SOW (学習研究社) / ¥ 651
椎名高志ファンサイトC-WWWの更新報告日記でした(過去形)
「デザイナーとプログラマーは仲が悪い」というのはゲーム業界に限らずソフトウェア開発の世界ではよくある話ではあるのですが、現代社会で「デザイナー」を名乗るのであれば、せめて Photoshop や Illustrator くらいは使える様にしておけと言いたいです。いやマジで。よってこの回は「ゲームデザイナーなんてやめてしまえ!
」と罵倒したニシン君に同情。
あと今回はニシン君の尽力(というか口八丁)によってマンガ研究会と和解に至りましたが、マンガ研究会とはキャラクターデザインをする段階で協力を仰がなければならないことは最初から判っていたはずなので、これについては最初にマン研との関係を険悪なモノにした部長の不手際ですね。才能はあるけど Photoshop 使えないデザイナーを引っ張ってきたり、既成のゲーム用フレークワークを使わないで一からプログラミングをさせて無駄な工数を増やすなど、この部長は正直ゲーム開発部門のリーダーには向いていないのではないかと思いました。この点でもニシン君に同情。
でも現実にもこういう理想が高くて無茶ばっかり言う上司はいそうだよなあ。ゲーム業界はやはり地獄だなあ。
センターカラーページ裏のコミックスの広告では、「はじめてのあく」2巻が「名探偵コナン」65巻よりも大きく取り上げられていたのが印象的でした。今やサンデーが誇る貧乳少女のキョーコの水着姿が、人並み以上の胸が付いてる「コナン」の蘭姉ちゃんの水着姿を遙かに凌ぐ大きさで掲載される時代の到来です。うすい胸・うすい腰・うっすい尻がセックスシンボルとなるマニアックな時代に、我々は到達したのです。おめでとうございます。
本編の方は、ジロー母が出てきて「ウチの息子の息子は?
」とか「あんたが血を出してどうするの。出させないと!
」とかやんちゃな事を言いだし、ほったらかしておけば今夜辺り普通にイイ雰囲気になりそうだったジローとキョーコの恋路を邪魔する話でした。母上自重。
カトリックに仕える悪魔狩りのシスターと聞くと、何か真っ先に「うろブラ」の良子(仮)が出てくるこの脳を何とかしたいです。
本編の方は、前々回辺りから本職のエクソシストであるイダマリアが登場してから、グッとテンションが上がって来た感があります。「ディフェンスデビル」の地獄は「神のみぞ知るセカイ」の地獄とは違って美少女がわんさかしていない残念な地獄であり、ここのところ出てくる悪魔が男ばっかりだったのでその点がちょっと不満だったのですが、彼女の存在はその辺をケアしてくれそうで嬉しいです(そんな理由)。
キャラクターとしては、クカバラと正反対に位置しているんだけど、クカバラと心意気が相通じるところもありそうという印象。彼女のマンガ的な立ち位置はクカバラのライバルキャラということになるのでしょうが、冒頭のエリモナーとシェルマの会話からして、この作品世界の中核を握っている存在であることは間違いなさそう。今後の盛り上がりに期待したいです。
まさか「アーティストアクロ」で「死亡遊戯」をやるとは予想外でした。アクロに「TOYOTAが作る信頼の幼なじみ」の条件に割と合致する幼なじみの美少女キャラが登場した直後にこの展開。色々と切羽詰まってきているのでしょうか。
アクロの能力は人間そのものを対象にできるというのは盲点でした(感想)。
若木民喜先生の元アシスタントという経歴を持つ佐藤五月先生が登場。タイトルからすると「人間交差点」を連想させますが、内容はそこまでシリアスではなく、基本的には恐ろしいというよりはむしろおもしろおかしい妖怪達のオムニバスという形式。
全てのエピソードに(人間かどうかはともかく)女の子が絡んでいるところが、何というかこう作者は判っていらっしゃると思いました。総じて面白かったです。ぜひ続きを読みたいですね。
個人的には、美少女化された小豆洗いにグッと来ました。水木しげる版とは大違いです。
彼女は小豆洗いなので「人取って喰おか
」のところでちょっとキャラが変わりますが、これは「GS美神」でおキヌちゃんが包丁を研いでいる時に表情が変わるみたいなものなので、これはこれでの精神で寛容して行きたい。あとお相手の男子中学生は「GS美神」を読んで横島を見習い、例え相手が人を喰らう妖怪であろうとも欲望を剥き出しにして果敢にアタックして頂きたいものです。多分死んじゃうけど。
皆本ハーマイオニーの壁紙を保存していいものかどうか、人として少々悩みました(挨拶)。
今更になりますが、先週のサンデー36号の「絶チル」感想です。
ちなみにハーマイオニーの壁紙は、普段持ち歩いているネットブック用として使わせて頂く予定です。「もしこのネットブックを忘れて他人に拾われたりしたら恥ずかしくて死ぬ」と思えば、持ち歩きにも注意深くなるというもの。多分。
サプリメントでは、「お前はクラリスか
」と読者が突っ込みを入れるのをカワイイ顔して待ち受けてる賢木12歳が熱かったです。専門用語で言うところの誘い受けって奴ですよねこれ。誘い受けエスパー少年賢木。兵部ですら引っかけるその技量は並大抵のものではありません。兵部が賢木を目の敵にしていまだに苛めている理由がよく判りました。
あとその兵部ですが、赤ちゃんに欲情するのは大概にした方がいいと思います(間違い)。薫の誕生に立ち会ったということは、彼女の誕生はあらかじめ予知されていたということなのでしょうか。
猫ナイが悠理からもらった刺身って、あれスーパーで買うと500円以上しませんか奥さん。自宅で猫飼ってた頃は、ご飯にツナ缶の残りとイワシとサバの削り節をぶっかけたものを与えてましたよ。悠理にはそういう贅沢ができるだけの資産があるということなのでしょうか。オレも猫になって金持ち美少女に飼われたいです。
というところはともかく、ナイが「悠理」からのカムフラージュの為に猫に化けさせられるという、ちょっと驚きの展開に。でも、まあ確かに悠理に気付かれずにナイを側に置く必要があるのであれば、彼女を猫に化けさせて悠理が拾ったことにしておくというのは合理的です。
しかも、美少女が猫と戯れる心温まるシーンも合法的に加えられますしね。猫ハァハァ。
最後のシーンは、ユーリの「第四人格」がレアメタルのイヤリングからナイに話しかけるところでした。このマンガでは、レアメタルには人間の思念波を記録して保持できるという設定があるので、ユーリの第四人格が自らイヤリングに自分の思念をコピーしたということになるのでしょう。
第四人格の正体が不明なので、彼女とナイとの接触が今後何を引き起こすのかはまだ不明ですが、とりあえず「第四人格」と呼称するのは不便なので、第四人格さんにも名前が欲しいところです。「ファントム」も「ミラージュ」も戦闘機の名前なので、第四人格も戦闘機から名前を持ってくる展開を予想。イーグルとかファルコンとか。あるいは零戦とか(何で)。
案の定、薫の誕生パーティーの日に予知出動が発生するという、かつてのちさと誕生パーティーと類似する流れになって来ています。話の流れではコメリカチーム(というかメアリー)も参戦するような雰囲気になって来ており、そして登場人物が増えるということは今回のエピソードが結構な長丁場になるということを意味してそう。
そして誕生会でメアリーと来れば、コミックス17巻のオマケまんがで妙に凹んでいたメアリーのことが連想されます。彼女に名誉回復の場が与えられるのか、それともまた何か彼女がやらかすのか、その辺もちょっと気になって来ました。
あと何かパーティーでは、最近流行のガールズバンドを組む流れになって来てます。紫穂はサイコメトリーを使えばドラム叩くのは楽勝として、葵は一度ベースをやると決めたらもの凄い勢いでちゃんと練習する子だと思います。ぜひその様子もアニメで観たいですね(それはないんだよおキヌちゃん的オチ)。
天理編解決。というか、むしろここから始まるみたいな終わり方でした。結局桂馬と天理は幼い頃に色々あった立派な幼なじみだったことが明らかになった訳で、この二人は桂馬が言うところの「TOYOTAが作る信頼の幼なじみ」に割と合致している関係だったというオチに。とりあえず、T(隣に住んでいる)とO(思い出の中ですべてを忘れた頃に)とTA(立場が全然変わって再会)には合致しているのではないのでしょうか。
しかも天理は土壇場で「あの日からずっと桂馬くんのこと好きだよ
」と本気で告白するくらい桂馬のことが好きなことも明らかになったので、彼女は桂馬争奪戦においても最有力な立場にいきなり立ったと言えましょう。ただし桂馬の方はまだこの告白をノーラの追撃をかわすための演技だと思っており、天理の気持ちが全く気持ちが通じていないところがアレなのですが。
あと今回は、キスシーンがいつにも増してエロティックだったように思えます。ディアナが「天理は幸せすぎて気を失ったんですよ
」と言っていたので、相当天理にとっては気持ちよかったんでしょう。桂馬のキスで思わず昇天。いいなあ(感想)。
今回はそれほど活躍の場が無かったのですが、私はモルジアナの素脚がとても好きです。健康的かつ筋肉質で逞しいあの太い脚! 蹴られたい人続出の予感!(はしません)
話の方は、もしこのマンガが「マギ」ではなくて「プリンスオブペルシャ」の世界だったら絶対に死んでる即死トラップを乗り越えたアリババの手により、ついに迷宮の秘密に手が届きそうに! というところまで到達。扉を開けたら死滅都市が出てきたところで「カリオストロの城」を連想した貴方は立派なオッサンです。アリババのポケットには大きすぎる。
『「様」が取れたのは親密度の表れさ
』ってそれはときめきメモリアル理論ですよ! 異世界でもときメモ理論は有効なのか! これであだ名で呼び始めたら完璧ですよね!(間違い)
そして我らがカンナギ様はカンナギ様で、頭の中は革とコトハがエロいことした妄想で一杯になってて微笑ましいと思いました。あんた確か恋人を失った悲しい過去があったんじゃなかったっけ。
略称は「ジオとと」にしようと提唱しましたが何か全く広まっていないので、もうこのマンガの略称は「ジオ禁」でいいです(挨拶)。
第二話ではヘアスタイルがモヒカンでないのが不自然なくらいのヒャッハーな雑魚魔法使いが出て来て先行きが不安になったのですが、騎士団員を名乗るサザがドラゴンに乗って出て来た辺りから再びハイファンタジーっぽい雰囲気になって来たので、個人的には一安心です。
今回は、過去への逆行とか天空に浮かぶ城とか、そういうハイファンタジーでなければまずお目にかかれない様なシーンが出て来ました。このマンガは桐幡先生の画風で仰々しいフレーバーを楽しむ作品だと思っている私としては大喜びです。
ただ、過去の映像に出てきたイレガウラの師匠とおぼしき仮面の男だけは、ハイファンタジー的な観点からしても明らかに異質というか、「何だこいつ?
」的なただならない雰囲気を漂わせています。仮面の男とは即ち謎に満ちたエリートの証。初代だと通常の三倍でSEEDだとクルーゼ隊の指揮官。どっちもモビルスーツ1機で戦艦落とすの余裕なタイプ。そんな感じがします。
ジオの過去にこんな仮面の男が出てきたということは、ジオの正体はニュータイプだったりコーディネーターだったりする可能性が高いと思います。ハイファンタジーっぽい(間違い)。
マリアさんが自分で「大人のアドバイスでもしてあげますわ
」というところが面白かったです。もう彼女は、自分がピチピチの17歳であることをアピールするのを既に放棄してるんですね。
更に「どうですかこの大人の対応!
」と言われても、そもそもハヤテが憂鬱になっている原因をマリアさんが見誤っている段階で彼女の「大人の対応」は全くの無意味であり、おそらく今夜のヒナギクとのディナーが大混乱になるであろう種を蒔いただけであることに読者は気付いている訳であり、従って「さすがマリアさんは大人なだけあって、体を張った勘違いギャグも余裕でこなせるんだなあ」と違う方向に「さすがです。
」と感心される流れになっていることは確実です。さすがマリアさんは違う。ダメな方に。
そのマリアさんの大人の反応のおかげで、今夜のディナーはデートの最中にハヤテがヒナギクの前で他の女の名前を出すという修羅場になることは必至。ヒナギクはやはり永遠に報われない運命にあるのかも知れません。
予告:続きます
お久しぶりです。
半月振りくらいにクラブサンデー読みました。以下、今回気になった作品をクリップ。
今回読んだ中で一番面白かったのがこの作品。「巨大女子と普通男子のラブコメ」という趣向であるこのマンガに、ウルトラマン的な時間制約をこのマンガならではの形で組み込んだアイデアが良かったです。これで二人の絆がより強くなったね! みたいなカタルシスを読後に得られるところが好感。
あと、その方法が何というかこう巨大女フェチ男子の欲望を具現化した様なモノだったのが、更に良かったですね。これから毎回ああいうことするんでしょうかこのマンガ。なんてフェティッシュな(間違った感想)。
主人公のマタタキ少年があまりに健気過ぎて泣けてきます。
ストレートに告白せずにあえてグズグズするのがジュヴナイルの醍醐味なので、ここで「YOU! 告っちゃいなYO!
」って突っ込むのは無粋の極みだよなと思って我慢しました。
今回、いよいよ擬人化美少女同士の百合カップリングが妄想できなくもないエピソードが!
ついにオレがこのマンガに求めていた展開がやって来たよ!
このマンガの安定した面白っぷりは、今の超増刊連載陣の中でも群を抜いてると思ってます。
今回の対戦相手である宮崎さんは、「告白して異性と付き合うためには卓球やって勝たないといけない」というこのマンガ唯一にして絶対のルールが持つ面白さと、そのルールを活かしたキャラクター造りが非常に上手く行っている好例だなと思いました。
※先週の絶チルや今週のサンデーの感想とかは明日書く予定です…
「酔拳の王 だんげの方」のだんげろうずさんが毎年行っている「漫画ナツ100」に参加したいと思います。
今回のレギュレーションは「漫画ならなんでもあり」というバーリ・トゥードなものなため、選択肢が多すぎて悩ましいところではあるのですが、とりあえず以前書いた引っ越し後の本棚リスト(=当時の自己ベストマンガ履歴)をベースに、当時はリストから除外していた連載中の作品、物理的な理由で引っ越し時に手放した作品、および18禁コミックを含めた最新ベスト版を作ることを目標にしました。
選考の基準は、今回も『「このマンガの存在は、今の自分の人格を構成する要素になっているか?
」と自分に問いかけ、「Yes」と応えられるもの』です。
※既にコミックス化されている作品は作品名+作者名のみ、コミックスに収録されているけどコミックスのタイトルが別なものについては更に出版社名+コミック名を記入してあります。
※作品名を表記していないものは「絶対可憐チルドレン」の同人誌です。
※[携帯]は携帯ブラウザ用サイトです。
最終回。姉崎部長が卒業してからのこのマンガは、個人的には「『自分は部長に相応しくない』と思い込んでいる雅矢が、その思い込みを自分で解いて部長に再会する覚悟を完了するまで」を描くことがテーマだと思っていたのですが、その雅矢の思い込みを解き、「優しさ」とは何かを彼に悟らせる役目を担ったのは、結局彼を一番近くでずっと見ていた夏帆だったという展開に。
山田が「よく考えてみれば、そーすんのが正しいよね
」と言ってましたが、確かに夏帆が直接「自分が欲することをしろ」と言うのが一番説得力があります。
この物語はあくまで雅矢と部長のための物語であり、部長が卒業した時点でこのような形で早期に最終回を迎えることは、おそらく制作上決定していたのでしょう。ただ、このマンガは部長がいなくても続けられる様なスタイルのマンガではあるので(新入生勧誘イベントとか)、もうちょっと続いて欲しかったなというのが正直なところではあります。
でも、最終回の姉崎部長が雅矢に再開した時の嬉しそうな表情を見ていると、ああこのマンガは彼女の幸せのためにもここで終わるべきだったんだなー、と納得させられました。
何にしろお疲れ様でした。次回作も期待しております。
ページ上部の空欄埋めコラム「世界を席巻中!人気TCG大特集!」の絶チルページに、絶チルTCGじゃなくてわざわざハヤテTCGの記事を持ってきたのは空気読めてないと思いました(挨拶)。
遅ればせながらサンデー35号の感想です。
土日は疲労が溜まって寝てました。
・中学生編におけるチルドレン最大の敵=ファントムのひみつに迫る勢いの回。悠理の正体がファントムであることは既に公然の秘密だったのですが、今回のエピソードでそれが明確な形で提示されたことに。
要するに、元々「黒い幽霊」の首領(個人的コードネーム:バビッチ佐野)の「娘」であったのはユーリ=ミラージュで、ミラージュの内面の黒くて攻撃的でいたずら好きでうずうずしている部分がファントムという別の人格として覚醒、そして悠理はこの二人が日本で薫達に接近するために作り上げた更に別の人格、という解釈でいいんでしょうか。
多重人格は、強度な精神的ストレスに晒された結果、自我を守るために「もう一人の自分」を作って現実から逃避することによって形成される、みたいな話を聞いたことがあります(参考)。ユーリはこれまでに人格が分裂してしまうくらいに色々と半端ない人生を歩んできたということになるのでしょうか。なるんだろうなあ。「黒い幽霊」は職場としてストレスが多そうだしなあ。簡単に従業員(=洗脳したエスパー)を切り捨てちゃうとことかマジブラック。そもそも「黒い幽霊」という名前からしてブラック企業ですし。
にしても、ただでさえ分裂気味の彼女の「第四の人格」とは何なんでしょう。ブラック企業で働く前の、本当のユーリの人格?
・そして今回の新キャラの「ナイ」。ナイ即ち名前がない=名無しさん。名前からして使い捨てられることが前提です。わかりやすい。
影を使う能力と透視能力を併せ持っているとなると、確かに隠密行動というか要人暗殺には最適な能力と言えます。ただ少年マンガの世界には「影を使う」能力を駆使して戦うヒーロー「名たんていカゲマン」という偉大な先達が存在していることを考慮すると、もし彼女の洗脳を解くことさえできればこの能力を世のため人のために役立てることも、決して不可能とは言えません。バベルの隠密行動要員であるバレットは幼女が好みなので、彼と組ませれば相性もよさそうです(決めつけ)。
そしてこの作品には、不幸な境遇のエスパー幼女を見たら決して(いろいろな意味で)放ってはおけない性格の皆本光一というホンモノがいるので、彼がナイを見たらまかり間違いなく持ち前の幼女を教育したい欲がムラムラと湧いてくるに違いありません。
かつて薫や澪を救った時のように、皆本はナイを救うことができるのか。その辺に期待。今回は出てきませんでしたが。
・あと今回は、「黒い幽霊」配下のテオドールなる人物も登場しました。「子供に殺人をさせるのは少々うしろめたいのです
」とか言いながらナイを素で人間扱いしていないところとかかなり外道であり、久しぶりに「エスパーに対する憎悪」を体現するキャラが出てきたという感じ。
しかし「日本では土足禁止」と言われてちゃんと靴を脱ぐ律儀さというか、変なユーモアのセンスはあなどれません。
・薫のスパッツ姿は健康的な色気に満ちあふれていてとても可愛らしく、何故これでクラスの男子にモテないんだろうかと思いましたが、もし自分があのクラスにいたら間違いなく薫じゃなくて鈍臭くて気弱そうで押しに弱そうな悠理の方を好きになりそうなので、きっとあのクラスの男子は基本的に昔の自分みたいなボンクラばっかりなんじゃないかと思いました(おわり)。
せっかくクラブサンデー用のブログツールみたいのを作ったので、クラブサンデー限定で載ってるWeb連載マンガを一通り紹介する記事を書いてみます。
週刊から移籍。連載時は純粋に「仕事を通じてシェフとしての才能に目覚めていきつつ、関わる人を料理で救っていく主人公」を描く正統派の料理マンガという印象だったが、Web版では人間ドラマを描きつつも、より「料理バトルマンガ」としての側面を強く打ち出していく意向っぽい。
甲子園で投げることを夢見る豪腕の美少女が、主人公の少年が在籍する部員が一人しかいない野球部にやって来て、主人公の幼なじみで生徒会副会長の女の子がやきもきするマンガ。絵柄的にはラブコメなんだけど、主軸はあくまでも野球! 熱血! と思わせておいて、でもやっぱりラブコメみたいな感じ。
こういうタイプの絵柄であえて野球マンガをやるという試みが面白い。個人的な注目作品の一つ。
「タキシード銀」「ライジングサン」など、90年代からサンデー読んでる人にはお馴染みの松浦先生最新作。薬草マニアのボンクラ主人公のところに、語尾に「マニ」を付けて喋る愛くるしいマスコットになったマンドラゴラが押しかけてくるという、「ドラえもん」スタイル少年マンガの最前線というか、極北に位置してそうなマンガ。松浦先生がんばってるなあ。
クラブサンデーの偉大な先達であるこの作品も、すっかりクライマックスな展開に突入。Webに移ってからは近江の才能が大爆発して凄いことになってる。サンデーでこのマンガを読んでいた人なら是非。
不条理系社会派ギャグマンガ(自称)。「社会派」を名乗ること自体がメタなギャグになっている、存在自体がカオスな作品。
しかし、バックナンバーとしていつでも読めるダウンロード系のマンガで時事ネタをやるのは、実はかなりの冒険なのではないか? と、裸のキャラを「ツヨシ」呼ばわりするネタを読みながら思ったのは秘密。
みんな大好き万乗先生の最新作。夢と現実の狭間にある、人の心の「間の世界」にダイブする能力を持った美少年が彼に関わった人々の心を救っていく、という趣向のハートウォーミングなファンタジー。
彼をネタに金儲けを企む、ちょっと腹黒な万乗美少女もいるよ! 万乗パンツもあるよ!(お約束)
竜が世界を闊歩し、騎士崩れの悪漢達が蠢くこの世界だけど、それでもオレは騎士道を貫いていきたい! と願う主人公の少年が、リアルバウト騎士道を歩むおっさんの従者になって成長していく正統派騎士道ファンタジーマンガ。
騎士は渋いオッサンに限るね! という俺みたいな趣味の人にはたまらないマンガ。でもオッサン死んじゃいそう。がんばれ。超がんばれ。
週刊少年サンデーからクラブサンデーに流されて来たことで有名な擬人化美少女マンガ。なんかクラブサンデーになってからちょっと面白くなってる気がする。ちょっとだけ。コミックス売れるといいですね(礼儀)。
なお椎名先生が寄稿したと言い伝えられているコミックス1巻の特典ですが、自分はまだ「売っているところを観た
」との目撃情報を直に聞いたことがありません。あれは本当に存在していたのだろうか。
アニメに出てくる釘宮ヴォイスのツンデレキャラを妄想しすぎた挙げ句、オレだけにしか見えない妄想キャラ(M.S.ドールズ)を現実にしてしまう能力を得てしまったダメ主人公が、同じような能力を持ったダメなオタク達相手に「妄想バトル」という名において相手のダメっぷりを罵倒する不毛な争いを繰り広げる、おかしい(頭が)マンガ。
「俺の方が凄いんだ!(オタ的な意味で)」というオタクの自己顕示欲求をバトルに組み入れる発想が面白い。でもオタクはオタク同士で仲良くしようぜと思った。
かつて「メルΩ」をサンデーで連載、少女ゲルダの辛気くささがオレ達の心を掴んだ星野先生の新作。今度は、過去に色々あってすっかり辛気くさくなった主人公の少年が神族と魔族の争いに巻き込まれてしまい、「神」を名乗るナイスバディかつサディスト気味なお姉さんにつきまとわれて罵倒されたり励まされたりするマンガ。大変に羨ましい(正直な感想)。
能力バトルものの基本に沿ったマンガだけど、バトルの最終目的が「主人公の引きこもり体質からの脱出」に設定されているように見えるところが今っぽいなと思ってます。
撮った写真に「未来」が映る能力を持っちゃった写真少年が、好きな幼なじみの女の子に告白できなくてモジモジしてる間に、彼女の「未来」の写真には自分じゃなくてイケてるテニス系男子が一緒に写っていたよ! どうしよう! みたいなジュヴナイルSFマンガ。
個人的に大好きな要素で構成されたマンガなのでオレ大喜び。更新を楽しみにしてる作品。
Dr.平賀に育てられたサイボーグ・ジンタが、将来真田十勇士の母となる少女を抹殺するために過去へと送り込まれるけど、色々あってジンタが彼女に惚れちゃって逆に彼女ともども徳川からの刺客に狙われちゃって、みたいな感じのアクションコメディマンガ。
歴史上の有名人が時代関係無しで無節操に出て来て主人公達と絡む、良い意味でのいい加減っぷりさを楽しむマンガと理解。面白いです。
連載終了。クラブサンデーに移行してからというもの、「これは週刊誌じゃ無理だわ」と心底思わされるハードな展開で読者をビビらせ、最後は地球規模どころか時空をも超える展開を見せて大団円。まさか「窓辺の男」がああいうことになるなんて! と驚かされました。
作者の麻生先生は現在旅に出てるそうです。かっこいいなあ。