C-WWW一覧

[Clip][ニコ動]絶対可憐三国志

 みんな大好きニコニコ動画より。
 アニメ版絶チルOPの曲「Over The Future」をアニメ版横山三国志OPに被せたもの。妙にシンクロしているのが面白い。
 歌詞を三国志風にアレンジしている字幕のセンスも良いです。

 そしてこちらはダイターン3のOPに被せたもの。こちらのシンクロっぷりはもはや異常。「誇りにしたら~」でダイターンがっぽい武器持って出てくるところなんか、正直どうかしてると思います。
 尺が決まっているオープニングアニメにおける演出パターンの類似性というものを考えさせてくれる動画ですね(キレイなまとめ方)。

 「Over The Future」をピアノ+ベースでセルフセッションした動画。素晴らしいです。
 OPが如何にいい曲なのかを認識させてくれます。


ここ最近のサンデーまとめ感想

 お久しぶりです(枕詞)。
 最近書いてなかったサンデー感想のまとめみたいなものを淡々と書いてみます。

MiXiM♀12

 「MAR」が終了した頃は色々大変だったらしい安西先生が奇跡の復活を遂げ、再びサンデーで新連載を開始。
 薔薇を背負った美少年三人組がサンデーの表紙を飾っているところからして「ああ、これはそういう人気を狙ったマンガ?」とか思っていたのですが、最期にラムちゃん(=いわゆる「オレだけを好きになってくれる空から降ってきた人間じゃない女の子」キャラの、サンデーにおける総称)がいきなり出て来てビビりました。そういう人気を狙っているのかと思わせておいて、実はそっちの人気を狙いに来ていたとは。中々あなどれません。

 個人的には往年の「ロケットプリンセス」みたいな脳天気ラブコメマンガになって欲しいところなのですが、「銀河系青春ストーリー」という壮大なスケールのアオリが入っているところからすると、それだけでは済まないような気がしてなりません。このマンガはどこへ向かおうというのか。そういう方なのかそっちの方なのか。

結界師

 時音さん強化エピソードと解釈。「短パン履いてるから見られても大丈夫!」とハキハキ言えるところから推測できるように、時音さんは元々少年マンガのヒロインとしての立場を超越したところに立っている人であり、そこが彼女の魅力でもあります。「神殺し」をやってしまってからも彼女は全くブレることなく、「己は己の成すべきことを成すだけだ」みたいなサバサバした行動理念で動いているように思えます。なので、生足見られた程度では彼女の感情は揺らがないのです。
 この辺、「時音のいない世界なんて俺は知らない!」と初々しい台詞を堂々と言ってのける、良くも悪くも感情で動く良守とは対照的ですね。果たして良守は無事時音を救い出し、時音の生足を間近で見ることができるのか否か。良守が時音の短パン姿を見た時の反応が今から楽しみです。

月光条例

 「月打」される対象は「おとぎはなし」ということになっていますが、「おとぎはなし」の具体的な定義がどのようになっているのか、ちょっと気になっています。
 「月打」されたキャラクターは行動がおかしくなってしまうということは、即ち月打されたキャラは元のキャラをベースにした新しいキャラになってしまうということであり、これは要するに「キャラクターの二次創作を行う」ことに等しいのではないかと思われます。つまり「月打」は、二次創作を行っても著作権的に問題が生じない作品であれば、「おとぎはなし」に限らずどの作品でも対象になり得るのではないのでしょうか。より具体的に言えば、青空文庫に掲載されている小説であれば「月打」され得る可能性があると考えられます。
 「よだかの星」で社会に絶望した夜鷹が月打されちゃったおかげで星にならずに社会に復讐するテロリストになったり、「小公女」ではセーラが月打されちゃって巨大化してミンチン先生に襲いかかって(以下略)みたいな。そんなことばかり考えている今日この頃です。

 主人公の月光は口で言ってることとやってることが相反する、極端なツンデレキャラだよなあという印象です。「あやかし堂のホウライ」のホウライを彷彿とさせます。

金剛番長

 少し前にやっていたさそり番長のエピソードは、さすがの私も「こんな60年代のヤクザ映画的なノリで付いてこれる読者がどのくらいいるの?」と不安になったりしましたが、でも読者を置いてきぼりにしてこその「金剛番長」なので、まあこれはこれでいいんじゃね? と自分を納得させることにしました。

 そして今回の暗契五連槍編ですが、爆熱番長以外はもはやどんな戦闘方法を使うのか想像もつかない奴らばかりです。道化番長なんか、ハシラで「なんでこんなヤツが爆熱番長と手を組むことになったんだろう」と編集者から突っ込まれている始末です。更に粘着番長に至っては多分人間ですらないです。でも、全く非論理的な展開が許される自由さがあるからこそ、「金剛番長」は面白いのです。困ったマンガですね(ニヤニヤしながら)。

神のみぞ知るセカイ

 第二話で、主人公の桂馬が「早く契約を終わらせるためには、エルシィを妹として一緒に住むのが最善の策だ」と論理的に結論付けて同居を認めた展開に感心しました。決して感情にほだされる訳ではなく、あくまであらゆることに感情よりも理性を優先させて対処するタイプの主人公って、少年マンガでは実は案外珍しいのかも知れません。

 第三話では、ギャルゲーの攻略法がそのまま「現実」でも通用することを理解した桂馬が、これまた理知的に淡々と現実女子を攻略しにかかる姿が妙に格好いいです。オレがこのマンガ内の女子なら絶対惚れてるね! と断言して行きたい。


絶対可憐チルドレンアニメ視聴日記

 お久しぶりです。
 「絶チル」のアニメの話ですが(いきなり)、2話→3話→4話と回を追うごとに面白くなってきているように思います。

 特に第四話は「パンツを見せることまかりならぬ」というテレ東規制を逆手に取り、「どうせ見せられないものなら、最初からはいてない設定にすればいいじゃない?」という逆転の発想に基づいた斬新な演出が光る極めてエポックメイキングな意欲的内容であり、とても面白かったです。色々な意味で。
 さらに今回出てきた犯罪者エスパーが「念力で女性の動きを止め、透視能力で下着を視姦する」という中学二年生男子が一度は夢みるようなコンボ攻撃を仕掛けるところ、および「はいてないと透視する意味ねえじゃん!」みたいな台詞を吐いたところも、正直凄いと思いました。こんな能力や台詞は、本物の下着フェティシストでなければ到底発想できないものと思います。原作者がドン引きするのも納得のアレっぷりです。

 ただ、アニメ版のストーリーに対しては、原作ファンの視点からすると「このエピソードはもうちょっとじっくりやって欲しかった」とか「この台詞を外すなんて勿体ない」という箇所がどうしても出てくる訳なのですが、原作者の椎名先生が監修に参加しているとのことですし、何より放送は(打ち切られなければ)1年は続く訳ですので、今までのエピソードでカットされた部分もいずれはフォローされるんじゃないのかな-、と長い目で期待してます。
 がんばれアニメ版制作スタッフの皆さんと椎名先生。

 そして、6/25に発売されるアニメ版OP主題歌CDが待ち遠しいです。
 ジャケットが椎名先生書き下ろしなのは勿論、チルドレン達をイメージした Catastrophe/Light Speed/Untouchable の各リミックスが収録されてるとか、初回特典は可憐Girl’sのPVが付くとか、何か妙に凝ってるというか、「これで一発当てたるぜ!」という作り手側の本気っぷりを感じさせる一枚になってるような気がします。売れるといいですね

 勿論私は買います

Over The Future(初回限定盤 DVD付)
可憐Girl’s
Geneon =music= (2008-06-25)
売り上げランキング: 365

絶対可憐チルドレンガイドブック買いました日記

 絶対可憐チルドレンガイドブック買いました!
 「GS美神極楽大作戦!!」が連載されていた頃から欲しかった椎名先生のカラー画集が、ついにこの手に! ギャー(嬉しい悲鳴)

 まだ買ったばかりで細かいところまで読み込んでいないのですが、ざっと感想を書いてみます。

・買って一番最初に読んだのが「超能力の、超心理学的立場からの分析・研究」。これはメタ超心理学研究室の石川幹人氏による、現代における超能力研究の現状について簡潔に書かれた記事です。
 この記事を見つけた途端「判ってる! この本を作った人はよく判ってるよ!」みたいな心境になりました。超能力マンガのムックに、ちゃんと科学的方法論に基づいた超能力コラムを堂々と載せてくるセンスは素晴らしいと思います。自分が子どもの頃(=超能力ブームの頃)はこういうのが好きでよく読んでたので、なんか懐かしい気分に。
 またこの記事には「エスパー清田」こと清田益章氏が、自分が超能力実験の被験者としての辛い経験を語るコラムも掲載されており、彼もまた「特異な能力を持つが故に疑われる苦悩」という超能力もの作品における共通テーマと戦ってきた人であることが伺えます。

・自分はもう一生読めないものだと諦めていた「GS美神」DVD-BOX特典マンガが読めたのは、素直にありがたいです。当時は「新作マンガのオマケでDVDが付いてくる」とか「1ページ辺りの単価が2000円のマンガ」とか言われてた、ある意味幻のマンガでしたからね。万難を排してDVD-BOXを買う決断を下した勇者のみが読むことを許された、存在そのものが伝説のマンガ。それがこの特典マンガだったのです。
 内容は、「時代の風」を食らって自己の存在価値を否定されて悶絶するエミがオモロかったです。あと、オチはおキヌ×美神と解釈しました。現代的だ(まちがい)。

・コミック板「ウルトラマンネクサス」の自選を原作24話を中心にマンガ化したエピソードにしたのは、この話が「受け継がれて行く絆」というウルトラマンネクサスのテーマが端的に現れていた話であったこと、および褐色美少女のセラちゃんが出てくる話だったからだと思いました。
 単行本化の企画が流れていないというのはホントなの? 信じていいの?

・巻末の椎名高志先生インタビューを読んで、やっぱり「絶チル」における薫と皆本の十年後のシーンは不可避なものとして設定されているんだなと思いました(P178の『あれは、ある意味大人の男女が結ばれたシーンだと考えています』の辺り)。

・そして、巻末インタビューに載っている先生の写真は、実物よりもちょっとだけ老けて見えるような気がしてなりません。髪の毛の色のせい?
 前に三省堂でサインもらった時の先生は、もっと若々しかったよ!(フォローのつもり)


お久しぶりです絶チル感想

 お久しぶりです。
 ファンサイトらしく、三週間前のサンデーに掲載された絶チルの感想です。

その通りになるのです帳編

 兵部はやっぱりこのマンガの華だよな、と思ったエピソードでした。

 最初のうちは「デスノート」のパロディをメインとしたコメディエピソードに終始するのかと思っていたんですけど、最終話で急に雰囲気が変わる形に。今回の騒動は兵部がバベルのセキュリティシステムを書き換える隙を作るための陽動だったということっぽいのですが、実は不二子ちゃんに対するもの凄い遠回しな復讐なのではないかという気がします。不二子と兵部の力を持った者同士の子どもレベルのケンカ話が、今後更にヒートアップする予感。ほんとやっかいですねこの人達。
 そして皆本の皮を被った兵部がチルドレン達をたった一言でメロメロにしてしまう様は正に圧巻であり、兵部が彼女たちにとっての「誘惑者」(コミックス3巻での兵部の初登場タイトル)であることを改めて思い知らさせて頂きました。

 紫穂は「私が新世界の神になるのよっ!」と言ってましたけど、残念ながら新世界の神は「光速の女神」となることが宿命づけられている葵の方です。女神即ち人民の萌え対象。紫穂はやっぱ神そのものよりも、神の名を騙りつつ人民を支配する女帝の方が遙かにお似合いだと思います。

ファントム・メナス編

 ジャー・ジャー・ビンクス!(うざい挨拶)

 そして先週の18号から始まっているファントム・メナス編は、久しぶりに対ブラックファントムのエピソードに。サブタイトルが「ファントム・メナス」っつうところに色々と含むところがありそうですが、とりあえず18号における後半の薫パンチララッシュと、19号でついにその名と性格が明らかになったパンドラ所属のロリ少女・カズラの能力の変態っぷりが面白かったので良しとします(何)。

 カズラが自分の体を鞭化させて薫に巻き付き「痛くて苦しいのが伝わってくる…」と嬉しそうに呟くシーンでは、個人的に何故か「覚悟のススメ」1巻に出てきた永吉の台詞「息子ごしに伝わってくる獲物の脈! 息づかい! たまらぬ! 永吉は今極楽におりまする!」を思い出してしまいました。多分シーンの狙い的には、どっちもやってることは一緒です。ちなみに永吉とは自分の股間の器官を巨大化させて武器として使用する戦術鬼で(品がないので略)。
 あとカズラは自分がピンチの時には躊躇なく仲間(カガリ)を盾にして身を隠そうとする性格の悪さを持ち合わせているようなので、同じく性格が悪い紫穂とはきっと良いお友達になれるのではないのでしょうか。あるいは終生のライバルになるか。


「神のみぞ知るセカイ」読んだ日記

 サンデー19号に掲載された若木先生の新連載「神のみぞ知るセカイ」を読みました!
 これは面白い! というか素晴らしい!

 このマンガの素晴らしいところは、この手のマンガにありがちな「ゲームよりもやっぱりリアルな恋愛の方が良い」という、現実世界を支配しているが故に読者に対して説得力を持つ価値観へ安易に迎合するようなありがちなオチには決して流れることなく、あくまで「現実の恋愛をゲームの方法論で攻略する」というスタイルを最期まで貫き通して結果的にそれ成し遂げたことで、読者の価値観を逆転させることに成功した点にあるのではないか、と思いました。
 いやもう何というか、このマンガを読んだ後の爽快感は異常。この感覚を味わったのは、きっと私だけではないはずです。むしろサンデー読者の8割は感じたはず。

 若木先生はかねてからブログで「アイドルマスター」の美希と結婚宣言したり、「アイドルマスター」のあずさと結婚宣言したり、アイドルが不祥事を起こす現実に絶望して「やっぱアイドルはバーチャルが一番だね!」とハキハキ語ったりするステキっぷりを発揮しておりましたが、この「神のみぞ知るセカイ」という作品はそんな勢いでゲームに対して真摯に没頭することができ、かつそれを創作のパワーに変換することができる若木先生だからこそ作り上げることができた作品なのだ、と断言できます。
 やっぱ人間、己の好きを貫くことが何よりも大切なんだよな、と「神のみぞ知るセカイ」を読んで改めて感じた次第です。ボクもがんばろう!

 若木先生、楽しい作品をありがとうございました。
 これから毎週楽しみにさせて頂きます。


絶チルアニメ観ました日記

 だいたーん♪(挨拶)

 というかお久しぶりです(゚д゚)ノ
 現在、諸般の事情で著しく忙しい深沢ですが、アニメ版「絶チル」は生で観ることができました。
 リハビリを兼ねて雑感を書き連ねたいと思います。

  • ネットの感想では賛否両論渦巻く(=こういう表現を用いる場合は否定的な意見が多数を占めている場合が多いので注意)リアル10歳女子三人組「可憐Girl’s」が歌う例のオープニング。これはヤバいです。
    初めて聴いた時は「♪We can try over the future world」の部分の響きに本能的なレベルでヤバさを感じたのですが、改めて録画を再生して聴き直した時点で、そのヤバさは確信に変わりました。この曲には強い中毒性があります。三回連続して聴くと感染してしまうのも納得の破壊力です(脳が)。
    ああいう歌い方は、多分「Yes! プリキュア5」の主題歌における「♪プリッキュアー! イエッ! プリッキュアッファイッ!」的な効果を狙っているはずなのですけど、それが何か私には与り知らない理由でより中毒性が高くなっているように思えます。これがリアル10歳女子の威力…
    まあ逆に言えば「歌い慣れていない感漂う素人っぽさが聞いててムズムズする」ということになるのですが(結局)、何度か聞いているうちにみんな慣れて来るんじゃないんでしょうか。
  • 声優に関してですが、個人的には葵が一番しっくり来ました。自分の脳内で再生されていた声がそのまんま聞こえているような感じ。また、兵部はちょっとしか出てこないにも関わらず、その声は激しく記憶に残ったのは流石。
    同じく賛否両論渦巻いているらしい薫の声については、個人的には特に違和感はないです。「ハルヒ」ちゃんと観てなくて良かった(ダメ)。
  • 話の方は基本的にマッスルが主役に大抜擢で大暴れといった感じ(まちがい)。股間から紫色の光線を幼女に向かって発射する、という構図は冷静に考えると著しくヤバいような気がするのですが、そのヤバさを感じさせないのはマッスルの人徳のなせる技だと思われます。
  • 原作の「出会い編」は須磨さんのイヤっぷりが目立つ話でしたが、アニメ版ではそこまでイヤさを強調はしなかった模様。ただ、原作における須磨さんのチルドレンに対する嫌悪とチルドレンに対する仕打ちは、このマンガの根底に存在するノーマルのエスパーに対する不信感の象徴となっていることを考えると、この辺をあえてクローズアップする鬱エピソードがいずれ必要になるんだろうなと思われます。
  • 物語の最初の舞台が秋葉原だったり、薫達が大蛇ににょろんにょろんされたりする演出は、まあ我々に対するサービスであることはわかりますが、逆に分かり易すぎて「いえ、そんなに気を遣って下さらなくても結構です」という気分に。
    「ハヤテ」はよく日曜朝にやってる深夜アニメと言われましたが、「絶チル」はそれを引きずらず、素直に朝の子ども向けアニメにノリを戻してしまって構わないんじゃないかと思います。
  • でも、番組提供が流れるシーンの背景に西沢さんが出てこないのが寂しかったです(←引きずってる奴)。
    「絶チル」ではちさとちゃんをえこひいきして下さることを希望。

おっぱい!おっぱい!(ハヤテのおまけカードを取り出しながら)サンデー15号感想

結界師

 最近の良守は事ある毎に「一人でやろうとしないで周りと協力しろ」と周囲から説教されっぱなしな感がありますが、今回はついにこのマンガにおける最強キャラである時子さんにまで説教されてしまいました。良守が持つ、年上の女性が思わず彼を説教したくなるという説教フェチズム誘発能力の強さを実感した次第です。
 今回(というか今エピソード全体を通して)そんな感じで時子さんに押されまくりな良守でしたが、最後に「自ら回転しながら念糸を閉じる」という大道芸で時子さんをビビらせ、一矢報いることに成功。なんて馬鹿な子なんだ。もちろん、馬鹿は常に褒め言葉です。

ハイド&クローサー

 なんかこのマンガ、実は出てくるキャラがみんな人形フェチばっかりなんじゃないかと思うようになって来ました。

 自分の脳内におけるハイドの声はチャールズ・ブロンソンの声をアフレコしている時の大塚周夫さんなのですが、そんな声で喋る人形がハードボイルドに大暴れしていたら、そりゃまあ龍美ならずとも惚れるのは仕方ないことだと思います。
 今からアニメ化が楽しみです(気が早い)。

金剛ヽ(゚∀゚)ノ番長

 サンデーにおいて「引きこもり気味のフィギィアオタクが改心し、後に原型師となる」展開と言えば「美鳥の日々」の高見沢修一ルートが有名ですが、今週の「金剛番長」は「美鳥の日々」が完成までに2年の歳月をかけた高見沢ルートをわずか1週でクリアしてしまう、という偉業を達成してしまいました。
 「番長計画」の壊滅から引きこもりのカウンセリングに至るまで、あらゆる問題に対して無理矢理スジを通して万事解決! スジを通した者が勝利する法則に支配されているこの作品世界において、金剛番長に通せないスジなど存在しません! よって金剛に不可能はないのです!

 「金剛番長」という作品はいったい何と戦おうとしているのか、その鱗片が見えてきた気がします。

ギャンブルッ!

 ビストロフ編終了。この漫画の連載を通して、最も面白いエピソードだったのではないかと思いました。勝負を決した理由が「リボルバーのどこに弾が入っているのかが判るから」という、(ツキや運がどうこうという抽象的なものではなく)物理的に単純な理由で説明できるものだったからかも知れません。後はロシアンルーレットというゲームにつきものの心理的な駆け引きの面白さ故でしょうか。
 沢尻のお兄ちゃんとはギャンブラーとして対極の位置にいるマサルというキャラが、このエピソードを超える(ギャンブル漫画として)面白い勝負をしてくれることを期待してます。

魔王

 ここ最近の展開はかなり安藤にとって大きな選択を強いるものになっていますが、もはや彼に全てを忘れて平穏に生きるという選択肢を選ぶつもりがないことは、今週明確になりました。
 今の彼は学校で暴徒と化した学友達に囲まれて以来の大ピンチな状況に立たされていますが、果たして今度は如何なる方法でこの窮地に立ち向かうのか。前は「仮面ライダー」の悪の秘密結社の名前を延々と言わせることで窮地を脱しましたが、今度は場所が火事現場なだけに、消防車型ビークルが出てくる轟轟戦隊ボウケンジャーを擁する戦隊シリーズの名前で攻めて欲しいところですね(そういう問題ではありません)。

読み切り:チェンジボーイ

 同人マンガ業界に疎いので、当初何故このマンガがネットで妙に騒がれていたのか判りませんでした。
 ああ、そういうことなの?

 マンガとしては、読み切りなのにも関わらず「主人公が乗り移った本来の体の持ち主の魂は結局どうなったのか」という点に関して全くフォローがないので本来的な意味でオチがついていない、という問題点があるのですが、作者のサイトに掲載されていた情報によれば、元々このマンガは3話構成の短編として作られた作品の第1話のみをベースにして作られたものだということなので、その辺は致し方ないのかも知れません。それに、このエピソードだけでもちゃんとラブコメとしては成立してますしね。
 もしかしたら、そう遠くない将来に続きを読めるかも? とか期待しておきます。

 あと個人的には、ヒロインのチカが「ウォンチュ!」と言いながら出てきたところが気になりました。ウォンチュ。ウォンチュと言えば個人的には断然「星降る街角」の掛け声であり、即ち敏いとうとハッピー&ブルーなんですけど、現代のアイドルも普通に「ウォンチュ!」とか言うのん?(歳がバレる意見)


この速さなら二週間前のマンガの感想書ける! サンデー13/15号絶チル感想

 お久しぶりです (゚д゚)ノ

 ここしばらくは公私ともに激しく忙しかったため、三週間くらい感想を書く時間が取れませんでした。
 世間的には「絶対可憐チルドレン」アニメ化の話題で持ちきりだったので、この空気の速さでならこのサイトの更新を休んでも問題ないかと思ってつい(つい?)。

 そういうアレなので、久しぶりにリハビリを兼ねて感想。

そのエスパー、凶暴につき編

 いい最終回でした。(感想)

 話そのものは「第一話以前」という位置付けになっていますが、作者はこのマンガがこれまで連載を続けることで積み重ねてきたエピソードを「第一話以前」のキャラクター達に還元してキャラ像をアップデートさせることで新たな「第一話」を作りたかったのかな、という印象を受けました。
 その結果、ある意味これまでの連載の「皆本とチルドレン達の絆」の集大成的な話となり、読んでいて何か「これって『絶チル』の最終話です! と言っても通用するんじゃね?」と思ってしまうくらいのまとまりの良さを感じてしまいました。我ながらひどいですね(なら書くなや)。

 何にしろ、「自分が仲間を守らなければ」と常にピリピリしていた薫が、最後のページですっかり皆本を信用してあられもない格好で眠っているシーンを説得力を持って描けたことで、このエピソードの完成度は極めて高いものになったと思っています。

 あとみんな大好き須磨さんについては、いわゆる「虐待の連鎖」の概念をここで持ってきたのは正直凄いなあと感心させられました。それをギャグで治まるレベルで表現できるのも凄い。
 そのチルドレン達を斯様に過酷な境遇から救ったのは、エスパーの平和を守る立場にある局長の過剰な愛情異常な行動力があってこそです。ですので、今回のエピソードで局長が働いた虚言や狼藉の数々は、「社会が愛情を持って子ども達に接することが、子どもを救うためには何よりも大切である」というメッセージにおいて正当化されるのではないかと思いました。
 「子どもを守るため」という目的のためには手段を選ばない大人って、ホントにやっかいですよね。

 目的のためには手段を選ばないといえば、皆本をチルドレンの指揮官に据えるために「あててんのよ」メソッドを一瞬のためらいもなく実行した朧さんも、やっかいさにおいては局長に負けてないなと思いました。
 アニメ版の声優誰だろう(何で)。

その通りになるのです帳編

 正式には「その通りになるの
です帳
」と表記するのが正しいエピソード。要するに「デスノート」みたいな能力を持ったノートを「絶チル」の作品世界に落とすとこうなるよ! みたいな話です。
 この前テレビでやっていた「DEATH NOTE」の映画版に触発されたのか、それとも「LOST+BRAIN」や「メガバカ」の騒動を見て「まったく、最近の若い奴は仁義ってモノを知らねえ! このオレが正しいパロディのやり方を見せてやる!」と義憤に駆られたのか、それとも単に「今デスノをネタにすればウケるからやろうぜ!」みたいな話がどっかから出てきたのか、そのいずれかが今回の話を作った原動力になっているに違いないと判断してます。勝手に

 このノートは書いたことがその通りに起こるのではなく、ノートの所持者に予知能力を与え、近未来に起こることを書かせる力を持っているだけなのではないか? と個人的に予想はしているのですが、まあ今回の話はその辺のギミックよりも「絶チルの登場人物に『デスノート』を持たせたら何が起こるのか」というシチュエーションを楽しむのが目的でしょう。話のノリとしては、「デスノ」というよりもむしろ「ドラえもん」に近いのかも。のび太がドラえもんが出したひみつ道具で悪戯してヒドい目に遭う、みたいな感じ?
 あともし皆本がこのノートの能力を知った場合、「近未来に起こるであろうエスパーとノーマルの最終戦争の到来をも回避できるのでは?」というところにまで考えが至ってしまうかどうかに興味があります。

 そして今回は、何よりも幸せそうな愚民共を見下す紫穂が最高過ぎます。
 これが将来世界を支配する女帝の視線…(ゴクリ)


絶対可憐チルドレン アニメ化情報まとめ

(最終更新日:2008/4/ 6)

公式サイト

 4/6 午前10:00より、テレビ東京系列で放送開始。
 →Wikipediaによる放送局一覧

キャスト

主題歌

  • オープニングテーマ「Over The Future」を歌うのは10歳の女の子三人組「可憐Girl’s」
  • エンディングテーマ「絶対love×love宣言!!」を歌うのはザ・チルドレン声優三人組
  • アニメ版の音楽について (完成原稿速報・ブログ版)

スタッフ

関連書籍

関連情報

参考

※こちらのサイトをウォッチしていれば、最新情報を入手できると思います