラというコブが付いてることをファントムはまだ知らないっぽいので、不用意にカガリにアプローチをかけると、嫉妬に燃えるカズラから上履きに画鋲を入れられたり、放課後に校舎裏に呼び出されたりすること必至。何か、今回もファントムが返り討ちに合って終わり的なオチが待っていそうな気がします。

 賢木に対して「サカキくーん」と下手に出てお願いする皆本は萌え対象です。


オカマノフ大使になら抱かれてもいいサンデー51号絶チル感想

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 今週のサンデーは「MAJOR」の『くっ目にゴミが→ゴシュ』が全てを持って行ってしまった感がありますが、ここは椎名高志先生のファンサイトでもあるので、頑張って「絶チル」の感想を書いてみます。

 今回面白かったというか興味深いと思ったのは、皆本が澪達の現在の境遇を連載開始当初のチルドレン達と同じ様なものだと捉え、澪達を生徒として許容しようとしたところ。薫達チルドレンと澪達パンドラの双方をよく知る皆本だからできた、「バベルの理念に一致する」判断だと思います。
 局長は逆に「何かあったらどうするつもりだ」という感情的な懸念を示していましたが、「犯罪者集団パンドラの子供達が学校に来る」というシチュエーションを考えれば、この場合は局長の主張の方がマジョリティでしょう。エスパーに対して理解がある局長ですら(過保護の気があるとはいえ)こうなるのですから、皆本の今回の(パンドラの子供を信用するという)判断は、この作品のご時世的にかなり大胆なものではないかと思います。そういう意味では、皆本はパンドラというか兵部に対して、ある種の信頼を持つ様になっているのかも知れません。不二子は「あいつは最悪の人間だけど、テロに学校の子供を巻き込んだりはしない…と思う」と言ってますが、皆本もその考えは一緒なのかも。
 最も、その一方で「僕らは兵部とは違う」とも思ってる訳ですが。兵部に対する複雑な男心を抱えた皆本。パティが正真正銘の兵部×皆本の痛弁を作るのも、時間の問題かも知れません(何で)。

 そして薫の方はより判りやすく、彼らを守るために「こいつらと一緒に学校に行きたい」というプリミティブな信頼を築こうとしてます。この辺は薫のエスパーや「女王」としての本能というのもあるのでしょうが、より単純に「仲良くなりたい」という気持ちもあるのかも。
 澪はそんな薫の熱意に負け、薫に手を握られて見つめられてひと言口説かれただけであっけなく陥落。専門用語で言うところの「この女堕ちた」って奴です(違う)。澪は薫のことが好きで好きでたまらないことはもう判りきっているので、これは当然の結果と言えましょう。ここまで典型的なツンデレをナチュラルにするとは、アニメが終わってもさすが釘宮キャラです。

 紫穂に腐女子としての資質がある点については納得ですが、カズラと葵で漫才が成立する関係になるのは意外でした。緊縛プレイが大好きなひねくれたサディストでかつ性教育不足のカズラにこんな意外な一面が!(ひどい)
 カガリは女の群れの中に一人で放り込まれて大変ですね。同情します。

 次回からはそのパンドラメンバーとファントムの対決が始まりそうですけど、「学校で超能力を使わずに問題を解決する」という約束を澪達がどこまで守ろうとするのかが焦点になりそう。とりあえず、マンガ的ないじめの定番である、澪の上履きに画鋲を入れるファントムの姿が見たいです(こだわる)。


扉絵を見てパティは制服で同人ショップに入り浸るのかと心配になったサンデー49+50号絶チル感想

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 ドラマ版「なぞの転校生」の本放送を観たことがある皆さん、こんにちは!(年配者向け挨拶)

 先週分は諸般の事情でがんばれなくて間に合わなかったので、今週まとめて感想書きます。
 椎名先生はいつもがんばっていて素敵ですネ!(ファンサイト要素)

・先週分

 まず度を超していちゃつくインパラヘン国王夫妻に度肝を抜かれた先週号。二年連続して何人もの赤ん坊を出産したにも関わらずセラの体型が全く崩れていないのは、流石にマンガだろうと思いました(マンガです)。
 それにしても、いかな育児環境が整っていそうな国王夫妻と言えども、あれだけ赤ん坊が居ると夜泣きの対処とか授乳とかが大変なんじゃないかと、他人の家庭ながらも心配です。劣悪な環境下で子育てに奮戦した結果、母親がヤンデレになってく「ぢごぷり」とはエラい違いだ。

 その辺はともかく、先週掲載分で留意しておくべきなのはやはり「フェザー」の正体の件。結論としては現段階では「まだよく判らない」というところに落ち着きましたが、フェザーが「超度7以上のエスパー」であると提示されたことは重要です。この作品世界において「超度7」は、6より凄いことは確かだけどどれだけ凄いのかは測定できないのでよく判らない、という人知を越えた力であるとされていますが、「超度7以上」ということはチルドレン達の様な超すげえエスパーよりも更に凄い超々すげえエスパーであるということであり、もはや「それは本当に人間なのか?」と疑っていいレベルではないかと思いました。
 マサラみたいな「過去のエスパー達の意識の集合体」みたいな存在がアリなのであれば、これまで登場してこなかったような形で「意志」を持った、より高次な存在が出て来てもおかしくはないのかも知れません。超能力者がアリなんだから、宇宙人や未来人や異世界人がいても不思議じゃないですよねこのマンガ。ウソですが。

 そして、そんな超すげえエスパーから一方的に惚れられてしまう皆本の「エスパーに好かれる」才能も、やはり超すげえです。多分これも超能力の一種。

・今週分

 兵部と不二子は、今からでも遅くないので結婚すればいいのに(感想)。
 それにしても、いくらパンドラが活動し易くなるからと言っても、わざわざ外交官特権を行使できる立場を得てまで「普通の学校に行きたい」という子供達の希望をかなえてあげるだなんて、兵部も随分丸くなったものです。孫の心配をするおじいちゃんみたいな境地?

 薫達のクラスにパンドラメンバーが大挙してやって来るという展開は、「絶チル」小学生編の最終エピソードを彷彿とさせるので「そろそろ中学生編が終わるんじゃないか」みたいな一抹の不安がよぎったりなんかした方もおられるのはないかと思いますが、今週や過去のサプリメントの兵部の台詞から考えても、パンドラメンバーの「転校」はあくまで今後の彼らの遠大な行動への布石と捉えた方が良さそう。今後しばらくは、澪達パンドラメンバーが学校に居座ることで様々な事件が起こるような形で話が進むのではないのでしょうか。
 そして今週の引き方を見る限り、今回のエピソードの焦点はパンドラ対ファントムドーターになりそうな感じ。最終的には「フェザー」をも巻き込む形でドタバタするかも知れませんが、とりあえずは悠理が澪の上履きに画鋲を入れたりとか、そういうベタなネタが出てくることを期待したいです。

 後は比較的どうでもいいことですが、パンドラメンバーの中ではパティがダントツでクラスメートからモテそうだと思いました。男の子向けマンガに偏見なく興味を持ってくれる女子の存在は、この年代のオタク男子にとっては理想そのものですよね。ですよね。
 後はどこまでパティの腐妄想を許容できるのか、クラスのオタク男子達の懐の広さが試されること請け合いです。そんなエピソードが出てくるかどうかは不明ですが(多分ない)。

 澪は黙って「お嬢様」を演じていられればそれなりにモテそうなのですが、黙らないので無理でしょう。とりあえずは小学生編同様、隣の席の東野にちょっかいだしてちさとちゃんに嫉妬される役回りになりそう。
 あと、カガリが女子からモテてるのはちょっと意外。椎名先生のマンガで男性キャラが無条件にモテるだなんて珍しくないですか(偏見)。こちらも、モテるカガリを見てカズラが嫉妬するパターンになるのでしょうか。


バレットは「いい思い出」どころかトラウマになったんじゃないかと心配なサンデー48号絶チル感想

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 「抱き癖が付くので赤ん坊の抱っこのし過ぎはよくない」は昔の育児論で、「親子の愛情を育む意味でも積極的に抱っこして良い」が今のトレンドですよね?(挨拶)

 サプリメントは本編の前触れ的な使われ方をされる時があるので(「ザ・リトル・マイス」とか)、もしかしたらインパラヘン王国のその後やパンドラの真木達の過去話も、いずれ触れられることがあるのかも知れませんね。パンドラメンバーの過去話が読めるのは同人誌でだけだと思っていたので、もしオフィシャルで昔の話が読めるなら嬉しいです。

 本編の方は様々なカップルが出て来ましたが、個人的に一番面白かったのは葵とバレットのカップル。要するに葵がひどいです(褒め言葉)。自分達の前に皆本と薫がいることにバレットより先に気付く直感力、「『葵ちゃん』て呼んでくれたらそれでかまへん」とか可愛らしく言ってたその1ページ後に「上官には『どの』をつけろー!」とバレットに命令する豹変ぶりは、ついに葵にも「光速の女神」の鱗片が現れたのかと思われるに十分な迫力でした。当初は優等生キャラだった葵も、すっかりおかしなキャラに…(褒め言葉)。
 ただまあ、その鱗片が皆本と薫の関係への嫉妬に向いている分には世界は平和なので、皆本には今後も世界の平和のために葵と紫穂の恨みを受けて胃潰瘍になって頂きたいですね(ひどい)。

 そしてその皆本ですが、よりによって(非常に遠回しな表現で自分への好意を伝えている)薫の前で別の女の話をし出してしまうというボンクラっぷりを発揮、せっかく良い雰囲気だったのに逆に薫に対して「皆本はフェザーに惹かれているのではないか」という疑惑を受け付ける結果になってしまいました。
 今の薫は徐々に大人の階段上り気味になってるおませさんなので、この疑惑はちょっと後を引きそうというか、今後の展開に影響を及ぼしかねないなと思いました。こちらも世界の平和のためには何とか誤解を解いて欲しいところなのですが、でも今の皆本だとやっぱりダメかも知れません。色男がボンクラだと本当に始末に負えませんね(ひどい)。

 小鹿主任の谷崎に対するアレは一夜限りの過ちという言い方でいいのでしょうか。


谷崎主任の肉体って鍛えられていて格好いいはずなのですがサンデー47号絶チル感想

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 お久しぶりです。
 諸般の事情で遅くなりましたが、サンデー47号の絶チル感想です。

 今回の「湖のひみつ」エピソードそのものはもう一話だけ続くみたいですが、メインの話は今回で終わり。このエピソードをひと言で要約すると男性陣ちんこ祭りとなることは、もはや論を待たないと思われます。前回の露天風呂でフルチン騒ぎに引き続き、今回は巨大化した谷崎主任の巨大ちんこが登場、そのあまりの神々しさに現役女子大生のナオミちゃんも思わず(以下略)みたいな展開に。
 今回も谷崎主任のちんこは残念ながら「禁」マークでガードされていましたが、DVD収録時には外れているものと思われます。楽しみですね(楽しみなのか)。

 ただ正確には、今回の巨大化谷崎主任はあくまで「ザ・リトル・マイス」の幸生少年が催眠能力で創り出した幻影ということになっているので、あのちんこは本当の谷崎主任のものとは形状その他が異なる可能性が高いのかも知れません。彼が谷崎主任の正確なちんこをイメージできるくらい主任の体を熟知しているのであればそれはそれでなのですが、生粋のシスコンである幸生に限ってそういうことはなさそう(どういうことだ)。なので、今回うっかり谷崎主任のちんこを見ちゃったナオミちゃんと薫は、「あれは本物の谷崎主任ちんこではない」ことを理解して立ち直って欲しいものです。

 にしても、幸生の生粋のシスコンっぷりというか変態っぷりは清々しいです。気に入りました。もっと雪乃に痛めつけられるがいいと思います。彼は物理的に雪乃にいたぶられると快感に変わるみたいなので、今度は放置プレイとかそういう方面で精神的にいたぶったら幸生がどのような反応を示すのか、ぜひ実験して欲しいですね。

 あと、今回の「湖のひみつ」エピソードではティムが色々と活躍していたのが印象に残ります。無論ダメな方にですが。
 今回出て来たチルドレンのデコイを使った変形ギミックは、明らかに変形前と変形後で質量が違っているのが気になるところですが、彼の能力はあくまでオモチャをベースにした催眠能力によって無茶な変形ギミックを見ている人に納得させることを可能にするものであるため、我々読者としても「あれはああいう変形をするものなのだ」と納得するべきものではないかと思い直しました。
 今回は賢木に「最初から合体した状態で呼べよ」と突っ込まれてましたけど、彼の能力を考えると「オモチャのお約束」を踏まないと合体とか変形とかできないと思われるので、これはこれで致し方ないところです。

 そしてティムの体付きの件ですが、バレットや明と比べると体格的には華奢なものの、全裸になっても常に首にチョーカー(首輪)を身に付けていたため、エロさ加減ではこの三人の中ではダントツだったと思います。というか、首輪のおかげでパンツ履いててもエロいッスよね彼。首輪すげえ(感想)。

 そして次回は何か、温泉に引き続いての定番ネタである肝試しエピソードに突入する模様。初音が明を食ったり、小鹿主任が谷崎主任を食ったりする展開はあり得るのか。そして皆本は今回は誰に食われるのか。
 続きは寝て起きてサンデー買って読みたいと思います。


サンデー46号絶チル感想縮小版

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 サンデー46号のサプリメントのアオリを書いた編集者は、「MISTERジパング」の男湯エピソードを読んで猛省するべき(挨拶)。

 今回は男性陣ちんこ祭りの回でした。誌面掲載時は不自然な湯気や「禁」マークなどで湯気アニメの如くガードされていた男性陣のちんこですが、多分DVD収録時にはクリアになって収録されるモノと期待されます。
 しかし、よりによって賢木がパンツを履いていたと知ってガッカリです。賢木はナオミちゃんや小鹿主任といった大人の女性陣相手でも余裕でフルチンかましてくれるナイスガイだと思っていたのに! 裏切られた! 肝心な時に露出できない賢木のちんこなんてもげてしまえばいいと思うよ!(感想か?)
 そして、そんなちんこ祭りなボンクラな男共をパンツ持って来て虜にする皆本は流石というか、男にも女にもモテモテなみんなのヒロイン的な立場に立ってるキャラは、やはり細やかな気遣いができるものなのね。そりゃフェザーにもモテる訳だわ。

 最後に出て来た霧の化け物はいわゆる「ブロッケンの妖怪」の類と思われ、かつナオミちゃんが悶絶したとこを見ると正体はほぼ自明だとは思うのですが、その正体は寝て起きたら買えるサンデーを買って確認したい所存です。


「ララ」と言えばおジャ魔女どれみの使い魔だった世代の俺が来ましたよ?サンデー45号絶チル感想

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 今回のサプリメント2本目4コマ目でパティが持っている本は「MISTERジパング」の文庫版3巻ですよね?(挨拶)

 もしパティが「MISTERジパング」を読んでいたとしたら、最終的にどんなカップリングにたどり着くのか気になるところです。スタンダードに信長×日吉? それとも日吉×信長? 確かこの前「下克上」って書かれた袋を持って池袋にいたはずなので、光秀×信長もあり? 兵部と皆本のライバル萌えができることを考えると信玄×信長ってのもあり得ますし、兵部のやんちゃさに苦労している真木に萌えられるのであれば一益×信長もあり得ます。気になりますね(ならない方がいい気もするが)。

 「MISTERジパング」は、「絶対可憐チルドレン」と同じく「予知された未来を覆して自分たちが未来を創る」というテーマを扱った作品なので、貴方が腐っているかどうかに関わらず「絶チル」が好きなら読んでおいても損はないかと思います。ここだけマジです。他は全て冗談です。

 そして今回の「絶チル」ですが、とにもかくにも「To LOVEる」の矢吹先生がララ描いちゃったの件がネットで話題になったことが印象的でした。作者の公式発表では微妙に誰がこれを描いたかをボカしていますが、わざわざララのコマの横に「←本物。」と書くことで読者の突っ込みを誘う用意周到さからして、椎名先生はよっぽどララ描いてもらったのが嬉しかったんだと思います。
 あと、このポスターに対して紫穂が「ていうかいいのかこれ。」と突っ込んでいたり、ポスターを堂々と破いているのは、アニメ版「絶チル」での紫穂の声優さんがアニメ版「To LOVEる」のララと一緒(=戸松遥さん)だからでしょう。紫穂はララネタに突っ込みを入れられる特権的な立場にあるのです。
 にしても、前にサプリメントで薫がララの真似して紫穂にブッ叩かれるネタの時や、賢木が「このゲーム、読み込んでいるなッ!」と叫んだジョジョネタの時もそうでしたけど、ジャンプの人気作品をパロディにするとネットで話題になりやすいですね。やっぱりみんなジャンプが大好きなんだなあ、と改めて思いました。

 今回の他の突っ込みどころと言えば、チルドレンに迫られて過剰に緊張してるティムバレコンビがとても可哀想でした。彼らは生身の女の子とどう付き合って良いのかよく判ってないので、こういうハードな接触されるとパニックになってしまうのも致し方ないところではあります。とりあえずゲージが振り切れて「この子もしかしてオレに気があるんじゃ!?」まで行ってしまう、思春期にありがちな妄想を抱くところまで行かなかっただけでも良しとしたいところ。
 しかし、バレットはともかくティムは普段チルドレンの影武者としてクラスの女子達と(ロボ越しで)接触しているはずなのでいくらか免疫があっても良さそうなものですが、やっぱり生身で触れられるのは違うということなのでしょうか。
 あと明は、やっぱりさっさと初音に狩られてしまう以外の選択肢がなさ過ぎます。「いやああああああー!」ってそれどこの乙女(=皆本)ですか君。

 そして、小鹿主任とナオミちゃんに確実にちんこ見られてるはずなのに全く動じていない賢木が、妙に格好いいです。流石プレイボーイは違う(ちんこが)。
 彼は体張って皆本不在のキャンプを盛り上げようとしてますね。偉いなあ。


ティム君、それは百合じゃない。サンデー44号絶チル感想

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 「あれでいいなら一刻も早く! 食っちゃって下さい!
 いやマジな話、谷崎主任は結婚相手としては決して悪くないとは思います。高給取りの公務員なのでこのご時世でも家庭の生活は安定しそうですし、何より本人が子どもに対して教育熱心なので、子煩悩かつ躾がちゃんとできる良いパパになれそう。現実的な視線で観れば、彼は結婚相手としては理想の男性ではないのでしょうか。相手があの谷崎主任でなければ
 どうして谷崎主任は、あんな残念な谷崎主任になっちゃったんでしょうね。

 そして本編の方は、チルドレン達のプレッシャーに負けて倒れた皆本亡き後のバベルエスパー少年達(特徴:総じてボンクラ)のリーダーとなった賢木が、「夏の思い出…欲しくねーか?」と焚き付けてキャンプで女性陣口説こうぜみたいな流れに持って行く話に。
 確かに男性の視点からすれば、キャンプでこういう体育会系的かつ肉食系なノリの行動に走るのは当然と言えば当然なのでしょうが、しかしこのマンガは彼らには残念ながら女性陣の方が総じて強い「絶対可憐チルドレン」であり、作者の椎名先生も体育会系大嫌いを標榜する人物な上に「夜のキャンプ場で男女がいちゃついていると死ぬ」系のホラー映画が大好きと来ているので、まかり間違いなく賢木の思惑は失敗します(決めつけ)。

 というか、皆本が個室で倒れて寝ている現在の状況を考えると、他の男性陣がどう行動しようが女性陣の攻略目標となるのが皆本になるのは、もはや決定事項です。あの皆本が無防備で寝ているからには、寝込みを襲われないはずがありません。よって、この夜の最大の焦点は「皆本を狩るのはいったい誰になるのか」になることは必至。チルドレン同士の駆け引きは当然のこととして、ナオミちゃんがこの争奪戦に参加するのか否か、個人的には気になります。
 なお、おそらくこの騒ぎの唯一の例外となるのは明と初音のザ・ハウンドコンビで、このコンビは間違いなくこの夜に明が初音に狩られますね(決めつけ)。明は既に初音以外の選択肢はないので、さっさと初音に狩られて年貢を納めて欲しいと思います。

 あと初音と言えば、「汗を舐めると分泌されている物質から体調が判る」という新しい特性は面白いですね。色々と応用が利きそう。勿論エロい方に。
 初音も何だかんだですっかりナイスバディな肉食系女子(文字通りの意味で)に育ちましたが、二次元と三次元の区別がついていないバレットからでさえも「動物は論外」と言われてしまうくらいの獣臭を漂わせている模様。もしかしたら、初音も既に残念な子なの?


今週は休刊なので感想が一週遅れても何ともないぜ的サンデー42+43号絶チル感想

 今更の話題になりますが、大阪紀伊國屋書店で行われた椎名先生のサイン会は、好評のうちに無事終わったようで何よりでした。会場の詳しい様子などについては、こちらの感想掲示板に参加された皆さまがコメントを寄せて下さっている(ありがとうございます!)ので、そちらを参照して下さい。
 今回は当選者の選択の仕方から転売屋対策に至るまで、全体的に東京大会の実績を踏まえて運営が改善されている印象を受けました。関係者の皆さま、本当におつかれさまでした。

 展示会そのものも、開催された店舗が違う(東京はゲーマーズ秋葉原店)こともあってか、東京会場とは雰囲気がかなり違ったみたいですね。大阪行ってみたかったなあ。家からだと大阪はさすがに遠いからなあ。現実世界に葵がいないのが悔やまれます。

 以下、サンデー42+43号の感想。

絶対可憐チルドレン

 話の方は、今回から夏期休暇キャンプ旅行編開始。「フェザー」にキスされて唇を奪われた皆本に嫉妬してヤンデレキャラ化した薫の怒りを鎮めるために皆本が旅行プランを作成したものの、「人数が多い方がチルドレンも喜ぶ」という全く見当違いの見込みを立ててしまったため、怒りを鎮めるどころか祟られる勢いになってしまったというアレな展開に。
 今回は何か賢木まで巻き込まれているみたいですが、皆本が女心を全く理解できないことは既に「試験に出る超能力」編の最後で賢木が皆本に恋の課外授業を化した時に判っているはずなので、その辺もうちょっと事前にフォローできなかったのか? という気もするのですが、まあここまで巻き込まれてしまったらもはや手遅れなので、もうこうなったら皆本と一緒に爆発するしかないですね。ご愁傷様です。
 あと個人的には、この騒動に巻き込まれてしまったティムバレコンビがもの凄く可哀想です。何か彼らもう死んじゃいそう。彼らがもしこの過酷なキャンプを生き延びて生還できたとしても、「女はおっかねえ」というトラウマを仕込まれて更に二次元に逃避しかねません。がんばれ(何)。

 とりあえず今回のエピソードは皆本があの時の事情を説明して薫の怒りを解くことが必至というか、そうじゃないと皆本を含めた周囲のキャラが死ぬこと必至なのですが、でも皆本のボンクラっぷりは並大抵ではないので多分無理だと思います。

 あと前回のまとめパートでは、悠理が薫達への友情のためにここに居たいという意志を持ったことが改めて提示されたこと、そしてそれに対して「薫にレアメタルを渡してオーバーブーストのデータを得る」今回の作戦に失敗したことでユーリがまずい立場に立たされたことが、今後の展開に対して留意するべき点でしょう。
 役に立たないと判断すれば例え「黒い幽霊の娘」を自称するユーリであろうとも切り捨てようとするブラックファントムのおじさま(個人的コードネーム:バビッチ佐野)の腹黒さがステキ。いつかその姿を表して皆本と対決する暁には、パティにおじさま×皆本のカップリング妄想をしてもらえるくらいの格好良さを期待したいです。


来世ではオレも女子になって女の友情を育んでいきたいと思ったサンデー41号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 それはともかく、皆本ってコーヒーの入った紙コップの持ち方が独特ですよね?(挨拶)
 そういうアレで、今更ですがサンデー41号の感想です。

 今回は、とにかく悠理の「私は薫ちゃんが大好き!」に尽きます。初めてこの回の「絶チル」を読んだ時は、正直唸らされました。
 勿論「薫に抱きつく悠理がエロい」とかそういう性的な意味で唸ったのでは決してなく、今回の話の落としどころを此処に絞って来たかー、という意味でです。

 「フェザー」の正体は結局今回は判らずじまいでしたけど、その「フェザー」は悠理という人格をミラージュ・ファントムから自由にさせる意志を持っているということは、今回のエピソードで明確になりました。
 フェザーというのは「羽」という意味ですが、このマンガにおける羽は(チルドレンのトリプルブースト時の演出時にも「天使の羽」が出て来ることからも判るように)エスパーが「何処にでも行けて、何にでもなれる自由意志の象徴という意味合いを持っているものと解釈できます。ブラックファントムに心身共に囚われている悠理を、フェザーは「解放」しようとしているのでしょう。
 ですので、今回悠理が自分の意志で「薫を好きだ」と言ったことは、非常に大きいです。彼女は自分自身の意志を、おそらく初めて表現することができたのです。自分の意志を持った彼女は、その意志を実現させるための「自由」を渇望し始めることでしょう。

 おそらく今後、フェザーとミラージュ・ファントムによる悠理の争奪戦は、(フェザーが惚れ込んだ)皆本を巻き込む形で更に発展していくのではないのでしょうか。皆本もまたやっかいな女性に惚れられてしまったものですが、まあ彼はそういう運命なので致し方ないですね。「大いなる力には大いなる責任が伴う」理論により、モテる男は自分がモテることに対しても責任を取らなければいけないのです。

 あと今回の薫の私服を初めて見た時は、普段着にしては随分とパンクな格好だなあと思っていたら、最後の方でクラウザーさんのマスクを被って登場→そのままガールズバンドのボーカルに、という流れになったので納得。
 そして「Strings」の歌詞は、「Over the Future」のポジティブな側面を更に拡張したような、明るく楽しい曲という印象です。コードも載っているので、実際にコードに併せて歌ってみた人が日本に五人くらいいるはず。もし「Strings」のフルコーラスが掲載される日が来たら、ぜひ「ニコニコ動画」などで公開して下さい。中学生女子で構成されたガールズバンドなら完璧です。