サンデー一覧

さよなら京介少年記念・サンデー39号絶チル感想

 コミックス35巻を買ったんですけど、表紙裏の4コマで「財団」についての極めて重要な設定が明かされたことに驚きました。
 念のためですが、「重大な設定」とは「財団」の設立者がソフィー王女であることであり「ユウギリは可愛い」の方ではないです。ユウギリが可愛いのは既に既知の事実です。

 そしてサンデー39号の感想なのですが、「京介」がその姿を失って消滅した今、本来なら「京介」が兵部に伝えるはずであった『子供時代の子供らしい幸せな思い出』の経験を伝えるのは、京介から皆本の役目になったんだろうな、という点でした。

 皆本が語っていたように、本来京介を皆本が直接預かったのは、兵部に欠如している「子供時代の幸せな思い出」を京介に経験させ、京介と兵部の融合後にその経験をフィードバックさせて復讐の鬼と化している兵部に考え方を改めさせるチャンスを作ることであったと思われます。
 京介がユーリ(というかギリアムの策略)によって破壊されてしまった今となってはもうそれは叶わない計画となってしまいましたが、それ故に、京介少年と最も親密に接した大人であり、彼が普通の子供としてどんな経験をしたのかを一番客観的に知っている、京介の「保護者」であった皆本こそが、兵部に京介の記憶と意志を伝えるべきなのではないのでしょうか。

 兵部がこの世界に戻って来た時、皆本は「京介が兵部に届けたかった記憶」を兵部に伝える義務がある。それが一番彼ら二人にとって良いことなのではないかと思っています。エスパーとノーマルの破滅の未来を避けるためには、皆本と兵部はどこかでお互いを理解しあって手を繋ぐ必要があるとはずなのですが、京介の存在が両者の理解の媒体となって欲しいなー、と個人的には思ってます。

 あとユーリはいまだに薫たちに対して過去の記憶を封じることで心を閉ざしていますが、ここは一つコミックス35巻でハンゾーが言っていた

「不幸な過去は取り消せません。
 しかし、そこから生まれた未来が良いものであるなら、過去はただ不幸なものではなくなるはずです」

 という名台詞を思い出して、自分が「黒い幽霊の娘」だった過去を自分自身で赦し、薫たちと共に新しい未来を作っていって欲しい所存です。

 なお、自分にとってハンゾーというキャラは、初登場時に不二子とタイマンでおしっこ我慢バトルを繰り広げたシーンが脳裏にあるせいか、コミックス35巻の妙にカッコ良いハンゾーの姿を見ると何故か妙に困ります。どうしましょう(と言われても)。


絶対可憐チルドレン 35 ミニクリアファイル付き限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)

ユーリ×ナイ派の私としては、最終的にユーリとナイが平穏に暮す未来を観たいです><


主にサンデー38号神のみ感想

神のみぞ知るセカイ

 美少女ゲームクソゲー列伝!(挨拶)

 今週は月夜と栞がキャッキャウフフする幕間喜劇でしたが(ややウソ)、先週のサンデー38号は、ついに桂馬が幼少期のちひろと歩美に遭遇する展開でした。
 まだ色々とひねくれていない、綺麗なちひろは可愛かったです。ちひろマジ天使。

 で、桂馬はかつて「女神」を探すためにこの二人を攻略、三角関係の泥沼的な展開を繰り広げた挙句、結果的にちひろを「女神」がいないという理由でこっぴどくフラざるを得なくなる結末となりましたが、もし桂馬がこのまま「使命」を遂行して女神を元の宿主に宿す正しい未来に世界を導いたとしたら、やがてちひろは(女神を宿していないが故に)歩美と泥沼の三角関係をもう一度繰り広げた挙句、桂馬にもう一度こっぴどく振られてしまう未来が待っていることになる訳です。
 今回、桂馬が先へ進むことを拒否したのは、やっぱりアレをもう一度やることが判っている未来がやって来るのが嫌だからというのは、確実にあるんだろうなと思いました。桂馬にとって、ちひろとの一件はやはり相当堪えているに違いありません。

 結論としては、個人的にはちひろをこっぴどくフッてしまったあの時のことをまだ引きずって悩んでいる桂馬の姿が拝めたので満足してます。それだけ、桂馬のなかでのちひろのウェイトが大きいことを意味してますからね。
 ちひろはやっぱり、桂馬を「神」ならぬ人間の座に引き戻す、正真正銘の人間の女の子なんですよ。笑顔は天使ですが(←ドヤ顔でタイプしておわり)。


神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)

いつ読んでも19巻ラストはグッと来ますのう。アニメでもラストのライブシーンを観たいですのう


【黒翼】サンデー36+37号【半裸の】BIRDMEN感想【美少年】

BIRDMEN

 能年玲奈の表紙のせいかコンビニからサンデーが減るペースが異様に早く、「これが『あまちゃん』の力か…!」と驚愕せざるを得なかったサンデー36+37号が出てから早くも二週間が経過しましたが、皆様如何お過ごしでしょうか(挨拶)。

 そんなサンデーの巻頭カラーを「主人公四人組が血まみれで死にかけてる姿」というたいへんにショッキングな絵面で飾って我々をビビらせた「BIRDMEN」。
 今回は主人公達の命を「鳥人」にすることで助けた男・鷹山の登場、そして彼の口から語られ、そして彼が態度を持って示した「鳥人」としての宿命──という、この作品の今後の展開が垣間見え始めたという意味において重要なエピソードだったと思います。

 が、それより何より重要だったのは、この「BIRDMEN」という作品は「黒い翼を生やした半裸の少年たちがキャッキャウフフするマンガ」だったことが明らかになったことなのではないのでしょうか。
 だってアンタ、背中から羽根が生えるということはつまり、強制的に上半身裸になるということなんですよ? 今回なんか、背中に黒い翼が生えていることを確認するために、みんな一斉に服を脱いで見せ合いっこしてヒャッホウと盛り上がっていたんですよ? 黒い翼を生やした半裸の少年たちがキャッキャウフフなんですよ? 更に鷹山に至っては、完全変化する直前には自分からズボンとパンツ脱いで全裸になるんですよ?

 自分はこのシーンを読んだ時、「田辺イエロウ先生は今回はこれがやりたかったに違いない!」と確信しました。さすが現代サンデー随一のヒットメーカーにしてストーリーテラーである田辺先生、目の付け所が素晴らしいです。背中から黒い翼生やした半裸や全裸の少年たちがキャッキャウフフするマンガを、今あえてサンデーでやらかす覚悟、私めは存分に受け取りました。望むところです

 今回の続きが掲載される10/16を、このテンションを保ったまま待ち続けていきたい所存です。


結界師(35) (少年サンデーコミックス)

「結界師」は全巻電子書籍化されているんですね。
「BIRDMEN」はできればコミック版と電書版をタイムラグ短めで出してくれるとありがたいです(本を置くスペースが本気でないので)


久米田先生ご帰還記念・サンデー35号「東風(不)見聞録」感想

東風(不)見聞録

 「さよなら絶望先生」から今アニメで放送している「有頂天家族」のキャラデザに至るまで、サンデーを出奔してからの久米田先生の活躍はもはや枚挙に暇がないレベルであり、「久米田先生はあの時サンデーから出て正解だった」と言わざるを得ないこと必至な有様なのですが、そんな久米田先生が久しぶりにサンデーに帰還して下さいました。ありがとうございます。
 おそらく、立場的には休載した「銀の匙」の荒川弘先生の代打だとは思うのですが(失礼)。

 サンデー35号に掲載された「東風(不)見聞録」は、話としてはちょっと前にブラピがカミングアウトしたことで知名度が上がった「失顔症」を題材にしたコメディということになるのですが、個人的には何よりも「失顔症」ネタだけで24ページのミステリー風味のギャグマンガを作ってしまうセンスが素晴らしいと思いました(途中ちょっと冨永愛ネタが5ページくらい入ってますが)。

 ワンアイデアを膨らませて物語を作るのは短編作品の基本と言えばそれまでなのですけど、この「東風(不)見聞録」はその中に久米田先生のテイストをふんだんに取り込み、「久米田先生のマンガ」に期待される要素を完璧なレベルで満たしている──というか、こんなマンガを描いて許されるのは久米田先生だけであるという意味において、もはや巨匠の貫禄をも感じされる作品に仕上がっていると思いました。マジで。
 ハシラの情報によれば、今後も不定期に久米田先生の読み切り作品をサンデーで掲載していく予定であるとのことなので、そちらについても期待したいと思います。

 ところで最近は色々と忙しくてマンガ関連のネットの話題を拾えていないのですが、風呂場のシーンにおいてヒロインの股間にを描いたことは、どれくらい話題になったんでしょうか?(←気になるのか)


有頂天家族 (幻冬舎文庫)
森見 登美彦
幻冬舎 (2010-08-05)
売り上げランキング: 286

森見登美彦作品と言えば、まず「夜は短し歩けよ乙女」を読もう読もうと思っているところでした(←読めよ)


眼鏡男子主人公早くも一人脱落記念・サンデー34号感想

競女!

かつて「揉み払い師」で「こんな堂々とおっぱいを揉めるマンガを描いてもいいのか」と我々の度肝を抜いた空詠大智先生が、ついにサンデー本誌に初上陸。
今回の新連載「競女!」は、そんな空詠先生の期待に違わない、乳と尻が激しく交錯する女尻相撲大会(身も蓋もない書き方)を舞台にした物語です。でかした

ただ、作品のテーマは女尻相撲大会という、エロとしては古典的な(というよりはむしろおっさん臭い)ジャンルなんですけど、「競女」として描かれている世界は競艇や競輪の世界にも通じる極めてストイックなものであり、それ故にあまりおっさん臭い系統のエロは感じませんでした。作品としてはむしろ爽やかなスポーツもののノリに近いように思えます。
結論としては、根底に流れるテーマはあくまでエロでありながら、清涼さも感じられるという意味において、極めて一般大衆がイメージする少年サンデー的なマンガなのではないかと思いました。

すみません(何となく)。

BIRDMEN

前回のサンデーではコナン・八軒と共に表紙を飾り、「これからのサンデーは眼鏡男子がシメる!」的な雰囲気を醸し出していた「BIRDMEN」の主人公・烏丸君ですが、その次の回では悪魔の力身に付けた的なアレっぽい理由により、いきなり眼鏡男子主人公戦線から脱落。眼鏡男子主人公の時代は早くも終焉を迎えてしまいました。これだから田辺先生のマンガは侮れません(理由になってない)。

物語的には、一旦死にかけた烏丸達4人の身に何か大変なことが起こりつつあることが提示されており、それがこの作品のタイトルである「BIRDMEN」に繋がっていくことが予想されます。
が、それはそれとして、つばめの事を過剰に気にして悶々とする烏丸の姿が、歳相応の中学生男子っぽくてグッと来ました。彼はいずれ超人への道を歩まざるを得なくなる運命を辿りそうなのですが、もしそうなってもこの中学生男子的な心持ちはいつまでも忘れないで頂きたいと思います。割と本気で。

NOBERU

NOBERU」という作品は、「『子焼く』と描いて子役と読ます!」的なサイコホラーな雰囲気を漂わせつつ子役同士の役者としての生き残りを賭けた過酷なバトルを描くマンガなのですが、「演技バトル」編に入ってからは、何かノベルがキララタレント事務所のゴールドメンバー達をその人柄と優しさで性別問わず次々に籠絡していくマンガになっている傾向が顕著になって来ているような気がします。

いいと思います(感想)。

BE BLUES!

龍とガチンコで競り合う宮崎が本当に楽しそうで、観ているこちらも何だか幸せな気分になって来ますよねー。

あとミルコじいちゃんが出てくる度、おじいちゃん無理しないで! という敬老精神も沸き上がってきます。

絶対可憐チルドレン

33号に出てきたギリアムの支配を逃れた三人のクローン少年兵の名前「アレクス・デュマ・ペール」の元ネタが、「三銃士」を描いたアレクサンドル・デュマ・ペールであることに気付いた時は、椎名先生センスいいなあと思いました(失礼)。

本編の方は、皆本達が「黒い幽霊」の拠点に乗り込んだはいいけど、復活したユーリにあっけなく催眠で掌握されて大ピンチな展開に。局面としては大ピンチなのですが、みんな催眠状態になっているので絵面的にはみんなユーリの前で突っ立っているだけというのが、催眠の中で戦ってる絵と正反対で面白いです。
ただ、ユーリはユーリでギリアムに催眠を仕込まれており、まだ彼女の中でも色々と葛藤はある模様なので、ユーリの催眠が溶けるのが先か、催眠に勝てずユーリが薫たちを撃ち殺すのが先か、それとも「兵部」がアニメ虚数の世界から帰還して状況を打開するのが先か、という感じになって来ました。今のところは、何か兵部が美味しいところを持って行ってしまうような気がします。

あとユーリ絡みなので、できればハンゾーとナイにも助っ人になって欲しいところではあるのですが。個人的にはユーリ×ナイのカップリングが大好きなので、ナイの無償の愛でユーリが自己を取り戻す的な、そういう百合百合な展開が見たいです。本編では無理そうなので、そういう薄い本でもいいです(いいのか)。

正しいコドモの作り方

ここ2週間の「正しいコドモの作り方」は、アスカの正体が実は「操り屋」であったことの整合性を取ることに力点が置かれているように思えました。
頑張れアスカ(何となく)。

アラタカンガタリ

性別逆転ネタというコメディな展開を、本当に二週間以上引っ張るとは思ってなかったので驚きました。
あとコトハさんは本当に男前でカッコイイので、女アラタは漢コトハさんと結婚するといいと思う。

 

電波教師 7 (少年サンデーコミックス)
東 毅
小学館 (2013-07-18)

伝説のコミケ回が掲載されているコミックマーケット84のカタログ読みたいです


サンデーの眼鏡男子主人公率は異常記念・サンデー33号BIRDMEN感想

心象風景風
BIRDMEN

 バードマンと言えば我々の世代では勿論「パーマン」のバードマンが連想されますが、Wikipediaの「パーマン」の項目を読んでみたところ、当時の設定がポリティカル・コレクトネス的な理由や商標権的な理由で現在では色々と改変されていることを知り、世知辛さを感じてしまう私がいたという感じです。
 お久しぶりです(挨拶)。

 その辺はともかくとして、「結界師」の田辺イエロウ先生の新連載「BIRDMEN」が始まりました。サンデーでの期待度の高さを反映してか一挙2話掲載。
 話の内容としては、ダークな世界観の描写を得意とする田辺先生の作品らしく、舞台設定は我々が今いるのとほぼ同じ社会であるにも関わらず、陰鬱としたモノを抱えている男子中学生の視線を通して見るとここまで絶望的に見えるのかー、と何かこう読んでいてこちらまで陰鬱とした気分になって来るのは流石です。

 というか、本編の主人公である「ちょっと頭は良いけど社交性がないために得も知れない疎外感を覚えてしまい、世界に絶望している男子中学生」というのは、おそらくサンデーを今も読んでいる系の成年男子にはおそらく色々と刺さる設定であることは間違いなく、それだけに主人公の心理も理解できてしまうのではないのでしょうか。少なくとも私はそうです
 このままだとこの主人公の烏丸英司君は周囲をバカにしている間にロクに勉強しないまま成績がズルズルと下がってしまい、気が付いた時には割と取り返しのつかない状態になってしまうこと必至なので(参考:自分の人生)、何とか色々と気付いてこの段階で踏みとどまって立ち直って欲しい欲しいなと、割と本気で思ってしまいました。

 以上です(鳥男は?)。


終末のラフター (少年サンデーコミックススペシャル)

3.11以後の社会に対する田辺イエロウ先生の決意表明とも取れる作品。おそらくBIRDMENにも通じるものがあるはず


今日から爆サン開始記念・サンデー32号感想

デュエルマスターズ・レボリューション

 最終回。サンデーの付録にもなった「フューチャー」を使った三枚コンボで対戦相手を撃破して勝利、というカードゲームコミックらしい美しい終わり方をしたこのマンガですが、個人的にはコンボを完成させる最後のパーツとして出てきたブレイン・ストームはマジで強いなあと思いました。

 カードゲームを題材にしたコミックの都合の良いところは、状況的に絶体絶命になっても主人公が「諦めるな!ここであのカードを引けば勝てる!」→「引いた!大逆転勝利!」という如何にもマンガ的な演出をすることがカードゲームというシステム的に許されているからだと思っているのですが、「デュエルマスターズ・レボリューション」のラストではあえてそういう演出を使わず、ドロー操作呪文の「ブレイン・ストーム」を主人公が巧みに使うことで、「運で勝った訳ではなく、主人公のデッキ構築能力とプレイング能力によって勝ったのだ!」という説得力を与える作りになっているところが上手いです。
 カードゲームコミック界隈の進歩を感じますね(大げさ)。


BE BLUES!

 宮崎が相変わらず龍のことを好き過ぎて安心しましたが、個人的には「俺がそっちに入ろうか」と言った時の宮崎の表情は本当ならもっと赤面しているべきです(断言)。君の龍への想いはまだそんなものじゃないはず。頑張れ宮崎。

 そして九重さんがデレたことで、「サッカー部のFチームの連中は、みんなヘタレ気味のツンデレ」であることが決定的になりました。あとこれで龍にデレていないのは、みんな大好き桜庭さんだけです。果たして彼はいつデレるのか(いつかはデレるのは確定事項)。Fチームがピンチの時に高いところから現れたりするのか。今後の展開に注目です。

BUYUDEN

 角のサブマリンフック攻略がキーとなった今回のバトルですが、格闘技をやっている友人に「あのサブマリンフックって本当に一発でダウンを奪える攻撃力があるの?」って聞いたら、「スポーツマンガの世界の科学は、基本的に科学じゃなくて疑似科学だから」と答えられました。
 すみません(なんとなく)。

絶対可憐チルドレン

 悠理とギリアムの対決が佳境に。ここで悠理がギリアムに屈してしまうと、以前出てきた未来予知で「ユーリがコナミの昔のシューティングゲームのボスキャラみたいな装置(多分自分にしかわからない比喩表現)に入ってギリアムに操られる」世界線に直行してしまう可能性が極めて高いと思われるので、悠理にとっても、そして薫たちや兵部にとっても重要な局面になって来たなと思います。

 ところで、7/16発売の「THE UNLIMITED 兵部京介 ARCHIVE」が既にAmazon等で品切れってマジッスか?(突然)

正しいコドモの作り方

 連載開始当時は「今日子の友達。これといって特長はないが、主人公に対しては当たりがキツめ」という、「神のみ」で言うところのちひろポジションだったはずの徳井アスカが、いつから「実は『操り屋』だった」という設定のキャラに変化したのか、バックナンバーを読んで再検証したい衝動に駆られています。

 とりあえず個人的にはユカリ先輩が(性的な意味で)無事で良かったです。悠のことは忘れて幸せになってください。

THE UNLIMITED 兵部京介 05(初回限定版) [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル (2013-07-31)
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アンリミDVD/BDは、いよいよ物語のターニングポイントとなる第9~10話を収録した巻が出ますねー


サンデー30号姉ログ感想

姉ログ

 諸般の事情でサンデーの感想書く時間が取れないので、せめて姉ログ」のことだけでも書きます。

 「僕は女の子同士が仲睦まじくキャッキャしている、甘美かつ魅惑的な光景を眺めるのが好きな男なのだから!

 今回出てきた東雲先生のこの発言には私も大いに共感するところではありますが、だからこそこのような感情は本来は口に出すものではなく、極力秘めるものなのではないかと私は思います。言うなれば、「暴力は極力避けるもの。恋は極力秘めるもの」の葉隠覚悟の心境です。
 もし女の子同士が仲睦まじくキャッキャウフフしている光景を目撃したら、東雲先生のようにそこから連想されるカップリング妄想を滔々と述べたりは決してせず、ただ心の中で静かに「キャッキャウフフして下さり、ありがとうございます」と感謝の念を述べるのみに抑えておくのが、そういうのが大好きな我々の美学なのではないのでしょうか。

 対象には決して干渉せず、常に感謝の心を持ちながら安らかに愛でる。そうありたいものです。「何事も感謝の心が大切」って、「にゃんこ大戦争」に出てくる猫も言ってましたよ(誰?)。


姉ログ 1 (少年サンデーコミックス)

…弟をヘンタイとなじる時、ヘンタイもまたこちらを覗いているのだ。…(フリードリヒ・ニーチェ)


サッカー日本代表W杯出場決定おめでとう記念・サンデー28号感想

BE BLUES!

 ジャンプ連載の「ニセコイ」の小野寺さんのことが例えモブ化していようとも気になってしまうのと同じような感情を、毎回ちょっとだけ登場する桜場さんに対して抱き始めている私が居たということです。
 龍がどんな環境でもサッカーを楽しんでる姿を遠くに観て心が荒れる桜庭さんを見てると、何だか心が洗われます。いつまでもそのままの君でいて欲しいです。君ならできる!

 本編の方は、優人に焦点が当たって来ているのが興味深いところ。彼はこれまで龍のためだけにサッカーをやって来たと言って良いと思いますが、龍のためだけではなく自分自身のためにサッカーをやる意義や楽しさを見出してもいい頃なんじゃないかと思うんですがどうだろう。
 あと個人的にですが、優人って小さい頃から龍と一緒にいる割には、何となくカップリング妄想が湧きづらいんですよね。龍とナベケンや桜庭だったら、いくらでも妄想湧きそうな気がするんですけど(まちがい)。


絶対可憐チルドレン

 新展開開始と共に、「反逆者」と書いてトレイターと読ませる中二病気質な悠理が本編にカムバック。
 アタシもいよいよ対黒い幽霊戦線の真っ只中に身を投じる覚悟を完了させたのヨ! って感じで凛々しい姿を見せてる彼女ですが、自分の中の悠理はまだカップラーメンを自分で作れないドジっ子のイメージが抜け切れていないので、何かこう「悠理ちゃん随分しっかりして来たけど、でもやっぱりまだ心配だわ~」って感じになります。例えるなら、小さい子がはじめてのおつかいに出かけるのを見守る、近所の世話焼きのおばちゃん的な心境です。分かり辛いですね。

 あと冒頭部分では、どう見ても尖閣諸島です。本当にありがとうございました。離島を舞台にしたチルドレンと相手国女性エスパーとの心暖まる交流が描かれていましたが、これはエスパーが戦争に身を投じざるを得なかった前回までのエピソードとの対比構造になっているなと感じました。
 今回の話では、領土を巡る緊張状態の中でもチルドレンと相手国エスパーが平和的なコンタクトを取れたのは、不二子の作った外交パイプのおかげということになっています。兵部が仲間を戦争で失って裏切られた怒りと悲しみで動いているのとは対照的に、不二子は二度と戦争で仲間を失わない世界を作ることに力を傾けていたことが伺えます。

ハヤテのごとく!

 昔京都で食べた湯豆腐や生湯葉はホントに美味しかったです。
 今回の「ハヤテ」を読んで、あの湯豆腐の味を思い出しました。また食べたいなあ(感想?)。

AREA D

 機甲戦士ガルダー!(挨拶)

 かっこいいなあガルダー。自分も自分の力を彼のように面白カッコイイことに使える、ああいうオッサンでありたいなあと思いましたよ。
 今回は本気で感動しました。

NOBELU

 ずっと前からノベルが自宅にいる時に出てくる謎の子供が気になっていたのですが、ついに今回はその子供が(ハンバーガーを勝手に食べるという形で)ノベルに干渉して来ました。
 この子は単なる賑やかしなのではなく、おそらくはノベルに宿っているもう一つの人格か何かなのかも知れません。

アラタカンガタリ

 「イキス!

 この号のサンデーで最もビジュアル的にインパクトがあったのは、まかり間違いなく鬼化したイキスで決まりです。細い昆虫の脚の上に巨大な頭が乗っているという絵面は悪夢以外の何物でもありません。このイキスに比べれば、全身が凶暴な獣と化したアメエノですらデザイン的には普通じゃん? とか思ってしまうレベルです。
 更にイキスは、その巨大な頭が割れて蝶の羽根が出てくるという二段階変形まで披露するサービスっぷり。アメエノとイキスのバトルの行方はまだ判りませんが、少なくともインパクト勝負ではイキスの勝ちだと思いました。
 こんなデザインのキャラクターをここぞという場面で登場させる渡瀬先生はやっぱりすごい(褒めてます)。


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アラタカンガタリのアニメBDもまもなく発売


表紙のラムちゃんの姿に時代を感じるサンデー25号リマインド感想

境界のRINNE

 今年は高橋留美子先生の画業が35周年を迎えましたが、スペースインベーダーも今年で35周年です(トリビア)。
 高橋留美子先生って、そういう時代からずっと第一線で活躍しているんですよね。やっぱり凄い。

 本編では、沫悟のクラスメートという触れ込みの杏珠が登場しましたが、最初の登場シーンを見ただけで「この子性格ものすごく悪そう」ってオーラが出ているところがすごいなと思いました。「RINNE」に出てくる女性キャラは、大抵どっかしら歪んでいていわゆる「美少女」の枠から外れているところが大好きです(褒めてます)。

電波教師

 「対戦で相手の能力をコピーする」「新しい能力をコピーしたら前の能力は忘れる
 つまり零子の能力は「AREA D」のジンと同等のものであると考えられます。ジンがこれまでその能力であらゆる難局を乗り越えて来られたことを考慮すれば、零子も戦い方次第で何とでもなりそうな予感。

 なお「対戦相手の能力をコピー」というと、このサイト的には「GS美神」のアシュタロス編で横島がそんな能力の文珠をアシュ様相手に出してコピーして「勝てる気はしないが、負ける気もせん!」とか勝ち誇ったように言ってたことが思い出されます(ファンサイト要素)。

今際の国のアリス

 久しぶりにサンデー本誌にカムバック。
 今回は一人だけが勝ち抜けられるブラックジャックが題材ですが、「今際の国のアリス」のデッドリーな世界設定と、一人勝ちしか許されないギャンブルの緊張感が完璧に咬み合っており、もの凄い面白かったです。次回も期待。

ムシブギョー

 蟲形態に変形した仁兵衛を、個人的にネコミミモードと呼んでいます。

BE BLUES!

 桜庭大暴れの巻。先週のサンデーを初めて読んだ時は、ついに桜庭さんがやってくれた! と大喜びしました(ダメ感想)。

 前回までの話で龍は見事に持てる才能をアピールすることに成功して「埼玉の伝説」の実績を積み上げましたが、桜庭は桜場で「部活動の試合を途中でバックレる」という、龍とは違う意味での伝説を成し遂げていたのです。高校の部活を一年生がバックレるとか、ちょっと並の度胸じゃできないことだと思うんですよ。今回のデリカシーのない大暴れっぷりも、桜庭さんの根性が本気でねじ曲がっていることを証明したんですよ。桜庭さんマジ凄いッスよ。半端ないッスよ。根性曲がりに気合が入ってますよ。

 あとは、普段な温厚な優人が、龍の過去の事故のことをバカにされた直後に桜場に突っかかっていったところが印象的でした。やっぱりそこは、いまだに優人にとってアンタッチャブルなところなんですね。
 まあ、そんな優人を頭突き一発で仕留める桜庭さんもマジ凄いっすけどね。突進してくる相手の顎に向けて咄嗟に頭突きをカウンターで繰り出す辺り、桜庭さん結構喧嘩慣れしてそう。やっぱり桜庭さんマジ半端ないッス。続く。

神のみぞ知るセカイ

 ミニスカ女装姿の桂馬少年があまりに可愛すぎるので、「クィーンコンテスト」で優勝するのは天理ではなく桂馬だと思いました。

絶対可憐チルドレン

 皆本の「女性が本を読む姿がセクシー」ってのは、本来エロスな要素がなさそうな行為からエロスを妄想する能力がないとできない行為であり、即ち萌えのレベルが高すぎて始末に困るなと思いました。皆本さんもああ見えてなかなかの変態ですね。伊達に長いことむっつりスケベをやってないなと感心させられます。
 でも「度が合わない眼鏡で無理矢理本を読んで寄り目になる」葵の姿は素直に萌え対象になるので、葵を女神と崇拝しているバレット(決めつけ)は彼女に萌えるべき。

 本編の方ですが、まさか志賀さんが最初の犠牲者になるとは思ってませんでした(まだ死んでないけど)。まだ緒戦の段階なのに、最も頼りになる彼を失うのは惜し過ぎます。やっぱり戦争は人的リソースの消耗が激しすぎてダメだわー。

読み切り:御神は今日も荒れている

 「MS・DOLLS」「GAN☆KON」を連載、サンデーにおける妄想マンガの第一人者である菅原健二先生が、久しぶりにサンデー本誌に登場。
 マンガの内容は、「萌え」とは何かという点を追求する菅原先生の基本スタイルに沿ったものでしたが、今回は「漫画家の脳内に住む女性三人が『萌え』について語り合う」という、もの凄いメタなものになっていたところが凄いと感じました。萌えの求道者としての貫禄を感じます(大げさ)。

読み切り:忍者茶々丸くん(仮)

 クラブサンデーで「本日のギャグのおすすめ」を連載している遊眠先生も、サンデー本誌に久しぶりに登場。
 「本日のギャグのおすすめ」はどちらかと言えば「社会派」を名乗りつつひねくれた暗黒ギャグを展開するスタイルだと認識していますが、「忍者茶々丸くん」では割と素朴なギャグマンガだなと感じました。笑いは黒いですが。


高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2)

「炎トリッパー」のアニメを映画館で観たことがある人?