C-WWW一覧

【お久しぶりです】サンデー26号一部感想


ノゾ×キミ

 サンデーSからの移籍作品として正式連載化。OVA化の対象にも決定しており、もはやサンデー春季攻勢の大本命とも言える貫禄を感じます。
 この手のエッチなラブコメは今のサンデーに明らかに足りていなかった要素なので、この動きは大歓迎したいところですね。

 サンデーS時代の連載を追えていなかったので、現在ストーリーがどうなっているのかは残念ながら把握してませんが、とりあえずヒロインのノゾミが相変わらずの性格なので安心しました。
 個人的に「覗き見」という行為は、一切接触することなく覗き見だけで自分の性的欲求を満足させる必要があり、それには己の妄想をフルに活用しなければならない──という意味において、いわゆる性癖の中でもかなり難易度が高い部類に属するのではないかと考えております。
 ノゾミとキミオの関係はそんな高難易度なフェチによって結ばれている極めて奇妙なものであることは確かですが、しかしそういうフェチな関係こそがこの二人にとってはベストなのです。この世には愛の数だけフェチがあるんですよね(ちょっとイイコト言ったつもり)。

ヘブンズランナーアキラ

 個人的にはこのマンガすごく面白いと思いますし、何より陸上マンガとして一番大切な「走っているシーンの躍動感」が素晴らしいと思っているのですが、でもアキラ君の突き抜けたキャラクターデザインと、やはり突き抜けたボッチっぷりとそれに伴う突き抜けて不振な挙動の数々により、早くも人を選ぶマンガになっているのではないかという気がしてなりません(周囲の反応からの推測)。そこだけが心配です。

 第3話は部長とアキラが心を通わせるとても良い話でしたが、心臓発作で死にかけたアキラに対してその日のうちに「僕の目の前で100m走ってもらいたい」と言い出した部長は、実はああ見えて割とヒドい人なのではないかと思いました(ひどい)。

クロノ・モノクローム

 朝チュン!(そこか)

 お互い赤面し合いながらお話するモーツァルトと黒六が微笑ましくて可愛かった回でしたが、個人的には最期の方に出てきて「殺します? 殺しましょう、殺したい…!」とモーツァルトへの殺人衝動を隠そうともしないでくやしがるウルペスさんがとても良かったです。
 彼女(推測)は多分色々と陰謀を企てるけど失敗して歯噛みする系のキャラだと思いますけど、個人的にこういうおかしい(頭が)人が大好きなので嬉しいです。

競女!

 尻の風圧だけで水着を破るかまいたちを起こす。ここまで堂々とやられると、「いくらなんでもそれはおかしい」とかマトモな突っ込みをすることすらはばかられます。
 それに、ちゃんと「この水着うっすいから…」って台詞を事前に用意することで、「水着が薄いから尻の風圧で破けても仕方ないよね!」と描写に説得力を持たせてますしね。すごいですね(褒めてます)。


ノ・ゾ・キ・ア・ナ(13) (ビッグコミックス)

「ノゾ×キミ」は、ケータイコミック界の傑作と評される「ノ・ゾ・キ・ア・ナ」の少年誌向けリメイク版とも言われてますね


サンデー55周年記念新連載陣感想まとめ

 お久しぶりです。
 「ヘブンズランナーアキラ」はこの前書いたので、書けなかった2014年度スタートの新連載作品についての簡単な感想を書いていきます(´・ω・`)。

銀白のパラディン

 電車の中で暴漢を不思議な技でやっつけてクラスメートの女子を救った憧れの老人は、実は学校の先生だった! という展開そのものはよくあると思われますが、その不思議な技がフェンシングだったという点が極めて特異なこのマンガ。「直線上でのダッシュからの突きが強烈」というフェンシングの特性を活かすために物語の最初の舞台を電車にしたのが面白いですね。

 ただ、ここまでの物語そのものは正直フェンシングでなくても成立する展開ではあるとも思うので、他の格闘技ではなくフェンシングという競技だからこそ成立するお話というものを読んでみたいなと思ってます。

クロノ=モノクローム

 対モーツァルト戦決着。未来のマリー=アントワネットにしか愛情を覚えなかったモーツァルトが、タークの中から感じる黒六の存在とその激しい攻撃的なチェスによってかつての音楽への想いを取り戻して自身の愛に目覚める、という壮大な展開でした。
 つまり今回のお話は、黒六×モーツァルトという歴史を超えたカップリングが成立したと言っても過言ではないでしょう。タークの中にいれば黒六はものすごい攻めキャラなのな、と解釈しました。

何もないけど空は青い

 「鉄が錆びて現代社会がそのテクノロジーを維持できなくなった時代」という、SF的にとても魅力ありそうな設定が舞台のこのマンガなのですが、その影響が今のところは単にヒャッハーな暴徒の出現に留まっているところが、個人的にはちょっと勿体ないかなと感じています。鉄を失った社会のマクロ的な変遷を描くSF的な思考実験も見てみたいなー(このマンガに求めているものが違う気がする)。
 まあ本当に今の社会がそうなったら、今の人口規模の社会を支えられるだけの生産性を鉄なしで得られるとは思えないので、大規模なカタストロフィーが発生してみんな死んじゃって終わりな気がしますが。鉄分は大事です。

キャプテン・アース

 最近は自由な時間がなくて「キャプテン・アース」の録画もまだ4話以降見れていないので何とかしたい(近況報告)。

 アニメの方では、主人公のダイチが「グローブ」の中で再会したテッペイやハナとの過去の思い出が細切れの形で挿入されていたのですが、こっちのマンガの方ではその辺のエピソードが短くまとめられて収録されているので、話としてはマンガ版の方が判りやすいのかも。

キリヲテリブレ

 この作品は、怪物化したヤンデレ妹がメインヒロインという新ジャンル開拓を目指していると理解しました。
 そんなヤンデレな小姑を持つことになったニナも釣り目がちで気が強いツンデレ型のキャラであり、何かこうそういう女の子に攻められたい願望を持つ人には割と刺さるマンガなんじゃないんでしょうか。曲解してますが。

 変身ヒーローものとしても、「大いなる力には大いなる責任が伴う」という孤独なヒーローの宿命を、超弩獣を倒す時に発生する多額の債務の形できちんと描画しており、好感が持てます(フォロー)。


クロノ・モノクローム 1 (少年サンデーコミックス)

クロノ・モノクローム、Amazonのレビューでは高評価なようで何より


現代社会はコミュ障が主役ですよねと思ったサンデー24号「ヘブンズランナーアキラ」感想

ヘブンズランナーアキラ

 はい、何か自分も学生時代にウケを取ろうとして、無理に「フハハハハ」みたいな笑い声を出していた時期がありましたよ(黒歴史暴露型挨拶)。

 そういうアレで「ヘブンズランナーアキラ」の主人公のアキラ君には激しい共感を覚えるので、彼にはぜひ幸せになって欲しいなと思いました。現代はコミュ障が主役の時代ですしね。

 陸上マンガとしても、ヒロインの小笠原さんの速力に追いつけなくなったアキラが置いて行かれる→先行する由美子の姿以外の全てが視界からがホワイトアウトする→ランナーズハイの境地に入る、のシーンの描き方が印象的で、この表現には素直に感心させられました。そういった演出面での面白さも期待できそう。次回が楽しみなマンガが一つ増えました。

 アキラ君は陸上部に入る時に「小笠原さんだけでなく、まだ見ぬ友と究極のランナーズハイを目指すために!」と何かキレイ事を言っていたのが唯一の不満点ではありますが、偶然知り合った可愛い女の子と仲良くなりたいという男子的には当然の欲望よりも「友達欲しい」の方が優先度高いってことは、それだけ彼のボッチ度が高いと理解するべきなんでしょうね。何かせつないです。


別にいやらしい意味じゃなくて一緒に住んでも構わないよマーガレット 1 (BLADE COMICS)

「時間が止まったかのように誰も死ななくなった」というヘビーな世界設定とラノベ風のタイトルの乖離で話題となった、二階堂ヒカル先生の作品


【お久しぶりです】事実上のサンデー21号感想

神のみぞ知るセカイ

 最終回は、桂馬の前で「二階堂先生」と「ドクロウ」の間で最期まで感情が揺れ動く彼女の姿が本当に素敵でした。連載初期では桂馬の頭をハイヒールで楽しそうに踏んでた二階堂先生がなあ。今思えば、あれも彼女のの形なのかも知れません。
 そしてちひろも、まさか最終的に桂馬を射止めるキャラになるとは、連載初期には想像できませんでした。それだけ彼女が連載初期と比べると魅力的な女の子になったってことなんでしょう。まあ彼女に関しては、本当に色々ありましたからねえ。何にしろ良かったと思います。

 若木先生ホントにおつかれさまでした。

マギ

 サンデー21号に載った「マギ」の預言書の中身をちゃんと全部読んだ人?(←挨拶)

 あれはちょっと誇大妄想が行き過ぎているので、正直なところカウンセリングが必要な案件です。うっかり神に選ばれちゃうレベルの力を持つと大変ですねと思いました。
 ところで、あれ書いたのはソロモンの父ちゃんって解釈でいいの?(そこからか)

BE BLUES!

 龍ちゃんすごい展開が続いている本編ですけど、個人的には龍にしてやられる立場になってる優希の困り顔を観て、この子はこういう残念な役割が本当に似合う子だよなあと再認識しました。立場的にはメインヒロインのはずなのに、こういう汚れ仕事もできるキャラって素晴らしいと思います(褒めてます)。
 でも高校生編の実質的なヒロインはまかり間違いなく藍子なので、今の優希の扱いはまああれでいいのかも知れません。多分。

氷球姫

 登場人物の過去が複雑に絡み合い始めてドラマ的に盛り上がって来てますが、個人的には紅羽たんの冷徹な仮面がいつ剥がされて、本当の彼女の素顔を見せてくれるのかに期待してます。なお、本当の彼女はもの凄くどす黒いであろうと決めつけてます。常盤木の彼女への愛が試される局面もいずれ出てくるのではないのでしょうか。
 イーラは紅羽の仮面を引き剥がすために登場して来たキャラクターであることは間違いありませんが、真の状態となった紅羽に真っ先にしてやられるキャラになりそうでもあります。そういう意味でも彼女の今後に期待です(ひどい)。

BIRDMEN

 早くAmazonやBooklive!で電子書籍化して下さい。ホントお願いします(定例の嘆願)。

 前回の話は「ハカセ」役として龍目を仲間に引き入れるストーリーでしたが、龍目のキャラの立たせ方がちょっと面白過ぎました。特に、鷹山に対して「普段の君が見たくて中学校まで覗きに行った」とか「遠くから眺めたりネットで調べまわったり頭で妄想したりした」とハキハキと言い放つシーンは最高でした。
 龍目が社会通念的にダメな大人であることをわずか2ページでアピールするこの演出、さすがオッサンを描かせたら比類なき実力を発揮する田辺イエロウ先生ならではだなと感心させられます。勿論褒めてます。

 あとこのマンガ、ちょっと前には白衣の下に何も着ていない謎の成人女性が出て来ましたけど、今回の龍目も白衣で眼鏡が基本ですし、実は白衣フェチ的にかなりグッと来る作品なのではないかと思い始めてます。そのうち龍目も全裸白衣で立ちまわる局面が(ない)。

神のみぞ知るセカイ 25 (少年サンデーコミックス)

25巻の表紙は二階堂/ドクロウ。最終巻は誰になるんでしょうか。やっぱりエルシィ?


連載作品は惜しまれて終われるうちが花ですよねと思ったサンデー20号「神のみ」感想


神のみぞ知るセカイ

 今週のサンデーの「神のみぞ知るセカイ」のラスト、「桂馬が『攻略』ではなく自らの意志で女の子に告白をする」というシーンは、ギャルゲーの方法論で女子を『攻略』する桂馬のキャラクターそのものを崩すものであり、連載が終了する間際でなければ絶対に使えない大技です。
 このシーンを見た時、やはりこの作品は本当に次回で終わってしまうんだなと、改めて思いました。

 今週の「神のみぞ知るセカイ」は、エルシィとハクアにとってのエンディングを描くことが主眼であったと思います。
 エルシィは名実ともに桂馬と血が繋がった「妹」となり、ハクアはこれまでの自分のプライドの拠り所を捨て去り、新しい世界を自分たちの力で築くことを決意しました。
 どちらも自分の意志で自分の未来を選択したという意味において、それぞれのキャラクターの成長を象徴していると言えるのではないのでしょうか。

 そして桂馬もまた、女神編のラストから引きずっていたであろう問題を解決して未来へと進むべく、『攻略』ではない本当の告白を行いました。この告白の意図や結果がどうであれ、彼はこれまでのように現実を破棄することなく、これまで関わってきた者達と共に未来へ進む覚悟を決めたことは間違いないでしょう。
 いやもう、本当にいい最終回でしたよねー(まだ終わってません)。

 いやでもしかしホント、この桂馬の告白の行方はどうなっちゃうのかしら。
 女神編のラストの展開からすると最終的にこうなるんじゃないかとは思っていたというか、もし桂馬と誰かがくっつくなら多分相手は彼女だろうなという願望は前々から抱いていたんだけど、まさか本編で本当に告白しちゃうとまでは思ってなかったので、何か本気で動揺してます。どう思いますか奥さん(誰)。


神のみぞ知るセカイ(19) (少年サンデーコミックス)

つくづくちひろさんマジ女神


BE BLUES!の桜庭さんはカワイイ日記

 お久しぶりです。
 4月に入ってから諸般の事情で生活リズムが激変しまして(具体的には起床時刻が1時間半前倒しになった)、体を慣らしている最中です。要するに眠い。早く寝ないと明日が辛い。そんな感じです。

 最近のサンデーで一番気になっているのは、みんな大好き「BE BLUES!」。特に桜庭さん(さん付けがデフォ)が素晴らしいです。レギュラーを目指すために性格を偽って猫を被ることを辞め、「技術だけでAチームに返り咲く!」と心に決めた後の彼は本当に嬉しそうにボールを触るようになりました。その姿が大変にカワイイです。勿論「馬鹿な子ほどカワイイ」という意味でのカワイイです。

 その桜庭さんは、現在の紅白戦には「秘密兵器だから」という理由でミルコのじいさんに言いくるめられて出場していませんが、何かこのまま出てこないで終わりそうな予感がします。
 まあでもそれはそれで面白いですし、試合に出られないでギャーギャー騒ぐ桜庭さんはきっとカワイイので(馬鹿な子ほど的な意味で)、それはそれでといったところですね(ですね?)。

 あとそのミルコじいさんは紅白戦でマネージャー女子を監督役に仕立てており、それを見たコーチは「何か意図があるはず!(確信)」みたいなことを考えてましたけど、でもミルコは「蹴る・止める・走る」の基本をスピーディーに行うシンプルなサッカーを志向していることからすると、今度の紅白戦もあまり深いことを考えず、本当にシンプルに「女の子の手前だから男子は張り切る」としか考えていないような気がしてなりません。


月光条例 28 (少年サンデーコミックス)
藤田 和日郎
小学館 (2014-03-18)

「月光条例」は本当にいい終わり方でした。リアルタイムで言及できなかったのが残念(´・ω・`)


サンデー17号感想(時間切れで途中までしか書けませんでした版)

新世界秩序
BIRDMEN

 今回は「ハカセ役の大人探し」をキーとして次への展開のタメを作る、エピソード的には比較的地味な話だったとは言えますが、鷹山が烏丸を抱っこして二人で屋上にエスケープするシーンでテンションが高まってしまい、その勢いで最期まで楽しく読むことができたと思います(そこかよ)。

 田辺イエロウ先生の素敵なところは、魅力的だけど人としてはダメなおっさんキャラを描けるところだと確信している私としては、今回出てきた龍目さんはかなり人としてダメそうでちょうトキメキます。理系で白衣で眼鏡なところもポイント高いですね。STAP細胞が騒がれている今、生物化学者はポイント高いッスよ先生。流石です!(褒めてます)

何もないけど空は青い

 この作品、作画担当は「いつわりびと」の飯沼先生ですが、ザコ不良の描き方が如何にも西森先生っぽいところが好感持てます。やっぱり西森作品はこうでないといけませんよね。
 話の内容としては、ヒロインがザコ不良を叩きのめすことで、「これまでの秩序が崩れて新しい秩序が始まった」という世界設定を判りやすく表していると思いました。普通ならハンドアックス構えたモヒカンがヒャッハーするべきところで、誇り高き黒髪の美少女がモヒカンのちんこをすり潰してしまうところが、このマンガにおける世界新秩序を象徴していると言えますね(真顔で)。

 作品そのものは、東日本大震災以後の今の日本の雰囲気を踏まえたものになりそうであり、そういう意味でも今の時代の雰囲気を西森先生や飯沼先生がどうマンガにして描いていくのか、期待していきたいと思います。

競女!

 乳合わせ・乳だまし・尻カウンター・尻捌きと、乳と尻を駆使した激しい技の応酬が拝めて満足です。ここまでちちしりふとももな内容なのにも関わらず、「いやらしい」よりも「カッコイイ」の方に作画や内容のバランスが振れているところも素晴らしいところです。ホントですよ?


競女!!!!!!!!(1) (少年サンデーコミックス)

「競女」はKindle版があるのがありがたい


最近のサンデー思い出し日記

 お久しぶりです。

 ここ最近はサンデーの感想とかをゆっくり書く時間が無いため、タイミングを逸した話題を色々と取りこぼしてる気がします。
 なので落ち穂拾いというか、書けない間に思っていたことを断片的に書き起こしていくテスト。

BUYUDEN連載終了
  • 満田拓也先生が萌花が描けないことを残念がっていたことが印象的だった「BUYUDEN」。
  • 個人的には、武君を素直に誠堂館に進学させて、剣を初めとした四天王と鎬を削る展開にした方が良かったんじゃないかなーとは思いましたが、でも満田拓也先生なのでそんな素直な展開ができないのは仕方がないとも思います。「MAJOR」も高校編はそんな感じでしたしね。
  • ただ、これまでは通じていたやり方が通用しなかったという意味においては、「BUYUDEN」は椎名先生における「一番湯のカナタ」的な位置付けのマンガと言えるのかも知れないとも思いました。巻き返しに期待します。
  • なお、萌花はファッティなヒロインという新機軸を切り拓く存在となり得る可能性を秘めていたとは思うので、今後はさらなる「ヒロインが太っていることの必然性」を持たせた少年マンガの登場が期待されます。
前回のBIRDMEN
  • 烏丸はBIRDMENと化してからは視力が改善してメガネをかけなくなりましたけど、前回の「BIRDMEN」における彼のクレバーな観察眼は、まさに眼鏡男子キャラそのものと言った感じだったと思います。たとえ視力は回復しても、彼の心のメガネは決して外れることがないのです。
  • 心のメガネ」という概念が何なのかについては説明が難しいので察して下さい。
  • 鷹山は烏丸やつばめに対して着実にフラグを立てていますが、彼の性格からしてそのフラグは死亡フラグに直結している気がしてならず、とても心配です。「結界師」の志々尾限と同じ空気感を出してる子なので尚更。
  • 志々尾は救えなかったけど、鷹山は救われて欲しいですなあ。そういう意味でも頑張れ烏丸。彼が心のメガネを外す時があるとすれば、それはやはり鷹山を助ける時なのではないかと思います。
  • 「心のメガネ」という概念が何なのかについては説明が難しいので察して下さい(リピート)。
銀の匙
  • 連載再開は嬉しいのですが、人体錬成を成し遂げたばかりなのに大丈夫なんでしょうか。そんなに無理しなくていいっすよ先生とか思ってしまいます。
BE BLUES! ラブコメ編考察
  • 夏季合宿編に入ってから地味に部活内でのポジションを上げてきている優人ですが、私としては優人がAチームに上がって彼がミーハーな女子からモテるところを、一度は見てみたいんですよ(突然)。
  • サッカー選手としての優人のスペックは、試合中ずっと走れるだけのスタミナがある・チームの為に献身的なプレーができる・龍との相性が抜群である、という点からして将来的にAチームに入ることは多分確実だと思ってます。
  • そして武蒼は「埼玉県のサッカー強豪校」と位置付けられているので、多分サッカー部のレギュラーは同校や他校の女子からモテると思います。
  • あの優人が、もし女子からモテてしまった時にどのような行動を取るのか。やっぱりデレデレしてしまうのか。そんなデレデレ優人に直面させられる優希はどうするのか。その点にだけものすごく興味があります。
  • でも冷静に考えたら、あの性格ではやっぱりモテなさそう(結論)。
  • 優人は現在藍子に対して片思いをしてますが、もし何かの間違いで藍子とカップルになったら、まかり間違いなく藍子の母親から実家の菓子屋の跡継ぎとして婿入りさせられてサッカー選手としてのキャリアが台無しになること請け合いなので、彼はその辺をよく考えたほうがいいとも思います。
  • その藍子は、もはや龍に惚れるルートに入っているのは確実であり、彼女なら龍の本妻・優希のライバルとしての資質は十分あるものと考えられますが、そうなるとこれまで一応ライバルであったアンナは単なる「自称・龍の彼女」な面白キャラに落ちぶれてしまう可能性が。
  • もう既にそうなってるのでいいのか(結論)。
ユリイカ「週刊少年サンデーの時代」
  • まだ全部は読めてませんが、泉信行さんの「男組」から「ケンイチ」に至るカンフー漫画の系譜についての論考は面白かったです。カンフーの世界観には独特の思想体系というか理屈っぽさがありますが、それがサンデーという雑誌や、オタクっぽいサンデー読者の気質と合っているという指摘には納得。
  • GS美神」における「亡霊」の概念を論じた藤岡俊博さんの論考は、美神という作品そのものがバブル時代の亡霊的な存在であった点に始まり、「このマンガで誰が死ぬんだっ!?」「あの~私、もう死んでるんですけど…」などの引用を経て最終的には作品における死生観にまで至る、予想していたよりも遥かにダイナミックなもので面白かったです。
  • 「GS美神」は今でもまだ十分語れるだけの視点を持てるマンガなのだなーと再認識しました。

 おやすみなさい(おわり)。

ユリイカ 2014年3月号 特集=週刊少年サンデーの時代  トキワ荘から『うる星やつら』『タッチ』『名探偵コナン』そして『マギ』『銀の匙』へ―マンガの青春は終わらない

80年代にサンデーを読んでいた方なら楽しく読めると思います


ヒーローズ・カムバック再読日記

 お久しぶりです。

 昨日は3.11ということなので、本棚から「ヒーローズ・カムバック」を出して読んでました。

 今改めて読みなおすと、「伝染るんです。外伝」が、図らずも震災が明らかにした東京と地方の関係性の影を鋭く批判しているようにも取れる話になっていることに気付いて感動したりできます。

 あと「GS美神」の外伝も読み直しましたが、このマンガにおける非道と情の深さをピーキーなレベルでバランスさせてる美神令子像は、連載当時の彼女とはちょっと趣が異なるというか、「絶チル」の連載を経た今の椎名先生ならではだよなとも思いました。根拠はないですが(ないのか)。

 大人気で発売直後は品切れしていたこの本ですが、今は普通にAmazonとかでも買えますね。
 売上は復興基金や震災孤児への育英基金として寄付されるとのことですし、何より荒川弘先生の描く「銀の匙」番外編に登場する「メガネをかけたら美人になる」トクさんの化けっぷりが本当に素晴らしいので是非。


ヒーローズ・カムバック (ビッグ コミックス)
細野 不二彦 ゆうき まさみ 吉田 戦車 島本 和彦+石森プロ 藤田 和日郎 高橋 留美子 荒川 弘 椎名 高志 かわぐち かいじ
小学館 (2013-04-30)

最近のマンガ感想日記

 お久しぶりです(´・ω・`)
 最近のマンガ関係の感想のまとめです。


i・ショウジョ面白い日記

 週刊少年ジャンプ新連載の「i・ショウジョ」は、今回のエピソードのヒロイン観てると何かちょうトキメクのは何故なんだろうと自問自答した結果、彼女は中学校時代にちょっと好きだった同級生に似ているのではないか? という結論に達しました。恋は遠い日の花火(体言止め)。
 決して、要所要所で無防備に見せる彼女の足裏に脚フェチ的な観点で萌えているのではありません。

 あと、「i・ショウジョ」の今回のエピソードは、ヒロインの姿が写し出されて画面を通じて彼女に干渉できるスマートフォンのアプリが話の鍵となってますが、個人的にここから連想してしまったのが、藤子不二雄のSF短編「丑の刻禍冥羅」。
 「i・ショウジョ」は健全な少年向けマンガなので、アプリを通じて女の子を操作できるとはいえ、やることはスカートめくったりおっぱいを揺らす程度でしたが、「丑の刻禍冥羅」の場合、人間が撮影された写真に対して釘を打てばその人物に激痛が走り、写真が車に踏み潰されればその人物も交通事故に遭って死んでしまうという、かなりイヤなガジェットになっています。

 両者を比較すると、「写した人間を操作できる」というアイデアは一緒でも、広げる方向が違うだけで全く違うテイストになってしまうのが凄いよなーとか思ってしまいます。
 というか、多分「i・ショウジョ」でもそのうち、「丑の刻禍冥羅」的なサイコホラーなエピソードは出てきそうな気がします。恋が呪縛に裏返るのは、我々の世界では日常茶飯事ですからね。

「実は私は」コミックス5巻まで読んだ日記

 最近週刊少年チャンピオンを毎週読める機会を得たのですが(ヒント:職場の同僚が買ったものが回ってくる)、今のチャンピオンの中で個人的に一番琴線に触れてるのが「実は私は」です。あまりに面白く感じたので、既刊のコミックスを週に1巻のペースで買い揃えてしまいました。
 本棚がオーバーフロー状態のために電子書籍版を購入して読んでるのですが、電子書籍はあまりに簡単に買えてしまって(金銭的な意味で)困るので、電子書籍は週に一冊だけ買うという誓いを立てています。ちなみに誓った対象はAmazon創業者ジェフ・ベゾスです。嘘。

 物語のメインは朝陽・白神・藍澤を軸にした恋の駆け引き(しかし、みんなアホの子なので駆け引きが成立してない)なんですが、4巻辺りから幼なじみの朱美みかんが猛烈な勢いで追い上げてきて5巻で完全に追い抜いた印象。彼女をこんな可愛くしてしまっていいの? と心配になるくらいです。
 あと、5巻では「黒峰とみかんの子孫」的なバックグラウンドを激しく匂わせた女の子が登場していますが、色々あって彼女がそのうち「うる星やつら」で言うところの諸星こける的な扱いを受けてしまうのではないかと心配です。
 マンガやキャラに対してすら色々心配してしまうのは歳のせいなのか。

絶対可憐チルドレン中学編終了日記

 先週のサンデーを読んだ時に一番驚いたのは、「絶対可憐チルドレン高校生編、今夏スタート!」の文字の下に描かれた、四人組のザ・チルドレンの姿でした。最初観た時は「誰この四人目!? 今更ナオミちゃん!?」とか激しく動揺してしまいましたが、Twitterで「あれは悠理ではないか」との指摘を受け、激しく納得した次第です。ナオミちゃん申し訳ない(何となく)。

 振り返ってみれば、中学生編とはつまるところユーリとフェザーと兵部の物語だったと言うことができると思います。ユーリは彼女の本当にありたい姿であった悠理となり、フェザーは未来を白紙に戻した上で薫たちに未来を託し、そして兵部は幼少期の成長を皆本やチルドレン達と「やり直した」ことで、これまでとは少し違った考えを持つところに至りました。
 来るべき高校生編は、まあ恐らくは皆本と薫を中心とした物語となるでしょう。特に皆本。果たして彼は「自分が育てた少女に惹かれるわけにはいかない」というセカンド童貞の誓いを今後も立て続けるつもりなのか、そうではないのか。彼の選択によって、今は「白紙」となっている未来が黒くなるのか白くなるのか変わってくるような気がしてなりません。
 勿論、ギリアム坊っちゃんが相変わらず捻くれてるのも気がかりです。

 何にしろ物語の再開は夏以降になるとのことなので、その辺を妄想しながら待ちたいと思います。高校生編は専門用語で言うところの「もうちょっとだけ続くんじゃ」になるのか、それとも「MISTERジパング」における本能寺編のようにきっちり物語を終わらせることに全力を注ぐ展開となるのか。何かもうちょっとだけ続きそうな気がする。

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 2
藤子・F・ 不二雄
小学館 (2011-12-22)

「丑の刻禍冥羅」が掲載された大全集はこれ。ヨドバ氏は今頃何やってるんでしょうね