サンデー24号感想

結界師

 氷浦の正体がついに明かされたの巻。歳のせいか、「番号なんかで呼ぶな! 私は自由な人間だ!」というフォウ・ムラサメの台詞が脳裏に浮かんでしまいました。氷浦を番号で呼ばない良守の必死さが報われる展開になってくれるかどうか。
 あと月刊少年サンデーに載ってた田辺先生の読み切りは、読後に「『結界師』で積み上げたイメージをかなぐり捨ててまで、そんなにオッサンが描きたかったんか…」と呟いてしまいました。

アラタカンガタリ

 カンナギのヘタレっぷりを目の当たりにしながらも、「全ての鞘を束ねなければならない」という使命を負った革はカンナギを仲間にせざるを得なかったの巻。救国の英雄となる者の大変さが伝わります。

神のみぞ知るセカイ

 桂馬の仕掛けた罠通りに一方的にみなみのゲージが上昇していくエピソード。今の桂馬の余裕はまさに神に相応しい貫禄です。
 でも、このまま上手く行くはずがないですよね(ひどい)。

魔王

 スプーン目玉ほじくり返しフェチ男が殺されるであろうことは予想済みでしたが、まさか一番最後に犠牲になる(ある意味)おいしい役にありつくのは予想外でした。でも仲間に情報を売られて狼狽するする姿が一番様になりそうなのはこいつなので、そういう意味ではこうなるのも必然だったのかも知れません。
 次回は寺原ジュニア残酷ショーとなることは確実。潤也の用意周到さっぷりに戦慄しながら次回を楽しみに待ちたいです。あと「バッカジャナイノー?」は萌え。

トラウマイスタ

 アクセスログを調査した結果、このサイトの急上昇検索ワードは「トラウマイスタ」であることが判明しました。みんな大好きボクも大好きトラウマイスタ。

 ストーリーの方は、ピカソがピンチの時に仲間が駆けつけて窮地を救った! というジャンプ的王道パターンを見せたんですけど、ピカソは仲間に感謝するでもなく満身創痍のまま社長と戦い続けようとするし、社長は社長で何故か「クソアァーメンン!」と叫びながらダヴィンチに変身しちゃうし、というか最初からダヴィンチが社長に変装していたと解釈するべきなんだけど、でもアンタ社長に派遣切りされたばかりじゃなかったっけ? いつ入れ替わったん? とツッコミを入れる余地すらなくファイナルバトルに突入する勢い。もはやこのテンションが止まる気配は全くありません。
 このマンガは、暴走の果てに何を見いだすつもりなのか。今サンデーで最も注目するべき作品は、やはり「トラウマイスタ」なのかも知れません。

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