サンデー一覧

サンデー2012年42号姉ログ感想

姉ログ

 巨乳姉萌えマンガを武器にクラブサンデー界で頭角を現したことで(個人的に)有名な田口ケンジ先生が、サンデー本誌に初連載。
 「電波教師」の東毅先生を筆頭に、最近ではクラブサンデー世代の作家がモリモリ成長して本誌に登場して来ており、徐々に時代が新しくなって来ていることを感じさせます。「ソク読みサンデー」立ち上げ当時からウォッチし続けていた私としても嬉しい限りです(エラそう)。

 本編の方は、サンデー界の巨乳姉萌えマンガ第一人者の名を(個人的に)冠する田口先生らしく、弟が好き過ぎるあまりに色々と頭がおかしくなってる姉の靄子さんのアレっぷり(およびおっぱい)が余すところなく表現されており、終始ニヤニヤしながら楽しまさせて頂きました。読めば誰もが素直にハッピーになれる、素敵なマンガだと思います。

 その中でも個人的に感心したのは「お姉ちゃん汁」のエピソードです。「姉の入ったお風呂のお湯を飲みたい弟」を単に変態扱いするのではなく、そんな弟の性癖と「そんな弟の身体を気遣う姉」である自分自身の双方が満足できるラインを必死で考え、自らの雑菌が混ざった風呂のお湯を自ら飲んで「飲んでも身体に影響がないお姉ちゃん汁の許容量」を割り出すに至るその姿勢は、昨今の放射性物質を初めとした環境汚染に過剰に反応するあまり思考停止し、あらゆるモノにゼロリスクを求め続ける一般消費者に対するアンチテーゼとして読むことも可能なのではないかと思いました。
 単に相手に全ての安心安全を求めるのではなく、皆が幸せになるために自ら考えてリスクを踏まえた行動することが大切である。露子さんの行動は、図らずもそのようなことを示唆しているのかも知れません。例え彼女が考えている「姉の入ったお風呂のお湯を飲みたい弟」の姿が、彼女の妄想が生み出した非現実の存在であってもです。

 本編の主人公の露子さんは、確かに「自分の弟は自分のことが大好きなあまり、自分の入ったお風呂のお湯を飲みたがるくらいの変態である」と誤解するくらいのおかしい人ではありますが、そんな弟のおかしさを受け入れて弟の全てを愛そうとする博愛の精神をも持ち合わせている、包容力を秘めた素晴らしい女性なのではないのでしょうか。
 ないのでしょうか?(疑問文)

DCD Diamond Cat Diamond 6 (少年サンデーコミックス)
田口 ケンジ
小学館 (2012-05-18)

DCDもまだ連載は完結していないんですよね。並行連載?


サンデー39号感想

デュエルマスターズレボリューション

 新連載。「デュエルマスターズ」が題材のマンガだけあって、作品世界やキャラクター設定は比較的低年齢向けのマンガっぽくチューンされている印象ですが、ヒロインのパンチラというか肉体だけは何かこう立派に週刊少年サンデーのメインターゲットである年齢層(オッサン含む)の鑑賞に耐えうるレベルに描き込まれている点に感心しました。
 そう来たか!(何が)

戦コレ!

 ここまで斎藤義龍がフィーチャーされた歴史マンガって、なかなか珍しいんじゃないかと思いました。
 この人、椎名先生の「ミスタージパング」では確か名前すら出てこなかったですよ?

神のみぞ知るセカイ

 まさかのドクロウさん登場。
 ドクロウさんは、ご存知のようにアルマゲマキナで古悪魔相手に大活躍して「英雄」と呼ばれ、その後は駆け魂隊の室長となり、ハクアが窮地に陥った際には救いの手を差し伸べて結果的にヴィンテージの野望を阻止するなど、新地獄の平和を守る影の実力者と言っても良い働きをしている方なんですけど、もしかしたら今出てきているドクロウさんは、その「アルマゲマキナの英雄」と呼ばれる前の姿なのでしょうか。それとも、ヴィンテージの陰謀によって「処刑」された結果こうなっちゃったんでしょうか。

 何にしろ、もしドクロウさんが現在のしどけない無力で死にたがりの少女のままだったら、新地獄の将来のリーダーとなるであろうハクアはその後ろ盾を失ってヘタレキャラのまま終わってしまいかねませんし、結果として旧地獄が復活してしまうことに繋がりかねません。事の重大さが徐々に明らかになって来た感があります。

ひめはじけ

 なでちこししょーがすっかり姫ちゃんにメロメロになってる様が可愛かったです。
 あとうさきは明らかに色々と踏み外していますが大丈夫か(真顔で)。

電波教師

 荒木光太郎君は何でこういちいちカワイイんでしょうね。困りますね。

AREA D

 ジンがデレたー!
 カワイイー!(感想)

正しいコドモの作り方

 悠が全裸の女性に性的に反応していることに衝撃を受けています。着衣フェチじゃなかったのか…(←当然です)。
 しかし、もしかしたら彼は、後ろから両腕を拘束されているからこそ今のシチュエーションに燃えてしまっているのかも。彼は拘束に反応する系のフェチなのか? そういやレオタード女子に襲われた時も両腕を拘束されてハァハァしてたよね? 本当はそういう趣味なの?(←ひどい感想で大変に申し訳ない)

絶対可憐チルドレン

 皆本と薫はチューもロクにしてないのにもう夫婦喧嘩ですか。仲が良いですねー(素直な感想)。
 多分原因はものすごく碌でもないことと決まっているので、どれだけオチで笑わせてくれるのか、今から楽しみにしてます。

 あと悠理は何か楽しい人生を送っているようで何よりです。ちょっと薫のことが好き過ぎますが、まあその方が明らかに面白いので、もっと好きになって皆本から薫を寝取るがいいと思います。
 彼女の脳裏にギリアムや「黒い幽霊」の総帥の顔が浮かんだということは、その辺の記憶は完全に忘却されている訳ではなく、ユーリの記憶から浮かんだものだと考えるべきなんでしょうか。


AREA D 異能領域 1 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

デレるとかわいいジンの物語「AREA D」のコミックスは、「ARMS」と同じスペシャルサイズ。力入ってます


サンデー38号感想続き続き

正しいコドモの作り方

 クラスで目立たなくて地味で巨乳の女の子から好かれるという全男子垂涎の展開から一転、結局はその手島さんも能力者に操られていたという、悠にとっては残念な話でした。

 この話を読んだ方は皆「結局悠に近づく女子はみんな操られているのか」と失望したに違いありませんが、個人的にはそれよりもどうして能力者は手島さんをあそこで脱がせてしまったのかと問いただしたい所存です。
 何度も申しますが、悠はこれまでの実績からして着衣エロに興奮するタイプであることは間違いないのです。例えるなら、黒タイツ女子が出てくるエロマンガなら、黒タイツを脱がすのではなく黒タイツの一部のみを破るシチュエーションを好むタイプです。私には判ります(根拠はカン)。

 また、これまで操られた女子に散々脱いで迫られた経験があることから、彼には「服を脱いだ女子には用心する」という条件反射が身に付いてしまっているようにも思えます。普通であれば、例え相手が操られていたとしてもあんな巨乳が背中に当たっていたら興奮してしまうものですが、「手島さんが操られている」と悟った直後の悠のドン引きっぷりといったら、ちんこも即座に縮んでしまうレベルですよ。

 これも何度も申し上げますが、悠のちんこが必要なのであれば、尚更悠の性的嗜好というものを把握しなければ、能力者側に真の勝利は訪れることはない。私はこれからもそう訴えていきたい所存です。今回はかなりいい線行っていただけに、尚更詰めの甘さが悔やまれます。
 なおこのような主張をするのは、自分が着衣エロの方が好きだからとか、そういうことでは断じてありません。まあ自分も黒タイツは脱がせるよりは(略)。


BE BLUES!

 「こんな場面で決めちまう男だ。一条龍は!
 これは決まるような気がしてきた!

 このマンガ本当に面白いです。

戦コレ!

 アニメ版の方はよりやりたい放題が加速して回を追う毎に面白くなって行ってますが、そのアニメのCMでサンデー連載の「戦コレ!」がまるでアニメのコミカライズ版のような雰囲気で紹介されているのを見る度、何かこう申し訳ない気分になりませんか?(挨拶)

 話の方は、いきなり「他の宝珠は全て武田信玄が持っている」という展開となり、毛利元就や北条氏康といったレア度が高そうな武将が一斉に登場したところから考えると、アニメの放送終了と同時に連載も終了するのかなー? みたいなことを予想せざるを得ません。
 武田信玄との戦いということを考慮すると、次回はいよいよ家康ちゃんがおしっこ漏らして敗走した史実が有名な三方ヶ原の戦いの再現が読めるのかも。期待!(するの?)

BUYUDEN

 開始わずか7ページで、先週まで積み重ねてきた「誠道館に進学してボクシングエリートへ!」という話を全てぶち壊す快挙を達成。
 かつて「MAJOR」で、吾郎が海堂学園高校を辞めた時の衝撃が蘇りました。満田先生のマンガを読んでる実感が湧いて来ます。

ポケットモンスターREBURST

 「どれだけかかろうと、わたしはキミがあきらめるまでつきあおう
 「じゃあ…トコトンつきあってもらうぜ…!

 どう見てもプロポーズの言葉です。本当にありがとうございました。
 あとは「管理人さん」という言葉の響きがいいです(と言われても)。

GAN☆KON

 イサナさんの正体が明かされ、そしてラスボス的な存在感を誇示する(変態的な意味も含めて)スサノオが登場して第一部完、続きはクラサンでという流れに。
 本誌で読めなくなるのは残念ですが、せっかくクラサンに移行するんですから、本誌ではできないようなもっとはっちゃけた展開を希望したいところですね。

GAN☆KON 3 (少年サンデーコミックス)
菅原 健二
小学館 (2012-08-17)

GAN☆KON3巻も発売。三峰さんの残念っぷりもこのマンガの見所の一つです(多分)


サンデー38号感想続き

銀の匙

 馬に乗る姿が楽しそうなアキが印象的だった今回。本番に弱いタイプと称されていた彼女が表彰台に乗るスコアを残せたことは、彼女自身にも乗馬に対する心境の変化が現れていることを、暗に提示しているものと思われます。

 あと乗馬といえば今放送している「TARI TARI」というアニメで、騎手を目指していた女の子が集合時間に間に合うために街中を馬に乗って走るシーンが登場しましたが、観たのが「銀の匙」を読んだ後だったので、「きっとあの馬が走った街中には馬糞が落ちてて大変なことになってる場所もあるんだろうなあ」とか思ってしまいました。馬=馬糞なのが「銀の匙」の世界観ですし(決めつけ)。

おすもじっ!

 端的に申し上げて、今回も彩香ちゃんの狂気が冴え渡っていた回でした。兄に全力で甘えている時に竹谷に邪魔された時の彼女の表情が明らかに人間ではない鬼の形相をしていたのもヤバいですが、「欲しい、うち。赤ちゃんが。」と兄の影に向かって堂々と言い放つところはもっとヤバいです。「妹の品質示すBMW」とかいうレベルを遥かに超えてます。
 信じていた兄に対しても「自分に本当のことを言っていないのではないか」と疑念を持ち始め、それでも兄に甘えるしか感情のやり場のない彼女は、やはり明らかに狂気に囚われています。彼女が色々とおかしいのは既定路線とは言え、何か今回の件で彼女は更にまた一線を超えてしまい、もはや戻ってこれないところにまで行ってしまっているのではないかと思わざるを得ません。

 また、兄の寿が司を助けるつもりで彩香についてるウソが結果として彩香を追い詰めていることも、また彼女の救われなさをより一掃引き立てているように思えます。唯一頼れる兄に裏切られる定めの彼女。果たして彩香は、次回の勝負が始まるまでにどれほどの変貌を遂げてしまうのか。彼女の先行きを見守るのが怖くなって来ました。


神のみぞ知るセカイ

 時間移動モノは、移動回数に制約があると俄然緊張感が増して面白くなりますよねー(感想)。
 残り3回ということは、若木先生は既にこの残り3回という制約を活かしたストーリー展開を既に完成させていると解釈していいんでしょうか。楽しみです。

 あと前回まではどっちかというとお近づきになりたくない系の女性だった今回の攻略女子ですが、マストから落ちた後でドロドロ言いながら起き上がったコマの彼女は全体的にしどけなくて実に良かったので、何とかイケそうな気がしてきました。

 続きます(多分)。

TARI TARI 1 (イベント招待応募券封入・初回生産限定仕様 ) [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2012-09-05)
売り上げランキング: 15

TARI TARI面白いですね。欠かさず見てます。紗羽が馬に乗って走ってる姿を見るだけで大喜びしてます(単純)


生存報告+サンデー38号ひめはじけ感想

 お久しぶりです。生き残りました(何かから)。

 しかし昨晩はちょっと無理して夜中まで感想書いたおかげで寝不足で体調を崩しそうになってしまったので、今後は感想書く時間を短くして対処したい所存です。寝不足は辛いのですが、でも書いてる間はものすごく楽しいので困ります。

 以下、サンデー38号感想です。

ひめはじけ

 水着回、そして「ひめはじめ」の連呼回と、前々回辺りからやけに色気付いてきたみんな大好き「ひめはじけ」ですが、今回はサブタイトルからして「姫とお色気」とますます色気付いて来てます。クリスタルな洋介先生は本格的にやる気です。

 しかしその内容は、前回と同様に、唯一の常識人であるなでちこししょーを、他のメンバーが持ち前の天然ボケを発揮してエロネタでボケ倒して困らせるという、なでちこ総受け体制とも言える構成でした。
 「ごはんにする? おふろにする? それともあ・た・し?」というドリフのコントみたいな典型的なネタのみでここまで話を引っ張って面白くできるというのは、このなでちこ総受け体制がコメディ構成として優れていることの証であり、そして何よりもなでちこししょーがキャラとして素晴らしいことの証でもあります。
 何かこう、このマンガは姫さまを狂言回しにしてなでちこに色々恥ずかしいことをさせる展開でも十分にイケるんじゃないんだろうかと思います。

 それにしても、撫子に「それとも、あっ、あたしに…しますか?」と赤面しながら言われたら、そりゃーそこら辺のボンクラ高校生男子では太刀打ちできませんよね。鼻血出して遁走した挙句、布団被ってガタガタ震えざるを得ないのも判ります。なでちこししょーは何て罪な女なんだ…(感想)


ひめはじけ 1 (少年サンデーコミックス)
クリスタルな 洋介
小学館 (2012-06-18)

姫さまが孤軍奮闘していた頃のエピソードが読めるひめはじけ1巻。
ちなみに2巻は10/18発売が予告されています

 続きます(多分)。


再び生存報告、および今更サンデー36+37号感想続き

 リハビリ感想さえままならず、何かこう色々考えざるを得ない今日この頃です(挨拶)。
 以下、サンデー36+37号の感想続き。

鋼鉄の華っ柱

 蘭子が可愛すぎて困ります(感想)。「鋼鉄の華っ柱」は彼女にこそ贈られる言葉なような気がしてきました。華ですし。
 彼女をここまで変えた真道とはこれからどうなっちゃうのかしら?(それ以前に双方とも生存が危うい)

ハヤテのごとく!

 「これを見た小学生が…おかしな性癖に目覚めないかなぁ~…と…
 サンデーどころか21世紀を代表する女装キャラであるところのキミがそれを言いますかハヤテ君? と思いました(感想)。
 そしていいんちょのスカートたくしあげについては、赤面もいいけど太ももに流れる汗もエロい、と結論付けました。

AKB48殺人事件

 「コナン」よりも台詞が少なくて読みやすく、AKBメンバーをキッチリと殺してくる本気っぷりにも好感が持てるこの作品。回を追う毎にどんどん楽しみになって来ております。
 個人的には、「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ」というニーチェの言葉通りに、探偵役の前田さんが犯人を徐々に追い詰める快感に駆られて色々とおかしくならないかが気掛かりです。そういう意味では、前回ラストのコマは相当ヤバかったように記憶しております。

ムシブギョー

 「死への恐怖」を武器に容赦なく人間たちを追い立てる蟲達とのストレスフルなバトル展開になっている「ムシブギョー」。人の死にっぷりにおいてはサンデー随一どころか、週刊少年マンガ誌でもここまで盛大に流血込みのカタストロフを描いているマンガはなかなかないんじゃないかと思えて来ます。
 「ハヤテ」を読むと色々と変な性癖が身につくこと請け合いですが、「ムシブギョー」を読むと人が無慈悲にバンバン死んでいくディザスター・ムービーを好む性癖が身につくこと請け合い(決めつけ)。すなわちエロスとバイオレンス。昔からエロスとバイオレンスは江戸の花と申します(申しません)。

電波教師

 赤面しながら「また来てくれますか?」と七海に言う光太郎が眼福でした。おかしな性癖を超えた何かが彼にはある(感想)。
 それにしても光太郎君は引きこもりなのにお肌がキレイで脛毛もなくて羨ましいです。ホントです。

戦コレ!

 コミックス買いました。しかも限定版じゃない方。
 話の方は、松永久秀を題材に「信頼できる大人が身近にいない少年の不幸」を描いた、昨今の教育問題に一石を投じる社会風刺マンガとしても読める構造になっていたと思いました。多分

正しいコドモの作り方

 洞窟でクラスメート女子と二人きり! という、もし掲載誌がサンデーじゃなくて快楽天だったら(以下略)というシチュエーションですが、真にモテない男はこういう展開で「このオレが女子に好かれる訳がない」と護身を完成させてしまっていて女子の気持ちに無頓着になってしまうので、こういう絶好のチャンスをみすみすフイにしてしまうものなんですよねーと思いました(感想ではない)。

 このマンガの主人公の悠はこれまでの実績により「着衣エロに燃える」性癖であることが判明しているので、濃紺水着を装備して迫る手島さんの作戦は適切です。手島さんには、遺伝子以外に取り柄がなく己が非モテだと思い込んでるボンクラ男子である悠の目を覚ます様な、性的な意味での活躍に期待したいです。

ひめはじけ

 今回は、「ひめはじめ」という言葉の意味を理解した上で、この言葉に過剰に動揺するなでちこの反応をみんなで楽しんでるんじゃないか? と思ってしまうような話でした(ひめは天然で「ひめはじめ」という単語の意味が判ってないことが明らかなので除外)。
 にしても、今回のひめはじめ隊といい、その前のひめが股間を打ってウヒャッホイに目覚める話といい、徐々にエロスを暗喩する方向に話をシフトさせている洋介先生は侮れません。

絶対可憐チルドレン

 予知能力者の超度を自分で上げたうえで、その能力者に自分の「帰還」を予知させ、チルドレンと皆本の危機を知らせようとする(ように仕向けたっぽい)兵部の意地悪さが際立っていたエピソードでした。更にその前の「予知」の中では、自分の複雑な心境を皆本にアピールすることも忘れていないところはさすが。皆本も、これで兵部に対して一方的に悪意を向ける己の行動に少しは歯止めが効けばいいんですけどね。

 ラストで弓持って暴れる葵がツボです(感想)。

絶対可憐チルドレン 31 (少年サンデーコミックス)

コミックス31巻購入しました。今読み返すと、この辺から皆本が兵部の感情に気づき始めていることが伺えて興味深いです


生存報告(サンデー36+37号感想込み)

 少年サンデー付録の「戦国コレクション」限定レアカードの絵柄があの斎藤義龍なのは、何か高度な嫌がらせなんでしょうか(挨拶)

 お久しぶりです。
 とりあえず仕事の山は何とか乗り越えたので、ぼちぼち感想日記を復活させたいところではあります。

 以下感想リハビリ文章。

銀の匙

 「釧路のジャスコに行ったのよ」が一番グッと来ました。何かすごく「北海道が舞台」のマンガっぽさを感じます。
 あやめとアキの思い出の大半にうんこネタが絡んでるのも何かグッと来ます。自分の出身地も割と周囲が田んぼと畑と養鶏場だらけで牛飼ってる家もあった農村地帯だったのですが、農村ってうんこと共にあるところがありますよね。

神のみぞ知るセカイ

 ユピテル編こと過去編が本格的に始まりましたが、10年前に飛ばされた時の年が「200X年」だったところにショックを受けています。いやまあ確かに今から10年前は2000年代なのでこれはこれで正しいんですけど、10年前が既に21世紀であるという純然たる事実を改めて認識させられると、何かこう「オレも歳をとったものだ…」とか「いい歳してこんなことしてていいんだろうか…」とかいう焦燥感が湧いてきてしょぼくれること請け合い。つらい(感想)。

 なお、桂馬がやってるゲームはゲームギア版の「ぷよぷよ」と思われますが、このゲームが発売されたのはWikipediaによれば1993年なので、この世界の過去はテクノロジー的には90年代と一緒であると思って差し支えなさそう。ですので、その頃からゲームやってる我々のようなおっさんは「過去編の舞台は2000X年ではなく1999X年である」と設定を補正すれば、よりリアルに過去編を楽しめるのではないかと思いました。

 なお今回の攻略対象の女子は明らかに色々とおかしそうなので、できればお近づきになりたくないタイプだなというのが第一印象です。

 続きます(多分)。

小悪魔王伝 戦コレ! 1 (少年サンデーコミックス)
小西 紀行 「戦国コレクション」 制作委員会
小学館

戦コレ1巻通常版。「このマンガ面白い」とここで公言した責任があるので買う予定です(責任?)


絶チル再アニメ化決定おめでとうございます記念生存報告日記

 お久しぶりです。

 現在は仕事がンもう手から光線が出る程忙しく、自分の持てるパワーの全てを仕事に注がないと絶対に片付かない! というくらいの状況なのですが、しかしせっかく絶チルの再々アニメ化決定のニュースが解禁された現在、このまま仕事に全てを注ぐのも何か悔しいので、現実に反抗する意味でもちょっとだけ日記書きたいと思い直しました。
 なお、本当はこんなことをしていないでさっさと寝るべきです、と自分の脳内のセイリュートがアドバイスしてます。その通りです。

絶対可憐チルドレン

 32号で登場した未来予知能力者の三橋さんは、ストレス解消のためにイルカの浮き輪にバックドロップをかましてましたが、イルカの脳天と一緒に自分の脳天も同時に地面に着地するのは自身もダメージを受ける危険性が高いので、もっと身体を反らせて額で着地するように改良した方がいいのではないかと思いました。
 あと今週の最後のシーンは未来で皆本に撃たれるのが薫から兵部に差し替わってますが、このままだと兵部が皆本に撃たれた時に「愛してる」と胸に秘めた想いを皆本に告白したり、皆本が兵部を撃つことで「これで兵部は永遠に僕のものだ」と歪んだ独占欲を発揮してヤンデレとして完成してしまう未来になってしまうのですが、まあそれはそれでだと思いました。

 続きます(多分)。

絶対可憐チルドレン ~愛多憎生!奪われた未来?~[初回限定版] [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル (2010-07-16)
売り上げランキング: 37183

OVAの初回限定版の在庫はごくわずかな模様


サンデー31号感想続き

銀の匙

 御影アキのライバル(というかアキを一方的に敵視しているらしい)、南九条あやめが登場。マンガ的な極端な縦ロールといいマンガ的な高飛車な態度とモノの言い方といい、そのくせ油断するとすぐに緩い感じになる脇の甘さといい、すごいマンガみたいなキャラだよなあと思いました(マンガですが)。
 多分再来週辺りには「おぼえてらっしゃい!」とか言いつつ泣きながら帰るハメになりそうなので、その辺を含めて期待したいと思います。

 あとコミックス4巻の限定版の付録はきっとベーコンになった豚丼(子豚の名前)をイメージしたベーコンの塊フィギィアになるに違いないと思っていたので、3巻と同じスプーンが付いてくると聞いて勝手に残念がってます。

BE BLUES!

 「だって、オマエは…仲間だろ…
 宮崎が龍にコクったー! と、脳内に住む中学二年生が大喜びで叫んでました(感想)。

 あと「仲間だろ…」って台詞は、往年の名作「ダイの大冒険」でホップがマァムに告白しようとしたけど素直に好きだと言えず、「す…素晴らしい仲間だと思ってるんだからさ」と言ってしまったシーンを何故か思い出してしまいました。こういうシーンで「仲間」って言う時は、概ね「好き」って意味に解釈できますよね?

神のみぞ知るセカイ

 先週からユピテル編が始まりましたが、何というかこう如何にも「大きな物語の序章」的な、これから壮大なスケールの物語が始まるんだよ的な、大長編的なオーラが漂っている気がしてなりません。作者の若き先生もブログで「このユピテル編はおそらく単行本向けです」と仰っているところからしても、これからしばらくは今後の展開への仕込み的な話が続くのではないかと思われます。
 こんな大きな物語を週刊連載ベースの作品で転がせるということは、既に「神のみぞ知るセカイ」は目先のアンケート人気の結果に連載の行方が左右されないくらい人気が安定しているということを意味しているのではないかと、勝手に思ってます。ユピテル編が完結するのが先か日本のデフレ景気が回復するのが先か、くらいの長期的な視野を持って楽しんでいきたい所存です。

アナグルモール

 絶体絶命のピンチを、機転を利かせて現代人らしくガジェットに頼って切り抜けた千羽がステキだった今回。「考えて戦う」バトルを読めるのが、福地先生のマンガの最大の魅力だと再確認させていただきました。
 あと、iPhone4Sに載ってるカメラって相当性能いいので、高速で動く物体を被写体にしても鮮明な動画を撮れて羨ましいなあと思いました。自分も次の携帯は素直にiPhoneにしようかなー(間違った感想)。

正しいコドモの作り方

 ボンテージファッションで網タイツでキメた今回のお姉さんよりも、白衣で黒タイツな格好で無用心なパンチラをしつつ迫った前回のお姉さんの方が、遥かに悠は発情していたことを見抜けなかったことが、「能力者」である保健医さんの敗因だったと思われます。サディスティックに悠をいたぶる趣味よりも、まずは自分の任務である悠のちんちんの奪取を優先するべきでした。

 その一方で来人は、悠の発情具体をくまなく知ることができる首輪を既に埋め込むなど、その悠に対する調教っぷりは「能力者」の遥か先を行っています。来人はさっさと悠とデキちゃえばいいのに(間違い)。


銀の匙 Silver Spoon 4 銀のスプーンつき特別版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)

コミックス4巻は7/18発売。限定版の特典は大好評に付き今回もスプーンとのこと


「秋元康先生に世界的な大富豪の友達がいてね」の説得力がすごいサンデー31号「AKB48殺人事件」第1話雑感

AKB48殺人事件
AKB48殺人事件

AKB48殺人事件

原案 秋元康
原作 青山剛昌
漫画 梧桐柾木
(C)Yasushi Akimoto Gosho Aoyama Masaki Goto/Shogakukan 2012

posted with EmbedSunday on 2012-07-10

 通常のグラビアアイドルの扱いに留まらず、匂い付き写真匂い付きファーストキス水着写真などの少々扱いに困る付録(良心的表現)になるなど、色々な意味でサンデーから愛されてるっぽいみんな大好きAKB48ですが、今度は「週刊少年サンデーが江崎グリコ『アイスの実』とコラボレーションし、秋元康原案・青山剛昌原作の推理コミック『AKB48殺人事件』を短期集中連載する」という、たいへんにアクロバティックな企画が開始されることになりました。グリコとAKB48と少年サンデー。色々な意味で奇跡のコラボレーションだと思います。
 私も社会人なので、斯様な企画を通すために各方面に対して尋常ならざる営業努力が行われたことは想像に難くありません。おつかれさまでした。

 なお、私は以前秋葉原に行った際、そこかしこに貼られているAKBのポスターを見て「何故秋葉原でこんなにAKBのポスターがあるの?」と一瞬本気で悩んでしまった程度の認識の人間なので、リアルAKBに関してはコメントできる立場にありませんが、主人公格の前田敦子さんや「さしこ」こと指原莉乃さんが色々大変なことになっているのはニュースショーで見たことがあるので、彼女たちがマンガに出てきた際は「なるほどこの人かー」と素直に感心してました(感想か?)。

 そしてサンデーウォッチャー的には、漫画担当の悟桐柾木先生が「神のみぞ知るセカイ」の若木民喜先生の元アシスタントというところが気になるところでしょうか。
 若木先生の元アシスタントでデビューを果たした漫画家としては、「犬部!」の高倉陽樹先生、「PLUG」のこじまたけし先生、ガンダムAGEのコミカライズ「はじまりの物語」「追憶のシド」の中西寛先生、少し前に連載が完結した「新撰組秘闘ウルフ×ウルブズ」の森田滋先生、そして話題騒然となった鮭マンガ「CRIMSONS」の菅野孝典先生などの名前が挙げられますが、ここ2~3年の間でここまでの作家陣を輩出できるというのが、素直に凄いなあと思ってるところです。

 悟桐柾木先生は『市場クロガネは稼ぎたい』との並行連載とのことで今頃は多分異様に大変なことになってるんじゃないかと思われますが、2010年代のサンデーを支える作家となるためにも頑張って欲しいですね。いやマジで。


市場クロガネは稼ぎたい

市場クロガネは稼ぎたい

梧桐柾木
(C)Masaki Gotou/Shogakukan 2012

posted with EmbedSunday on 2012-07-10


漫画担当の梧桐柾木先生のクラサン連載作。かの蓬莱学園をどことなく思い起こさせる設定が心をくすぐります(オッサン)