サンデー一覧

近況報告とサンデー10号絶チル感想日記

 お久しぶりです。

 今週は少ない時間を趣味のプログラミングとプログラム言語のお勉強に使うことに優先したため、漫画の感想はお休みしてました(マンガ感想サイトの人間とは思えない発言)。
 プログラミングの趣味はマンガを読む趣味よりも前に始めたので、職業プログラマとなった今でも、たまに仕事以外のソフトを組みたくて仕方なくなる時があるんですよね。そもそも最初に買ってもらったパソコンは、今では「昭和のボーカロイド」と呼ばれているPC-6001mkIIという機種でな(略)。

 サンデー10号の感想ですが、「絶チル」は基本的に「帰ってきた超能力少年」編のおさらい、および現時点での超能力者を巡る社会情勢(=かなりまずい雰囲気)といった感じでした。
 ただ、皆本がフェザーと兵部が融合した姿を見て「あれは、生まれない未来から来たエスパーの影に過ぎない」と思っているところには引っかかりを覚えました。彼は未来の薫に対して、彼女を愛さずまた彼女からも愛されない状態で未来を迎える、個人的にセカンド童貞ルートと呼んでいる人生を貫くことで、未来で薫と殺しあうことを避けられると確信しているが故にこのように思ったんでしょうけど、彼の薫に対する感情が既に大きく揺らいでいることはこれまでの描写で明らかであり、彼のセカンド童貞への決意はいつか打ち砕かれることは必至でしょう。
 「未来はまだ、あそことつながっている」と判っているからこそ、彼には薫との未来を忌避するだけでなく、それ以外にもやることがあるはずなのです。多分。

 あとは、人知れずユーリ=悠理を守るハンゾウがかっこ良くて困りました。悠理がユーリになっちゃったらバッドエンド確実なこともこれまでの描写で明らかになってしまったので、ハンゾウには頑張って欲しいものですね。悠理を守ることの重大さに比べれば、パティさんの妄想の標的になるくらいはどうということはないはずです。

 そして「BE BLUES!」では優希がパンチラしてたことにさっき気付いて、自分のパンチラセンサーが弱まったことを実感しています(おわり)。


つぼみ VOL.16 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
鳴子ハナハル 他
芳文社 (2012-02-13)

写真はバレンタインデーに買った「つぼみ」最新刊。ハナハル先生さすがに上手いです。個人的に注目作だった「花と星」は急展開で一気に面白くなってきた感


ひめはじめ黒髪眼帯女子高生日記

 サンデー10号読みました。

 今週の注目はもちろん、かつて我々を色々な意味で震撼させた「オニデレ」の作者・クリスタルな洋介先生の新連載「ひめはじけ」。「オニデレ」でポップかつキュートな美少女キャラ(ただし内面はポップというよりはカタストロフなので注意)が活躍するマンガが描ける作家としてのアイデンティティを確立した洋介先生が多分満を持して始めた連載というだけあって、期待通りの面白さでした。
 ひめさまは「オニデレ」のミズキを更にどうしようもなくした感じで素敵ですし、お供のノエルさんは第一話にして早くも「ひめさまをダメにする女」としてのキャラを立たせることに成功しています。あとノエルさんは必要以上にムチムチな身体をしていらっしゃるにも関わらず、お色気要員として全く使えなさそうなのも地味にすごい(褒めてます)。
 近いうちに扉絵に描かれていた(見た目は)可愛らしい女の子達も登場することでしょうし、これからのお話がどう転ぶか楽しみです。

 そしてそれとは別に今週のサンデーで驚いたのは、「ハヤテ」休載中の読み切り枠第三弾として登場した、葛城一先生の「セーラー服を纏った教祖様」。端的に言って、完膚なきまでに百合マンガでした。
 一応野球部の男子生徒が登場するとか、「自分はもうダメだ」と諦めずに自分が本当に欲しているものを見つけるというテーマとか、そういう少年マンガ的な要素は提示されていたりするものの、あくまで物語の主軸は、人相が悪いあまり一匹狼の暗い青春を送っている主人公の女子高生と、そんな彼女に終始付き纏う眼帯を装備したクラスメートの不思議女子の二人が出会ったことによる主人公の心境の変化を追うことであり、結果として彼女たちの突然の出会いから関係が深まるまでの出来事を描いた一遍の百合マンガとして読むことが可能な内容になっています。
 何より、ちゃんと女子同士がキャッキャウフフなイチャイチャをしてるのも素敵(一方的に主人公がされちゃう側だけど)。この前の「はじめてのあく」のような、キャッキャウフフと書いてさば折りと読ますタイプのイチャイチャとは違います。本物です。素敵です。

 先週号の予告カットを見た感じではもっとサイコホラー寄りなマンガを想像していただけに、この内容はちょっと意表を突かれました。
 まさかサンデーで百合マンガが読めるとは思ってもいなかったので、何というかこう今もちょっとドキドキしていす。いやーマジでびっくりしたよー

 作者の葛城一先生は、クラブサンデーで時折作品を発表していますが、現在のメインフィールドは(くずしろ名義の)ガンガンONLINEコミック百合姫ということなので、今回のような百合色の強いマンガを描けることについては納得せざるを得ません。
 コミック百合姫は最初期の「百合姉妹」の時代は読んでいたのですが、お小遣い的な事情により現在は読んでいないのが悔やまれる結果となりました。今は百合マンガの摂取は「つぼみ」一本に絞っている状況ですが、百合姫も頑張って読んでみたいと思いました(感想)。


げきぶの。(1) (ヤングガンガンコミックス)
くずしろ
スクウェア・エニックス (2011-03-25)


くずしろ先生がガンガンONLINEで連載している作品。
ガンガンONLINEも面白いマンガ多いのは知ってるんだけど時間的制約でなかなか手を出せない情けない状況にいます(´・ω・`)


そしてサンデー9号感想短縮版

マギ

 モルジアナの大活躍で海賊の砦を攻略したの巻。
 何というか、「マギ」の少年マンガ的な面白さは、いろいろな意味でモルさんの活躍にかかっているんじゃないかと思いました。

銀の匙

 「あの頃は純粋に勉強が面白かったんだよな…
 自分も小学生まではそうでした!(キリッ)

ムシブギョー

 蟲奉行様の正体は、あまりの毒の強さでただそこに居るだけであらゆる攻撃を無効にし、羽を伸ばすだけで触れるもの全てを破壊する、毒虫・黒揚羽であったというエピソード。その佇まいや毒をメインにした攻撃力、「お主達は今まで無駄なことをしてきたのだ!」「最早、さっさと朽ちるが良い!」といった台詞に至るまで、あらゆる意味でラスボスの貫禄充分です。
 こんな黒揚羽に対してチームワークで対抗して一瞬のチャンスを引き出した蟲狩軍団のほうが、むしろ主人公っぽい行動のように見えます。やっぱりこのマンガすごい。

はじめてのあく

 リアルバウト正義の味方である黒澤さんがいい人すぎるので、いつか彼女も幸せになれればいいなと思いました。
 多分連載中は無理だけど(ひどい)。

おすもじっ!

 迫るヤンデレ妹! 怯える兄! そんな兄妹の愛憎劇に、純粋な心を持っているが故に巻き込まれてしまった司!
 「おすもじっ!」第二部は寿のための物語と言えますが、いよいよその核心に迫ってきたと言えましょう。寿は司に自分の本当の姿を教えることができるのか否か。物語的には盛り上がって来ましたが、掲載位置だけが心配です(余計)。

読み切り:HERO SP

 諸般の事情でクリスマスのプレゼント配りに選ばれたショタっ子なサンタクロースを守るため、「危険を回避するより安全を作る」を是とする先制攻撃論を実践する孫悟空がやんちゃしまくる話──といえばそれまでなのですが、緻密な絵とそれを活かした圧倒的な表現力でキャラクターの行動に説得力を持たせていると感じました。極めて正統派な少年マンガですねこれ。少年マンガ誌にはこういう作品がやはり必要ですよ。
 でもサラリーマン的には、むしろやんちゃな行動に頭を痛めるトナカイの方に感情移入してしまいましたが(大人の感想)。


ゆめかんとく

ゆめかんとく

岡啓介
(C)Keisuke Oka/shogakukan 2010

人は夢を見る。…しかしそれは“見ている”のではなく、“見せられていた”――!! 新米夢監督のメーセは、憧れのバーグ監督のように人々を幸せにする映像を撮ろうとするが… 主人公の懸命な姿がきめ細やかに描かれた秀作。

posted with EmbedSunday on 2012-02-08

HERO SPの作者・岡啓介先生のまんカレ受賞作。その画力はサンデー編集部をビビらせたといいます(マジで)


また風邪ひいた日記とサンデー9号神のみ感想

 私は喉から!(挨拶)

 先週末にちょっと無理して夜中にブログを更新した結果、週末に風邪がぶり返してしまいました(´・ω・`)。
 とりあえず、まだちょっと喉の調子が悪いです。どのくらい喉の調子が悪いかというと、「戦姫絶唱シンフォギア」第四話の録画を観ていた時、主人公の黄色い子が化物の吐いた粘液まみれになってしまうシーンで、思わず興奮したところで咳き込んでしまうくらいです(よく判らない例え)。
 「シンフォギア」は本当にやることなすこと全てエクストリームで面白いですねー

神のみぞ知るセカイ

 あと書き残したサンデー9号の感想ですが、「神のみぞ知るセカイ」は桂馬が絶体絶命のピンチに陥ったタイミングでハクアが満を持して参上という展開がすごい。これまでは登場する毎に何かにつけて脱がされていたあのハクアが、こんなにかっこ良くて頼もしいキャラにリニューアルされるだなんて、ハクアなのにどうかしてると思いました(ひどい感想)。
 もっとも、ドクロウ室長から「お前は新地獄の希望だ」とその信頼を一心に受け、ヴィンテージの野望を阻止する決意を新たに地獄を後にした今のハクアは、これまでのツンデレ脱がされハクアとは一味違うキャラクターに進化していることは、さすがに私でも理解できます。まあいくらリニューアルしてもハクアはハクアなので多分いずれ脱がされるとは思うのですが、今の彼女であれば、例え脱がされたとしてもその決意は揺らぐことなく戦ってくれるのではないのでしょうか。裸を観た桂馬が蹴られるのは前と一緒だと思いますが。

 一方の桂馬ですが、正直なところ歩美とちひろのギャルゲー論に基づく「攻略」は明らかに行き詰まりを見せていたので、このタイミングで新旧地獄バトルに巻き込まれたことは、状況が一変して異常な状況下に歩美やちひろと一緒に陥ることで彼女たちとのこれまでのぎくしゃくした関係がリセットされる可能性があることを考えれば、案外攻略的には悪くない展開なのかも知れません。まあ、このままだと女神攻略どころかみんな狩られて終わっちゃうんですけど。
 とりあえずコトが済んだら、ハクアは歩美やちひろと一緒に桂馬を踏みつぶすことでこの二人と交流を深めればいいんじゃないかと思います。桂馬は女子から踏まれるプレイは多分好きなので大丈夫。寝ます。


Synchrogazer
Synchrogazer
posted with amazlet at 12.02.07
水樹奈々
キングレコード (2012-01-11)
売り上げランキング: 173

シンフォギア主題歌。今風だけど何処か90~00年代っぽい懐かしも感じるような曲だと思います


汁なし担々麺とサンデー8号絶チル感想日記

絶対可憐チルドレン

 諸般の事情で、お昼はドラマ版「孤独のグルメ」に出てきた池袋の四川料理屋さんで汁なし担々麺を食べました。
 見るからに辛そうなのですが、実際には食べると辛い以前に山椒の効果で舌が痺れてしまうので、本来の辛さが全然判らなくなってむしろ勢いで食べられてしまうという、不思議な食べ物でした。途中で脳が「舌が痺れるような危険なモノを食べていいのか? 本当にいいのか?」と中断命令を出してきますが、それを振りきれるかどうかが勝負の分かれ目です(勝負?)。

 四川料理というと個人的に思い出すのが「鉄鍋のジャン!」で出てきた四川麻婆豆腐。山椒と一緒に麻薬的な何かが入っているらしくて、食べると体が痺れて動けなくなるというアレです。
 担々麺の方はさすがにマンガのように体が動かなくなるということはなかったのですが、舌が痺れて麻痺したせいか風邪気味でちょっと腫れていたはずの喉の奥の不快感を全く感じなくなるというヤバい経験をしてしまったので、あの「鉄鍋のジャン!」の麻婆豆腐みたいな食べ物は実際にあるんだ! 四川料理すげえ! と素直に思うことにしました。


 あとサンデーの感想ですが、椎名先生がブログで今週のエピソードに出てきた「虚数空間」について解説をされていました。
 今回の話は、要するに本来であれば兵部はギリアムに殺害された挙句その死体を男の娘クローン軍団の改良に使われてしまうはずだったところを、大人の葵が虚数空間という「ここではないどこか」に飛ばすことで、兵部は自らの身体を守ったと解釈でよさそうな感じです。
 この展開をM:tGに例えるなら、こちらのフィニッシャーである兵部を、対戦相手のギリアムが墓地に落としてからリアニメイト系呪文で釣り上げようとして除去呪文を打ったところで「剣を鍬に」を兵部に打って兵部をゲーム外に追放し、対戦相手の作戦を挫けさせたようなものでしょうか?(変な例え)

 とりあえずフェザー=未来のチルドレン達の意思によって兵部の身体は守られ、ギリアムの野望の達成を阻止することには成功しましたが、虚無に放り込まれた兵部がこれからどうなるのかはまだ判りませんし、兵部の「思念波」を定着させた子供の兵部がこれからどうなるのかも判りません。ギリアムの手から兵部を救ったとはいえ、結果的に兵部を失ったことに変わりはないのです。フェザーのデッキには、ゲーム外に追放されたクリーチャーを戻すカードは入っているんでしょうかね?(デッキ?)

 何だか判らなくなって来たので寝ます。

みすてぃっく・あい(ガガガ文庫 い 3-1)
一柳 凪
小学館
売り上げランキング: 289173

虚数ネタというと個人的に思い出すのがこのノベル。「あい」は虚数のi(伏線)。叙述トリックが効いてて面白いです(伏線)。


週刊少年ハヤテのごとく7号感想

 今週のサンデーのオマケについていた「デュエルマスターズ」のプロモカードを見て、このゲームにも「マジック・ザ・ギャザリング」におけるデュアルランド的なマナソースの概念が導入されていたことを今更知りました(挨拶)。
 あと篠崎愛は市民プールには居ないと思う。

おすもじっ!

 「このままラブホ直行でもええねんで?」と直球すぎる台詞を吐く七美をどうにかした方がいいと思いました。
 この子、このままだと何かの勢いで司に襲いかかって服を引っぺがすとかやらかしかねませんが、その際彼女が司のちんこの有無に拘るかどうかが運命の分かれ目だと思ってます。どうでしょう。彼女ならヤッてくれると信じてますが(ひどい感想)。

 物語の方は、いよいよ寿と彩香の距離が近付いて来ており、近いうちにこの二人が接触することを予感させるに十分な雰囲気になって来ました。
 彩香というキャラは、かつて「神のみぞ知るセカイ」で桂馬が提唱したBMW理論(血縁・思い出・お兄ちゃん萌えが揃っていなければ品格を持った真の妹足り得ない、という無茶な理論)に合致する完璧な妹キャラクターなはずなのですが、残念なことにエルシィみたいな素直で可愛い妹ではなく、すっかりヤンデレ化してしまっています。
 彼女がこうなってしまったのには、彼女を置いたまま実家を出奔してしまった寿にも責任はあると思うので、寿はどこかで彩香とちゃんと会って過去を精算するべきでしょうね。彩香は、自分の脳内にいる妄想の寿と実際の寿が全然異なっていることに絶望して寿を刺し殺しに来るかも判りませんが。このマンガならそれくらいの事はやらかしかねません(ひどい感想)。

アナグルモール

 ルチルはクワトロールとのバトルには勝利したものの、千羽が一人で「地下世界」に連れていかれてしまうという展開に。バトルが終わったらしばしの平穏が戻ってくるのかなと思ってましたが、実際にはさらに物語に拍車をかけてきました。
 次回以降は、千羽が地上に上がったルチルとは逆の立場となり、地下世界の色々な意味でおもしろおかしい文化に触れてカルチャーショックを受けつつも前向きに生き抜こうと頑張る話になったりすることを期待します。彼女ならどんな文化でもマイペースに持ち込んで馴染めそう。がんばれ千羽。続く。

電波教師

 「電波教師」の前に載っている「BE BLUES!」では、才能あるタレント選手を擁しているチームがタレントはいないけど徹底的なプレスを続けられる持久力と組織力を持ったチームに負けてしまう──という展開を見せていましたが、「電波教師」では逆にゲームのキャラみたいな才能を持った征十郎がゲームを支配する展開になって来てるのが面白いなと思いました。
 サッカーって奥深いですね(多分このマンガはそういうマンガではありません)。

はじめてのあく

 今号では巻末に載ってましたが、もしかして入稿が遅れたんでしょうか?(詮索)

 今回はまさかのサブロー×ルナのエピソード。サブローはルナを初めて見た時「美人さん」と言ってしまった過去はありましたが、それ以外にあまり接点がなさそうなので、このカップリングはちょっと想定外でした。でもアリかナシかと聞かれればアリなカップリングだと思いますので、今回の一件をきっかけにサブローがルナの姿を見るたびに一方的にときめいてドキドキするようになればいいかなと思います。サブローかわいいよサブロー(ルナは?)。
 あとサブローはいくら飛び級で高校入ったとは言え、こんなかわいい容姿で高校二年生を名乗るのは犯罪です。

読み切り:応魂

 サンデーで4コママンガを載せるということは、20年前の「椎名百貨店」時代の椎名先生に戦いを挑むということなのだ! と、たまにはファンサイトっぽいことを言ってみましたが、ノリとしては可愛い絵柄とぬるい展開が基調の今どきの4コマ漫画といった雰囲気だなと思いました。いわゆる空気系というタイプの作風なんでしょうか。サンデーでは逆に新鮮な感じがします。
 自分はあまり積極的に4コマ漫画雑誌を読んでいないので、何かトレンドに触れられた気がして嬉しかったです(変な感想)。

となりの君はつるみ仲間

となりの君はつるみ仲間

杉田A子
(C)Ako Sugita

全国まんが系スクール参加型才能発見&発掘プロジェクト「第2回クラサン杯」!! エントリーNo.3はこの作品だ!!

posted with EmbedSunday on 2012-01-24

「応魂」と同名のキャラクターが登場する、パイロット的な位置付けの作品みたいですね


夏服+エプロンの格好は胸の大きさがモロに出ますよね?サンデー7号神知る感想

神のみぞ知るセカイ

 「自分でも今回は、けっこう本気かと思ったけど、やっぱ、違ったっす!

 ちひろが歩美に対して「ドロップ」を宣言、桂馬の争奪戦から身を引くことを宣言したエピソード。わざわざ歩美に対してこういう(とても本心だとは思えない)ことを言い、最後に「歩美…ありがとね」と呟いたということは、これはつまり「今度はあんたが桂馬に告白しなよ」と暗に促しているように思えます。
 歩美は別にちひろに対して「自分も桂馬のことが好きだ」とは一言も言っていませんし、何より本人もどこまで桂馬のことを意識しているのかは判りませんが、ちひろからするとその辺丸わかりだったのでしょう。女の勘は恐ろしいです(そこか?)。

 そして今回は、何気にメリクリウスが自分のことを「私の名はメリクリウス…」とわざわざ自己紹介していたのが面白かったです。彼女が本当に女神なのか? というのはミステリーの一つとして重要な要素だと思っていたんですが、割とあっさり認めてしまいました。「あれ本当にメリクリウスなの?」って質問が作者のところに沢山届いたりしたんでしょうか?(余計な詮索)

 そして女神と言えば、ヴィンテージの人(リューネ)が、ちひろと接触した後で「女神狩り」を言い出した辺りが不気味です。ちひろも女神騒動に本格的に巻き込まれてしまうのかしらん。最近ちひろがやたら可愛く思えて仕方がない私としては心配です。


「神のみぞ知るセカイ」キャラクター・カバーALBUM~選曲:若木民喜 [初回限定盤]
(キャラクター・カバーCD)
ジェネオン・ユニバーサル (2011-12-21)
売り上げランキング: 1705

「神のみキャラクターが歌うアニメソング名曲の数々!」というコンセプトが冷静に考えるとすごいアルバム


葵さん、ファンでも10個は買えません…(´・ω・`)サンデー7号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 コミックス29巻付録の薫ストラップは、とりあえず使い道を考えつくまでダンボーの腕に吊るしておくことにしました(近況)。

 ちなみにコミックス28巻は、当時は年末でお金がなかったため、通常版の方しか購入していません。まだAmazonでは限定版が購入可能な様なので、お小遣いが入ったら改めて買いたいと思います(´・ω・`)。

 そしてサンデー連載の方ですが、幼いユーリの姿を模したかのようなギリアムの「チルドレン」達について、彼が「僕の体から作った、僕の所有物(クローン)だ」と言っているところに引っかかりを感じました。
 あの子供たちは、ユーリと同じ遺伝子から作られたクローンか何かなのかな? と思っていたんですが、彼の言葉をそのまま解釈すると、クローン元はユーリではなくギリアムであるということになります。ということは、あの「チルドレン」は、見た目は女の子のように見えるけど、実は性別は男なんでしょうか。つまりは男の娘なんでしょうか。ちんちん付いてるんでしょうか(ちんちん言うな)。
 男の娘のクローン軍団って新機軸過ぎて困りますが、何かちょっとグッと来てしまうものもあるので余計に困ります。困ります(連呼)。

 一方の兵部ですが、ここに来ていきなり「局地迎撃超能力『震電』」「火炎重爆防御『呑龍』」など、まるで「覚悟のススメ」に出てきても遜色なさそうな時代がかったネーミングの必殺技を披露。ギリアムの推理通り、おそらくこれらの能力は、兵部の目の前で死んだ仲間たちの能力を受け継いだものなのでしょう(『震電』は電気を操るリーダー・志賀曹長の、『呑龍』は九州弁で船酔いしてた大男の菊池上等兵の能力っぽい)。
 つまり、兵部の多彩な能力は死んだ仲間たちの意志に他ならないのです。彼の能力そのものが超能部隊時代の仲間のものであるなら、彼がいつまでも過去に囚われてしまうのも致し方ないことなのでしょう。

 しかし何というかこう、この設定はヤバいですわ。キますわ(涙腺とかに)。彼の目の前で死んで行く仲間との最後のやり取りを想像するだけで、何かこう色々妄想できそうです。個人的には、兵部少年と志賀曹長の最期の時を描いた、公式の薄い本を希望したいです(公式?)。

 あとギリアムのあまりの異常っぷりに気を取られて突っ込むのを忘れるところでしたが、今回「黒い幽霊」の首領であるユーリのお父様が亡くなられました。私の中では彼を「バビッチ佐野」のコードネームで呼んでいましたけど、ついにその本名が明かされることなく退場してしまうことに。
 結局は自分の「息子」のギリアムに殺されるような形になってしまいましたが、これもエスパーを利用したことへの自業自得ということなのでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

 個人的には、せめて死ぬ前に「黒い幽霊」のホームページを今時のWeb2.0的な形にリニューアルして欲しかったです。ギリアムはこのサイトをメンテしてくれるんだろうか。


(有)椎名百貨店 1 (小学館文庫 しH 5)
椎名 高志
小学館
売り上げランキング: 260503

「バビッチ佐野」の元ネタは、椎名先生初期の名作「マリちゃんたすけて!」の敵役の組織のボスの名称です。
というか椎名百貨店って文庫版が出てたんだ。知らなかった←


幼女は平和利用に限ると思ったサンデー5+6号サンデー感想

絶対可憐チルドレン

 サンデー5+6号の「絶チル」にはグッと来る箇所が4箇所ありましたが(いきなり)、その中でも一番グッと来たのが、兵部の中に精神感応した賢木に対して兵部の残留思念のようなものが賢木の腕をグイッと引っ張り、彼にだけ自分の「秘密」を打ち明けようとするシーンでした。
 生前、ナイの頭部に仕掛けられた爆弾を撤去する手術を賢木に依頼する時は、兵部はどうしても賢木に対して素直になれずにツンツンした態度をとってしまったものでしたが、それに比べると今回はなんて素直な態度なのでしょう。ナイの手術で実際に賢木がどういう男かを知り、こいつなら「秘密」をチルドレンや皆本から守ってくれると判断したんでしょうか。
 何にしろ、こんな変わり果てた姿にならないと素直な態度が取れないだなんて、兵部はまるでツンデレの鑑のようだなと思いました。

 そして残りのグッと来た箇所は、

  • 賢木が「お前らみたいなバカは好きなんだよ」と言ったところにグッと来ました。「大切なことは、遠くにある人や、大きなことではなく、目の前にある人に対して、愛を持って接することです」というマザー・テレサの言葉に通じるものがあります(おおげさ)。
  • 紫穂が賢木に「き…気をつけてね」と言ったところにもグッと来ました。紫穂も賢木に対してこういう表情ができるようになったのかー紫穂ちゃんも成長してるんだねえー、と親戚のオッサンっぽく思いました。
  • そしてラストに出てきた幼女ユーリのクローン集団。これはグッっと来ざるを得ません。
    幼女のクローンを作って意のままに操るなんて、ギリアムは相当の外道ですよ。勿論外道なので、きっとクローンにエロいことを命令したりしてるに違いないんですよ。ひどいですね(そういう発想をするオレが)。

 寝て起きたらサンデー買って続き読みます。
 おやすみなさい。

29巻は1/18発売。つまり今日。28巻が出てからもう一ヶ月経ってしまいましたよ。月日の経つのは早い…


改めて今年もよろしくお願いします(おそい)サンデー5+6号感想

BE BLUES!

 「一条さんじゃなきゃハナシにならない…
 「一条にボールを渡せば…何とかなる!
 「一条なら…なんとかしてくれる!
 すっかり一条総受けの様相に!(まちがい)

銀の匙

 八軒の『「豚丼」そのものを買うのではなく、豚丼の肉を自分で買う』選択は、「豚丼」が愛玩動物ではなく畜産物であるという現実を踏まえたクレバーなものだと思います。「頭が良い」かつ「自分の頭で考える」ことができる八軒らしい選択ですね。次回は豚丼の肉で豚丼パーティー?(安直)

 豚の解体授業では、あの相川が解体作業の手際の良さを見て「獣医になるからには、あれくらいの知識と正確さが欲しい」と開眼するところが意外でした。動物を肉に変換する過程を見て獣医への決意を新たにするとか、人間何がきっかけになるか判りませんなあ。

アナグルモール

 サンデーでこういう純粋な「能力者バトル」を読むのは、何だか久しぶりな気がしました。また今回の敵役であるクワトロールに「名前がカッコイイものを好んで小型化したがる」性格を持たせるなど、敵とは言えども憎めない要素を入れてくるところも面白いです。この辺のセンスはさすが福地先生と言うべきでしょうか。先生のマンガを読んでる実感が湧いて来ます。

 「GAN☆KON」もジャンル的には能力者バトルといえばそうなるのですが、あっちはバトル以上にイサナさんとか主人公とかが色々おかしいからなあ(褒めてます)。

はじめてのあく

 キョーコがジローのマントにくるまって「ジローに抱きしめられてるような…」とか妄想しながらゴロゴロしてるシーンで既にお腹いっぱいです。ごちそうさまでした。
 そしてシズカは一時期はジローが好きなあまりに色々と空回りをするタイプのどうしようもないキャラでしたが、最近はそれでも行動がマトモになって来ているように思います(ジローに対する部分は除く)。黒澤という本物の「正義の味方」が間近にいることで、彼女にも何か心境の変化のようなものがあったのかも知れませんね。という妄想を抱きました。

神のみぞ知るセカイ

 桂馬と歩美が絡んでいるところにちひろが現れ、三者の視線が泳いでしまうところの気まずさが最高でした(ひどい感想)。
 話的には歩美再攻略開始ですが、状況が状況だけにさすがの桂馬も攻めあぐねている様子が伺えます。どうするのこれから。

おすもじっ!

 カニを口の中に突っ込まれ、頬を赤らめながらもごもごする司!
 こういうのでいいんですよ、こういうので!

 その一方で、彩香の兄に対するヤンデレ化が著しく進行しているのが気掛かりです。彼女に必要なのは司や寿ではなく、まずカウンセリングではないかと思ってしまうレベル。彼女が寿と司の関係を知ってしまったら、司を刺しにかかるんじゃないかと本気で心配です。
 このマンガには、それをやりかねない狂気が潜んでいると思います(ひどい感想)。

マンガ大賞2012へノミネートされましたね。個人的には有力候補だと思ってます