絶対可憐チルドレン一覧

絶対可憐チルドレン アニメ化情報まとめ

(最終更新日:2008/4/ 6)

公式サイト

 4/6 午前10:00より、テレビ東京系列で放送開始。
 →Wikipediaによる放送局一覧

キャスト

主題歌

  • オープニングテーマ「Over The Future」を歌うのは10歳の女の子三人組「可憐Girl’s」
  • エンディングテーマ「絶対love×love宣言!!」を歌うのはザ・チルドレン声優三人組
  • アニメ版の音楽について (完成原稿速報・ブログ版)

スタッフ

関連書籍

関連情報

参考

※こちらのサイトをウォッチしていれば、最新情報を入手できると思います


九具津さんの人形は本来何のために作られたのかが気になるサンデー9号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今更になりますが、先週のサンデー9号の感想です。
 まとめる時間がないので思ったことを列挙する形で。

  • 何か足りないと思っていたら、この時期の薫の衣装はミニスカートでなくて半ズボンなので、パンチラが足りてないです。薫の機嫌が悪いのも仕方ないです。
  • そろそろ須磨主任にも、「普段ツンツンな彼女がデレるところを見たい」とか「むしろあの須磨さんに積極的に罵られたい」系のやっかいなファンがつき始める頃だと思った。月見さんとこで紹介されていたこんな妄想ができる人とか。椎名マンガのファンはやっかいさのレベルが高いね!
    個人的には、後半で気絶してひっくり返っているシーンにグッと来ました。寝てると雰囲気変わりますね彼女(寝てるんじゃありません)。
  • その須磨主任に対してデッドリーな嫌みを言う紫穂は輝いてます。
  • 局長に向かって乱暴な口をきく皆本が、割と新鮮でいい感じです。でも「な、何もしなかったわけじゃないですよ」と言いながら頬を赤らめるところは、みんな知ってるいつもの幼女が大好きな皆本の姿ですが。何故このタイミングで赤くなるんだ。
    あと、相変わらず皆本がシャツがはだけて胸元を露出させた状態で拘束されているのは、局長の趣味? それとも今回はパンチラがないのでその代わりのお色気要員として?
  • 今回の精神拷問人形や以前出てきたナオミちゃんフィギィアなど、九具津さん(敬語)はホントいい仕事してますよね。
    彼はバベルに必要な人材なので、再雇用を検討するべきだと思います。
  • 誰だってめんどうだよ。だから誰かがやってくれればいいと思っている」の下りを読んだ時は、「ブラックラグーン」双子編のベニーの台詞「…誰かが、ほんの少し優しければあの子たちは学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう。でも、そうはならなかった」を思い出しました。皆本がほんの少しだけ優しくて、ホントに良かったと思います。
     全体的にはギスギスした雰囲気である今回のエピソードを割と心穏やかに読めているのは、この時はチルドレン達が皆本に救われる結末があることを知っているからかも知れません。

人間は汚いと知りつつ、それでも人を愛そうとするダブルフェイスに人間の尊厳と業の深さを垣間見たサンデー8号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「ハヤテのごとく!」の枠で流れている、サンデーCM劇場「絶チル」版を見ました。確かに、薫の声は平野綾さんっぽいですね。
 (アニメファンの間では)一般的に平野綾と言えば「やっぱりハルヒの声の人」であるらしく、そのイメージが強過ぎてあまり薫っぽくないという感想も見かけましたが、自分の場合はハルヒの本放送の時は裏番組だった「シムーン」を観ていたので、個人的にはあまりそういう固定観念はないです。「シムーン」観ていて良かったよ!(そういう喜び方はどうか)

 そして今週のサンデーの感想ですが、物語の時間軸は連載第一話よりも前の出来事ということになっているものの、これまでの長い連載の積み重ねでチルドレン達や皆本のキャラクター性が連載開始時と比べて確立していること、および彼らにもそれぞれの生い立ちや経歴といったバックボーンがついたことにより、連載開始時と比較するとよりキャラクターの個性が際立っているように思えました。
 特に、薫が「仲間を守る」意思を持っているということをかなり明確に描写していた点が印象的です。皆本がそんな薫が葵と紫穂を守るために周囲に牙を向く様を猫に例えていたのは、判りやすくて良い表現ですね。猫かわいいよ猫(まちがい)。

 ただ、最後に「その人が『お菓子あげるから家へおいで』って──」ってシレッと言ってのける姿は連載開始時の凶悪だったチルドレンそのまんまのアレっぷりであり、この辺はちゃんと基本を踏まえているんだなと思いました。

 また、今週は「首輪を調べるために顎を上げて上向きになる」描写が何回か出てきたんですけど、何かこの仕草ってグッと来ませんか皆さん。言うなれば幼女が顎を上げる仕草フェチ。何でこんなにこの仕草にときめくのか、自分でもよく理由が判りません。背の高い男性とチューする時の仕草に似ているから?

 あと最後のシーンの「シャツがはだけた状態で手錠をかけられて拘束される」皆本の姿は、深遠な読者サービスだと思います。こんなシーンを盗撮しつつニヤニヤする朧さんは流石です(何が)。


掲載位置がちょっと上がってる!アニメ化決定効果すげえ!サンデー7号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 ここの情報掲示板をはじめとするネットの噂によると、現在開催中の次世代ワールドホビーフェアで「絶対可憐チルドレン」のPVが流れているそうです。サンデーCM劇場で流れる版と、それよりも尺が長い版の二種類がある模様。
 これからワールドホビーフェアに行かれる方は、ぜひその内容を確認して詳細を教えて下さるとありがたいです。自分は家庭の事情で動けそうにないので(わがまま)。

 そして同時に、声優や制作会社に関しても色々とPVに基づいた推測が出回っているみたいですね。
 薫の声が「解体新ショー」のナレーションの人だとか噂されてるけどホントかしら(せめてハルヒとか言え)。

 まあ真偽はともかく、この話をしている方がみんな楽しそうなのが何よりです。アニメ化って、情報が徐々に出回り始めているこの時期が一番楽しいものなのです。
 実際に本編が始まったら、きっとアニメ版の出来に関してネットで論争が起こったり、些細な絵の崩れを「作画崩壊!」と騒ぐ人が出てきたり、原作と違うことを理由にアニメ版を卑下する人が出てきたり、アニメの内容についての苦情をアニメの制作会社ではなく漫画家の方に申しつけたりする人が出てきたりするんですよ。アニメ版「GS美神」の時のような事がまた起こるかと思うと、そりゃもう今からゾクゾクします。
 当時は私も「幽霊潜水艦を追え!』のエピソードで、キャラの名前が貝枝と鱶町じゃなくて長嶋と野村に変わってるのが許せねえ!」とか吼えてましたからね! 死ね自分!

 「絶チル」のアニメも今から楽しみです! そういう意味で!

 そして今週のサンデーの感想の方ですけど、「電気ショックを与えて言うことをきかせる」という、チルドレンを全く人間扱いしていない指導方法を採るヒスモチさん改め須磨主任にしろ、彼女の横暴な指揮に対して始終反発してギスギスしているチルドレン達にしろ、どちらも性格がねじくれ曲がっているなあと思いました。特にチルドレンの方は、皆本の指揮下にいる現在ではもう見られないようなトゲトゲしさを発揮しています。こんな指揮官の下にいれば、そりゃもうチルドレンならずとも性根がひねくれるのも致し方ないというもの。
 性根がねじれた女性キャラが活躍するタイプのマンガが大好きな私としては、今回は読んでいて大変に興奮するエピソードでした(バカ)。

 ただまあ、須磨主任のやり方はコミックス5巻「パンドラの使者」編でコレミツが言った「ノーマルにとってエスパーは『怪物』か『便利な怪物』に過ぎない」そのものであり、いくら何でもこの状態ではチルドレン達がマトモな人間に成長するとは思えません。このままでは、彼女たちは人類にとっての悪魔にしかならないことは必至の有様。
 それに電気ショックを受けて「調教」される今回の薫の姿は、コミックス8巻「訪問者」で「自分がライオンやトラだったことがないから…!」と皆本に対して悲しそうに訴える姿にも重なります。

 斯様な立場にいる彼女たちを、皆本が如何に救うことになるのか。皆本が天性の幼女育成スキルを炸裂させるであろう次回以降の展開に期待です。


アニメ化決定おめでとうございます記念・サンデー6号絶チル感想

 アニメ化決定おめでとうございます!(挨拶)

 既に前から判っていたことではありますが、実際に今週のサンデーを入手して表紙を眺めていると、「絶対可憐チルドレン」が本当にアニメ化するんだなという実感が湧いてきます。
 駅の売店で初めてサンデーを手に取った時なんか、もう何かこみ上げて来ましたからね。本気でちょっと涙出そうになりました。

 だってアンタ、あの「絶チル」がですよ! 一番最初の読み切り版が掲載されてから正式連載に昇格するまで2年もかかった「絶チル」がですよ! 作者自ら少年漫画のお約束から外れたマンガになっちゃったけど、でももうこれしかない」みたいな事を言って悲壮な覚悟を決めていた「絶チル」がですよ! 我々も当時はこれがサンデーに掲載される最期の椎名高志マンガになるんじゃないか」と覚悟を決めていた「絶チル」がですよ! 連載が始まっても、何か常に掲載位置が低かった「絶チル」がですよ! ついにTVアニメ化ですよ! 凄いじゃないですか! 信じられません! どうなってるの!

 まあ「アニメ化されるのはいいけど、所詮は原作とは別物で、それが面白いものになるとは限らない」とか、そもそも「絶チルを本当にアニメ化してしまっていいのか」とか「っていうか、そもそもスク水とかパンツどうするの」とか懸念するべき点はいくつもあるのですが、とりあえず今は素直にアニメ化されたことを「絶チル」という作品に対する評価だと捉え、素直に喜びたい次第です。
 それに椎名先生のコメントによれば、アニメの方もそれほど悲観しなくて良いような気がして来ますしね(あくまでネガティブシンキングが基本)。

 そして今週の「絶チル」ですが、今回からは皆本とチルドレン達のファーストコンタクトを描いた出会い編になる模様。冒頭の未来予知をベースにした出動シーンや、チルドレンの将来を予測する「懸案666号」など、週刊連載版第1話を彷彿とさせる構成が興味深かったです。とりあえずアニメ化が決定したので、ここらで一つ基本に戻ってこのマンガの基礎をおさらいしつつ、新しい読者にこの作品の存在をアピールしようという魂胆でしょうか。さすがアニメ化が決定したマンガは余裕がありますね。
 でもきっと来週からはまた掲載位置が前号と同じくらいの後ろの方に戻ると思うので、我々も「このマンガ本当に人気あるの? 何かの間違いじゃないの?」とまたハラハラしないといけなくなるような気がしますけど(ネガティブシンキング)。

 あと今回は、皆本の前任指揮官と思われる女性がちょっとだけ出てきましたが、何かものすごく性根が捻じ曲がってそうで、何だかゾクゾクします。この人、普段から黒い下着を着用してそうだよ!(←何)
 私が彼女を最初に観た時、ちょっと「ポケットナイト」の日須持教授のことを思い出したので、名前が明らかになるまではとりあえずヒスモチさんと呼称して行きたい所存です。我々人間の「異端」に対する憎悪の念を判りやすく体現した存在であろう、ヒスモチさんの今後の暴れっぷりに期待。性格が捻じ曲がった女性キャラって大好き!

 歪んだ感想ですみません(おわり)。


絶対可憐チルドレンTVアニメ化決定

 1/9発売分のサンデーの表紙画像がネットに出回ったことで、「絶チル」アニメ化決定情報が先行して流れる形に。アニメ化の噂は随分前から流れてはいましたが、これでほぼ確定でしょう。
 ただ、まだ放送時期や時刻、放送局などの情報はまだ掲載されていない模様。「ハヤテの後番」とも「夕方の時間帯に」とも噂されているらしいですが、その辺はいずれ明らかになると思われます。

 あとファンサイトの立場でこんなこと言うのも何なのですが、「絶対可憐チルドレン」は確かにロリキャラがわんさか出てくる系の話ではあるものの、正直椎名先生の絵柄は今時の萌えトレンドからは既に外れているのは明らかなので、そういう路線で売るのは辛いんじゃないかと思うのですがどうだろう。
 なんか、普通に「小さい子どもがスーパーパワーで大暴れ!」なノリのキッズアニメとして作られるんじゃないかと思うようになって来ました。君もチルドレンギアで強くなろう!(宣伝文句)


一番湯のカナタ1~3巻発売中♥ サンデー4+5号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 本当に全部四コママンガだったよ! すげえ!
 と、判っていてもあえて驚いてあげるのがファンの勤め!(挨拶)

 なお今回の最期に出てきた亡霊について一応補足しておきますが、これは「一番湯のカナタ」という椎名先生のサンデーにおける前連載作品です。2002年21号から2003年2号まで掲載。全29話。最期は打ち切りを食らって終了しました。このサイトにおける感想ページはこちら(新規書き込みはできません)。

 そして「休載した直後にカラー」が何故不吉なのかというと、「一番湯のカナタ」の場合、コミックス3巻に掲載されている「変身」編第一話が休載明けに一度センターカラーになったのですが、そのわずか8話後に作品そのものが打ち切られてしまったという経歴があるからです。
 当時は「センターカラーになった週で読者アンケートの結果が奮わなかったから打ち切りが決定した」とも、「センターカラーが掲載された時には既に打ち切りが決まっていた」とも言われたものですけど、まあ結果として打ち切りになったのは事実なので、今となってはどっちでもいいです。

 この事実から得られる教訓は、「普段は下位に掲載されている漫画が突然センターカラーに来た場合、編集部は『この回の読者アンケートの結果でこの漫画の人気を推し量りたい』という意図を持っていると推測されるので、ファンの人はちゃんとアンケート出しておいた方が良い」という事です。
 ですので、次回のサンデーで「絶チル」が巻頭カラーになった場合も、「重大発表って、もしかしてアニメ化の発表とかがあるんじゃね?」とかゆめゆめ油断することなく、ちゃんとアンケートを出すなどの形で応援して頂きたいと思いました。
 例えあと8週で打ち切られたとしても、「カナタ」の時みたいに悔いが残らないようにしないとね!(ドクロ)

 以下雑感。

  • 青山先生と畑先生に対して、キッチリ義理を返してますね。律儀だなあ。
  • 80-56-83なら十分じゃね?(何)
  • 私は皆本と身長が一緒なのに、体重が20kgも違う件について。
  • 朧さんがどんどんフツーに…(「絶望先生」で日塔奈美を嘆くような口調で)
  • 「絶対チルチル」は間違いなくテレ東規制に引っかかるので、関東U局で放送されているに違いないと見ました。
     これがテレ東だったら、おそらくパンチラにモザイクかかります。エロい。逆効果だ。
  • 「ボクに108人の妹が!?」という時点で原稿を叩き付けない薫を尊敬していきたい。

 そして、おそらくこんな機会は二度とないので、「カナタ」のアフィリエイトを張っておきます。
 最期のセンターカラーから打ち切りに至るまでのハチャメチャさが楽しめる3巻がお奨め。いやマジで。


加筆修正によって皆本がキャリーとヤッてないことが公式設定となったと解釈したコミックス11巻感想

 発売日に買いました!
 感想書きます!(発売から1ヶ月以上経過していることをごまかしつつ)

 この巻のメインは、「空から降ってきた人間じゃない女の子と恋に落ちる」という、全人類男子憧れのシチュエーションに皆本が遭遇した「面影」編。通称キャリー編。
 いやもう、空から降ってきた、人間じゃない、身体は大人だけど中身は子供な、しかもオレだけを愛してくれる女の子って、やっぱ最高っスよね!(満面の笑みで)

 しかしこのエピソードは単にいきなり湧いて出てきた女の子とイチャイチャできてめでたしめでたしなだけの話ではなく、相思相愛状態にあった皆本とキャリーが「皆本はキャリーの、そしてキャリーは皆本にとって最も良い結果となる行動を取ったが故に、二人は結ばれず別々の道を歩くこととなる」という悲恋の物語でもあります。

 コミックス化されるにあたって追加された2ページ(P.103~P.104)でキャロラインが「半分別人になった私は今ここでこうしてたかしら」と独白しているシーンがありますが、キャリーが皆本への想いをキャロラインと融合させないようにしたからこそキャロラインは自分の意志で宇宙に飛び立つことができ、また皆本も日本へ戻ってキャリーが観た『翼』の持ち主である薫達チルドレンの育成任務に就くことができたのですから、結局「面影」編で取った皆本とキャリーの選択は正しかったのでしょう。正しいが故に結ばれない。だからこそこの物語は悲しく、かつ美しいのです。

 キャロラインが自分がキャリーと融合した仮定の話をしようとした時、皆本が「『もし』はないんだ」とキャロラインに言って言葉を遮ったのは、「あの時はそれ以外に選択のしようがなかった」という皆本の意志の表れと取ることができます。まあ、自分がキャリーと結ばれなかったことへの未練を断ち切りたいだけなのかも知れませんけどね。

 ただ、薫はそんな皆本に対して「好きだったら一緒になればいいじゃん」という、至極子供らしいストレートな疑問を持ちます。また皆本も、あの時は「君さえいればそれでいい」と言ってはいけないことが判ってはいても、「もう一度同じことがあったら、僕はどうするんだろう」と迷いを見せています。
 「もう一度同じことがあったら」とは予知されている薫と皆本の未来のことであることは明らかなのですが、こんな今の二人のままではやっぱり破滅の未来になってしまうんでしょうか?

 そんな感じで、「面影」編は今後のこのマンガの行く末を示唆する意味でも極めて重要なエピソードであったと、改めて思いました。
 以下雑感。

  • サンデー掲載時の感想にも書いた気がしますが、「キャリー」という名前にしろ超能力を持った少女が国から狙われる展開にしろ、そして「アルジャーノンに花束を」を想起させるラストにしろ、椎名先生のオールドタイムSF映画に対する好きっぷりが出てるよなあと思いました。
  • オマケマンガは、「皆本をからかうと面白い」ことに目覚めた賢木がえらい楽しそうでした。自分が彼の立場でも、絶対に皆本をああやってからかったと思う。いいなあ賢木。
  • 教授に「単位やるから」と言われただけで、拳銃を持った黒服連中に全くひるまずに襲いかかって KEEEL!! NAGOOOL! するアメフト部の連中がバカ過ぎて熱いです。体育会系キャラに対する扱いが相変わらずヒドイですね。それでこそ椎名先生です。

[Clip]サンデー6号で絶チルの重大発表があるとの噂

 絶チル感想掲示板に寄せられた情報より。
 サンデー08年6号で、絶対可憐チルドレンに関する「史上最高超度の発表」があるとのこと。ただしソースは2ch。

 いつも思うのですが、マンガ雑誌におけるこの手の「重大発表」がアニメ化、あるいは実写ドラマ化以外であった試しがほとんどないので、たまにはアニメ化と思わせておいて実は次週から作者取材のためしばらく休載するよ! いつ帰ってくるかも判らないよ! 重大だ!(作家生命的に) みたいな、本当の意味でのサプライズをやらかしてもいいのではないかと思います。
 「絶チル」ならきっとやってくれるよ!(何をだ)


小鹿さんはもっと貧乳だと思ってましたサンデー1号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今更ですが、先週のサンデー1号の感想です。

 「入稿がまる一週間近く遅れているので仕事は休みではないです」ということは、要するに今の椎名先生は1週分の話を仕上げるのに1週間以上かかるスケジュールで動いているということになります。1週分を描くのに8日かかると豪語しているマガジンの赤松健先生みたいですね。
 サプリメントが評判良いので今後も続けていく予定であれば、今後も(赤松先生みたいに)定期的に休みを入れてあげた方がいいんじゃないんだろうかという気がします。

 そして本編の方ですが、ジブリアニメの見過ぎで脳髄をもののけ姫に支配されている、存在そのものがダメだったはずの小鹿圭子が、何か知らないけどマンガみたいな超博愛主義を発揮。食用として捕獲することが今最も国際的にヤバい動物であるクジラの親子の窮地をナウシカロジック(効果:動物に向かって「ごめんね」と言うだけで全てを許してもらえる)で救い、クジラを逃がして荒ぶる初音をも「冷えた体を裸になって暖めあう」というこれまたマンガみたいな対処法でケアに成功して一件落着まで持って行くという展開に。
 「何かよく判らないけど、脳をジブリアニメで支配された人間ならこれくらいやりかねない」という奇妙な説得力を持って行動する小鹿圭子が妙に熱かったエピソードでした。

 彼女の「活躍」は作者も想定していなかったらしいのですが、それでもこんな形で動くキャラを土壇場で作れてしまうというのは、やはり作者の頭の中のどこかにナウシカとかそういう系統のジブリアニメに浸されてる部分があって、それが小鹿を生み出したのかも知れません。
 椎名先生に限らず漫画家はよく「キャラが勝手に動く」という表現を使いますけど、勝手に動くためにはそれだけの才能というか、これまで自分が読んで来た様々な物語を消化して自分のアイデアとして生み出す能力が必要な訳であり、そういうことが自然にできる漫画家とやっぱスゲエよなあとか思いました。

 あとは、初音が明に対して恩義というか肉親に対する愛情のようなものを抱えていることが描かれていたのが嬉しかったです。
 ただのバカの子じゃなかったんだ(ひどい)。

 結論:雪遊びではしゃぐカワイイ葵の姿をサービスカットで入れてくれてありがとうございます。