「神のみぞ知るセカイ」読んだ日記

 サンデー19号に掲載された若木先生の新連載「神のみぞ知るセカイ」を読みました!
 これは面白い! というか素晴らしい!

 このマンガの素晴らしいところは、この手のマンガにありがちな「ゲームよりもやっぱりリアルな恋愛の方が良い」という、現実世界を支配しているが故に読者に対して説得力を持つ価値観へ安易に迎合するようなありがちなオチには決して流れることなく、あくまで「現実の恋愛をゲームの方法論で攻略する」というスタイルを最期まで貫き通して結果的にそれ成し遂げたことで、読者の価値観を逆転させることに成功した点にあるのではないか、と思いました。
 いやもう何というか、このマンガを読んだ後の爽快感は異常。この感覚を味わったのは、きっと私だけではないはずです。むしろサンデー読者の8割は感じたはず。

 若木先生はかねてからブログで「アイドルマスター」の美希と結婚宣言したり、「アイドルマスター」のあずさと結婚宣言したり、アイドルが不祥事を起こす現実に絶望して「やっぱアイドルはバーチャルが一番だね!」とハキハキ語ったりするステキっぷりを発揮しておりましたが、この「神のみぞ知るセカイ」という作品はそんな勢いでゲームに対して真摯に没頭することができ、かつそれを創作のパワーに変換することができる若木先生だからこそ作り上げることができた作品なのだ、と断言できます。
 やっぱ人間、己の好きを貫くことが何よりも大切なんだよな、と「神のみぞ知るセカイ」を読んで改めて感じた次第です。ボクもがんばろう!

 若木先生、楽しい作品をありがとうございました。
 これから毎週楽しみにさせて頂きます。

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コメント

  1. gishi より:

    この人、すごいですね…こっち側の紳士達に特有の潔さを感じます。

  2. fukazawa より:

    若木先生はンもう紳士中の紳士、機動紳士と言って良い程の凄い人です。漫画家となると決めたからには、これくらいの覚悟完了っぷりはして当然、ということなのでしょう。多分。
    「絶チル」で喜々として小学生女子を描きまくっている椎名先生にも、同様の覚悟を感じております。

    「神知る」はきっと、「犬夜叉」亡き後のサンデーの舞台骨を支える作品になりますよ!(妄想)