【黒翼】サンデー36+37号【半裸の】BIRDMEN感想【美少年】

BIRDMEN

 能年玲奈の表紙のせいかコンビニからサンデーが減るペースが異様に早く、「これが『あまちゃん』の力か…!」と驚愕せざるを得なかったサンデー36+37号が出てから早くも二週間が経過しましたが、皆様如何お過ごしでしょうか(挨拶)。

 そんなサンデーの巻頭カラーを「主人公四人組が血まみれで死にかけてる姿」というたいへんにショッキングな絵面で飾って我々をビビらせた「BIRDMEN」。
 今回は主人公達の命を「鳥人」にすることで助けた男・鷹山の登場、そして彼の口から語られ、そして彼が態度を持って示した「鳥人」としての宿命──という、この作品の今後の展開が垣間見え始めたという意味において重要なエピソードだったと思います。

 が、それより何より重要だったのは、この「BIRDMEN」という作品は「黒い翼を生やした半裸の少年たちがキャッキャウフフするマンガ」だったことが明らかになったことなのではないのでしょうか。
 だってアンタ、背中から羽根が生えるということはつまり、強制的に上半身裸になるということなんですよ? 今回なんか、背中に黒い翼が生えていることを確認するために、みんな一斉に服を脱いで見せ合いっこしてヒャッホウと盛り上がっていたんですよ? 黒い翼を生やした半裸の少年たちがキャッキャウフフなんですよ? 更に鷹山に至っては、完全変化する直前には自分からズボンとパンツ脱いで全裸になるんですよ?

 自分はこのシーンを読んだ時、「田辺イエロウ先生は今回はこれがやりたかったに違いない!」と確信しました。さすが現代サンデー随一のヒットメーカーにしてストーリーテラーである田辺先生、目の付け所が素晴らしいです。背中から黒い翼生やした半裸や全裸の少年たちがキャッキャウフフするマンガを、今あえてサンデーでやらかす覚悟、私めは存分に受け取りました。望むところです

 今回の続きが掲載される10/16を、このテンションを保ったまま待ち続けていきたい所存です。


結界師(35) (少年サンデーコミックス)

「結界師」は全巻電子書籍化されているんですね。
「BIRDMEN」はできればコミック版と電書版をタイムラグ短めで出してくれるとありがたいです(本を置くスペースが本気でないので)


小学館ビル見学日記

 お久しぶりです。

 小学館ビル:漫画家25人が落書き…建て替え、別れ惜しみ- 毎日jp(毎日新聞)

 昨日のことですが、都内に行く用事があったので、せっかくだからということで「取り壊されるビルに漫画家が寄ってたかって落書きした」ことで話題となっている小学館ビルに行ってきました。


小学館前のギャラリー インタビューを受けるギャラリー

 現地はすっかり観光名所となっており、沢山の漫画ファンの方々で賑わっていました。
 話題のスポットということもあってか、共同通信社のカメラを持った記者がファンに取材している姿も見られました。


ピョコタン先生 高橋聖一先生

 現在は建物の中には入ることはできず、窓に描かれた「落書き」を外から観られるのみとなっていますが、それでも落書きに参加した漫画家の方々が心底面白がってノリノリで絵を描いたことが伺える絵ばかりで、十分に楽しかったです。
 ビルが取り壊されるまでの刹那的なアートだからこその面白さ、というのもあるんでしょうけどね。

 以上、本当に普通の日記でした。
 オチはありません。


久米田先生ご帰還記念・サンデー35号「東風(不)見聞録」感想

東風(不)見聞録

 「さよなら絶望先生」から今アニメで放送している「有頂天家族」のキャラデザに至るまで、サンデーを出奔してからの久米田先生の活躍はもはや枚挙に暇がないレベルであり、「久米田先生はあの時サンデーから出て正解だった」と言わざるを得ないこと必至な有様なのですが、そんな久米田先生が久しぶりにサンデーに帰還して下さいました。ありがとうございます。
 おそらく、立場的には休載した「銀の匙」の荒川弘先生の代打だとは思うのですが(失礼)。

 サンデー35号に掲載された「東風(不)見聞録」は、話としてはちょっと前にブラピがカミングアウトしたことで知名度が上がった「失顔症」を題材にしたコメディということになるのですが、個人的には何よりも「失顔症」ネタだけで24ページのミステリー風味のギャグマンガを作ってしまうセンスが素晴らしいと思いました(途中ちょっと冨永愛ネタが5ページくらい入ってますが)。

 ワンアイデアを膨らませて物語を作るのは短編作品の基本と言えばそれまでなのですけど、この「東風(不)見聞録」はその中に久米田先生のテイストをふんだんに取り込み、「久米田先生のマンガ」に期待される要素を完璧なレベルで満たしている──というか、こんなマンガを描いて許されるのは久米田先生だけであるという意味において、もはや巨匠の貫禄をも感じされる作品に仕上がっていると思いました。マジで。
 ハシラの情報によれば、今後も不定期に久米田先生の読み切り作品をサンデーで掲載していく予定であるとのことなので、そちらについても期待したいと思います。

 ところで最近は色々と忙しくてマンガ関連のネットの話題を拾えていないのですが、風呂場のシーンにおいてヒロインの股間にを描いたことは、どれくらい話題になったんでしょうか?(←気になるのか)


有頂天家族 (幻冬舎文庫)
森見 登美彦
幻冬舎 (2010-08-05)
売り上げランキング: 286

森見登美彦作品と言えば、まず「夜は短し歩けよ乙女」を読もう読もうと思っているところでした(←読めよ)


眼鏡男子主人公早くも一人脱落記念・サンデー34号感想

競女!

かつて「揉み払い師」で「こんな堂々とおっぱいを揉めるマンガを描いてもいいのか」と我々の度肝を抜いた空詠大智先生が、ついにサンデー本誌に初上陸。
今回の新連載「競女!」は、そんな空詠先生の期待に違わない、乳と尻が激しく交錯する女尻相撲大会(身も蓋もない書き方)を舞台にした物語です。でかした

ただ、作品のテーマは女尻相撲大会という、エロとしては古典的な(というよりはむしろおっさん臭い)ジャンルなんですけど、「競女」として描かれている世界は競艇や競輪の世界にも通じる極めてストイックなものであり、それ故にあまりおっさん臭い系統のエロは感じませんでした。作品としてはむしろ爽やかなスポーツもののノリに近いように思えます。
結論としては、根底に流れるテーマはあくまでエロでありながら、清涼さも感じられるという意味において、極めて一般大衆がイメージする少年サンデー的なマンガなのではないかと思いました。

すみません(何となく)。

BIRDMEN

前回のサンデーではコナン・八軒と共に表紙を飾り、「これからのサンデーは眼鏡男子がシメる!」的な雰囲気を醸し出していた「BIRDMEN」の主人公・烏丸君ですが、その次の回では悪魔の力身に付けた的なアレっぽい理由により、いきなり眼鏡男子主人公戦線から脱落。眼鏡男子主人公の時代は早くも終焉を迎えてしまいました。これだから田辺先生のマンガは侮れません(理由になってない)。

物語的には、一旦死にかけた烏丸達4人の身に何か大変なことが起こりつつあることが提示されており、それがこの作品のタイトルである「BIRDMEN」に繋がっていくことが予想されます。
が、それはそれとして、つばめの事を過剰に気にして悶々とする烏丸の姿が、歳相応の中学生男子っぽくてグッと来ました。彼はいずれ超人への道を歩まざるを得なくなる運命を辿りそうなのですが、もしそうなってもこの中学生男子的な心持ちはいつまでも忘れないで頂きたいと思います。割と本気で。

NOBERU

NOBERU」という作品は、「『子焼く』と描いて子役と読ます!」的なサイコホラーな雰囲気を漂わせつつ子役同士の役者としての生き残りを賭けた過酷なバトルを描くマンガなのですが、「演技バトル」編に入ってからは、何かノベルがキララタレント事務所のゴールドメンバー達をその人柄と優しさで性別問わず次々に籠絡していくマンガになっている傾向が顕著になって来ているような気がします。

いいと思います(感想)。

BE BLUES!

龍とガチンコで競り合う宮崎が本当に楽しそうで、観ているこちらも何だか幸せな気分になって来ますよねー。

あとミルコじいちゃんが出てくる度、おじいちゃん無理しないで! という敬老精神も沸き上がってきます。

絶対可憐チルドレン

33号に出てきたギリアムの支配を逃れた三人のクローン少年兵の名前「アレクス・デュマ・ペール」の元ネタが、「三銃士」を描いたアレクサンドル・デュマ・ペールであることに気付いた時は、椎名先生センスいいなあと思いました(失礼)。

本編の方は、皆本達が「黒い幽霊」の拠点に乗り込んだはいいけど、復活したユーリにあっけなく催眠で掌握されて大ピンチな展開に。局面としては大ピンチなのですが、みんな催眠状態になっているので絵面的にはみんなユーリの前で突っ立っているだけというのが、催眠の中で戦ってる絵と正反対で面白いです。
ただ、ユーリはユーリでギリアムに催眠を仕込まれており、まだ彼女の中でも色々と葛藤はある模様なので、ユーリの催眠が溶けるのが先か、催眠に勝てずユーリが薫たちを撃ち殺すのが先か、それとも「兵部」がアニメ虚数の世界から帰還して状況を打開するのが先か、という感じになって来ました。今のところは、何か兵部が美味しいところを持って行ってしまうような気がします。

あとユーリ絡みなので、できればハンゾーとナイにも助っ人になって欲しいところではあるのですが。個人的にはユーリ×ナイのカップリングが大好きなので、ナイの無償の愛でユーリが自己を取り戻す的な、そういう百合百合な展開が見たいです。本編では無理そうなので、そういう薄い本でもいいです(いいのか)。

正しいコドモの作り方

ここ2週間の「正しいコドモの作り方」は、アスカの正体が実は「操り屋」であったことの整合性を取ることに力点が置かれているように思えました。
頑張れアスカ(何となく)。

アラタカンガタリ

性別逆転ネタというコメディな展開を、本当に二週間以上引っ張るとは思ってなかったので驚きました。
あとコトハさんは本当に男前でカッコイイので、女アラタは漢コトハさんと結婚するといいと思う。

 

電波教師 7 (少年サンデーコミックス)
東 毅
小学館 (2013-07-18)

伝説のコミケ回が掲載されているコミックマーケット84のカタログ読みたいです


サンデーの眼鏡男子主人公率は異常記念・サンデー33号BIRDMEN感想

心象風景風
BIRDMEN

 バードマンと言えば我々の世代では勿論「パーマン」のバードマンが連想されますが、Wikipediaの「パーマン」の項目を読んでみたところ、当時の設定がポリティカル・コレクトネス的な理由や商標権的な理由で現在では色々と改変されていることを知り、世知辛さを感じてしまう私がいたという感じです。
 お久しぶりです(挨拶)。

 その辺はともかくとして、「結界師」の田辺イエロウ先生の新連載「BIRDMEN」が始まりました。サンデーでの期待度の高さを反映してか一挙2話掲載。
 話の内容としては、ダークな世界観の描写を得意とする田辺先生の作品らしく、舞台設定は我々が今いるのとほぼ同じ社会であるにも関わらず、陰鬱としたモノを抱えている男子中学生の視線を通して見るとここまで絶望的に見えるのかー、と何かこう読んでいてこちらまで陰鬱とした気分になって来るのは流石です。

 というか、本編の主人公である「ちょっと頭は良いけど社交性がないために得も知れない疎外感を覚えてしまい、世界に絶望している男子中学生」というのは、おそらくサンデーを今も読んでいる系の成年男子にはおそらく色々と刺さる設定であることは間違いなく、それだけに主人公の心理も理解できてしまうのではないのでしょうか。少なくとも私はそうです
 このままだとこの主人公の烏丸英司君は周囲をバカにしている間にロクに勉強しないまま成績がズルズルと下がってしまい、気が付いた時には割と取り返しのつかない状態になってしまうこと必至なので(参考:自分の人生)、何とか色々と気付いてこの段階で踏みとどまって立ち直って欲しい欲しいなと、割と本気で思ってしまいました。

 以上です(鳥男は?)。


終末のラフター (少年サンデーコミックススペシャル)

3.11以後の社会に対する田辺イエロウ先生の決意表明とも取れる作品。おそらくBIRDMENにも通じるものがあるはず


今日から爆サン開始記念・サンデー32号感想

デュエルマスターズ・レボリューション

 最終回。サンデーの付録にもなった「フューチャー」を使った三枚コンボで対戦相手を撃破して勝利、というカードゲームコミックらしい美しい終わり方をしたこのマンガですが、個人的にはコンボを完成させる最後のパーツとして出てきたブレイン・ストームはマジで強いなあと思いました。

 カードゲームを題材にしたコミックの都合の良いところは、状況的に絶体絶命になっても主人公が「諦めるな!ここであのカードを引けば勝てる!」→「引いた!大逆転勝利!」という如何にもマンガ的な演出をすることがカードゲームというシステム的に許されているからだと思っているのですが、「デュエルマスターズ・レボリューション」のラストではあえてそういう演出を使わず、ドロー操作呪文の「ブレイン・ストーム」を主人公が巧みに使うことで、「運で勝った訳ではなく、主人公のデッキ構築能力とプレイング能力によって勝ったのだ!」という説得力を与える作りになっているところが上手いです。
 カードゲームコミック界隈の進歩を感じますね(大げさ)。


BE BLUES!

 宮崎が相変わらず龍のことを好き過ぎて安心しましたが、個人的には「俺がそっちに入ろうか」と言った時の宮崎の表情は本当ならもっと赤面しているべきです(断言)。君の龍への想いはまだそんなものじゃないはず。頑張れ宮崎。

 そして九重さんがデレたことで、「サッカー部のFチームの連中は、みんなヘタレ気味のツンデレ」であることが決定的になりました。あとこれで龍にデレていないのは、みんな大好き桜庭さんだけです。果たして彼はいつデレるのか(いつかはデレるのは確定事項)。Fチームがピンチの時に高いところから現れたりするのか。今後の展開に注目です。

BUYUDEN

 角のサブマリンフック攻略がキーとなった今回のバトルですが、格闘技をやっている友人に「あのサブマリンフックって本当に一発でダウンを奪える攻撃力があるの?」って聞いたら、「スポーツマンガの世界の科学は、基本的に科学じゃなくて疑似科学だから」と答えられました。
 すみません(なんとなく)。

絶対可憐チルドレン

 悠理とギリアムの対決が佳境に。ここで悠理がギリアムに屈してしまうと、以前出てきた未来予知で「ユーリがコナミの昔のシューティングゲームのボスキャラみたいな装置(多分自分にしかわからない比喩表現)に入ってギリアムに操られる」世界線に直行してしまう可能性が極めて高いと思われるので、悠理にとっても、そして薫たちや兵部にとっても重要な局面になって来たなと思います。

 ところで、7/16発売の「THE UNLIMITED 兵部京介 ARCHIVE」が既にAmazon等で品切れってマジッスか?(突然)

正しいコドモの作り方

 連載開始当時は「今日子の友達。これといって特長はないが、主人公に対しては当たりがキツめ」という、「神のみ」で言うところのちひろポジションだったはずの徳井アスカが、いつから「実は『操り屋』だった」という設定のキャラに変化したのか、バックナンバーを読んで再検証したい衝動に駆られています。

 とりあえず個人的にはユカリ先輩が(性的な意味で)無事で良かったです。悠のことは忘れて幸せになってください。

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アンリミDVD/BDは、いよいよ物語のターニングポイントとなる第9~10話を収録した巻が出ますねー


サンデー30号姉ログ感想

姉ログ

 諸般の事情でサンデーの感想書く時間が取れないので、せめて姉ログ」のことだけでも書きます。

 「僕は女の子同士が仲睦まじくキャッキャしている、甘美かつ魅惑的な光景を眺めるのが好きな男なのだから!

 今回出てきた東雲先生のこの発言には私も大いに共感するところではありますが、だからこそこのような感情は本来は口に出すものではなく、極力秘めるものなのではないかと私は思います。言うなれば、「暴力は極力避けるもの。恋は極力秘めるもの」の葉隠覚悟の心境です。
 もし女の子同士が仲睦まじくキャッキャウフフしている光景を目撃したら、東雲先生のようにそこから連想されるカップリング妄想を滔々と述べたりは決してせず、ただ心の中で静かに「キャッキャウフフして下さり、ありがとうございます」と感謝の念を述べるのみに抑えておくのが、そういうのが大好きな我々の美学なのではないのでしょうか。

 対象には決して干渉せず、常に感謝の心を持ちながら安らかに愛でる。そうありたいものです。「何事も感謝の心が大切」って、「にゃんこ大戦争」に出てくる猫も言ってましたよ(誰?)。


姉ログ 1 (少年サンデーコミックス)

…弟をヘンタイとなじる時、ヘンタイもまたこちらを覗いているのだ。…(フリードリヒ・ニーチェ)


BE BLUES!に宮崎が再登場しそう記念・サンデー29号感想

ファンタジスタステラ

 現在行われているコンフェデレーションズカップでは、サッカー日本代表は全敗という結果に終わりました。ブラジル・イタリア・メキシコという世界の強豪国相手によく戦ったとは言えますが、「現在のレギュラー全員が控えに回るくらいに個の力を上げない限り、W杯で上位には食い込めないだろう」との厳しい意見もあるようです。
 現在「ファンタジスタステラ」では、まさに現在のレギュラーが新しい世代の台頭によって控えに回りかねない怒涛の展開が繰り広げられていますが、強豪国と戦えるレベルまで個の力を上げるためには、斯様な厳しい試練が必要なのだということなのでしょう(決めつけた)。

 日本のサッカーは、「キャプテン翼」の時代ではワールドカップ出場はまだ夢のまた夢であり、「俺たちのフィールド」の時代ではワールドカップ出場が「悲願」だったことを考えれば、現在は着実にその実力が進歩していることは間違いありません。
 「ファンタジスタステラ」の時代は、日本がサッカー中堅国から強豪国にレベルアップする過程にあった時代の作品だったと、後に語られることになるに違いありませんね(決めつけた)。

銀の匙

 常盤が役に立ったの、実はこのマンガで初めてでは?(感想)
 あと西川はオタクとしての貫禄があるので、ゾーニングが厳しくなった現在の同人誌即売会でも18禁の薄い本が顔パスで買えそうな気がします。

神のみぞ知るセカイ

 香織に股間に脚を入れられて赤面する桂馬が一番可愛いです(感想)。
 しかしこの香織さん、桂馬の股間を弄ったり壁ドンしたり、いちいちやることがエグい上にエロいのが困ります。大好き

BE BLUES!

 龍の愛は優人の杞憂を遥かに超えて深かったのです! という話であると理解しました。
 そしてついにみんなのアイドル・宮崎が再登場する予感。彼との再開が今から楽しみです。

絶対可憐チルドレン

 前回の悠理復活に続き、「ジ・アンリミテッド」のアンディと思しき謎の眼帯の男が登場、そしてついに兵部の虚数空間からの復活が予言され、それを察知したパンドラが活動を再開、その事態を受けたバベルは主要キャラクター達が兵部奪還に向けて行動を開始する──など、一気に物語が新しい展開に向かって動き出した感があります。どうなっちゃうのかしらこれから。連載終わるの?(気が早い)


BE BLUES!~青になれ~ 8 (少年サンデーコミックス)
田中 モトユキ
小学館 (2012-12-18)

宮崎が「BE BLUES!」の正ヒロインとなった伝説の巻


サッカー日本代表W杯出場決定おめでとう記念・サンデー28号感想

BE BLUES!

 ジャンプ連載の「ニセコイ」の小野寺さんのことが例えモブ化していようとも気になってしまうのと同じような感情を、毎回ちょっとだけ登場する桜場さんに対して抱き始めている私が居たということです。
 龍がどんな環境でもサッカーを楽しんでる姿を遠くに観て心が荒れる桜庭さんを見てると、何だか心が洗われます。いつまでもそのままの君でいて欲しいです。君ならできる!

 本編の方は、優人に焦点が当たって来ているのが興味深いところ。彼はこれまで龍のためだけにサッカーをやって来たと言って良いと思いますが、龍のためだけではなく自分自身のためにサッカーをやる意義や楽しさを見出してもいい頃なんじゃないかと思うんですがどうだろう。
 あと個人的にですが、優人って小さい頃から龍と一緒にいる割には、何となくカップリング妄想が湧きづらいんですよね。龍とナベケンや桜庭だったら、いくらでも妄想湧きそうな気がするんですけど(まちがい)。


絶対可憐チルドレン

 新展開開始と共に、「反逆者」と書いてトレイターと読ませる中二病気質な悠理が本編にカムバック。
 アタシもいよいよ対黒い幽霊戦線の真っ只中に身を投じる覚悟を完了させたのヨ! って感じで凛々しい姿を見せてる彼女ですが、自分の中の悠理はまだカップラーメンを自分で作れないドジっ子のイメージが抜け切れていないので、何かこう「悠理ちゃん随分しっかりして来たけど、でもやっぱりまだ心配だわ~」って感じになります。例えるなら、小さい子がはじめてのおつかいに出かけるのを見守る、近所の世話焼きのおばちゃん的な心境です。分かり辛いですね。

 あと冒頭部分では、どう見ても尖閣諸島です。本当にありがとうございました。離島を舞台にしたチルドレンと相手国女性エスパーとの心暖まる交流が描かれていましたが、これはエスパーが戦争に身を投じざるを得なかった前回までのエピソードとの対比構造になっているなと感じました。
 今回の話では、領土を巡る緊張状態の中でもチルドレンと相手国エスパーが平和的なコンタクトを取れたのは、不二子の作った外交パイプのおかげということになっています。兵部が仲間を戦争で失って裏切られた怒りと悲しみで動いているのとは対照的に、不二子は二度と戦争で仲間を失わない世界を作ることに力を傾けていたことが伺えます。

ハヤテのごとく!

 昔京都で食べた湯豆腐や生湯葉はホントに美味しかったです。
 今回の「ハヤテ」を読んで、あの湯豆腐の味を思い出しました。また食べたいなあ(感想?)。

AREA D

 機甲戦士ガルダー!(挨拶)

 かっこいいなあガルダー。自分も自分の力を彼のように面白カッコイイことに使える、ああいうオッサンでありたいなあと思いましたよ。
 今回は本気で感動しました。

NOBELU

 ずっと前からノベルが自宅にいる時に出てくる謎の子供が気になっていたのですが、ついに今回はその子供が(ハンバーガーを勝手に食べるという形で)ノベルに干渉して来ました。
 この子は単なる賑やかしなのではなく、おそらくはノベルに宿っているもう一つの人格か何かなのかも知れません。

アラタカンガタリ

 「イキス!

 この号のサンデーで最もビジュアル的にインパクトがあったのは、まかり間違いなく鬼化したイキスで決まりです。細い昆虫の脚の上に巨大な頭が乗っているという絵面は悪夢以外の何物でもありません。このイキスに比べれば、全身が凶暴な獣と化したアメエノですらデザイン的には普通じゃん? とか思ってしまうレベルです。
 更にイキスは、その巨大な頭が割れて蝶の羽根が出てくるという二段階変形まで披露するサービスっぷり。アメエノとイキスのバトルの行方はまだ判りませんが、少なくともインパクト勝負ではイキスの勝ちだと思いました。
 こんなデザインのキャラクターをここぞという場面で登場させる渡瀬先生はやっぱりすごい(褒めてます)。


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アラタカンガタリのアニメBDもまもなく発売


ムシブギョーBD初回限定版描き下ろしがエロいですね記念・サンデー27号感想

電波教師

 見たものの能力をコピーできる能力者が、最期に誰のコピーでもない自分の力を使って勝利。そして、その力の使い方を教えたのは、今回の対戦相手。
 能力バトルの展開としてはほぼ完璧な、とても美しい結末なのではないのでしょうか。

正しいコドモの作り方

 80年代エロコメ路線で始まったはずのこのマンガが、何か普通に恋愛マンガみたいな展開を!(←ジャンル的には一応最初から恋愛マンガです)
 この手のマンガの常として、あまり引っ張り過ぎるとメインヒロインがどんどん無茶な理由でツンツンする嫌な女になってしまう、個人的に音無響子エフェクトと呼んでいる現象が発生してしまいかねないので、そろそろ今日子ちゃんに心理的な変化か必要な頃合いなのかも知れません。
 あとユカリ先輩がマジ人生の先輩っぽくてかっこいいと思いました。かっこいいので先輩は悠には勿体ないです。

史上最強の弟子ケンイチ

 今回のサンデーで間違いなく絵的に引きこまれたのはこれ。拳聖に一歩及ばずに敗れた田中勤さんの最期の姿は、こうなることは最初から判っていたとしても、やはりショッキングです。己は復讐の感情に巻き込まれながらも、ケンイチには自分と同じ道を歩んで欲しくないと願う彼の優しさにもグッと来ました。
 それより何より、あの肘打ちすごく痛そう(そういう問題ではない)。

犬部!

 久しぶりに帰ってきた「犬部!」ですが、今回のテーマは犬ではなくウサギの模様。そして新たに登場したのは、ハードコアなウサギフェチのメガネスーツ男子。
 ウサギがカワイイのは当然ですが、ウサギのことになると熱血漢になるメガネスーツ男子もこれはこれでなかなかカワイイですよね。(連呼)。

NOBERU

 ついにノベルの多重人格が「治療」の対象に。ノベルの副人格は役者としての才能は十分なのですが、学芸会で全裸で歌舞伎の見栄を切るなどのエキセントリックな挙動を見る限りでは役者以外の「普通の子ども」としての社会的な生活ができるとはとても思えないので、その辺が問題ありそうな気がしてなりません。
 あと保健医の先生、胸元がエッチでいいですね(結局)。

絶対可憐チルドレン

 兵部が何故学生服を常に着用するようになったのか、そして何故未来の薫にあそこまで執着を見せるのか、その根源の部分が明らかになったエピソード。兵部は色々な意味で、志賀の葬儀の時から自らが変わることを拒んでいるのでしょう。

 そして、かつて「いつか彼女に会ったとき、自分を恥じることのない自分でいたい」と純粋に願った兵部が、その「彼女」の保護者であり、「彼女」の想い人であり、後に「彼女」を撃ち殺すことになる皆本に対して極めて辛辣になるのも、まあ致し方ないことだよなと納得しました。
 兵部さん、皆本への嫌がらせをよくあの程度で済ませてるよなあ。大人だなあ(まちがい)。


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限定版だとパッケージアートもこれなんでしょうか