この世界線はなかったことにしよう サンデー42号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
今週のサンデーに書かれていた「重大発表ありの帯にも注目!!
」の重大発表って、コミックス28~29巻にカラコレの兵部と薫のおまけが付くってことでいいんでしょうか。
絶チルグッズが増えるのは素直に嬉しいことではあるのですが、椎名先生も暗に提示しているように今の絶チルにおいて「重大発表」の名に値するのは『アニメ第二期決定』以外にあり得ないので、この辺の表現についてはもう少し留意していただきたい所存です。
というか、結局アニメ第二期とかは無しの方向性? 「それはないんだよおキヌちゃん」(専門用語)再び?
そしていよいよフェザーの口から「未来」について語られ始めた本編の方ですが、まず驚かされたのが「ファントム・システム」のコアとして組み込まれたファントム=ユーリの姿です。この「未来」が来るのは作品内の時間であと10年弱程度だと思われますが、その間に何がどうなればこんなシューティングゲームのラスボスとして出てきても遜色なさそうな形態になってしまうんでしょうか。これが絶チルじゃなくて「グラディウスII」だったら、画面に登場した時に「DESTORY THE CORE!
」とか言われてしまうレベルですよ(何)。
そして、その「ファントム・システム」を完成させたと思われるのが、コミックス27巻で初登場したギリアム君です(何故か「君」を付けたくなる容姿)。初登場時は如何にも「キザで生意気で性格が悪い美少年」といった風情だった彼ですが、この未来では全身に包帯を巻いてすっかりいい感じの風貌になっており、「エスパーとノーマルの全面戦争を引き起こして人類を壊滅させ、『人間の性、悪なり!』と叫ぶ
」という全人類の敵役に相応しい人間になってます。何かこう、彼にも色々あったんだろうなあと思わざるを得ません。
更に、ついにというか何というか、不二子ちゃんの最期が予言されてしまいました。しかもシールドを張った「ファントム・システム」に単身で突っ込んでバラバラにされるという、相当ショッキングな死に方です。彼女が前大戦が終わってから今まで生き延びて来たのは、予言されたエスパーとノーマルの全面戦争を避けるためだったんでしょうけど、こういう形で終わってしまうのは無念極まりないでしょうね。
当時薫が知り得なかった記憶を持っているということは、やっぱりフェザーは単に「未来から来た薫」というだけではなく、当時のエスパー達の思念とかそういうものが寄り集まったものなのかも知れませんね。
何にしろ、悠理があんなラスボス形態になってしまったら、「ナイとの百合展開キター!」とかそういう妄想をする余地が全くなくなってしまいますので、ユーリ×ナイ路線を推進して欲しい私としては、何としてもこの未来は阻止していただきたいと思う次第です。
次回はついに兵部が「黒い幽霊」にケンカを吹っ掛ける模様ですが、果たしてこの行動は未来を良い方向に変えるのか、それとも破滅への一歩となるのか。
何かここに来てストーリーが切羽詰まってきましたね。中学生編の終わりが近付いて来ているんでしょうか?
小学館 (2011-09-16)
バレットが「男」になる巻(性的な意味ではなく)。個人的には、カバー折り返しのアダムが可愛すぎて困る