絶チル中学生編読み直し企画:コミックス16巻

概要

 来週からいよいよ「絶チル」高校生編が始まりますが、それを踏まえて、中学生編を久しぶりに読み返して高校生編に備えてみようという気分になりました。
 せっかく読み直すということで、読んで感じたことを簡単に列挙していきたいと思います。

コミックス16巻
  • 2008年のサンデー33号~45号掲載分を収録。6年前
  • 反攻作戦第一号
  • 小学生から中学生へ。チルドレン達の体と心が変化していることを、最もピーキーな能力を持つ葵の超能力の変調によって表現。
  • この頃の葵はホントにかわいい。
  • スクール・デイズ
  • 薫が部活動に誘われることによって改めて意識されられる、高レベルエスパーであることによる代償。
  • 中学生編のキーパーソンとなる悠理が登場。
  • シャドウ・オブ・チルドレン
  • ティムとバレットが「影チル」として再登場。初々しい。
  • ファントムの暗躍が本格的に。この頃から、既にファントム・ミラージュ・そして悠理と、彼女の人格が分裂していることが判る。
  • このエピソードに出てくる皆本の「チルドレンと連携させることで、この子たち(ティムとバレット)にも新しい居場所と絆ができる。忌まわしい過去の記憶が戻った時、それはこの子たちの力になるかもしれない。そしてそれは、いつか『チルドレン』の未来も救うかもしれない」というモノローグは、後にユーリを救うことになった中学生編の最終局面に通じるものがある。
  • 中学生編のメインテーマは、既にこの時点で示されていたと思う。

 薫が陸上部に誘われる「スクール・デイズ」編は、物語の緊張度が低い序盤だからこそできる日常的な話だなと思いました。
 高校生編でも、序盤はこういう話が読んでみたいですね。


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