絶対可憐チルドレン一覧

サンデー13号絶チル感想(羅列版)

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです。
 諸般の事情で今週は時間がない+感想をじっくり書ける心理状態ではない都合で、サンデー13号を読んだ時に浮かんだ事柄を列挙するに止めます。

  • ユーリとミラージュが同一人格であることが改めて確認できたのは良かった。この辺時々あやふやだったので。
  • ナイはまだ八歳なので、手を出すと犯罪ですよフェザーさん。
  • 私はもう昔の私じゃない!」と言ったということは、ユーリが自分をかつて洗脳した人物であることをパティは何となく判っていたのかも知れない。
  • ティムならいつか5体以上の人形を操作して、例のダンスをやらかせると思うので頑張って欲しいです。
  • ウチにもそーゆーの得意な人いるから」→フィギィア現人神・九具津とティムの対決ネタが仕込まれたと判断。サプリメントでいいからやって欲しい所存。
  • 悠理が友達を見て流した涙は、前回のユーリがナイを身を張って守った時に流した涙に通じていると感じた。孤独なユーリと大好きな友達に囲まれた悠理。
  • あと、悠理もファントムも薫が好きなんだから、後はユーリが薫を好きになれば「薫ラヴ」を核として人格が融合できませんか? とか思ったが、悠理とファントムでは薫に対する愛し方が全然違う(悠理:誘い受け・ファントム:ヘタレ攻め)ので、属性的には融合するの難しそうだと思った。
  • キミそーゆうの多いヨ?」それが皆本のいつもの仕事ですよ局長。
  • 常日頃から俺たちがきたえてやったおかげだネ♥」チルドレンはともかく、賢木も普段から超能力で皆本を攻めてるのか。
  • 紫穂がフェザーを捕獲できたのは、兵部の介入のおかげだったという形に。あのフェザーが紫穂のワイヤーガンの前に無力だったのは、「キミそーゆうの多いヨ?」なアレで縛られ慣れてる皆本の体に宿っていたので、体が勝手に無抵抗になったという仮説。皆本すごいな(間違い)。
  • そして、レアメタルに宿ったフェザーが捕獲されて「キャットウォーカー」編は終了。兵部は自分が予測している未来以外の「未来」が来ることに強い警戒感を抱いているように見える。

ブーストって途中で中断できるんだと思ったサンデー12号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 水に浸かるとダメになる設定のカガリを見て、俺の中のパティさんが「これはこれで!」とオッケーを出しました(挨拶)。
 というか、葉はカガリにあんまりかまっていると誤解されると思います。俺の中のパティさんに。

 以下、今週号の感想。

キャット・ウォーカー(5) あらすじ:

 「フェザー」に体を操られていた皆本が再び自分の体のコントロールを取り戻し、ついに(「黒い幽霊」の思惑通りに)ブースト発動。ブースト喰らって洗脳解けると、仕掛けられた爆弾が爆発してナイが死んじゃう! 長い同居生活を経て、既に自分のナイへの愛を自覚していた(推定)ユーリは、思わずブーストの光の中へとナイを庇うために飛び出す。ブースト中にフェザーが再び皆本のコントロールを奪取してブーストを中断したこともあり、何とかユーリはナイを連れて戦線を離脱することに成功。
 ユーリの行動は専門用語で言うところの「かばうコマンド」であり、もしこれが「サクラ大戦」シリーズだったらナイのユーリに対する好感度が更にアップしたりするところなのだが、これは「絶対可憐チルドレン」なのでそういうイベントは発生しなかった。しかし洗脳が解けなかったナイには、自分を庇ったユーリが流した涙の意味を、そしてその涙を見て自分に湧き上がった感情の意味を、まだ理解できなかったのであった。

 一方、皆本の中にフェザーがいることに気づいた紫穂は、コミックス20巻に出てきたワイヤーガンで皆本を捕獲。縛られたポーズがちょっとエロいのは、流石縛られ慣れてる皆本と言うしかない。続く。

 「絶チル」のオーバーブーストのシーンは毎回表現が妙にエロチックになっており、ストーリー上のクライマックスであると同時に読者サービス回でもあるという感を呈して来ていますが、対パティ以来久しぶりとなったブースト発動の今回は、「薫の念波の出力がこれまで以上に高い」という合法的な理由もあってかこれまで以上に表現がパワーアップしていたように思えます。勿論性的な意味で。

 個人的には、「は…う…ん!!」って喘ぎながら快感に耐えてるようにしか見えない葵と、ブーストの光の中で紅潮しながら恍惚とした表情を浮かべているユーリが良かったです。
 あとエロいと言えば、体のコントロールを皆本に一時的に奪われたフェザーが「さっすがミナモト!まさか途中で主導権を取り返されるとは…」って照れながら言ってますが、これはもう事後のピロートークにしか聞こえません。フェザーは「未来」から来たことになってますけど、未来でもヤッてたんですかねこの二人(ヤるとか言うな)。
 またおなじみのパンチラ面では、薫に付いていた昆虫型のレアメタルが逃げる時の描写がちゃんと薫のパンツが見えるアングルになってるのに感心しました。金属の分際なのにわきまえていらっしゃる。さすがです。

 そして、今回の最後で皆本というかフェザーがついに紫穂に捕まってしまいました。普段のウブでネンネな皆本であれば紫穂にメロメロにされてしまう(精神的に)んでしょうけど、中身が百戦錬磨っぽいフェザーなので、紫穂としても油断は禁物です。経験のフェザーか技の紫穂か。この勝負の行方や如何に。次回が楽しみです。

 なんか今回はユーリの心理変化の面でとても重要なエピソードだったはずなのに、結局まともな感想をまったく書いていない気がしますがおわります。


私もそろそろ幼女を抱っこして「お父様」と呼ばれたいお年頃のサンデー11号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「神出鬼没に現れて攻撃してくる」敵キャラとして思い浮かぶのが、昔タイトーが出していたシューティングゲーム「メタルブラック」の5面ボスである私ですが、皆さんどこまで判ってもらえるでしょうか?(挨拶)

 以下、サンデー11号の「絶チル」の感想です。

キャット・ウォーカー(4)あらすじ:

 「フェザー」に意識を乗っ取られた皆本は、いつもの「やさしいお兄さん」風の皆本とは違った、ちょっと腹黒な雰囲気のダーティー皆本に大変身。それに伴って属性もチェンジ、「ユーリ」を精神的に追い詰めるためにナイをぎりぎりまで痛めつける指示を出す皆本は、さながら鬼畜攻めの様相を呈して来た。兵部が化けた皆本にはドギマギするチルドレン達も、今のダーティー皆本にはドン引き気味な様子。「ナイもあなたも、誰かの道具なんかじゃない!」ってことをユーリに伝えるために皆本を道具として使うフェザーさんは、やっぱ半端ない。

 しかし、その可哀想なナイも薫のサイキックで押さえつけていないと、スカートの影から出てきて服を切り裂いたりしてやんちゃが止まらない。影があるところなら、どこにでもテレポートできるのが大変にやっかいだ。「影」を失くし、ナイの接近を防ぐには、やはりスカートを脱ぐしかないのか。一度スカートを脱がされていつものクレバーさを失っている紫穂が、この事実を事実として受け入れることはできるのか。続く。

 ナイの能力は「影」を媒体にする必要があるので、媒体を必要とせずに部分テレポートが可能な澪の能力にはやや利便性で劣るものの、強力なものであることには代わりありません。自分の体で影を作って葵の帽子から腕を出してナイフで攻撃して来たシーンは、彼女の能力の強力さというか凶悪さを示すのに十分な描写でしょう。
 ここまで強いと、なんだか彼女はここで使い捨てるのが勿体ないくらいの能力の持ち主なような気がしてきました。スカートから飛び出て服だけを切り裂いて「ニャー」と叫びながら去っていく幼女だなんて、悪の怪人としてはキャラが立ちまくってると思います。ナイが幼女だからこそギリギリでシャレで済まされるくらいのヤバさです。幼女でなかったら間違いなく変態
 個人的には、「はじめてのあく」に登場してキョーコの服を切り裂いてほしいくらいの逸材です。個性的な戦闘員を使い捨ててしまうのは、悪の組織の悪い癖ですよね。

 一方、既にナイにメロメロになっている(オレの中での確定事項)ユーリは、このままではナイを失ってしまうという現実と、悪の組織の娘としての「お父様」への愛との間で葛藤の真っ最中であり、ついカッとなって「ファントム」の幻の首を締めてしまうくらいにまで精神的に追い詰められている様子。
 薫の手にすら余るナイを止められるのはおそらくユーリだけなので、彼女がナイへの愛が「お父様」へのソレに打ち勝てるか否か、そこがこのエピソードの落としどころなのではないかと思いました。

少年漫画では死闘を演じるとキャラが満身創痍になるわけですが、ウチの子はみんなまだ嫁入り前の女の子ですし、傷が残ったりするのも心配です。

 というわけで演出上、主に服をボロボロにしたり、恥ずかしい思いをさせたりしてます(笑)。けしてエッチな気持ちで描いているわけでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、細かいことは気にするな。

これは四次元ポケットです :週刊少年サンデー10/12号: 完成原稿速報・ブログ版

 あとこの椎名先生のコメントを読んで、そう言えば「絶チル」は子供達が直接的な暴力を受ける描写というのが極力オミットされているよな、と思いました。紫穂がスカート剥がされて恥ずかしそうにシャツを伸ばしているのも作者の愛情の標。多分。


大砲の原理で爆発物を処理するシーンは学習マンガのようで微笑ましかったサンデー10号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 如何なる悩みもセックスすれば万事解決するのはエロマンガの世界だけッスよ不二子先生(マジレス)。

 遅ればせながらサンデー10号の感想です。

キャットウォーカー(3) あらすじ:
 精神体である「フェザー」は影の中を自在に移動できる能力を持つナイを媒体にして皆本に接近、彼を暗がりに引きずり込んであんなことやそんなことをしようとする一方、我らが葵はテレポーターの本能である空間認識能力をフル活用して皆本の純潔を守るために対抗。皆本を巡る勝負は葵が勝利をおさめたかに思われた。
 しかし「フェザー」は隙を突いて皆本にあんなことをしてしまったらしく、皆本は自分の中の「フェザー」を感じちゃってドクンドクンし始めちゃったりして何か大変なことに。どうなる皆本の肉体。続く。
 それにしても、女の子に入れられちゃうだなんて皆本はどこまでも受け体質ですよね。

 「フェザー」が皆本の邪魔をする狙いは、おそらくは頭に爆弾を仕掛けられているためにオーバーブーストを食らうと爆発して死んじゃうナイを救うことにあるのではないかと思われます。ただ、ナイを止めて爆弾を始末しないと今度はガス爆発が起こってナイどころかみんな死んじゃうので、そのさじ加減が難しいところ。
 そんな「フェザー」の意図を皆本が認識できればおそらく皆本もナイを救うために協力するにやぶさかではないと思われるので、皆本の中に入った(性的な意味ではなく)フェザーがどう皆本にアプローチをかけるかが次回以降の見所でしょうか。

 しかし、あえて書くことでもないとは思うのですが、皆本はまた今回もきっちりさらわれましたね。しかも今回はフェザーに中に入られちゃうとか、たいそうエロいです。あと、葵に地中から引き上げられてゲホゲホやってる姿もエロかったです。皆本のお姫様体質も、ますます磨きがかかってきました。楽しみです

 そして今回のアクション面での実質的な主役は、ナイの能力に唯一対抗できる能力を持つ葵でした。それはそれで良かったのですが、前回あれだけその存在をアピールした薫に観られるために履いてるパンツがあんまりチラチラしなかったのだけは残念です。
 結果的に、パンチラの表面積が一番大きかったのは葵にパンツ剥がされた紫穂だったというオチは意外(意外?)。


つまり、葵は薫に見られるためのパンツを自分で選んでいるということですか?サンデー9号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

あらすじ:
 今回はナイがチルドレン相手に自爆覚悟のガチバトルを仕掛ける展開一直線になるかと思いきや、今回もまた前回に引き続いて「フェザー」が介入、今度は皆本の指揮の邪魔をし出して事態は流動的に。フェザーはまるで皆本にちょっかい出したくて仕方がない子供の様にも見えませんか(←あらすじ?)。
 その一方、ユーリは自分が施した洗脳を解かれてから人生を謳歌している(やおい妄想で)パティを眺めつつ、「生きるって何?」という哲学的思索に耽る境地に達しつつあったのであった。続く。

 生きるとは何か。ユーリが自分に投げかけたプリミティブな問いは、古来から様々な宗教や哲学、そして視聴者に『何の為に生まれて、何をして生きるのか?』と常に問いかけを行う「アンパンマンのマーチ」に到るまで、実に様々な人々が挑んできた非常に深淵かつ根源的なものです。とりあえず、悩み多き思春期には一度悩んでおいて損はないテーマであると言えましょう。
 大人になると、割と生きてることそのものがどうでもよくなりますからね(ダメ)。

 その辺はともかくとしても、エスパーを人間であると捉えず、常に道具として扱ってきた「黒い幽霊」の組織の一員であるユーリが、斯様な問いを発することができるレベルまで到達する程にまで人間性を回復したことは、目をみはるべき事ではないかと思いました。
 「悠理」の人格が薫たちと友達として交流するうちにユーリ達とは違う独自の自我を獲得していったことが、本来の「ユーリ」の人格にも影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。

 しかし、ユーリがその境地に達するきっかけを作ったのが、「何の為に生まれて、何をして生きるのか?」という問いに対して「アニメやマンガでやおい妄想」とハキハキと答えられるリアルバウト腐女子であるところのパティであるところが、まあ何というかこのマンガらしいと言えばらしいです。
 そのパティのキャラ紹介の欄には「腐女子化進行中」と書かれていますが、彼女はアレでまだ進行中なのでしょうか。中学生にしてはかなり出来すぎてると思うのですが、まだまだ腐る余地は十分にあるということなのか。パティの今後にも注目です。

 あと、最近は「『フェザー』の正体」についての考察を、ネットで時折見かけるようになりました。「未来」の薫が何らかの形で関わっているのは多分間違いないと思うのですが、皆本のことを「ミナモト」とカタカナで呼称してることを考えると、フェザーは純粋に薫の意志の産物だけではないような気がします。
 皆本を「ミナモト」と呼ぶキャラと言えばケンメアリーが真っ先に思い浮かびますけど、まさか彼らの意志がフェザーに宿っていたりするのでしょうか?(頑張って曲解してみた)


サンデー8号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 精神的な余裕が戻って来たので、遅ればせながら先週と今週の「絶チル」の感想を書きました。
 マンガの感想書いてると心が癒されますね。感想ヒーリング。

 キャットウォーカー(1) あらすじ:そんなアレで、チルドレンのトリプルブーストを受けて洗脳の解けたパティ達があまりに残念なことになっていることを危惧した「黒い幽霊」は、トリプルブーストを解析するための餌となるナイに対しては「洗脳が解けて残念なことになる前に自爆する」仕掛けを施していたのであった。なんてひどいことを。そんなオタクが嫌いなのか。

 今回の「黒い幽霊」の行動は、ユーリがナイに対して情が移っていることを見越した上での自爆処置っぽさを臭わせてますね。ナイを使ってユーリの「忠誠」を試す意図を感じます。ブースト解析用レアメタルのペンダントも脚が生えて自走して勝手に薫にとりつくという地味に気味の悪い仕様と併せ、ここまでわかりやすく邪悪なことをされるとグッと来ます(マゾ)。
 ユーリとナイの関係の深化の描写は、本編よりはむしろ「サプリメント」の方で取り上げられていた印象が強いです。悠理が用意した猫用の小窓を通り抜けようとしてパンツ見せながらもんどり打つナイとか可愛かったですよね。そりゃユーリも情が移るというものですよ。オレがユーリなら萌えてる。

 ただ個人的には、ナイはもし仮に無事洗脳が解けたとしても、いわゆるパティみたいに残念なことにはならず、なんか普通に異性同性動物に関わらずモテて社会性を回復できそうなポテンシャルを持ってる感じがします。いやまあ、「黒い幽霊」にとっての残念なこととは、決してオタク趣味に目覚めることではなくて、超能力者が道具ではなく人間として生きる気力を得ることであることは把握していますが。
 むしろ、ユーリがナイに対して百合姫ワイルドローズ的な感情を抱いてドギマギしてしまう方のが個人的には萌えるので、ぜひその方向性を検討して頂きたい所存です。誰かに。

 そういやユーリに対してトリブルブーストをしかけたら、何が起こるんでしょうか。分裂していた人格が融合するとか、逆にフェザーが顕在化するとかあるんでしょうか。


サンデー7号絶チル感想

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 謎の転校生(8) あらすじ:フェザーの「事前介入」によって、カガリが超能力を使ったことでトラブルが発生して色々禍根が巻き起こるという「未来」を回避。パティはカガリ×東野を妄想して鼻血を垂らすが、個人的にはむしろ警官のコスプレをしつつ皆本の頭を嬉しそうに小突いている賢木の姿を観て鼻血を垂らして欲しかったところ。

 炎を操る超能力者は超能力バトルマンガとかゲームとかだと大抵主役級なので、カガリも出るマンガを間違えさえしなければ序盤の妄想バトル的な大活躍をして女の子(ただし趣味はパティと一緒)からモテモテになったりすることもあったのかも知れませんが、既に出るマンガを間違えているのでその辺はご愁傷さまです。

 ストーリーとしては、無頼を気取っていたカガリが「超能力を持っておらずケンカも強くないのにも関わらず、友達を守るために不良に立ち向かう」東野の姿を見て、本当の強さとは何たるかを知る――という形。これはかつての「ガール・フレンズ」編で、葵や紫穂のボーイフレンドがバベルの武装チーム相手に果敢に立ち向かった姿を見た薫が感銘を受けたエピソードと、基本的な構造は一緒ですね。
 薫にとっては、かつて自分が知った「本当の強さ」を、同じようなプロセスを経てカガリが知ることに至ったこと、そして東野が「本当の強さ」を持ち合わせる男の子だったことが嬉しかったんでしょう。「あんたたち…大好き!!」のコマを見て、そんなことを感じました。いい話だ。

 そして、そんなカガリと東野の綺麗な関係も、パティのフィルタを通して見るとカガリ×東野になってしまう訳ですよ。まあ自分も「この二人の関係は東野×カガリではなくカガリ×東野だよな」とか瞬間的に思ってしまったのでアレなのですが。仮にもチームメイトであるカガリをも掛け算の対象にしてしまうパティは、「残念」呼ばわりされるのも致し方ないのかも知れません。

 最期のヤクザ映画のパロディみたいな兵部の落とし前シーンは、「そういや椎名先生はヤクザ映画も好きだったんだっけ」とか思いました。兵部はこういう悪戯させるとホントに伸び伸びしているように見えます。冒頭のサプリメントの連絡網で長電話しかり。


連載200回達成記念・サンデー2010年6号絶チル感想(ただし一週遅れ)

絶対可憐チルドレン

 連載200回到達、およびOVA発売決定おめでとうございます!(一週間遅れ挨拶)

 にしてもOVAの制作決定の発表は(昨年末から噂は流れていたとはいえ)ちょっとビックリです。アニメ版絶チルサイトに掲載されていた平野綾さんの「絶チルはまだまだ終わりません!」というコメントが真実になる日がまさか本当に来るとは。アニメ版のDVDやCDを購入したり携帯サイトに登録したりしてアニメ版を支えて来た、熱心なファンの皆さんの尽力が実った形だと思います。
 今回は基本的にはオリジナルストーリーだそうですが、伝説のテレ東規制のないOVAなので、やはりそういう描写が原作レベルかそれ以上に踏み込んだものになることを期待していきたいです。具体的にはパンツ解禁。多分チルドレンやナオミちゃんのスカートを不自然な形でローアングル視点から頻繁に描写したり、皆本のズボンが不自然な形で頻繁にずり落ちたりしたりすることになると思います。楽しみですね

 あと、Webサンデーでは現在、豪華なプレゼントが当たる「絶チル度クイズ」をやってますね。自分は勿論余裕で全問正解し、プレゼントに応募してきたところです。全問正解するまでに2回やり直したのは秘密。
 以下、サンデー6号の感想。

 今回の「絶チル」の内容を要約すると、「カガリ×悠理になるかと思ったら、東野×カガリになりそうでござるの巻」ということになるのではないのでしょうか。
 前回までのストーリーでは、カガリが不良少年を(超能力を使って)余裕でKO、悠理とのフラグが立つ→でも超能力を使ったカドでいざこざが発生してパンドラチームが撤退、というファントムの筋書き通りの展開になる可能性が高かったのですが、薫たちがこのケンカに介入してカガリと即興漫才を始めたことで状況が変化、最終的にはノーマル中学生男子代表の東野が出てきてこの場が治まりそうな雰囲気にまで変化しました。
 更に東野はカガリに向かって「お前がケンカすると面倒なことになるから手は出すな(要約)」と理性的な対処を諭す余裕も見せたので、おそらくこの一件でカガリは東野に対して一目置くようになるのではないかと思われます。もしかしたら友情とかも芽生えるかも知れません。このシーンだけで、東野×カガリ妄想をするには十分なネタが提供されたと見るべきでしょう(誰に?)。

 そしてもう一方の話の軸はフェザー×皆本。今回のエピソードでは、皆本に対して「カガリ達のケンカには介入するな(要約)」とお願いしに来つつ、要所要所で皆本を誘惑して篭絡しにかかってるところが大変にエロくて良かったです。
 彼女、体のパーツはあくまでいつもの「悠理」なんですけど、態度や細かい仕草の違いでファントムやミラージュが入っている時とは違う雰囲気を醸しているところが表現として上手いなあと感心。皆本にマウントを取られた直後に赤面して視線を逸らす動作なんかはもうもの凄い高等テクニックであり、「フェザー」がそういう意味においても大人であることを伺わせることに成功していると思いました。

 そのフェザーの正体については、おそらくは(皆本が薫を撃ち殺してしまう)「未来」から来て、その未来を変えようとする意志を持った何者かの精神? みたいな? というところでよろしいんでしょうか。「ミナモトが好き」「ずっと前からあなたを知ってる」という台詞からするとキャリーが関わっているのかなという気もしますが、今のところはまだ詳細不明。
 まあ「フェザー」の謎が明かされる時はこの漫画が終わる時かも知れないので、お楽しみはまだ先に取っておいた方がいいですよね(小心者的な意見)。しばらくは、フェザーのエロスな攻撃に翻弄される皆本の姿を楽しみたい所存です。


来年は絶チルにとって更なる飛躍の年となりますように(-人-)サンデー2+3号絶チル感想

 今年の冬コミで「絶チル」の同人誌を何冊か読んだ結果、自分は一般向けだと賢木×紫穂、女性向けだと賢木×皆本の組み合わせの話が好きなんだというのを自覚するに至ったのですが、もしかしたらオレは本当は賢木のことが好きなのでしょうか?(挨拶)

 というかお久しぶりです。
 今更ですがサンデー2+3号掲載分の絶チル感想です。遅れて本当に申し訳ない。

 この回の見所としては、まず葉が悠理に絡んだ不良少年の服のみを破壊したところが挙げられると思います。
 彼の能力は要するに口から超音波を発射することなので、不良に対して服だけを破壊する超音波を当てたという理屈は成り立ちますが、体にダメージを与えずに服だけを破るには、実は相当繊細なコントロールが必要なのではないかと思うのですがどうでしょうか。また葉がペンキのスプレー缶を超音波で爆破して不良をペンキまみれにしたのも同様で、ちょうど不良にペンキがかかる様に缶に穴を(音波だけで)開けるのは、技術的にかなり難しいんじゃないかと推測します。
 つまり、葉はこれらの繊細かつ高度なテクニックを無意識で実行できる程の、極めて高度な能力を有していると考えて良いでしょう。そしてあの葉のことなので、普段からこの能力を使って真木の服を破ったり、真木に缶の中身をぶちまけたりしている姿が容易に想像できます。
 最高の能力を有しながら、それをイタズラにしか使わない。それが葉という男なのです(決めつけた)。

 あともうひとつの見所は、皆本がフェザーに押しかけられた上に押し倒されたことでしょう。いかな衝撃的な出会いをしたとは言え、まだ出会って間もないはずのフェザーにいきなり押し倒される今回の展開は、やはり正ヒロインの面目躍如と素直に評価するべきでしょうか。

 フェザーは「おチビちゃん達にはナイショで、大人のハナシをね」と言ってますが、彼女の体は悠理と一緒なんだからチルドレン同様まだ「大人」じゃないんじゃないかとも思います。フェザー的には、精神年齢が大人であれば体が子供であっても大人を自称して構わない、というロジックなのかも知れませんが。
 まあ、いかなフェザーが相手と言えどもあの皆本がそうそう色仕掛けにひっかかるとは思えないのですが、「体は子供で心は大人」というのは案外皆本のストライクゾーン(性的な意味で)である可能性もあるので、この二人の絡みはそういう意味で油断できません。次回ではいよいよフェザーについて明らかになりそうなので、次回のこの二人のピロートークの内容に期待が集まります。

 そして最後のページでカガリが不良に絡まれた悠理の前に現れましたが、普通のマンガであればこれは間違いなく悠理→カガリのフラグが立つ展開です。もし悠理という人格がミラージュやファントムから独立して個性を持つとしたら「恋愛」というファクターを用いるのは極めて有効なので、物語的にはフラグ立った方が面白くなりそうな予感。
 個人的にカガリ=カズラの関係は磐石だと思っていたのですけど、もしこのフラグが立ったりしたら、ちょっと今後波乱が起こるかもしれません。カズラが悠理の上履きに画鋲を入れる展開も夢ではないよ!(夢?)


コミックマーケット77 椎名高志作品関連サークル情報

※作品名を表記していないものは「絶対可憐チルドレン」の同人誌です。

12/29(1日目)
  • 東-Q54b 庭と畑(賢木×紫穂あり?)
  • 東-シ38b ×80(真木×兵部)
  • 東-シ39a みりん観光王国(賢木×皆本、真木×兵部)
  • 東-シ39b soni+(賢木×皆本、真木×兵部)
  • 東-シ40a at J(兵部中心、皆本総受け)
  • 東-シ88b 竜姐会(絶チル本あり?)
  • 東-ニ23b 無題同盟(絶チル兵部×皆本あり)
  • 東-ネ37a 六々花(賢木受)
  • 東-ネ37b 猫叉本舗(賢木受)
  • 東-ネ38a コピー機が粉砕。(兵部×皆本、皆本受)
  • 東-ネ38b 絶対隷奴(皆本×兵部)
  • 東-ネ39a 上様。(真木×兵部、不二子×京介)
  • 東-ネ39b Nobicco(真木×兵部、賢木×紫穂)
  • 東-ネ40a あれふる~と(兵部総受け、真木×兵部)
  • 東-ネ40b フルフール(真木×兵部)
  • 東-ネ41a TARUHOLIC(真木×兵部)
  • 東-ネ41b 猫紐(真木×兵部)
  • 東-ネ42a Mandarin Barrel(賢木×皆本)
  • 東-ネ42b Paraiso (賢木×皆本)
  • 東-ネ43a アスパラガス行進曲(賢木×皆本)
  • 東-ネ43b ココかな(賢木×皆本)
  • 東-ネ44a 壱月屋本舗(兵部×皆本)
  • 東-ネ44b なななちゅ(兵部×皆本)
  • 東-ネ45a Eulenspiegel(皆本受)
  • 東-ネ45b しゅがー☆きゅーぶ(真木×皆本、兵部×皆本)
  • 東-ネ46a なかおち(皆本受け、ギャグ中心)
  • 東-ネ46b リミッター半壊(兵部×皆本、賢木×皆本、葉×賢木)
  • 東-ネ47a a-corner(葉×パティ、賢木×紫穂)
  • 東-ネ47b 透光ポラリス(兵部×不二子)
  • 東-ネ48a ANGELICA(賢木×紫穂)
  • 東-ネ48b 虹色混合水(絶チルあり?)
  • 東-ノ01a チョーばぁっとー(絶チルあり、健全)
  • 東-ノ01b From.C(賢木×紫穂)
  • 東-ノ02a Short circuit(賢木×紫穂)
  • 東-ノ02b トロイメライ(賢木×紫穂)
  • 東-ノ03a BLUE SIGNALS(チルドレン×皆本中心)
  • 東-ノ03b 風桜花(皆本×薫、兵部×皆本、賢木×紫穂)
  • 東-ノ04a 因幡の白うさぎ(兵部メイン)
  • 東-ノ04b 気まぐれ金太(絶チルあり)
  • 東-ノ05a 朝の魔法(絶チル・GS美神 オールキャラギャグ)
  • 東-ノ05b 風色通り(賢木×紫穂、GS美神 雪之丞×ピート)
  • 東-ユ14b 東京動画大学(絶対可憐チルドレン問題集)
12/30(2日目)
12/31(3日目)