表紙のラムちゃんの姿に時代を感じるサンデー25号リマインド感想

境界のRINNE

 今年は高橋留美子先生の画業が35周年を迎えましたが、スペースインベーダーも今年で35周年です(トリビア)。
 高橋留美子先生って、そういう時代からずっと第一線で活躍しているんですよね。やっぱり凄い。

 本編では、沫悟のクラスメートという触れ込みの杏珠が登場しましたが、最初の登場シーンを見ただけで「この子性格ものすごく悪そう」ってオーラが出ているところがすごいなと思いました。「RINNE」に出てくる女性キャラは、大抵どっかしら歪んでいていわゆる「美少女」の枠から外れているところが大好きです(褒めてます)。

電波教師

 「対戦で相手の能力をコピーする」「新しい能力をコピーしたら前の能力は忘れる
 つまり零子の能力は「AREA D」のジンと同等のものであると考えられます。ジンがこれまでその能力であらゆる難局を乗り越えて来られたことを考慮すれば、零子も戦い方次第で何とでもなりそうな予感。

 なお「対戦相手の能力をコピー」というと、このサイト的には「GS美神」のアシュタロス編で横島がそんな能力の文珠をアシュ様相手に出してコピーして「勝てる気はしないが、負ける気もせん!」とか勝ち誇ったように言ってたことが思い出されます(ファンサイト要素)。

今際の国のアリス

 久しぶりにサンデー本誌にカムバック。
 今回は一人だけが勝ち抜けられるブラックジャックが題材ですが、「今際の国のアリス」のデッドリーな世界設定と、一人勝ちしか許されないギャンブルの緊張感が完璧に咬み合っており、もの凄い面白かったです。次回も期待。

ムシブギョー

 蟲形態に変形した仁兵衛を、個人的にネコミミモードと呼んでいます。

BE BLUES!

 桜庭大暴れの巻。先週のサンデーを初めて読んだ時は、ついに桜庭さんがやってくれた! と大喜びしました(ダメ感想)。

 前回までの話で龍は見事に持てる才能をアピールすることに成功して「埼玉の伝説」の実績を積み上げましたが、桜庭は桜場で「部活動の試合を途中でバックレる」という、龍とは違う意味での伝説を成し遂げていたのです。高校の部活を一年生がバックレるとか、ちょっと並の度胸じゃできないことだと思うんですよ。今回のデリカシーのない大暴れっぷりも、桜庭さんの根性が本気でねじ曲がっていることを証明したんですよ。桜庭さんマジ凄いッスよ。半端ないッスよ。根性曲がりに気合が入ってますよ。

 あとは、普段な温厚な優人が、龍の過去の事故のことをバカにされた直後に桜場に突っかかっていったところが印象的でした。やっぱりそこは、いまだに優人にとってアンタッチャブルなところなんですね。
 まあ、そんな優人を頭突き一発で仕留める桜庭さんもマジ凄いっすけどね。突進してくる相手の顎に向けて咄嗟に頭突きをカウンターで繰り出す辺り、桜庭さん結構喧嘩慣れしてそう。やっぱり桜庭さんマジ半端ないッス。続く。

神のみぞ知るセカイ

 ミニスカ女装姿の桂馬少年があまりに可愛すぎるので、「クィーンコンテスト」で優勝するのは天理ではなく桂馬だと思いました。

絶対可憐チルドレン

 皆本の「女性が本を読む姿がセクシー」ってのは、本来エロスな要素がなさそうな行為からエロスを妄想する能力がないとできない行為であり、即ち萌えのレベルが高すぎて始末に困るなと思いました。皆本さんもああ見えてなかなかの変態ですね。伊達に長いことむっつりスケベをやってないなと感心させられます。
 でも「度が合わない眼鏡で無理矢理本を読んで寄り目になる」葵の姿は素直に萌え対象になるので、葵を女神と崇拝しているバレット(決めつけ)は彼女に萌えるべき。

 本編の方ですが、まさか志賀さんが最初の犠牲者になるとは思ってませんでした(まだ死んでないけど)。まだ緒戦の段階なのに、最も頼りになる彼を失うのは惜し過ぎます。やっぱり戦争は人的リソースの消耗が激しすぎてダメだわー。

読み切り:御神は今日も荒れている

 「MS・DOLLS」「GAN☆KON」を連載、サンデーにおける妄想マンガの第一人者である菅原健二先生が、久しぶりにサンデー本誌に登場。
 マンガの内容は、「萌え」とは何かという点を追求する菅原先生の基本スタイルに沿ったものでしたが、今回は「漫画家の脳内に住む女性三人が『萌え』について語り合う」という、もの凄いメタなものになっていたところが凄いと感じました。萌えの求道者としての貫禄を感じます(大げさ)。

読み切り:忍者茶々丸くん(仮)

 クラブサンデーで「本日のギャグのおすすめ」を連載している遊眠先生も、サンデー本誌に久しぶりに登場。
 「本日のギャグのおすすめ」はどちらかと言えば「社会派」を名乗りつつひねくれた暗黒ギャグを展開するスタイルだと認識していますが、「忍者茶々丸くん」では割と素朴なギャグマンガだなと感じました。笑いは黒いですが。


高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2)

「炎トリッパー」のアニメを映画館で観たことがある人?


剛力招来記念・サンデー24号リマインド感想

ムシブギョー

 あのボンクラな仁兵衛が、ついにお付きの方が実は蟲奉行であることをL.C.L.の中で(まちがい)悟ったエピソード。

 仁兵衛は基本的におっぱいが大きい女性にしか反応しない奴なのはアニメでも明らかになっていると思うのですが、その能力はともかくおっぱい的には弱い蟲奉行さまに対し、仁兵衛が忠義以外の感情を示してしまったりするのでしょうか。その辺気になります。
 蟲奉行さまは勿論仁兵衛に対して既にフラグが立ちまくりな状態なので、後は仁兵衛の選択次第。どうする仁兵衛。続く(そういうマンガだっけ?)。

BUYUDEN

 連載が百回になっても、「勝てると思って攻めようとした瞬間にカウンターを食らって負ける」このマンガの黄金パターンは健在だなあと思いました。ボクシングに油断は禁物。

BE BLUES!

 対赤城中央戦終了。やっぱり竜崎部長は龍のパスを直接受けられませんでしたが、最終的に試合には勝てましたし、カウンターサッカー志向のチーム戦術にも適応できることを結果で証明しましたし、赤城中央のミスターノウことノアさんにも一目置く存在として認識されて「埼玉の伝説」としての格も上がりましたし、何故か優希のシャワーシーンも出ましたし、龍にとっては最良のデビュー戦だったと言えるのではないのでしょうか。

 その一方で、最悪のデビュー戦となってしまった桜庭の今後が気になります。彼は資質的に龍のパスの受け手としての才能を持っているものと思われますが、このままでは龍のパスを受けるどころか部活動を存続できないこと必至の有様。どうなる桜庭。
 まあ、個人的にはうなだれて落ち込んでる桜庭観るのも大好きなので、このままでも一向に構わないのですが(ひどい)。

超推脳KEI

 「いつの間にか超高性能のGPS機能も搭載されたようだ…

 個人的に、この号のサンデーで一番グッと来た台詞がこれでした。量子コンピュータが自動的にGPSというハードウェアを生成するってのは明らかにオーバーテクノロジーで、「いつの間にか」「搭載されたようだ」と人事の様に軽く流していいことじゃないような気がするんですが、このマンガはあくまでミステリー推理マンガであって量子推論マンガではないので、これはこれで致し方ないことなのかも知れません。

 というか、このマンガって実は真面目に真正面から推理を考察するのではなく、「いつの間にか」「搭載されたようだ」的なノリで、次々に展開される超推理に気楽に臨んで楽しむマンガなのではないか? という気がしてきました。そういえば今回登場した容疑者の会社社長も明らかにアレな感じですしね。
 何だか、連載第七話にして、ようやくこのマンガを面白がれるコツを体得できたような気がしてきました。頑張ります。

レジチョイサーよしえ

 読み切り。スーパーのレジに並んで会計を済ませるという、誰もが経験のある日常の出来事をネタに設定を膨らませてマンガを作ったという、読み切りギャグマンガの王道にしてその真髄に迫る勢いを持ったマンガだと思いました。面白かったです。
 「並ぶレジを選ぶ」際の選択は、おそらくスーパーを利用している読者の誰もが日々行なっていることであり、それ故に読者のよしえさんの「神選択眼」に対する説得力が増すというもの(少なくとも私は)。その上「お待ちのお客様こちらのレジどうぞー」を『革命』と表現する点に代表される悪ノリのセンスとタイミングも素晴らしく、総じて終始勢いを保ったまま最後まで読ませてしまう力を持つ、ハイテンションなマンガになっていたと思います。

 作者の福井セイ先生はこれがデビュー作だそうですが、このセンスを今後も大切にして頑張って欲しいです。いやマジで。

ひとりぼっちの地球侵略

 ゲッサンで連載中の「ひとりぼっちの地球侵略」が、第一話をまるまる再掲載されました。
 ゲッサン連載作品の第一話再掲載といえばあだち充先生の「MIX」が思い込されますが、あちらは「MIX」が大人気でゲッサンが品切れとなった救済措置という意味合いが強かったと記憶しています。今回の「ひとりぼっちの地球侵略」の場合は、より宣伝的な要素が強いのではないかと思われます。確かに「もっと知られるべき」タグを付けるに相応しいマンガではありますしね。
 個人的には、いずれサンデー向けの読み切りも描いてほしいなと思いました。

 あと作者の小川麻衣子先生といえば、「つぼみ」に連載されている「魚の見る夢」も気になります。さすがに次回更新で最終回かなー


ひとりぼっちの地球侵略 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

Amazonでは要取り寄せ状態。人気ありますね


サンデー23号リマインド感想

正しいコドモの作り方

 サンデー23号センターカラーページの中央下にいる、スクール水着の地味な女の子の名前が判った方は、「正しいコドモの作り方」ファンを名乗る資格を有していると判断します。みんなはどうかな?

 何しろ彼女、かつて臨海学校編で悠(のちんこ)を後一歩のところまで籠絡させる大活躍をし、現在もポジション的に「地味で決して目立たないけど、悠のことがちょっと好きっぽい?」という絶妙な関係をキープしており、今後の再起も決して期待できないわけではない存在であるにも関わらず、Wikipediaはおろかサンデー公式ページにすら名前が載っていないという不遇なキャラなのです。この扱いは正直どうかと思います。
 これじゃ私にも名前が判らないじゃないですか(←オチ)。

 あとこの学校は女子の体操服が普通にズボンなのにも関わらず、久遠寺さんは何故延々とブルマを履いていらっしゃるのかが謎なのですが、これは別に解く必要がない謎なので、そのままどうぞごゆるりとブルマをご堪能ください。

銀の匙

 アニメで動くタマコを早く観たいと思いました。
 今年の冬コミにはきっと「タマコまーけっと」と銘打った薄い本が!(読みたいのか)

神のみぞ知るセカイ

 「体に数字が浮き出て人間の優劣を強制的に可視化する」という設定を読んで、小山ゆう先生の『愛がゆく』を思い出した人は私と同世代なので、そろそろ公私共に無理をせずに体をいたわる生活を心がけた方が良いと思いました。

絶対可憐チルドレン

 「ジ・アンリミテッド」アニメ放送を反映した現代「絶チル」カップリング状況については私もまだ把握できていないので、ソフィ王女のようにパティさんに同人誌即売会についてレクチャーして頂きたいと思いました。半分本気で。

 本編の方は、敵から奪った戦闘機をサイキックで操縦して空母に対する体当たり攻撃を行うという、(超能部隊の皆さんはまだ知らないことではありますが)何かこう早くも大戦末期を連想させる不吉な雰囲気になって来た感があります。ああやだやだ戦争は嫌だ。続く。

BE BLUES!

 『龍の放った弾丸パスが、エース竜崎の足元へ…追加点なるか!?
 最後のコマを見てQBKを連想してしまった罪深い私をお許し下さい。

ささみさん@がんばらない

 アニメ版の終了と共に、サンデーでも第一部完。来るべき神話レベルの百合百合展開がサンデー本誌で読めないのは残念ですが、サンデーSで追いかけて読んでいきたい所存です。

 「ささみさん@がんばらない」の「がんばらない」とは、決して自分に対する諦観から出てくるネガティブなものではなく、己の意志に反する道を歩むことを強制する社会的な様々な圧力に対し、『ワシはワシのやりたいことをやるために頑張るんじゃあ! 貴様等の思い通りに努力なんてしないんじゃあ!』という抵抗の意思表明としての「がんばらない」なのである! と私は解釈しました。大体こんな感じですよね?(と言われても)


ガガガ文庫 ささみさん@がんばらない(イラスト完全版)
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売り上げランキング: 2,931

ささみさんの原作はkindleでも購入可能。コミック版も電子書籍化をお願いします


サンデー21+22号リマインド感想

 ゴールデンウィークを生き延びました(生存報告)。
 だが俺達の戦いは始まったばかりだ!(フラグ)

史上最強の弟子ケンイチ

 前回は楽しいおっぴろげ回でしたが、次回からは拳聖対田中勤さんの生死を賭けたバトルが始まります。
 どう考えても田中さん死んじゃいそうなので、今から読むの怖いです。

BE BLUES!

 次回は、ノアの一瞬の隙を掻い潜ってダッシュに成功した龍が「決める時は決める男」っぷりを更に上げそうな展開になりそう。
 それはそうと、補欠以下の優人達がスタンドから「キモチ大事!」とかのスピリチュアルなメッセージをみんな一斉に叫んでるところを見ると、やっぱり体育会系の部活は大変だなあとつくづく思います。高校時代に野球部の応援に駆り出された記憶が蘇ります。

ムシブギョー

 和歌山城編もいよいよ物語の核心に近づきつつあり、「蟲奉行」の秘密がいよいよ明らかになりそうな展開になって来てますが、自分的にはまだアニメ版の録画を観る暇が作れずにいるのが悔しいです。だって「エロブギョー」って言われるほどエロいんでしょう?(耳年増)

マギ

 次回からしばらくはシンドバットの冒険篇が始まるとのことですが、その前にカッコ悪いアリババ君を観られて安心しました。

ファンタジスタステラ

 「ファンタジスタステラ」とは、かつての「ダンドー・ネクストジェネレーション」に続く次世代モノだったんですよ!(多分比較対象が間違い)
 主人公たちが若者に追われる側に立つって展開は少年マンガでは珍しい気もしますが、かつて「ファンタジスタ」の連載が開始された頃に高校生だった子が、今ではもうアラサーと呼ばれる年齢になっている歴史的事実を考慮すると、これはこれで正しい展開なのかも知れません。

NOBERU

 前回の話を初めて読んだ時、小学生が学芸会の舞台で全裸で歌舞伎の見栄を切ってオチが付くって展開に驚愕した記憶が蘇りました(感想)。やはりこのマンガは、ちょっとロジックが他の少年マンガとは異なってる気がしてなりません。それ故に先が読めない面白さがあるというか。
 あとは、自称「ゆとり世代」マネージャーのカンナが一番良識のある立場になってるのが興味深いところ。彼女は当初の見込みよりも遥かに重要な人物なのかも? と思うようになって来ています。

正しいコドモの作り方

 ユカリ先輩が出てきてからのこのマンガは面白くてたまらないので、ユカリ先輩には悪いですがもうちょっとだけ正気を失った状態で頑張って欲しいなと思ってます。
 あと土田(ボンクラ)がいよいよボンクラっぽい何かをやらかしそうなので期待。

絶対可憐チルドレン

 空中補給で戦闘機の航続距離を伸ばし、本来なら来られない援軍を連れてくるという手段で戦場の不利を打開。旧日本軍の弱点であった「兵站」の弱さを超能力でカバーする展開は、読んでて爽快感があります。
 でもそろそろ、あの超能部隊の中の誰かが死んじゃうシーンがやって来るんですよねー(´・ω・`)


ヒーローズ・カムバック (ビッグ コミックス)
細野 不二彦 ゆうき まさみ 吉田 戦車 島本 和彦+石森プロ 藤田 和日郎 高橋 留美子 荒川 弘 椎名 高志 かわぐち かいじ
小学館 (2013-04-30)

「ヒーローズ・カムバック」は発売日に購入できました


おはようございます。先週のサンデー20号感想です

絶対可憐チルドレン

 太平洋戦争中期以降における旧日本軍のリソースのなさっぷりをバックグラウンドに据えている今回のエピソード。

 物量の無さを努力と根性でカバーしようとするのが旧日本軍側プレイヤーの醍醐味であり、今回の夏見の催眠能力による敵機の除外はその最たるものだと思うのですが、残念なことに努力と根性も有限のリソースであり、いつかは限界が来ます。この時点で、既に旧日本軍(そして超能部隊)の将来の敗北は確定していたのでしょう。
 やっぱり太平洋戦争モノのゲームで日本軍を担当するなら、1942年の夏のターンくらいを終了したところで終わりにしたいところです(何の話?)。

AREA-D

 キキとララの異形っぷりを見てると、「神聖モテモテ王国」に出てきた替え歌「行こうぜ大作」の『ジル様 ジル様 変な生き物にされて悔いなし』というフレーズが浮かぶので困りました(困るのか)。
 勿論彼女たちはアスラ様に変な生き物にされた訳ではなく、能力でこういう姿になった自分たちに生きる場所を与えてくれたジル様アスラ様に忠誠を誓っていることは理解しているのですが。

NOBELU

 お前レベルが俺を語るか。(挨拶)

 主人公のノベルと「国民的子役」ミコが、共に過酷な生息環境によって生じた二重人格者であったことが明らかに。この物語の基本構造はこのエピソードまででだいたい語られたので、次回以降からいよいよ彼らの役者としての生死を賭けた人生の物語が本格的に動き始めるものと思われます。
 設定は過酷ですし、何より主人公たちの境遇は見るに耐えないくらい悲惨なのですが、それでもこのマンガには物語に引き込まれる魅力があると感じています。過酷でなければ彼らの役者としての才能は開花しなかったという皮肉な面もありますしね。次回以降が楽しみです。すごいこわいけど。

BE BLUES!

 ノア無双編。高校編に入ってから、龍と真っ向勝負して勝利したのは、ノアさんが初めてなんじゃないんでしょうか。
 あとサッカーとは全然関係ないのですが、ノアの高い身長と高い頭身っぷりは、「タイガーマスク」のミスター・ノーを連想させます。自分だけに。

正しいコドモの作り方!

 この場を借りて告白すると、やっぱり「お兄ちゃん子作りしよ!」が一番ました(感想)。

BUYUDEN

 スレンダーで健康的な身体の瑠奈よりも、マニアックな体つきの萌花の方が着替えのカットが多いところが素晴らしいです。このマンガはこうでなくてはいけないんですよ! と、今後も力説して行きたい所存です。負けるな萌花。色々な意味で。

紫雨の鬼

 読みきり作品。ツンデレ幼女と気性の荒い化け物コンビの掛け合いが魅力的なマンガだと思いました。
 また、今回の敵役の妖女・玉風さんの露出が少なめなところに、閻魔が存在する地獄が存在するダークな世界観へのこだわりを感じます。露出が少なくて残念という意味ではないです。はい

絶対可憐チルドレン 34 (少年サンデーコミックス)

コミックス34巻買いました。京介少年の「僕らの国に…」って言葉は、彼の「国土」であったカタストロフィ号の趨勢を描いたアニメ版を見た後だと、より切ないものを感じますのう


サンデー19号感想開始

マギ

 「いい奴はみんな死ぬ」とかつて『紅の豚』に出てきた空飛ぶ豚が申していましたが、今週登場した紅覇は、臣下には優しい良き武将であるというアピールをした直後にマグノシュタットの最終鬼畜兵器によってあっけなく死んじゃいましたね(←決めつけた。多分彼はまだ死んでない)。
 その最終鬼畜兵器を操るモガメットもやがて死んじゃうでしょうし、ティトスはあと数日の命、そしてレームのシェヘラザードも同じくらいの命しか残されていないなど、マグノシュタット編の主要メンバーはまもなくみんな死んでしまうことが運命づけられてしまっています。彼らがこの物語から死という形で退場することで、この物語は生き残った者達の手によってまた新たな局面に向かうことでしょう。
 「いい人間は死んだ人間だけである」とも申しますが、生きてる間は色々やらかした彼らも、その死後には「いい奴だった」と語られることになるんでしょうか。

ムシブギョー

 「失うことから全ては始まる」とかつて「シグルイ」に出てきた隻腕の剣士が申していましたが、今週の「ムシブギョー」は、クレバーな性格が売りだった大岡忠相殿が、片腕を失いながらも仁兵衛と蟲奉行の二人に対するその胸の内を静かにかつ熱を帯びて語るという、とても熱血な展開を見せてくれました。
 蟲奉行が本来の姿に戻る前でなければ得られない、彼女が仁兵衛と二人だけの「人間」らしい幸せな時間をわずかでも稼ぐため、実力では到底叶わぬ真田幸村に対して勝負を挑み続ける。何というかこう、「愛するが故に見守る愛もある」という言葉を久しぶりに思い出してしまいました。
 今の大岡殿の心境を例えるなら、「うる星やつら」アニメ版でラムとあたるの関係を見守るメガネみたいな感じ?(全然違いそう)

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]
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全然関係ないですが「るーみっくわーるど35」の発表にはビックリしました



近況報告兼これまでのNOBELU感想日記

 お久しぶりです。
 相変わらず仕事を中心に色々と切羽詰まってますが、そんなことよりも何故自分は「ムシブギョー」アニメ版第一話の録画予約を忘れていたのかと、自分を悔いる日々を送っております(挨拶)。

NOBELU

 主人公ノベルの両親を典型として基本的に出てくる大人がみんな碌でもないのが特徴というか、大人が碌でもないからこそ子どもが色々と余計な苦労をしている感があふれるこのマンガなのですが、その中にあって自称「ゆとり世代」のブロンズクラスマネージャー・平泉カンナの存在は貴重です。
 「ゆとり世代」を自称するだけあってものすごく頼り甲斐はなさそうですし、ついでに主人公と同じ貧乏アパートに住まないといけないくらい収入も少なさそうなところは不安材料ですが、一応ブロンズクラスの子どもにも将来性を見出していきたい意欲はあるようですし、碌でもないかそうではないかと言われれば、まあまだしもマトモな方なのではないのでしょうか。
 彼女もいずれは事務所の専属トレーナーのような碌でもない大人の仲間入りを果たしてしまうのか、それともそれ以外の道を見つけることができるのか。その辺を個人的な見所の一つにして行きたいです。

 あと個人的な見所と言えば、主人公の同級生のデブ少年。マンガの中ではコメディーリリーフとして活躍しているものの、彼も立場的には主人公同様にかなり辛い立場にいるような気がしてならないのですが、でも持ち前のデブさ加減で何だかんだで逆境を生き抜き、いずれは貫禄を備えた立派なデブな大人の役者に大成するのではないかと思ってます。勝手に。

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野島伸司企画ドラマとしてはやはり「家なき子」が出てくる世代の私。このドラマってDVD化されていないんですかね?



睡眠不足日記

睡眠不足日記

 睡眠不足はよくないですね(挨拶)。

 睡眠不足になると頭を使う系の業務の遂行に支障が出るだけでなく、本を読んだり感想を書いたりするために必要な集中力がなくなってしまうので、本当に何もできなくなってしまいます。
 そんな状態で唯一できるのはゲームくらい。最近は夜中になると「とびだせ どうぶつの森」の南の島で借金返済のために昆虫採集をするくらいしか能がない状態です。「とび森」の南の島は、楽しいはずのツアーですらコイン集めをするための作業ゲーと化してしまう恐ろしい場所です。南の島こわい。


 あと最近のサンデーでは「正しいコドモの作り方!」がじわじわ面白くなって来てます。
 このマンガ、冒頭の頃は大量の半裸の女の子が「抱いて!」と主人公の元に勝手にすっ飛んで来る80年前半的なノリの話だったのですが、こよみやユカリ先輩が登場してからはちゃんと個々の女性キャラの個性を掘り下げる、割と落ち着いたモダンなスタイルになって来ている印象。現在登場中のユカリ先輩は、「お姉さん顔してリードしたがるけど、根っこの部分がドジっ子なので色々と多大な隙がある」系の素敵なキャラなので、これからも頑張って欲しいですね。
 問題は、こよみの時と同様にこんな素敵な女性は悠には勿体ないという点なのですが。

正しいコドモの作り方! 3 (少年サンデーコミックス)
もりた 毬太 黒田 高祥
小学館 (2013-03-18)

このマンガの真のヒロイン・一ノ瀬こよみが登場するコミックス3巻が発売中


生存報告日記

 お久しぶりです。
 ついさっき、先週のサンデーに載っているマンガを全部読み終わりました(近況)。

 そういうアレですので、サイトの更新はお休みさせて頂きます。
 3月中は仕事が忙しくて、ちょっと身動き取れなさそうです(´・ω・`)。

 そして「アンリミテッド兵部京介」の最終話はリアルタイムで観れました。
 アンチエスパー能力を持ったアンディが兵部の側にいる必然性は、最期にこれをやりたかったからなのか! と唸らざるを得ない、素敵な最終回でした。私の脳内のパティさんも大満足です。


週刊少年サンデーS(スーパー)2013年5/1号

アンリミテッドのコミカライズ版もサンデーSでスタート。こちらも楽しみ


【ネットで】サンデー2013年15号月光条例感想【話題に】

月光条例

 普段サンデーを買っても読んでいない友人や同僚から「サンデー買ってるよね? 今週のサンデーの『月光条例』読ませて!」って言われた皆さん、こんにちは!(挨拶)

 「月光条例」ちょう面白いので、今週だけと言わずに毎週ちゃんと読め!(返答)

 今週の「月光条例」は、ゲームやマンガや映画、果ては童話に至るまでの、この世のあらゆる『物語』の登場人物達が一方的に『月の軍勢』によって虐殺され、更には藤田和日郎先生の代表作である「うしおととら」「からくりサーカス」までもが消滅(ディストピア)させられ、最後はサンデーが真っ白になってしまうという衝撃的な展開がネットで話題となりました。
 あの真っ白な見開きのページは、我々サンデー読者にとって馴染み深い作品が本当に「消滅」してしまうことの恐ろしさを表現した、素晴らしい演出だったと思います。

 ただ正直なところ、「話題になっているから」といって今週のサンデーの「月光条例」だけを読んでも、なぜ今回こんな虐殺劇が繰り広げられいるのか理解できずに『どうしてこうなった!?』で終わってしまい、「月光条例」というマンガに対して誤解を抱いてしまうのではないか? という気がしないでもないです。ネットで瞬間風速的に「トレンドとして消費するべき話題」になるのも大変だなあ。

 そんな感じで今回の「月光条例」は「うしとら」や「からくりサーカス」が粉微塵にされるショッキングな展開だったんですが、個人的には途中に出てきたギャルゲー風の物語のメインヒロインが真っ二つにされるシーンが、一番グッと来ました(来たのか)。藤田先生のこうゆう絵柄は滅多に見れないので、何か嬉しかったですね。惨殺されちゃうのもまた藤田先生のマンガらしくて素敵です。
 あとせっかくサンデーをまるごと消滅させるんだったら、現在サンデーで連載している他のマンガのキャラを藤田先生が描いてくれたらもっと嬉しかったかなとか思いました。藤田先生デザインのエルシィやアラジンや美羽や皆本やコナンが出てきて、みんな死んじゃう。想像したら何かワクワクして来ます。コミックスでの加筆に期待します(勝手)。


からくりサーカス(43) (少年サンデーコミックス)

Amazonのクラウドに保存された電子書籍なら簡単には消滅しないと思う(そういう問題ではない)