サンデー一覧

BE BLUES!の桜庭さんはカワイイ日記

 お久しぶりです。
 4月に入ってから諸般の事情で生活リズムが激変しまして(具体的には起床時刻が1時間半前倒しになった)、体を慣らしている最中です。要するに眠い。早く寝ないと明日が辛い。そんな感じです。

 最近のサンデーで一番気になっているのは、みんな大好き「BE BLUES!」。特に桜庭さん(さん付けがデフォ)が素晴らしいです。レギュラーを目指すために性格を偽って猫を被ることを辞め、「技術だけでAチームに返り咲く!」と心に決めた後の彼は本当に嬉しそうにボールを触るようになりました。その姿が大変にカワイイです。勿論「馬鹿な子ほどカワイイ」という意味でのカワイイです。

 その桜庭さんは、現在の紅白戦には「秘密兵器だから」という理由でミルコのじいさんに言いくるめられて出場していませんが、何かこのまま出てこないで終わりそうな予感がします。
 まあでもそれはそれで面白いですし、試合に出られないでギャーギャー騒ぐ桜庭さんはきっとカワイイので(馬鹿な子ほど的な意味で)、それはそれでといったところですね(ですね?)。

 あとそのミルコじいさんは紅白戦でマネージャー女子を監督役に仕立てており、それを見たコーチは「何か意図があるはず!(確信)」みたいなことを考えてましたけど、でもミルコは「蹴る・止める・走る」の基本をスピーディーに行うシンプルなサッカーを志向していることからすると、今度の紅白戦もあまり深いことを考えず、本当にシンプルに「女の子の手前だから男子は張り切る」としか考えていないような気がしてなりません。


月光条例 28 (少年サンデーコミックス)
藤田 和日郎
小学館 (2014-03-18)

「月光条例」は本当にいい終わり方でした。リアルタイムで言及できなかったのが残念(´・ω・`)


サンデー17号感想(時間切れで途中までしか書けませんでした版)

新世界秩序
BIRDMEN

 今回は「ハカセ役の大人探し」をキーとして次への展開のタメを作る、エピソード的には比較的地味な話だったとは言えますが、鷹山が烏丸を抱っこして二人で屋上にエスケープするシーンでテンションが高まってしまい、その勢いで最期まで楽しく読むことができたと思います(そこかよ)。

 田辺イエロウ先生の素敵なところは、魅力的だけど人としてはダメなおっさんキャラを描けるところだと確信している私としては、今回出てきた龍目さんはかなり人としてダメそうでちょうトキメキます。理系で白衣で眼鏡なところもポイント高いですね。STAP細胞が騒がれている今、生物化学者はポイント高いッスよ先生。流石です!(褒めてます)

何もないけど空は青い

 この作品、作画担当は「いつわりびと」の飯沼先生ですが、ザコ不良の描き方が如何にも西森先生っぽいところが好感持てます。やっぱり西森作品はこうでないといけませんよね。
 話の内容としては、ヒロインがザコ不良を叩きのめすことで、「これまでの秩序が崩れて新しい秩序が始まった」という世界設定を判りやすく表していると思いました。普通ならハンドアックス構えたモヒカンがヒャッハーするべきところで、誇り高き黒髪の美少女がモヒカンのちんこをすり潰してしまうところが、このマンガにおける世界新秩序を象徴していると言えますね(真顔で)。

 作品そのものは、東日本大震災以後の今の日本の雰囲気を踏まえたものになりそうであり、そういう意味でも今の時代の雰囲気を西森先生や飯沼先生がどうマンガにして描いていくのか、期待していきたいと思います。

競女!

 乳合わせ・乳だまし・尻カウンター・尻捌きと、乳と尻を駆使した激しい技の応酬が拝めて満足です。ここまでちちしりふとももな内容なのにも関わらず、「いやらしい」よりも「カッコイイ」の方に作画や内容のバランスが振れているところも素晴らしいところです。ホントですよ?


競女!!!!!!!!(1) (少年サンデーコミックス)

「競女」はKindle版があるのがありがたい


最近のサンデー思い出し日記

 お久しぶりです。

 ここ最近はサンデーの感想とかをゆっくり書く時間が無いため、タイミングを逸した話題を色々と取りこぼしてる気がします。
 なので落ち穂拾いというか、書けない間に思っていたことを断片的に書き起こしていくテスト。

BUYUDEN連載終了
  • 満田拓也先生が萌花が描けないことを残念がっていたことが印象的だった「BUYUDEN」。
  • 個人的には、武君を素直に誠堂館に進学させて、剣を初めとした四天王と鎬を削る展開にした方が良かったんじゃないかなーとは思いましたが、でも満田拓也先生なのでそんな素直な展開ができないのは仕方がないとも思います。「MAJOR」も高校編はそんな感じでしたしね。
  • ただ、これまでは通じていたやり方が通用しなかったという意味においては、「BUYUDEN」は椎名先生における「一番湯のカナタ」的な位置付けのマンガと言えるのかも知れないとも思いました。巻き返しに期待します。
  • なお、萌花はファッティなヒロインという新機軸を切り拓く存在となり得る可能性を秘めていたとは思うので、今後はさらなる「ヒロインが太っていることの必然性」を持たせた少年マンガの登場が期待されます。
前回のBIRDMEN
  • 烏丸はBIRDMENと化してからは視力が改善してメガネをかけなくなりましたけど、前回の「BIRDMEN」における彼のクレバーな観察眼は、まさに眼鏡男子キャラそのものと言った感じだったと思います。たとえ視力は回復しても、彼の心のメガネは決して外れることがないのです。
  • 心のメガネ」という概念が何なのかについては説明が難しいので察して下さい。
  • 鷹山は烏丸やつばめに対して着実にフラグを立てていますが、彼の性格からしてそのフラグは死亡フラグに直結している気がしてならず、とても心配です。「結界師」の志々尾限と同じ空気感を出してる子なので尚更。
  • 志々尾は救えなかったけど、鷹山は救われて欲しいですなあ。そういう意味でも頑張れ烏丸。彼が心のメガネを外す時があるとすれば、それはやはり鷹山を助ける時なのではないかと思います。
  • 「心のメガネ」という概念が何なのかについては説明が難しいので察して下さい(リピート)。
銀の匙
  • 連載再開は嬉しいのですが、人体錬成を成し遂げたばかりなのに大丈夫なんでしょうか。そんなに無理しなくていいっすよ先生とか思ってしまいます。
BE BLUES! ラブコメ編考察
  • 夏季合宿編に入ってから地味に部活内でのポジションを上げてきている優人ですが、私としては優人がAチームに上がって彼がミーハーな女子からモテるところを、一度は見てみたいんですよ(突然)。
  • サッカー選手としての優人のスペックは、試合中ずっと走れるだけのスタミナがある・チームの為に献身的なプレーができる・龍との相性が抜群である、という点からして将来的にAチームに入ることは多分確実だと思ってます。
  • そして武蒼は「埼玉県のサッカー強豪校」と位置付けられているので、多分サッカー部のレギュラーは同校や他校の女子からモテると思います。
  • あの優人が、もし女子からモテてしまった時にどのような行動を取るのか。やっぱりデレデレしてしまうのか。そんなデレデレ優人に直面させられる優希はどうするのか。その点にだけものすごく興味があります。
  • でも冷静に考えたら、あの性格ではやっぱりモテなさそう(結論)。
  • 優人は現在藍子に対して片思いをしてますが、もし何かの間違いで藍子とカップルになったら、まかり間違いなく藍子の母親から実家の菓子屋の跡継ぎとして婿入りさせられてサッカー選手としてのキャリアが台無しになること請け合いなので、彼はその辺をよく考えたほうがいいとも思います。
  • その藍子は、もはや龍に惚れるルートに入っているのは確実であり、彼女なら龍の本妻・優希のライバルとしての資質は十分あるものと考えられますが、そうなるとこれまで一応ライバルであったアンナは単なる「自称・龍の彼女」な面白キャラに落ちぶれてしまう可能性が。
  • もう既にそうなってるのでいいのか(結論)。
ユリイカ「週刊少年サンデーの時代」
  • まだ全部は読めてませんが、泉信行さんの「男組」から「ケンイチ」に至るカンフー漫画の系譜についての論考は面白かったです。カンフーの世界観には独特の思想体系というか理屈っぽさがありますが、それがサンデーという雑誌や、オタクっぽいサンデー読者の気質と合っているという指摘には納得。
  • GS美神」における「亡霊」の概念を論じた藤岡俊博さんの論考は、美神という作品そのものがバブル時代の亡霊的な存在であった点に始まり、「このマンガで誰が死ぬんだっ!?」「あの~私、もう死んでるんですけど…」などの引用を経て最終的には作品における死生観にまで至る、予想していたよりも遥かにダイナミックなもので面白かったです。
  • 「GS美神」は今でもまだ十分語れるだけの視点を持てるマンガなのだなーと再認識しました。

 おやすみなさい(おわり)。

ユリイカ 2014年3月号 特集=週刊少年サンデーの時代  トキワ荘から『うる星やつら』『タッチ』『名探偵コナン』そして『マギ』『銀の匙』へ―マンガの青春は終わらない

80年代にサンデーを読んでいた方なら楽しく読めると思います


最近のマンガ感想日記

 お久しぶりです(´・ω・`)
 最近のマンガ関係の感想のまとめです。


i・ショウジョ面白い日記

 週刊少年ジャンプ新連載の「i・ショウジョ」は、今回のエピソードのヒロイン観てると何かちょうトキメクのは何故なんだろうと自問自答した結果、彼女は中学校時代にちょっと好きだった同級生に似ているのではないか? という結論に達しました。恋は遠い日の花火(体言止め)。
 決して、要所要所で無防備に見せる彼女の足裏に脚フェチ的な観点で萌えているのではありません。

 あと、「i・ショウジョ」の今回のエピソードは、ヒロインの姿が写し出されて画面を通じて彼女に干渉できるスマートフォンのアプリが話の鍵となってますが、個人的にここから連想してしまったのが、藤子不二雄のSF短編「丑の刻禍冥羅」。
 「i・ショウジョ」は健全な少年向けマンガなので、アプリを通じて女の子を操作できるとはいえ、やることはスカートめくったりおっぱいを揺らす程度でしたが、「丑の刻禍冥羅」の場合、人間が撮影された写真に対して釘を打てばその人物に激痛が走り、写真が車に踏み潰されればその人物も交通事故に遭って死んでしまうという、かなりイヤなガジェットになっています。

 両者を比較すると、「写した人間を操作できる」というアイデアは一緒でも、広げる方向が違うだけで全く違うテイストになってしまうのが凄いよなーとか思ってしまいます。
 というか、多分「i・ショウジョ」でもそのうち、「丑の刻禍冥羅」的なサイコホラーなエピソードは出てきそうな気がします。恋が呪縛に裏返るのは、我々の世界では日常茶飯事ですからね。

「実は私は」コミックス5巻まで読んだ日記

 最近週刊少年チャンピオンを毎週読める機会を得たのですが(ヒント:職場の同僚が買ったものが回ってくる)、今のチャンピオンの中で個人的に一番琴線に触れてるのが「実は私は」です。あまりに面白く感じたので、既刊のコミックスを週に1巻のペースで買い揃えてしまいました。
 本棚がオーバーフロー状態のために電子書籍版を購入して読んでるのですが、電子書籍はあまりに簡単に買えてしまって(金銭的な意味で)困るので、電子書籍は週に一冊だけ買うという誓いを立てています。ちなみに誓った対象はAmazon創業者ジェフ・ベゾスです。嘘。

 物語のメインは朝陽・白神・藍澤を軸にした恋の駆け引き(しかし、みんなアホの子なので駆け引きが成立してない)なんですが、4巻辺りから幼なじみの朱美みかんが猛烈な勢いで追い上げてきて5巻で完全に追い抜いた印象。彼女をこんな可愛くしてしまっていいの? と心配になるくらいです。
 あと、5巻では「黒峰とみかんの子孫」的なバックグラウンドを激しく匂わせた女の子が登場していますが、色々あって彼女がそのうち「うる星やつら」で言うところの諸星こける的な扱いを受けてしまうのではないかと心配です。
 マンガやキャラに対してすら色々心配してしまうのは歳のせいなのか。

絶対可憐チルドレン中学編終了日記

 先週のサンデーを読んだ時に一番驚いたのは、「絶対可憐チルドレン高校生編、今夏スタート!」の文字の下に描かれた、四人組のザ・チルドレンの姿でした。最初観た時は「誰この四人目!? 今更ナオミちゃん!?」とか激しく動揺してしまいましたが、Twitterで「あれは悠理ではないか」との指摘を受け、激しく納得した次第です。ナオミちゃん申し訳ない(何となく)。

 振り返ってみれば、中学生編とはつまるところユーリとフェザーと兵部の物語だったと言うことができると思います。ユーリは彼女の本当にありたい姿であった悠理となり、フェザーは未来を白紙に戻した上で薫たちに未来を託し、そして兵部は幼少期の成長を皆本やチルドレン達と「やり直した」ことで、これまでとは少し違った考えを持つところに至りました。
 来るべき高校生編は、まあ恐らくは皆本と薫を中心とした物語となるでしょう。特に皆本。果たして彼は「自分が育てた少女に惹かれるわけにはいかない」というセカンド童貞の誓いを今後も立て続けるつもりなのか、そうではないのか。彼の選択によって、今は「白紙」となっている未来が黒くなるのか白くなるのか変わってくるような気がしてなりません。
 勿論、ギリアム坊っちゃんが相変わらず捻くれてるのも気がかりです。

 何にしろ物語の再開は夏以降になるとのことなので、その辺を妄想しながら待ちたいと思います。高校生編は専門用語で言うところの「もうちょっとだけ続くんじゃ」になるのか、それとも「MISTERジパング」における本能寺編のようにきっちり物語を終わらせることに全力を注ぐ展開となるのか。何かもうちょっとだけ続きそうな気がする。

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 2
藤子・F・ 不二雄
小学館 (2011-12-22)

「丑の刻禍冥羅」が掲載された大全集はこれ。ヨドバ氏は今頃何やってるんでしょうね


ここ最近のサンデーかいつまみ感想

 お久しぶりです。
 過去三週間くらいのサンデーで印象に残ったマンガの感想をかいつまみます。

BIRDMEN

 全裸の上に白衣を羽織るお姉さんは最高ですね!(感想)

 それはともかく棺の中から訳の分からない敵が出てきて襲ってくる、というパターンは何だかエヴァっぽいです。これについては、「ブラックアウト」は烏丸達の人生に振りかかる試練や障害の象徴的な意味合いが強く、「ブラックアウト」そのものの謎を解明するよりは、「ブラックアウト」がもたらす試練を前に彼らが如何にして対応して乗り越えて行くのかを描くことの方が、この物語にとっては重要なのではないか? と、今のところは解釈しています。

湯神くんには友達がいない

 野球部の新マネージャーの城戸さんのビジュアルが個人的に好きです。何かああいう感じの女子っているじゃないですか。というか、小中学校時代を思い起こすと、同じ学年にあんな感じの女子が一人いたんですよねー。見た目無愛想だけど性格は割と真面目っぽいなところも似てる気がします(個人の感想です)。
 何だかんだで割と性格はともかく見た目が可愛い女子が沢山出てくるこのマンガですが、その一方で城戸さんのような地味目の女子をきちんと描けるところも好感持てます。彼女、多分年をとって性格が丸くなったらスプーンおばさんみたいな素敵なビジュアルになると思いますよ?(褒めてます)

國崎出雲の事情

 紗英が出雲のことを女の子だと勘違いしているという重大な伏線がついに解消されました。
 まあ、紗英は出雲のちんこの有無とかもはやどうでも良いレベルで出雲のことを好きになっていたことが今回改めて判明したので、多分彼らは今後もこれまでとあまり変わらない感じでお付き合いしていくのではないのでしょうか。

 ちんこの有無と言えば、メイド喫茶の杏李も出雲のことを、最終的には性別関係ないレベルで好きになっていたように思えます。性別とか関係なくあの人のことが好き! って感情に至るのはBLでも百合でも見られる展開だと思うんですけど、一つの作品の中で男→男・女→女の両方を(しかも少年誌の枠内で)やったのは、結構画期的なのかも知れません。

アラタカンガタリ

 「アラタカンガタリ」における結婚したいキャラランキングのトップであるナサケが「降下の誓言」によって退場したことに、少なからぬショックを受けている私がいたということです。
 というか今後、革がナサケの劍神「フレンズ」の能力によってけなげ・はかなげ・いたいけを兼ね揃えた美少年化する展開もあり得るということに?(期待してるのか)

絶対可憐チルドレン

 未来が白紙に戻ったことで、「破滅の未来」という名前の過去に戻れなくなったフェザーに対し、薫たちが幸せな未来に連れて行くから共に生きようと訴える展開に。
 「京介少年」と兵部が色々あって融合した展開がここに繋がるのか! と遠大な伏線の回収っぷりに驚くとともに、明るい未来を作る自信に満ち溢れている薫たちの姿を見ていると、あの椎名先生がこんな希望に溢れた美しい物語を描けるだなんて凄いなあという思わざるを得ません(もちろん褒めてます)。
 Twitterで拝見している限りだと、普段は自分が如何にツンデレな飼い猫に楽しく翻弄されているかを嬉しそうに語る猫好きのオッサンにしか見えませんからね。プロの漫画家って本当に凄いと思います(もちろん褒めてます)。

湯神くんには友達がいない 1 (少年サンデーコミックス)

湯神くんの電子書籍化を希望します


白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ!サンデー2014年8号感想

マギ

 モルジアナ達ファナリスの「正体」といい、いきなり出てきて練家との政略結婚を言い出すシンドバッドといい、何かこの世界のあらゆる勢力がアリババとモルジアナの恋路を妨げようとしているようにしか見えません。
 恋は障害が多い程燃え上がるとは申しますが、果たしてアリババにこの試練を乗り越えられるだけの力はあるのか。ますます彼の童貞力が試される展開になったと言えましょう。

クロノ・モノクローム

 このマンガで壁ドンが拝めるとは!(そこか)

 今回登場した財務官ヨハンからは、もの凄い攻めキャラ臭がします。サディストのケンペレンをも受けに回せる器を持つ男。中々侮れないかも知れません。

競女!

 旋風尻! 本当に実戦の尻相撲で使える技なのかどうかはさておき、何か名前だけで勝てそうなすごい技が出てきましたよ!
 「ストリートファイターII」が出た頃、「竜巻旋風脚は実戦では使えないのではないか」議論を本気でしていたあの頃を思い出します!(感想?)

神のみぞ知るセカイ

 美女が美少女を鈍器で滅多打ちにするマンガが読めるのは、少年サンデーだけ!(煽り)

 全ての伏線が明らかになって、もはや失うものがなくなった二階堂先生マジ半端ないッス! と思いました。死んじゃいそうだけど。

電波教師

 何かここ最近のこのマンガは荒木光太郎くん推しな展開が続いており、光太郎を手にしたものが学園を制すると言っても過言ではないレベルの重要キャラになりつつある今日このごろです。
 それはともかく、彼や今回登場した七瀬八百を見ていると、「可愛い」という事象の前ではちんこの有無なんかもう心底どうでもよくなるという、所謂「こんなかわいい子が女の子のはずがない」の法則の強さを改めて強く思わされますよね。

絶対可憐チルドレン

 白紙の未来と聞くと、やっぱりどうしても「世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まれ! 白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ!」っていうスマイルプリキュアのアレを思い出してしまいますよね(挨拶)。

 長い道のりを経て、ついに兵部やフェザー達は「未来」を不確定な白紙の状態に変化させることに成功した模様です。
 後は、皆本や薫たちの若い世代が新しい未来を創っていくのじゃ!→エンディング、となるのがまあ普通のマンガの展開だと思うのですが、何しろこのマンガは「絶チル」なので、正直まだ色々と悶着が起こりそうな感じがします。解決していない問題も多いですし。皆本の未来の薫を絶対愛さないでセカンド童貞を守る宣言(コミックス30巻参照)とか、割と問題なような気がする。

 とりあえず、伊八号が言うところの「白紙の未来を作るために存在してはならない者」とは誰なのでしょう。

絶対可憐チルドレン(30) (少年サンデーコミックス)

コミックス30巻は兵部が「死んだ」巻。そして最新刊である37巻は彼が「甦る」巻です


アリババは全世界の童貞青少年の希望の星・サンデー7号感想

マギ

 アリババの童貞っぷりはこれまでもギャグのネタにされて来ましたが、今回の「童貞なだけで軽蔑される」展開は流石に辛いです。
 これまで煌帝国は専制政治の象徴という位置付けでしたが、これからは更に「非童貞であるというだけで童貞を虐げる」というセクシャルハラスメントの象徴としても捉えなければならなくなりました。

 しかしアリババは並の童貞ではなく、王たる者の資質を持った英雄的童貞であることは、皆さん既にご存知だと思います。
 真の英雄は様々な試練を克服しなければならない宿命を帯びているものですが、つまり今回、アリババは「煌帝国の専制に対して童貞の意地で抵抗し、モルジアナに対する純情なんだか不順なんだかよく判らない童貞特有の一途な愛を貫くことで、バルバットの王座を童貞のまま奪回する」という、新たな試練が課せられたのではないのでしょうか。
 童貞だからこそ克服できる試練もあるということを、ぜひアリババには示して頂きたい。私はそう思いました。

 小学館漫画賞受賞おめでとうございます(フォロー)。

姉ログ

 自称百合好き教師の東雲先生に、ガチ百合アニメと評判の「桜Trick」を観せたら、どのような反応を示すのか興味あります。女子同士が自然に戯れる光景を好む彼の嗜好に合致しているようであり、女子同士の過激な愛情表現を嫌う彼の傾向にも合致しているようでもあり。趣深いです。

 なお、個人的に今まで見た中で最もガチ度が高い百合アニメは「おにいさまへ…」です。みんなも一度は「おにいさまへ…」を観て、花のサン=ジュストさまのアレっぷりとか、マリ子のアレっぷりとかに感動して欲しいです。
 マンガと全然関係ない感想で大変に申し訳ない。

絶対可憐チルドレン

 今回のエピソードのサブタイトルは「レター・フロム・ファントム」ですが、ここでいうファントムは「黒い幽霊」のファントムではなく、兵部が言うところの「あの未来に取り憑かれた『幽霊』」のことだったんですね。
 このタイトルからは、何となく彼ら「幽霊」が、何らかの意志を皆本や薫たちの世代に託してこの物語の表舞台から立ち去るような印象を受けます。

 兵部も不二子も過去と未来に囚われた存在であることは間違いありませんが、もし伊号の予知が覆り、彼らが過去と未来の枷から解き放たれたら、その時はどうなっちゃうんでしょうか。一気に老けこんで歳相応のじいちゃんばあちゃんに戻ってしまうんでしょうか。それはそれで見てみたい気もしますが。

月光条例

 月のオオイミが、実は地上のヒーローもののTVアニメを観て憧れを抱いていたって展開には、何かグッと来るものがあります。
 物語の力はかくも偉大であることを、オオイミが気付く時は来るのでしょうか。

マギ キャラクター大図鑑 ~サディーク~ (少年サンデーコミックススペシャル)

大河ドラマと化した「マギ」のキャラクター達を把握するため、副読本として欲しい一冊


ワネットちゃんのお母さま登場記念・サンデー7号「クロノ・モノクローム」感想

クロノ・モノクローム

 サンデーの入荷数を絞っている近所のコンビニに朝9時半頃行ったところ、既にサンデーが売り切れていました(近況)。

 今週のサンデーのセンターカラーは「クロノ・モノクローム」でしたが、このマンガは何かこう回を追うごとにアントンが可愛くなって来ていることを実感させられました。
 今週は、彼のご主人様であり稀代の発明家でありそしてサディストでもあるケンペレンとの出会いのシーンが描かれ、如何に彼がケンペレンを敬愛しているのかというバックグラウンドが語られました。そして、それ故にケンペレンがタークの操縦者として拾ったチェスの天才・黒六に対して嫉妬の念を抱いてしまうという構図も見えて来たように思えます。

 チェスの才能を持った黒六にご主人様の愛情が注がれるのを見て、自分が何も「持っていない」ことに気付き、このままではご主人様の言う「つまらん大人」になってしまうことを自覚して悔しがるアントン。いいですね
 ご主人様が自分のすべてだったのにも関わらず、そのご主人様を黒六に取られてしまうかも知れないと疑念を抱くアントン。可愛いですね

 これまでは単純に「サディストなご主人様と、でもそんなご主人様が大好きな純朴な少年」という構図でアントンに萌えていましたが、今週のお話でグッとアントンという人物に深みが出て来たように思えます。それでこそより萌えられるというものですよ。そうなんですよ(連呼)。
 この作品で史実に名高いオートマタ「ターク」の活躍がどのように描かれるかということ以上に、アントンというキャラの描かれ方にも注目していきたいなと思いました。

パルメランの夢 (ハヤカワ文庫JA)
井辻 朱美
早川書房
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「ターク」の存在にインスパイアされた作品は数多いらしいのですが、これも「自動人形の中に小さな将棋指しの男が入っている」設定で描かれたファンタジー作品。自分にとっては思い出深い小説です


コナン連載二十周年おめでとう記念・サンデー6号感想

名探偵コナン

 現在、過去サンデーに掲載された作品の第一話を集めた電子書籍が無料で公開されていますが、そこで「名探偵コナン」の第一話も読めます。
 なのでこの前久しぶりに読んでみたんですが、やっぱりこの第一話は何度読んでも「犯行の動機と比較してトリックが大胆過ぎる」と思ってしまいます。人一人殺すなら、わざわざジェットコースターに乗ってる最中に首を切り落とさなくても、アリバイ工作に使った包丁を使って三寸斬り込めば人は死ぬのだ! 虎眼流は最小の斬撃で斃す! って「シグルイ」で言ってました(間違い)。
 勿論そんなことは作っている側は承知の上であり、むしろ探偵小説における醍醐味は犯人の仕掛ける大胆かつ繊細なトリックと、それを推理と洞察で見破る探偵の妙にあることを「名探偵コナン」第一話は教えているんだよなと、今でも思ってます。

 なお「名探偵コナン」は1/17に82巻が発売されますが、このコナンの長期連載記録に比類する作品が今後のサンデーで現れるかどうかを妄想するのが、最近の個人的な趣味です。今連載している中で可能性があるとしたら「ケンイチ」か「マギ」かな…(ポワワワ)

湯神くんには友達がいない

 学校の屋上で男女がふたりきりで向かい合うというラブコメみたいな構図にも関わらず、全くそういう雰囲気にならずに片や落語の、片や友人関係の悩みの話を一方的に話すだけってシチュエーションが物凄く面白かったです。このマンガに色恋沙汰は不要だということがすごくよく判りました。
 あとは、普段は神のように超然としている湯神が、落語に関しては自分を見失っていることに気付いて「自分のことだと見えねえな…」と呟くところも良かったです。彼もまた、神ならぬ人に過ぎないということなのでしょう(大げさ)。

クロノ・モノクローム

 「ターク稼働します!」のシーンが、ちょっとだけモビルスーツで出撃するっぽくて良かったと思います(そこか)。

 このマンガ、ケンペレンがキャラ的に非常に面白いので、今後彼が黒六やアントンをどのようにいたぶるのか期待して行きたい所存です。特にアントンはケンペレンが好き過ぎていたぶられるのも嬉しそうなフシがあるので尚更ですね。
 金髪サディスト貴族が、自分を慕う純朴な召使の少年を(以下略)とか素敵…(ポワワワ)

神のみぞ知るセカイ

 ここ最近の展開で二階堂先生とリミュエルの伏線というか正体が明かされましたが、何かすごすぎて理解が追いつきません(ダメ)。
 リミュエルとエルシィの関係は、今後の展開に影響を及ぼすんでしょうか。あと、エルシィはフラグ立てちゃった以上死んじゃうんでしょうか。

アナグルモール

 「ルチル編」完結。おつかれさまでした。終盤の盛り上がりっぷりは期待以上でした。
 ルチルは勿論、ストーカー氏のその後も気になります。外伝を希望。

無料試し読み版「少年サンデー」0003 (少年サンデーコミックス)

絶チル第一話は0003に掲載。「私の夢は世界征服です」って薫の台詞、今読むとあまりにこの頃の彼女が無邪気で泣ける


孤独な中学生男子に羨望の眼差しを送る2014年4+5号サンデー感想日記

BIRDMEN

 あけましておめでとうございます!(一週間ぶり二度目)

 二週間前に出た2014年4+5号のサンデーですが、一番印象に残っているのはやはり「BIRDMEN」です。鷺沢から「仲良くなれて嬉しい」と言われて一人でニヤニヤしたり、図らずも女子に囲まれる羽目になって一人で赤面しつつニヤニヤしたかと思えば、親との関係が上手く行かずにやっぱり一人で悩んだりする、主人公の烏丸君の「学校と家庭が世界の全てを占める中学生的な世界」を生きてる孤独な男の子っぽさが凄く良かったです。
 最後に翼を出して空を飛ぶところは、まあワシらの若いころの感覚からすると「盗んだバイクで走り出す」的な、自分がいる世界ではないここではない何処かへの渇望を表していると解釈できますよね。このシーンを読んだ時は、「そうそう、若者はこうじゃなくちゃイカンのじゃよ!」とか、しみじみ思ってしまいました。
 「銀の匙」もそうなのですが、若者が色々と思い悩みながらも自分の力で前に進もうともがく姿は、何かこうイイですよね…(オッサン)。

 今烏丸君が色々悩んでいることは、(超人としての力の件はともかくとして)「学校と家庭が世界の全てを占める中学生的な世界」に閉塞しているから感じることであって、大人になって自分の世界が広がって社会的な力を持てれば、まあ何とでもなることではあると思います。
 今の烏丸君にとっての不幸は、そういった悩みに対して「君は何処にだって行けるし、何にでもなれるんだ」と言ってくれる、「絶チル」の皆本みたいな大人の存在が欠けていることなのかも知れないな、と読んでいて思った次第です。

絶対可憐チルドレン

 そしてその「絶チル」ですが、ユーリ×ナイのカップリングが大好きだった私としては、悠理がナイと好きなだけイチャイチャできる平穏を手に入れることができたことを、何より嬉しく思います。ユウギリという可愛い妹もできたことですし、かつて自分が手を汚して来たことによる心の傷を癒やす意味でも、ンもう百合百合な生活を送ってほしい所存です。

 悠理にとって薫たちザ・チルドレンの存在が救いになったように、悠理の存在がユウギリやギリアムのクローン少年兵のような暗い生い立ちを背負った者達にとっての救いになれば、自然と彼女の罪というものも償われることになるのかも知れませんね。
 何か思いのほかキレイなことが書けたのでおわり(自己満足)。

絶対可憐チルドレン 37 クリアしおり付き限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)

ユーリ最期の戦いを描いたコミックス最新刊は1/17発売とのこと