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祝コミックスがみんな出た記念・クラブサンデー読んだ日記

 お久しぶりです。
 一ヶ月ぶりくらいにクラブサンデー読む時間が取れました。以下、今回気になった作品をクリップ。

魔法のいろは!
魔法のいろは!

魔法のいろは! – magic01

井上和郎
(C)Kazurou Inoue/Shogakukan 2009

女子にモテず、勉強もスポーツもダメな直樹の前に突然、直樹の娘と名乗る魔法少女・いろはが現れて…!!?

posted with EmbedSunday on 2009-10-18

 井上先生が超増刊にて復活。ボンクラ少年の悲惨な未来を変えるため、ドラえもんの代わりに自分の娘がやって来ちゃったよ! という話。「美鳥」「あいこら」と比べると第一話の変態度は(それでも)控えめな印象を受けるが、主役であるいろはの性格破綻っぷりはかなり井上和郎的な意味で将来有望なので、回を追う毎に変態度合いがヒートアップすること必至だと思われる。今後に期待できる作品。

イエロードラゴンがあらわれた!
イエロードラゴンがあらわれた!

イエロードラゴンがあらわれた! – 第3話

田村光久
(C)Mitsuhisa Tamura/Shogakukan 2009

懲りずに新たな竜を召喚しようとするエンジだが…!?

posted with EmbedSunday on 2009-10-18

 「へんたいがあらわれた!」で大爆笑。幼女に仕えるだなんて我々からすれば夢の様な生活なので羨ましいですね(棒読み)。
 このマンガ、確実に回を追う毎に面白くなっていると思う。

銀塩少年
銀塩少年

銀塩少年 – shot07

後藤隼平
(C)Junpei Gotoh/Shogakukan 2009

写真の賞に出す…! そう決意したマタタキは、いざ写真合宿へ!! ところがそこで思わぬ未来写真が現れ!?

posted with EmbedSunday on 2009-10-18

 ヒロインのミライが留守の間に、前から密かにマタタキ君のことが気になっていたクラスメートの新見さんが登場してマタタキ君にアプローチをかけて来る展開。初登場時からガッカリフラレナオンとなることが既に確定している残念なキャラだと思っていたら、今回想定外の女子力を発揮。面白くなって来たよ!
 ところで、マタタキ君の未来を写真に写す能力は要するに「エンディングが見えたー!」みたいなものですよね?(違う)

ポップコーンアバター
ポップコーンアバター

ポップコーンアバター – 第7話

星野倖一郎
(C)Kouichiro Hoshino/Shogakukan 2009

元気印でおなじみ、リサが風邪に! 両親も登場して、蔵人は?

posted with EmbedSunday on 2009-10-18

 「勝ち気な女の子が風邪引いて弱るとカワイイ」の法則が有効活用された幕間エピソード。バトル主体のこのマンガで、リサの生乳が拝めるとは望外の展開でした。神のおっぱい!(ダブルミーニング)
 次回以降の強烈なライバルとなりそうなキャラが最後に登場する一方で、ラブコメ的な展開への伏線も同時に張っているのが印象的。連載が軌道に乗って長期化を睨める様になって来たということなのか。

やおよろっ!
やおよろっ!

やおよろっ! – 62人目!! & 63人目!!

なつみん
(C)Natsumin/shogakukan 2009

季節は秋ですが、蚊ちゃんが登場! クラブサンデーちゃん擬人化計画第1弾も!

posted with EmbedSunday on 2009-10-18

 既にちょっと前のエピソードになってしまいますが、56人目の東京スカイツリーちゃん(天然攻め)×東京タワーちゃん(ツンデレ受け)の百合カップリングが微笑ましかったです。ついに「やおよろっ!」にも本格的に百合の風が。なつみん先生ありがとうございました(何となく)。
 あと蚊ちゃんのフィーチャーのされっぷりが素晴らしい。どんどん蚊としてダメになっていくよ?

姉パニッ
姉パニッ

姉パニッ – 読切

田口ケンジ
(C)Kenji Taguchi/Shogakukan 2009

凶暴姉貴を矯正せよ! 倒錯姉弟コメディー!!

posted with EmbedSunday on 2009-10-18

 「つりらば」でクラブサンデー新人王を受賞した田口ケンジ先生の新作。前作に続いて今回も姉萌えマンガな上、前回の巫女装束に続いて今回は黒タイツとフェチ要素を押さえることも忘れていないところは流石。
 多分どちらも田口先生の業なので、今後もそういう路線で頑張って欲しいなと思いました。


[crossreview]天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)
わかつき ひかる (学習研究社) / ¥ 651
[☆8] オムニバス形式のジュブナイル恋愛小説。個別のエピソードはやや短めなものの、ツボを押さえた展開で読後の満足感は高い。主人公の天使・アイが恋の当事者となる、最期のエピソードの盛り上がり方にグッと来ました [4059035408]
2009-10-17 21:37 | Permalink | Other Review


[crossreview]ゴほうし! (メガミ文庫)

ゴほうし! (メガミ文庫)
あだ村むだら (学習研究社) / ¥ 651
[☆6] 「ボクの部屋にキノコみたいな全裸の幼女が沢山生えてきた!」という異常な設定をネタとして面白がれる人向けの限定小説。しかし、この出オチな設定を強引に引っ張り、感動(?)のラストへと繋げた作者の熱意は凄い [405903536X]
2009-10-17 20:46 | Permalink | Other Review


「ララ」と言えばおジャ魔女どれみの使い魔だった世代の俺が来ましたよ?サンデー45号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今回のサプリメント2本目4コマ目でパティが持っている本は「MISTERジパング」の文庫版3巻ですよね?(挨拶)

 もしパティが「MISTERジパング」を読んでいたとしたら、最終的にどんなカップリングにたどり着くのか気になるところです。スタンダードに信長×日吉? それとも日吉×信長? 確かこの前「下克上」って書かれた袋を持って池袋にいたはずなので、光秀×信長もあり? 兵部と皆本のライバル萌えができることを考えると信玄×信長ってのもあり得ますし、兵部のやんちゃさに苦労している真木に萌えられるのであれば一益×信長もあり得ます。気になりますね(ならない方がいい気もするが)。

 「MISTERジパング」は、「絶対可憐チルドレン」と同じく「予知された未来を覆して自分たちが未来を創る」というテーマを扱った作品なので、貴方が腐っているかどうかに関わらず「絶チル」が好きなら読んでおいても損はないかと思います。ここだけマジです。他は全て冗談です。

 そして今回の「絶チル」ですが、とにもかくにも「To LOVEる」の矢吹先生がララ描いちゃったの件がネットで話題になったことが印象的でした。作者の公式発表では微妙に誰がこれを描いたかをボカしていますが、わざわざララのコマの横に「←本物。」と書くことで読者の突っ込みを誘う用意周到さからして、椎名先生はよっぽどララ描いてもらったのが嬉しかったんだと思います。
 あと、このポスターに対して紫穂が「ていうかいいのかこれ。」と突っ込んでいたり、ポスターを堂々と破いているのは、アニメ版「絶チル」での紫穂の声優さんがアニメ版「To LOVEる」のララと一緒(=戸松遥さん)だからでしょう。紫穂はララネタに突っ込みを入れられる特権的な立場にあるのです。
 にしても、前にサプリメントで薫がララの真似して紫穂にブッ叩かれるネタの時や、賢木が「このゲーム、読み込んでいるなッ!」と叫んだジョジョネタの時もそうでしたけど、ジャンプの人気作品をパロディにするとネットで話題になりやすいですね。やっぱりみんなジャンプが大好きなんだなあ、と改めて思いました。

 今回の他の突っ込みどころと言えば、チルドレンに迫られて過剰に緊張してるティムバレコンビがとても可哀想でした。彼らは生身の女の子とどう付き合って良いのかよく判ってないので、こういうハードな接触されるとパニックになってしまうのも致し方ないところではあります。とりあえずゲージが振り切れて「この子もしかしてオレに気があるんじゃ!?」まで行ってしまう、思春期にありがちな妄想を抱くところまで行かなかっただけでも良しとしたいところ。
 しかし、バレットはともかくティムは普段チルドレンの影武者としてクラスの女子達と(ロボ越しで)接触しているはずなのでいくらか免疫があっても良さそうなものですが、やっぱり生身で触れられるのは違うということなのでしょうか。
 あと明は、やっぱりさっさと初音に狩られてしまう以外の選択肢がなさ過ぎます。「いやああああああー!」ってそれどこの乙女(=皆本)ですか君。

 そして、小鹿主任とナオミちゃんに確実にちんこ見られてるはずなのに全く動じていない賢木が、妙に格好いいです。流石プレイボーイは違う(ちんこが)。
 彼は体張って皆本不在のキャンプを盛り上げようとしてますね。偉いなあ。


私も目は死んでるけど大丈夫です・サンデー45号感想

Tomorrows

 「アンアン」と来たら「ギシギシ」を連想してしまう皆さんこんにちは(最低)。

 新連載。幼い頃に謎の人体改造実験施設に入れられて過ごした主人公・アンアンとミンミが自由を求めて脱走して成長、周囲の人々に支えられて幸せに過ごしてきたものの、しかし施設の魔の手はすぐそこまで迫ってきていたのであった! というハードなストーリー、動物をモチーフにしたであろう派手な変形と超能力の数々、そしてかつて同じ施設で暮らしたであろう仲間達との避けられない「自由」への戦いなど、燃える要素が惜しげもなく投入されているという印象です。
 絵柄もハードな世界観を持つこの作品にマッチした迫力あるもので、読んでで素直にハラハラさせて頂きました。今後に期待します。

 そして本編のヒロインであるミンミはトカゲの姿でアンアンを治癒する際に「こんな『トカゲ』の姿、見ちゃダメだよ…」って泣きながら呟いていましたが、この広い世の中には爬虫類を擬人化した少女キャラに萌えられる属性を持っている人もいるというか、むしろ爬虫類じゃないとダメという爬虫類フェチな人も存在しているはずなので、そっちの意味でも希望を捨てないで頑張って生きて欲しいですね。

神のみぞ知るセカイ

 先週からラーメン店編開始。ここのところは天理や愛梨の祖母など、ちょっと異常なパターンのストーリーが続いていたのですが、今度は久しぶりに普通の攻略パターンで物語が進展しそうです。
 今のところは桂馬があまりにラーメン店の店員として完璧であるが故に、攻略対象である店の娘のスミレよりもむしろ店のオヤジとフラグが立ちそうな雰囲気なのですが、まあそれはそれでですよね。

 なお、自分は都内で食べたラーメンの中で今のところ一番性にあったのが「福しん」のタンメンだったというレベルの人間です。アニメに例えたら、多分「サザエさん」が一番好きですと言うレベル。ところで最近の「サザエさん」ってオチの付け方がちょっと強引過ぎる事が多いと思いませんか?(どうでもいい)

結界師

 まさかのカケル復活。このエピソードを読んだ時は、「灰の状態から復活するだなんて、アンタは『ウィザードリィ』のプレイヤーキャラですか?」という突っ込みが脳裏をかすめましたが、既に「ウィザードリィ」という単語そのものがオッサンホイホイ用語なので、実際に書くのは自重します(失敗)。
 最愛のミチルを失い、主さえも失った彼女の今後の暴走っぷりが気がかりですが、それより何より個人的にはカケルの性別すら正直判らなくなったことが更に気がかりです。あれだけのっぺりした体付きだと、パッと見ただけで性別がどっちかを判別するのは難しいですよね。
 もしカケルが女性だったら、せっかくの全裸シーンなので区別の意味でも乳首を付けて欲しかったところなのですが、でも「結界師」はどう考えても乳首券が配給されるタイプのマンガではないのがもどかしいです。でももし「結界師」に乳首券が使用されることがあったら、カケルじゃなくて時音さんに使って欲しいですよねえ。難しいですよねえ。

 そして、扇七郎の「殺し」に対する職業倫理は「一族の犠牲の上に自分がいる」という信念がベースになっている分やっかいだよなと思いました。
 最後にまともな感想書いてフォローするパターンにしてみた。

ハヤテのごとく

 アテネは、ハヤテが相手だと本当に一挙手一投足に至るまで仕草がエロくなるよなあと感心させられます(感想)。
 しかしアテネとハヤテは「王玉」を巡って争うことが必至の流れであり、彼女のエロさにはそういう儚さも秘められているんじゃないかと思いました。愛し合っているのに決して結ばれない二人。なんてエロス。

MAJOR

 吾郎ちゃんが結婚しただけでもビックリなのに、まさか寿也まで吾郎を追って(決めつけ)メジャーリーグに来ていたとは、更にビックリさせられました。しかも吾郎と同じチームで、ポジションがキャッチャーだなんて、メジャーで吾郎とバッテリー組む気マンマンですよ! 海堂学園以来の吾郎×寿也バッテリーの再来ですよ! 吾郎が海堂を辞めた時に「吾郎が寿也を捨てた!」と大騒ぎになった時のことが脳裏にフラッシュバックして来ましたよ!

 何か最近の「MAJOR」のテンションの高さを見てると、このマンガいよいよ終わりが近いんじゃないかという気がして来ます。このマンガは宇宙リーグ編まで続くと思っていたのですが。うそです。

はじめてのあく

 ジローがキョーコ型メイドロボを作っちゃったの巻。我々読者としては、「メイドロボ」という存在についいかがわしさをかぎ取ってしまいがちなのですが、ジローはバカなので(褒め言葉)純粋に労働力を増やしてキョーコの負担を軽減しようとしている様です。しかもキョーコが悪戯心からメイドロボと入れ替わってジローの本心を聞いてみたところ、ジローの口から「一生一緒にいて欲しい」みたいなプロポーズに等しい言葉が出て来てしまって思わず赤面。勿論オレが。
 メイドロボという題材からこんなピュアな物語を作り出した、藤木先生の心の美しさに感激しました。いかがわしさをかぎ取ってしまった私の敗北です。こんなピュアな藤木先生がどうしてモテないんでしょうか(余計)。


ティム君、それは百合じゃない。サンデー44号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「あれでいいなら一刻も早く! 食っちゃって下さい!
 いやマジな話、谷崎主任は結婚相手としては決して悪くないとは思います。高給取りの公務員なのでこのご時世でも家庭の生活は安定しそうですし、何より本人が子どもに対して教育熱心なので、子煩悩かつ躾がちゃんとできる良いパパになれそう。現実的な視線で観れば、彼は結婚相手としては理想の男性ではないのでしょうか。相手があの谷崎主任でなければ
 どうして谷崎主任は、あんな残念な谷崎主任になっちゃったんでしょうね。

 そして本編の方は、チルドレン達のプレッシャーに負けて倒れた皆本亡き後のバベルエスパー少年達(特徴:総じてボンクラ)のリーダーとなった賢木が、「夏の思い出…欲しくねーか?」と焚き付けてキャンプで女性陣口説こうぜみたいな流れに持って行く話に。
 確かに男性の視点からすれば、キャンプでこういう体育会系的かつ肉食系なノリの行動に走るのは当然と言えば当然なのでしょうが、しかしこのマンガは彼らには残念ながら女性陣の方が総じて強い「絶対可憐チルドレン」であり、作者の椎名先生も体育会系大嫌いを標榜する人物な上に「夜のキャンプ場で男女がいちゃついていると死ぬ」系のホラー映画が大好きと来ているので、まかり間違いなく賢木の思惑は失敗します(決めつけ)。

 というか、皆本が個室で倒れて寝ている現在の状況を考えると、他の男性陣がどう行動しようが女性陣の攻略目標となるのが皆本になるのは、もはや決定事項です。あの皆本が無防備で寝ているからには、寝込みを襲われないはずがありません。よって、この夜の最大の焦点は「皆本を狩るのはいったい誰になるのか」になることは必至。チルドレン同士の駆け引きは当然のこととして、ナオミちゃんがこの争奪戦に参加するのか否か、個人的には気になります。
 なお、おそらくこの騒ぎの唯一の例外となるのは明と初音のザ・ハウンドコンビで、このコンビは間違いなくこの夜に明が初音に狩られますね(決めつけ)。明は既に初音以外の選択肢はないので、さっさと初音に狩られて年貢を納めて欲しいと思います。

 あと初音と言えば、「汗を舐めると分泌されている物質から体調が判る」という新しい特性は面白いですね。色々と応用が利きそう。勿論エロい方に。
 初音も何だかんだですっかりナイスバディな肉食系女子(文字通りの意味で)に育ちましたが、二次元と三次元の区別がついていないバレットからでさえも「動物は論外」と言われてしまうくらいの獣臭を漂わせている模様。もしかしたら、初音も既に残念な子なの?


ご無沙汰しています。色々あって体調整えるのが大変です。サンデー44号感想

はじめてのあく

 作者もビックリの巻頭カラー。藤木先生は「よくある打ち切り前の最後の編集部のプッシュ」とか謙遜したことを仰っていますが、本当に打ち切り前にサンデー編集部がプッシュする時は巻頭カラーではなくセンターカラー枠を使うことをかつて我々は「一番湯のカナタ」で学んだので、「はじあく」が打ち切られることはまだ当分ないのではないかと思われます。

 話の方は「一つ屋根の下同居型コメディー」の定番の一つである看病ネタであり、汗かいた寝間着を着替えさせてドッキリとか、熱で朦朧としている時に妙にエロい態度をとってドッキリとか、ちゃんとこのエピソードでやるべきことはキッチリとこなしており、ジローとキョーコの両主役キャラがキッチリと立っている本作においてこれで面白くならないはずがありません。「はじあく」の連載枠確保は当分安泰なのではないのでしょうか。

結界師

 ATフィールドは誰もが持っている心の壁ですが(唐突な枕詞)、良守の白い結界は「心の壁」どころか現実に起こっていることそのものを拒否して自分にとっての完璧な世界法則を持った空間を造り上げるという、まさに神に等しい力であったでござるの巻。氷浦が死ぬことを怖れた良守は、彼の死そのものと、彼を死に至らしめようとした七郎の存在を否定しようとして、今の世界とは違う彼にとっての「理想」の世界を作ってしまったということなのでしょうか。
 新たな「世界」を開闢する能力はこのマンガにおける土地神と同レベルであり、良守がついにただならない領域に足を踏み入れてしまったことを示唆しています。

 更に、現実を否定して新しい世界を作るという力は、かつて「神聖モテモテ王国」でブタッキーの存在理由として語られた「宇宙開闢時に、神の死骸の大きいかけらが浄化を恐れて宇宙を否定した。彼は因果律を修復不可能な程に破壊して、時を外に開くため、行動を起こした。」という文章における「神の死骸」と基本的に同様のものであると考えられます。即ち良守は、この作品世界においては「神聖モテモテ王国」の神の死骸=ブタッキーと同様の危険人物となってしまったと言えるのではないのでしょうか。神と同レベルだなんて良守ヤバイ。超ヤバイ。
 そんなヤバイ良守を止めようとした時音さんとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

MAJOR

 「吾郎が童貞を失う時がMAJORの終わる時である」とか言ってるうちに、何か吾郎ちゃん童貞喪失どころかそのまま清水と結婚しちゃいましたよ! しかももう子どもまでこさえちゃって! アラヤダ!
 「MAJOR」を連載が始まった時からずっと読んでる私としては、何かこう親戚の甥っ子が結婚したという報告を聞いた時くらい嬉しいです。そうかーあの小さかった吾郎ちゃんがもう結婚しちゃったのかーとか言いながら、自分も歳とったことを感じる今日この頃です(感想?)。

マギ

 モルジアナの奴隷の軛を切ったのはゴルタスでしたが、アリババは彼女を「奴隷」という立場から社会的および経済的に解放したという話の流れに。
 モルジアナは自分を心身共に解放したアリババに感謝しており、フラグまで立ちそうな勢いなのですが、そのアリババの頭の中にあるのはアラジンのことばかり。「アラジンならこうしたに違いない」と思って奴隷を解放し、「アラジンならこんなところで立ち止まっているのが望みなんかじゃない」と出生の地のバルバッド(=バクダッド)へ戻って過去に決着を付ける決意をし、そしてアラジンと再会したい一心でアラジンを捜して絶対見つけると意気込むという、そこまでアラジンのことが好きなら仕方ないよなと納得せざるを得ない内容でした。

 そしてそのアラジンは、今度は全く別の土地に流された模様。「ルフ」という単語が出て来たということは、今度はそのルフ(=ロック鳥)が出てくるシンドバッドの物語をベースにしたストーリーが始まるのかも知れません。

アラタカンガタリ

 門脇に再会したことでフォースの暗黒面に目覚めてしまった自分に落胆する革を、あのカンナギ様が「お前はそこまでの人間だったのか?」と手荒く激励。「革は傍らに彼を献身的に愛するコトハという美少女がいるリア充なので、心が歪んでも持ち直せる」というのが前回の私の見解だった訳ですが、革の傍らにいて彼を支えるのは美少女のコトハちゃんだけではない! カンナギ様いるのだ! 男同士が拳で語り合わなければ解決できないこともあるのだ! みたいな感じで、カンナギ健在っぷりをアピールするエピソードでした。やっぱり彼はただのヘタレじゃなかったんだ。

アーティストアクロ

 前回はおっぱい触られて「にゃー」で和ませてくれたマルルでしたが、今回は一転してラウと共に貧しい生活を生き抜いてきたハードな過去が明かされました。これじゃ確かにラウ以外の人間におっぱい触られたら「にゃー」とか言っちゃう訳だわ(間違った解釈)。
 「アーティストアクロ」はたまにこういうことやって来るので、相変わらず油断できません。


今週は休刊なので感想が一週遅れても何ともないぜ的サンデー42+43号絶チル感想

 今更の話題になりますが、大阪紀伊國屋書店で行われた椎名先生のサイン会は、好評のうちに無事終わったようで何よりでした。会場の詳しい様子などについては、こちらの感想掲示板に参加された皆さまがコメントを寄せて下さっている(ありがとうございます!)ので、そちらを参照して下さい。
 今回は当選者の選択の仕方から転売屋対策に至るまで、全体的に東京大会の実績を踏まえて運営が改善されている印象を受けました。関係者の皆さま、本当におつかれさまでした。

 展示会そのものも、開催された店舗が違う(東京はゲーマーズ秋葉原店)こともあってか、東京会場とは雰囲気がかなり違ったみたいですね。大阪行ってみたかったなあ。家からだと大阪はさすがに遠いからなあ。現実世界に葵がいないのが悔やまれます。

 以下、サンデー42+43号の感想。

絶対可憐チルドレン

 話の方は、今回から夏期休暇キャンプ旅行編開始。「フェザー」にキスされて唇を奪われた皆本に嫉妬してヤンデレキャラ化した薫の怒りを鎮めるために皆本が旅行プランを作成したものの、「人数が多い方がチルドレンも喜ぶ」という全く見当違いの見込みを立ててしまったため、怒りを鎮めるどころか祟られる勢いになってしまったというアレな展開に。
 今回は何か賢木まで巻き込まれているみたいですが、皆本が女心を全く理解できないことは既に「試験に出る超能力」編の最後で賢木が皆本に恋の課外授業を化した時に判っているはずなので、その辺もうちょっと事前にフォローできなかったのか? という気もするのですが、まあここまで巻き込まれてしまったらもはや手遅れなので、もうこうなったら皆本と一緒に爆発するしかないですね。ご愁傷様です。
 あと個人的には、この騒動に巻き込まれてしまったティムバレコンビがもの凄く可哀想です。何か彼らもう死んじゃいそう。彼らがもしこの過酷なキャンプを生き延びて生還できたとしても、「女はおっかねえ」というトラウマを仕込まれて更に二次元に逃避しかねません。がんばれ(何)。

 とりあえず今回のエピソードは皆本があの時の事情を説明して薫の怒りを解くことが必至というか、そうじゃないと皆本を含めた周囲のキャラが死ぬこと必至なのですが、でも皆本のボンクラっぷりは並大抵ではないので多分無理だと思います。

 あと前回のまとめパートでは、悠理が薫達への友情のためにここに居たいという意志を持ったことが改めて提示されたこと、そしてそれに対して「薫にレアメタルを渡してオーバーブーストのデータを得る」今回の作戦に失敗したことでユーリがまずい立場に立たされたことが、今後の展開に対して留意するべき点でしょう。
 役に立たないと判断すれば例え「黒い幽霊の娘」を自称するユーリであろうとも切り捨てようとするブラックファントムのおじさま(個人的コードネーム:バビッチ佐野)の腹黒さがステキ。いつかその姿を表して皆本と対決する暁には、パティにおじさま×皆本のカップリング妄想をしてもらえるくらいの格好良さを期待したいです。


ハヤテのシーツよりもハヤテのカーナビが欲しいです><サンデー42+43号感想

MAJOR

 「次号、衝撃の新展開」って、まさかこのまま吾郎ちゃんが童貞を失う流れに!
 私は『吾郎が童貞を失う時がMAJORの終わる時である』説を人知れず提唱しているのですが、もしそうなっちゃったら私の中のMAJORが終焉を迎えてしまいますよ! 童貞じゃないサンデー連載マンガの主人公カテゴリに、「絶対可憐チルドレン」の皆本に加えて吾郎ちゃんも加わってしまうのか!(←何だこの怪文書)

ハヤテのごとく!

 「ハヤテのごとく!」公式サイトで開催されている桂ヒナギクご奉仕シーツ添い寝方向アンケートが、ちょっと前にネットで話題になってました。アンケートの設問そのものも大概なのですが、個人的にはそれ以上にヒナギクと一緒に「綾崎ハーマイオニー」がシーツ化されることに対する違和感が全くないのが凄いよなと思いました。
 可愛ければちんこの有無とか余裕で超越するというか、こういうシーツを売り出すということはむしろちんこあった方が(略)みたいな連中が沢山いるということを意味するので、そういうアレが今の時代の趨勢なんだなあと再認識した次第です。
 ちなみに個人的にはBです(買うの?)。

 本編の方は、何かアテネの物語が真面目に神話レベルにまで拡大していることが提示され、アテネはハヤテのことを今もまだ疑っていること、そして文字通り人間じゃないアテネの執事がハヤテに対して明確な殺意を持って襲いかかってきたりと、ハヤテの前にあらゆる艱難辛苦がのし掛かってきている感じがします。ハヤテが仮にこの庭園から再び生きて外に出られた時は、何か髪の毛の色が変わってスーパーハヤテ人になっててもおかしくないレベルの艱難辛苦。
 ヒナギクも今頃は失恋に打ちひしがれている頃と思いますし、本当にこのマンガは添い寝シーツ化されるくらい(性的な意味で)人気があるハヤテとヒナギクに辛く当たるマンガだなあと再認識した次第です。

神のみぞ知るセカイ

 田舎編完結。駆け魂が入っているのが愛梨ではなく彼女の祖母の方で、歳を取って身近だった友達や家族がいなくなってしまう寂しさが心のスキマとなっていたという話でした。もし祖母の方に駆け魂が入っていたらどうやって攻略するんだろうかと心配していたんですけど、とりあえず攻略の方は杞憂に終わったので良かったです。
 何故(一般的に帰郷シーズンである)お盆休みではなくこの時期に帰郷ネタをやるのかなと思っていたのですが、21日が敬老の日だからおばあちゃんネタにしたのかも知れませんね。多分考えすぎですが。

 おばあちゃんも高校生くらいの頃はあんな美少女だったということは、愛梨ちゃんもいずれはあんな美少女に成長するということになるのでしょうか。見た目があれで中身が「遊んでくれなきゃ首斬るぞ」のままだったら、立派に猟奇系ジュヴナイル作品のヒロイン役を張れそうです。将来有望。

アラタカンガタリ

 異世界に現れてまでいじめっ子モードでこっちに接してくる門脇に対する昔年の恨みが重なって、革までフォースの暗黒面に囚われそうになったでござるの巻。「六ノ鞘」がわざわざ門脇君を送り込んだ狙いは、多分「創世」を鬼化し、秘女王復活のための使い物にならなくすることなのでしょう。

 にしても鬼と化した革が「創世」から放った飛び道具は、いじめられっ子の怨念が籠もっていて格好良かったですね(良かったの?)。これに比べると、門脇君の卑屈パワーなんてまだまだだと言わざるを得ません。もし門脇君がこのバトルを生き延びることができたら、今後は更にライバルキャラとして更に性格を歪める必要に駆られそうです。
 革は傍らに彼を献身的に愛するコトハという美少女がいるリア充なので心が歪んでも持ち直せると思うのですが、門脇君はそういうキャラが金輪際出てこなそうな非モテキャラっぽいので、このままでは一生歪んだままでダメになることは必至の有様。彼の行く末が恐ろしくなってきました。

はじめてのあく

 「まったく恋愛相談も楽じゃない!
 連載が始まった頃には恋愛という概念すら頭の中に存在しなかったあのジローが!
 色を知る年齢(とし)か!

 これでキョーコがもうちょっと昔の感性を持っていたら、きっとジロー×緑谷の関係を妄想したに違いないのになと思いました(まちがい)。彼女も今ではすっかり恋する少女ですからね。今回はその鱗片もありませんでしたが。

アーティストアクロ

 今回は「にゃー!」が全てでした。にゃー。
 「アクロ」でボインにタッチとかそういうネタにお目にかかれるとは嬉しい誤算(バカな感想)。

読み切り:魔法行商人ロマ

 クラブサンデー掲載陣の読み切り攻勢第二弾として登場した「魔法行商人ロマ」。物語のパターンとしては往年の名作「アウターゾーン」に近いと思うのですが、物語をミステリアスにするために不可欠な存在である「案内人」役が、妖艶なお姉様だった「アウターゾーン」とは違ってロリロリな美少女になっており、かつそれに違和感が全くないのがこの作品の特徴でしょう。そういう時代ですものね(時代?)。

 物語の方は「魔法行商人ロマ」の基本パターンに忠実なストーリーだったと思いますが、個人的にはいつもの話よりも面白かったと思いました。主人公が魂を売ってまで欲しいと望んでいたものは既に自分が持っているものだった、という皮肉なオチにはグッと来ます。まあ結論としては、こんな変なモノに頼らないで自力で何とかしないといかんですよね(エラそう)。

魔法行商人ロマ

魔法行商人ロマ

倉薗紀彦
(C)Norihiko Kurazono/Shogakukan 2009

posted with EmbedSunday on 2009-09-21


来世ではオレも女子になって女の友情を育んでいきたいと思ったサンデー41号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 それはともかく、皆本ってコーヒーの入った紙コップの持ち方が独特ですよね?(挨拶)
 そういうアレで、今更ですがサンデー41号の感想です。

 今回は、とにかく悠理の「私は薫ちゃんが大好き!」に尽きます。初めてこの回の「絶チル」を読んだ時は、正直唸らされました。
 勿論「薫に抱きつく悠理がエロい」とかそういう性的な意味で唸ったのでは決してなく、今回の話の落としどころを此処に絞って来たかー、という意味でです。

 「フェザー」の正体は結局今回は判らずじまいでしたけど、その「フェザー」は悠理という人格をミラージュ・ファントムから自由にさせる意志を持っているということは、今回のエピソードで明確になりました。
 フェザーというのは「羽」という意味ですが、このマンガにおける羽は(チルドレンのトリプルブースト時の演出時にも「天使の羽」が出て来ることからも判るように)エスパーが「何処にでも行けて、何にでもなれる自由意志の象徴という意味合いを持っているものと解釈できます。ブラックファントムに心身共に囚われている悠理を、フェザーは「解放」しようとしているのでしょう。
 ですので、今回悠理が自分の意志で「薫を好きだ」と言ったことは、非常に大きいです。彼女は自分自身の意志を、おそらく初めて表現することができたのです。自分の意志を持った彼女は、その意志を実現させるための「自由」を渇望し始めることでしょう。

 おそらく今後、フェザーとミラージュ・ファントムによる悠理の争奪戦は、(フェザーが惚れ込んだ)皆本を巻き込む形で更に発展していくのではないのでしょうか。皆本もまたやっかいな女性に惚れられてしまったものですが、まあ彼はそういう運命なので致し方ないですね。「大いなる力には大いなる責任が伴う」理論により、モテる男は自分がモテることに対しても責任を取らなければいけないのです。

 あと今回の薫の私服を初めて見た時は、普段着にしては随分とパンクな格好だなあと思っていたら、最後の方でクラウザーさんのマスクを被って登場→そのままガールズバンドのボーカルに、という流れになったので納得。
 そして「Strings」の歌詞は、「Over the Future」のポジティブな側面を更に拡張したような、明るく楽しい曲という印象です。コードも載っているので、実際にコードに併せて歌ってみた人が日本に五人くらいいるはず。もし「Strings」のフルコーラスが掲載される日が来たら、ぜひ「ニコニコ動画」などで公開して下さい。中学生女子で構成されたガールズバンドなら完璧です。