アニメ化決定おめでとうございます記念・サンデー9号「ムシブギョー」感想

常住戦陣!! ムシブギョー

 「蟲奉行所に入った恋川春菊はずいぶん丸くなった。そして、以前より遥かに弱くなった
 その昔、椎名高志先生が結婚された後には、よく「椎名先生のマンガは結婚してからつまらなくなった」って話を散々聞かされたものでしたが、これはきっとそれと同じようなアレですよね。私はそう解釈しました(思い込み)。

 椎名先生は現在は絶チルが二度目のTVアニメ化でまさに絶好調ですが、その前のヒット作である「GS美神」から「絶チル」に行き着くまでには、「Mr.ジパング」→「一番湯のカナタ」→いろんな雑誌で短編を執筆→「パンドラ」と様々な変節を経るうちに作風が変化して行ったのと同様に、「ムシブギョー」の恋川殿が今のように「丸くなった」のも、また色々あって変節を経たに違いないんですよ。今回は彼が「人斬り」として斬撃を極めようとする理由となる過去の一端が明かされましたが、きっと彼にはその過去から今に至るまで、これ以外にも様々なドラマがあったはずなんですよ。

 同じ「ちょっとお色気が入ったコメディ」でも「GS美神」と「絶チル」ではその面白さの種類が異なるように、「ムシブギョー」の恋川殿も、その強さの源は全く異なっているのです。昔のような殺気立った強さを期待する向きには「恋川は弱くなった」と言われていますが、しかしそのように言う者達は、今の彼の強さの本質を見誤っているのではないか。私にはそう思えるのです。判って頂けるでしょうか

 結論としては、今の椎名先生がヒーローズカムバック企画でどんな新しい「GS美神」を描いてくれるのかが楽しみです(ファンサイト要素)。


常住戦陣!!ムシブギョー 7 (少年サンデーコミックス)

8巻は、アニメ化を目前に控える2月に発売。アニメでは動く蟲奉行所様に期待します


日記サイト化準備日記

 お久しぶりです。インフルエンザから病み上がりました。
 インフルエンザに罹ったにも関わらず熱が37度2分くらいしか上がらず、半端に頭痛とクシャミと鼻水と腰痛が続いたせいか、何かまだスッキリしないというか、今ひとつ流行に乗った気がしません(間違い)。

 現時点の生活リズムではどう考えてもこれまでのような「一週間に一度か二度、深夜まで起きてサンデーの感想などを一気に書いて寝不足になり、残りはその解消に努める」サイクルを回すのが無理であることが判ったというか、インフルエンザにかかる程体の抵抗力が落ちたのは明らかに寝不足で深夜まで仕事してたせいなので、今度はまじめにそういう生活から脱却しないといかんという結論に達しました。

 なので、今後しばらくは散発的に日々の日記を書こうかと思います。
 何か年に1度くらいはここの更新サイクルを変えようとしては元に戻ることを繰り返していましたけど、今年は自分の健康のためにも本当に何とかしたいです(真摯)。よろしくお願いします。

 そして上の写真はここ最近購入した本(の一部)。

 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」は、1巻を電子書籍で購入したので、今後も電子書籍の方を購入するつもりです。というか、電子書籍が買える作品については、随時電子書籍に切り替えようと思ってます。理由は勿論、物理的な本棚の制約です。

 「ガンガンJOKER」2月号は、読み切りで掲載されている「ユリカは魔女に食べられて」という作品が、「人間を食べる魔女と魔女に食べられる女の子の関係を描いた百合マンガ」という噂を聞き、何か面白そうなので読んでみたい! と思って発作的に購入。結果、想像以上に頭がおかしい(褒め言葉)作品で満足でした。設定からすると背徳の香りがするんですが、食べられる側の女の子ユリカの性格がハイテンションかつアグレッシブである点で相当救われてます。

 そして「少女サテライト」は、今は亡き雑誌「つぼみ」に連載されていた、星を擬人化した日常系マンガです。設定は突飛だけど内容は穏やか。話が進むに従ってキャラクターの性格付けがハッキリして来るので、読み進む毎に面白くなって行きます。

 これだけの文章書くだけで20分かかってしまいました。サンデーも勿論読みましたが続きは明日以降ということで。
 おやすみなさい(´・ω・`)


ガンガンJOKER 2013年 02月号
スクウェア・エニックス (2013-01-22)

まだ他のマンガちゃんと読んでないという


アンリミテッド鑑賞日記

  • お久しぶりです。
  • ここのところ就寝時刻が午前2時半~起床時刻が6時半~不定期に朝寝と昼寝、という生活モードに入っており、まとまった感想を書く時間が全く取れない状況です。
  • そんなスランプな状況下なのですが、アニメの「ザ・アンリミテッド 兵部京介」は毎週観てます(帰宅して食事してテレビ点けるとやってる時間帯に放送しているので)。記憶から揮発する前に、これまでの話の感想を書きます。
第一話 Schooler of deadlock
  • 事前に「このアニメは兵部京介役の声優の遊佐浩二さんの兵部っぷりを鑑賞するアニメになるのではないか」と予想していたけど、予想以上に兵部っぷりがすごかった。本当に楽しそうに演じている感じ。解禁シーンでは思わず拍手した。
  • 宙に浮いての超能力バトルは往年の対戦格闘ゲーム「サイキックフォース」を彷彿としてグッと来た。
    • そういえば絶チルにはエミリオみたいに「こんな能力(ちから)があるから…」とか呟いて捻るような系統の子が出てこないですね。「何処へだって行けて何にでもなれる」を是とする明るく楽しいマンガですからね。
  • 監獄の所長の脳内コードネームは「悪の椎名高志」。このコードネームを使ったキャラは「ジーザス」のビショップ以来です(どうでもいい)。
第二話 Ghost of WW2
  • 今のところのベスト回。すごい面白い。みんなこの回だけでも見るべき
  • パンドラの三幹部がのびのびと楽しそうに悪いことしてるのが印象的。
    マンガではどちらかと言えばコメディ寄りの残念な描写の方が目立つ感のある彼らですが、子供たちの目の届かない「本業」の方ではちゃんと格好よく働いている姿が描かれており、そういった点でもマンガの方とは異なる趣を出そうとしている「アンリミテッド」の狙いが伺えると思った。
    • 特に紅葉は黙って仕事していればかっこいい女性で押し通せるので、アニメの方で固太りのオッサンが出てきても「オヤジ萌え~」とか言わずに我慢して欲しい。でも多分無理。
  • アンディのアンチエスパーという設定は、勿論我々としては読み切り版絶チルの水元(Not皆本)を彷彿とさせる。アンチエスパーですら自分の仲間として囲う兵部はそれだけ懐が広いのか、それとも「MISTERジパング」で蜂須賀小六が言うところの「火薬庫で火遊びする、よっぽど火の扱いに自信があるバカ」なのか。多分後者だと思う。
第三話 Queen not a princess
  • ユウギリ大解禁の回かと思いきや、その実態は皆本と賢木がヨーロッパまで来て場所もわきまえずにイチャイチャしてる回だった。こいつらのイチャコラパワーを甘く観ていた。
  • ユウギリの幼少期(今も幼少期だけど)に関わりのあった、エスパーの存在に理解のある王女というキャラは、「ユウギリには帰る場所がある」という暗示なんだろうかとも思えるけど先行き不明。彼女にはまだしばらく少佐に付きまとって甘えて欲しい。
  • というかあの王女さまは、どう考えても中学生のヤンキーレベルの行動をするパンドラに好意を示す辺り、かなりの大物なのではないかと思った。
  • 新生児のエスパーの発生率が1/20ってけっこう確率としては大きいので、国家レベルで福利厚生予算出して対応するのはまあ普通ですよね。
  • ユウギリかわいい(結論)。

 次回はついにザ・チルドレンが出てくるっぽいので楽しみです。

LΛST RESOLUTION 「THE UNLIMITED 兵部京介」OPテーマ
Emblem of THE UNLIMITED
ジェネオン・ユニバーサル (2013-01-23)
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あけましておめでとうございます(´・ω・`) サンデー4+5号感想

うしおととら

 好きな「うしおととら」のキャラクターはオマモリサマです(挨拶)。

 スピリッツやゲッサンで展開されていた東日本大震災復興チャリティー企画「ヒーローズカムバック」が、ついにサンデーに上陸。サンデーでは「うしおととら」の藤田和日郎先生の他、既に高橋留美子先生(犬夜叉)、椎名高志先生(GS美神極楽大作戦!)、そして荒川弘先生の登場がアナウンスされています。
 藤田和日郎先生とチャリティーといえば、2011年6月に行われた「コミックライダーズ∞(エイト)」のイベントで、久米田先生をからかったりして場を盛り上げた絶妙のトークが今も印象に残ってます。大震災の復興はまだまだ長い時間が必要ですので、今後も折を見てこのようなイベントを続けて欲しいところですね。

 そして本編の「うしおととら」ですが、何かもう久しぶりに動く潮やとらや麻子や真由子が見られただけで、ぼかぁもう! ぼかぁもう! と横島化してしまうくらい嬉しかったです(頭の悪い感想)。
 あとこの号のサンデーが出た時はTwitterで「トーマスこわい」という趣旨の発言が飛び交っていたので何事だろうと思っていたんですが、本編読んだら確かに「トーマスこわい」としか言えなくなりました。蒸気機関車に顔が付くという状況は、やはり冷静に考えるとホラーに他なりません。トーマス怖い。トーマスじゃなくて火炎特急だけど。

BE BLUES!

 小学生時代の龍のライバル・桜庭がすっかりいい男になって帰って来て、優希がショックを受けるの巻。
 優希は桜庭のことをカス呼ばわりして雲霞の如く嫌ってますけど、もし「BE BLUES!」が少女マンガだったら、これは後で桜庭が雨の降る中子猫を拾うところを目撃する等のイベントが発生して好きになってしまう、フラグ立て行為になってしまうので要注意です。
 実際、桜庭には「原因不明の発熱と発疹」という病弱フラグが立ってるっぽいので、何かのきっかけでそのフラグが優希に直撃、悪印象が一気に好印象に変わってエンディングが見えた! みたいな関係になる可能性はないとは言えません。

 現在は「龍の正妻」の座にある彼女ですがゆめゆめ油断せず、うかつにラブコメキャラ化しないよう気をつけて欲しいなと思いました。

絶対可憐チルドレン

 「THE UNLIMITED 兵部京介」の第一話を観ました。
 兵部役を楽しそうに演じる遊佐浩二ヴォイスを存分に堪能するためのアニメだと思いました(率直な感想)。

 ストーリー的には、視聴者はアンディの立場になり、彼の視点と共に兵部京介という男の謎に迫り、兵部の行く末を共に見届けるスタンスで臨むべき話だとは思うのですが、何よりタイトルに「兵部京介」と入っていることからも判るようにこれは兵部による兵部のためのドラマであるので、何よりもまず兵部に萌えることがこのアニメを楽しむコツであることは間違いありません。
 そういう意味では、アンディよりは「少佐少佐~」とか言いながら兵部になついているユウギリの立場になり、彼女の視点で兵部に対して素直にメロメロになるのもいいのかなと思いました。というか私はそうします

 本編の方は悠理の学生生活最期の日のリプレイの真っ最中で、彼女はやっぱり最期まで(キャラではなく)ドジっ子だったという話でした。ただし楽しいお話はここまでで、ここからは彼女と、彼女の「兄上」のクローンエスパー軍団とのバトル展開に突入する模様。この戦いが、彼女が学園生活から出た後の行動を決定づけることになるんでしょうね。
 あと今回は、ナイが「猫の勘がムズムズするです!」って言ってましたけど、彼女は猫生活が長かったせいか、すっかり「自分の本当の姿は猫だ」と思うようになってしまっているのも知れないなと思いました。大丈夫でしょうか(頭が)。

銀の匙

 駒場の実家が破産し、農業高校を退学するという、厳しい現実を急に実感させられる展開に。
 次回から「冬編」が始まるとのことなので、いよいよこの物語も佳境に入って来たと見ていいでしょう。アキも含めて皆が駒場のことを諦めている中、どうする八軒。そして駒場の代わりに編入を試みるあやめの運命や如何に(一応気にしてみた)。

マギ

 「この怒れる小さな国が強大なレームや煌帝国にかなうとは、この時、マグノシュタットの外の人間の誰一人、考えていなかった
 この煽りの書き方からすると、何かマグノシュタットがレームや煌帝国に敵ってしまうところか勝ってしまいそうな雰囲気が漂います。ティトスへの愛に燃えた学園長すごい(そこか)。

 話の最後の方にはついにレーム帰りのアリババが登場しましたけど、彼が同行しているレームの兵団はファナリスだということなので、同じファナリス繋がりでモルジアナも参戦してくれるのではないかと、密かに期待してます。彼女今頃どうしてるんでしょうか。

終末のラフター

 「終末のラフター」が短編だったなんて聞いてないですよ!(感想)

 最終回。「恐怖はあんたの飼い犬だ。扱い方を覚えなきゃ、いつか飼い主の喉笛に噛み付く黒い生きものを、あんたは自分の庭で大きく育ててる。今のままで居続けるのなら、俺が消えたって、そいつは消えやしないよ」という「悪魔」役の主人公の言葉が、この物語のテーマであると思われます。

 このマンガの作品世界は東日本大震災以降の現代社会をバックボーンとしていることが何となく伺えますが、このマンガにおける「悪魔」や「悪魔憑き」が何のメタファーであるのか、そしてその「悪魔」と同じ世界に住まなければならない我々は、上に印象した主人公の言葉から何を感じ、どのように生きれば良いのか。そういったことを考えながら読むことによってより深みが出てくるという点において、今だからこそ作られ、読まれるべきマンガなのではないかと思いました。

 そして田辺イエロウ先生には、世界が終焉を迎える前にぜひ美少女わんさかコメディーを一度でいいから描いてくださるようお願いします(しつこい)。

姉ログ

 「ハイ輝アウトォォォ!
 アウトなのは姉の方だったという話でした。既に判っていることではありますが。

正しいコドモの作り方

 「能力者」の元保健医さんが、最初から最期まで酷い目にあった挙句に死んでしまいました。ご愁傷さまです。
 思えばこのお姉さんは、一番最初に白衣に黒タイツな保健医の格好で出てきた時がピークでした。何故彼女はこの格好ではなく、ボンテージファッションに着替えてしまったのか。そこが非常に残念です。悠は着衣エロフェチに違いないので、白衣に黒タイツの格好だったら確実に篭絡できたはずなのですよ。自分なら篭絡されてますよ(カミングアウト)。

アラタカンガタリ~革神語~ 17 (少年サンデーコミックス)

アラタカンガタリのアニメ化も発表されました。ついに来るべきものが来たかという感じです


コミックマーケット83 椎名高志作品関連サークル


※作品名を表記していないものは「絶対可憐チルドレン」の同人誌です。
※サークルスペースは、Comike Web Catalogへリンクしてあります。

12/29(土)
12/30(日)
12/31(月)

2週間後には兵部アニメが始まってる記念・サンデー2013年2+3号感想

マギ

 マグノシュタットがレームと開戦の巻。マグノシュタットの背後には煌帝国があるのはレームのシェヘラザードも知っているでしょうから、これはこの戦いが煌帝国との大戦に発展することを覚悟しているように思えます。つまり、学長がティトスに萌え萌えになったが故に世界大戦が始まってしまう訳です。これがけなげ・はかなげ・いたいけを取り揃えた傾国の美少年の威力…(まちがい)。
 マグノシュタットと黒い金属器の関係を知ったアラジンが、おそらく圧倒的な戦力差でレームに蹂躙されるであろうマグノシュタットの姿を見て、その上でどうふるまうつもりなのか。その辺がこのマグノシュタット編の焦点になりそうな気がします。

 そして今回は、レーム帝国お抱えの金属器使いと、「レーム帝国最強」のアオリをバックに登場したファナリス兵団なる面々が初お目見えしました。どいつもこいつも一癖ありそうな厄介なキャラクターですが、個人的には語尾に「のだ」が必ず付く辺りが「ゆめりあ」のねねこを彷彿とさせるミュロンに注目です。例えが古いですか?(古いです)

終末のラフター

 連載開始時点では単なる賑やかしの幼女かと思われていたハルが、実は今年で16歳になる娘さんだったとは! ようじょせいかつ10年のベテラン幼女さんですよ! すごい!(そこか)

 今回は「悪魔喰いの男」とハルの過去についてのエピソードでしたが、やはり予想通り「悪魔」に家族を惨殺されていたという辛いものでした。
 あとは「悪魔憑き」になる方法が、海底から来た名状しがたいアザラシの子供のようなものに触れるという、割と簡単なものであったのも驚き。幼女ハルに取り憑くために悪魔の方がわざとキュートな形状を取ったのかも知れませんが、でもああいう形態であれば幼女でなくても普通はつんつん触ってしまいますよね。カワイイものに擬態して近づくとは、まさに悪魔の所業です。悪魔怖い。

 あと個人的には、ハルの「悪魔の口」が足の裏に出来れば、悪魔喰いをする時に「幼女に踏まれて殺される」というその筋のフェチには堪らない決め技が可能になるので、ぜひその方向性を検討して頂きたいと思いました。

ささみさん@がんばらない

 邪神三姉妹で一番人気が出そうな邪神かがみの声優に花澤香菜を配置するところに、アニメ版の本気を感じます(挨拶)。

 本編は、ささみが辛い現実からの逃避するためにネトゲ中毒の引きこもりになった過去に触れつつ、彼女がその引きこもり状態から自ら脱却するまでを描いた感動巨編でした。アニメで見たら更に盛り上がりそう。
 が、個人的には最後のページの「うちの実家、月読家は──かつて『最高神アマテラス』を生け捕りにしてこの国に人間の栄華を築いていた一族」って解説しているコマが気になりました。何というかこう、凄い重要なことがサラリと書かれているような気がしてなりません。
 「『最高神アマテラス』を生け捕りにして」って、実はもの凄く大変なことな気がします。手塚治虫先生の「火の鳥」で火の鳥を生け捕ることに成功するようなものじゃないかと思いました。例えが古いですか?(古いです)

正しいコドモの作り方

 あまりに悠がこれまで「いきまりマッパになって『抱いて炊いて』と迫ってくるおかしい女子の群れ」相手に己の童貞を守るために戦い続けて来てしまったため、本命の幼馴染の今日子が覚悟を決めて迫って来ても疑ってかかってしまうようになってしまった悲劇を描いたエピソードとなってしまいました。
 でもまあ、こうなっちゃいますよね。未来から来た「能力者」達の狙いが違った形で実を結んだと言うべきでしょうか。

 ただ何かその「能力者」達の狙いは単に悠と今日子をくっつけないというだけではなさそうということも、今回のエピソードでは提示されました。個人的には、来人と悠の関係を観てニヤニヤする程度には腐っている、女子として正常な感性を備えた明日香の無事が気になります。

BE BLUES!

 幼馴染男子の下半身をうっかり見てしまって悶々とする女子の姿はいいものですよね(挨拶)。

 あと今回は、優人が同じクラスのポニテで性格がクールというかキツそうな江藤さんに一目惚れしてるんじゃないか? 的な描写がありましたが、彼はやっぱりそういう女性が好みなんでしょうか。前は強度なツンデレであるアンナのこともカワイイとか言ってましたし。具体的には自ら尻に敷かれに行くタイプ。
 でもそういう生き方もまあいいんじゃないかと、個人的には思います。男が尻に敷かれることで上手く行く男女関係ってのもあると思うんですよね。サッカーマンガの話とは思えませんが。

ハヤテのごとく!

 風邪で弱ったヒナギクがハヤテに介護される話。
 普段のヒナギクは介護する側にいるキャラなので、こういう話は珍しいと思います。

 アニメが放送されていた「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」等を見ていると、最近の美少女わんさかコメディーは誰かから介助されないと一人ではとても生きていけなさそうな要介護美少女が沢山出てくる印象が強く、こんな美少女たちの面倒をみないといけない主人公男子は大変だなあと思ってしまうことしきりなんですけど、でもこれが今のトレンドなんですよね。多分
 ナギお嬢様なんて、まさに介護が必要な美少女ですよ。「ハヤテ」が始まった年代を考えると、彼女は要介護美少女ジャンルの時代の先端を行っていたのかも知れません。

 なので、ヒナギクさんもたまにはそのトレンドに乗って要介護美少女になってもいいんじゃないかと思いました。
 介助がないとズボン履けない美少女とか先端行ってますよ。大丈夫ですよ(感想?)。

絶対可憐チルドレン

 最近の椎名先生のTwitterを見てると、中年男性に子猫を与えるのがどれだけ危険なことなのか実感させられます。ああダメだ子猫かわいい…(´・ω・`)。

 それで今回は、既に前回のエピソードでみんなの記憶から抹消されて一人旅立つことが提示された悠理の「最期の一日」を描くものになりそう。
 彼女本人はかつて自分が「黒い幽霊の娘」としてエスパー達を洗脳していた過去に囚われてみんなと一緒には居られないとの決意を固めていますけど、ハンゾウの言葉にもあった通り、過去は過去として、その過去を踏まえてどう生きるか次第で「みんなと一緒には居られない」未来以外の道も、彼女は選ぶことが既にできるようになっているとは思うんですよね。少なくとも、薫たちは悠理の過去を知ったとしても、彼女を受け入れてくれるはずです。
 でも多分悠理はその辺を踏まえた上で、それでもやっぱり過去を精算しなければならないと考えているのでしょう。それも一人で。この辺は真面目というか、自分の行いに対して律儀だなあと思います。その割にカップラーメンを一人では作れないけど(しつこい)。

 にしてもハンゾウは、かつて皆本が言っていたことと同じようなことを言えるようになりましたね。初登場時に不二子相手におしっこ我慢比べをしてた頃とは大違いです。
 彼は彼なりに、過去を踏まえて悠理やナイと共に未来を歩く決意をしていたんでしょう。それだけに、最終的に悠理に記憶を消されてしまうのは悲しいところではあります。

 あと椎名先生は最近ニンジャスレイヤーの存在を知ったそうなので、彼が「アバーッ!」「アイエエ!」とかの奇声を発したり、「つまりオヌシをカラテで殺す。ドーモ。はじめまして」なんて口調で喋りだしてしまうのではないかと、ちょっと心配です。

絶対可憐チルドレン 32 (少年サンデーコミックス)

コミックス32巻買いました。おまけマンガは「男性が無理して女子っぽい言葉で喋ってる」感がにじみ出ていて好きです(褒めてます)


【あけまして】サンデー2013年1号感想【おめでとう】

マギ

 さすがシンドバッド、産まれた時から既に全裸!(←普通は全裸です)

 本編の方は、ティトスの出生の秘密が明らかになったと同時に、モガメットじいちゃんが母性愛を大爆発させてティトスを守るためにシェヘラザードにケンカを売る展開に。
 元々マグノシュタットとレームの国家間の関係はかなり悪化していたと記憶してますが、今後は「あと一ヶ月で死ぬ」ことが運命づけられたことで、けなげ・はかなげ・いたいけの三要素が全て揃ってしまった美少年ティトスを巡る壮絶なバトルが展開されることになってしまうんでしょうか。モガメットの魔道士に対する歪んだ愛情の炸裂っぷりが楽しみです。

終末のラフター

 これまでは単なるにぎやかしの幼女キャラだと思っていたハルが、実は「悪魔」だったという展開。見事に騙されました(オレが)。

 今回ハルに吸われた男は、昔の女に裏切られたりとかまあ色々あって結局あんなことになってしまったことが語られましたが、このマンガにこれから登場して来る「悪魔」は、みんなそれぞれ何か辛い過去を抱えていそうです。もちろんそれもハルも例外ではないでしょう。
 それでも彼らは「悪魔」であるが故に生きていかざるを得ないんですよねえ。人生…(続く)。

ハヤテのごとく!

 畑先生と同世代のアニメファンは、「ナディアの劇場版」って単語だけで何かこう色々と込み上げるものがあるんですよ…。
 人生…(続く)。

境界のRINNE

 「金にキレイも汚いもあるか
 やっぱり四魔れんげは素敵キャラですね。彼女には、高橋留美子先生が作るキャラの(歪んだ)魅力が詰まってると思います。

姉ログ

 モヤ姉下さい(感想)。

絶対可憐チルドレン

 新作アニメ「THE UNLIMITED 兵部京介」の情報が徐々に解禁。とりあえずパンドラの三幹部と桃太郎は登場が確定で、謎の人物アンディ・ヒノミヤと謎の少女ユウギリという謎の人物が物語の鍵を握っていることまでは判りました。
 個人的に、アンディがオッドアイって設定になってるところにグッと来ました。そういうノリなのですね。了解です。

 あと個人的にはアニメの副音声にはパティさんを起用してもらい、パティさん的な視点から本編にツッコミを入れながら、パティの曇りなき腐った眼でカップリングを考察して頂きたいと、半分本気で思ってます。

 本編の方は、ついに己の使命に覚醒した悠理が全てを捨てて今旅立つ! という、ある意味衝撃の展開に。
 悠理の催眠能力は薫達チルドレンからも自分の記憶を抹消できてしまうくらい強いというのは凄いのですが、でも中身はあの悠理なのは変わらないので、彼女がハンゾウやナイの介護なしで一人で生活して行けるのかすごい不安です。「黒い幽霊」と決着付けるそれ以前に、カップラーメンを自分で食べられるくらいのスキルは身に着けておくべきだったのではないのでしょうか(多分間違った感想)。

絶対可憐チルドレン 32 ラバーストラップ付き限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)

コミックス32巻のカバーも公開されてますね


【次号から】サンデー2012年52号感想【2013年】

史上最強の弟子ケンイチ

 連載500回達成おめでとうございます。
 かつての超増刊連載時代からずっと読んで来ているマンガではあるのですが、こんなに長い付き合いになるとはビックリです。登場するキャラクターの魅力もさることながら、「制空圏」の概念を始めとする独自の格闘理論を確立し、このマンガならではのユニークなバトルを描き続けられる世界観を作り上げているのが、このマンガの大きな魅力なのではないかと思ってます。決して美羽のおっぱいとかだけで成り立っている訳ではないのが凄いところ。勿論美羽のおっぱいは抜群に凄いですが。
 現段階でコミックスは49巻まで出てますが、話の方は徐々に美羽の出生の秘密に近づきつつはあるもののまだまだ底が見えない感じであり、この調子で行けば「MAJOR」の78巻も超えられるんじゃないんでしょうか。この勢いで頑張って欲しいと思います。

 なおこの号のサンデーのオマケに付いてきたクリアファイルは、ファイルの中に紙を入れると女性キャラの水着が消える仕組みになっています。が、以前サンデーSの付録に付いて来た、紙を入れると服が脱げるように見えるファイルと比べるとエロさが足りないので、この辺が週刊少年誌の限界なのかも知れないなと思いました。

ファンタジスタステラ

 本田選手のドヤ顔が印象的でした(感想)。

 このマンガ、名前は「ファンタジスタステラ」という「ファンタジスタ」の続編のように見えますが、その実態はもはや「本田圭佑物語」ですね。本田選手の活躍が「ファンタジスタ」の登場人物達に影響を与えていく、という構成がかえって新鮮です。本田△。

電波教師

 鑑先生がコミケに参加するという冒頭を読んだ時は「この人に同人誌の原稿を書いてる暇あるんだろうか?」と思ったのですが、まさにそういう話になりました。
 「YD」の二つ名を冠する鑑先生らしく、やりたいことを全てやり尽くそうとするその心意気は立派ですが、とりあえず死なないよう頑張ってほしいです。多分死ぬと思う(ひどい)。

絶対可憐チルドレン

 かつてコミックス1巻で皆本が伊-九号から見せられた「大人の薫が皆本に撃ち殺される」シーンですが、そのビジョンを兵部は遥か前に観ていたことが明らかになりました。
 皆本と同様、このトラウマものの未来を知ってしまったことによって兵部の人生は大きく変わることになるのですが、兵部の場合は更にこの後「信頼していた上官に殺されそうになる」というもっと大きなトラウマをも負ってしまうことになる訳で、まあそう考えると彼が「ノーマルとエスパーが戦う未来を避けるためには、その前にノーマルをエスパーが支配するしかない」という路線に走ってしまうのも致し方ないのかも知れません。

 そして今回の未来予知で明らかになったのは、皆本に撃たれる薫が撃たれたことを嬉しく思ってしまっていること。以前、皆本が「薫を撃ってしまう未来」に対して、彼女を撃つことで自分の彼女に対する独占欲が永遠に満たされる悦びを感じてしまうことを知り、それを避けるために皆本は未来の薫を愛することを放棄することを決意する──なんて話があり、皆本の歪みっぷりの大概さが明らかになった訳なんですが、逆にそんな皆本に撃たれることで自分の愛情が満たされることを感じる薫の方も、何かこう違う意味で大概なんじゃないかなーと思いました。
 薫のこういう心理状態って、俗に何て言うんでしょうか。「ヤンデレ」とはちょっと違いますよねこれ。死んデレ?(何)

 この時点での二人は、エスパーとノーマルの世界大戦という状況が状況なだけに、二人が愛を確かめ合うためには撃ったり撃たれたりする以外にないという程にまで追い詰められていたことは間違いありません。
 ただ、薫を撃って嬉しい皆本と、皆本に撃たれて嬉しい薫という、ある意味お似合いのカップルだったからこそそういう状況になることを無意識で選んだ可能性もある訳で、この悲劇を避けるためにはやっぱりここまで恋愛感情を拗らせず、素直に相手に好きだと伝えられるようになるのが一番いいんじゃないかと思います。ホントどうすればいいんでしょうねこの人達。

姉ログ

 「姉のあえぎ声ぇ! 輝の目的はこれかぁぁぁ!
 「輝は姉のあえぎ声を聞きながら、イヤラシい妄想を脳内でしていたに違いないわ!
 いつもは妄想過多なモヤ姉ですが、今回ばかりは彼女の妄想が正しいのではないかと思ってしまうくらいエロい回でした。どのくらいエロかったかと言うと、使えそうなくらいです(すみません)。

 今回は、もしもモヤ姉の妄想が妄想ではなく、本当は全て弟が考えていることそのものだったら? と、ありもしない事を考えてしまうくらい面白かったです。あとモヤ姉はいくら弟のことが好きだからとはいえ、ちょっと感じ過ぎだと思います。

正しいコドモの作り方

 こよみに対するエロスな衝動を辛うじて抑えることに成功した悠ですが、こよみに対する罪悪感を抱えたまま雨の中を走り回ったせいか、風邪をひいてしまった模様です。まあ、彼とこよみに仕掛けられた「媒体屋」の遺伝子操作は時間が経てば消えてしまうものであることは既に提示されているので、悠が風邪で倒れて動けなくなればそのまま時間切れで効果は切れるものと思われます。
 ただいくら風邪で倒れたとは言え、まだ悠は相当ムラムラが溜まってるはずなので、本当ならここで一度抜いてスッキリしておくべきでは(略)。ライトも傷を負って大変な状況だとは思いますけど、きちんとここでは悠の性欲の面倒を(略)。

おすもじっ!

 寿司勝負は「香り」の差で司の勝利となりました。
 が、これで司と寿の間に平和が訪れるとは、とても思えません。ラストで彩香が司を瞳に捉えながら「腑に落ちひん…何かが」と呟いていたことが、何より彩香が司に対して納得していないことを示唆しています。

 何しろ彼女は『怒首領蜂大往生』をクリアできる腕前を持つ、最終鬼畜兵器に比類する人物。このまま素直に引き下がるとも思えません。もしかしたら、司が自分自身の本当の姿を隠していることを、彼女は直感的に見ぬいてしまったのかも知れません。
 果たしてこれから彩香はどうするのか。いずれ司に対して「貴様は私の全てを奪ってしまった。これは許されざる反逆行為といえよう。死ぬがよい。」とか言い出してしまうことになってしまうのか。
 一勝負終わって区切りは付きましたが、まだまだこのマンガには興味を惹かれます。二週目は地獄の一丁目(ゲームが違う)。

犬部!

 犬の多頭飼育というキツいテーマを、スリリングな展開を経てそれなりのハッピーエンドに導いた今回の「犬部」。
 現実の多頭飼育崩壊は解決まで何年もかかってしまうケースが多いそうですが、それでも「犬の幸せには飼い主の幸せが不可欠」という理想を捨てず、最後には飼い主の婆さんの生き方を変えて犬達の生活環境を改善することに成功した犬部の面々の熱意には、素直に感動させられるものがあります。

 そういえば、今回は玉井まゆ子さんが最後まで犬に脱がされませんでした。これはある意味快挙なのではないのでしょうか?(と言われても)

史上最強の弟子ケンイチ 49 OVA付き特別版 (少年サンデーコミックス)

限定版のOVAも第三弾。すごいなー


サンデー2012年51号感想【近況:痰が出ます】

終末のラフター

 「結界師」の田辺イエロウ先生が、満を持して今この時代の日本に向けて送るダークファンタジー巨編(予定)。それが「終末のラフター」です。
 一度破滅を迎えた世界、破滅をもたらしたと伝えられるが故に人々の恐怖と憎悪の対象となっている不死者の存在、何かにすがらないと正気を保てない程に陰鬱な社会など、震災後における現代日本をおそらく意識しているであろう作品世界を舞台に、田辺先生得意の生意気な少年がその陰鬱な世界を形作っているモノを相手に戦う──という趣向の、まさに「意欲作」といって良いマンガだと思います。何かこう、想像以上に大変なマンガが始まったという印象です。
 個人的には、田辺先生にはぜひ一度これまでのキャリアを全てかなぐり捨てる勢いで美少女わんさかコメディーを描いて欲しいなーと妄想していたのですが、こんな凄いマンガ見せられたらそんなこと言っていられないですよね(と言われても)。

 作品のテーマとしては、田辺先生のデビュー作である「LOST PRINCESS」に似ているものがあるのかなと思いました。
 「LOST PRINCESS」は、ドラキュラをイメージさせる魔物にさらわれた幼女を助けるため、同じく魔物的な力を持った生意気な若者が生意気に奮闘するというのが大雑把な筋書きなんですけど、幼女をさらった魔物にもさらわなければならない事情があり、幼女もそれを理解した上であえてさらわれていたという、単純な勧善懲悪の枠に嵌らない構成になっていたのが印象的な作品でした。
 おそらく「終末のラフター」の悪魔の力を持った不死者達も、人々から忌み嫌われてもそのように生きなければならない理由があるのではないかと思われます。何にしろ、これからの展開に期待して行きたい所存です。

おすもじっ!

 司のターン終了。こちらも前の彩香の寿司と同様、読んでいるうちにどんな味がするのか想像してしまう、たいへんに美味しそうな鰹の寿司でした。このお寿司は瀬戸内海に行けば食べられるんですかね?(半分本気で)

 そんな感じで途中までは清々しく爽やかな料理マンガだったのですが、評決のシーンで司に投票したおっさんに向かって牙をむき出しにして悪魔の形相で威嚇した彩香ちゃんで雰囲気は一変。やはり彩香ちゃんすごい。

姉ログ

 近衛姉弟に興味津々なミステリアス少女・佐伯風花の存在が、徐々にクローズアップされつつある展開になって来ました。彼女は単に輝のことが好きとかそういう単純な理由ではなく、もっとより大きな愛情を求めているように見えます。それ故に、モヤ姉が輝に向ける歪んだ愛情に興味を示しているのかも知れませんね。

 個人的には黒タイツキャラが増えるのは嬉しいです(単純)。

正しいコドモの作り方!

 「僕は今日子ちゃんのことが…
 あの悠が自分からこよみとのフラグをへし折りに行くという衝撃的な展開に。成立したフラグをへし折るというと「神のみぞ知るセカイ」の桂馬×ちひろの一件が思い出されますが、悠の場合は下半身のムラムラが最高潮になってて理性が効かないであろう状態にあるにも関わらず、精神力を振り絞ってフラグをへし折ったところに価値があります。

 彼が遺伝子のトラブルに巻き込まれずに普通に生活していたら、普通に付き合って普通に結婚していたはずのこよみとのフラグをへし折る精神力を発揮し、その上自分はムラムラ来てるのにも関わらず、こよみの純粋な気持ちを気遣う紳士な一面も見せるなど、これまでのボンクラっぷりが嘘のような大活躍です。
 もう彼のことをボンクラとは呼べませんなあ。本当は彼もヤりたかったに違いないんだけどなあ(ひどい感想)。

最終回:ひめはじけ

 「ひめはじけ」まさかの最終回。コミックス3巻で終了ということは、このサイト的な表現では「一番湯のカナタ」と一緒ですよ。残念です
 最終回は、6年経ったら姫さまがすごい太って帰って来たというオチ。ちょっと前のエピソードで姫さまが一時的に大人になった時とのギャップがひどくてあんまりだと思いました(褒め言葉)。

 クリスタルな洋介先生の次回作に期待します。いやマジで。

田辺イエロウ短編集 フェイク! (少年サンデーコミックス)

上述の「LOST PRINCESS」も収録されている、田辺イエロウ先生の貴重な初期短篇集。
「ラフター」のダークファンタジーな世界観はこの頃から既に先生の中に存在していたことが伺えます


サンデー2012年50号感想【近況:咳が出ます】

マギ

 ♪ようじょーようじょーようじょーまーだーようじょは戦えるー(百合星式おゆうぎうたより抜粋)。
 色々あって哀れな幼女マルガを助けたティトスが上の空になっていたのは、モガメットが語った魔道士のあり方について考えていたからなのか、それとも幼女のことを考えていたからなのか。多分後者だと思います。

神のみぞ知るセカイ

 幼女うららに脱がされてR-18ルートへの逸脱を恐れる桂馬でしたが、いざ脱がされる段になると「いいよ…ボクのはだか見ても…」と一気に誘い受けモードに入る天性の魔性っぷりを発揮。さすがギャルゲーと称したエロゲーをやり込んでる男は判ってますね(決めつけ)。
 あと、脱いだ桂馬を前にしたうららがスポイト端子のついた電流計を両手に握っていましたけど、これ何のつもりで持っていたんでしょうか。これらの器具を使うのはかなり高度なプレイなんじゃないかと思われますがどうか。

BUYUDEN

 肥え太った萌花の着替えシーンを何度も登場させ、読者に肥満女子萌えに目覚めさせようと画策することで有名な「BUYUDEN」ですが、今回のエピソードでは気弱な眼鏡女教師のパンツのモロ出しという、これまたどっちかというとニッチなエロスが物語の中核を占めていたと思われます。
 いいと思います

最上の明医

 おっぴろげ回
 この回の「最上の明医」を読めば、少年誌における「乳首券」なるものが伝説に過ぎないことが理解できるかと思われます。乳首券は編集部によって発行されるものではなく、あくまで作者が自ら作品の展開に応じて生じる必要性に駆られて作り出し、発行を編集部に認めさせるものなのです。今回はおそらく「この回は乳首のみならず局部も出さないとダメです!」とか橋口先生が編集者に強硬に主張したりしていたのです。多分。

ひめはじけ

 「6年後
 え? 次回最終回?(感想)

絶対可憐チルドレン

 まさかの伊号ちゃん擬人化展開。往年の「脆腕伊号ちゃん」とは似ても似つかない双子の軍服幽霊少年風のデザインですが、でもこれはこれでといったところです。
 デザインがちょっとだけ「一番湯のカナタ」のセイリュートに似てるかなー? と思って「カナタ」を見なおしてみたらそれほどでもなかったので、何か自分の記憶力にますます自信がなくなりました(関係ない)。

 エスパーとノーマルが戦う未来の映像の中に「入る」展開はこれまでこのマンガの中でも何回か登場してきましたが、今回は未来の映像のはずの薫が、その映像を見ている京介に対して語りかけている(ように見える)ところが、いつもと違くてちょっとドキッとさせられます。
 この予言の映像をここで見てしまったことが、(同じく予言を知ってしまった後の皆本と同じように)後の兵部の行動に大きな影響を与えたことは間違いない訳で、いよいよ兵部の過去を巡るエピソードも佳境に差し掛かってきたのかも知れませんね。

正しいコドモの作り方

 来人に急接近して来たアスカの正体は、かつて悠を白衣+黒タイツのコスチュームでムラムラさせたにも関わらず、その直後にボンテージファッションに変身してがっかりさせたことで有名な変身女さんでした。
 今回の彼女はAKIRAチックなサイコキネシスを使う能力者も連れて来たことで来人に対して圧倒的に有利なバトルを繰り広げていますが、よりによって「冥土の土産に教えてやるよ」という『悪役が言ってはならない台詞』を言ってしまったので、多分今回もこの人は負けちゃいますね(決めつけ)。

 そして悠は今「『媒介屋』に操られている影響でこよみに対してムラムラしている」状態にあることも説明されましたけど、仮に媒介屋の影響がなくても、「自分のことが好き」だと判っている幼馴染の女の子が雨に濡れて下着が透けて見えちゃったり、ホテルに誘われたり、シャワー浴びてる彼女をベッドで待っていたりしたら、そりゃまあいくら悠でもムラムラするのは致し方ないと思いました。がんばれ悠。性的な意味で。

裏サンデー:モブサイコ100

 「サンデー」の名前を冠したコミックサイトなのにも関わらずDRMが一切かかっていない形式でマンガを公開、TwitterやFacebookへの積極的な情報共有を打ち出すなど、電子書籍に対して及び腰なことで有名な小学館のコンテンツとは思えないアグレッシブさで勝負を仕掛けている裏サンデー
 今回はコミックス化の宣伝という形で、連載作「モブサイコ100」が本家週刊サンデーに掲載されました。

 裏サンデーと言えば最近では「コミックスが売れないとサイトが打ち切られる」ことをわざわざ告知したことで話題(というか炎上?)になってましたが、でもまあ「Webでコミックを公開して人気が出た作品はコミックスもちゃんと売れる」ことは既に小学館内でもクラブサンデーの先駆者達によって実証されていると思いますし(東毅先生の「超弩級少女4946」や菅原健二先生の「M・S DOLLS」などが代表かと)、裏サンデーもその辺のマーケットリサーチは当然コミックス発売決定時に行なっているはずなので、「コミックス売れないとサイト終了」って表現はさすがにちょっとオーバーなんじゃないかと、個人的には思ってます。

 個人的には、裏サンデーのコミックスが売れてくれることで、本家のクラブサンデーも「専用のFlashプレイヤーでなければマンガが読めない」というDRMを撤廃する決断をしてくれるんじゃないかと期待してます。クラサンはFlashが動かないiPadやAndroid4.1搭載タブレットではもはや読むことができないのが大変に辛いのですが、一方の裏サンデーはタブレットやスマートフォンは勿論、ものすごく頑張ればKindle付属のWebブラウザでも読めてしまう万能っぷりが素晴らしいと思ってますので。ホントです。

 そして「モブサイコ100」ですが、このマンガがどんなマンガなのかを極めて判りやすい形で表現しているという意味で、作品紹介マンガとしてとてもよくできていると思いました。新隆さんいい人だなあ(多分)。

モブサイコ100 1 (裏少年サンデーコミックス)

「モブサイコ100」1巻は、11/21現在Amazonで「通常1~3週間以内に発送」のステータス(=初版売り切れで増刷待ち状態と推測)。売れてるじゃないですか><