サンデー一覧

【あけまして】サンデー2013年1号感想【おめでとう】

マギ

 さすがシンドバッド、産まれた時から既に全裸!(←普通は全裸です)

 本編の方は、ティトスの出生の秘密が明らかになったと同時に、モガメットじいちゃんが母性愛を大爆発させてティトスを守るためにシェヘラザードにケンカを売る展開に。
 元々マグノシュタットとレームの国家間の関係はかなり悪化していたと記憶してますが、今後は「あと一ヶ月で死ぬ」ことが運命づけられたことで、けなげ・はかなげ・いたいけの三要素が全て揃ってしまった美少年ティトスを巡る壮絶なバトルが展開されることになってしまうんでしょうか。モガメットの魔道士に対する歪んだ愛情の炸裂っぷりが楽しみです。

終末のラフター

 これまでは単なるにぎやかしの幼女キャラだと思っていたハルが、実は「悪魔」だったという展開。見事に騙されました(オレが)。

 今回ハルに吸われた男は、昔の女に裏切られたりとかまあ色々あって結局あんなことになってしまったことが語られましたが、このマンガにこれから登場して来る「悪魔」は、みんなそれぞれ何か辛い過去を抱えていそうです。もちろんそれもハルも例外ではないでしょう。
 それでも彼らは「悪魔」であるが故に生きていかざるを得ないんですよねえ。人生…(続く)。

ハヤテのごとく!

 畑先生と同世代のアニメファンは、「ナディアの劇場版」って単語だけで何かこう色々と込み上げるものがあるんですよ…。
 人生…(続く)。

境界のRINNE

 「金にキレイも汚いもあるか
 やっぱり四魔れんげは素敵キャラですね。彼女には、高橋留美子先生が作るキャラの(歪んだ)魅力が詰まってると思います。

姉ログ

 モヤ姉下さい(感想)。

絶対可憐チルドレン

 新作アニメ「THE UNLIMITED 兵部京介」の情報が徐々に解禁。とりあえずパンドラの三幹部と桃太郎は登場が確定で、謎の人物アンディ・ヒノミヤと謎の少女ユウギリという謎の人物が物語の鍵を握っていることまでは判りました。
 個人的に、アンディがオッドアイって設定になってるところにグッと来ました。そういうノリなのですね。了解です。

 あと個人的にはアニメの副音声にはパティさんを起用してもらい、パティさん的な視点から本編にツッコミを入れながら、パティの曇りなき腐った眼でカップリングを考察して頂きたいと、半分本気で思ってます。

 本編の方は、ついに己の使命に覚醒した悠理が全てを捨てて今旅立つ! という、ある意味衝撃の展開に。
 悠理の催眠能力は薫達チルドレンからも自分の記憶を抹消できてしまうくらい強いというのは凄いのですが、でも中身はあの悠理なのは変わらないので、彼女がハンゾウやナイの介護なしで一人で生活して行けるのかすごい不安です。「黒い幽霊」と決着付けるそれ以前に、カップラーメンを自分で食べられるくらいのスキルは身に着けておくべきだったのではないのでしょうか(多分間違った感想)。

絶対可憐チルドレン 32 ラバーストラップ付き限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)

コミックス32巻のカバーも公開されてますね


【次号から】サンデー2012年52号感想【2013年】

史上最強の弟子ケンイチ

 連載500回達成おめでとうございます。
 かつての超増刊連載時代からずっと読んで来ているマンガではあるのですが、こんなに長い付き合いになるとはビックリです。登場するキャラクターの魅力もさることながら、「制空圏」の概念を始めとする独自の格闘理論を確立し、このマンガならではのユニークなバトルを描き続けられる世界観を作り上げているのが、このマンガの大きな魅力なのではないかと思ってます。決して美羽のおっぱいとかだけで成り立っている訳ではないのが凄いところ。勿論美羽のおっぱいは抜群に凄いですが。
 現段階でコミックスは49巻まで出てますが、話の方は徐々に美羽の出生の秘密に近づきつつはあるもののまだまだ底が見えない感じであり、この調子で行けば「MAJOR」の78巻も超えられるんじゃないんでしょうか。この勢いで頑張って欲しいと思います。

 なおこの号のサンデーのオマケに付いてきたクリアファイルは、ファイルの中に紙を入れると女性キャラの水着が消える仕組みになっています。が、以前サンデーSの付録に付いて来た、紙を入れると服が脱げるように見えるファイルと比べるとエロさが足りないので、この辺が週刊少年誌の限界なのかも知れないなと思いました。

ファンタジスタステラ

 本田選手のドヤ顔が印象的でした(感想)。

 このマンガ、名前は「ファンタジスタステラ」という「ファンタジスタ」の続編のように見えますが、その実態はもはや「本田圭佑物語」ですね。本田選手の活躍が「ファンタジスタ」の登場人物達に影響を与えていく、という構成がかえって新鮮です。本田△。

電波教師

 鑑先生がコミケに参加するという冒頭を読んだ時は「この人に同人誌の原稿を書いてる暇あるんだろうか?」と思ったのですが、まさにそういう話になりました。
 「YD」の二つ名を冠する鑑先生らしく、やりたいことを全てやり尽くそうとするその心意気は立派ですが、とりあえず死なないよう頑張ってほしいです。多分死ぬと思う(ひどい)。

絶対可憐チルドレン

 かつてコミックス1巻で皆本が伊-九号から見せられた「大人の薫が皆本に撃ち殺される」シーンですが、そのビジョンを兵部は遥か前に観ていたことが明らかになりました。
 皆本と同様、このトラウマものの未来を知ってしまったことによって兵部の人生は大きく変わることになるのですが、兵部の場合は更にこの後「信頼していた上官に殺されそうになる」というもっと大きなトラウマをも負ってしまうことになる訳で、まあそう考えると彼が「ノーマルとエスパーが戦う未来を避けるためには、その前にノーマルをエスパーが支配するしかない」という路線に走ってしまうのも致し方ないのかも知れません。

 そして今回の未来予知で明らかになったのは、皆本に撃たれる薫が撃たれたことを嬉しく思ってしまっていること。以前、皆本が「薫を撃ってしまう未来」に対して、彼女を撃つことで自分の彼女に対する独占欲が永遠に満たされる悦びを感じてしまうことを知り、それを避けるために皆本は未来の薫を愛することを放棄することを決意する──なんて話があり、皆本の歪みっぷりの大概さが明らかになった訳なんですが、逆にそんな皆本に撃たれることで自分の愛情が満たされることを感じる薫の方も、何かこう違う意味で大概なんじゃないかなーと思いました。
 薫のこういう心理状態って、俗に何て言うんでしょうか。「ヤンデレ」とはちょっと違いますよねこれ。死んデレ?(何)

 この時点での二人は、エスパーとノーマルの世界大戦という状況が状況なだけに、二人が愛を確かめ合うためには撃ったり撃たれたりする以外にないという程にまで追い詰められていたことは間違いありません。
 ただ、薫を撃って嬉しい皆本と、皆本に撃たれて嬉しい薫という、ある意味お似合いのカップルだったからこそそういう状況になることを無意識で選んだ可能性もある訳で、この悲劇を避けるためにはやっぱりここまで恋愛感情を拗らせず、素直に相手に好きだと伝えられるようになるのが一番いいんじゃないかと思います。ホントどうすればいいんでしょうねこの人達。

姉ログ

 「姉のあえぎ声ぇ! 輝の目的はこれかぁぁぁ!
 「輝は姉のあえぎ声を聞きながら、イヤラシい妄想を脳内でしていたに違いないわ!
 いつもは妄想過多なモヤ姉ですが、今回ばかりは彼女の妄想が正しいのではないかと思ってしまうくらいエロい回でした。どのくらいエロかったかと言うと、使えそうなくらいです(すみません)。

 今回は、もしもモヤ姉の妄想が妄想ではなく、本当は全て弟が考えていることそのものだったら? と、ありもしない事を考えてしまうくらい面白かったです。あとモヤ姉はいくら弟のことが好きだからとはいえ、ちょっと感じ過ぎだと思います。

正しいコドモの作り方

 こよみに対するエロスな衝動を辛うじて抑えることに成功した悠ですが、こよみに対する罪悪感を抱えたまま雨の中を走り回ったせいか、風邪をひいてしまった模様です。まあ、彼とこよみに仕掛けられた「媒体屋」の遺伝子操作は時間が経てば消えてしまうものであることは既に提示されているので、悠が風邪で倒れて動けなくなればそのまま時間切れで効果は切れるものと思われます。
 ただいくら風邪で倒れたとは言え、まだ悠は相当ムラムラが溜まってるはずなので、本当ならここで一度抜いてスッキリしておくべきでは(略)。ライトも傷を負って大変な状況だとは思いますけど、きちんとここでは悠の性欲の面倒を(略)。

おすもじっ!

 寿司勝負は「香り」の差で司の勝利となりました。
 が、これで司と寿の間に平和が訪れるとは、とても思えません。ラストで彩香が司を瞳に捉えながら「腑に落ちひん…何かが」と呟いていたことが、何より彩香が司に対して納得していないことを示唆しています。

 何しろ彼女は『怒首領蜂大往生』をクリアできる腕前を持つ、最終鬼畜兵器に比類する人物。このまま素直に引き下がるとも思えません。もしかしたら、司が自分自身の本当の姿を隠していることを、彼女は直感的に見ぬいてしまったのかも知れません。
 果たしてこれから彩香はどうするのか。いずれ司に対して「貴様は私の全てを奪ってしまった。これは許されざる反逆行為といえよう。死ぬがよい。」とか言い出してしまうことになってしまうのか。
 一勝負終わって区切りは付きましたが、まだまだこのマンガには興味を惹かれます。二週目は地獄の一丁目(ゲームが違う)。

犬部!

 犬の多頭飼育というキツいテーマを、スリリングな展開を経てそれなりのハッピーエンドに導いた今回の「犬部」。
 現実の多頭飼育崩壊は解決まで何年もかかってしまうケースが多いそうですが、それでも「犬の幸せには飼い主の幸せが不可欠」という理想を捨てず、最後には飼い主の婆さんの生き方を変えて犬達の生活環境を改善することに成功した犬部の面々の熱意には、素直に感動させられるものがあります。

 そういえば、今回は玉井まゆ子さんが最後まで犬に脱がされませんでした。これはある意味快挙なのではないのでしょうか?(と言われても)

史上最強の弟子ケンイチ 49 OVA付き特別版 (少年サンデーコミックス)

限定版のOVAも第三弾。すごいなー


サンデー2012年50号感想【近況:咳が出ます】

マギ

 ♪ようじょーようじょーようじょーまーだーようじょは戦えるー(百合星式おゆうぎうたより抜粋)。
 色々あって哀れな幼女マルガを助けたティトスが上の空になっていたのは、モガメットが語った魔道士のあり方について考えていたからなのか、それとも幼女のことを考えていたからなのか。多分後者だと思います。

神のみぞ知るセカイ

 幼女うららに脱がされてR-18ルートへの逸脱を恐れる桂馬でしたが、いざ脱がされる段になると「いいよ…ボクのはだか見ても…」と一気に誘い受けモードに入る天性の魔性っぷりを発揮。さすがギャルゲーと称したエロゲーをやり込んでる男は判ってますね(決めつけ)。
 あと、脱いだ桂馬を前にしたうららがスポイト端子のついた電流計を両手に握っていましたけど、これ何のつもりで持っていたんでしょうか。これらの器具を使うのはかなり高度なプレイなんじゃないかと思われますがどうか。

BUYUDEN

 肥え太った萌花の着替えシーンを何度も登場させ、読者に肥満女子萌えに目覚めさせようと画策することで有名な「BUYUDEN」ですが、今回のエピソードでは気弱な眼鏡女教師のパンツのモロ出しという、これまたどっちかというとニッチなエロスが物語の中核を占めていたと思われます。
 いいと思います

最上の明医

 おっぴろげ回
 この回の「最上の明医」を読めば、少年誌における「乳首券」なるものが伝説に過ぎないことが理解できるかと思われます。乳首券は編集部によって発行されるものではなく、あくまで作者が自ら作品の展開に応じて生じる必要性に駆られて作り出し、発行を編集部に認めさせるものなのです。今回はおそらく「この回は乳首のみならず局部も出さないとダメです!」とか橋口先生が編集者に強硬に主張したりしていたのです。多分。

ひめはじけ

 「6年後
 え? 次回最終回?(感想)

絶対可憐チルドレン

 まさかの伊号ちゃん擬人化展開。往年の「脆腕伊号ちゃん」とは似ても似つかない双子の軍服幽霊少年風のデザインですが、でもこれはこれでといったところです。
 デザインがちょっとだけ「一番湯のカナタ」のセイリュートに似てるかなー? と思って「カナタ」を見なおしてみたらそれほどでもなかったので、何か自分の記憶力にますます自信がなくなりました(関係ない)。

 エスパーとノーマルが戦う未来の映像の中に「入る」展開はこれまでこのマンガの中でも何回か登場してきましたが、今回は未来の映像のはずの薫が、その映像を見ている京介に対して語りかけている(ように見える)ところが、いつもと違くてちょっとドキッとさせられます。
 この予言の映像をここで見てしまったことが、(同じく予言を知ってしまった後の皆本と同じように)後の兵部の行動に大きな影響を与えたことは間違いない訳で、いよいよ兵部の過去を巡るエピソードも佳境に差し掛かってきたのかも知れませんね。

正しいコドモの作り方

 来人に急接近して来たアスカの正体は、かつて悠を白衣+黒タイツのコスチュームでムラムラさせたにも関わらず、その直後にボンテージファッションに変身してがっかりさせたことで有名な変身女さんでした。
 今回の彼女はAKIRAチックなサイコキネシスを使う能力者も連れて来たことで来人に対して圧倒的に有利なバトルを繰り広げていますが、よりによって「冥土の土産に教えてやるよ」という『悪役が言ってはならない台詞』を言ってしまったので、多分今回もこの人は負けちゃいますね(決めつけ)。

 そして悠は今「『媒介屋』に操られている影響でこよみに対してムラムラしている」状態にあることも説明されましたけど、仮に媒介屋の影響がなくても、「自分のことが好き」だと判っている幼馴染の女の子が雨に濡れて下着が透けて見えちゃったり、ホテルに誘われたり、シャワー浴びてる彼女をベッドで待っていたりしたら、そりゃまあいくら悠でもムラムラするのは致し方ないと思いました。がんばれ悠。性的な意味で。

裏サンデー:モブサイコ100

 「サンデー」の名前を冠したコミックサイトなのにも関わらずDRMが一切かかっていない形式でマンガを公開、TwitterやFacebookへの積極的な情報共有を打ち出すなど、電子書籍に対して及び腰なことで有名な小学館のコンテンツとは思えないアグレッシブさで勝負を仕掛けている裏サンデー
 今回はコミックス化の宣伝という形で、連載作「モブサイコ100」が本家週刊サンデーに掲載されました。

 裏サンデーと言えば最近では「コミックスが売れないとサイトが打ち切られる」ことをわざわざ告知したことで話題(というか炎上?)になってましたが、でもまあ「Webでコミックを公開して人気が出た作品はコミックスもちゃんと売れる」ことは既に小学館内でもクラブサンデーの先駆者達によって実証されていると思いますし(東毅先生の「超弩級少女4946」や菅原健二先生の「M・S DOLLS」などが代表かと)、裏サンデーもその辺のマーケットリサーチは当然コミックス発売決定時に行なっているはずなので、「コミックス売れないとサイト終了」って表現はさすがにちょっとオーバーなんじゃないかと、個人的には思ってます。

 個人的には、裏サンデーのコミックスが売れてくれることで、本家のクラブサンデーも「専用のFlashプレイヤーでなければマンガが読めない」というDRMを撤廃する決断をしてくれるんじゃないかと期待してます。クラサンはFlashが動かないiPadやAndroid4.1搭載タブレットではもはや読むことができないのが大変に辛いのですが、一方の裏サンデーはタブレットやスマートフォンは勿論、ものすごく頑張ればKindle付属のWebブラウザでも読めてしまう万能っぷりが素晴らしいと思ってますので。ホントです。

 そして「モブサイコ100」ですが、このマンガがどんなマンガなのかを極めて判りやすい形で表現しているという意味で、作品紹介マンガとしてとてもよくできていると思いました。新隆さんいい人だなあ(多分)。

モブサイコ100 1 (裏少年サンデーコミックス)

「モブサイコ100」1巻は、11/21現在Amazonで「通常1~3週間以内に発送」のステータス(=初版売り切れで増刷待ち状態と推測)。売れてるじゃないですか><


先週から風邪引いてます記念・サンデー2012年49号感想

マギ

 モガメット教授の白熱授業編。話の中で生徒たち同士が自ら議論を初める描写がありましたが、魔術士の「正義」に直面した彼らの高揚した心理状態を端的に表現しているなと感じました。「マギ」はこういう表現もできるマンガなんだよなと実感させられた次第。
 5等許可区の最大の問題点は、住民たちがボンクラな生活を送る以外の選択肢を全く選べない状況で暮らさざるを得ない点にあると思われます。あと「我々はボンクラではない!」と主張している魔道士達も所詮は人間なので、多分5等許可区での楽な暮らしを始めてしまうと、結局ボンクラになってしまうんじゃないんでしょうか。にんげんだもの。みつを。(まちがい)

 なお、アニメの方ではおっぱいが大きい白瑛さんが魔法少女に変身したり、おっぱいが大きい彼女のジンも乳首にピアスをしたまま大暴れしたと伝え聞いてますが、時間がなくてまだ5話の録画を見れていないのが残念です。

ハヤテのごとく!

 まさか今の「ハヤテ」でいきなりチュー→告白、なんて急展開を本当に拝めるとは思ってなかったのでビックリしました。
 ハヤテはこの手の話題からのらりくらりと逃れるのが上手いというか、好きとか嫌いとかそういう心理状態から自分が程遠いところに居ると思い込んでるタイプのキャラなので、そんなハヤテに恋とは遠い日の花火ではないことを思い起こさせるためには、ルカの激情が必要なのかも知れませんね。ハヤテにも多分ちゃんとちんこ付いてるはずですしね(何)。

おすもじっ!

 彩香ちゃんのターン終了。京都の豊かな食文化とヤンデレが高いレベルで融合している彩香の技が冴え渡った、彩香とはただのヤンデレではない! 天才的な食の技能を備えた、最高のヤンデレなのだ! ということを思い知らされたエピソードだったと思います(褒めてます)。
 何より、今回の彼女の寿司は何か本当に味が想像でき、かつものすごく美味そうなのが困ります。徳島に行けば食べられるんですかこれ?

 唯一気になった点は、その彩香が鶏を観て頬を赤らめてそっぽを向いたシーン。この二人、過去に何かあったんでしょうか。

BE BLUES!

 高校生編が始まりました。埼玉のサッカー強豪校に進学し、特待生たちが渦巻くサッカー部での激しい競争を勝ち抜こうと野望に燃える龍がカッコイイ回でしたが、でもまあやっぱりカラーページのラッキースケベがどうしても印象に残ってしまいます。「持ってる」奴は幼馴染の美少女からして違うんでしょうか。違うんだろうなあ。
 あと「埼玉じゃ一条龍は伝説だぜ」って台詞がありましたが、「埼玉じゃ伝説」ってフレーズが、何かこう埼玉らしくていいなあと何となく思いました。埼玉いいところですよね(埼玉在住)。

絶対可憐チルドレン

 インパラヘン編終結。不二子とのバトルに敗れて自殺を図ろうとしたファウストに対して「総統閣下への新しい任務」を与えて自殺する意志を放棄させた早乙女隊長を、少女マンガチックな尊敬の眼差しで見つめる京介がやたら可愛くてビビります。
 京介がファウストに「きみは僕の目標だよ」と声をかけたのも、早乙女と同じようにファウストに接したいと彼が思ったからかも知れないなと思いました。

 ファウストはその後、敬愛する総帥に見捨てられたと思い込んで絶望して自殺する運命を辿ってしまう訳なのですが、京介もまた同じく敬愛する早乙女隊長に自ら手を下されて絶望する運命にあるかと思うと、やっぱりこの二人は運命が似てますね。椎名先生はファウストのことをかつて「兵部の可能性を暗示する彼の分身」と語ってましたが、これはそういうことなのかも。

 なおサプリメントの「新作アニメに誰が出るか?」ネタですが、少なくともパティさんについては多分アニメに出るより、むしろ我々と一緒にアニメを鑑賞してハァハァする側だと思ってます。

ひめはじけ

 あれ? ちょっといい話になってる?(感想)

正しいコドモの作り方

 幼馴染属性のこよみの煽りもあってメインヒロインの今日子が「自分が悠に嫉妬している」ことに気付き、いよいよこのマンガもラブコメ的にニヤニヤできる展開が始まるのかなー? と思ってたら、最後でいきなりアスカが確変状態に。
 このマンガの場合は「実は操られていた」なんてことが簡単に起こるマンガなので油断できませんが、何にしろここに来て物語が一気に動き出して来て面白くなって来た感があります。なので、もうちょっと続いてくれると嬉しいです(←ちょっと心配になって来た)。


これから49号買ってきます記念・サンデー2012年48号感想

銀の匙

 みんなして八軒とアキをくっつけたがってるのが微笑ましいなと思いました。
 恋愛に関して極度に鈍臭いアキを片付けたがってるんだろうか。

神のみぞ知るセカイ

 「ボクは健全ギャルゲーマーなんだよ! 裸はNG!
 えっ(感想)

境界のRINNE

 高橋留美子先生はホントに「地味で目立たなくてそんなに可愛くもない」女子を描くのが上手いなあと思いました。

おすもじっ!

 彩香ちゃんのターン。包丁の選択で鶏にプレッシャーを与えたり、わざわざ手の甲に出汁を垂らして寿に舐めさせて司に心理的なダメージを与えたり、「赤ちゃん…うちの。」などと意味の分からないことを供述して会場をドン引きさせたり、期待通りのお姿を披露して下さって満足です。

犬部!

 不定期連載の「犬部!」が久しぶりに帰って来ました。今回は多頭飼育を題材に「犬を幸せにするにh飼い主の幸せが不可欠」というテーマを描く模様。
 高倉先生といえば、コミックス1巻が発売された時にTwitterで「編集部にママチャリでビラ配って来いと言われた」という趣旨のことを呟くなど、何か優遇されていないっぷりが印象に残っています。頑張って欲しいですね。

 あと、出てくるたびに犬に脱がされてる玉井まゆ子さんが、今回は脱がされなかったのが気になりました(気にするな)。

絶対可憐チルドレン

 昔のインパラヘン王国編の小ネタだった「不二子がマサラの性感帯を知っている」ネタをここ一番のクライマックスに持ってくるところがすごいなと思いました。今回はこれをやりたかったんだろうなあと勝手に推測してます。
 「決闘場でのデュエルのクライマックスに背中の性感帯を刺激する」展開というと、かつて「GS美神」で妙神山で小竜姫と美神が戦っていた時に横島(のシャドウ)が背中の逆鱗に触れちゃったシーンが連想されます。椎名先生は背中攻めるの好きなタイプなんだろうか。

ひめはじけ

 アダルトチェンジ(死語)を果たした姫さまの素性を一発で見抜いたなでちこししょーが、流石ししょーだと思いました。

犬部!ボクらのしっぽ戦記 2 (少年サンデーコミックス)
高倉 陽樹 はまなか あき
小学館 (2012-09-18)

犬部!2巻は「実験犬」アリスのエピソードを収録。ハッピーエンドで本当に良かったよ


サンデー2012年47号感想

マギ

 権力はないけどなまじ技術を持っているばかりに低待遇でこき使われてしまう、原初の魔道士達の不遇を描いたエピソード。
 個人的には、この間Twitterで流行った「デザイナー死亡かるた」を何となく思い出してしまいました。権力はないけどなまじ技術を持っているばかりに低待遇でこき使われてしまうのは、洋の東西も過去も未来も問わないようです。

絶対可憐チルドレン

 こちらも基本的にはエスパーは「権力はないけどなまじ技術を持っているばかりに低待遇でこき使われてしまう」世界が舞台なんですよねー。世知辛いですよねー。

 そんな世界に革命を起こしてエスパーの自由を勝ち取ろうとする兵部京介が主人公のTVアニメ「THE UNLIMITED 兵部京介」の制作が、ついこの前発表になりました。前に放送された「絶チル」のTVアニメは、どっちかというと「チルドレン達が名乗りを上げて登場し、名乗り終わると背景で爆発が起こる変な演出に代表されるコメディ色が強い作品でしたが、今度は一気に雰囲気がシリアスの方向に振りきれてしまったように思います。
 個人的に徹底してるなあと思ったのは、初期発表時のキャスト欄に(皆本の名前はあるけど)チルドレン達の名前が全く載っていないところ。「絶チル」の名前を背負っているにも関わらず、既にこれは兵部が主人公のスピンオフであり、チルドレン達がメインのアニメではないことを宣言しているように感じました。アニメではチルドレン達も小学校を卒業してしまっていてもう幼女じゃないから用がないとか、そういう感じ?(まちがい)
 兵部が主人公ということなので、少なくとも不二子と薫の出番はあると思うのですが。続報を待ちたいです。

 本編の方は、ファウスト君が実は11歳のレベル7能力者であり、あまりに能力が高いので自分の意志で肉体を成長させてしまっていることが明らかになりました。11歳なら、まあ半ズボンを履いていてもおかしくないですよね(そこか)。
 国家に反逆しないことを証明するために自らの意志で脳に爆弾を埋め込んだというエピソードは、ナイにもかつて脳に爆弾を仕込まれていたことを思い出させます。ナイは自分が意図しないまま「用済みになったら始末される」ために爆弾を埋め込まれている運命だったのが悲劇だったんですが、このファウスト君の場合は「自ら用済みになったら始末される運命を選んだ」という、違う意味での悲劇です。

 いくら発育が早いとはいえ11歳と言えば厨坊真っ盛りの時期であり、時が過ぎれば「あの頃は何て恥ずかしいことをしてたんだ」と記憶を抹消したくなるようなことを平気でやったりするのが常なので、彼もいずれはこの黒歴史を笑いながら回想できるような人生を歩めたらいいなあと思いました。

ささみさん@がんばらない

 設定を把握。確かにこれは「日本神話をモチーフにしたライトノベル」ですな。
 天照大御神の力を持った者が強度のシスコンってのが、個人的には斬新でした。最近のラノベって、ここまでキャラを極端に立てるのが普通な世界になってるんですかねえ(←木を見て森を理解した気になってる例)。

ひめはじけ

 うさき最強伝説再び。彼女の前では、ムチムチツンデレなノエルさんまでもが素直な女に!(語弊)
 あと今回では、「フハハハかわいい髪型にしてやる!」とカンナに絡む姫さまが良かったです。姫×カンナ確定。

BE BLUES!

 ミルコおじいちゃんが生きてベンチに帰ってきて本当に良かったと思いました。
 アンナはミルコに「おじいちゃんうまーい!」って言ってますが、彼女はミルコの正体というか過去を知らないっぽいですね。まあ確かに、見た目は普通のサッカーの好きな太ったおっさんだもんなあ。オシム元監督もそうだったしなあ。

おすもじっ!

 寿と鶏が司を巡って鞘当てを演じるエピソード。この軋轢が後の展開にどう影響するのか見ものです。「おすもじっ!」は料理マンガであると同時に複雑な人間模様を描いた人間ドラマでもありますからね。
 鶏はこのマンガの中では割と常識人の部類に入ると思うのですが、寿が司のことを実は女だと知らないばかりにすっかり男が好きな変態呼ばわりされて可哀想な気もします。ただ、「司の側には俺が居る」と寿に言い切ったシーンの彼の妙な色気っぷりを見ると、何かそういう誤解をされるのも致し方ないことなのかも知れません。

正しいコドモの作り方

 女の子同士の糸を引く濃厚なキスシーンを拝めたので満足です(そこか)。

 今回の話を読む限りでは、やっぱり悠とコヨミは性格的にも「お似合いのカップル」なんだよなーと思います。おそらく今日子の側からアプローチしないと、この二人はやっぱりこのままくっついてしまうんじゃないんでしょうか。

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「マギ」の電子書籍版はKindle Storeでも人気を博してる模様。
Amazonが表示している「出版社により設定された価格です。」が眩しい


サンデー2012年46号感想

神のみぞ知るセカイ

 女神編完結となるコミックス19巻が発売されました。物語的なメインは歩美の最攻略ですが、要所で「歩美の再攻略」という桂馬の筋書きに変化を与え続けるちひろの行動や心理がとても重要であったことが、改めて読み直すとよく判ります。
 その辺を踏まえた上で読む締めの学園祭ライブのシーンは、本当にグッと来ますね。ちひろマジ天使。19巻の表紙は常に飾っておきたいくらいカワイイです。

 そして連載の方は、やっぱり小学生男子と高校生女子のキスシーンは何かもの凄くエロスを感じてしまってどうしようと思いました。
 また、小学生男子の桂馬が女子のうららと仲良くケンカしてるところを観てドクロウが機嫌を損ねて幼児化、というシークエンスが提示されましたが、これは「桂馬への好感度が下がるとドクロウは幼児化する」というルールが存在していることを意味します。ドクロウの機嫌を損ねる事なく、うららと仲良くならないといけない。これが第二ステージのクリア条件な様です。
 昔の「ときメモ」型のギャルゲーって、攻略対象の女子が増えるとパラメータ管理が難しくなるんですよね。初代ときメモでは、自分は4人同時が限界でした(どうでもいい)。

ファンタジスタステラ

 対面から走ってくる女性を見ただけで「敵チームの女スパイ」という設定を作って彼女を組み伏せるシーンまで妄想してしまう本田選手が、何だか中二病羅患者のように思えてきました。

 あと琴音姉さんは誰か嫁にもらってやって下さい。いやマジで。
 いっそのこと本田選手と次元を超えてマンガの中で結婚しないかしら… (*´∀`*)

銀の匙

 なんだかんだで八軒とアキがいい感じになってるので、八軒良かったねえと素直に思いました。
 そして、商品にならないくらい小さいジャガイモを油で揚げて食べるっては、自分が小さい頃にはよくやってた(祖父の家が農家でした)ので、何か無性に懐かしくなりましたよ。あれ美味しいんですよねぇー><

BE BLUES!

 おじいちゃん無理しないでー!(感想)

 「BE BLUES!」のミルコおじいちゃんのモデルは勿論イビチャ・オシム監督なんですけど、オシム監督は途中で脳卒中で倒れちゃったんで、何かマンガの方でも「ミルコ、龍にサッカーの真髄を教える。ダイイングメッセージ」みたいな展開にならなければいいのですが(悲観論)。
 あと今回はアンナに「臨死!!江古田ちゃん」で言うところの猛禽ちゃんの素質があることが判明しましたが、それ以上にアンナに釣られてユニホーム脱いだ大学生のおっさん臭さが気になりました。

ひめはじけ

 この世界には排尿フェチという性癖が確実に存在していますが、なでちこししょーがおしっこ漏らした事実についてこの界隈がどんな反応を示しているのか興味があります(持たなくていい興味)。
 個人的にはもうちょっとおしっこ我慢してる表情が見たかったところですが(持たなくていい感想)。

ささみさん@がんばらない

 昨今流行の兆しを見せている、というかむしろもうライトノベル界では一ジャンルとしてすっかり定着した感のあるひきこもり美少女介護型ラブコメディですが、サンデー46号から連載が始まった「ささみさん@がんばらない」もまたそのジャンルの中の一つの作品と呼べると思われます。
 この「ささみさん@がんばらない」は日日日先生のライトノベルが原作で、来年からのアニメ化も決定しているという、いわゆるメディアミックス展開の一環となっているところも特徴。サンデーでのメディアミックスというと、この前まで連載されていた「戦コレ!」や「AKB48殺人事件」がすぐに思い浮かびますが、積極的なメディアミックス展開もここ最近のサンデーの戦略の一つなんでしょうか。「戦コレ!」は個人的には面白いと思っていたんですが(略)。

 それで本編の方ですが、自分は原作は(名前は知っていたものの)未読なので、「この小説ってこういう話だったのか」と興味深く読むことができました。
 特に個人的に興味深かったのが、邪神三姉妹の長女のつるぎさん(31)が、サンデー誌上で堂々とエロゲーをプレイしてるところです(よりによって)。最近のラノベでは割とカジュアルにエロゲーを登場人物がプレイしていたりするそうですが、仮にも少年誌と名乗っているサンデーにおいてマンガの中で堂々とエロゲーをプレイしているシーンが出てくるのは、結構レアな事態ではないのかなと思いました。「神のみぞ知るセカイ」の桂馬がプレイしているのはあくまでギャルゲーであってエロゲじゃないですからね。建前上は。

 勿論、つるぎさんが堂々とエロゲーをプレイしているのは、彼女が見た目はともかく成人だからという理屈があるのは間違いないところでしょう。エロゲープレイは大人の象徴なのです。少年マンガにおける「大人」を象徴するアイテムの代名詞の筆頭は煙草でしたが、現代においてはそれがエロゲになったということなのかも知れません。まあ、煙草よりもエロゲの方が健康には良さそうですよね。多分

 主人公の月読兄妹の名前のソレっぽさや、邪神三姉妹の名前の由来が「三種の神器」から取られていること、等からこの作品が日本神話をモチーフにしていることは判りますし、主人公のささみさんの置かれた状況は天岩戸を連想させますけど、その辺は今のところはあまり深く考えず、まずは現代ライトノベル的なラブコメディを素直に楽しもうかと思ってます。よろしくお願いします。

AREA D

 「残された者は分からないこと自体が苦しいんだ!
  誰を憎めばいいのか!? 誰を憎まなくてもいいのか!?

 この台詞は、東日本大震災以降の、様々な理不尽な現実に直面している我々の心理を象徴しているような気がしました。
 物語がレンゲ事件への核心に近付いて来るに連れて、この作品のテーマ的な部分が見えてきたように思えます。

正しいコドモの作り方

 「まさか、僕と子供作りたいとか思ってる?
 あの悠が、幼馴染の女の子の告白をハイセンスなジョークで遠まわしに拒否できるようになるなんて…(まちがい)。

 多分悠は、マリオネッターのせいで今日子以外の女子に好意を寄せられても、全て「操られているのではないか」と疑心暗鬼に陥ってしまうトラウマを追ってしまったようです。今日子は悠のことが好きだったことを知っている幼馴染の登場で心穏やかではない様子ですし、結局は「超常者」のおかげで物事は来人の思う通りに状況が進んでいるのかも知れません。がんばれコヨミちゃんと歴史の修復力。

絶対可憐チルドレン

 以前の引越しのドタバタで「ASTRO GIRL 脆腕伊号ちゃん」のイラストが掲載されたヤンマガアッパーズを紛失してしまったことを、今も後悔している今日この頃です(挨拶)。

 話の方は、日独による伊号ちゃん争奪戦が勃発。伊八号と伊九号の身柄を賭けて、ドクイツ帝国の超能力者・ファウスト准尉と不二子達超常部隊が「決闘」を行う展開となりました。
 が、今回のエピソードのメインはやはり伊八・九号のプレコグ能力のひみつが明かされた点でしょう。彼らは単独でも未来予知を行う能力を持っていますが、実際にはこの二頭が異なる領域の未来を予知することで「確実に収束する絶対の未来」のビジョンを得ており、その上で彼らはそれを超えた未来を創りたいという意志をも持ち合わせていました。
 伊八号単独では未来を予知することはできず、伊九号の予知に基いて更にその先を読むことに徹する──という予知のやり方は面白いです。逆に言えば、彼らが個別に予知を行った場合は先読みのプロセスが働かないため、「確実に収束する絶対の未来」とはならないことを意味していると思われます。後に伊九号が皆本に教えた「薫と皆本が対決する未来」も、兵部が伊八号(の脳)から得た未来予測も、揺るがないものではないということなのでしょう。

 そして今回、不二子がその伊号のアドバイスと全く同じ結論(=大神がファウストに倒される未来)を直感的に出したのは「女のカン」ということになってますけど、こんなことできるの女の中でも不二子ちゃんだけなんじゃないかという気もします。

神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)

どうですかこの天使の様なちひろの笑顔


【恒例の】サンデー2012年45号感想【一週間遅れ】

ファンタジスタ ステラ

 「ファンタジスタ」の徹平ちゃんが、かつての仲間と、そして本田圭佑選手までをも引き連れてサンデーに帰って来たという、文字通りの次元を超えたコンセプトで始まった衝撃の新連載。それが「ファンタジスタ ステラ」です。

 リアルで大活躍している本田選手が「ファンタジスタ」に出て徹平達と普通に会話しているというのも何か凄いことなのですが、それ以上に凄いと思ったのが、徹平達「ファンタジスタ」のレギュラー陣が今では皆(本田選手が所属しているチーム以上の)世界のビッグクラブでプレイしているという初期設定です。
 まあ確かに「日本がワールドカップで優勝!」って目標を掲げるからには日本選手が世界のチームでプレイしていることが大前提であることは判るのですが、にしても徹平がレアル・マドリードに移籍! しかも第一話で! って展開はホント凄いなと思いました。

 私のサンデーにおけるサッカーマンガの原体験は「俺たちのフィールド」になると思うんですけど、「俺フィー」ではワールドカップに初参加した主人公達がその後世界のクラブに移籍して連載が終了したと記憶しています。海外のチームへの移籍は、当時の日本のサッカー事情では「目標」だったのです。
 それが今では、「目標」ではなくワールドカップに出場するナショナルチームに選ばれるための「前提」となっているんですからねー。凄い時代になったものですねー(マンガの感想になってない気がする)。

BE BLUES!

 「巨乳の幼馴染に、ハーフの美少女!?」「うらやましい…
 まったくですね(感想)。

 それはそうと今回は、龍のことをやたらと兄に自慢する宮崎が心底可愛かったです。彼が本当に龍のことが好きなことがひしひしと伝わって来ます。
 あまりに彼が一途なので、もう彼の想いを性的な意味に曲解するとかいう意地悪をする気も起こらなくなりました。むしろ、彼が龍と一緒にサッカーできる時間がいつまでも続くといいですね、とお願いしたくなります。

 あとアンナのお母さま美人だなあ(そこか)。

ひめはじけ

 うさきがどんどん超人への道を歩んでいるのですが、このマンガってそういうマンガだったんでしょうか。
 本来は、なでちこししょーをみんなで愛でるマンガだったはずなのですが(違います)。

 あと、この前の話で過去に色々と因縁があったことが発覚したノエルとシュルトムは、やっぱり将来結婚してしまうんでしょうか。
 シュルトムは、もし「独身女性が選ぶ、結婚したいサンデー連載作品男性キャラランキング」を開催したら、「絶チル」の皆本と比類するくらい人気出そう。いやむしろ皆本は最近どんどん嫉妬深くて面倒くさい側面が出てきているので、むしろ圧倒しそう、自分もシュルトムさんとなら結婚したい。

月光条例

 この地上で「ものがたり」を作っているような人は、みんなムーンストラックされて頭がおかしくなっているという衝撃の事実が明かされました。ただ、基本的に物語を作ってヒットを飛ばせる系統の人はどこか皆ヘンなところがあるのはむしろ定説だと思われるので、これについては何か読んでて納得してしまったのも事実。
 少なくとも、藤田先生については「先生はムーンストラックされている!」と言われても、皆「藤田先生なら当然!」と思うのではないかと思います(褒めてます)。

正しいコドモの作り方

 「正史での悠の結婚相手」という触れ込みで、新キャラクターのこよみが登場。こよみと今日子と悠は幼稚園時代からの幼馴染で、更にこよみと今日子がかつて悠を取り合って「どっちがすきなの?」と迫る事例まで発生していたことが判明、「悠はこれまで女子に縁がなかった非モテである」と勝手に思い込んでいた自分はたいへんなショックを受けました。
 幼稚園の頃には既に二人の美少女から一方的にモテていて、しかも将来その幼馴染との結婚が約束されているだなんて、君はどこのギャルゲーの主人公ですか! 君は着衣エロでの緊縛プレイが好きな永遠の非モテキャラだと思っていたのに! あんまりだよ!(←むしろ私があんまりです)

 今回の「能力者」のゴスロリ少女は、従来のようにいきなり女の子を操って襲ってくるようなことはしてこないっぽいので、幼馴染が豹変して突如として悠の前で脱衣を開始する展開にはならなさそう。彼女がどんな搦め手を使ってくるのか、そちらの方も気になります。性格が何か陰険そうですよね彼女(決めつけ)。続く。

ポケットモンスターReBURST

 最終回。最期にフロードが爽やかに笑いながらリョウガと殴りあうシーンにグッと来ました。この二人がもっと早く出会えていたら、フロードの運命も違ったものになったと思うと、ちょっと切ない気分になれます。
 作画担当の田中先生には、ぜひまた「イエロードラゴンがあらわれた!」のような、ひねくれた性格の美少女が大活躍する系のコメディを描いて頂きたいです。次回作に期待しております。

絶対可憐チルドレン

 ドイツ第三帝国のパロディネタと言えば、「南国アイスホッケー部」に出てきたタイツ帝国が印象的です(挨拶)。

 今回はドクイツ帝国の超能力部隊所属の若きドイツ人将校・ファウスト准尉が登場。自分の意志と国家の意思が直結している単純かつセカイ系な思想を持ち、敵は国家間の情勢を考えないでとりあえずぶち殺す単純かつ明快な行動を取る、ある意味判りやすい「敵」キャラクターと言えます。
 が、額に(兵部と同じような)傷跡があることが判明したことで、彼にもおそらく兵部と同じような複雑な過去があったことを匂わせる演出になっているのが興味深いところ。額に傷を負う経験をしたことが、彼の今のような思考をするようになってしまった原因となった可能性は、十分に考えられます。

 そしてそれはともかく、個人的には彼が半ズボンを履いている点が気になりました。日本軍チームは(当然のようにスクール水着を来ている不二子は除いて)男性陣が京介も含めてみんな長ズボン履いてるのとは対照的です。
 まあ、美少年には半ズボン履かせるのは、美少女にスクール水着を履かせるのと同じくらいフィクションの世界において当然のことであるのは承知しておりますが、それにしても軍服で半ズボンってのはちょっとデザイン的に面白いです。

 インパラヘンという南国に派遣されているから制服も半ズボンなのか、それともドクイツ本国でも特務部隊の制服はみんな半ズボンなのか。もし後者の仮説が正しいとすれば、それはつまり総統閣下は半ズボンの美少年が好きということを意味しているのか。謎が深まります(謎なの?)。

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「ファンタジスタ」は文庫化されていたんですね


遅れましたがサンデー2012年43号感想

絶対可憐チルドレン

 マッスルの趣味を「治すもの」と認識するのではなく、あの格好をも許容される社会を作ることも、またパンドラのなすべきことの一つなのではないかと思います。遥かに遠い理想ですが(挨拶)。

 本編の方は、予告通り旧陸軍超能力部隊編。現在の「黒い幽霊」を連想させる遺伝子技術、「そのためにだったらできることを全部しようと思える場所」という京介の理想など、今の作品世界に繋がる要素を垣間見ることができて興味深いのですが、それはそれとして、今回は朧さんがかつての威厳を取り戻したかのような影の支配者っぷりを発揮していたことが嬉しかったです。
 お見合いを拒絶して婚期を先延ばしにする(決めつけ)ことと引換に、桐壷局長や不二子ちゃんを表立てにしつつバベルの全権を掌握しようとする彼女は腹黒くて素敵です。ただのお局様じゃないですよ! 日本で一番権力のあるお局様ですよ!

神のみぞ知るセカイ

 今回の桂馬母の「これまでできなかったことができるようになった息子」に対する喜びようは、子を持つお母さま方であれば共感できるのではないかと思います。

 今回は「生ぬるいホームドラマならまかせろ! ギャルゲーの本領!」がなんかツボにはまりました。個人的にギャルゲーによくある日常パートに何となく居心地の悪さを感じていたんですけど、あれやっぱり生ぬるかったんだ。しかもあれが本領なんだ。まあギャルゲーは日常パートがないと非日常なエロ展開が目立ちませんので、そういう意味では日常こそが本領という認識は正しいのかも知れません。

 あとドクロウさんはパンツ履いてない芸がナチュラルにできるところがキャラとしてズルいなと思いました(褒めてます)。

ひめはじけ

 シュルトムのウェディングドレス姿は様になってそうな予感がします。

姉ログ

 田口ケンジ先生は巨乳姉萌えマンガを武器にクラブサンデー界の激しい競争を勝ち抜いてきた猛者であることはもはや皆さまご存知のとおりであり、よって今回の「姉ログ」が前回を超える勢いで姉のおっぱいを強調してきていることは、もはや田口ケンジ先生作品における必然なのです。
 この号ではうなじの話がかなり(姉の頭とおっぱいが)どうかしてて面白かったんですけど、夫婦漫才話における縦縞セーターおっぱいは姉の巨乳を無言でアピールしていて素晴らしかったですし、友人とのボケ倒し漫才に出てきた「メガドライブが稼働中なんだわ!」における、貴方本当に現役高校生なんですか? 中身はメガドライバー(専門用語)のオッサンじゃないんですか? と思わず突っ込んでしまう時代錯誤っぷりも良かったです。

 総じて「姉ログ」さいこう。いい連載が始まったと感謝しております。本当です。

BE BLUES!

 PKに負けてみんな泣き顔なエピソード。最初のうちは大声で泣く優希の可愛らしさはマジ最強! 勝ち気な女の子が泣いてる姿は本当にカワイイなあ! とか思っていたのですが、何度も見返すうちに宮崎の泣き顔の方が可愛くね? 龍との約束を守れなかった悔しさを鼻水で全力表現してるんじゃね? とか思えるようになって来ました。
 結論としては、みんな愛おしいです(感想?)。

境界のRINNE

 鳳が出て来てれんげにちょっかい出す話が、何かこう自分が考える「高橋留美子先生らしいマンガ」に近くて面白いなーと常々思ってます。
 れんげの毒々しいキャラ付けが自分の何らかのツボを押してることは確かなので、今後も「RINNE」を読みながら自己洞察に励みたいと思いました(感想?)。

正しいコドモの作り方

 ファッティなおばちゃんに子作りを迫られる!
 これだ! このマンガの肝である「女に迫られる恐怖」にこの上ないリアリティを与える鍵は、ここにあったんですよ!(熱弁)

 今回はある意味第一部完的な話で、悠と今日子の間の距離が少し縮まったことが提示された意味で重要なエピソードでしたが、それはそれとして、悠の家に辰未が半裸で寝ていて、起きてくるなり「めし!」と言い出す亭主関白っぷりを発揮しているのを目の当たりにしているにも関わらず、そういう方面の想像ができない今日子はやっぱりニブい子なんだなと感じました。
 彼女が恋愛感情に鈍いことはアスカからも再三突っ込まれてましたけど、あのシーンを見ても腐った妄想が出てこないことで彼女の鈍さを表現しているに違いありません(決めつけ)。

 その点アスカはちゃんとそういう方向の妄想を浮かべてニヤニヤしてた訳で、やっぱり女子は腐った方が人生が豊かになるのかも知れないと思います。極論であることは承知しております。

読み切り:ハナヨメわらし

 秋の読み切り第三弾は、既にモバMANで「溺れる花火」「ヒメゴト」とディープな恋愛マンガを連載している経歴を持つ、峰浪りょう先生が登場。
 「ハナヨメわらし」は内容そのものはアダルティではないものの、数百年に渡る座敷わらしの初恋、生と死を繰り返す人間との出会いと別れ、昔の民家と現代のマンションにおける「座敷わらし」の位置付けの違い、そして主人公の恋の行方など、複雑な要素を(読んでいる間はそうと意識させずに)含んだ、とても濃密なマンガだなあと思いました。
 こんな完成度の高いマンガを「新人の読み切り」として読めるだなんて、何かものすごい贅沢な気分。ありがとうございました。

 まあ結論としては、「勝手に現れて僕のことを一方的に好きになってくれる、人間じゃない女の子さいこう」は真実ということで。

ヒメゴト〜十九歳の制服〜 1 (ビッグ コミックス)

あらすじを読んだ限りでは「トランスジェンダーもの」の部類に入るのかも知れませんが、物語はより複雑そう。読んでみたいです


サンデー2012年42号感想続き

電波教師

 この作品世界って幽霊もアリなのかーと思いました。ますます何でもアリになって来ましたね。
 まあ仮に彼女が幽霊だったとしても、秋葉原に行けば「死んでる」程度だったらアニメやマンガやゲームではよくある属性の一つに過ぎなくなるので、秋葉原的な寛容の精神に溢れたこのマンガにおいては、特に生死は問題はないのでしょう。「大丈夫! 死んでも生きられます!」の世界です。

 そしてこのサイト的には、幽霊の女の子には人魂をオプションとして一緒に付けて欲しかった気もします。具体的にはおキヌちゃん的なアレを。東毅先生はかつて「マンガを描くきっかけになったのは『GS美神極楽大作戦!!』だった」と仰ってましたので、人魂程度ならおキヌちゃんリスペクトの範疇に収まるはずです。
 それとも、人魂がないということはまだ彼女は本当の幽霊ではないという記号なのかも? つづく。

おすもじっ!

 「司くんのエクスカリバーが変態に狙われて…

 「おすもじっ!」の世界には、京都の豊かな食文化とブラコンヤンデレが深いレベルで融合した彩香ちゃんを筆頭に、色々と変態キャラが蠢いていますが、その中において七美はもの凄く判りやすい単なるスケベキャラなので、何かこう見てて安心できます。このマンガにおける一服の清涼剤です(おおげさ)。

銀の匙

 八軒の遺志を継ごうとするアキの願いを聞き入れ、全力で彼女の気持ちに応えようとする南九条あやめ。
 あの南九条あやめがこんなに格好良く見える時が来るだなんて思ってもいませんでした。このマンガを読み続けていて良かったです(おおげさ)。

国崎出雲の事情

 「す…すきになったかもしれない…

 紗英との関係はいつものようにギャグ枠に収斂していくものとばかり思っていたのですが、何かついに突き抜けてしまいそうな予感がして来ました。性別の枠を乗り越えるなんてことは「ハヤテのごとく!」のようなマンガであればよくあることで済まされますが、このマンガでそれを取り上げるのであれば、テーマ的にはより重くなるはずです。

 個人的にはこのマンガがこの一線を超えてくるとは予想していなかったので、今回のこの展開にはちょっと驚いています。次回以降の展開に期待。

読み切り:はねけん!

 けん玉のこと以外は全く頭にない主人公が、かつて自分の夢を諦めて荒れていた少年の心をけん玉に対する尋常ではない真摯さで癒していくという、「けん玉」というテーマ以外は極めて真っ当な少年マンガだったと思います。最初は「こんなにけん玉バカで大丈夫なのか」と思わせておいて、読後は「けん玉を貫く主人公カッコイイ」って考えに自然になってしまうところがステキ。

 作者の奥原聡先生はこれが実質的なデビュー作とのことですが、将来有望と感じました。ぜひ次回作も読んでみたいですね。

読み切り:高校野球の途中ですが

 こちらはかつて少年向け本格百合マンガ「セーラー服を纏った教祖様」で私をビビらせた、くずしろこと葛城一先生のサンデー掲載第二作です。
 主役格のセーラー服女子・紗江の、暴力的なまでに独善かつ純粋な想いを内心に抱えている描写がグッと来ました。個性的な女性キャラを描くのが上手いなあという印象です。面白かったですよ。

 まもなくサンデーSで連載を初めるとのことなので、こちらも期待したいところ。

絶対可憐チルドレン

 悠理がファントムとミラージュの人格と融合して、何かこう人間として一枚皮が剥けたというか、色々と吹っ切れて身軽になったような印象を受けました。この融合された人格は、おそらく以前の予知で出てきた、変な装置の中に入ってギリアムの命じるままに戦うユーリの姿とは明らかに異なっているように思えます。
 ユーリは、ついに自らの遺志で自らの道を歩くだけの力を手に入れたのです。

 個人的にはどんくさくて庇護欲をソソる悠理や、ナイのことを気遣うあまりユーリ×ナイ路線を思わず妄想せざるを得ないユーリも好きだったので、今回のリニューアルはちょっと残念ですけど、受けか攻めかで表現すると攻めの側にまわること間違いなしな新しいユーリの活躍を、これから期待したいところです。
 まずは薫をメロメロにして受け攻めの関係を逆転して欲しいなー

 あと皆本については、まあ最終的に自分から薫に「悪かった」と言えるようになったのは成長の兆しが見えます(エラそう)。

週刊少年サンデーS (スーパー) 2012年 11/1号 [雑誌]

今月のサンデーSは「マギ」特集号。
「マギ」についてはコミックスを最初から読みなおして復習したい気分でいっぱいです。特に人間関係を覚えきれてない(弱い)